JPH07286365A - 前後・左右へ移動可能な防雨構造物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 防雨対象物の移動に合わせて屋根構造も移
動可能とする。 【構 成】 屋根移動に除し、跛行に伴う屋根への影響
を緩和するための柔軟構造屋根とし、それを支持する構
造物下端に車輪を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【発明の目的】防雨・防熱などの目的を持って作業の場
所に屋根設置の要望がある。ただ、その場所が固定して
いない場合を考え移動を可能とした構造物とする。又、
屋根の下に車輪更には他の構造物がある場合を考えて、
一方向のアクセスは自由とした構造とする。例えば、ク
レーン荷役時クレーンの移動に合わせて屋根も移動する
ことを可能とする。

【発明の構成】ここで考える構造物は図１に示す様に、
屋根１と屋根を取付けた門型の支持構造物２で構成さ
れ、かつ２は左右２体から成り、屋根以外には夫々を連
繋するものは無い。この様に門型構造物を夫々独立した
のは、屋根下での一方向へのアクセスを屋根下端まで完
全に自由にするためと、走行中に生じる構造物の左右の
アンバランスをある程度許諾せんとするためである。
又、この構造物の前後・左右への移動を可能にするた
め、門型下部には２方向へ移動可能な夫々独立した数個
の車輪、又は方向転換可能な車輪を設置する。

【産業上の利用分野】製鉄業 他 生産場など

【従来の技術】固定式、或いは屋根のみ操出し式（オー
バーハングの形）

【発明が解決しようとする課題】防雨対象物が移動する
のに合わせて屋根が自由に動き得る様にする。

【課題を解決するための手段】

【０００１】 屋根及びその支持構造を含めて全構造物
の移動を可能とするため、四隅の柱に車輪を付与する。

【０００２】 柱間の各方向に生じる跛行に耐えるため
屋根は主として繊維材で構成される柔軟構造とする。

【発明の効果】雨天中止せざるを得なかった様な作業の
推進が可能となり、その経済効果は大きく、例えば、岸
壁荷役作業が雨に乱されることなく推進出来れば、陸上
の処理問題にとどまらず、諸荷役作業員の活用、船舶・
自動車など停滞が無くなるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は、方向転換可能な車輪をもった夫々に独立した門型
構造物に取付けられた屋根を示す。

【図１】 立体図 屋根１と屋根支持構造物２と移動用車輪部３を示す。な
お、屋根下部への方向へのアクセスを自由にするため
に、屋根支持構造物２は左右夫々独立している。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 防雨構造物において、その走行中の前
   後・左右方向のアンバランスに耐え得る様、屋根は主と
   して繊維材で構成される柔軟構造物とする。
2. 【請求項２】 屋根は夫々独立した２組の門型構造物
   で支持される。
3. 【請求項３】 門型構造物、又は柱下端には２方向へ
   夫々独立した車輪、又は方向転換可能な車輪を設ける。