JPH0728399A - 地図表示装置 - Google Patents

地図表示装置

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JPH0728399A
JPH0728399A JP5172946A JP17294693A JPH0728399A JP H0728399 A JPH0728399 A JP H0728399A JP 5172946 A JP5172946 A JP 5172946A JP 17294693 A JP17294693 A JP 17294693A JP H0728399 A JPH0728399 A JP H0728399A
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JP5172946A
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English (en)
Inventor
Hideji Seriguchi
秀治 芹口
Shunichi Sato
俊一 佐藤
Tadashi Kunugi
正 功力
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出発地点から目的地点までの途中で、予定コ
ースに従って進行していることを簡単にディスプレイか
ら視認可能とする。 【構成】 支持体に地図情報が記録され地図シート14
を、ディスプレイ12に重ねて使用する地図表示装置に
おいて、現在地を検出して位置情報を生成する位置測定
機能と、位置測定手段からの位置情報に基づいて、現在
地をディスプレイ12に表示すると共に、該現在地を地
図上の該当位置に一致させる表示制御機能と、ディスプ
レイ12に重ねた地図シート14の地図上の出発地点
S、目的地点G、これら両地点の間の1又は2以上の予
定通過地点P1、P2をそれぞれ該当するディスプレイ
12上の位置に入力する機能と、各地点を順次結ぶ直
線、及び各地点における進行方向を示す矢印で予定コー
スをディスプレイに表示する機能を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地図表示装置、特に、
地図シートをディスプレイに重ねて使用する地図表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ナビゲーションシステムとして用
いられる地図表示装置としては、例えば特開平4−98
2875に開示されている、操作盤から入力された地名
等の情報に従って、所望の地図を地図情報記憶媒体から
検索し、それを読込んで表示するものが知られている。
【0003】ところが、上記地図表示装置では、地図情
報記憶媒体としてCD−ROM又はICカード等が使用
されているため、アクセス時間は短いというメリットが
あるものの、常に記憶容量の制約を受けるために、表示
内容の精彩さや使用可能な色数等に制限がある上に、記
憶媒体及び装置自体が高価であるという欠点がある。
【0004】このような欠点のないナビゲーションシス
テムとしては、透明フィルムに地図情報を印刷した地図
シートをディスプレイに重ねて使用する地図表示装置も
知られている。
【0005】この地図シートは、印刷で製造できること
から、記憶容量の制約を考慮することなく、高精彩で且
つ、高品質な地図情報を得ることができると共に、例え
ば後方から照明することにより印刷した地図情報を見る
ようにできることら、モニタの解像力の影響を受けるこ
となく高品質の地図情報を表示できるという点で優れて
いる。
【0006】前述した記憶媒体から地図を読み込んでデ
ィスプレイに表示する地図表示装置も、又、地図シート
をディスプレイに重ねて使用する地図表示装置も、例え
ば車載のナビゲーションシステムとして使用する場合に
は、出発地点を出車した後、目的地点に向かって正しい
予定コースを走行していることがディスプレイ上で簡単
に視認できることが要求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
地図表示装置では、予定コースの表示を、ディスプレイ
に表示されている出発地点から目的地点までの間にある
交差点等に通過予定を表わすマークを表示する間欠表示
をしているに過ぎなかったので、自車が予定コースを正
確に走行しているか否かを、ドライバが必ずしも簡単に
視認できないという問題があった。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、出発地点から目的地点までの途中
で、予定コースに従って進行していることを簡単にディ
スプレイ上で視認することができる地図表示装置を提供
することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体に地図
情報が記録され地図シートを、ディスプレイに重ねて使
用する地図表示装置において、現在地を検出して位置情
報を生成する位置測定手段と、位置測定手段からの位置
情報に基づいて、現在地をディスプレイに表示すると共
に、該現在地を地図上の該当位置に一致させる表示制御
手段と、ディスプレイに重ねた地図シートの地図上の出
発点、目的地点、これら両地点の間の1又は2以上の予
定通過地点をそれぞれディスプレイ上の該当する位置に
入力する手段と、各地点を順に結ぶ直線、及び各地点に
おける進行方向をディスプレイに表示する手段と、を備
えたことにより、前記課題を解決したものである。
【0010】本発明は、又、上記地図表示装置におい
て、ディスプレイに表示された現在地が、各予定通過地
点に到達すると、その到達地点から次の予定通過地点乃
至目的地点のいずれかの地点までの距離を算出する手段
と、算出した2地点間の距離をディスプレイに表示する
手段と、を備えたものである。
【0011】
【作用】本発明においては、位置測定手段で測定した現
在地を、ディスプレイに重ねた地図シートの地図上の該
当する位置に一致させて表示すると共に、出発地点及び
目的地点と、これら両地点を結ぶ道路上の所望位置を予
定通過地点として指定し、出発地点から各地点を順に結
ぶ直線と、出発地点及び各予定通過地点における進行方
向を、予めディスプレイ上に表示することにより、直線
と進行方向を表わす矢印等のマークとで予定コースを表
示できるようにしたので、出発地点を出発した後、ディ
スプレイに表示されている現在地を上記直線と矢印等か
らなる予定コースと対比させることが可能となるため、
簡単に予定通りのコースで目的地に向かっていることを
視認することが可能となる。
【0012】又、本発明においては、上記予定コースの
表示と共に、現在地が指定した予定通過地点に到達する
と、その到達地点から次の予定通過地点〜目的地点まで
のいずれかの地点までの距離を、ディスプレイに表示す
る場合には、次の予定通過地点や目的地点等に到達する
までの時間的予定等を容易に立てることも可能となる。
【0013】本発明において、現在地を検出して位置情
報を生成する位置測定手段としては、例えば、全地球的
測位システム(Global Positioning System :GP
S)を利用でき、このGPSにより現在地を検出し、そ
れをディスプレイに表示することにより、現在地を地図
情報に重ねて表示することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0015】図1は、本発明に係る一実施例である地図
表示装置の外観を示す概略斜視図である。
【0016】本実施例の地図表示装置10は、ディスプ
レイ12に、地図シート14を重ねて使用するもので、
該地図シート14は、地図シート挿入口16からディス
プレイ12に沿って形成された挿入部(挿入空間)に挿
入され、所定位置に装着可能になっている。
【0017】又、上記地図表示装置10では、GPSア
ンテナ18で衛星信号を受信し、該信号に基づいて現在
地を測定し、その現在地を、地図シート14の地図情報
の該当する位置に一致させてディスプレイ12に表示で
きるようになっており、又、使用モードの設定や現在地
の指定等の操作を行うための入力キー20やトラックボ
ール22が取付けられている。又、上記GPSアンテナ
18は、その底部に磁石が付設されており、この磁石に
より地図表示装置10の本体に着脱可能に取付けられる
ようになっている。
【0018】又、上記地図表示装置10の内部の概略構
成は、図1におけるII−II断面の概略を示した図2に示
すように、地図シート14の下方にはバックライト24
が配設され、バックライト24の下方には、地図表示装
置10をナビゲーションシステムとして機能させる際の
制御機能部が形成された制御基板26が配設されてい
る。
【0019】上記地図表示装置10は、又、地図シート
14を挿入している状態を示した図3に示されるよう
に、ディスプレイ12がその1側端を支点として開閉可
能になっており、該ディスプレイ12を閉じるとその他
側端がフレーム10Aの内側端部に一致して、前記図
1、図2に示した状態になるようになっている。
【0020】又、上記地図表示装置10には、上記フレ
ーム10Aの端部近傍の裏面に、以下に説明する地図シ
ート14に記録されているバーコードを取り込むための
バーコードリーダ28と、挿入信号用マークを検出する
ためのマーク検出器28Aが取付けられている。
【0021】本実施例で用いられる地図シートは、図4
に示すように、ポリエステルフィルム等の透明フィルム
に印刷等の方法で地図情報が記録されている透過形地図
シートであり、該地図シートには地図情報が地図領域1
4Aに、その余白にバーコード14Bが、更にその余白
端部近傍に離間した2つの挿入信号用マーク14C、1
4Dがそれぞれ記録されている。これらは全て印刷によ
り記録することができる。
【0022】又、上記地図シート14は、挿入口16か
ら挿入し易くするために、その挿入側のコーナーを丸め
てR形状にしてある。なお、この透過形地図シートとし
ては、特開昭58−1178に開示されているものを使
用できる。
【0023】又、本実施例の地図表示装置では、前記図
3に示したように、ディスプレイ12を開いた状態で挿
入口16から地図シート14を挿入するようになってお
り、その挿入の際にマークリーダ28Aで挿入端に近い
方の挿入信号用マーク14Cが始めに検出されると、地
図シート14が挿入されたことを検知してバーコードリ
ーダ28が起動され、該バーコードリーダ28によりバ
ーコード14Bの読み込みが行われ、次いで同じくマー
クリーダ28Aで後方の挿入信号用マーク14Dが検出
されると、該バーコードリーダ28の読み込み動作が停
止するようになっている。
【0024】又、上記地図表示装置では、前記制御基板
26には、図5のブロック図に示す各機能部が組み込ま
れている。これをGPSから受信される位置情報を利用
する場合について、以下に説明する。
【0025】GPSアンテナ18から位置情報等が衛星
信号として入力されると、該信号をアンプ32で増幅
し、それをGPS信号処理部(位置測定手段)34で現
在地データに変換し、それをナビゲーション処理部36
に入力する。
【0026】又、前記バーコードリーダ28では、挿入
された地図シート14のバーコード14Bから地図原点
(基準点)や縮尺データを読み取り、それをデコーダ3
8で電気信号に変換し、上記ナビゲーション処理部36
に入力するようになっている。
【0027】このナビゲーション処理部36では、例え
ばICカードからなる予定コース記憶部40との間で、
予定コースデータの送受信が行われ、且つ、ポインティ
ングデバイス42(トラックボール22に相当する)よ
り、地図上のポイントを指定するとそのデータが入力さ
れるようになっている。又、図示はしないが、複数種類
の地図シート14に対応する文字等の関連情報が記憶さ
れたICカード等の記憶媒体からその情報を読み取った
り、経路誘導モードにしたときに、上記予定コース記憶
部40に対して目標位置やそこまでの経路を書き込むた
めの関連情報読取・書込部をも有している。
【0028】上記ナビゲーション処理部36は、GPS
信号処理部34、予定コース記憶部40及びポインティ
ングデバイス42等から入力される情報に基づいて、現
在位置(現在地)、予定コース、指定位置等の位置情報
を、表示制御部44に出力すると、該表示制御部44
は、前記液晶表示画面(ディスプレイ)12に、バック
ライト20からの照射光により表示されている地図情報
上に上記位置情報を重ねて表示するようになっている。
【0029】又、前記ナビゲーション処理部36は、ポ
インティングデバイス42によりディスプレイ12に重
ねた地図シート14の地図上の出発地点、目的地点、こ
れら両地点の間の1又は2以上の予定通過地点をそれぞ
れ該当するディスプレイ12上に入力すると、その情報
を表示制御部44に出力し、映像信号に変えて、入力さ
れた各地点を順次結ぶ直線、及び各地点における進行方
向を例えば矢印でディスプレイ12上に表示する機能を
備えている。
【0030】又、前記ナビゲーション処理部36は、デ
ィスプレイ12に表示された現在地が、各予定通過地点
に到達すると、その到達地点から次の予定通過地点乃至
目的地点のいずれかの地点までの距離を算出する機能
と、算出した2地点間の距離をディスプレイ12の関連
情報表示部(地図領域14Aの余白に相当するディスプ
レイ部分)に文字情報として表示する機能を有してい
る。
【0031】次に、本実施例の作用を説明する。
【0032】まず、本実施例の地図表示装置が有するナ
ビゲーションシステムとしての作用を、図6、図7のフ
ローチャートを用いて説明する。本実施例の地図表示装
置10は、地図表示モード、位置表示モード、経路誘導
モードの3つのモードを有しており、経路誘導モード
は、更に、設定モードと実行モードを有している。
【0033】起動スイッチをオンにすると(ステップ1
01)、液晶シャッタ機構を有する表示画面12にモー
ドの選択を促す画面が現われる(ステップ102)。
【0034】ここで、入力キー20により地図表示モー
ドを選択すると(ステップ103)、バックライト24
が点灯され(ステップ104)、シャッタ部は全ての領
域で開かれたままとなる(ステップ105)。従って、
地図シート14の裏面から照射される光により、その表
面に印刷されている地図情報が上記表示画面12に表示
される。
【0035】又、前記ステップ103で位置表示モード
を選択すると、まず、関連情報読取・書込部(図示せ
ず)によって、ICカード(図示せず)内の関連情報が
読み取られる(ステップ107)。次いで、位置測定手
段であるGPS信号処理部34によって、現在位置が測
定され(ステップ108)、該当する地図シート14の
番号を検索して、地図シートの挿入メッセージと、その
地図番号の表示が表示画面12に行われる(ステップ1
09)。
【0036】指定された地図シート14が挿入される
と、地図シート14のバーコードから、1つの基準点
(図示せず)の位置情報(緯度、経度)とその地図の縮
尺等の情報がバーコードリーダ28によって読み取られ
る(ステップ110)。
【0037】再び、GPS信号処理部34により現在位
置を測定し(ステップ111)、指定された地図シート
14上における現在位置を、表示画面12の画面上にお
ける座標に対応させる演算を、表示制御部44で、ステ
ップ110で入力した基準点データと地図の縮尺とに基
づいて行い(ステップ112)、演算して得られた表示
画面12の位置のシャッタ部を開閉して、例えばカーソ
ルやマークを発生させ、それを点滅させることにより、
現在位置の表示を行う(ステップ113)。これと同時
に、必要があれば、表示画面12の地図領域以外の表示
部に、その位置(現在地)に関連する文字情報(地図関
連情報)、例えば、近くにある観光地や給油所、その他
の施設をICカードから読み出して表示する(ステップ
114)。
【0038】又、現在位置の表示を継続する場合には
(ステップ115)、指定された番号の地図シート14
の表示範囲内であるかを判定し(ステップ116)、範
囲内である場合にはGPS信号処理部34によって再び
位置測定を行い、前記ステップ111〜114の動作を
繰り返す。指定された番号の地図シート14の範囲を外
れた場合には、ステップ108に戻って該当する表示範
囲の地図シート14の挿入を促し、ステップ108〜1
14と同様の動作を行う。
【0039】なお、表示範囲を外れた場合でも、指定さ
れた番号の地図シート14に入替えが行われないときに
は、経路誘導モード又は進行方向表示に切り替わる。従
って、運転中などで、直ぐに地図シート14の差し替え
ができないときでも対応できるようになっている。
【0040】前記ステップ103で経路誘導モードを選
択すると、図7に示すように、設定モードか実行モード
かの選択を促す表示がされる(ステップ117)。
【0041】ステップ118で設定モードを選択する
と、ICカードの読み込みが行われ(ステップ11
9)、表示画面12上にカーソルやマークが現われ、点
滅を繰り返す(ステップ120)。
【0042】所定の地図シート14を挿入して、表示画
面12上に表示されたその地図情報に、入力キー20や
ポインティングデバイス42を利用してカーソルを合わ
せ、目標位置や経路等の情報を設定する(ステップ12
1)。なお、ポインティングデバイス42としては、前
記トラックボールの他にマウス又はタッチパネル等を利
用することもできる。
【0043】上記ステップ121で設定した情報は、関
連情報読取・書込部により地図番号に対応させて予定コ
ース記憶部40(ICカード)に書き込まれる(ステッ
プ122)。
【0044】前記ステップ118で実行モードを選択す
ると、図6に示した位置表示モードの場合と同様な動作
(ステップ107から110)が実行されるが、ステッ
プ114と115の間にステップ125〜128の動作
が追加される。即ち、予定コース記憶部40(ICカー
ド)から目標位置を読み込み(ステップ125)、目標
位置を表示すると共に(ステップ126)、目標位置と
現在位置のズレを演算し(ステップ127)、そのズレ
情報を表示画面12の所定位置に表示する(ステップ1
28)。
【0045】次に、本実施例の地図表示装置10が有す
る予定コース表示等の作用を、図8のフローチャート
と、処理内容を示した図9〜図13に従って説明する。
【0046】図9〜図13は、ディスプレイ12と、該
ディスプレイ12に重ねられている地図シート14とを
概念的に示したものであり、図9にSで示した出発地点
からGで示した目的地点に至る予定コースを、上記フロ
ーチャートに従って表示する場合を模式的に示してあ
る。
【0047】まず、地図シート14を地図表示装置10
の所定位置に挿入・セットし(ステップ210)、その
挿入動作時にバーコード14Bから地図の、例えば2つ
の基準点の緯度・経度及び地図の縮尺を読み取り(ステ
ップ212)、ディスプレイの座標と使用する地図の緯
度・経度の相関を計算する。
【0048】次いで、図9に示す地図シート14上の出
発地点Sにあたるディスプレイ12上に+で示すカーソ
ルCをポインティングデバイス42で一致させ(ステッ
プ214)、その位置を入力することによりカーソルC
を矢印に変更し(ステップ216)、その矢印の向きを
進行方向に一致させ(ステップ218)、図10に示す
表示状態にする。
【0049】次いで、ステップ220で次の予定通過地
点P1を入力するために、ステップ214に戻り、該予
定通過地点P1についても上記ステップ214〜218
の処理を行うと、図11に示すように、出発地点Sと予
定通過地点P1とを結ぶ直線と、両地点における進行方
向を示す矢印とが表示された状態になる。なお、この直
線は点線等で示してもよい。
【0050】その後、同様の操作を予定通過地点P2、
目的地点Gについて順次実行すると、図12に示すよう
に、S→P1→P2→Gに至る予定コースを、各地点を
結ぶ直線と、目的地点Gを除く各地点における進行方向
を示す矢印とでディスプレイ12上に表示することが可
能となる。
【0051】従って、前述した方法により、予め予定コ
ースをディスプレイ12上に表示しておくことにより、
ナビゲーションを行う場合には、前記GPSアンテナ1
8でGPS信号を受信して測定した現在地を、図1のデ
ィスプレイ12に概念的に示すように矢印形状の現在地
マークRを点滅させて表示することにより、現在地が予
定コース上にあるか否かを簡単に把握することができる
ため、正確に目的地点に到達することが可能となる。
【0052】又、出発後、例えば予定通過地点P1に到
達したら、該地点P1から次の予定通過地点P2までの
距離とその地点における進行方向や、目的地点Gまでの
距離を、ディスプレイ12上に表示できるため、その後
の予定も容易に立てることができる。
【0053】この距離の算出は、バーコードから読み込
んだ地図の縮尺、地図の基準点の緯度、経度に基づいて
算出された、各地点の緯度、経度に基づいて行われる。
【0054】又、例えば予定通過地点P1に到達したこ
とは、GPS信号から測定された現在地が該地点P1の
緯度、経度と一致したか否かで判定するが、GPS信号
による測定には誤差があるため、その誤差を考慮して、
例えば上記地点P1と30m以内に現在地が入ったら、
その地点に到達したと見做して判定するようにしてもよ
い。
【0055】又、本実施例においては、同一のコースを
逆に辿って元の位置に帰る場合には、既に入力されてい
る予定コースデータを利用することも可能となってい
る。即ち、帰路モードを選択すると、図13に示すよう
に、前記図12に示したP2の矢印がGに、P1の矢印
がP2に、Sの矢印がP1に、それぞれ方向が反転して
同図に示した目的地点Gと出発地点Sの関係が逆転した
帰路の予定コースに変換され、それが表示されるように
なっている。
【0056】又、既に入力された予定コースデータ(各
地点の緯度、経度、方向)は、ICカード等の記憶媒体
に保存し、次回のナビゲーションを行う場合には単に記
憶媒体から読み出すだけで前記図12に示したような予
定コースを表示できる機能をも有している。従って、こ
のような予定コースデータを、各目的地点毎に読出し名
を付け、保存しておくことにより、必要な時に希望する
目的地点までの予定コースを簡単に読み出して表示する
ことが可能となる。
【0057】又、予定コースデータの入力は、前記フロ
ーチャートに示した手動による方法以外に、実走行時
に、例えば一定時間毎に任意の地点における緯度、経
度、進行方向を測定し、これらを実測値として入力する
ようにしてもよい。その際、走行距離に閾値を設け、渋
滞時等で走行距離が短い場合には一定時間が経過した後
でもデータが入力されないようにし、適切な間隔でデー
タ入力がされるようにしてもよい。上記閾値を設ける場
合、その閾値は、バーコード14Bから読み込まれた地
図の縮尺に応じて変えるようにしてもよい。
【0058】次に、予定コースが複数の地図シートに記
録されている地図に股がる場合について、図14のフロ
ーチャートに従って説明する。
【0059】今、図15に示すように、No.1〜No.4
で示す4枚の地図シートに記録されている地図に予定コ
ースが股がっている場合であれば、まず、出発地点Sが
あるNo.1の地図シートを地図表示装置10にセットし
(ステップ310)、その際にバーコードからその地図
の基準点における緯度、経度及びその地図の縮尺を読み
取る(ステップ312)。
【0060】次いで、出発地点Sを、前記図8のフロー
チャートのステップ214〜218と同様の操作で入力
し(ステップ314)、入力した出発地点Sの緯度、経
度、方向を記憶媒体に記憶し(ステップ316)、同一
地図に次に入力する予定通過地点があれば前記ステップ
314に戻って同一の操作を実行する(ステップ31
8)。ステップ318で入力しない場合には次の地図に
交換し、前記ステップ310に戻ってNo.2の地図シー
トをセットし、このNo.2の地図シートについて、前記
ステップ312〜318の処理を行う(ステップ32
0)。
【0061】上記No.2の地図シートの選択は、No.1
の地図シートをセットした時に、バーコードからその周
囲8枚の地図シートの番号が読み込まれ、進行方向を指
定すると、次の地図シートの番号がディスプレイ12に
表示されるようになっており、この表示に基づいて行わ
れる。
【0062】上記No.2の地図シートについて処理が終
了した後、同様にNo.3、No.4の地図シートについて
もステップ310〜318の処理を行い、目的地点Gの
入力が終了した後、予定コースデータの入力を終了する
(ステップ320)。
【0063】以上のように予定コースデータを入力した
後、各データを内部記憶装置に記憶させた後、No.1の
地図シートをセットしてナビゲーションを開始する場合
には、予定コースが複数の地図シートに股がっている場
合でも該コースを直線と矢印で表示されるため、現在地
と予定コースとの位置関係を正確に把握することが可能
となる。
【0064】又、現在地が地図の境界に近付くと、次に
セットする地図シートの番号が自動的にディスプレイ上
に表示されるようになっているため、その情報に基づい
て地図シートの交換を簡単に行うことができる。この地
図シートの交換を行うと、予定コースは、交換後の地図
に対応するディスプレイの位置に自動的に移動する。
【0065】又、上記のように予定コースが複数の地図
シートに股がっている場合でも、その入力した予定コー
スデータを記憶媒体に保存し、次回のナビゲーションに
利用できることは言うまでもない。
【0066】又、本実施例で用いられる地図シートとし
ては、観光案内等を掲載してあるガイドマップの巻末や
巻頭に取付けたボックスや袋等に収納し、その内容に対
応した使用や、ホテルのパンフレットに添付し、その記
載内容に対応した使用をするようにしたものを利用する
こともできる。
【0067】ガイドマップに添付する地図シートの場合
は、地図シートの余白部へ、各地図シートの表記範囲中
にあり、且つ本文中で紹介されている代表的な目的地
と、経路上の予定通過地点の緯度・経度の情報を、バー
コードでコード化して印刷することにより、ナビゲーシ
ョンシステムでの使用時に簡便に経路誘導に利用するこ
とが可能になる。
【0068】通常、ガイドマップは目的別に編集されて
いるため、各地図毎に、目的地とされる地点は限定する
ことが可能である。更に、その目的地への経路を、例え
ば最寄りの高速道路のインターチェンジ等を起点として
設定することも可能である。
【0069】そこで、このような利用の仕方に対応する
ために、目的地の緯度・経度及び経路の通過地点の緯度
・経度をバーコードでコード化し、地図シート余白部へ
印刷しておくことにより、地図シート14をナビゲーシ
ョンシステム上で使用する場合に、前述した予定コース
の表示方法と同様にディスプレイ12に目的地までの経
路を表示できるため、その経路を地図上で捜す手間が無
くなり、該システムを簡便に利用できる。
【0070】又、目的地までの経路をバーコードにコー
ド化して記録する際に、例えば、経路を渋滞が少ない抜
け道等に設定しておけば、その地図シートを使用するこ
とにより、地理に不案内なユーザーでもスムーズな移動
が可能になる。
【0071】又、地図シートを、図16にホテルのパン
フレット50を簡単に示すように、付設した袋50Aに
収納した状態で該パンフレット50をユーザーに配布す
る場合であれば、上記バーコードに例えばインターチェ
ンジからホテルまでの経路や、ホテルから観光地までの
経路等を記録することにより、ホテルの案内記事50B
の内容に対応させた利用をすることも可能である。
【0072】又、本実施例の地図表示装置では、前記図
3に示したように、ディスプレイ12が開閉可能になっ
ているため、地図シートを所定位置に挿入する際にはデ
ィスプレイ12と接触することを避けることができ、デ
ィスプレイ12や地図シート14に擦り傷が生じること
を防止できると共に、所定位置に地図シートを挿入した
後は、ディスプレイ12を閉じることにより、ディスプ
レイ12を地図シート14に密着させることが可能とな
るため、地図情報をディスプレイ12を通して鮮明に視
認することができるという利点もある。
【0073】又、本実施例によれば、地図シート14に
挿入信号用マーク14C、14Dを設け、これらマーク
14C、14Dをマーク検出器28Aで検出することに
より、バーコード14Bを読み込む際のバーコードリー
ダ28の起動時間を制御するようにしたので、節電効果
もある。
【0074】以上、本発明について具体的に説明した
が、本発明は、前記実施例に示したものに限られるもの
でなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。
【0075】例えば、本発明に係る地図表示装置の具体
的形状、構成等は、前記実施例に示したものに限定され
ない。
【0076】又、地図シートに各種の情報を記録するバ
ーコードは2列以上設けてもよい。又、この情報の記録
はバーコードに限らず、例えばOCR文字等で行っても
よい。
【0077】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、出
発地点から目的地点までの途中で、予定コースに従って
進行していることを簡単にディスプレイから視認するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の地図表示装置を示す概
略斜視図
【図2】上記地図表示装置の概略断面図
【図3】ディスプレイ12が開いた状態の上記地図表示
装置を示す概略斜視図
【図4】地図シートを示す概略平面図
【図5】上記地図表示装置が備えているナビゲーション
機能部の概略構成を示すブロック図
【図6】ナビゲーションシステムとしての作用を示すフ
ローチャート
【図7】ナビゲーションシステムとしての作用を示す他
のフローチャート
【図8】実施例の作用を示すフローチャート
【図9】出発地点の入力の仕方を説明するための説明図
【図10】出発地点からの進行方向を表示する方法を示
す説明図
【図11】2点間の予定コースが表示された状態を示す
説明図
【図12】出発地点から目的地点までの予定コースが表
示された状態を示す説明図
【図13】帰路の予定コースが表示された状態を示す説
明図
【図14】予定コースが複数の地図シートに股がる場合
の予定コースの入力の仕方を示すフローチャート
【図15】予定コースが複数の地図シートに股がってい
る状態を概念的に示す説明図
【図16】地図シートの利用形態の一例を示す説明図
【符号の説明】
10…地図表示装置 12…ディスプレイ 14…地図シート 14A…地図領域 14B…バーコード 14C、14D…挿入信号用マーク 16…地図シート挿入口 18…GPSアンテナ 20…入力キー 22…トラックボール 24…バックライト 26…制御基板 28…バーコードリーダ 28A…マーク検出器 34…GPS信号処理部 36…ナビゲーション処理部 40…予定コース記憶部 42…ポインティングデバイス 44…表示制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 9/00 362 7610−5G // G01S 5/02 Z 4240−5J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体に地図情報が記録され地図シート
    を、ディスプレイに重ねて使用する地図表示装置におい
    て、 現在地を検出して位置情報を生成する位置測定手段と、 位置測定手段からの位置情報に基づいて、現在地をディ
    スプレイに表示すると共に、該現在地を地図上の該当位
    置に一致させる表示制御手段と、 ディスプレイに重ねた地図シートの地図上の出発点、目
    的地点、これら両地点の間の1又は2以上の予定通過地
    点をそれぞれディスプレイ上の該当する位置に入力する
    手段と、 各地点を順に結ぶ直線、及び各地点における進行方向を
    ディスプレイに表示する手段と、を備えていることを特
    徴とする地図表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 ディスプレイに表示された現在地が、各予定通過地点に
    到達すると、その到達地点から次の予定通過地点乃至目
    的地点のいずれかの地点までの距離を算出する手段と、 算出した2地点間の距離をディスプレイに表示する手段
    と、を備えていることを特徴とする地図表示装置。
JP5172946A 1992-11-13 1993-07-13 地図表示装置 Pending JPH0728399A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5172946A JPH0728399A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 地図表示装置
EP93118398A EP0597500A3 (en) 1992-11-13 1993-11-12 Map display apparatus operating with a printed map and map sheet used for the same.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5172946A JPH0728399A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 地図表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0728399A true JPH0728399A (ja) 1995-01-31

Family

ID=15951288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5172946A Pending JPH0728399A (ja) 1992-11-13 1993-07-13 地図表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0728399A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002022480A (ja) * 2000-07-11 2002-01-23 Jatco Transtechnology Ltd 位置情報装置
JP2007299208A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Sharp Corp 方向表示を兼ねるカーソルを表示する表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002022480A (ja) * 2000-07-11 2002-01-23 Jatco Transtechnology Ltd 位置情報装置
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