JPH072875Y2 - 移動式小屋 - Google Patents
移動式小屋Info
- Publication number
- JPH072875Y2 JPH072875Y2 JP1989103304U JP10330489U JPH072875Y2 JP H072875 Y2 JPH072875 Y2 JP H072875Y2 JP 1989103304 U JP1989103304 U JP 1989103304U JP 10330489 U JP10330489 U JP 10330489U JP H072875 Y2 JPH072875 Y2 JP H072875Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- entrance
- passage
- hut
- ventilation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案はからオケハウスや簡易宿泊小屋等に用いる移動式
小屋に関するものである。
小屋に関するものである。
「従来の技術」 従来大型コンテナーボックスを屋外に載置又は固定し
て、からオケハウスや簡易宿泊小屋として利用した。こ
のようなボックスは密室であり、消音性に乏しく、かつ
換気不充分である。換気を計るため換気扇を設けると該
換気扇から室内の演奏音が外部に漏出するし、出入口ド
アの開閉に伴い演奏音が外部に漏出し騒音公害を生じる
おそれがある。
て、からオケハウスや簡易宿泊小屋として利用した。こ
のようなボックスは密室であり、消音性に乏しく、かつ
換気不充分である。換気を計るため換気扇を設けると該
換気扇から室内の演奏音が外部に漏出するし、出入口ド
アの開閉に伴い演奏音が外部に漏出し騒音公害を生じる
おそれがある。
「考案が解決しようとする課題」 本案は移動可能な箱形小屋内に快適空間を保持し、内部
の音の防音性が高く健全で体裁の良い移動式小屋を得る
ことを目的とする。
の音の防音性が高く健全で体裁の良い移動式小屋を得る
ことを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するため本案は 防音壁によって形成された移動可能な箱形小屋の正面壁
に玄関出入口を開口し、該出入口の内部に玄関を介して
部屋の仕切壁を設け、該仕切壁の上記出入口と対する位
置に窓を設け、該仕切壁の中程と上記正面壁とを接続す
る交差壁を設け、該交差壁及び上記仕切壁にそれぞれド
アを設けて該交差壁と仕切壁との間を出入通路となし、
該通路上の上記小屋の天井面と該通路の天井板との間を
通風路となし、該通風路と部屋との連通孔を仕切壁上部
に穿設し、交差壁の上部に通風路に通じ玄関側に排風す
る換気扇を設け、部屋の防音壁には外部との通気孔を穿
設してなる移動式小屋 玄関出入口に開閉自在の鎧戸シャッターを設けてなる上
記考案記載の移動式小屋 によって構成される。
に玄関出入口を開口し、該出入口の内部に玄関を介して
部屋の仕切壁を設け、該仕切壁の上記出入口と対する位
置に窓を設け、該仕切壁の中程と上記正面壁とを接続す
る交差壁を設け、該交差壁及び上記仕切壁にそれぞれド
アを設けて該交差壁と仕切壁との間を出入通路となし、
該通路上の上記小屋の天井面と該通路の天井板との間を
通風路となし、該通風路と部屋との連通孔を仕切壁上部
に穿設し、交差壁の上部に通風路に通じ玄関側に排風す
る換気扇を設け、部屋の防音壁には外部との通気孔を穿
設してなる移動式小屋 玄関出入口に開閉自在の鎧戸シャッターを設けてなる上
記考案記載の移動式小屋 によって構成される。
「作用」 従って工場において製造した箱形小屋2を屋外の空地に
搬送して束石上に載置又はボルトで該小屋2の床板2′
を該束石上に固定し、玄関出入口4から玄関5内に入
り、交差壁9のドア10を開閉して出入通路12に入り、さ
らに仕切壁7のドア11を開閉して部屋6内に入ることが
できる。交差壁9の上部の換気扇17を動作させると部屋
6内の空気は連通孔16から上記通路12の天井裏の通風路
15を経て玄関5に排出され部屋6内には通気孔18から外
気が進入し、部屋6内の空気は換気される。第4図に示
すように部屋6内に設けたエアコン20と室外機21とは通
風路15を経て冷媒管22で接続されるし、該通風路15を電
気配線の接続ターミナルとして利用することができる。
又部屋6の内部は仕切壁7に設けた窓8を経て玄関5か
ら観察することができる。部屋6の内部ではからオケ23
による演奏及び該演奏に合せた歌の練習等が行われるが
防音壁1から外部に音が漏出することは少く、ドア10、
11間の通路12で遮音されて人の出入において一方のドア
10を開いても他のドア11は閉じているためドア10、11か
らの漏音も少い。又換気扇17と連通孔16との間には通風
路15が介在しているため換気扇17から漏音することも少
く、又部屋6の内部から窓8の外の玄関5に入った人を
確認することができ部屋6の開放感が与えられる。不慮
の火災に際しては上記の窓8を開いて(又は破って)玄
関5に避難することができるし、部屋6内の煙は天井面
13に沿って通風路15を経て換気扇17から排除し得る。又
雨天では玄関5から濡れることなくドア10を開閉して上
記通路12に入りさらにドア11を開閉して部屋6に入るこ
とができる。不使用中は第6図に示すように鎧戸シャッ
ター19を閉鎖しておくものである。
搬送して束石上に載置又はボルトで該小屋2の床板2′
を該束石上に固定し、玄関出入口4から玄関5内に入
り、交差壁9のドア10を開閉して出入通路12に入り、さ
らに仕切壁7のドア11を開閉して部屋6内に入ることが
できる。交差壁9の上部の換気扇17を動作させると部屋
6内の空気は連通孔16から上記通路12の天井裏の通風路
15を経て玄関5に排出され部屋6内には通気孔18から外
気が進入し、部屋6内の空気は換気される。第4図に示
すように部屋6内に設けたエアコン20と室外機21とは通
風路15を経て冷媒管22で接続されるし、該通風路15を電
気配線の接続ターミナルとして利用することができる。
又部屋6の内部は仕切壁7に設けた窓8を経て玄関5か
ら観察することができる。部屋6の内部ではからオケ23
による演奏及び該演奏に合せた歌の練習等が行われるが
防音壁1から外部に音が漏出することは少く、ドア10、
11間の通路12で遮音されて人の出入において一方のドア
10を開いても他のドア11は閉じているためドア10、11か
らの漏音も少い。又換気扇17と連通孔16との間には通風
路15が介在しているため換気扇17から漏音することも少
く、又部屋6の内部から窓8の外の玄関5に入った人を
確認することができ部屋6の開放感が与えられる。不慮
の火災に際しては上記の窓8を開いて(又は破って)玄
関5に避難することができるし、部屋6内の煙は天井面
13に沿って通風路15を経て換気扇17から排除し得る。又
雨天では玄関5から濡れることなくドア10を開閉して上
記通路12に入りさらにドア11を開閉して部屋6に入るこ
とができる。不使用中は第6図に示すように鎧戸シャッ
ター19を閉鎖しておくものである。
「実施例」 床、天井及び側面を防音壁1によって形成して大形コン
テナー形の箱形小屋2を工場で製造する。正面壁3の半
分は切欠いて玄関出入口4となし、該出入口4の内部に
玄関5を設け、仕切壁7によって部屋6と区画する。こ
の仕切壁7の上記出入口4と対する正面にはサッシによ
るガラス窓8を設け、該窓8の面積は部屋6の床面積の
1/50とし消防法に適合した排煙面積とすることができ
る。この仕切壁7の中程と上記正面壁3とは交差壁9で
接続され、該交差壁9及び上記仕切壁7にそれぞれドア
10、11を設け、ドア10、11間を出入通路12となすもので
ある。この通路12の天井板14は上記小屋2の直接天井面
13の若干下方に上記壁3、7、9に支持されて通風路15
が形成され、該通風路15と部屋6との連通孔16を仕切壁
7の上部に穿設する。又交差壁9の上部に通風路15に通
じる換気扇17を設け、通風路15内の空気を玄関5側に排
風するものである。勿論、部屋6の後端防音壁1の下部
に外部との小通気孔18を穿設する。玄関出入口4には開
閉自在の鎧戸シャッター19を設け、該出入口4の上端外
面にシャッター巻取函19′を設けてなるものである。尚
図中24で示すものはステージ、25はステージのカーテ
ン、26はテーブル、27は椅子、10′はドア10のガラス
窓、28はナンバー灯、29は玄関灯、30はスピーカーであ
る。
テナー形の箱形小屋2を工場で製造する。正面壁3の半
分は切欠いて玄関出入口4となし、該出入口4の内部に
玄関5を設け、仕切壁7によって部屋6と区画する。こ
の仕切壁7の上記出入口4と対する正面にはサッシによ
るガラス窓8を設け、該窓8の面積は部屋6の床面積の
1/50とし消防法に適合した排煙面積とすることができ
る。この仕切壁7の中程と上記正面壁3とは交差壁9で
接続され、該交差壁9及び上記仕切壁7にそれぞれドア
10、11を設け、ドア10、11間を出入通路12となすもので
ある。この通路12の天井板14は上記小屋2の直接天井面
13の若干下方に上記壁3、7、9に支持されて通風路15
が形成され、該通風路15と部屋6との連通孔16を仕切壁
7の上部に穿設する。又交差壁9の上部に通風路15に通
じる換気扇17を設け、通風路15内の空気を玄関5側に排
風するものである。勿論、部屋6の後端防音壁1の下部
に外部との小通気孔18を穿設する。玄関出入口4には開
閉自在の鎧戸シャッター19を設け、該出入口4の上端外
面にシャッター巻取函19′を設けてなるものである。尚
図中24で示すものはステージ、25はステージのカーテ
ン、26はテーブル、27は椅子、10′はドア10のガラス
窓、28はナンバー灯、29は玄関灯、30はスピーカーであ
る。
「考案の効果」 本案は上述のように構成したので、正面に玄関5の空間
を備え密室性のない開放的で体裁の良い箱形移動式小屋
が得られ、ドア10、11の開閉時や換気扇17から室内演奏
者が外に漏れるおそれが少く、しかも部屋6内の換気が
充分であり、快適でかつ健康的でしかも騒音公害のない
体裁の良い移動式小屋が得られる効果がある。
を備え密室性のない開放的で体裁の良い箱形移動式小屋
が得られ、ドア10、11の開閉時や換気扇17から室内演奏
者が外に漏れるおそれが少く、しかも部屋6内の換気が
充分であり、快適でかつ健康的でしかも騒音公害のない
体裁の良い移動式小屋が得られる効果がある。
第1図は本案の移動式小屋を示すものであって第2図B
−B線による横断平面図、第2図は該小屋の正面図、第
3図は第1図A−A線による縦断正面図、第4図は第1
図C−C線による縦断側面図、第5図は第3図D−D線
による拡大平面図、第6図は鎧戸シャッター閉鎖状態の
斜視図である。 1……防音壁、2……箱形小屋、3……正面壁、4……
玄関出入口、5……玄関、6……部屋、7……仕切壁、
8……窓、9……交差壁、10、11……ドア、12……出入
通路、13……天井面、14……天井板、15……通風路、16
……連通孔、17……換気扇、18……通気孔、19……鎧戸
シャッター。
−B線による横断平面図、第2図は該小屋の正面図、第
3図は第1図A−A線による縦断正面図、第4図は第1
図C−C線による縦断側面図、第5図は第3図D−D線
による拡大平面図、第6図は鎧戸シャッター閉鎖状態の
斜視図である。 1……防音壁、2……箱形小屋、3……正面壁、4……
玄関出入口、5……玄関、6……部屋、7……仕切壁、
8……窓、9……交差壁、10、11……ドア、12……出入
通路、13……天井面、14……天井板、15……通風路、16
……連通孔、17……換気扇、18……通気孔、19……鎧戸
シャッター。
Claims (2)
- 【請求項1】防音壁によって形成された移動可能な箱形
小屋の正面壁に玄関出入口を開口し、該出入口の内部に
玄関を介して部屋の仕切壁を設け、該仕切壁の上記出入
口と対する位置に窓を設け、該仕切壁の中程と上記正面
壁とを接続する交差壁を設け、該交差壁及び上記仕切壁
にそれぞれドアを設けて該交差壁と仕切壁との間を出入
通路となし、該通路上の上記小屋の天井面と該通路の天
井板との間を通風路となし、該通風路と部屋との連通孔
を仕切壁上部に穿設し、交差壁の上部に通風路に通じ玄
関側に排風する換気扇を設け、部屋の防音壁には外部と
の通気孔を穿設してなる移動式小屋。 - 【請求項2】玄関出入口に開閉自在の鎧戸シャッターを
設けてなる請求項(1)記載の移動式小屋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989103304U JPH072875Y2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 移動式小屋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989103304U JPH072875Y2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 移動式小屋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0389844U JPH0389844U (ja) | 1991-09-12 |
JPH072875Y2 true JPH072875Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31652152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989103304U Expired - Lifetime JPH072875Y2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 移動式小屋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072875Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61101733A (ja) * | 1984-10-24 | 1986-05-20 | Shimizu Constr Co Ltd | ユニツト型クリ−ンル−ム |
JPS6335760U (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-08 | ||
JPH0639812B2 (ja) * | 1986-12-27 | 1994-05-25 | 西村工機株式会社 | 遮音室構造 |
-
1989
- 1989-09-01 JP JP1989103304U patent/JPH072875Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0389844U (ja) | 1991-09-12 |
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