JPH07286774A - 断熱箱体 - Google Patents
断熱箱体Info
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- JPH07286774A JPH07286774A JP10181594A JP10181594A JPH07286774A JP H07286774 A JPH07286774 A JP H07286774A JP 10181594 A JP10181594 A JP 10181594A JP 10181594 A JP10181594 A JP 10181594A JP H07286774 A JPH07286774 A JP H07286774A
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- molding
- sealing agent
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Abstract
するまでの諸問題を解決すると共に、硬化後の美観と衛
生上の課題も解決した断熱箱体を提供する。 【構成】 複数枚の断熱パネル4、5、6、7及び8を
接合して断熱箱体2の本体9を構成する。本体9内隅角
部に自然硬化型の防水シール剤51を塗布する。防水シ
ール剤51を被覆してモール52を設ける。モール52
は、表面が窪んだ湾曲面を呈すると共に、裏面には防水
シール剤51に食い込む固定部と、防水シール剤51が
進入する逃げ部と、端部に形成されて断熱パネル5、8
内面に当接する漏れ防止部とを備える。
Description
して本体を構成された断熱箱体に関し、特に、本体内隅
角部のシール構造に関するものである。
例えば、特開平5−87441号公報(F25D23/
06)に示されるように、外板と内板間に発泡断熱材を
充填して矩形状の断熱パネル(断熱壁)を形成し、この
断熱パネルを例えば結合用枠材を介して接合することに
より、矩形状の断熱箱体の本体を構成している。
のシール材を設け、断熱パネル間の隙間からの冷気漏れ
を防止していたが、本体の庫内底部には食品等から水が
出たり、結露水等が生じるため、従来より本体の完成
後、庫内底部の隅角部には、例えば一液の自然硬化型シ
リコン系防水シール剤を塗布することにより防水処理を
行っていた。
水シール剤は塗布されてから硬化するまでに数時間を要
するため、硬化中に作業者の手や工具が接触して形状が
崩れ、シール効果が損なわれてしまう問題があった。ま
た、この硬化中に空気中の塵埃が防水シール剤に付着す
ると除去することが極めて困難となる問題もあった。
なるため、一様には塗布できず、仕上げ状態の美観が損
なわれると共に、通常は庫内側に盛り上がって塗布され
ることになるため、硬化後において防水シール剤付近を
清掃することが極めて困難となり、衛生上の問題が発生
する欠点もあった。
るために成されたものであり、本体内隅角部に塗布した
防水シール剤が硬化するまでの諸問題を解決すると共
に、硬化後の美観と衛生上の課題も解決した断熱箱体を
提供することを目的とする。
数枚の断熱壁を接合して構成された本体と、この本体内
隅角部に塗布された自然硬化型の防水シール剤と、この
防水シール剤を被覆して設けられたモールとを備えてお
り、このモールは、表面が窪んだ湾曲面を呈すると共
に、裏面には防水シール剤に食い込む固定部と、防水シ
ール剤が進入する逃げ部と、端部に形成されて断熱壁内
面に当接する漏れ防止部とを備えているものである。
シール剤をモールにて被覆しているので、防水シール剤
の塗布後、硬化するまでの間に作業者の手や工具が接触
しても形が崩れる危険性は無く、また、塵埃が付着して
汚れる不都合も解消できる。更に、本体内隅角部には防
水シール剤の代わりにモールが露出するかたちとなるの
で、美観も向上する。
いるので、隅角部に堆積する塵埃や雑菌を円滑に除去で
きるようになる。従って、本体内を常に衛生的に維持す
ることが可能となる。また、モールの裏面には防水シー
ル剤に食い込む固定部が設けられているので、防水シー
ル剤の硬化後にモールが外れてしまう不都合も防止する
ことができる。
逃げ部と、その端部には断熱壁内面に当接する漏れ防止
部とが設けられているので、モールを取り付けたときに
防水シール剤がモール外に漏れ出す不都合も無くなる。
従って、シール効果の低下と外観の劣化も防止すること
ができる。
る。図1は本発明の断熱箱体2にて構成される冷蔵庫1
の正面図、図2は同冷蔵庫1の縦断側面図、図3は図2
のA部分の拡大図、図4は図2のB部分の拡大図、図5
及び図6は断熱箱体2の斜視図をそれぞれ示している。
ランの厨房等に設置される所謂アンダーカウンタータイ
プの業務用冷蔵庫であり、その断熱箱体2は、天壁、底
壁、左右側壁及び背壁をそれぞれ構成する断熱壁として
の複数枚の断熱パネル4、5、6、7及び8により矩形
状の本体9が構成されている。
は、図3及び図4に示す如く何れも鋼板若しくは合成樹
脂板から成る外板11と内板12と、これら内外板1
2、11の周縁部間に全周に渡って挟み込まれた硬質発
泡スチロール製の枠材13と、これら内外板12、11
及び枠材13で囲まれた空間に発泡充填された発泡ポリ
ウレタン等の断熱材14とから構成されている。そし
て、前記枠材13の上下面には長手方向の全周に渡って
凹所16が形成されており、上側の凹所16は上面に露
出している。尚、本体9の天壁を構成する断熱パネル4
も上下対称で同様の構成であるものとする。
図4に示す如く何れも鋼板若しくは合成樹脂板から成る
外板17と内板18と、これら内外板18、17の周縁
部間に全周に渡って挟み込まれた硬質発泡スチロール製
の枠材19と、これら内外板18、17及び枠材19で
囲まれた空間に発泡充填された同様の発泡ポリウレタン
等の断熱材14とから構成されている。そして、前記枠
材19の上下面にも長手方向に渡って凹所21が形成さ
れており、断熱パネル8の端面側に位置する凹所21、
21は上面若しくは下面に露出している。尚、本体9の
左右側壁を構成する断熱パネル6、7も寸法は異なるが
基本的には同様の構成であるものとする。
11周縁部には例えば図5及び図6に示す如く所定間隔
で透孔23・・を穿設して置く。そして、断熱パネル4
の下側の凹所16と断熱パネル6、7及び8の上側の凹
所21間、及び断熱パネル5の上側の凹所16と断熱パ
ネル6、7及び8の下側の凹所21間に、樹脂製(例え
ば硬質ポリスチロール)の結合用枠材26を介在させた
状態で、各断熱パネル4、5、6、7及び8を矩形状に
組み立てる。そして、前記透孔23に図5の如くワッシ
ャ27と共にボルト28を挿入し、図4の如く枠材13
及び結合用枠材26を貫通させ、枠材19に螺合させる
ことによって各断熱パネル4、5、6、7及び8を接合
し、図6の如き本体9を完成する。
には図示しないコーキング材等が設けられ、冷気漏れが
防止される。
蔵室31が構成される。本体9の前面開口縁には、額縁
状の前面板32が取り付けられており、この前面板32
の下辺32Aには、断熱パネル5の内板12上を後方の
貯蔵室31側に延在する例えばステンレス製のドレンパ
ン33が取り付けられている。尚、以下このドレンパン
33は断熱パネル5の一部を構成するものとする。そし
て、このドレンパン33には断熱パネル5を貫通する排
水孔34が穿設され、この排水孔34には本体9下側に
延在するドレンホース36が接続されている。
テンレス製のトップテーブル38が取り付けられ、更
に、前面板32には観音開き式の断熱扉37、37が取
り付けられて貯蔵室31の前面開口は開閉自在に閉塞さ
れる。
械室41が構成されており、この機械室41内には冷凍
サイクルを構成する図示しない圧縮機や凝縮器が収納設
置されている。また、機械室41の前面にはコントロー
ルパネル42や外気吸入用のグリル43が設けられてい
る。
冷凍サイクルを構成する冷却器44と冷気循環用の送風
機46、46が設置されており、更に、貯蔵室31内に
は複数段の棚47、47が架設されている。そして、前
記冷却器44と熱交換した冷気は送風機46、46によ
って貯蔵室31内に強制循環され、貯蔵室31内は所定
の温度に冷却される。前記冷却器44の下側には冷却器
44からの除霜水を受ける露受け皿48が配置されてお
り、この露受け皿48は断熱パネル5を貫通する配水管
49によって前記ドレンホース36に連通されている。
部隅角部、即ち、断熱パネル5(及びドレンパン33)
上面と断熱パネル6、7、8内面とが作る隅角部、及び
ドレンパン33の前部内面には、図5〜図8に示す如く
全周に渡って自然硬化型の防水シール剤51を塗布する
(尚、他の隅角部にも塗布して差し支えない)。この防
水シール剤51は、例えばシリコン系一液型のRTVゴ
ム(脱オキシムタイプ)であり、塗布されてから数時間
で硬化することにより、各断熱パネル5、6、7及び8
の接合部からの漏水を阻止するものである。
及び図8に示す如く貯蔵室31側に盛り上がった状態と
なるが、塗布後直ぐに(硬化する以前に)モール52に
て被覆する。このモール52は硬質塩化ビニル樹脂の押
出成形にて構成されており、防水シール剤51が塗布さ
れた隅角部の形状に合致するよう矩形状に接続形成され
ている。
このモール52は、表面が所定の曲率半径にて窪んだ湾
曲面53とされており、裏面には一対のやじり状固定部
54、54が突出形成されている。また、モール52の
両端部には裏面側に屈曲された漏れ防止部56、56が
形成されており、前記固定部54、54間、及び両固定
部54、54と漏れ防止部56、56間には内側に窪ん
だ逃げ部57及び58、58が形成されている。
寸法Dは、図9に示す如く基部間の寸法Cよりも小さく
されており、また、その外面は平面とされ、後述する如
く漏れ防止部56、56が当接することになるドレンパ
ン33及び内板18が作る直交線に近接してその少許内
側に位置する。
に矢印で示す如く貯蔵室31側から硬化前の防水シール
剤51に押し付け、図3及び図4に示す如くそれを被覆
する。この時、モール52の固定部54、54はその先
端が基部よりも内側に位置しているため、固定部54、
54は防水シール剤51に食い込むことになる。従っ
て、防水シール剤51が硬化した後にモール52が外れ
ることは防止される。
て防水シール剤51は先ず中央の逃げ部57内に進入す
ると共に、外側の逃げ部58、58にも進入するが、固
定部54、54の外面はドレンパン33或いは内板18
に近接して通路を狭めるので、不必要な逃げ部58、5
8への進入は阻止される。更に、漏れ防止部56、56
はドレンパン33或いは内板18に当接するので、防水
シール剤51がモール52外に漏れ出すことは防止され
る。従って、漏れ出た防水シール剤51によって外観が
損なわれることもなく、また、防水シール剤51のシー
ル効果が低下することもなくなる。
ル剤51を被覆したので、防水シール剤51の塗布後、
硬化するまでの間に作業者の手や工具が接触しても形が
崩れる危険性は無くなると共に、塵埃が付着して汚れる
不都合も解消される。更に、本体9の底部隅角部には防
水シール剤51の代わりにモール52が露出するかたち
となるので、美観も向上する。
3とされているので、貯蔵室31の底部隅角部に堆積す
る塵埃や雑菌を円滑に除去できるようになる。従って、
貯蔵室31内を常に衛生的に維持することが可能とな
る。
謂アンダーカウンタータイプの業務用冷蔵庫に本発明を
適用したが、それに限らず、複数の断熱パネル(断熱
壁)にて構成される各種機器の断熱箱体に本発明は有効
である。
硬化型の防水シール剤をモールにて被覆しているので、
防水シール剤の塗布後、硬化するまでの間に作業者の手
や工具が接触しても形が崩れる危険性は無く、また、塵
埃が付着して汚れる不都合も解消できる。更に、本体内
隅角部には防水シール剤の代わりにモールが露出するか
たちとなるので、美観も向上する。
いるので、隅角部に堆積する塵埃や雑菌を円滑に除去で
きるようになる。従って、本体内を常に衛生的に維持す
ることが可能となる。また、モールの裏面には防水シー
ル剤に食い込む固定部が設けられているので、防水シー
ル剤の硬化後にモールが外れてしまう不都合も防止する
ことができる。
逃げ部と、その端部には断熱壁内面に当接する漏れ防止
部とが設けられているので、モールを取り付けたときに
防水シール剤がモール外に漏れ出す不都合も無くなる。
従って、シール効果の低下と外観の劣化も防止すること
ができるものである。
図である。
拡大図である。
当する拡大図である。
断熱箱体の斜視図である。
当する拡大図である。
当する拡大図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数枚の断熱壁を接合して構成された本
体と、この本体内隅角部に塗布された自然硬化型の防水
シール剤と、この防水シール剤を被覆して設けられたモ
ールとを備え、このモールは、表面が窪んだ湾曲面を呈
すると共に、裏面には前記防水シール剤に食い込む固定
部と、前記防水シール剤が進入する逃げ部と、端部に形
成されて前記断熱壁内面に当接する漏れ防止部とを備え
ていることを特徴とする断熱箱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06101815A JP3086590B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 断熱箱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06101815A JP3086590B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 断熱箱体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07286774A true JPH07286774A (ja) | 1995-10-31 |
JP3086590B2 JP3086590B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=14310629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06101815A Expired - Fee Related JP3086590B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 断熱箱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3086590B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012255629A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Toshiba Corp | 冷蔵庫 |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP06101815A patent/JP3086590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012255629A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Toshiba Corp | 冷蔵庫 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3086590B2 (ja) | 2000-09-11 |
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Legal Events
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