JPH0728490Y2 - ゾーン空調装置 - Google Patents

ゾーン空調装置

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JPH0728490Y2
JPH0728490Y2 JP1990064451U JP6445190U JPH0728490Y2 JP H0728490 Y2 JPH0728490 Y2 JP H0728490Y2 JP 1990064451 U JP1990064451 U JP 1990064451U JP 6445190 U JP6445190 U JP 6445190U JP H0728490 Y2 JPH0728490 Y2 JP H0728490Y2
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JP
Japan
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zone
air
air conditioner
space
guide member
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JP1990064451U
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English (en)
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JPH0423918U (ja
Inventor
文男 近藤
博紀 濃添
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は傘状の案内部材に沿わせて下方に空気膜を吹き
出し、地面等との間にエアカーテンで囲まれたゾーンを
形成し、その内側を空調するゾーン空調装置に関する。
〔従来の技術〕
出願人が特願平1-217125号として出願した従来のゾーン
形成流体調整装置を第4図に示す。
第4図において、1は案内部材、2は噴流発生手段たる
軸流送風機、3は地面、床面等の固定壁、4は流体調整
手段たる空気調和機である。
案内部材1はその中央部より外周縁にかけ下降するよう
に傾斜しながら放射状に伸びる傘状の案内面1aを有して
いる。
軸流送風機2は円筒状のケーシング21と、この内部に同
軸に配置された羽根車22と、この羽根車22を駆動するモ
ータ23と、このモータ23をケーシング21に固定するステ
イ24と、空気吸入口25に取り付けられたガード26と、空
気吹出口27に取り付けられたガイド28からなり、ブラケ
ット29によって案内部材1の上方中央部に連結されてい
る。
空気調和機4の筐体41の内部には空気吸込グリル42と対
向するように熱交換器43が配設され、この熱交換器43の
中央に配設された送風機44はモータ45によって駆動さ
れ、このモータ45は指示板46によって支持されている。
筐体41の頂部には複数の調整空気吹出口47が円周上に配
設され、これら調整空気吹出口47はその傾きを自由に変
更できるようになっている。
筐体41の上部にはテーブル48が防振材49を介して取り付
けられ、このテーブル48の下の筐体41の側面には操作盤
50が取り付けられている。
支柱5は筐体41の頂部中央のベロー49を封密的に貫通し
その下端は支持板46に支持され、その上端には案内部材
1及び噴流発生手段2が固定されている。この支柱5を
中空として置けばこの内部に電線等を配線することがで
きる。
コンデンシングユニット6は冷媒配管7を介して空気調
和機4と接続されており、このコンデンシングユニット
6の筐体61内には圧縮機62、熱交換器63、この熱交換器
63に送風するためのファン64、絞り65等が収納されてい
る。
かくして、案内部材1は固定壁3と所定の間隔を隔てて
これと正対するように支柱5によって空間8内に支持さ
れ、軸流送風機2は案内部材1の上部外側にこれと一体
化されて支柱5によって支持される。そして、空気調和
機4は後述するゾーン9の内部において案内部材1の中
央部下方において固定壁3上に配設され、コンデンシン
グユニット6はゾーン9の外部に配設される。
しかして、操作盤50を操作して軸流送風機2を運転する
と、モータ23によって羽根車22が回転駆動される。
すると、案内部材1の外側の空気がガード26を経て空気
吸入口25からケーシング21内に入り、羽根車22によって
付勢され、案内部材1の傘状の案内面1aの中央部に向か
って噴流Aとなって噴出される。そして、傘状の案内面
1aの中央部に衝突し、ガイド28に案内されて案内面1aに
沿う流れBとなって外周縁1cに向かって拡散する。次い
で、外周縁1cの全周から膜状の環状の噴流Cとなって斜
め下向に流出する。この噴流Cは進むに従って次第に向
きを代えて下向きとなり、固定壁3に衝突して固定壁3
に沿ってゾーン9の外側に向かう。
この結果、この環状の噴流Cによって案内部材1の外周
縁1cから固定壁3に至るエアカーテンが生成され、この
エアカーテンによって囲まれる局部的閉空間、即ち、ゾ
ーン9が空間8内において案内部材1と固定壁3との間
に限界される。
環状の噴流Cはその周囲の空気を誘引して引きずって行
く性質があるので、ゾーン9内には再循環流れDが発生
するとともにゾーン9内の圧力は空間8の圧力より小さ
くなり、かくして、環状噴流Cが互いに引き合うことに
よって噴流Cの流線が曲げられ、この負圧と噴流Cに作
用する遠心力とが釣り合うように噴流Cの流線が決ま
る。
一方、操作盤50を操作して空気調和機4及びコンデンシ
ングユニット6を冷房運転すると、コンデンシングユニ
ット6の圧縮機62から吐出された冷媒が熱交換器63に入
り、ここでファン64によって送られる空気と熱交換する
ことによって凝縮し、絞り65で断熱膨張した後冷媒配管
7を通って空気調和機4の熱交換器43に入り、ここで蒸
発した後再び冷媒配管7を通ってコンデンシングユニッ
ト6に戻り、その圧縮機62に吸入される。これと同時に
空気調和機4の送風機44がモータ45によって回転駆動さ
れるので、ゾーン9内の空気が空気吸込グリル42を通っ
て筐体41内に入り、熱交換器43を流過する過程で冷却さ
れた後送風機44によって付勢され、複数の調整空気吹出
口47からゾーン9内に吹き出される。そして、ゾーン9
内を再循環し、この過程でその一部は噴流Cに混入して
これを付勢するとともに噴流Cが空間8に拡散するのを
防止する。冷房運転時に熱交換器43の表面に凝縮したド
レンはドレンホース52を経て排出される。空気調和機4
の冷房運転時にはゾーン9内の空気の比体積が小さくな
るので、ゾーン9内の圧力が低くなり、従って、噴流C
によって容易にゾーン9が形成され、また、ゾーン9内
を冷房できる。
空気調和機4を暖房運転すると、冷媒は冷房時と逆方向
に循環し、また、空気調和機4の送風機44が冷房時と逆
方向に回転するので、ゾーン9内の空気は調整空気吹出
口47から筐体41内に吸入され、送風機44によって付勢さ
れた後熱交換器43を流過する過程で加熱され、しかる
後、空気吸込グリル42からゾーン9内に吹き出される。
かくして、ゾーン9内の人Mを頭寒足熱の状態で暖房す
る。なお、暖房運転時においても送風機44を冷房時と同
方向に回転させてもよい。また、空気調和機4の筐体41
内の空気流路に除塵フィルタ又は及び脱臭フィルタを配
設して置けば、ゾーン9内の空気を除塵し、又は及び脱
臭できる。
ゾーン9内は空間8とエアカーテンCによって仕切られ
ているので、空間8の騒音がゾーン9内に浸入するのを
防止できるとともにゾーン9内を効率的に空調又は及び
浄化することができ、従って、空気調和機4の設備費及
び運転費も少なくて足りる。
また、ゾーン9内は空間8とエアカーテンCによって仕
切られているに止まるので、その中の人Mはエアカーテ
ンCを透して四方を視野に収めることができるとともに
このエアカーテンを経て自由に出入りできる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来のゾーン形成流体調整装置には解決すべき次の
課題があった。
即ち、第4図に示すようなゾーン形成流体調整装置では
傘状の案内部材1と環状の噴流Cにより生成されるエア
カーテンにより囲まれたゾーン9が空調空間となる。案
内部材1の外周縁1cより上方は人が動きまわる範囲から
はずれるため特に空調する必要はないにも拘らず、空調
範囲となっている。
このため無駄な空間を空調することになり、無駄にエネ
ルギーを消費するという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題の解決手段として次の(1)、(2)
に記載のゾーン空調装置を提供しようとするものであ
る。
(1)所定の部材によって大気中に支えられるとともに
その外周縁が下方にむかって傾斜ないしは湾曲して開く
傘状の案内面を備えた案内部材の中央から案内面に沿わ
せて膜状に空気を噴出し、地面等との間にエアカーテン
で囲まれたゾーンを形成し、同ゾーン内を空調するゾー
ン空調装置において、上記ゾーン内空間を上部空間と下
部空間とに仕切る仕切りを具備してなることを特徴とす
るゾーン空調装置。
(2)上記(1)に記載のゾーン空調装置において、上
部空間に充填された断熱材を具備してなることを特徴と
するゾーン空調装置。
〔作用〕
本考案は上記のように構成されるので、次の(1)、
(2)に記載の作用を有する。
(1)上記(1)の構成にあってはゾーン内空間を仕切
りによって上部空間と下部空間とに仕切るので、たとえ
ば人の出入りする下部空間のみを空調すれば、空調能率
が高まり、エネルギーが節減される。またこのようにす
ると、上部空間の空気層によりゾーンから外に出ていく
熱あるいは入ってくる熱を効果的に遮断することができ
る。
(2)上記(2)の構成にあってはゾーン内を上下に仕
切られた空間のうち、上部空間に断熱材を充填するので
上部空間の断熱性が一層、高まる。
〔実施例〕
本考案の第1実施例を第1図により説明する。なお、従
来例の第4図と同様の構成部材には同符号を付し、説明
を省略する。以下、第2、第3実施例についても同様と
する。
第1図は第1実施例の側断面図で、図において案内部材
1の内側には外周縁1cの部位に天井体をなす膜状の仕切
り100が張り渡されている。その他の構成は従来例と同
様である。
本実施例は上記のように構成されるので従来例に比し、
空調空間であるゾーン9を小さくし、空調範囲を小さく
する効果をもつ。一方、仕切り100の上下位置は外周縁1
cの近傍であるため環状の噴流Cによる再循環流れDの
発生及びゾーン9の形成には何らの支障もきたさない。
また仕切り100を設けたことにより案内部材1を2重構
造にしたことになるため、従来案内部材1を介してゾー
ン9内に侵入していた外気の熱を少くすることができ、
断熱効果を高める。
従って空調空間であるゾーン9の縮小及び外気との断熱
効果の向上により、従来より小さいエネルギーで空調を
することができるという利点がある。また同一の冷房能
力であればよりゾーン9内の温度を従来より低下させる
ことができるという利点がある。
次に本考案の第2実施例を第2図により説明する。
第2図は第2実施例の側断面図で第1実施例より積極的
に外部からの熱を断熱するため、案内部材1と膜状の仕
切り100との間に、グラスウール、発砲スチロール、モ
ルトプレンなどの断熱材101を挿入したものである。こ
のため第1実施例の場合より、より高い断熱効果が得ら
れ一層、エネルギー節減が果たされ、また、同一冷房能
力であれば、一層低温空調が得られるという利点があ
る。
次に本考案の第3実施例について第3図により説明す
る。
第3実施例は案内部材11を支柱5を軸にしてパラソルの
ように折りたたみ可能にし、その内側(下側)に膜状の
仕切り102を張るもので、第3図はその要部の側断面図
である。
図において、複数の主骨60が基端で、支柱5の上部に固
定された駒61にピン63によって枢支され、その枢支点よ
り所定の距離だけ離れた部位が複数の副骨65を介して、
支柱5上を上下動するスライダ64に一端をピン67によっ
て、他端をピン66によって回動可能に枢着されている。
そして複数の主骨60には布、合成樹脂等からなる可撓性
膜68が全周にわたって張設され、案内部材11をパラソル
状に展張した状態、即ち第3図の状態でスライダ64は係
止片69によって支柱5の所定高さに係止しうるように構
成されている。
そしてパラソル状に開いた副骨65の下側には膜状の仕切
り102がピン67とスライダ64との間の全周に張られてい
る。
第3実施例は上記のように構成されているので羽根車22
によって可撓性膜68に最も強く空気の吹きつけられる近
傍、即ち、外気と熱の授受を強く行なう領域が可撓性膜
68と仕切り102とによって2重に断熱されることにな
り、ゾーン9が狭まる利点に加え、小範囲の2重膜で高
い断熱効果が発揮されるという利点がある。
なお、第3実施例の装置を折り畳む際はパラソルと同様
スライダ64を支柱5の下方へ摺動して行なう。可撓性膜
68も仕切り102も柔軟性に富むので折り畳みには何らの
支障も生じない。従って本実施例の場合は移動や収納に
便利であるという利点もある。
以上第1〜第3実施例は主として冷房の例について述べ
たが、暖房の場合も同様に省エネが果たされ、かつ暖房
能力が同一であれば仕切りによって縮小したゾーン内の
温度を一層上昇させることができるという利点がある。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。
即ち、ゾーン内を仕切りによって上部と下部の空間に分
け、下部空間のみを空調するので空調能率が高まり、空
調エネルギーが節約される。
また、上部空間の空気の入ったままの空気断熱層とし
て、または断熱材を充填した、断熱層としてゾーン外と
の熱の授受を遮断するので空調効果が一層高まり、相応
して“省エネ”が果たされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るゾーン空調装置の側
断面図、第2図は本考案の第2実施例に係るゾーン空調
装置の側断面図、第3図は本考案の第3実施例に係るゾ
ーン空調装置の要部の側断面図、第4図は従来例の側断
面図である。 1……案内部材、1a……案内面、1c……外周縁、5……
支柱、9……ゾーン、11……案内部材、68……可撓性
膜、100,102……仕切り、101……断熱材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の部材によって大気中に支えられると
    ともにその外周縁が下方にむかって傾斜ないしは湾曲し
    て開く傘状の案内面を備えた案内部材の中央から案内面
    に沿わせて膜状に空気を噴出し、地面等との間にエアカ
    ーテンで囲まれたゾーンを形成し、同ゾーン内を空調す
    るゾーン空調装置において、上記ゾーン内空間を上部空
    間と下部空間とに仕切る仕切りを具備してなることを特
    徴とするゾーン空調装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)に記載のゾーン空調装置にお
    いて、上部空間に充填された断熱材を具備してなること
    を特徴とするゾーン空調装置。
JP1990064451U 1990-06-20 1990-06-20 ゾーン空調装置 Expired - Lifetime JPH0728490Y2 (ja)

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JP1990064451U JPH0728490Y2 (ja) 1990-06-20 1990-06-20 ゾーン空調装置

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JPH0423918U JPH0423918U (ja) 1992-02-26
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ID=31595415

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