JPH07286025A - ポリイソシアネート重付加生成物系の耐候性成形部品の製法 - Google Patents

ポリイソシアネート重付加生成物系の耐候性成形部品の製法

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JPH07286025A
JPH07286025A JP5111495A JP11149593A JPH07286025A JP H07286025 A JPH07286025 A JP H07286025A JP 5111495 A JP5111495 A JP 5111495A JP 11149593 A JP11149593 A JP 11149593A JP H07286025 A JPH07286025 A JP H07286025A
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Bernhard Jansen
ベルンハルト・ヤンセン
Juergen Groenen
ユルゲン・グレーネン
Hanns P Mueller
ハンス・ペーター・ミュラー
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エポキシド基を有し、アルキル化剤の存在下
で30〜150℃の熱処理に付される有機化合物を、補
助物質として使用する方法によって、プラスチック成形
部品性を製造する。成形部品は、ポリイソシアネート重
付加生成物系の反応混合物を反応させることを含んでな
る反応射出成形法によって製造される。 【効果】 優れた耐候性を有する成形部品が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリイソシアネート重
付加生成物系の耐候性成形部品の製法に関する。さらに
詳しくは、耐候性を改良するために補助物質としてアル
キル化剤の存在下で熱処理に付され、エポキシド基を有
する有機化合物を使用した反応射出成形法(RIM法)
によるポリイソシアネート重付加生成物系の成形部品の
製法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】芳香
族ポリイソシアネートを使用して一般的に製造されたR
IM成形部品の耐候性は、望まれるものからほど遠く、
全ての望ましい機械的性質が与えられるにもかかわら
ず、屋外におけるRIM成形部品の使用(例えば、車の
窓のための窓枠を包囲する成形材料)は可能ではない。
光保護を確実にするために仕上がりの窓枠モジュールに
ラッカーを塗布することが可能であるが、これにより、
非常に高価である付加的な製造工程が必要になる。
【0003】エージングおよび光に対する従来の保護剤
には、芳香族ポリイソシアネート系のRIM成形部品の
耐候性を改良できる可能性がある。これらは、ラジカル
捕捉剤として機能することによりその化学構造によって
分解反応を減少させる。しかし、これら保護剤はその化
学反応の結果として消費され、使用される補助物質が使
いきられてしまうとすぐに耐候性の消失が観測される。
【0004】脂肪族ポリイソシアネートから製造された
RIM成形部品は、一般的に、かなり高い耐候性を有し
ており、付加的な安定化を必要としない。しかし、これ
ら脂肪族ポリイソシアネートは高価格であり、RIM成
形部品の大規模製造において使用した場合にその使用が
不経済的である。
【0005】最近、有機エポキシド基を有しており、ア
ルキル化剤の存在下で熱処理に付される化合物が、ポリ
イソシアネート重付加生成物系のRIM成形部品、特に
ウレア基を有することがあるポリウレタン系のRIM成
形部品の耐候性を向上させるのに非常に有効な補助物質
であることがことがわかった。
【0006】エポキシド基を有する化合物およびアルキ
ル化作用を有する物質、ならびに有機ポリイソシアネー
トに基づく反応混合物は、例えば、ヨーロッパ特許出願
公開第272,563号、第331,996号および第3
68,031号に記載されている。特にヨーロッパ特許
出願公開第368,031号には、アルキル化剤の存在
下でエポキシド成分を熱処理することが考慮されてい
る。しかし、前記従来技術文献における反応系は、反応
射出成形法による成形部品の製造において使用されてい
ない。加えて、以下に詳細に記載するような本願の目的
のために、アルキル化剤の存在下で熱処理に付され、エ
ポキシド基を有する化合物の安定化作用は全く示唆され
ていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、型中におい
て、 a)ポリイソシアネート、および b)多官能性イソシアネート反応性成分 からなる反応混合物を反応させることを含んでなる反応
射出成形法によりプラスチック成形部品を製造する方法
であって、該反応混合物が、アルキル化剤の存在下にお
いて30〜150℃の熱処理に付され、エポキシド基を
有する少なくとも1種の有機化合物を含んでなる補助物
質をも含有する方法を提供する。
【0008】補助物質は、ポリイソシアネート重付加生
成物系の反応混合物を反応させることを含んでなる反応
射出成形法により製造されるプラスチック成形部品の耐
候性を向上させる。
【0009】本発明において不可欠である補助物質は、
ポリイソシアネート重付加生成物系の混合物、特にウレ
ア基を含むことがあるポリウレタン系の混合物を反応さ
せることを含んでなる反応射出成形法による成形部品の
製造方法において従来既知である手順で反応系において
添加剤として使用される。このことは、本発明において
不可欠である補助物質が、例えば、米国特許第4,06
5,410号に記載の方法における添加剤として、米国
特許第4,218,543号に記載の方法において、また
は米国特許第4,774,263号またはヨーロッパ特許
出願公告第81,701号に記載の方法において同様に
良好に使用できることを意味する。
【0010】これら方法は、共通に、密閉型における反
応射出成形法に従って、ポリイソシアネート成分をイソ
シアネート反応性成分と一段で反応させる「ワンショッ
ト法」による操作を使用している。「イソシアネート反
応性成分」は、一般に、(i)高分子量ポリエーテルポ
リオールまたはアミノポリエーテル、例えば、1800
〜12000の分子量を有するもの、(ii)低分子量多
価アルコールおよび/またはポリアミン、好ましくは、
立体障害を有する芳香族ジアミン(米国特許第4,21
8,543号)、ならびに(iii)通常の補助物質および
添加剤からなる混合物からなる。典型的には、本発明に
おいて芳香族ポリイソシアネートがポリイソシアネート
成分として使用される。特に、室温で液状であり、ウレ
タンおよび/またはカルボジイミドまたはウレトンイミ
ンで変性されていてよいジフェニルメタン族のポリイソ
シアネート、あるいはこれらの混合物をポリイソシアネ
ート成分として使用することが好ましい。
【0011】本発明の方法は、従来技術の方法に限定さ
れない。例えば、ドイツ国特許第3,827,595号、
ドイツ国特許出願公開第3,914,718号、ドイツ国
特許出願公開第4,115,037号、米国特許第4,2
97,444号または米国特許第4,374,210号に
記載されている方法の変形にも適している。
【0012】これら従来技術文献は、ポリイソシアネー
ト成分と少なくとも一部の高分子量ポリオール成分から
の予備反応によってNCOセミプレポリマーを生成さ
せ;次いで、NCOセミプレポリマーを、鎖延長剤また
は架橋剤(ii)(即ち、低分子量多価アルコールおよび
/またはポリアミン)、通常の補助剤および添加剤(ii
i)、ならびに要すれば、高分子量ポリオール成分
(i)の残りの部分と、密閉型において反応射出成形法
によって反応させる2段階操作法を開示している。
【0013】本発明において不可欠な添加剤は、エポキ
シド基を有しており、アルキル化剤の存在下で熱処理に
付される有機化合物である。
【0014】エポキシド成分は、少なくとも1種のエポ
キシドであり、好ましくは1分子当たり1〜4のエポキ
シド基を有する少なくとも1種の有機化合物、より好ま
しくは1分子当たり1〜2のエポキシド基を有する少な
くとも1種の有機化合物であり、エポキシ当量は、好ま
しくは70〜500、より好ましくは170〜220で
ある。好適な化合物は、モノエポキシド、例えば、フェ
ノキシプロピレンオキシド、スチレンオキシドまたはグ
リシジルアルコール;あるいは多官能性ポリエポキシ
ド、例えば、多価フェノール、特にビスフェノールAの
ポリグリシジルエーテル、さらに例えば、式:
【化1】 [式中、Aは−SO2−,−CO−,−O−,−S−,
−CH2−,
【化2】 である。]で示されるビスフェノールのポリグリシジル
エーテル;芳香族アミン系のポリエポキシド化合物、特
に、ビス(N−エポキシプロピル)アニリン、N,N'−
ジメチル−N,N'−ジエポキシプロピル−4,4'−ジア
ミノジフェニルメタンおよびN−ジエポキシプロピル−
4−アミノフェニルグリシジルエーテル;脂環式ジカル
ボン酸のポリグリシジルエステル、特にヘキサヒドロフ
タル酸ジグリシジルエステル、ヘキサヒドロフタル酸無
水物nモルとn個のヒドロキシル基を有するポリオール
1モル(ここで、nは2〜6の整数である)、特にヘキ
サヒドロフタル酸無水物3モルと1,1,1−トリメチロ
ールプロパン1モルとの反応生成物であるポリエポキシ
ドを包含する。
【0015】好適なアルキル化剤は、例えば、ヨウ化メ
チル、ジメチルスルフェート、または好ましくはアルキ
ル基が炭素数1〜4であり110〜250の分子量を有
するスルホン酸アルキルエステルを包含する。これら
は、脂肪族スルホン酸アルキルエステル、例えば、メタ
ンスルホン酸メチルエステル、n−ブタンスルホン酸メ
チルエステル、n−パーフルオロブタンスルホン酸メチ
ルエステル、n−ヘキサンスルホン酸エチルエステル;
ならびに芳香族スルホン酸アルキルエステル、例えば、
ベンゼンスルホン酸メチルエステル、エチルエステルま
たはブチルエステル、p−トルエンスルホン酸メチルエ
ステル、エチルエステルまたはn−ブチルエステル、1
−ナフタレンスルホン酸メチルエステル、3−ニトロベ
ンゼンスルホン酸メチルエステルまたは2−ナフタレン
スルホン酸メチルエステルを包含する。例示したスルホ
ン酸エステルが好ましい。特に、p−トルエンスルホン
酸メチルエステルをアルキル化剤として使用することが
特に好ましい。
【0016】一般に、アルキル化剤は、エポキシド成分
の重量に対して、0.005〜1重量%、好ましくは0.
05〜0.25重量%の量で使用される。熱処理の前
に、エポキシド成分およびアルキル化剤からなる混合物
を調製する。この混合物が成形部品の製造のために使用
されるポリイソシアネート成分の少なくとも一部分を付
加的に含有することが可能である。しかし、示した量で
のエポキシド成分およびアルキル化剤の同時存在のみが
熱処理時において必要である。一般に、熱処理自体は、
混合物を、30〜150℃、好ましくは80〜130℃
の温度で、5分〜2.5時間、好ましくは15〜60分
間にわたって加熱することからなる。
【0017】本発明の方法において、エポキシド基を有
し、前記熱処理に付される化合物をポリイソシアネート
成分との混合物において使用することが好ましい。この
混合物が、(i)少なくとも一部分のポリイソシアネー
ト成分、(ii)エポキシド成分および(iii)アルキル
化剤からなり、これにより、本発明において不可欠であ
る安定剤を含有するポリイソシアネート成分を直接に形
成することが好ましい。分離した熱処理、およびそのよ
うに予備処理した補助物質をポリイソシアネート成分ま
たはポリオール成分と混合することも基本的に可能であ
る。しかし、ポリオール成分は、エポキシド基を有する
化合物に対して大きな程度で不活性である。本発明にお
いて不可欠である補助物質は、ポリイソシアネート成分
との混合物、あるいは前記セミプレポリマー法における
NCOセミプレポリマーとの混合物において使用するこ
とが好ましい。
【0018】本発明の方法の全ての変形において、本発
明に不可欠である補助物質は、熱処理に付されるべきエ
ポキシド成分の重量が、成形部品の製造において使用さ
れる反応混合物の全重量に対して、2.5〜40重量
%、好ましくは5〜30重量%である量で使用される。
【0019】本発明において不可欠である補助物質の安
定化作用の最適化は、通常の芳香族ポリイソシアネート
に代えて、特に、前記の室温において液状であるジフェ
ニルメタン族のポリイソシアネートに代えて、全ポリイ
ソシアネート重量に対して、(環状)脂肪族ポリイソシ
アネートによる15%までの、好ましくは1〜10重量
%の置換による成形部品の製造によって達成される。こ
れら混合物の調製に好適な(環状)脂肪族ポリイソシア
ネートは、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、
1,12−ドデカンジイソシアネート、シクロブタン−
1,3−ジイソシアネート、シクロヘキサン−1,3−お
よび−1,4−ジイソシアネート、およびこれらの混合
物、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イ
ソシアナトメチルシクロヘキサン、パーヒドロ−2,4'
−および/または−4,4'−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、従来既知の方法によって前記の簡単なジイソ
シアネートから製造できる前記脂肪族ポリイソシアネー
トの変性体、例えば、イソシアヌレート、カルボジイミ
ド、アロファネート、ビュレットまたはウレトジオン構
造単位を有する変性体を包含する。
【0020】本発明における特に好ましい脂肪族性を有
するポリイソシアネートは、ポリウレタン化学において
通常のものである工業的イソシアネート、例えば、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、1−イソシアナト−3,
3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチルシクロヘ
キサン(イソホロンジイソシアネートまたは略称でIP
DI)、4,4'−ジイソシアナトジシクロヘキシルメタ
ン、ならびにビュレットまたはイソシアヌレート基を有
するこれら工業的イソシアネートの変性体である。
【0021】前記の従来技術文献に例示的に記載されて
いる既知の種類の出発成分を、耐候性成形部品の製造の
ために不可欠な補助物質のために使用できる。
【0022】ポリイソシアネート成分は、芳香族ポリイ
ソシアネートを含んでなることが好ましく、特に室温で
液状であるジフェニルメタン族のポリイソシアネート、
これらの混合物、そのようなポリイソシアネートと前記
種類の(環状)脂肪族ポリイソシアネートとの混合物を
含んでなることが好ましい。
【0023】イソシアネート基に対して反応性である基
を有する高分子量成分は、分子量400〜12000、
好ましくは1800〜12000である既知のポリエー
テルポリオールであることが好ましく、主として(即
ち、少なくとも80%の)1級ヒドロキシル基を有し、
2〜3のヒドロキシル官能価を有することが好ましい。
【0024】鎖延長剤または架橋剤成分は、分子量62
〜400の簡単な低分子量アルコール、例えば、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、グリセロール、トリメチロールプロパン、そ
のような多価アルコールの混合物であることが好まし
い。米国特許第4,218,543号に記載されている種
類の立体障害を有するアミノ基を有する芳香族ジアミン
を使用することが特に好ましい。特に好ましい鎖延長剤
は、1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベ
ンゼン、またはこれと1−メチル−3,5−ジエチル−
2,6−ジアミノベンゼンとの工業的混合物(即ち、D
ETDA)である。
【0025】本発明の方法において、他の通常の助剤お
よび添加剤を使用してもよい。好適な助剤および添加剤
は、例示すれば、充填剤、特に補強機能を有する充填
剤、例えば、シリケートミネラル、具体的にはアンチゴ
ライト、蛇紋石および珪灰石、および特にサイジングさ
れていてよい種々の長さのガラス繊維;顔料、例えば、
二酸化チタンまたは酸化鉄顔料;触媒、例えば、3級ア
ミン、具体的には、トリエチルアミン、トリエチレンジ
アミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、スズ触媒、
例えば、ジブチルスズジラウレート;あるいは内部離型
剤、例えば、米国特許第3,726,952号、イギリス
国特許出願公開第1,356,215号、ドイツ国特許出
願公開第2,356,692号、ドイツ国特許出願公開第
2,363,452号、ドイツ国特許出願公開第2,4
04,310号、ドイツ国特許出願公開第2,427,2
73号、ドイツ国特許出願公開第2,431,968号ま
たはイギリス国特許第1,420,293号に記載されて
いるものを包含する。亜鉛の塩、特に、ステアリン酸亜
鉛を、適当な相溶化剤と組み合わせて内部離型剤として
使用することも可能である(これに関しては、例えば、
ヨーロッパ特許出願公開第255,905号、ヨーロッ
パ特許出願公告第173,888号、ヨーロッパ特許出
願公告第190,317号またはヨーロッパ特許出願公
開第119,471号を参照できる)。
【0026】本発明の方法において、反応体が反応射出
成形法のために通常の量で混合され、密閉型に充填され
る。使用可能な型の材料は、通常の材料、特に、金属お
よびプラスチック材料を包含する。
【0027】型に充填される反応混合物の量は、一般
に、製造される成形部品の密度が0.8〜1.4g/cm
3、好ましくは1.0〜1.3g/cm3になるように計算
される。高密度を有する前記の充填剤を使用した場合
に、1.2g/cm3を越える密度を有する成形部品が得
られる。型を反応混合物で部分的に充填して、従来既知
の種類の発泡剤を使用する場合に、1.0g/cm3未満
の密度を有する成形部品が得られる。
【0028】90〜250、好ましくは100〜200
のNCOインデックスに対応する反応体の量を使用し
て、成形部品を製造する。「NCOインデックス(即
ち、イソシアネートインデックス)」は、次の式に従っ
て計算される: NCOインデックス =100 x (イソシアネートの
実際量)/(イソシアネートの計算量)
【0029】本発明によれば、良好な耐候性および際立
った機械的性質値によって特徴付けられる軟質の緻密な
成形部品が製造される。
【0030】本発明によって得られる成形部品は、乗物
の車体部品、特に窓枠の製造において使用できる。さら
に、家具部品、工業的デバイスおよび構造物ユニットと
して使用するのに好適である。
【0031】
【発明の好ましい態様】以下に実施例を示し、本発明を
具体的に説明する。本発明が実施例のみに限定されない
ことはいうまでもない。実施例において部および%はそ
れぞれ、特記しない限り、重量部および重量%を意味す
る。
【0032】ポリオール成分1 トリメチロールプロパンをプロポキシル化し、次いでプ
ロポキシル化生成物をエトキシル化して得た(PO:E
Oの重量比=78:22)OH価28のポリエーテル8
2.0重量部;トリメチロールプロパンをプロポキシル
化し、次いでプロポキシル化生成物をエトキシル化して
得た(PO:EOの重量比=86.5:13.5)OH価
35のポリエーテルポリオール90%およびカーボンブ
ラック10%からなる懸濁液3.8重量部;DETDA
(1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベン
ゼン65%と1−メチル−3,5−ジエチル−2,6−ジ
アミノベンゼン35%との混合物)10.1重量部;U
V保護剤としてのビス(2,2',6,6'−テトラメチル−
4−ピペリジル)セバケート3.9重量部;トリエチレン
ジアミン(ジプロピレングリコール中の33%溶液)
0.1重量部;およびジブチルスズジラウレート0.1重
量部からなるOH価104および20℃での粘度140
0mPa.sのポリオール混合物。
【0033】ポリオール成分2 (ポリオール成分1と同様の)OH価28の前記ポリエ
ーテルポリオール79.8重量部;(ポリオール成分1
と同様の)前記カーボンブラック懸濁液3.7重量部;
(ポリオール成分1と同様の)前記組成のDETDA1
2.6重量部;UV保護剤としてのビス(2,2',6,6'
−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート3.7重量
部;トリエチレンジアミン(ジプロピレングリコール中
の33%溶液)0.1重量部;およびジブチルスズジラ
ウレート0.1重量部からなるOH価108および20
℃での粘度1700mPa.sのポリオール混合物。
【0034】ポリオール成分3 (ポリオール成分1と同様の)OH価28の前記ポリエ
ーテルポリオール82.5重量部;エチレングリコール
6.0重量部;(ポリオール成分1と同様の)前記カー
ボンブラック懸濁液4.0重量部;(ポリオール成分1
と同様の)前記組成のDETDA12.6重量部;UV
安定剤の市販品[チヌビン(Tinuvin)765、製造業
者:チバガイギーAG]4.0重量部;UV安定剤の市
販品[チヌビンP、製造業者:チバガイギーAG]1.
5重量部;UV安定剤の市販品[イルガノックス(Irg
anox)1010、製造業者:チバガイギーAG]1.5
重量部;トリエチレンジアミンの33%ジプロピレング
リコール溶液0.3重量部;およびジブチルスズジラウ
レート0.2重量部からなるOH価127および20℃
での粘度1700mPa.sのポリオール混合物。
【0035】ポリイソシアネート1(比較) NCO含量が23%であるトリプロピレングリコールと
4,4'−ジイソシアナトジフェニルメタンとの反応生成
物。ポリイソシアネート2(本発明) ポリイソシアネート1を96重量部、ビスフェノールA
のビスグリシジルエーテルを24重量部、およびp−ト
ルエンスルホン酸メチルエステルを0.15重量部混合
して撹拌下で120℃で1時間加熱した。冷却後、イソ
シアネート含量は17.4%であった。
【0036】ポリイソシアネート3(本発明) ポリイソシアネート1を108重量部、ビスフェノール
Aのビスグリシジルエーテルを12重量部、およびp−
トルエンスルホン酸メチルエステルを0.15重量部混
合して撹拌下で120℃で1時間加熱した。冷却後、イ
ソシアネート含量は19.8%であった。
【0037】実施例1〜9成形部品の製造 前記ポリオール成分およびイソシアネートを使用して、
反応射出成形法によって成形部品を製造した。リムドマ
ト(Rimdomat)機により反応体を充分に混合し、寸法
3x200x500mmの型を使用した。型の内壁に
は、石鹸系外部離型剤を予め塗っておいた。使用した反
応体の量は118のNCOインデックスに対応した。型
に反応混合物を完全に充填し、密度1.0g/cm3の成
形部品を得た。反応体を充分に混合する前に、反応体を
温めた(ポリオール:40〜45℃、ポリイソシアネー
ト:30〜35℃)。充填前に型の内部温度は65℃で
あった。型内時間は30秒であった。成形部品の製造に
おける処方を第1表に示す。
【0038】
【表1】 第1表 実施例 イソシア ポリオール NCO 備考番号 ネート インデックス 1 1 1 118 比較例 2 2 1 〃 本発明 3 3 1 〃 本発明 4 1 2 〃 比較例 5 2 2 〃 本発明 6 3 2 〃 本発明 7 1 3 〃 比較例 8 2 3 〃 本発明 9 3 3 〃 本発明
【0039】評価(耐候性試験機による試験) 本発明に従った成形部品(実施例2、3、5、6、8お
よび9)と従来技術の成形部品とを比較するために、耐
候性試験を行った。屋外暴露による成形部品における変
化の測定可能な変数としてガードナー光沢を測定した。
耐候性試験機における屋外暴露の時間の関数としてガー
ドナー光沢を第2表に示す。
【0040】
【表2】 第2表 実施例 屋外暴露1)時間(時間)後のガードナー光沢(%)番号 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 1 60 78 71 26 − − − − − 2 60 67 72 72 71 77 34 3 − 3 28 37 46 48.5 49 22 3 − − 4 59 75 75 5 − − − − − 5 55 67 69 73 71 19 − − − 6 52 61 64 66 50 − − − − 7 64 62 67 69 38 − − − − 8 49 57 64 67 68 66 64 43 4 9 55 62 66 68 66 62 39 2 0 注 1)屋外暴露は、17分間乾燥および3分間雨の
サイクルで行った。
【0041】以下に、本発明の好ましい態様を記載す
る。 1.プラスチック成形部品が0.8〜1.4g/cm3
密度を有する請求項1記載の方法。 2.プラスチック成形部品がウレア基を有するポリウレ
タンから製造されている第1項記載の方法。 3.アルキル化剤の存在下で熱処理に付され、エポキシ
ド基を有する有機化合物が、ポリイソシアネート成分と
混合される請求項1記載の方法。 4.アルキル化剤の存在下で熱処理に付され、エポキシ
ド基を有する有機化合物とポリイソシアネートの混合物
がその場で製造され、(i)ポリイソシアネート成分の
少なくとも一部分と(ii)エポキシド基を有し、アルキ
ル化剤の存在下で50〜150℃の熱処理に付される少
なくとも1種の有機化合物との混合物が形成される第3
項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス・ペーター・ミュラー ドイツ連邦共和国デー5068オーデンタル− ヘッフェ、ホルヴェーク20番

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型中において、 a)ポリイソシアネート、および b)多官能性イソシアネート反応性成分 からなる反応混合物を反応させることを含んでなる反応
    射出成形法によりプラスチック成形部品を製造する方法
    であって、 該反応混合物が、アルキル化剤の存在下において30〜
    150℃の熱処理に付され、エポキシド基を有する少な
    くとも1種の有機化合物を含んでなる補助物質をも含有
    する方法。
JP5111495A 1992-05-14 1993-05-13 ポリイソシアネート重付加生成物系の耐候性成形部品の製法 Pending JPH07286025A (ja)

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