JPH07286646A - オートテンショナの摩擦部材 - Google Patents

オートテンショナの摩擦部材

Info

Publication number
JPH07286646A
JPH07286646A JP4052895A JP4052895A JPH07286646A JP H07286646 A JPH07286646 A JP H07286646A JP 4052895 A JP4052895 A JP 4052895A JP 4052895 A JP4052895 A JP 4052895A JP H07286646 A JPH07286646 A JP H07286646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
friction member
weight
polyamide
cam shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4052895A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Niwa
洋 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP4052895A priority Critical patent/JPH07286646A/ja
Publication of JPH07286646A publication Critical patent/JPH07286646A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0829Means for varying tension of belts, ropes, or chains with vibration damping means

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートテンショナの摩擦部材を、耐摩耗性に
優れ、軟質・硬質金属製摺動相手材を摩耗させず、かつ
摩擦係数が低い値で安定したものとする。 【構成】 ポリアミド4−6樹脂30〜82重量%、炭
素繊維または芳香族ポリアミド繊維5〜45重量%、四
フッ化エチレン樹脂などのフッ素系樹脂2〜25重量
%、必要に応じて二硫化モリブデン1〜10重量%を含
む樹脂組成物の成形体からなるオートテンショナの摩擦
部材とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等エンジンの
カム軸駆動用タイミングベルト等の張力を一定に保持す
るオートテンショナに取り付けられ、ベルトの張力に応
じて作動する部材に摺接するオートテンショナの摩擦部
材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のエンジンのベルトの張
力を一定に保持するオートテンショナとして実公平5−
3799号公報に記載されたものが知られている。
【0003】このものは、揺動自在に支持されたブラケ
ットにプーリ支持体を取り付け、このプーリ支持体の底
壁に形成した長孔にボルトを挿入し、このボルトの外側
に嵌合した一対の66ナイロン製の摩擦板で上記底壁を
挟み、一方の摩擦板を圧縮コイルばねで底壁に押しつ
け、一対の摩擦板と底壁の接触部に作用する摩擦抵抗に
よってプーリの揺動を減衰し、かつベルトの振動を低減
させ、ブラケットに張力調整ばねのばね力を付与してプ
ーリをベルトに押しつけてベルトの張力を一定に保持し
ようとしたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のオートテンショナでは、揺動の減衰力を大きくしてそ
の性能を向上させるために、大型のコイルばねを使用
し、かつ摩擦面を拡大する必要があり、このために装置
が大型化するという欠点がある。またこの装置では、摩
擦部材の摩擦係数を増大させると、ベルトの変動が大き
い場合にプーリの振動が大きくなり、騒音が大きくなる
欠点もある。
【0005】このような問題点を解決するために、本願
の出願人は、特願平4−138493号明細書におい
て、エンジンブロック等の基台に固定してカム軸を取り
付け、このカム軸を中心として揺動自在に支持されたプ
ーリ支持体とカム軸との間にくさび形空間を形成し、こ
のくさび形空間に、そのくさび形空間と略同形状の摩擦
部材と、この摩擦部材をくさび形空間の狭小部に向けて
押圧するばね部材とを組み込み、上記プーリ支持体に張
力調整ばねのばね力を付与して、プーリ支持体をベルト
張り側に偏向させるようにしたオートテンショナを提案
した。
【0006】そして、このようなオートテンショナに組
み付けられた摩擦部材は、所要の機械的強度を有するプ
ラスチックまたは表面にフッ素樹脂被膜を被覆したプラ
スチックを用いており、またこのような摩擦部材に摺接
するプーリ支持体は、鋼またはステンレス鋼、またはこ
れらにニッケルやクロム等をメッキした比較的硬質の金
属材からなるものであった。
【0007】しかし、上記した摩擦部材は、硬質の金属
材からなるプーリ支持体に摺接するので、比較的摩耗し
易く、また摩擦係数が安定し難いので、オートテンショ
ナが安定して動作し難いという問題点がある。
【0008】また、プラスチック製の摩擦部材を炭素繊
維などの繊維補強材で充填すると、耐摩耗性は改善され
るが、摺動相手材を損傷するという問題点がある。
【0009】また、摺動相手材として、Mgを含むアル
ミニウム系合金に比べて比較的硬質の合金であるMgや
Siを含むアルミニウム系合金が採用された摺動条件で
は、これに接触する前記樹脂組成物の低摩擦特性、耐摩
耗性、摺動相手材の損傷性を全て満足させることは比較
的困難であると推定されている。
【0010】そこで、この発明は上記した問題点を解決
し、オートテンショナの摩擦部材を、耐摩耗性に優れ、
軟質・硬質金属製摺動相手材を摩耗させず、摩擦係数が
低く安定して動作するものとすることを課題としてい
る。
【0011】また、この発明の第2の課題は、オートテ
ンショナの摩擦部材を、ポリアミド4−6樹脂を主要材
料とする従来の組成物からなるものよりも優れた低摩擦
特性、耐摩耗性およびアルミニウム系合金等の軟質合金
に対する非攻撃性を具備するものとし、さらにはMgや
Cuなどを含むアルミニウム系合金ばかりでなく、M
g、Cu、Siなどを含むアルミニウム系合金を摺動相
手とした場合でも、上記良好な結果が得られる高性能の
オートテンショナの摩擦部材とすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、固定されたカム軸とこのカム
軸に対して偏心した状態で回転自在に取り付けられたプ
ーリ支持体との間のくさび形空間に組み込まれ、前記プ
ーリ支持体がベルトの張力に対応して揺動した際に、前
記固定軸およびプーリ支持体に摺接して適当な揺動抵抗
を与えるオートテンショナの摩擦部材において、この摩
擦部材が、ポリアミド4−6樹脂30〜82重量%、フ
ッ素系樹脂1〜24重量%、炭素繊維5〜45重量%を
含む樹脂組成物の成形体からなる構成を採用したのであ
る。
【0013】また、前記した樹脂組成物に、さらに二硫
化モリブデン1〜10重量%を配合することもできる。
【0014】また、上記したオートテンショナの摩擦部
材において、炭素繊維5〜45重量%に代えて、芳香族
ポリアミド繊維5〜45重量%を配合した樹脂組成物を
採用することもできる。
【0015】前記したフッ素系樹脂としては、四フッ化
エチレン樹脂を採用することができる。
【0016】以下に、その詳細を述べる。この発明に用
いるポリアミド4−6樹脂は、下記の化1の式で表わさ
れる直鎖脂肪族ポリアミドであって、ジアミノブタンと
アジピン酸の重縮合反応によって工業的に製造される周
知の樹脂を採用することができる。
【0017】
【化1】
【0018】このようなポリアミド4−6樹脂は、ポリ
アミドが一般的に備えている潤滑性、耐摩耗性、耐薬品
性を有すると共に、ポリアミド6樹脂、ポリアミド6−
6樹脂に比較して、引張り強さ、曲げ強さ、曲げ弾性率
などの機械的強度および耐熱性の点でより優れたもので
ある。ポリアミド4−6樹脂の市販品としては、日本合
成ゴム社製:スタニール TW300などを挙げること
ができる。
【0019】これらの標準品樹脂成形体の代表的な物性
値を、下記の表1に示した。
【0020】
【表1】
【0021】なお、ポリアミド4−6樹脂は、結晶化を
進行させることで熱変形温度を約150℃から220℃
前後へ引き上げることができると考えられる。
【0022】また、ポリアミド4−6樹脂の球晶は、約
1〜2μm程度であり、ポリアミド6−6の球晶の約1
0〜20μmと比べて約1/10程度に小さく、このた
めにポリアミド4−6樹脂のアイゾット衝撃強さ等の強
度は高いと考えられる。また、ポリアミド4−6樹脂
は、射出成形体とした場合に流れ方向に対する成形収縮
率は比較的小さく、流れ方向の吸水による寸法変化はポ
リアミド6−6樹脂に比べてかなり小さい値を示す。
【0023】上記したポリアミド4−6樹脂の全組成物
中の配合割合は、30〜82重量%である。なぜなら3
0重量%未満の少量では成形体の機械的強度が低下する
からであり、82重量%を越える多量では、所定の充填
剤を添加しても補強効果が得られず、このため成形体の
耐摩耗性が劣る結果となり好ましくないからである。
【0024】次に、この発明に用いる炭素繊維は、平均
繊維径が約1〜20μm、好ましくは約5〜18μmで
あり、かつアスペクト比が約1〜80、より好ましくは
約5〜50のものが好ましい。なぜなら、平均繊維径が
約1μm未満の細いものでは繊維間の凝集が起こり、均
一分散が困難となり、また約20μmを越える太いもの
では軟質相手材を摩耗させるからであり、平均繊維径が
約5〜18μmではこのような傾向がより少なくなって
好ましい。また、アスペクト比が約1未満のものではマ
トリックス自体の補強効果が損われ機械的特性が低下
し、逆に約80を越えると混合時の均一分散がきわめて
困難となって、摩耗特性に支障を来たし、品質低下を招
くからである。アスペクト比が約1〜80では、このよ
うな傾向が全くなく、好ましい結果が得られる。
【0025】この発明に用いる芳香族ポリアミド繊維
は、下記の化2の式で表わされる繊維状の耐熱樹脂とし
て周知のものであり、芳香族環がメタ位でアミド結合に
よって結合されたもの、芳香族環がパラ位でアミド結合
によって結合されたもののいずれであってもよい。
【0026】
【化2】
【0027】パラ系芳香族ポリアミド繊維としては、下
記化3の式で表わされる反復単位を含むパラ系芳香族ポ
リアミド繊維が挙げられる。
【0028】
【化3】
【0029】このような組成物に添加されるパラ系芳香
族ポリアミド繊維は、繊維軸方向に分子鎖が配列してい
るので、軸方向に高弾性・高強度であるが、直角方向に
は分子間力が弱いものである。このようにパラ系芳香族
ポリアミド繊維は軸方向の強度によって、配合された樹
脂組成物の耐摩耗性をよく向上させることができ、一
方、繊維直角方向に圧縮力を受けると分子鎖が座屈しま
たは破壊され易いので、軟質の摺動相手材を損傷しない
と考えられる。
【0030】また、パラ系以外の芳香族ポリアミド繊維
を採用する場合は、四フッ化エチレン樹脂などのフッ素
系樹脂の所定量を含むものを添加することによって、前
記組成物と同様に軟質の摺動相手材を損傷せず、耐摩耗
性に優れた組成物となる。
【0031】パラ系芳香族ポリアミド繊維は、前記した
化3に示す反復単位を含む重合体からなり、下記化4に
示すメタ系芳香族ポリアミド樹脂とは分子構造が異なる
ものである。パラ系芳香族ポリアミド繊維の市販品とし
ては、デュポン・東レ・ケブラー社製:ケブラー、日本
アラミド社製:トワロン、帝人社製:テクノーラが挙げ
られる。
【0032】
【化4】
【0033】パラ系以外の芳香族ポリアミド繊維(すな
わち、メタ系の芳香族ポリアミド繊維)を使用する場合
は、フッ素系樹脂としてPTFEを採用し、その所定量
を添加する。この場合さらに、他のフッ素系樹脂を併用
することもできる。メタ系芳香族ポリアミド繊維の市販
品としては、デュポン・東レ・ケブラー社製:ノーメッ
クス、帝人社製:コーネックスが挙げられる。
【0034】このような芳香族ポリアミド繊維の形態
は、繊維長約0.15〜3mm、アスペクト比約1〜2
30程度の範囲のものとなっている。
【0035】芳香族ポリアミド繊維の形態としては、平
均繊維径が約1〜20μmのものが好ましく、より好ま
しくは約5〜15μmのものである。また、アスペクト
比は、約1〜60のものが好ましく、より好ましくは約
15〜40のものである。
【0036】芳香族ポリアミド繊維が所定範囲未満の繊
維長では、耐摩耗性が不充分となり、上記範囲を越える
繊維長では組成物中の分散不良で好ましくない。また、
上記範囲未満のアスペクト比では、粉末形状に近くなっ
て耐摩耗性改善効果が不充分となり、上記範囲を越える
アスぺクト比では組成物中の均一分散が困難で好ましく
ない。
【0037】そして、平均繊維径が約1μm未満の細径
のものでは、マトリックスに混合した際に繊維間に凝集
が起こり均一な分散が困難であり、平均繊維径が約20
μmを越える太径のものでは、組成物が軟質相手材を摺
動摩耗するからであり、平均繊維径が約5〜15μmの
ものではこのような傾向が全くみられず極めて好まし
い。また、アスペクト比が約1未満のものではマトリッ
クスの補強効果がなく機械的特性が低くなり、約60を
越えると混合時の均一な分散が困難となり、組成物の摩
耗特性が一様でなくなるからである。
【0038】このような条件を満足する市販の芳香族ポ
リアミド繊維としては、アクゾ社製:トワロン(商品
名)が挙げられる。
【0039】上記した芳香族ポリアミド繊維、または前
記した炭素繊維の全組成物中の配合割合は、5〜45重
量%、好ましくは10〜30重量%である。なぜなら、
5重量%未満では成形体の耐摩耗性が殆ど向上せず、4
5重量%を越える多量では溶融流動性が著しく低下して
成形性が悪くなるからである。さらに前記した配合割合
が10〜30重量%であれば、このような傾向が全くな
く、好ましい結果が得られる。
【0040】この発明に用いるフッ素系樹脂としては、
例えばポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと
略称する)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロア
ルキルビニルエーテル共重合体(PFAと略称する)、
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合体(FEPと略称する)、エチレン−テトラフルオ
ロエチレン共重合体(ETFEと略称する)、テトラフ
ルオロエチレン−フルオロアルキルビニルエーテル−フ
ルオロオレフィン共重合合体(EPEと略称する)、ポ
リクロロトリフルオロエチレン(PCTFEと略称す
る)、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体
(ECTFEと略称する)、ポリフッ化ビニリデン(P
VDFと略称する)、ポリフッ化ビニル(PVFと略称
する)等が挙げられる。これらは、それぞれ単独もしく
は、例えば1:10から10:1の範囲で前記2種以上
の混合物として用いてもよい。
【0041】このうちPTFEは、融点が約327℃で
あり、約340〜380℃でも溶融粘度が約1011〜1
12ポイズと高く、融点を越えても流動し難く、フッ素
樹脂のなかでは最も耐熱性に優れた樹脂であると考えら
れている。このようなPTFEを採用する場合は、これ
が成形用の粉末であっても、また、いわゆる固体潤滑剤
用の微粉末であってもよく、市販品としては三井・デュ
ポンフロロケミカル社製:テフロン7J、TLP−1
0、旭硝子社製:フルオンG163、ダイキン工業社
製:ポリフロンM15、ルブロンL5などを例示するこ
とができる。また、アルキルビニルエーテルで変性され
たようなPTFEであってもよい。一般にPTFEは、
四ふっ化エチレンの単独重合体で、圧縮成形可能な樹脂
として例えば喜多村社製:400H等の市販の樹脂も採
用できる。
【0042】PFAとしては、三井・デュポンフロロケ
ミカル社製:テフロンPFA−J、MP−10、ヘキス
ト社製:ホスタフロンTFA、ダイキン工業社製:ネオ
フロンPFAを、FEPとしては三井・デュポンフロロ
ケミカル社製:テフロンFEP−J、ダイキン工業社
製:ネオフロンFEPを、ETFEとしては三井・デュ
ポンフロロケミカル社製:テフゼル、旭硝子社製:アフ
ロンCOPを、また、EPEとしては三井・デュポンフ
ロロケミカル社製:テフロンEPE−J、などを挙げる
ことができる。
【0043】PTFE、PFA、FEPは、フッ素系樹
脂のなかでも比較的耐熱温度が高く好ましいものであ
る。PVDFとしては、呉羽化学工業社製;KFポリマ
ーなどを例示できる。
【0044】また、例えば芳香族系ポリエステル樹脂
は、下記の化5の式に示すポリオキシベンゾイルポリエ
ステルの他、これを共重合成分として含む共重合体を更
に約1〜10重量%程度混合してもよい。このような芳
香族系ポリエステル樹脂は、化5に示すポリオキシベン
ゾイルポリエステルの市販品として、住友化学工業社
製:エコノールE101などを例示できる。
【0045】
【化5】
【0046】上記したフッ素系樹脂の配合割合は1〜2
4重量%、好ましくは5〜25重量%である。なぜなら
1重量%未満では、自己潤滑性および耐摩耗性などの摺
動特性の改良が顕著に認められず、また25重量%をこ
えると成形性が悪くなり、機械的特性が低下するからで
ある。同配合割合が5〜25重量%であれば、このよう
な傾向が全くなく、好ましい結果が得られる。
【0047】この発明に用いる二硫化モリブデンは、耐
摩耗性および寸法安定性の向上を図るために必須成分と
して添加され、その配合割合は、1〜10重量%であ
る。なぜなら、上記所定範囲未満の配合量では、自己潤
滑性および耐摩耗性などの摺動特性の改良が顕著に認め
られず、また上記所定範囲を越える配合量では、機械的
な強度が低下し、配合量に見合う所期した効果が見られ
ないからである。
【0048】なお、上記材料以外の添加剤としてこの発
明の効果を阻害しない範囲内で、例えば自己潤滑性、機
械的強度、および熱安定性などの向上ならびに着色等の
目的で固体潤滑剤、増量剤、粉末充填剤および顔料など
約350℃程度以上の高温で安定な物質を適宜混合して
もよい。また、このような添加剤を配合した際の残部ポ
リアミド4−6樹脂は、約40重量%を下回らないよう
にすることが好ましい。
【0049】また、ポリアミド4−6樹脂に対して各種
の添加物を添加混合する方法は特に限定するものではな
く、通常広く用いられている方法、たとえば主成分とな
る樹脂、その他の諸原料をそれぞれ個別に、またはヘン
シェルミキサー、ボールミル、タンブラーミキサー等の
混合機によって適宜乾式混合した後、溶融混合性のよい
射出成形機もしくは溶融押出成形機に供給するか、又は
予め熱ロール、ニーダ、バンバリーミキサー、溶融押出
機などで溶融混合するなどの方法を利用すればよい。
【0050】さらに、この発明の組成物を成形する際に
は、特に成形方法を限定するものではなく、圧縮成形、
押出成形、射出成形等の通常の方法、または組成物を溶
融混合した後、これをジェットミル、冷凍粉砕機等によ
って粉砕し、所望の粒径に分級することも可能である。
なかでも射出成形法は、生産性に優れ、安価な成形体を
提供することができる。
【0051】また、このようにして得られたペレットな
どの粒は、成形前に後述の熱処理と同程度の乾燥処理を
施しても良い。充分にペレット等の粒から水分などを蒸
発させることで、成形体の膨れや強度低下を防ぐことが
できると考えられる。
【0052】なお、この発明においてはポリアミド4−
6樹脂を主要成分とする潤滑性組成物に、各種の添加剤
を配合することもできる。例えば、組成物の潤滑性をさ
らに改良するために、前記芳香族ポリエステル樹脂の配
合量とほぼ同等量の耐摩耗性の改良剤を配合してもよ
い。耐摩耗性改良剤の具体例としては、カーボン、グラ
ファイト、マイカ、タルク、ウォラストナイト、金属酸
化物の粉末、硫酸カルシウムなどのウィスカ、リン酸
塩、炭酸塩、ステアリン酸塩、超高分子量ポリエチレン
などを例示することができる。
【0053】上記した材料から成形されるこの発明にお
けるオートテンショナの摩擦部材は、その形状を限定す
るものでなく、オートテンショナの仕様・条件、カム
軸、円筒部材、ばね部材などに合わせた形態をとればよ
い。
【0054】このような成形体は、成形時のひずみを除
いて高温使用時の寸法安定性を確保するため、約100
〜250℃で約0.1〜24時間程度のアニール熱処理
をしておくことが望ましい。
【0055】アニール熱処理温度は、約230℃以下、
好ましくは約150〜220℃程度で行われることが適
当である。ポリアミド4−6樹脂は、広い温度範囲にわ
たって剛性が高く、耐衝撃性も優れており、クリープな
どの歪みに対しても強く、また殆どの種類の油類や薬品
等にも耐性を示す樹脂である。また、この樹脂は結晶性
であって、その結晶化速度は大きく、吸水率はポリアミ
ド6−6樹脂よりも大きいが、吸水による寸法変化量
は、ポリアミド6−6樹脂よりも少ないと考えられてい
る。また、結晶化度の上昇で、強度や剛性の増加、耐摩
耗性や潤滑性の向上、熱膨張係数や吸水率の低下などの
性質をもっている。
【0056】熱処理温度が約150℃未満の低温では、
結晶化の進行に多大の時間を要して効率が悪く、成形体
のわずかな歪みを除くことも難しくなり、寸法安定性も
得られ難いと考えられる。
【0057】アニール熱処理温度が、約230℃を越
え、特に標準品熱変形温度の約220℃を越えると、樹
脂にかかる熱履歴の影響が大きくなり、好ましくないと
考えられる。熱処理時は、前記所定の温度に達する前
に、例えば常温、約80℃、約130℃、約180℃、
約220℃、約230℃というように、数段階に分け
て、約15〜180分程度の範囲で、約15〜60分毎
に徐々に昇温し、前記温度範囲内の最適な温度にて、前
記時間の範囲で温度を一定に保持してもよい。その場合
の最高温度の保持時間は、約15〜480分程度であれ
ばよい。最高温度の保持時間が所定時間よりも短時間で
あると、樹脂の結晶化が不充分となって寸法安定性が悪
くなり、所定時間よりも長時間であると、「ソリ」など
の不適当な熱変形が起こり、また電気炉などのエネルギ
ー消費量の増大や製造時間の超時間化からみても製造コ
ストの低減を図ることが難しくなる。
【0058】また、約90〜120℃程度に昇温した時
にそのような一定温度で保持してもよい。このようにす
ると、成形体内に僅かに取り込まれた水分を乾燥させる
ことができ、その後、結晶化させることができる。一
方、短時間で急激に加熱して熱処理を終了させることは
好ましくない。前記水分が沸点を越えて気化し、その際
の体積膨張によって成形体に「膨れ」などの不具合が発
生する可能性が高くなるからである。
【0059】結晶化工程後の冷却は、前記昇温時と逆の
段階を経て冷却してもよく、または約60〜180分程
度の時間をかけて連続的に徐冷してもよい。
【0060】以上のような熱処理工程を行なうことによ
り、成形体の膨れなどの不具合の発生を極力防ぐと共
に、樹脂の結晶化を確実かつ徐々に進行させて、成形体
の寸法安定性を高めて寸法精度の高い成形体を提供する
ことができる。
【0061】また、ポリアミド4−6樹脂は、衝撃強度
も比較的良いので、オートテンショナに大きな衝撃が付
与されたとしても比較的、耐久性は持続するものと考え
られる。耐衝撃性と寸法精度の両方の点から、前記熱処
理の最適な条件を選択でき、また、仕様によっては耐衝
撃性を優先させて、前記熱処理を省略してもよい。
【0062】また、成形体と相手部材の少なくとも一方
の摺動面の表面粗さは、Rmax、Ra、Rz等のJI
Sで定義された評価法によって、約3〜25μm以下で
あり、好ましくは約8μm以下、より好ましくは約3μ
m以下である。なぜなら、表面粗さが前記所定範囲を越
えると、摺動面に傷が多く付くようになり、これは摩耗
の原因になると考えられるからである。
【0063】なお、相手材表面の仕上げ加工などの工程
に長時間を要するので、効率的でないことや樹脂材の転
移膜の形成に影響される可能性もあるため、摩耗に影響
されないような仕様や条件であれば、約3〜8μm程度
の範囲以下としても良いとも推定される。
【0064】
【作用】この発明に係るオートテンショナの摩擦部材
は、ポリアミド4−6樹脂に所定の配合割合で添加され
たフッ素系樹脂、炭素繊維または芳香族ポリアミド繊
維、二硫化モリブデンがポリアミド4−6樹脂本来の摺
動特性、機械的強度を相乗的に高めるので、従来の炭素
繊維およびPTFEの併用した樹脂組成物では不充分で
あった硬質金属製の摺動相手材の非損傷性を満足しつつ
耐摩耗特性が高まり、摩擦係数も低く安定する。
【0065】
【実施例】この発明の実施例および比較例に使用した原
材料を一括して示すと、以下の通りである。
【0066】(1)ポリアミド4−6樹脂[PA46]
(日本合成ゴム社製:スタニール TW300) (2)ポリアミド6−6樹脂[PA66](BASF社
製:ウルトラミッド) (3)ポリアセタール[POM](ポリプラスチック社
製:ジュラコン) (4)炭素繊維(呉羽化学社製:M107T、平均繊維
径18.0μm、アスペクト比38) (5)芳香族ポリアミド繊維(アクゾ社製:トワロン
Micro 1088、平均繊維径13.0μm、アス
ペクト比19) (6)PTFE(喜多村社製:400H) (7)二硫化モリブデン(ダウコーニング社製:モリコ
ートZパウダー) 〔実施例1〜4、比較例1〜5〕以上の原材料を表1ま
たは表2に示した割合(重量%)で配合し、ヘンシェル
ミキサーを用いて乾式混合し、さらに押出機にて溶融押
出して造粒し、これを射出圧力約1000kgf/cm
2 、シリンダー温度約300℃の条件で射出成形してく
さび状の摩擦部材を製造すると共に、その物性を調べる
ため、外径21mm、内径17mm、高さ10mmの円
筒状試験片を形成した。得られた試験片に対して次に示
す試験を行なった。
【0067】(a)スラスト摩擦摩耗試験 スラスト摩擦摩耗試験機を用い、摺動相手材を無電解ニ
ッケルメッキした機械構造用炭素鋼(S45C)、また
は硬質クロムメッキした軸受鋼(SUJ2)として、滑
り速度毎分10m、面圧5kgf/cm2 、空気雰囲気
内、試験温度約130℃における摩擦係数と摩耗係数
(×10-10 cm3 /kg・m)を求めた。得られた結
果を表2または表3に併記した。
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】
【0070】表2および表3の結果から明らかなよう
に、PA4−6またはP0Mを主要成分とする比較例1
〜5は、他の所定材料を配合した場合でも相手材の摩耗
損傷性、自己の摩耗係数が共に実施例に比べて顕著に劣
り、摩擦係数も高かった。
【0071】これに対して全ての条件を満足する実施例
1〜4は、いずれも自己および摺動相手材の摩耗係数が
極めて小さく、摩擦係数も安定して低い値であった。
【0072】次に、この発明の摩擦部材を自動車のエン
ジンのカム軸駆動用ベルトの張力調整用のオートテンシ
ョナに装着した例を図1〜3に基づいて説明する。
【0073】図2に示すように、カム軸1は、ボルト2
の締付けによってエンジンブロック3に固定されてい
る。そして、カム軸1の外側にはすべり軸受4が嵌合さ
れ、すべり軸受4の外側にプーリ支持体5が嵌合されて
いる。プーリ支持体5は、外径面の軸心に対する偏心位
置が回転自在に支持されている。
【0074】プーリ支持体5には、軸受6を介してプー
リ7が回転自在に支持されている。プーリ支持体5のエ
ンジンブロック側の端部には円筒部8が設けられ、この
円筒部8は、カム軸1と同軸上に位置している。円筒部
8の外側には、アーム9の一端部に設けた筒部10が圧
入され、そのアーム9の他端部に連結した張力調整ばね
11によってプーリ支持体5はベルト張り側に揺動さ
れ、プーリ7がベルト12(図1参照)に押しつけられ
ている。
【0075】そして、図3に示すように、円筒部8の内
側においてカム軸1の外周には、複数のカム面13が周
方向に所要の間隔をおいて設けられ、カム面13と円筒
部8の内面間にくさび形空間14が形成されている。
【0076】くさび形空間14は、プーリ支持体5がベ
ルトの弛み側に揺動する方向に向けて狭くなり、そのく
さび形空間14内にこれと同形状の摩擦部材15と、摩
擦部材15をくさび形空間14の狭小部に向けて押圧す
るばね部材16とが組み込まれている。
【0077】ここで、カム面13は、螺旋形もしくはカ
ム軸1の軸心に対して偏心位置に中心を有する偏心円弧
形をなし、摩擦部材15との周方向の全接触面でくさび
角αが略一定である。
【0078】上記の構成からなるオートテンショナは、
ベルト12の張力が増大し、そのベルト12でプーリ7
が押されると、プーリ支持体5がカム軸1を中心に図1
の矢印で示す方向(ベルト弛み側)に揺動しようとす
る。このとき、摩擦部材15は、円筒部8との接触によ
ってくさび形空間14の狭小部に向けてさらに押し込ま
れて摩擦部材15と円筒部8の接触部に作用する摩擦力
が増大し、プーリ支持体5の揺動が抑制される。
【0079】ここで、くさび形空間14のくさび角α
は、滑り条件に設定されているため、ベルト12がプー
リ7を押す押圧力が増大すると、摩擦部材15と円筒部
8の接触部に作用する摩擦力と張力調整ばね11のばね
力の合力を越えた分だけプーリ支持体5はベルト弛み側
へ揺動する。
【0080】一方、ベルト12の張力が減少すると、張
力調整ばね11のばね力によってプーリ支持体5は、ベ
ルト張り側に揺動しようとする。このとき、摩擦部材1
5は、円筒部8との接触によってくさび形空間14の広
幅部に向けて押し出されて、円筒部8と摩擦部材15の
接触部における摩擦抵抗が減少する。このため、プーリ
支持体5は、ベルト張り側に速やかに揺動する。
【0081】このように、プーリ支持体5の揺動抵抗
は、ベルト弛み側に大きく、ベルト張り側には小さい、
所謂一方向性ダンパの特性を有し、これにより、ベルト
12の張力変動によるプーリ7の振動及びベルト12の
振動を抑制しながら過大な張力増加や張力減少にはプー
リ7が揺動して、ベルト12の張力を一定に保ち、オー
トテンショナとしての機能を発揮するのである。
【0082】
【効果】この発明のオートテンショナの摩擦部材は、以
上説明したように、軟質・硬質の金属材を相手とする摺
動条件において、耐摩耗性に優れ、かつ相手材を摩耗さ
せず、しかも摩擦係数が低い値で安定し、所定のオート
テンショナに取り付けられる摩擦部材として優れた特性
を発揮する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の摩擦部材を装着したオートテンショナ
の正面図
【図2】図1の縦断面図
【図3】図2のIII −III 線に沿った断面図
【符号の説明】
1 カム軸 5 プーリ支持体 7 プーリ 8 円筒部 13 カム面 14 くさび形空間 15 摩擦部材 16 ばね部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定されたカム軸とこのカム軸に対して
    偏心した状態で回転自在に取り付けられたプーリ支持体
    との間のくさび形空間に組み込まれ、前記プーリ支持体
    がベルトの張力に対応して揺動した際に、前記固定軸お
    よびプーリ支持体に摺接して適当な揺動抵抗を与えるオ
    ートテンショナの摩擦部材において、 この摩擦部材が、ポリアミド4−6樹脂30〜82重量
    %、フッ素系樹脂1〜24重量%、炭素繊維5〜45重
    量%を含む樹脂組成物の成形体からなることを特徴とす
    るオートテンショナの摩擦部材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の樹脂組成物に、さらに
    二硫化モリブデン1〜10重量%を配合したことを特徴
    とするオートテンショナの摩擦部材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のオートテンシ
    ョナの摩擦部材において、炭素繊維5〜45重量%に代
    えて、芳香族ポリアミド繊維5〜45重量%を配合した
    ことを特徴とするオートテンショナの摩擦部材。
  4. 【請求項4】 前記フッ素系樹脂が、四フッ化エチレン
    樹脂である請求項1、2または3に記載のオートテンシ
    ョナの摩擦部材。
JP4052895A 1994-02-28 1995-02-28 オートテンショナの摩擦部材 Pending JPH07286646A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4052895A JPH07286646A (ja) 1994-02-28 1995-02-28 オートテンショナの摩擦部材

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3028394 1994-02-28
JP6-30283 1994-02-28
JP4052895A JPH07286646A (ja) 1994-02-28 1995-02-28 オートテンショナの摩擦部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07286646A true JPH07286646A (ja) 1995-10-31

Family

ID=26368608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4052895A Pending JPH07286646A (ja) 1994-02-28 1995-02-28 オートテンショナの摩擦部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07286646A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6102820A (en) * 1997-07-24 2000-08-15 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Auto-tensioner
DE102004058773A1 (de) * 2004-12-07 2006-06-08 Schaeffler Kg Spannvorrichtung
JP2008240768A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Bando Chem Ind Ltd ベルトテンショナ用摺動材の製造方法およびベルトテンショナ
JP2009257570A (ja) * 2008-01-30 2009-11-05 Tomokazu Ishida オートテンショナ
JP2010071346A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Tomokazu Ishida オートテンショナ
JP2010529380A (ja) * 2007-06-05 2010-08-26 ダイコ ユーロペ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ オイル潤滑ベルト駆動装置用プーリテンショナ
WO2012140817A1 (ja) * 2011-04-15 2012-10-18 バンドー化学株式会社 テンショナ
KR20180039519A (ko) * 2016-10-10 2018-04-18 주식회사 만도 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
CN111853185A (zh) * 2019-04-25 2020-10-30 中粮工程装备(张家口)有限公司 涨紧装置及磨粉机

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6102820A (en) * 1997-07-24 2000-08-15 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Auto-tensioner
DE102004058773A1 (de) * 2004-12-07 2006-06-08 Schaeffler Kg Spannvorrichtung
JP2008240768A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Bando Chem Ind Ltd ベルトテンショナ用摺動材の製造方法およびベルトテンショナ
JP2010529380A (ja) * 2007-06-05 2010-08-26 ダイコ ユーロペ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ オイル潤滑ベルト駆動装置用プーリテンショナ
JP2009257570A (ja) * 2008-01-30 2009-11-05 Tomokazu Ishida オートテンショナ
JP2010071346A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Tomokazu Ishida オートテンショナ
WO2012140817A1 (ja) * 2011-04-15 2012-10-18 バンドー化学株式会社 テンショナ
JPWO2012140817A1 (ja) * 2011-04-15 2014-07-28 バンドー化学株式会社 テンショナ
KR20180039519A (ko) * 2016-10-10 2018-04-18 주식회사 만도 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
CN111853185A (zh) * 2019-04-25 2020-10-30 中粮工程装备(张家口)有限公司 涨紧装置及磨粉机
CN111853185B (zh) * 2019-04-25 2024-01-16 中粮工程装备(张家口)有限公司 涨紧装置及磨粉机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8028997B2 (en) Resin seal ring and manufacturing method
JP3829133B2 (ja) 伝動ベルト用ゴム組成物及び伝動ベルト
JPH07286646A (ja) オートテンショナの摩擦部材
US7878594B2 (en) Seat reclining device
JPH07268126A (ja) 潤滑性樹脂組成物
JP4052777B2 (ja) ベルト張力調整装置
EP2795158B1 (en) Sliding element for use in an engine or chain transmission apparatus
WO2015146862A1 (ja) Hnbr組成物及びhnbr架橋体
JPH09100919A (ja) シールリング
JP3235223B2 (ja) ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物の製法
JP2003239932A (ja) 樹脂製ナットおよびすべりねじ装置
JPH07286670A (ja) オイルシールリング
JPH0632978A (ja) 摺動部材用ポリアミド樹脂組成物
JP4300456B2 (ja) ボールシート
JP3901229B2 (ja) 耐熱・潤滑性樹脂組成物
JPH0920883A (ja) スクロール型コンプレッサ用シール部材組成物
JP2006225433A (ja) 摺動部材用樹脂組成物および摺動部材
JP2001115976A (ja) スクロール型コンプレッサー用シール材料
JP7300549B1 (ja) オートテンショナ
JP2000170770A (ja) すべり軸受装置
JP2008157440A (ja) 高負荷伝動ベルト
JP2009052736A (ja) 高負荷伝動ベルト及び高負荷伝動ベルト用ブロック
JP3496671B2 (ja) 平面案内すべり軸受
JP2002081551A (ja) シールリング
JP4624759B2 (ja) 高負荷伝動ベルト