JPH0728627A - 自乗回路 - Google Patents

自乗回路

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JPH0728627A
JPH0728627A JP17075693A JP17075693A JPH0728627A JP H0728627 A JPH0728627 A JP H0728627A JP 17075693 A JP17075693 A JP 17075693A JP 17075693 A JP17075693 A JP 17075693A JP H0728627 A JPH0728627 A JP H0728627A
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JP17075693A
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Masato Yamazaki
真人 山崎
Yutaka Mazaki
裕 真崎
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速で自乗演算する自乗回路のメモリ容量を
小さくする。 【構成】 ROM31は、8ビットの入力データDiの
うちの上位7ビットのデータを受け、その上位7ビット
のデータの自乗結果を、予め格納された7ビットのデー
タの自乗演算結果から選択して出力する。選択器32
は、入力データDiのLSBに応じて、零または入力デ
ータDiの上位7ビットのデータを選択して出力する。
加算器33が、選択器32及びROM31の出力を加算
する。出力手段34は、入力データDiのLSBに応じ
て最下位ビットの値を設定すると共に下位2ビット目に
零を設定し、さらに下位3ビット目以上を加算器33の
14ビットの出力としたデータを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI等で構成された
プロセッサの内部等に設けられ、入力データを自乗する
自乗回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;堀越彌“コンピュータの高速演算方法”近代科
学社、p.202-209,357-363 上記文献には、第1及び第2の2種類の方式の自乗回路
が示されている。第1の方式としては、ROM乗算方式
が挙げられる。図2は、ROM乗算方式の自乗回路の構
成ブロック図であり、図3は、図2中のROM10に格
納されたROMテーブル表を示している。図2の自乗回
路は、アドレスデコーダとメモリを備えたROM10で
構成され、ROM10は、8ビットの入力データDIN
入力端子INから入力してその入力データの自乗演算結
果を16ビットのデータDOUT として出力端子OUTか
ら出力する。ROM10は、図3のように入力データD
INの各値に対して予めROMに自乗演算結果DOUT を格
納している。なお、ROM10の容量は、28 ×(2×
8)=4096ビットである。
【0003】次に、この自乗回路の動作を説明する。入
力データDINが入力されると、その入力データDINに基
づき、アドレスデコーダが、配列された所定のメモリセ
ルのアドレスを決定して選択する。選択された複数のメ
モリセルに格納されていた自乗演算結果DOUT が、出力
端子OUTから出力される。例えば、入力データDIN
して2進数の00000011が入力されると、図3のROMテ
ーブルの0000000000001001が、選択されて出力される。
従来の第2の方式は、加算器を多段に組んで自乗演算を
行う方式である。図4は、その加算器を用いた自乗回路
のアルゴリズムを示している。2つの正の2進数A,Q
があり、Q=A1/2 , A=Q2 とする。この2進数A,
Qを(1),(2)式のように表すことにする。
【0004】
【数1】 図4のアルゴリズムのステップS1でQの自乗演算がス
タートする。ステップS2において、q1 =1であるか
否かが判断される。q1 =1のとき、A≧(0.1)2
=0.01である。Aと0.01を比較して、q1 =1
のとき、即ち、A≧0.01のとき、ステップS3で、
0.q1 の平方数にあたるF1 が、F1=0.01と設
定される。同様に、q1 =0でA≧0.01でないと
き、ステップS4においてF1 =0.00と設定され
る。さらに、ステップS5でAと(0. q1 1)2
が、比較される。A≧(0. q1 1)2 ならば、A≧
(0. q12 +0.0q1 01であり、q2 =1とな
る。この手順を一般化すると次の(3)〜(5)式とな
る。なお、q1 =1ならば、F1 =0.01で、q1
0ならば、F1 =0.00である。
【0005】
【数2】 (8)式において、qr+1 =0ならば、Fr+1 = Fr とな
るのは明らかである。上記反復公式は、r=1,2,
…,nのすべてにあてはまり、(8)式の帰納法が逐次
r に適用され、ステップS14で、nビットの入力数
に対して2nビットの自乗数が求まるまで続けられる。
図5は、図4のアルゴリズムを実施する加算器である。
図5の加算器には、多段に接続された制御可能加算シフ
ト・セル(ControlledAdd-shift Cell 以下、CAFと
いう)20と呼ばれるセルが用いられている。図6は、
図5中のCAF20を示す構成ブロック図であり、CA
F20は全加算器(FA)21と”2入力のマルチプレ
クサ(MPX)22とを、備えている。CAF20は外
部からのイネーブル信号Eにより、前のCAFからの入
力Bの残余の信号を出力するか、或いは、FA21の和
出力を送出する。図5の加算器は、入力データの2進数
Qを左側から各ビットごとに行に対応させて各イネーブ
ル信号として入力する。最初の基数はゼロであるが、配
列の上方から入力される。最後に得られる平方Q2 =A
の各ビット情報は、下端の出力線に現れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自乗回路においては、次のような課題があった。ROM
乗算方式の自乗回路では、入力桁数が増すと、2のべき
乗でROM10の容量が大きくなり、加算器を多段に組
んだ第2の方式では、加算器を加算器CAF20を多段
に組んでいるため演算速度が遅くなっていた。本発明
は、前記従来技術が持っていた課題として、ROM10
の容量が大きくなる点及び演算速度が遅いという点につ
いて解決をした自乗回路を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、N−1(但し、Nは正の整数)ビッ
トのデータの自乗演算結果が予め格納されたメモリで構
成され、Nビットの入力データのうちの上位N−1ビッ
トのデータをアドレス信号として該メモリ内の自乗演算
結果を出力する局部自乗回路と、前記入力データの最下
位ビットの値に応じて該入力データの上位N−1ビット
のデータまたはゼロを選択する選択器と、前記局部自乗
回路及び選択器の出力データを加算する加算器と、最下
位ビットの値を前記入力データの最下位ビットの値と
し、下位2ビット目をゼロ、下位3ビット目以上を前記
加算器の加算結果としたデータを出力する出力手段と
を、自乗回路に備えている。第2の発明は、第1の発明
の自乗回路で構成された局部自乗回路と、N+1ビット
の入力データの最下位ビットの値に応じて該入力データ
の上位Nビットのデータまたはゼロを選択する選択器
と、前記局部自乗回路及び選択器の出力データを加算す
る加算器と、最下位ビットの値を前記入力データの最下
位ビットの値とし、下位2ビット目をゼロ、下位3ビッ
ト目以上を前記加算器の加算結果としたデータを出力す
る出力手段とを、自乗回路に設けている。
【0008】
【作用】第1の本発明によれば、以上のように自乗回路
を構成したので、局部自乗回路は、Nビットの入力デー
タのうち上位N−1ビットのデータをアドレス信号とし
て受け、予め格納された自乗演算結果を、そのN−1ビ
ットのデータに対応して出力する。前記Nビットの入力
データの最下位ビットの値に応じ、選択器は、その入力
データの上位N−1ビットのデータ或いはゼロを選択し
て出力する。加算器が、局部自乗回路及び選択器の出力
データを加算する。出力手段は、最下位ビットの値を入
力データの最下位ビットの値とし、下位2ビット目をゼ
ロ、下位3ビット目以上を前記加算器の加算結果とした
データを出力する。第2の発明によれば、局部自乗回路
を構成する第1の発明の自乗回路が、N+1ビットの入
力データのうち上位Nビットのデータを受け、そのNビ
ットのデータに対応した自乗演算結果を出力する。前記
N+1ビットの入力データの最下位ビットの値に応じ、
選択器は、その入力データの上位Nビットのデータ或い
はゼロを選択して出力する。加算器が局部自乗回路及び
選択器の出力データを加算する。出力手段は、最下位ビ
ットの値を入力データの最下位ビットの値とし、下位2
ビット目をゼロ、下位3ビット目以上を前記加算器の加
算結果としたデータを出力する。従って、前記課題を解
決できるのである。
【0009】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す自乗回路の構成ブ
ロック図である。この自乗回路は、8ビットの自乗演算
をする回路であり、8ビットの入力データDiを入力す
る8個の入力端子INと、7ビットのデータに対応した
自乗演算結果が予め格納された局部自乗回路であるRO
M31と、入力データDiの最下位ビット(以下、LS
Bという)の値に応じて、その入力データDiの上位7
ビットのデータ或いは7ビットの0000000 を選択して出
力する第1の選択器32を備えている。ROM31は、
入力端子から8ビットの入力データDiの内の上位7ビ
ットのデータを入力する接続である。選択器32には、
7ビットの0000000と入力データDiの上位7ビットと
が入力され、さらに選択器32には、入力データDiの
LSBが、制御信号として入力されている。選択器32
とROM31の出力は、第1の加算器33に接続されて
いる。ここで、ROM31の出力は、加算器33のAポ
ートに入力され、選択器32の出力は、上位に7ビット
ゼロ詰するための信号の0000000 と共に加算器33のB
ポートに入力されている。加算器33の出力は、出力手
段34を介して出力端子OUTに接続されている。出力
手段34には、1ビットの0 の信号及び入力データDi
のLSB信号が接続され、それらのLSB信号、1ビッ
トの0 の信号及び加算器33からの出力信号が、この出
力手段の最下位の桁から順に配列されて出力端子OUT
へ16ビットのデータとして出力される。
【0010】次に、図1の自乗回路の動作を説明する。
入力データDiの2進数を(9)式に示す8ビットの数
値とする。 Di=D7 ×27 +D6 ×26 +D5 ×25 +D4 ×24 +D3 ×23 +D2 ×22 +D1 ×21 +D0 ×20 …(9) (但し、D7 〜D0 は、0または1とする) この数値Diを自乗して変形すると Di2 =((D7 ×26 +D6 ×25 +D5 ×24 +D4 ×23 +D3 ×22 +D2 ×21 +D1 )×2+D0 2 …(10) ここで、(10)式中の (D7 ×26 +D6 ×25 +D5 ×24 +D4 ×23
3 ×22 +D2 ×21 +D1 )をdとすると、 Di2 =(2×d+D0 2 …(11) となる。(11)式は展開され(12)式となる。 Di2 =4×d2 +4×d×D0 +D0 2 …(12) D0 の値は、もともと0または1なので、D0 2 =D0
である。即ち、D0 が0のとき、 Di2 =22 ×d2 …(13) D0 が1のとき、 Di2 =22 ×d2 +22 ×d+1=22 ×(d2 +d)+1…(14) となる。
【0011】入力端子INから、例えば入力データDi
として186(2進数の10111010)が入力される。入力
データDiの上位7ビット(1011101 )が、ROM31
に入力され、ROM31は、格納された自乗演算結果か
ら、その上位7ビット(1011101 )のデータの自乗結果
の14ビットの値(10000111001001)を選択して出力す
る。この自乗演算結果の14ビットの値(100001110010
01)は、(12)式におけるd2 に相当する。選択器3
2は、入力データDiのLSBの値の0の情報を受け、
(12)式中のd×D0 として7ビットの0000000 を選
択出力する。この選択器32の出力は、上位7ビットゼ
ロ詰用の信号の0000000 と共に出力されて14ビットの
信号となる。加算器33は、ROM31からの14ビッ
トの出力と、上位7ビットゼロ詰めされて14ビットと
された選択器32のデータ(00000000000000)とを加算す
る。加算の結果、14ビットの値(10000111001001)
が、出力手段34へ出力される。出力手段34は、最下
位ビットに入力データDiのLSBのゼロ、下位2ビッ
ト目をゼロを追加する。このことにより、(13)式の
右辺に相当する動作が実行される。その結果、図1の自
乗回路は、16ビットの値(1000011100100100)、即ち
186の自乗数の34596を出力する。
【0012】次に、入力データDiとして203(2進
数の11001011)が入力された場合を説明する。入力デー
タDiの上位7ビット(1100101 )が、ROM31に入
力され、ROM31は、格納された自乗演算結果から、
その上位7ビット(1100101)のデータの自乗演算結果
の14ビットの値(10011111011001)を選択して出力す
る。この自乗演算結果の14ビットの値(100111110110
01)は、(12)式におけるd2 に相当する。選択器3
2は、入力データDiのLSBの値の1の情報を受け、
(12)式のd×D0 として7ビットの1100101 を選択
出力する。この選択器32の出力は、上位7ビットゼロ
詰用の信号の0000000 と共に出力されて14ビットの信
号となる。加算器33は、ROM31からの14ビット
の出力と、上位7ビットゼロ詰めされて14ビットとさ
れた選択器32のデータ(00000001100101)とを加算す
る。加算の結果、14ビットの値(10100000111110)
が、出力手段34へ出力される。出力手段34は、最下
位ビットに入力データDiのLSBの1、下位2ビット
目を0を追加する。このことにより、(14)式の右辺
に相当する動作が実行される。その結果、図1の自乗回
路は、16ビットの値(1010000011111001) 、即ち20
3の自乗数の41209出力する。以上のように、本実
施例では、8ビットの入力データDiの自乗を求めるた
めに、7ビットのデータの自乗演算結果を予め格納した
ROM31を用いている。そのため、従来技術の場合に
使用された自乗演算結果格納用ROMの容量が半分以下
になる。また、加算器を多段に組んでいないので、自乗
の高速演算が可能である。
【0013】第2の実施例 図7は、本発明の第2の実施例を示す自乗回路の構成ブ
ロック図である。この自乗回路は、第1の実施例と同様
に、8ビットの自乗演算をする回路であり、8ビットの
入力データDiを入力する8個の入力端子INと、局部
自乗回路30と、入力データDiのLSBの値に応じ
て、その入力データDiの上位7ビットのデータ或いは
7ビットの0000000 を選択して出力する第2の選択器4
2を備えている。ここで、局部自乗回路30は、入力端
子から8ビットの入力データDiの内の上位7ビットの
データを入力する接続であり、図1の自乗回路と同様の
構成で、第1の選択器32と第1の加算器33と、第1
の出力手段34を有している。この局部自乗回路30
は、図1と異なり、6ビットのデータの自乗演算結果を
格納したROM35を有している。局部自乗回路30
は、7ビットの自乗演算をする回路であり、7ビットの
入力データDiを入力する7個の入力端子INと、6ビ
ットの自乗演算結果が予め格納された局部自乗回路であ
るROM35と、上位6ビットのデータ或いは6ビット
の000000を選択して出力する第1の選択器32を備えて
いる。ROM35は、入力端子から7ビットの入力デー
タDiの内の上位6ビットのデータを入力する接続であ
る。選択器32は、6ビットの000000と入力データDi
の上位6ビットが入力され、さらに入力データDiのL
SBが制御信号として入力されている。選択器32とR
OM35の出力は、第1の加算器33に接続されてい
る。ここで、選択器32の出力は、上位に6ビットゼロ
詰するための信号の000000と共に加算器33のBポート
に入力されている。加算器33の出力は、出力手段34
を介して出力端子OUTに接続されている。出力手段3
4には、1ビットの0 の信号及び入力データDiのLS
B信号が接続され、それらのLSB信号、1ビットの0
の信号及び加算器33からの出力信号が、この出力手段
34の最下位の桁から順に配列されて出力端子OUTへ
14ビットのデータとして出力される。
【0014】選択器42は、7ビットの0000000 と入力
データDiの上位7ビットが入力され、さらに入力デー
タDiのLSBが制御信号として入力されている。選択
器42と局部自乗回路30の出力は、第2の加算器43
に接続されている。ここで、選択器42の出力には、上
位に7ビットゼロ詰するための信号の0000000 と共に加
算器43のBポートに入力されている。加算器43の出
力は、第2の出力手段44を介して出力端子OUTに接
続されている。出力手段44には、1ビットの0 の信号
及び入力データDiのLSB信号が接続され、それらの
LSB信号、1ビットの0 の信号及び加算器43からの
出力信号が、この出力手段の最下位の桁から順に配列さ
れて出力端子OUTへ16ビットのデータとして出力さ
れる。
【0015】次に、図7の自乗回路の動作を説明する。
8ビットの入力データのうち、上位7ビットが局部自乗
回路30に入力され、その上位7ビットの値に対し、局
部自乗回路30が、第1の実施例と同様の動作で、14
ビットの自乗演算結果を出力する。第1の実施例の説明
において、 (D7 ×26 +D6 ×25 +D5 ×24 +D4 ×23
3 ×22 +D2 ×21 +D1 )をdとしたが、dは、
さらに7ビットの数値とみなせる。そのため、 d2 =((D7 ×25 +D6 ×24 +D5 ×23 +D4 ×22 +D3 ×21 +D2 )×2+D1 2 …(15) ここで、 (D7 ×25 +D6 ×24 +D5 ×23 +D4 ×22
3 ×21 +D2 )をeとすると、D1 が0のときは、 d2 =22 ×e2 …(16) D1 が1のとき、 d2 =22 ×e2 +22 ×e+1=22 ×(e2 +e)+1…(17) となる。
【0016】このようにして、自乗部分の演算は再帰的
となっており、自乗演算は、1桁少ない自乗演算の結果
から導き出せる。即ち、局部自乗回路30中のROM3
5が、(16)式または(17)式におけるe2 を出力
し、出力手段34が、(16)式または(17)式を実
行している。局部自乗回路30の出力と選択器42の出
力が、加算器33で加算され、出力手段44が、第1の
実施例における出力手段34と同様に動作して16ビッ
トの自乗演算結果を出力する。加算器43は、局部自乗
回路30の14ビットの出力と、上位7ビットゼロ詰め
されて14ビットとされた選択器42の出力データとを
加算する。加算の結果の14ビットの値が、出力手段4
4へ出力される。出力手段44は、最下位ビットに入力
データDiのLSBの値、下位2ビット目を0を追加す
る。このことにより、(13)式または(14)式の右
辺に相当する動作が実行される。その結果、図7の自乗
回路は、16ビットの自乗演算結果を出力する。以上の
ように、本実施例では、自乗演算が再帰的なことを利用
して、加算手段を2段にしている。そのため、さらに小
さな容量のROMで、8ビットの自乗演算が実施でき
る。
【0017】なお、本発明は、上記実施例に限定されず
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (1) 第1及び第2の実施例は、8ビットの入力デー
タDiの自乗演算結果を求めているが、ROM31及び
ROM35の容量を変えて、入力データのビット数を任
意のビット数にする構成としても、第1,第2の実施例
と同様の効果を奏する。 (2) 第2の実施例は、図7の自乗回路中の局部自乗
回路30を、1ビット少ないデータの自乗を求める自乗
回路で構成している。しかしながら、その自乗回路中の
ROM34をさらに1ビット少ないデータを処理する自
乗回路で構成することができる。同様にして、局部自乗
回路として用いられている自乗回路を順次データ処理ビ
ット数の小さな自乗回路とすることができる。 (3) 第1,第2の実施例で用いたROM31,35
は、目的に応じてRAM等のメモリで構成してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、Nビットの自乗を求める自乗回路に、N−1
ビットのデータの自乗演算結果を予め格納したメモリを
備え、加算器で該自乗演算結果を利用して入力データの
自乗を行う。そのため、メモリの容量を小さくすること
ができ、また、加算器を多段に組んで自乗演算をしない
ので、高速演算が可能である。第2の発明によれば、局
部自乗回路をNビットの自乗を求める自乗回路で構成し
て、N+1ビットの入力データに対する自乗を求める構
成であるので、例えば、第2の発明の自乗回路をさらに
局部自乗回路として用いた自乗回路を構成する事もでき
る。そのため、メモリ容量を固定したまま、ビット数の
大きな入力データの自乗を求める自乗回路を構成でき
る。即ち、自乗回路の演算速度或いはハード規模に対し
て自由度を与える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の自乗回路の構成ブロッ
ク図である。
【図2】ROM乗算方式の自乗回路の構成ブロック図で
ある。
【図3】図2中のROMテーブル表を示す図である。
【図4】加算器を用いた自乗回路のアルゴリズム示す図
である。
【図5】図4を実施する加算器の構成ブロック図であ
る。
【図6】図5中のCAFを示す構成ブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施例の自乗回路を示す構成ブ
ロック図である。
【符号の説明】
30 局部自乗回路 31、35 局部自乗回路(ROM) 32,42 選択器 33,43 加算器 34,44 出力手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N−1(但し、Nは正の整数)ビットの
    データの自乗演算結果が予め格納されたメモリで構成さ
    れ、Nビットの入力データのうちの上位N−1ビットの
    データをアドレス信号として該メモリ内の自乗演算結果
    を出力する局部自乗回路と、 前記入力データの最下位ビットの値に応じて該入力デー
    タの上位N−1ビットのデータまたはゼロを選択する選
    択器と、 前記局部自乗回路及び選択器の出力データを加算する加
    算器と、 最下位ビットの値を前記入力データの最下位ビットの値
    とし、下位2ビット目をゼロ、下位3ビット目以上を前
    記加算器の加算結果としたデータを出力する出力手段と
    を、 備えたことを特徴とする自乗回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自乗回路で構成された局
    部自乗回路と、 N+1ビットの入力データの最下位ビットの値に応じて
    該入力データの上位Nビットのデータまたはゼロを選択
    する選択器と、 前記局部自乗回路及び選択器の出力データを加算する加
    算器と、 最下位ビットの値を前記入力データの最下位ビットの値
    とし、下位2ビット目をゼロ、下位3ビット目以上を前
    記加算器の加算結果としたデータを出力する出力手段と
    を、 備えたことを特徴とする自乗回路。
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