JPH07287660A - プログラマブルコントローラの割り込み処理方法 - Google Patents
プログラマブルコントローラの割り込み処理方法Info
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- JPH07287660A JPH07287660A JP8038194A JP8038194A JPH07287660A JP H07287660 A JPH07287660 A JP H07287660A JP 8038194 A JP8038194 A JP 8038194A JP 8038194 A JP8038194 A JP 8038194A JP H07287660 A JPH07287660 A JP H07287660A
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- Japan
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- processing
- general
- lsi
- purpose cpu
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プログラマブルコントローラでの割り込み処
理の開始時間を早める。 【構成】 演算LSI20は複数のシーケンス命令で構
成される一つの処理を実行しているときはステータスレ
ジスタ21をオンに設定し、この処理が終了するとオフ
に設定する。汎用CPU10側では割り込み要求を受け
ると、このステータスレジスタ21を調べ、ステータス
レジスタ21がオフになるのを待ってから割り込み処理
を開始する。
理の開始時間を早める。 【構成】 演算LSI20は複数のシーケンス命令で構
成される一つの処理を実行しているときはステータスレ
ジスタ21をオンに設定し、この処理が終了するとオフ
に設定する。汎用CPU10側では割り込み要求を受け
ると、このステータスレジスタ21を調べ、ステータス
レジスタ21がオフになるのを待ってから割り込み処理
を開始する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器を制御するプ
ログラマブルコントローラにおいてシーケンスプログラ
ムを中断して所定の割り込み処理を実行するためのプロ
グラマブルコントローラの割り込み処理方法に関する。
ログラマブルコントローラにおいてシーケンスプログラ
ムを中断して所定の割り込み処理を実行するためのプロ
グラマブルコントローラの割り込み処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プログラマブルコントローラは、
シーケンスプログラムを内蔵の汎用CPUおよびシーケ
ンス演算専用LSI(以下演算LSI)により実行し、
制御対象の電子機器の制御内容を決定する。このシーケ
ンスプログラムはローダと呼ばれるプログラミング装置
により作成され、システムの運転に先立って、ローダか
らプログラマブルコントローラ内のシーケンスプログラ
ム用メモリに転送される。このシーケンスプログラムを
実行する場合、汎用CPUが演算LSIに対してマスタ
ーとなる。演算LSIはシーケンスプログラム内の論理
演算等の予め割り当てた種類のシーケンス命令の演算処
理を実行する。汎用CPUは演算LSIが実行するシー
ケンス命令以外の一般的なシーケンス命令を実行する。
シーケンスプログラムを内蔵の汎用CPUおよびシーケ
ンス演算専用LSI(以下演算LSI)により実行し、
制御対象の電子機器の制御内容を決定する。このシーケ
ンスプログラムはローダと呼ばれるプログラミング装置
により作成され、システムの運転に先立って、ローダか
らプログラマブルコントローラ内のシーケンスプログラ
ム用メモリに転送される。このシーケンスプログラムを
実行する場合、汎用CPUが演算LSIに対してマスタ
ーとなる。演算LSIはシーケンスプログラム内の論理
演算等の予め割り当てた種類のシーケンス命令の演算処
理を実行する。汎用CPUは演算LSIが実行するシー
ケンス命令以外の一般的なシーケンス命令を実行する。
【0003】より具体的なシーケンスプログラムの汎用
CPUの処理手順を図5に演算LSIの処理手順を図6
に示す。
CPUの処理手順を図5に演算LSIの処理手順を図6
に示す。
【0004】プログラマブルコントローラに対してシー
ケンスプログラムの実行命令が入力されると、汎用CP
Uは演算LSI内のレジスタ、たとえば、プログラムカ
ウンタなどに初期値を設定し、演算LSIを起動する
(図5のS10→S11)。
ケンスプログラムの実行命令が入力されると、汎用CP
Uは演算LSI内のレジスタ、たとえば、プログラムカ
ウンタなどに初期値を設定し、演算LSIを起動する
(図5のS10→S11)。
【0005】この起動により演算LSIはメモリからシ
ーケンス命令コードを読み込み、読み込んだシーケンス
命令コードが自己に割り当てられた種類のシーケンス命
令コード、すなわち、実行可能な命令コードか否かの判
定を行う(図6のS21→S22)。この判定結果はス
テータス信号により汎用CPUに伝えられる。実行可の
判定が得られた場合、演算LSIは読み込んだシーケン
ス命令を実行し、その次に汎用CPUからの停止命令が
ないことを確認して、ステップS21に戻る(図6のS
23→S24)。メモリに格納されたシーケンス命令が
演算LSI側で実行する命令である間は図6のS21〜
S24の手順が繰り返し実行される。一方、読み込みの
シーケンス命令が実行不可の場合や汎用CPUから停止
命令が出された場合には演算LSIは動作を自動停止さ
せる(図6のS25)。
ーケンス命令コードを読み込み、読み込んだシーケンス
命令コードが自己に割り当てられた種類のシーケンス命
令コード、すなわち、実行可能な命令コードか否かの判
定を行う(図6のS21→S22)。この判定結果はス
テータス信号により汎用CPUに伝えられる。実行可の
判定が得られた場合、演算LSIは読み込んだシーケン
ス命令を実行し、その次に汎用CPUからの停止命令が
ないことを確認して、ステップS21に戻る(図6のS
23→S24)。メモリに格納されたシーケンス命令が
演算LSI側で実行する命令である間は図6のS21〜
S24の手順が繰り返し実行される。一方、読み込みの
シーケンス命令が実行不可の場合や汎用CPUから停止
命令が出された場合には演算LSIは動作を自動停止さ
せる(図6のS25)。
【0006】汎用CPU側では上記ステータス信号によ
り演算LSIが読み込んだ命令が実行不可命令であるこ
とを検出すると(図5のS12)、汎用CPU側でその
シーケンス命令を読み込み、演算実行する(図5のS1
2→S13)。この後、現在、停止している演算LSI
を起動して図6のS21以降の処理手順を実行させる
(S14→S11)。演算LSIが実行可のステータス
信号を受け取った場合、汎用CPUは、以降のシーケン
ス命令についての演算処理不可のステータス信号が演算
LSIから出力されるのを待つ(図5のS12のループ
処理)。
り演算LSIが読み込んだ命令が実行不可命令であるこ
とを検出すると(図5のS12)、汎用CPU側でその
シーケンス命令を読み込み、演算実行する(図5のS1
2→S13)。この後、現在、停止している演算LSI
を起動して図6のS21以降の処理手順を実行させる
(S14→S11)。演算LSIが実行可のステータス
信号を受け取った場合、汎用CPUは、以降のシーケン
ス命令についての演算処理不可のステータス信号が演算
LSIから出力されるのを待つ(図5のS12のループ
処理)。
【0007】このような処理手順によりシーケンスプロ
グラムを実行しているときに汎用CPUが外部から割り
込み要求を受けると、図7の処理手順に従ってシーケン
スプログラムの演算処理を中断し、予め規定された割り
込み処理を実行する。すなわち、汎用CPUは、割り込
み発生時に演算LSIが起動しているか停止しているか
の判別を行う(S31).演算LSIが起動していない
ことを確認した場合には直ちに割り込み処理を実行する
(図7のS31→S34)。一方、演算LSIが起動し
ている場合には汎用CPUから演算LSIに停止要求を
出す(図7のS32)。この停止要求により演算LSI
は、現在行っているシーケンス命令の処理が完了して停
止を行う(図6のS24→S25)。この間、汎用CP
Uでは待機処理を繰り返す(図7のS33のループ処
理)。演算LSIが停止したことが汎用CPU側では図
7のS33で確認され、汎用割り込み処理が実行される
(図7のS33→S34)。
グラムを実行しているときに汎用CPUが外部から割り
込み要求を受けると、図7の処理手順に従ってシーケン
スプログラムの演算処理を中断し、予め規定された割り
込み処理を実行する。すなわち、汎用CPUは、割り込
み発生時に演算LSIが起動しているか停止しているか
の判別を行う(S31).演算LSIが起動していない
ことを確認した場合には直ちに割り込み処理を実行する
(図7のS31→S34)。一方、演算LSIが起動し
ている場合には汎用CPUから演算LSIに停止要求を
出す(図7のS32)。この停止要求により演算LSI
は、現在行っているシーケンス命令の処理が完了して停
止を行う(図6のS24→S25)。この間、汎用CP
Uでは待機処理を繰り返す(図7のS33のループ処
理)。演算LSIが停止したことが汎用CPU側では図
7のS33で確認され、汎用割り込み処理が実行される
(図7のS33→S34)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】シーケンスプログラム
の中には複数のシーケンス命令で一つの情報処理を実行
するものがある。例えば、SFC移行処理と呼ばれる処
理は移行開始命令、移行元読み出し命令、トランジショ
ン読み出し命令、移行先読み出し命令および移行終了命
令の一連の命令群で構成され、順次に実行される。この
ような処理の実行中に上述の割り込み処理が発生する
と、演算LSIは動作の停止に先立って、停止時の命令
に関連するデータ例えば、次に処理する命令や次の処理
に必要なデータをメモリまたは、演算LSI内のレジス
タなどに退避させ、割り込み処理の終了後通常処理に戻
るときに、退避データを復旧させなければならない。
の中には複数のシーケンス命令で一つの情報処理を実行
するものがある。例えば、SFC移行処理と呼ばれる処
理は移行開始命令、移行元読み出し命令、トランジショ
ン読み出し命令、移行先読み出し命令および移行終了命
令の一連の命令群で構成され、順次に実行される。この
ような処理の実行中に上述の割り込み処理が発生する
と、演算LSIは動作の停止に先立って、停止時の命令
に関連するデータ例えば、次に処理する命令や次の処理
に必要なデータをメモリまたは、演算LSI内のレジス
タなどに退避させ、割り込み処理の終了後通常処理に戻
るときに、退避データを復旧させなければならない。
【0009】以上説明したように従来のプログラマブル
コントローラでは割り込み処理の実行に関連してデータ
の退避、復旧処理が発生するので、割り込み処理の処理
開始時間が遅くなるという改善すべき点が未だ残ってい
た。
コントローラでは割り込み処理の実行に関連してデータ
の退避、復旧処理が発生するので、割り込み処理の処理
開始時間が遅くなるという改善すべき点が未だ残ってい
た。
【0010】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、割り込み処理時間の短縮に寄与することが可能なプ
ログラマブルコントローラの割り込み処理方法を提供す
ることにある。
て、割り込み処理時間の短縮に寄与することが可能なプ
ログラマブルコントローラの割り込み処理方法を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、汎用CPU側で実行する
シーケンス命令と演算LSI側で実行するシーケンス命
令の種類を分けておき、前記汎用CPU対して割り込処
理の要求が外部から入力された場合に、前記演算LSI
は現在実行しているシーケンス命令に関連する他のシー
ケンス命令を実行した後に停止し、前記汎用CPUは当
該演算LSIの停止後に前記割り込み処理を実行するこ
とを特徴とする。
るために、請求項1の発明は、汎用CPU側で実行する
シーケンス命令と演算LSI側で実行するシーケンス命
令の種類を分けておき、前記汎用CPU対して割り込処
理の要求が外部から入力された場合に、前記演算LSI
は現在実行しているシーケンス命令に関連する他のシー
ケンス命令を実行した後に停止し、前記汎用CPUは当
該演算LSIの停止後に前記割り込み処理を実行するこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の発明ではプログラマブルコントロー
ラにおいては退避、復旧処理に要する処理ステップ数よ
りも、1つの処理を実行するための処理ステップ数の方
が少ないことに本願の発明者が気が付きこの1つの処理
を構成する複数のシーケンス命令を終了させてから割り
込み処理を実行させる。これにより、従来は必要であっ
た退避処理および復旧処理が不必要になる。
ラにおいては退避、復旧処理に要する処理ステップ数よ
りも、1つの処理を実行するための処理ステップ数の方
が少ないことに本願の発明者が気が付きこの1つの処理
を構成する複数のシーケンス命令を終了させてから割り
込み処理を実行させる。これにより、従来は必要であっ
た退避処理および復旧処理が不必要になる。
【0013】
【実施例】以下、図面を使用して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0014】本発明を適用したプログラマブルコントロ
ーラシステムについて説明する。プログラマブルコント
ローラシステムはプログラマブルコントローラおよびプ
ログラマブルコントローラに脱着可能なローダ(本発明
のプログラミング装置)および制御対象の電子機器に対
して情報信号を入出力する入出力ユニットから主に構成
される。これらのシステム構成は従来から周知の装置を
使用できるので詳細な説明を省略する。
ーラシステムについて説明する。プログラマブルコント
ローラシステムはプログラマブルコントローラおよびプ
ログラマブルコントローラに脱着可能なローダ(本発明
のプログラミング装置)および制御対象の電子機器に対
して情報信号を入出力する入出力ユニットから主に構成
される。これらのシステム構成は従来から周知の装置を
使用できるので詳細な説明を省略する。
【0015】上記プログラマブルコントローラのシーケ
ンスプログラムを演算処理する演算部分のシステム構成
を図1に示す。
ンスプログラムを演算処理する演算部分のシステム構成
を図1に示す。
【0016】図1において符号10は汎用CPUであ
り、符号20は演算LSIである。汎用CPU10およ
び演算LSI20の回路自体は従来と同様のものを使用
できるが、汎用CPU10、演算LSI20の実行する
処理手順が異なる点および後述の本発明に関わるステー
タスレジスタ21を演算LSI内に割り当てた点が従来
と異なる。
り、符号20は演算LSIである。汎用CPU10およ
び演算LSI20の回路自体は従来と同様のものを使用
できるが、汎用CPU10、演算LSI20の実行する
処理手順が異なる点および後述の本発明に関わるステー
タスレジスタ21を演算LSI内に割り当てた点が従来
と異なる。
【0017】以下、汎用CPU10および演算LSI2
0の動作を図2および図3を用いて説明する。図2は演
算LSI20がシーケンス命令を実行するためのシステ
ム処理手順を示す。図3は割り込み処理に関する汎用C
PU10および演算LSI20のシステム処理手順を示
す。
0の動作を図2および図3を用いて説明する。図2は演
算LSI20がシーケンス命令を実行するためのシステ
ム処理手順を示す。図3は割り込み処理に関する汎用C
PU10および演算LSI20のシステム処理手順を示
す。
【0018】シーケンスプログラムを実行する際に、汎
用CPU10側では従来と同様、図5の処理手順を実行
する。一方、演算LSI20では汎用CPU10の起動
指示に応じて図2の処理手順を開始する。すなわち、メ
モリからシーケンス命令を読み込み、この命令が自己に
おいて実行可能であることを確認した(図2のS51→
S52)演算LSI20は、複数のシーケンス命令で構
成される処理(複合命令処理と称す)を実行する事を確
認すべく、読み取り命令がその処理の先頭に位置してい
るシーケンス命令であるか否かを判定する(図2のS5
4)。規定命令コードと読み取り命令コードとの比較に
より読み取りのシーケンス命令コードが上記先頭位置の
命令コードであることを確認すると、演算LSI20は
ステータスレジスタ21をオンにセットする(図2のS
54→S55)。
用CPU10側では従来と同様、図5の処理手順を実行
する。一方、演算LSI20では汎用CPU10の起動
指示に応じて図2の処理手順を開始する。すなわち、メ
モリからシーケンス命令を読み込み、この命令が自己に
おいて実行可能であることを確認した(図2のS51→
S52)演算LSI20は、複数のシーケンス命令で構
成される処理(複合命令処理と称す)を実行する事を確
認すべく、読み取り命令がその処理の先頭に位置してい
るシーケンス命令であるか否かを判定する(図2のS5
4)。規定命令コードと読み取り命令コードとの比較に
より読み取りのシーケンス命令コードが上記先頭位置の
命令コードであることを確認すると、演算LSI20は
ステータスレジスタ21をオンにセットする(図2のS
54→S55)。
【0019】また、読み取り命令が複合命令処理の終了
部に位置する命令であることが図2のS56で確認され
ると、S57でステータスレジスタ21のオンがオフに
リセットされる。このようにして複合命令処理の先頭、
最終位置の命令を識別することにより複合命令処理が実
行中であることがステータスレジスタのオン/オフによ
り判別される。
部に位置する命令であることが図2のS56で確認され
ると、S57でステータスレジスタ21のオンがオフに
リセットされる。このようにして複合命令処理の先頭、
最終位置の命令を識別することにより複合命令処理が実
行中であることがステータスレジスタのオン/オフによ
り判別される。
【0020】本実施例ではステータスレジスタ21がオ
ンの時に割り込み処理が発生するとステータスレジスタ
21がオフになるまで、すなわち、複合命令処理が終了
するまで割り込み処理の実行を待機することに特徴があ
る。
ンの時に割り込み処理が発生するとステータスレジスタ
21がオフになるまで、すなわち、複合命令処理が終了
するまで割り込み処理の実行を待機することに特徴があ
る。
【0021】このために、汎用CPU10側では割り込
み要求を受けると、図3のS101で演算LSI20が
起動中であることを確認した後、S102において、ス
テータスレジスタ21の内容を確認し、記憶内容がオ
ン、すなわち複合命令処理を演算LSI20が実行中で
あることを確認する。汎用CPU10はS102でルー
プ処理を繰り返し、複合命令処理が終了するのを待機す
る。複合処理の終了を確認すると、汎用CPU10は従
来と同様、演算LSI20を停止させ、割り込み処理を
実行する(図3のS103→S104→S105)。
み要求を受けると、図3のS101で演算LSI20が
起動中であることを確認した後、S102において、ス
テータスレジスタ21の内容を確認し、記憶内容がオ
ン、すなわち複合命令処理を演算LSI20が実行中で
あることを確認する。汎用CPU10はS102でルー
プ処理を繰り返し、複合命令処理が終了するのを待機す
る。複合処理の終了を確認すると、汎用CPU10は従
来と同様、演算LSI20を停止させ、割り込み処理を
実行する(図3のS103→S104→S105)。
【0022】一方、演算LSI20では汎用CPU10
から停止命令を受けると、図3のS201→S202→
S204の手順でステータスレジスタ21がオフである
ことを確認して自動停止する。
から停止命令を受けると、図3のS201→S202→
S204の手順でステータスレジスタ21がオフである
ことを確認して自動停止する。
【0023】なお、汎用CPU10がステータスレジス
タ21のオフを確認した時点と停止要求を出力する時点
の間に演算LSI20が新たな複合処理命令を読み込ん
でも、このことが図3のS202で演算LSI20側で
確認され、新たな複合命令処理が図3のS201〜S2
03ループ処理で実行される。この間、汎用CPU10
では演算LSI20の停止がS104で確認されないの
で、割り込み処理の実行に移行することはない。
タ21のオフを確認した時点と停止要求を出力する時点
の間に演算LSI20が新たな複合処理命令を読み込ん
でも、このことが図3のS202で演算LSI20側で
確認され、新たな複合命令処理が図3のS201〜S2
03ループ処理で実行される。この間、汎用CPU10
では演算LSI20の停止がS104で確認されないの
で、割り込み処理の実行に移行することはない。
【0024】また割り込み処理が発生したときに演算L
SI20が単独処理のシーケンス命令を実行している場
合はステータスレジスタ21はオフであり、演算LSI
20ではS201、S203の判定処理で単独のシーケ
ンス命令の終了を確認して自動停止する。
SI20が単独処理のシーケンス命令を実行している場
合はステータスレジスタ21はオフであり、演算LSI
20ではS201、S203の判定処理で単独のシーケ
ンス命令の終了を確認して自動停止する。
【0025】さらに、割り込み処理の発生時に演算LS
I20側が起動していない場合には汎用CPU10が直
ちに割り込み処理を実行する(図3のS101→S10
5)点は従来と同様である。
I20側が起動していない場合には汎用CPU10が直
ちに割り込み処理を実行する(図3のS101→S10
5)点は従来と同様である。
【0026】プログラマブルコントローラのシーケンス
プログラムで用いられる移行命令に対して本発明を実行
した場合の処理内容を参考のために図4に示しておく。
この例では、汎用CPU10は演算LSI20の停止に
応じてプログラムカウンタの値のみを退避させることに
なる。
プログラムで用いられる移行命令に対して本発明を実行
した場合の処理内容を参考のために図4に示しておく。
この例では、汎用CPU10は演算LSI20の停止に
応じてプログラムカウンタの値のみを退避させることに
なる。
【0027】本実施例では割り込み処理要求の発生時に
は汎用CPU10、演算LSI20の双方で複合命令処
理の終了を確認する例であったがさらに割り込み開始時
間を早めたい場合には次の処理手順を用いるとよい。第
1には汎用CPU10では図3のS101〜S105の
処理手順を使用し、演算LSI20は図2の処理手順に
代わり図6の処理手順を使用する。この場合は汎用CP
U10のみが複合命令処理の終了を確認する。
は汎用CPU10、演算LSI20の双方で複合命令処
理の終了を確認する例であったがさらに割り込み開始時
間を早めたい場合には次の処理手順を用いるとよい。第
1には汎用CPU10では図3のS101〜S105の
処理手順を使用し、演算LSI20は図2の処理手順に
代わり図6の処理手順を使用する。この場合は汎用CP
U10のみが複合命令処理の終了を確認する。
【0028】第2には汎用CPU10が図3の処理手順
に代わり図5の処理手順を使用する。この例では汎用C
PU10から停止命令が出力された後、演算LSI20
側で複合命令処理の終了を確認して自動停止する。上記
第1および第2の例では従来の処理手順を用いることが
できるので本発明の適用に際し、改造部分が少ないとい
うメリットがある。
に代わり図5の処理手順を使用する。この例では汎用C
PU10から停止命令が出力された後、演算LSI20
側で複合命令処理の終了を確認して自動停止する。上記
第1および第2の例では従来の処理手順を用いることが
できるので本発明の適用に際し、改造部分が少ないとい
うメリットがある。
【0029】本実施例の他に次の例を実施できる。
【0030】1)本実施例では、複合命令の先頭部およ
び終了部をソフトウェア処理により検出しているがデコ
ーダ等の信号識別回路により検出してもよい。この例の
メリットは信号識別回路とソフトウェア処理が平行処理
されるので、割り込み開始時間がさらに速まるというメ
リットがある。
び終了部をソフトウェア処理により検出しているがデコ
ーダ等の信号識別回路により検出してもよい。この例の
メリットは信号識別回路とソフトウェア処理が平行処理
されるので、割り込み開始時間がさらに速まるというメ
リットがある。
【0031】2)本実施例ではステータスレジスタ21
を演算LSI20内に設けているが、汎用CPU10お
よび演算LSI20の双方がアクセス可能なメモリを用
いて汎用CPU10と演算LSI20の間にそのメモリ
を設置してもよい。
を演算LSI20内に設けているが、汎用CPU10お
よび演算LSI20の双方がアクセス可能なメモリを用
いて汎用CPU10と演算LSI20の間にそのメモリ
を設置してもよい。
【0032】3)本実施例の演算LSI20にはビット
演算プロセッサと呼ばれる高速演算プロセッサを用いる
ことができ汎用CPU10に代わりマイクロコンピュー
タを用いることができることは言うまでもない。
演算プロセッサと呼ばれる高速演算プロセッサを用いる
ことができ汎用CPU10に代わりマイクロコンピュー
タを用いることができることは言うまでもない。
【0033】4)本実施例では演算LSI20が複合命
令処理を実行していることをステータスレジスタ21を
介して汎用CPU10に伝えているが保持信号により直
接伝えてもよい。この例では回路部品が少なくてよいと
いう利点がある。本実施例ではステータスレジスタを接
点メモリ(制御対象の機器の接点の動作状況を記憶する
ためにプログラマブルコントローラに設けられている従
来からよく知られているメモリ)内に設けることによっ
て回路部品を新たに設ける必要がなく、また、信号線も
必要ないというメリットもある。
令処理を実行していることをステータスレジスタ21を
介して汎用CPU10に伝えているが保持信号により直
接伝えてもよい。この例では回路部品が少なくてよいと
いう利点がある。本実施例ではステータスレジスタを接
点メモリ(制御対象の機器の接点の動作状況を記憶する
ためにプログラマブルコントローラに設けられている従
来からよく知られているメモリ)内に設けることによっ
て回路部品を新たに設ける必要がなく、また、信号線も
必要ないというメリットもある。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来、割り込み処理に関連して必要であった退避、復旧
処理が不要となるのでほぼその処理時間だけ割り込み処
理の開始を早めることができる。
従来、割り込み処理に関連して必要であった退避、復旧
処理が不要となるのでほぼその処理時間だけ割り込み処
理の開始を早めることができる。
【図1】本発明実施例のプログラマブルコントローラの
演算処理部分のシステム構成を示すブロック図である。
演算処理部分のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明実施例の演算LSIの通常処理手順を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図3】本発明実施例の割り込み処理に関連する汎用C
PUおよび演算LSIの処理手順を示すフローチャート
である。
PUおよび演算LSIの処理手順を示すフローチャート
である。
【図4】移行処理の処理内容を示す説明図である。
【図5】従来の汎用CPUの処理手順を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図6】従来の演算LSIの処理手順を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図7】従来の割り込み処理に関する汎用CPUの処理
手順を示すフローチャートである。
手順を示すフローチャートである。
10 汎用CPU 20 演算LSI 21 ステータスレジスタ
Claims (1)
- 【請求項1】 汎用CPU側で実行するシーケンス命令
と演算LSI側で実行するシーケンス命令の種類を分け
ておき、前記汎用CPU対して割り込処理の要求が外部
から入力された場合に、前記演算LSIは現在実行して
いるシーケンス命令に関連する他のシーケンス命令を実
行した後に停止し、前記汎用CPUは当該演算LSIの
停止後に前記割り込み処理を実行することを特徴とする
プログラマブルコントローラの割り込み処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8038194A JPH07287660A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | プログラマブルコントローラの割り込み処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8038194A JPH07287660A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | プログラマブルコントローラの割り込み処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07287660A true JPH07287660A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13716713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8038194A Pending JPH07287660A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | プログラマブルコントローラの割り込み処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07287660A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11133943A (ja) * | 1997-10-27 | 1999-05-21 | Hitachi Ltd | データ処理装置及びデータ処理システム |
JP2009223417A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Omron Corp | 産業用コントローラ |
JP6087478B1 (ja) * | 2016-01-27 | 2017-03-01 | 三菱電機株式会社 | 制御装置及び編集装置 |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP8038194A patent/JPH07287660A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11133943A (ja) * | 1997-10-27 | 1999-05-21 | Hitachi Ltd | データ処理装置及びデータ処理システム |
JP2009223417A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Omron Corp | 産業用コントローラ |
JP6087478B1 (ja) * | 2016-01-27 | 2017-03-01 | 三菱電機株式会社 | 制御装置及び編集装置 |
WO2017130338A1 (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 三菱電機株式会社 | 制御装置及び編集装置 |
US10474121B2 (en) | 2016-01-27 | 2019-11-12 | Mitsubishi Electric Corporation | Control device and editing device |
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