JPH07285873A - 代謝活性化剤及びこれを含有する皮膚外用剤並びに浴用剤 - Google Patents

代謝活性化剤及びこれを含有する皮膚外用剤並びに浴用剤

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JPH07285873A
JPH07285873A JP6075759A JP7575994A JPH07285873A JP H07285873 A JPH07285873 A JP H07285873A JP 6075759 A JP6075759 A JP 6075759A JP 7575994 A JP7575994 A JP 7575994A JP H07285873 A JPH07285873 A JP H07285873A
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skin
external preparation
activator
metabolic
metabolic activator
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JP6075759A
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Kunio Tsuji
邦郎 辻
Yasunori Inaoka
靖規 稲岡
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Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 皮膚の代謝活性を促進する作用に優れ、更に
安全性に優れた代謝活性化剤及び、これを配合すること
で皮膚の状態改善作用を有する皮膚外用剤及び浴用剤を
提供する。 【構成】 貝類、好ましくは、コックル、ミドリイガ
イ、カキ、ヨーロッパガキ、ホタテガイ、アサリ、ハマ
グリ、バカガイ、イソシジミガイ、アカガイ、アワビ、
サザエ、バイのエッセンスの1種又は2種以上を代謝活
性化剤とし、また、この代謝活性化剤を、好ましくは、
0.01〜10重量%の割合で、皮膚外用剤や浴用剤に
配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は代謝活性化剤及びこれを
含有する皮膚外用剤並びに浴用剤に関し、詳しくは、貝
類のエッセンスからなる代謝活性化剤及びこれを含有す
る皮膚外用剤並びに浴用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】肌理の細かい美しい肌は誰しも求めて止
まないものである。しかしながら、加齢による老化現象
のため、皮膚組織中の結合組織が著しく架橋し弾性を消
失したり、代謝の不活性化により保水能力が減退して肌
がカサつくことが広く認められている。老化の一つの指
標として肌のはりのなさや保水量の減少があげられてい
るのもこのためである。
【0003】この様に、老化によって肌のはりがなくな
ることや、肌がカサつくことを嘆く人は多く、肌のはり
のなさを隠すための各種のメークアップ化粧料や、肌の
カサつきを改善するための各種化粧料が開発されてき
た。しかしながら、上記メークアップ化粧料は何れも肌
のはりのなさを隠蔽性の高い粉体で隠すのみで、肌の状
態を改善するものではなかった。また、ヒアルロン酸等
の保水性の高い物質を塗布し肌のカサつきを改善する試
みも広く行われているが、これらの物質が皮膚より除去
されるとこれらの効果は消え失せてしまうため、一過性
の効果と言わざるを得なかった。そこで、肌のはりがな
くなることや、肌がカサつくことの原因とされる代謝の
不活性化を改善することで、肌のはりを回復したり、肌
のカサつきを改善したりすることのできる薬剤の開発が
望まれていた。
【0004】一方、貝類のエッセンスに皮膚の代謝の活
性化を促す作用を有する成分が含まれていることは知ら
れておらず、また、この貝類のエッセンスを皮膚外用剤
や浴用剤に配合して肌の老化を改善しようとする試みは
これまでに行われていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記観点か
らなされたものであり、皮膚の代謝活性を促進する作用
に優れ、更に、安全性にも優れた代謝活性化剤及び、こ
れを配合することで皮膚の状態改善作用を有する皮膚外
用剤及び浴用剤を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために、代謝活性化作用を指標に各種成分につ
いて広くスクリーニングを行った結果、海水産あるいは
汽水域産の貝類のエッセンス中に代謝活性化作用に優れ
る成分が含まれることを見出し、また、これを配合した
皮膚外用剤及び浴用剤が皮膚状態の改善作用を有するこ
とを見出し、本発明を完成させた。
【0007】すなわち本発明は、貝類のエッセンスから
なる代謝活性化剤及びこれを含有する皮膚外用剤並びに
浴用剤である。以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】<1>本発明の代謝活性化剤 本発明の代謝活性化剤は、貝類のエッセンスからなる。
本発明に用いられる貝類としては、海水あるいは汽水域
に生息する二枚貝綱や腹足綱に属する各種貝類が挙げら
れるが、好ましくは、二枚貝綱に属するコックル(Chio
ne stuchburyi)、ミドリイガイ(Perna canaliculu
s)、カキ(Crassostrea gigas)、ヨーロッパガキ(Sa
ccostrea glomerata)、ホタテガイ(Pecten novaezeal
andiae,Patinopecten yessoensis)、アサリ(Ruditape
s philipinarum)、ハマグリ(Meretrix lusoria)、バ
カガイ(Mactra chinensis)、イソシジミガイ(Nuttal
lia olivacea)、アカガイ(Scapharca broughtoni
i)、腹足綱に属するアワビ(Haliotis gigantea,Halio
tis discus discus,Haliotis discus hannai)サザエ
(Battilus cornutus)、バイ(Babylonia japonica)
等が用いられる。この様な本発明に好ましく用いられる
貝類は、食用に供されており、これらのエッセンスが安
全性に優れていることは明らかである。
【0009】上記貝類は、貝の本体全体に代謝活性化剤
を含んでいるので、貝のむき身、むき身に凍結乾燥、天
日乾燥、熱風乾燥や加熱等の処理を施した加工品、それ
らの粉砕物、むき身をホモジナイズして防腐処置を施し
たホモジネート品などをそのまま用いてもよい。更に、
これらから代謝活性化作用を有する成分を含む抽出物を
取り出して、本発明の代謝活性化剤の有効成分として用
いることが好ましい。本発明において貝のエッセンスと
は、このような貝のむき身、その加工品、粉砕物及び抽
出物、更に後述する分画物、又はこれらの濃縮物のいず
れでもよく、またこれらの混合物でもよい。
【0010】貝類の抽出処理は、連続式、バッチ式等の
方法で、常法により冷浸または温浸にて任意の時間行
う。抽出には、これらの貝類のむき身をそのままあるい
は上述の様な加工品や、粉砕物、ホモジネート品なども
使用可能である。更に、代謝活性を促進する成分は加熱
により損なわれないことが確認されているので、必要に
応じて、加工、粉砕や抽出処置を行う前に、予め加熱な
どの保存性を高めるための処置を施しても構わない。
【0011】抽出方法としては、例えば、貝のむき身
(本体)にその10倍量程度の溶媒を加え、室温で数日
間、抽出溶媒の沸点付近の温度で数時間浸漬すればよ
い。更に、この時撹拌を加えると尚好ましい。その後、
この抽出液から濾過等で不溶物を取り除くことにより抽
出物が得られる。抽出物はこのまま用いてもよいが、減
圧留去や凍結乾燥により溶媒を除去して用いてもよい。
【0012】抽出に用いる溶媒としては、極性溶媒が好
ましく、例えば、メタノール、エタノール等のアルコー
ル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、
アセトニトリル等のニトリル類、塩化メチレン、クロロ
ホルム等のハロゲン化炭化水素類、水などが好適に挙げ
られる。また、これらを抽出溶媒とする場合には、これ
らの1種を用いても、2種以上を混合して用いてもよ
い。
【0013】製剤化には、上述の様にして得られる抽出
物をそのまま用いてもよいが、更にこの抽出物のうち代
謝活性化作用を有する成分を高濃度に含有する分画物を
使用してもよい。分画物を得るためには、上記抽出物を
吸着分配型充填剤、ゲル濾過剤などを充填したカラムに
通すカラムクロマトグラフィー等の方法を用いればよ
い。
【0014】例えば、上記抽出物を精製水に溶解させ、
ダイヤイオンHP−20(三菱化成製)に通すと、代謝
活性化作用を有する成分の多くは、ダイヤイオンHP−
20に吸着する。この吸着物を、エタノール等で溶出さ
せると、前記成分をより高濃度に含有する分画物が、前
記溶媒の溶液として得られる。更に、必要に応じてこの
溶液から溶媒を完全に留去して乾固する等の処理を行っ
てもよい。また、この変法として、バッチ法で分画処理
を行うこともできる。
【0015】<2>本発明の皮膚外用剤 本発明の皮膚外用剤は、皮膚状態改善作用を有する成分
として上記代謝活性化剤の1種または2種以上を配合し
たものである。配合量は、外用剤全量に対して0.01
〜10重量%であることが好ましい。配合量が0.01
重量%未満では皮膚状態改善の効果は十分でないことが
あり、また、10重量%を越えても効果が頭打ちであり
経済的に好ましくない。更に、代謝活性化剤の配合量を
0.1〜1重量%とすると、皮膚改善の効果に優れる上
に外観に与える変化が少ないことから、より好ましい配
合量は外用剤全量に対して0.1〜1重量%である。
【0016】本発明の皮膚外用剤の剤型は、特に限定さ
れるものではなく、例えば、ローション、クリーム、軟
膏、水性ゲル等の通常、皮膚外用剤として用いられてい
るものが挙げられる。これらの皮膚外用剤は、上記貝類
のエッセンスからなる代謝活性化剤を配合する以外は、
通常の皮膚外用剤と同様の方法で製造することができ
る。
【0017】また、本発明の皮膚外用剤には、上記代謝
活性化剤以外に、通常、皮膚外用剤に適用される、流動
パラフィン、ワセリン等の炭化水素類、カルナバワック
ス、モクロウ等のロウ類、オリーブ油、ホホバ油等の油
脂類、オクタデシルパルミテート、ネオペンチルグリコ
ールジイソオクタネート等のエステル類、ステアリン
酸、パルミチン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール等の高級アルコール類、ノニ
オン、アニオン、カチオン、両性等の界面活性剤、天然
あるいは合成の香料や色素、パラベン類、グルコン酸ク
ロルヘキシジン等の防腐剤、ビタミンE、BHT等の抗
酸化剤、ベンゾフェノン、アミノ安息香酸等の紫外線吸
収剤、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ク
エン酸塩、酢酸塩等のpH調節剤、及び各種目的に応じ
た薬効成分などが適宜選択されて配合される。
【0018】<3>本発明の浴用剤 本発明の浴用剤は、皮膚状態改善作用を有する成分とし
て上記代謝活性化剤の1種または2種以上を配合したも
のである。配合量は、浴用剤全量に対して0.01〜1
0重量%であることが好ましい。配合量が0.01重量
%未満では皮膚状態改善の効果は十分でないことがあ
り、また、10重量%を越えても効果が頭打ちであり経
済的に好ましくない。更に、代謝活性化剤の配合量を
0.1〜1重量%とすると、皮膚状態改善の効果に優れ
る上に外観に与える変化が少ないことから、より好まし
い配合量は浴用剤全量に対して0.1〜1重量%であ
る。
【0019】本発明の浴用剤の剤型は、特に限定される
ものではなく、例えば、軟カプセル剤、粉末剤、顆粒
剤、液剤等の通常、浴用剤として用いられているものが
挙げられる。これらの浴用剤は、上記貝類のエッセンス
からなる代謝活性化剤を配合する以外は、通常の浴用剤
と同様の方法で製造することができる。
【0020】また、本発明の浴用剤には、上記代謝活性
化剤以外に、通常、浴用剤に適用される、硫酸ナトリウ
ムや炭酸ナトリウム等の無機塩類、香料、ハーブエキ
ス、ノニオン、アニオン、カチオン、両性等の界面活性
剤、多価アルコール、糖類、油分、防腐剤、色素等が適
宜選択されて配合される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。まず、は
じめに貝類のエッセンスからなる本発明の代謝活性化剤
の実施例を説明する。
【0022】
【実施例1】コックルのむき身1kgに精製水10Lを
加え、90℃で4時間加熱し抽出を行った。得られた抽
出液から不溶物を濾過で取り除いた後、濾液を凍結乾燥
して水分を除去した。得られた凍結乾燥物17gをその
まま代謝活性化剤1とした。
【0023】
【実施例2】実施例1で得られたコックル抽出物の凍結
乾燥物10gを精製水500mLに溶かし、ダイアイオ
ンHP−20を充填したカラムに流し、次いで1Lの精
製水を流して水溶出部分を得た後、更に、エタノール1
Lを流してエタノール溶出部分を得た。水溶出部分を凍
結乾燥し得られた凍結乾燥物11gを代謝活性化剤2と
し、またエタノール溶出部分を減圧乾固し得られた乾固
物4gを代謝活性化剤3とした。
【0024】
【実施例3】ミドリイガイのむき身1kgを乾燥させた
後、50%エタノール水溶液5Lを加え、80℃で3時
間加熱し抽出を行った。得られた抽出液から不溶物を濾
過で取り除いた後、濾液を減圧乾固して溶媒を除去し
た。得られた乾固物16gをそのまま代謝活性化剤4と
した。
【0025】
【実施例4】カキのむき身1kgに50%アセトニトリ
ル水溶液5Lを加え、80℃で3時間加熱し抽出を行っ
た。得られた抽出液から不溶物を濾過で取り除いた後、
濾液を減圧乾固して溶媒を除去した。得られた乾固物2
1gをそのまま代謝活性化剤5とした。
【0026】
【実施例5】ホタテガイのむき身1kgを50%アセト
ン水溶液5Lを加え、80℃で3時間加熱し抽出を行っ
た。得られた抽出液から不溶物を濾過で取り除いた後、
濾液を減圧乾固して溶媒を除去した。得られた乾固物1
7gをそのまま代謝活性化剤6とした。
【0027】
【実施例6】アサリのむき身1kgを50%テトラヒド
ロフラン水溶液5Lを加え、80℃で3時間加熱し抽出
を行った。得られた抽出液から不溶物を濾過で取り除い
た後、濾液を減圧乾固して溶媒を除去した。得られた乾
固物16gをそのまま代謝活性化剤7とした。
【0028】
【実施例7】ハマグリのむき身500gを50%エタノ
ール水溶液5Lを加え、80℃で3時間加熱し抽出を行
った。得られた抽出液から不溶物を濾過で取り除いた
後、濾液を減圧乾固して溶媒を除去した。得られた乾固
物6gをそのまま代謝活性化剤8とした。
【0029】
【実施例8】イソシジミガイ3kgを50%エタノール
水溶液15Lを加え、80℃で3時間加熱し抽出を行っ
た。得られた抽出液から不溶物を濾過で取り除いた後、
濾液を減圧乾固して溶媒を除去した。得られた乾固物1
1gをそのまま代謝活性化剤9とした。
【0030】
【実施例9】アカガイのむき身1kgを50%エタノー
ル水溶液10Lを加え、80℃で3時間加熱し抽出を行
った。得られた抽出液から不溶物を濾過で取り除いた
後、濾液を減圧乾固して溶媒を除去した。得られた乾固
物17gをそのまま代謝活性化剤10とした。
【0031】
【実施例10】アワビのむき身1kgを細かくブツ切り
にした後、50%エタノール水溶液5Lを加え、80℃
で3時間加熱し抽出を行った。得られた抽出液から不溶
物を濾過で取り除いた後、濾液を減圧乾固して溶媒を除
去した。得られた乾固物16gをそのまま代謝活性化剤
11とした。
【0032】
【実施例11】サザエのむき身500gを50%エタノ
ール水溶液5Lを加え、80℃で3時間加熱し抽出を行
った。得られた抽出液から不溶物を濾過で取り除いた
後、濾液を減圧乾固して溶媒を除去した。得られた乾固
物8gをそのまま代謝活性化剤12とした。
【0033】
【実施例12】バイ4kgを50%エタノール水溶液1
0Lを加え、80℃で3時間加熱し抽出を行った。得ら
れた抽出液から不溶物を濾過で取り除いた後、濾液を減
圧乾固して溶媒を除去した。得られた乾固物17gをそ
のまま代謝活性化剤13とした。 <本発明の代謝活性化剤の評価>上記各実施例で得られ
た代謝活性化剤について、安全性及び皮膚代謝活性化作
用に関する評価を行った。
【0034】(1)安全性試験 1群6匹づつのハートレイ系白色モルモット(雄性、体
重300〜350g)の背部を剃毛し、各群の剃毛部に
上記各実施例で得られた代謝活性化剤1〜13の10%
水溶液をそれぞれ24時間クローズドパッチして、経皮
刺激試験を行った。判定は、クローズドパッチ解放2時
間後に、以下に示す本邦パッチテスト基準(日本皮膚科
学会)を用いて行った。
【0035】− : 無反応 ± : 微弱反応 + : 陽性反応 ++ : 浮腫反応
【0036】結果は何れのサンプルも−(無反応)であ
った。これにより本発明の代謝活性化剤が安全性に優れ
ていることがわかる。
【0037】(2)皮膚代謝活性化作用 以下の方法で皮膚角層のターンオーバー時間を測定し、
これを指標として皮膚代謝活性化作用の評価を行った。
【0038】1群5匹づつのハートレイ系白色種モルモ
ット(雄性、体重300〜350g)の左右の耳に10
重量%ダンシルクロライド含有ワセリンを24時間クロ
ーズドパッチして、皮膚角層を蛍光染着した後、各群の
モルモットの右耳には上記各実施例で得られた代謝活性
化剤の10%水溶液0.05mlを投与(1回投与)
し、左耳は何も処置せず、その後の蛍光強度の経時変化
を蛍光が消失するまで隔日で測定した。尚、コントロー
ルとして、ダンシルクロライド染着後、左右の耳とも何
の処置も施さなかったモルモット群についても同様に蛍
光強度の経時変化を測定した。
【0039】左耳の蛍光が消失するまでに要した日数
(ターンオーバー時間)を右耳の蛍光が消失するまでに
要した日数(ターンオーバー時間)で除した値を皮膚代
謝活性化度として評価に用いた。表1に皮膚代謝活性化
度の5匹の平均値を標準偏差値と共に示す。
【0040】
【表1】
【0041】この結果から、本発明の代謝活性化剤は、
皮膚角層のターンオーバーを促進しており、皮膚の代謝
を活性化する作用に優れることがわかる。次に、上記各
実施例で得られた代謝活性化剤を配合した本発明の皮膚
外用剤及び浴用剤の実施例を説明する。
【0042】
【実施例13〜17】 ローション 表2に示す成分を室温で撹拌し、可溶化してローション
剤を製造した。
【0043】
【表2】
【0044】
【実施例18〜21】 浴用剤 表3の成分をニーダーで混練りし、浴用剤を製造した。
【0045】
【表3】
【0046】
【発明の効果】本発明の代謝活性化剤は、皮膚の代謝活
性化作用に優れ、更に、安全性にも優れる。また、この
代謝活性化剤を配合した本発明の皮膚外用剤及び浴用剤
は、皮膚の状態改善作用を有すると共に、長期にわたっ
て安全に使用することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貝類のエッセンスからなる代謝活性化
    剤。
  2. 【請求項2】 前記貝類がコックル、ミドリイガイ、カ
    キ、ヨーロッパガキ、ホタテガイ、アサリ、ハマグリ、
    バカガイ、イソシジミガイ、アカガイ、アワビ、サザ
    エ、バイから選ばれることを特徴とする請求項1記載の
    代謝活性化剤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の代謝活性化剤を含
    有する皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 前記代謝活性化剤の含有量が、外用剤全
    量に対して0.1〜10重量%であることを特徴とする
    請求項3記載の皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の代謝活性化剤を含
    有する浴用剤。
  6. 【請求項6】 前記代謝活性化剤の含有量が、浴用剤全
    量に対して0.1〜10重量%であることを特徴とする
    請求項5記載の浴用剤。
JP6075759A 1994-04-14 1994-04-14 代謝活性化剤及びこれを含有する皮膚外用剤並びに浴用剤 Pending JPH07285873A (ja)

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