JPH01321517A - 除算装置 - Google Patents

除算装置

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JPH01321517A
JPH01321517A JP63156124A JP15612488A JPH01321517A JP H01321517 A JPH01321517 A JP H01321517A JP 63156124 A JP63156124 A JP 63156124A JP 15612488 A JP15612488 A JP 15612488A JP H01321517 A JPH01321517 A JP H01321517A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、除算方式とその装置、更に詳しくは繰り返し
乗算による収束型除算を高速におこなう除算方式とその
装置に関するものである。
(従来の技術) 除算を高速に処理する演算方式として繰り返し乗算によ
る収束型除算が広く採用されている。(例えば特開昭6
2−229440号公報に詳説されている。)この従来
の除算方式は、被除数をN、除数をD、商をQとしたと
き、 とおいてDXP XP X・・・を1に近づけるような
P。、Pl。
P2・・・を求めることにより、 Q=NxPoxP1X・・・ を求めるものである。
最初のP。は除数りより、近似逆数表を引いて、Dの逆
数の近似値として求める。Poの精度は近似逆数表の大
きさに依存するが、今仮に次式で示される才n度であっ
たとする。
DxP =D =1±8  0くさく1ここで、 P =2−Dl とすると、 P工=2−(1±8)=1千ε と表され、 D1×P1=D2=(1±ε)(1壬ε)=1−82と
なる。次に、 P2=2−D2 とすると、 P2=2−(1−82)=1+82 D2×P2=(1−82)(1+ e2)= 1−84
となる。同様の操作を繰り返すことにより、DXPoX
PlX・  xP→1 とすることができる。
今仮に、84が対象とする除算装置のデータ表現の有効
桁数以下の精度とすれば、 となって、Q=NXPoXP、 XP2を商とすること
ができる。
このように収束型除算は、データ表現有効桁数より精度
の悪い除数の近似的な逆数をあらかじめ用意しておき、
乗算処理を繰り返すこりにより逆数の精度を上げて商を
得ようとするものである。
上記従来の除算方式では、乗算の反復処理は2種類おこ
なわねばならない。1つは分母(除数)側の乗算DXP
oXP1×・・・であり、1つは分子(被除数)側の乗
算NXPoXP1×・・・である。
従来の収束型除算装置においては、この2種類の反復処
理を1台の乗算器で交互に実行していた。すなわちデー
タの有効桁数をmビットとすると、mビット×mビット
の乗算をおこなう1台の乗算器が、DxP NxPo1
DxPoXP1、N X PoX Pl・・・の順で、
反復処理を実行する。第3図は、このような従来型の除
算装置の基本構成図である。以下第3図を用いて従来型
の除算装置の動作を説明する。
まず除数りがROM230に入力されて、Dの近似逆数
P。が引かれる。Poは第3のレジスタ212に書き込
まれ、次にmピッ)Xmビット乗算器250へ入力され
る。またDがデータバスセレクタ240を経由してmビ
ット×mビット乗算器250に入力されることで、DX
Po=D1が計算され、結果が第1のレジスタ210に
格納される。
次に被除数Nがデータバスセレクタ240を経由して、
mビット×mビット乗算器250へ入力される。
乗算器250へのもう1つの入力は第3のレジスタ21
2の内容P。である。こうしてNxPoが計算され、結
果が第2のレジスタ211に格納される。
次に第1のレジスタ210の内容D1が読み出され、デ
ータバスセレクタ240を経由してmビット×mビット
乗算器250へ入力される。また2の補数生成器220
が2−D1=P1を計算し、Plは第3のレジスタ21
2へ書き込まれ、またmビット×mビット乗算器250
へ入力される。mピッ)Xmビット乗算器250はD1
×P1を計算し結果を第1のレジスタ210へ書き込む
次に第2のレジスタ211の内容NXPoと、第3のレ
ジスタ212の内容P1が乗ぜられ結果が第2のレジス
タ211へ書き込まれる。
以下所定の演算精度が得られるまで同様の処理を繰り返
す。その結果、第1のレジスタ210の内容は1に収束
し、第2のレジスタ211の内容は商Qに収束する。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べた従来の除算装置及び除算方式では所定の精度
を得るまでに必要な繰り返し回数に相当するだけの実行
時間を必要とし、高速な処理を望めないという欠点があ
った。例えば、最初の近似逆数の精度を4倍上げるには
、5回の乗算(DxPo、NXPo5DxPoXP1、
NXPoXP、、NxPoXP1×P2)のための時間
が必要となる。
(課題を解決するための手段) 本発明の除算方式は、漸化的に求められる収束因子を、
除数と被除数とに、それぞれ繰り返し乗じていき、除数
側の繰り返し乗算の結果を1に収束させ、被除数側の繰
り返し乗算の結果を商に収束させて答えを得る収束型除
算において、除数側の収束のための繰り返し乗算と、被
除数側の収束のだめの繰り返し乗算とを2個の乗算器で
並列におこなうことを特徴とする。
また本発明の除算装置は記憶手段、第1〜第4のデータ
バスセレクタ、第1、第2の乗算器、2の補数生成器、
及び加算器から構成され、記憶手段は除数をアドレス入
力として除数の逆数の近似値を出力し、第1のデータバ
スセレクタは記憶手段の出力と2の補数生成器の出力と
を入力とし、第2のデータバスセレクタは除数と、第1
の乗算器の出力と第2の乗算器の出力とを入力とし、第
3のデータバスセレクタは記憶手段の出力と2の補数生
成器の出力とを入力とし、第4のデータバスセレクタは
被除数と第2の乗算器の出力とを入力とし、第1の乗算
器は第1のデータバスセレクタの出力を第1の入力とし
、第2のデータバスセレクタの出力を第2の入力として
乗算結果を第2のデータバスセレクタ、2の補数生成器
、及び加算器へ出力し、第2の乗算器は第3のデータバ
スセレクタの出力を第1の入力とし、第4のデータバス
セレクタの出力を第2の入力として、乗算結果を第2、
第4のデータバスセレクタ及び加算器へ出力し、加算器
は第1、第2の乗算器の出力の和を商として出力するこ
とを特徴とする。
(作用) 本発明は、m(mは除数、被除数、商等のデータの有効
桁数)ビット×m12ビットの2台の乗算器で、分母(
除数)側と分子(被除数)側の収束のための繰り返し乗
算を並列に実行することで、処理時間の短縮をはかって
いる。すなわち、NXPQとDXPQとが、また次のN
 X p□ X PlとDXPQXPIとが、(以下同
様)並列に計算される。なお、最終段の分子側の乗算は
、この2台の乗算器が1台のmビット×mビット乗算器
と等価な働きをして処理される。
したがって分母側の乗算と分子側の乗算を交互におこな
っていた従来の方式に比べて高速の処理が実現できる。
(実施例) 次に第1図及び第2図(aXbXc)を参照して本発明
の実施例について説明する。
第1図は本発明の実施例を示す基本構成図である。図に
おいて101〜111はデータバス、120はROM、
130〜133はそれぞれ第1〜第4のデータバスセレ
クタ、140と141は、それぞれ第1.第2のmビッ
ト×m12ビット乗算器、150は2の補数生成器、1
60は加算器である。但しmは、除数、被除数、商等デ
ータの有効桁数である。
本実施例でROM120に記憶されている逆数近似表の
要素、つまり除数の逆数の第1次征似p□は、便宜上精
度m14ビツトとする。この精度の大きさは本質的なこ
とではなく、低精度の第1次近似から開始しても、繰り
返し回数をふやすことで、所定の精度が得られる。さて
Poを得てから、精度を4倍に上げて、商Q=N/Dを
得るまでの過程は次のとおりである。
ステップ1: poを除数りから近似逆数表で引いて NXPQ=NI DXPQ=Dl を計算する。
ステップ2: 2−Dl=PI NXP1=N2 D1xP1=D2 の計算。
ステップ3: 2−D2=P2 N2 X P2 = Q の計算。
上記各ステップについての本発明の動作を、第2図(a
XbXc)を用いて詳細に説明する。
ステップ1の実行: 第2図(a)はステップ1に関係するブロックだけを第
1図から抽出して示したものである。
第1のデータバスセレクタ130がデータバス103を
、第2のデータバスセレクタ131がデータバス101
を、第3のデータバスセレクタ132がデータバス10
3を、第4のデータバスセレクタ133がデータバス1
02を選択するように制御する。
まず除数りがデータバス101へ、被除数Nがデータバ
ス102へと送出される。ROM120に記憶されてい
る逆数近似表からPoが引かれPoは第1のデータバス
セレクタ130を経由して第1のmビット×m12ビッ
ト乗算器140のm12ビット側入力へ、また第3のデ
ータバスセレクタ132を経由して、第2のmビット×
m12ビット乗算器141のm12ビツト側入力へ供給
される。一方第2のデータバスセレクタ131を経由し
て第1のmビット×m12ビット采算器140のmビッ
ト側入力へDが供給される。また第4のデータバスセレ
クタ133を経由して、Nが第2のmビット×m12ビ
ット乗算器141のmビット側入力へ供給される。
すなわち、第1のmビット×m12ビット乗算器140
によるDXPQ=DIの計算と、第2のmビット×m1
2ビット乗算器141によるNXPQ=Nlの計算が並
列に実行される。さらに演算結果D1はデータバス10
8へ、N1はデータバス109へ供給される。
なお、近似逆数Poのビット数はm12ビツトで、m1
4ビット精度が得られる。
ステップ2の実行: 第2図(b)は、ステップ2で関係あるブロックだけを
第1図から抽出して示したものである。
第1のデータバスセレクタ130がデータバス110を
、第2のデータバスセレクタ131がデータバス108
を、第3のデータバスセレクタ132がデータバス11
0を、第4のデータバスセレクタ133がデータバス1
09を選択するように制御する。
ステップ1でデータバス108へ送出されたDlは、第
2のデータバスセレクタ131を経由して第1のmビッ
ト×m12ビット乗算器140のmビット側入力へ送ら
れる。またDlは2の補数生成器150へも入力される
。2の補数生成器150は2−DI:Plを計算し、P
lは第1のデータバスセレクタ130を経由して第1の
mビット×m12ビット乗算器140のm/2ビツト側
入力へ、及び第3のデータバスセレクタ132を経由し
て第2のmビット×m12ビット乗算器141のm12
ビツト側入力へと供給される。一方ステップ1で計算さ
れたN1は第4のデータバスセレクタ133を経由して
第2のmビット×m12ビット乗算器141のmビット
側入力へ供給される。こうして第1のmビットXm/2
ビット乗算器140ではDIXP1=D2が、また第2
のmビット×m12ビット乗算器141ではNIXP1
=N2がそれぞれ並列に計算され、結果がデータバス1
08とデータバス109に送出される。
なお、Plの精度m12ビツトなので乗数幅m12で充
分である。
ステップ3の実行: 第2図(C)はステップ3で関係あるブロックだけを第
1図から抽出して示したものである。第1のデータバス
セレクタ130がデータバス110 奮、第2のデータ
バスセレクタ131がデータバス109を、第3のデー
タバスセレクタ132力資データバス110を、第4の
データバスセレクタ133がデータバス109を選択す
るように制御する。
ステップ2で算出されたD2が2の補数生成器150に
入力される。2の補数生成器150は2−D2:P2を
計算し、データバス110へ送出する。
P2のうち上位m12ビツトがデータバスセレクタ13
0を経由して第1のmビット×m12ビット乗算器14
0のm12ビット側入力へ、またP2の下位m12ビツ
トが第3のデータバスセレクタ132を経由して第2の
mビット×m12ビット乗算器141のm12ビツト側
入力へと供給される。一方ステップ2で計算されたN2
は第4のデータバスセレクタ133を経由して、第2の
mビット×m12ビット乗算器141のmビット側入力
へ送出される。またN2は第2のデータバスセレクタ1
31を経由して第のmビット×m12ビット乗算器14
0のmビット側入力へも送出される。こうして第1のm
ビット×m12ビット乗算器140ではN2とP2の上
位m12ビツトとの乗算、第2のmビット×m12ビッ
ト乗算器141ではN2とP2の下位m12ビツトとの
乗算が、それぞれ並列におこなわれる。第1.第2のm
ビット×m12ビット乗算器の出力は加算器160へ入
力されて、加算される。加算結果、すなわち加算器の出
力がNXP2=Q(商)であり、データバス111を介
して出力される。
なお、実施例ではmビット×m12ビット乗算器を用い
て説明してきたが、mビット×eビットの乗算器(m1
2≦e)を用いることも可能である。また、記憶手段と
して、ROMを用いて説明したが、RAMであっても構
わない。更に、記憶手段へのアドレス入力としては、除
数りの全ビットを使う必要はなく、除数の逆数の第1次
近似p□(7)精度に応じてアドレス入力のビット数を
少くできる。
上述の2台のmビット×m12ビット乗算器は、各出力
が加算器の入力と接続されているので、1台のmビット
×mビット乗算器としても使用可能である。すなわち、
第1のmビット×m12ビット乗算器で、被乗数と乗数
の上位m12ビツトとの積、第2のmビット×m12ビ
ット乗算器で、被乗数と乗数の下位m12ビツトとの積
を並列に計算して、それぞれの結果を加算することで、
1台のmビット×mビット乗算器と等価な動作を実現で
きる。
(発明の効果) 以上述べたように、漸化的に求められる収束因子を、除
数と被除数とに、それぞれ繰り返し乗じていき、除数側
の繰り返し乗算の結果を1に収束させ、被除数側の繰り
返し乗算の結果を商に収束させて答を得る、収束型の除
算において、除数側と被除数側の収束の計算を従来は1
台のmビット×mビット乗数で交互におこなってきたが
、本発明では2台のmビット×m12ビット乗算器で並
列に計算させることにより、処理時間の短縮が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す基本構成図、第2図(a
)は、ステップ1を処理する際に関係のあるブロックだ
けを第1図から抽出したブロック図、第2図(b)はス
テップ2を処理する際に関係のあるブロックだけを第1
図から抽出したブロック図、第2図(C)はステップ3
を処理する際に関係のあるブロックだけを第1図から抽
出したブロック図、第3図は従来の除算装置の基本構成
図である。 図において、 101〜111.201〜209・f’ −9/< ス
、120.230.、、ROM。 130〜133・・・第1〜第4のデータバスセレクタ
、140゜141・・・第1.第2のmビット×m12
ビット乗算器、150゜220・・・2の補数生成器、
160・・・加算器、210〜212・・・第1〜第3
のレジスタ、240・・・データバスセレクタ、250
・・・mビット×mビット乗算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、漸化的に求められる収束因子を、除数と被除数とに
    、それぞれ繰り返し乗じていき、除数側の繰り返し乗算
    の結果を1に収束させ、被除数側の繰り返し乗算の結果
    を商に収束させて答えを得る収束型除算において、除数
    側の収束のための繰り返し乗算と、被除数側の収束のた
    めの繰り返し乗算とを2個の乗算器で並列におこなうこ
    とを特徴とする除算方式。 2、記憶手段、第1〜第4のデータバスセレクタ、第1
    、第2の乗算器、2の補数生成器、及び加算器から構成
    され、記憶手段は除数をアドレス入力として除数の逆数
    の近似値を出力し、第1のデータバスセレスタは記憶手
    段の出力と2の補数生成器の出力とを入力とし、第2の
    データバスセレクタは除数と、第1の乗算器の出力と第
    2の乗算器の出力とを入力とし、第3のデータバスセレ
    クタは記憶手段の出力と2の補数生成器の出力とを入力
    とし、第4のデータバスセレクタは、被除数と第2の乗
    算器の出力とを入力とし、第1の乗算器は第1のデータ
    バスセレクタの出力を第1の入力とし、第2のデータバ
    スセレクタの出力を第2の入力として乗算結果を第2の
    データバスセレクタ、2の補数生成器、及び加算器へ出
    力し、第2の乗算器は第3のデータバスセレクタの出力
    を第1の入力とし、第4のデータバスセレクタの出力を
    第2の入力として、乗算結果を第2、第4のデータバス
    セレクタ、及び加算器へ出力し、加算器は第1、第2の
    乗算器の出力の和を商として出力することを特徴とする
    除算装置。 3、前記除数、被除数、商等のデータの有効桁数をmビ
    ットとしたとき、前記第1、第2の乗算器の第1の入力
    のビット数を1(1≧m/2)、第2の入力のビット数
    をmとする請求項2記載の除算装置。
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