JPH07287555A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH07287555A
JPH07287555A JP10482494A JP10482494A JPH07287555A JP H07287555 A JPH07287555 A JP H07287555A JP 10482494 A JP10482494 A JP 10482494A JP 10482494 A JP10482494 A JP 10482494A JP H07287555 A JPH07287555 A JP H07287555A
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JP
Japan
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signal
liquid crystal
drive circuit
flip
crystal display
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Application number
JP10482494A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Morosawa
克彦 両澤
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】駆動回路を並列に複数設け、信頼性の高い液晶
表示装置を提供することを目的とする。 【構成】液晶表示装置10は、液晶表示パネル11の形
成される透明ガラス基板11上に、2個の信号側駆動回
路13、14と2個の走査側駆動回路15、16が形成
されており、信号側駆動回路13と信号側駆動回路14
及び走査側駆動回路15と走査側駆動回路16は、並列
接続されている。信号側駆動回路13、14や走査側駆
動回路15、16内に配線の断線や内部回路素子の故障
等の異常が発生しても、異常発生箇所以降にも信号が供
給され、液晶表示パネル12を適切に表示駆動すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に関し、
詳細には、液晶表示パネルの透明基板上に駆動回路が形
成された液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置は、2枚のガラス基
板間に液晶が封入され、その一方のガラス基板には、駆
動回路や走査ライン及び信号ライン等が形成されてい
る。
【0003】すなわち、図3に示すように、従来の液晶
表示装置1は、液晶表示パネル2を構成する一方の透明
ガラス基板3の上に、複数の走査ラインY1、Y2、・
・・、Ymと複数の信号ラインX1、X2、・・・、X
nがマトリックス状に形成され、これら複数の走査ライ
ンY1、Y2、・・・、Ymと信号ラインX1、X2、
・・・、Xnとの各交点にTFT(thin film transist
or)で形成されたスイッチング素子TRと液晶CE を備
えた表示素子が形成されている。また、他方のガラス基
板には、共通の対向電極が形成されている。
【0004】そして、各スイッチング素子TRのゲート
電極は、各スイッチング素子TRの設けられた走査ライ
ンY1、Y2、・・・、Ymに接続され、ソース電極
は、各スイッチング素子TRの設けられた信号ラインX
1、X2、・・・、Xnに接続されている。また、各ス
イッチング素子TRのドレイン電極には、液晶CE が接
続され、液晶CE と対向電極には、それぞれ同電位のコ
モン電圧が印加されている。
【0005】各信号ラインX1、X2、・・・、Xn
は、それぞれ透明基板3上に形成されたトランスファゲ
ートTGH 1〜TGH nに接続されており、各走査ライ
ンY1、Y2、・・・、Ymは、それぞれ透明基板3上
に形成されたトランスファゲートTGV 1〜TGV mに
接続されている。
【0006】各スイッチング素子TRは、走査側駆動回
路4によって1水平走査毎にトランスファゲートTGV
1〜TGV mを介して走査ラインY1、Y2、・・・、
Ymに順次入力される走査駆動信号によってオンし、そ
の水平走査に応じて信号側駆動回路5によってトランス
ファゲートTGH 1〜TGH nを介して順次信号ライン
X1、X2、・・・、Xnに入力される表示駆動信号
が、スイッチング素子TRのソース電極を通してドレイ
ン電極に接続された各液晶CE に順次蓄積されると、当
該走査ラインY1、Y2、・・・、Ymと信号ラインX
1、X2、・・・、Xnとの交点に有る液晶CE が表示
駆動される。
【0007】そして、走査側駆動回路4及び信号側駆動
回路5は、上記ガラス基板3上に形成されており、例え
ば、COG(Chip On Grass)方式により実装されてい
る。
【0008】この信号側駆動回路5には、図外の表示制
御部からシフトクロックSPHと、このシフトクロックS
PHを信号側駆動回路5内でシフトするための基本クロッ
クCKH と、が入力され、信号側駆動回路5は、一般
に、図4に示すように、信号ラインX1、X2、・・
・、Xnの本数に対応した数のフリップフロップFF1
〜FFnが直列に接続されている。
【0009】信号側駆動回路5は、直列接続されたフリ
ップフロップFF1〜FFnのうち、先頭のフリップフ
ロップFF1にシフトクロックSPHが入力され、このシ
フトクロックSPHを基本クロックCKH により順次次段
のフリップフロップFF2〜FFnにシフトさせるとと
もに、各フリップフロップFF1〜FFnから順次トラ
ンスファゲートTGH 1〜TGH nにシフトクロックS
PHを出力し、順次トランスファゲートTGH 1〜TGH
nをオンさせる。
【0010】各トランスファゲートTGH 1〜TGH n
には、アナログ画像データが入力されており、各トラン
スファゲートTGH 1〜TGH nは、信号側駆動回路5
からシフトクロックSPHが入力されると、オンして、そ
のとき入力されている画像データをサンプリングして、
対応する信号ラインX1、X2、・・・、Xnに表示駆
動信号として出力する。
【0011】上記走査側駆動回路4は、図示しないが上
記信号側駆動回路5と同様に走査ラインY1、Y2、・
・・、Ymの本数に対応する数のフリップフロップが直
列に接続された構成となっており、シフトクロックSPV
と、このシフトクロックSPVを走査側駆動回路4内で順
次シフトさせる基本クロックCKV と、が図外の表示制
御部から入力されている。
【0012】走査側駆動回路4は、シフトクロックSPV
を基本クロックCKV により順次シフトさせるととも
に、順次トランスファゲートTGV 1〜TGV mに出力
し、順次トランスファゲートTGV 1〜TGV mをオン
させる。
【0013】各トランスファゲートTGV 1〜TGV m
には、ゲート駆動電圧VG が入力されており、各トラン
スファゲートTGV 1〜TGV mは、走査側駆動回路4
からシフトクロックSPVが入力されると、オンして、ゲ
ート駆動電圧VG を走査駆動信号として対応する走査ラ
インY1、Y2、・・・、Ymに出力する。
【0014】すなわち、走査側駆動回路4が、走査ライ
ンY1、Y2、・・・、Ymに走査駆動信号を順次出力
して、走査ラインY1、Y2、・・・、Ymを選択走査
し、走査側駆動回路5が全ての信号ラインX1、X2、
・・・、Xnに表示駆動信号を供給すると、そのとき走
査駆動信号により選択走査されている走査ラインY1、
Y2、・・・、Ymの各液晶CE が、表示駆動される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の液晶表示装置にあっては、液晶表示パネルの
走査ラインに走査側駆動回路から走査駆動信号を供給
し、信号ラインに表示駆動信号を供給して、各走査ライ
ンと信号ラインの交点の液晶を表示駆動しているが、走
査側駆動回路及び信号側駆動回路が走査ライン及び信号
ラインの数のフリップフロップを単に直列接続した構成
となっていたため、信号側駆動回路や走査側駆動回路内
でシフトクロックや基本クロックの配線(ライン)の断
線やフリップフロップの故障等の異常が発生すると、当
該異常発生箇所以降のフリップフロップには、まったく
シフトクロックや基本クロックが供給されず、走査ライ
ンや信号ラインに走査駆動信号や表示駆動信号を出力す
ることができない、その結果、回路が一部断線等の異常
が発生するだけで、断線部等の異常発生箇所以降の表示
を行うことができないという問題があった。
【0016】例えば、図4に示すように、フリップフロ
ップFF1とフリップフロップFF2との間のシフトク
ロックSPHの配線に断線部Kが発生すると、シフトクロ
ックSPHは、フリップフロップFF2以降には、供給さ
れず、フリップフロップFF2以降のフリップフロップ
FF2〜FFnが動作しない状態となる。
【0017】したがって、画像データは、信号ラインX
1にのみ供給され、信号ラインX1のみが表示され、他
の信号ラインX2、・・・、Xnは、表示されないこと
となる。
【0018】その結果、切断部K以降の信号ラインX
2、・・・、Xnに対応する部分には、液晶表示パネル
に画像が表示されないこととなり、一部の配線の断線が
液晶表示パネルの表示に致命的な影響を与える結果とな
る。
【0019】この問題は、信号側駆動回路だけでなく、
走査側駆動回路においても同様に発生する。
【0020】特に、液晶表示装置の小型化に伴って、液
晶表示パネルの透明基板上に薄膜を積層して信号側駆動
回路や走査側駆動回路を形成する液晶表示装置にとって
は、形成された薄膜の断線等の異常が生じる可能性が高
く、重要な問題となる。
【0021】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、駆動回路を複数個形成して並列接続
することにより、信頼性の高い液晶表示装置を提供する
ことを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、一対の透明基板間に液晶が封入され、該透明基板上
にマトリックス状に走査ラインと信号ラインの形成され
た液晶表示パネルと、前記透明基板上に形成され、前記
走査ラインと信号ラインに駆動信号を供給して液晶表示
パネルを表示駆動する駆動回路と、を備えた液晶表示装
置において、前記駆動回路は、前記透明基板上に複数個
形成され、該複数の駆動回路が並列接続されることによ
り、上記目的を達成している。
【0023】この場合、前記駆動回路は、例えば、請求
項2に記載するように、前記走査ラインに走査駆動信号
を供給する走査側駆動回路と、前記信号ラインに表示駆
動信号を供給する信号側駆動回路と、を備え、該走査側
駆動回路と信号側駆動回路のうち少なくとも一方の駆動
回路が、複数個形成され、並列接続されていてもよい。
【0024】また、請求項3に記載するように、前記信
号側駆動回路が、複数個形成され、並列接続されていて
もよい。
【0025】
【作用】本発明の液晶表示装置は、液晶表示パネルの透
明基板上に、複数個の駆動回路が形成され、該複数の駆
動回路が並列接続されているので、たとえ、1個の駆動
回路内で断線等の異常が発生しても、他の駆動回路によ
り、液晶表示パネルを適切に表示駆動することができ、
液晶表示装置の信頼性を向上させることができる。
【0026】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、走査側駆動回路と信号側駆動回路のうち少なくと
も一方の駆動回路を、複数個形成して、並列接続するよ
うにすると、安価に、かつ、小型の回路で、信頼性の高
い液晶表示装置を提供することができる。
【0027】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記信号側駆動回路を、複数個形成し、並列接続す
るようにすると、ラインの本数が多く、断線等の異常の
発生しやすい信号側駆動回路に断線等の異常が発生して
も、液晶表示パネルを適切に表示駆動することができ、
信頼性の高い液晶表示装置を安価に提供することができ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の液晶表示装置の実施例を、図
面を参照して説明する。
【0029】図1、図2は、本発明の液晶表示装置の一
実施例を示す図であり、図1は、その液晶表示装置の全
体回路ブロック図、図2は、図1の信号側駆動回路の詳
細な回路図である。
【0030】本実施例は、上記従来の液晶表示装置と同
様の液晶表示装置に適用したものであり、図3及び図4
と同様の構成部分には、同一の符号を付して、以下説明
する。
【0031】図1において、液晶表示装置10は、一対
の透明ガラス基板(図1には、一方の透明ガラス基板の
みを示している。)11上に、複数本の走査ラインY
1、Y2、・・・、Ymと信号ラインX1、X2、・・
・、Xnが形成されており、これら複数の走査ラインY
1、Y2、・・・、Ymと信号ラインX1、X2、・・
・、Xnとの各交点にTFTで形成されたスイッチング
素子TRと液晶CE を備えた表示素子が形成されてい
る。また、図1には図示しないが、他方のガラス基板上
には、共通の対向電極が形成されている。
【0032】上記各スイッチング素子TRのゲート電極
は、各スイッチング素子TRの設けられた走査ラインY
1、Y2、・・・、Ymに接続され、ソース電極は、各
スイッチング素子TRの設けられた信号ラインX1、X
2、・・・、Xnに接続されている。また、各スイッチ
ング素子TRのドレイン電極には、液晶CE が接続さ
れ、液晶CE と対向電極には、それぞれ同電位のコモン
電圧が印加される。
【0033】上記一対の透明ガラス基板11間には、液
晶CE が封入されており、これら一対の透明ガラス基板
11、液晶CE 、走査ラインY1、Y2、・・・、Y
m、信号ラインX1、X2、・・・、Xn及びスイッチ
ング素子TRは、液晶表示パネル12を構成する。
【0034】この透明ガラス基板11上には、2個の信
号側駆動回路13、14、2個の走査側駆動回路15、
16、信号側のトランスファゲートTGH 1〜TGH n
及び走査側のトランスファゲートTGV 1〜TGV mが
形成されており、これら信号側駆動回路13、14、走
査側駆動回路15、16、信号側のトランスファゲート
TGH 1〜TGH n及び走査側のトランスファゲートT
GV 1〜TGV mは、例えば、薄膜形成技術により透明
ガラス基板11上に形成されている。
【0035】この信号側のトランスファゲートTGH 1
〜TGH nは、上記信号ラインX1、X2、・・・、X
nの本数と同数が形成されており、各トランスファゲー
トTGH 1〜TGH nには、信号ラインX1、X2、・
・・、Xnがそれぞれ接続されている。
【0036】また、走査側のトランスファゲートTGV
1〜TGV mは、上記走査ラインY1、Y2、・・・、
Ymの本数と同数が形成されており、各トランスファゲ
ートTGV 1〜TGV mには、走査ラインY1、Y2、
・・・、Ymがそれぞれ接続されている。
【0037】上記信号側駆動回路13と信号側駆動回路
14は、並列に接続されており、信号側駆動回路13及
び信号側駆動回路14には、図外の表示制御部からシフ
トクロックSPHと、このシフトクロックSPHを信号側駆
動回路13及び信号側駆動回路14内でシフトするため
の基本クロックCKH と、が入力される。
【0038】信号側駆動回路13及び信号側駆動回路1
4は、信号ラインX1、X2、・・・、Xnの数、すな
わちトランスファゲートTGH 1〜TGH nの数に対応
する出力端子を有し、シフトクロックSPHを基本クロッ
クCKH に同期して順次シフトして、順次各出力端子か
ら対応するトランスファゲートTGH 1〜TGH nに出
力する。
【0039】すなわち、信号側駆動回路13及び信号側
駆動回路14は、図2に示すように、それぞれ信号ライ
ンX1、X2、・・・、Xnの数に対応する数のフリッ
プフロップFF11〜FF1n及びフリップフロップF
F21〜FF2nを備えたシフトレジスタとして構成さ
れている。
【0040】信号側駆動回路13のフリップフロップF
F11〜FF1n-1及び信号側駆動回路14のフリップ
フロップFF21〜FF2n-1は、その出力端子Qが次
段のフリップフロップFF12〜FF1n及びフリップ
フロップFF22〜FF2nの入力端子Dに接続され
る、いわゆる直列接続されているとともに、各フリップ
フロップFF11〜FF1n及びフリップフロップFF
21〜FF2nの出力端子Qは、共通接続されて、それ
ぞれ対応するトランスファゲートTGH 1〜TGH nに
接続されている。
【0041】また、各フリップフロップFF11〜FF
1n及びフリップフロップFF21〜FF2nのクロッ
ク端子に接続されるラインは、信号側駆動回路13及び
信号側駆動回路14内において共通接続されるととも
に、信号側駆動回路13と信号側駆動回路14の対応す
る位置のフリップフロップFF11〜FF1nとフリッ
プフロップFF21〜FF2nにおいて並列に接続され
ている。
【0042】すなわち、信号側駆動回路13及び信号側
駆動回路14は、それぞれその構成回路部品であるフリ
ップフロップFF11〜FF1n及びフリップフロップ
FF21〜FF2nが直列接続されるとともに、その出
力端子Qとクロック端子が共通接続されることにより、
並列接続されている。
【0043】そして、信号側駆動回路13及び信号側駆
動回路14は、それぞれの初段のフリップフロップFF
11、フリップフロップFF21のデータ端子Dに、そ
れぞれ上記表示制御部からのシフトクロックSPHが、そ
して、全てのフリップフロップFF11〜FF1n及び
フリップフロップFF21〜FF2nのクロック端子に
表示制御部からの基本クロックCKH が入力される。
【0044】この初段のフリップフロップFF11及び
フリップフロップFF21は、シフトクロックSPHを基
本クロックCKH に同期してシフトして、その出力端子
Qから次段のフリップフロップFF12及びフリップフ
ロップFF22の入力端子Dに出力するとともに、対応
する位置のトランスファゲートTGH 1にシフトクロッ
クSPHを出力する。
【0045】次段以降の各フリップフロップFF12〜
FF1n及びフリップフロップFF22〜FF2nは、
前段のフリップフロップFF11〜FF1n-1及びフリ
ップフロップFF21〜FF2n-1から入力されるシフ
トクロックSPHを基本クロックCKH に基づいてシフト
して、次段のフリップフロップFF12〜FF1n及び
フリップフロップFF22〜FF2nに出力するととも
に、対応する位置のトランスファゲートTGH 2〜TG
H nにシフトクロックSPHを出力する。
【0046】各トランスファゲートTGH 1〜TGH n
には、さらにアナログ画像データが入力されており、各
トランスファゲートTGH 1〜TGH nは、信号側駆動
回路13及び信号側駆動回路14からシフトクロックS
PHが入力されると、オンして、そのとき入力されている
画像データをサンプリングして、対応する信号ラインX
1、X2、・・・、Xnに表示駆動信号として出力す
る。
【0047】走査側駆動回路15及び走査側駆動回路1
6は、並列に接続されており、走査側駆動回路15及び
走査側駆動回路16には、図外の表示制御部からシフト
クロックSPVと、このシフトクロックSPVを走査側駆動
回路15及び走査側駆動回路16内でシフトするための
基本クロックCKV と、が入力される。
【0048】走査側駆動回路15及び走査側駆動回路1
6は、走査ラインY1、Y2、・・・、Ymの数、すな
わちトランスファゲートTGV 1〜TGV mの数に対応
する出力端子を有し、シフトクロックSPVを基本クロッ
クCKV に同期して順次シフトして、順次各出力端子か
ら対応するトランスファゲートTGV 1〜TGV mに出
力する。
【0049】すなわち、走査側駆動回路15及び走査側
駆動回路16は、詳細には図示しないが、基本的には信
号側駆動回路13及び信号側駆動回路14と同様に走査
ラインY1、Y2、・・・、Ymの本数に対応する数の
フリップフロップで構成されており、各フリップフロッ
プが直列接続されるとともに、信号側駆動回路13と信
号側駆動回路14の各対応する位置のフリップフロップ
が並列接続されており、各フリップフロップの出力がそ
れぞれトランスファゲートTGV 1〜TGV mに接続さ
れている。
【0050】各トランスファゲートTGV 1〜TGV m
には、さらにゲート駆動電圧VG が入力されており、各
トランスファゲートTGV 1〜TGV mは、走査側駆動
回路15及び走査側駆動回路16からシフトクロックS
PVが入力されると、オンして、ゲート駆動電圧VG を走
査駆動信号として対応する走査ラインY1、Y2、・・
・、Ymに出力する。
【0051】すなわち、走査側駆動回路15及び走査側
駆動回路16が、走査ラインY1、Y2、・・・、Ym
に走査駆動信号を順次出力して、走査ラインY1、Y
2、・・・、Ymを選択走査し、信号側駆動回路13及
び信号側駆動回路14がトランスファゲートTGH 1〜
TGH nを介して全ての信号ラインX1、X2、・・
・、Xnに画像データを供給すると、そのとき走査駆動
信号により選択走査されている走査ラインY1、Y2、
・・・、Ymの各液晶CE が、表示駆動される。
【0052】次に、本実施例の動作を説明する。
【0053】液晶表示装置10には、図外の表示制御部
からシフトクロックSPH、シフトクロックSPV、基本ク
ロックCKH 、基本クロックCKV 、アナログ画像デー
タ及びゲート駆動電圧VG が入力される。
【0054】シフトクロックSPH及び基本クロックCK
H は、2個形成され並列接続されている信号側駆動回路
13及び信号側駆動回路14に入力され、画像データ
は、信号側のトランスファゲートTGH 1〜TGH nに
入力される。
【0055】また、シフトクロックSPV及び基本クロッ
クCKV は、2個形成され並列接続されている走査側駆
動回路15及び走査側駆動回路16に入力され、ゲート
駆動電圧VG は、走査側のトランスファゲートTGV 1
〜TGV mに入力される。
【0056】信号側駆動回路13及び信号側駆動回路1
4は、図2に示したように、それぞれ信号ラインX1、
X2、・・・、Xnの数に対応する数のフリップフロッ
プFF11〜FF1n及びフリップフロップFF21〜
FF2nが直列に接続されるとともに、各フリップフロ
ップFF11〜FF1nとフリップフロップFF21〜
FF2nが並列に接続されている。
【0057】そして、上記シフトクロックSPH及び基本
クロックCKH は、それぞれ信号側駆動回路13及び信
号側駆動回路14の初段のフリップフロップFF11及
びフリップフロップFF21に入力され、フリップフロ
ップFF11及びフリップフロップFF21は、入力さ
れるシフトクロックSPHを基本クロックCKH に同期し
て次段のフリップフロップFF12及びフリップフロッ
プFF22に出力するとともに、対応するトランスファ
ゲートTGH 1に出力する。
【0058】以降同様に、信号側駆動回路13及び信号
側駆動回路14の各フリップフロップFF12〜FF1
n及びフリップフロップFF22〜FF2nは、前段の
フリップフロップFF11〜FF1n-1及びフリップフ
ロップFF21〜FF2n-1から入力されるシフトクロ
ックSPHを基本クロックCKH に同期して順次シフトし
て、次段のフリップフロップFF12〜FF1n及びフ
リップフロップFF22〜FF2nに出力するともに、
対応するトランスファゲートTGH 2〜TGHnにシフト
クロックSPHを出力する。
【0059】そして、各トランスファゲートTGH 1〜
TGH nは、信号側駆動回路13、14からシフトクロ
ックSPHが入力されると、オンして、そのとき入力され
ているアナログの画像データをサンプリングし、それぞ
れ接続された信号ラインX1、X2、・・・、Xnに表
示駆動信号を出力する。
【0060】また、基本クロックCKH のラインは、上
述のように、信号側駆動回路13及び信号側駆動回路1
4内で直列接続されるとともに、信号側駆動回路13と
信号側駆動回路14の対応するフリップフロップFF1
1〜FF1nとフリップフロップFF21〜FF2nと
の間で、並列接続されている。
【0061】したがって、信号側駆動回路13や信号側
駆動回路14内で配線(ライン)の断線やフリップフロ
ップFF11〜FF1nやフリップフロップFF21〜
FF2nの故障等の異常が発生しても、シフトクロック
SPH及び基本クロックCKHがその異常発生箇所で遮断
されることなく、並列接続されたラインを通って、信号
側駆動回路13及び信号側駆動回路14間でシフトクロ
ックSPH及び基本クロックCKH のやり取りを行うこと
ができ、異常発生箇所以降のフリップフロップFF11
〜FF1n及びフリップフロップFF21〜FF2nに
シフトクロックSPH及び基本クロックCKH を供給する
ことができる。
【0062】その結果、信号側駆動回路13や信号側駆
動回路14内のラインに断線等の異常が発生しても、全
てのトランスファゲートTGH 1〜TGH nを正常に駆
動して、各信号ラインX1、X2、・・・、Xnに画像
データに対応する表示駆動信号を適切に供給することが
できる。
【0063】また、走査側駆動回路15及び走査側駆動
回路16は、図示しないが信号側駆動回路13及び信号
側駆動回路14と同様に、それぞれ走査ラインY1、Y
2、・・・、Ymの数に対応する数のフリップフロップ
が直列に接続されるとともに、走査側駆動回路15と走
査側駆動回路16の各フリップフロップが並列に接続さ
れている。
【0064】そして、上記シフトクロックSPV及び基本
クロックCKV は、それぞれ走査側駆動回路15及び走
査側駆動回路16の初段のフリップフロップに入力さ
れ、この初段のフリップフロップは、入力されるシフト
クロックSPVを基本クロックCKV に同期して次段のフ
リップフロップに出力するとともに、対応するトランス
ファゲートTGV 1に出力する。
【0065】以降同様に、走査側駆動回路15及び走査
側駆動回路16の各フリップフロップは、前段のフリッ
プフロップから入力されるシフトクロックSPVを基本ク
ロックCKV に同期して順次シフトして、次段のフリッ
プフロップに出力するともに、対応するトランスファゲ
ートTGV 1〜TGV mにシフトクロックSPVを出力す
る。
【0066】そして、各トランスファゲートTGV 1〜
TGV mは、走査側駆動回路15、16からシフトクロ
ックSPV入力されると、ゲート駆動電圧VG をそれぞれ
接続された走査ラインY1、Y2、・・・、Ymに走査
駆動信号として出力する。
【0067】また、基本クロックCKV のラインは、信
号側駆動回路13及び信号側駆動回路14と同様に、走
査側駆動回路15及び走査側駆動回路16内で直列接続
されるとともに、走査側駆動回路15及び走査側駆動回
路16の対応するフリップフロップとの間で、並列接続
されている。
【0068】したがって、走査側駆動回路15や走査側
駆動回路16内で配線(ライン)の断線やフリップフロ
ップの故障等の異常が発生しても、シフトクロックSPV
及び基本クロックCKV がその異常発生箇所で遮断され
ることなく、並列接続されたラインを通って、走査側駆
動回路15及び走査側駆動回路16間でシフトクロック
SPV及び基本クロックCKV のやり取りを行うことがで
き、異常発生箇所以降のフリップフロップにシフトクロ
ックSPV及び基本クロックCKV を供給することができ
る。
【0069】その結果、走査側駆動回路15や走査側駆
動回路16内のラインに断線等の異常が発生しても、全
てのトランスファゲートTGV 1〜TGV mを正常に駆
動して、各走査ラインY1、Y2、・・・、Ymに走査
駆動信号を適切に供給することができる。
【0070】このようにして、走査側駆動回路15、1
6により走査ラインY1、Y2、・・・、Ymが選択走
査され、信号側駆動回路13、14から表示駆動信号が
供給されると、選択走査された走査ラインY1、Y2、
・・・、Ymと信号ラインX1、X2、・・・、Xnと
の交点のTFTがオンして、液晶CE が表示駆動され
る。
【0071】このように、本実施例によれば、2個の信
号側駆動回路13と信号側駆動回路14が設けられ、並
列接続されており、また、2個の走査側駆動回路15と
走査側駆動回路16が設けられて並列接続されているの
で、信号側駆動回路13、14内や走査側駆動回路1
5、16内で配線の断線等の異常が発生しても、異常発
生箇所以降にも信号が供給されて、液晶表示パネル12
を正常に表示駆動することができ、液晶表示装置10の
信頼性を向上させることができる。
【0072】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0073】例えば、上記実施例においては、信号側駆
動回路や走査側駆動回路を2個ずつ形成しているが、2
個の限るものでないことは言うまでもない。
【0074】また、上記実施例においては、信号側駆動
回路と走査側駆動回路の双方を2個ずつ形成している
が、信号側駆動回路と走査側駆動回路のいずれか一方を
複数形成してもよい。
【0075】さらに、上記実施例においては、アクティ
ブマトリックス型液晶の液晶表示装置に適用した場合に
ついて説明したが、アクティブマトリックス型液晶に限
るものではない。
【0076】また、上記実施例においては、信号側駆動
回路にアナログ画像データを供給して階調表示可能なも
のとしたが、この発明は、2階調表示にも適用可能なも
のであり、その場合には、信号側駆動回路13、14に
供給するシフトクロックSPHをディジタル画像信号と
し、アナログ画像データを表示タイミング信号とすれば
よい。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、前記液晶表示パネルの
透明基板上に、複数個の駆動回路が形成され、該複数の
駆動回路が並列接続されている。
【0078】したがって、たとえ1個の駆動回路内で断
線等の異常が発生しても、他の駆動回路により、液晶表
示パネルを適切に表示駆動することができ、液晶表示装
置の信頼性を向上させることができる。
【0079】この場合、請求項2に記載するように、走
査側駆動回路と信号側駆動回路のうち少なくとも一方の
駆動回路を、複数個形成して、並列接続するようにする
と、安価に、かつ、小型の回路で、信頼性の高い液晶表
示装置を提供することができる。
【0080】また、請求項3に記載するように、前記信
号側駆動回路を、複数個形成し、並列接続するようにす
ると、ラインの本数が多く、断線等の異常の発生しやす
い信号側駆動回路に断線等の異常が発生しても、液晶表
示パネルを適切に表示駆動することができ、信頼性の高
い液晶表示装置を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の一実施例の全体回路ブ
ロック図。
【図2】図1の信号側駆動回路の詳細な回路図。
【図3】従来の液晶表示装置の一例の全体回路ブロック
図。
【図4】図3の信号側駆動回路の詳細な回路図。
【符号の説明】
10 液晶表示装置 11 透明ガラス基板 12 液晶表示パネル 13、14 信号側駆動回路 15、16 走査側駆動回路 TGH 1〜TGH n、TGV 1〜TGV m トランスフ
ァゲート TR スイッチング素子 CE 液晶

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の透明基板間に液晶が封入され、該透
    明基板上にマトリックス状に走査ラインと信号ラインの
    形成された液晶表示パネルと、 前記透明基板上に形成され、前記走査ラインと信号ライ
    ンに駆動信号を供給して液晶表示パネルを表示駆動する
    駆動回路と、 を備えた液晶表示装置において、 前記駆動回路は、前記透明基板上に複数個形成され、該
    複数の駆動回路が並列接続されたことを特徴とする液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】前記駆動回路は、 前記走査ラインに走査駆動信号を供給する走査側駆動回
    路と、 前記信号ラインに表示駆動信号を供給する信号側駆動回
    路と、 を備え、 該走査側駆動回路と信号側駆動回路のうち少なくとも一
    方の駆動回路が、複数個形成され、並列接続されている
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記信号側駆動回路が、複数個形成され、
    並列接続されていることを特徴とする請求項2記載の液
    晶表示装置。
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