JPH0728389A - 教育支援システム - Google Patents

教育支援システム

Info

Publication number
JPH0728389A
JPH0728389A JP17397493A JP17397493A JPH0728389A JP H0728389 A JPH0728389 A JP H0728389A JP 17397493 A JP17397493 A JP 17397493A JP 17397493 A JP17397493 A JP 17397493A JP H0728389 A JPH0728389 A JP H0728389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
education
data
item
business
target item
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17397493A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohide Haga
博英 芳賀
Hiroyuki Kojima
弘行 小嶋
Yukinori Terahama
幸徳 寺濱
Toshio Munemoto
利男 宗本
Kentaro Onishi
健太郎 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Electronics Services Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Electronics Services Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Electronics Services Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP17397493A priority Critical patent/JPH0728389A/ja
Publication of JPH0728389A publication Critical patent/JPH0728389A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 教育に用いる教材の作成の手間を大幅に削減
すると共に、教育対象の分野の内容の変化に迅速に対応
する事のできる教育支援システムを提供する事にある。 【構成】 本システムは、(1)主メモリ、(2)CP
U、(3)表示装置、(4)磁気ディスク、(5)入力
装置とを有する計算機システムに加えて(a)業務処理
に用いるデータを格納した業務処理用データベースと、
(b)個人のデータを管理する個人管理データベースと
(c)業務処理用データベースと個人管理データベース
から、各個人に必要な教育項目を抽出する制御手段と、
(d)抽出された教育項目を用いて、個人管理データを
更新する制御手段から構成される。 【効果】 本発明を用いることによって、計算機を用い
た教育支援システムにおいて、教育教材の迅速な作成
と、実業務とかい離していない教育教材を作成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計算機を用いた教育支援
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係わる従来技術として、コンピ
ュータを利用した教育支援システム、いわゆるCAIシ
ステムについて以下に記載する。CAIシステムでは、
コースウエアと呼ばれるデータを、エグゼキュータと呼
ばれるソフトウエアが解釈・実行して教育を行う。通常
の教育の状況との対応で言うと、コースウエアが教科
書、テキストに相当し、エグゼキュータが教師の一部に
対応する。コースウエアの開発は、教科書の開発であ
り、そのデータを用いて教育を行うので、教育対象とな
る分野を詳細に分析し、その講座の受講生が行うであろ
う行為を事前に分析して、それに対処できるように、教
材を構成する必要がある。文献"CAIコースウエア作成技
法"(芦葉浪久著、東京書籍、教育とコンピュータシリ
ーズ別巻1、1987)によれば、CAIのコースウエ
ア開発は、通常次の12のステップで示される手順で実
施される。
【0003】(1)学習者の特性への対応 (2)コース単元名(大項目名)の決定 (3)上位目標の設定 (4)下位目標の設定 (5)コースアウトラインの構成 (6)コースフロー概形の構成 (7)キーフレームの作成 (8)リニアコースフレームの作成 (9)援助・矯正処方の作成 (10)枝分かれの決定 (11)枝分かれフレームの作成 (12)援助学習系列、処方学習系列の作成 このうち(1)から(4)までは通常の、計算機を用い
ない教育システムにおける授業計画に相当するものであ
り、(5)以降がCAIに独特の手順である。CAIの
コースウエア作成の手順については、上記の(1)から
(12)までの各ステップについて、上記の文献の102
ページから216ページに詳細に述べてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に教材を開発する
事は多大な手間を要し、また教材内容の分析や受講者の
行動の分析も、完全に行う事は事実上不可能である。ま
た人間が行う教育授業では、講義の進行に従って、アド
リブ的に教材や授業の進め方を変更する事が可能である
が、計算機を利用した教育システムではそれも難しい。
例えば文献”CAIハンドブック”(渡辺茂他監修、フ
ジテクノシステム、1989)によれば、いくつかのコ
ースウエアの開発期間が読み取れる。例えば同書の10
35ページからは、中学の数学の教材であれば最短2ヵ
月から最長2年、概ね数ヵ月のオーダーの期間が必要で
ある。また同書の1092ページによれば、技術関係の
企業で用いる技術教育の教材用コースウエアの開発に
は、専任のスタッフがおこなって約3ヵ月、1167ペ
ージからは、別の企業における教材の開発には約6ヵ月
の時間がかかるという例が報告されている。
【0005】また、教育対象の分野が、変化の激しい分
野であれば、その変化に教材作成がついてゆけないとい
う事がある。従って教材ができた頃には、その内容は既
に陳腐化し、実際の役に立たないということもしばしば
起こる。つまり計算機の分野などの技術革新の速度の早
い分野では、数ヵ月をかけて作成した教材の内容がたち
まち陳腐化するということがおこる。つまり従来技術で
は、(1)教育用コースウエア作成に多大の時間と手間
がかかる、(2)一旦作成したコースウエアの更新が、
新規にコースウエアを開発することとさほど変わらない
ほどの手間がかかる事から、内容の陳腐化がおこる、と
いう問題点が指摘されていた。
【0006】本発明の目的は、教育に用いる教材の作成
の手間を大幅に削減すると共に、教育対象の分野の内容
の変化に迅速に対応する事のできる教育支援システムを
提供する事にある。先に述べたコースウエア作成の12
のステップのうち、(7)(8)(11)以外は、本来
的に人間(教師)がやるべき事であり、機械化する事は
ほとんど不可能である。一方(7)(8)(11)のス
テップは、基本的には各種のデータ作成であり、この部
分を計算機で支援する事は可能である。従来からのコー
スウエア作成手法においても、この部分の機械化はある
程度行われてきた。しかし従来の技術では、コースウエ
ア用フレームの作成においては、すべてのフレームをほ
とんど一から作成する必要があった。一方このようなコ
ースウエア作成の効率を向上させる最も有効な手法の一
つは、既存のデータの再利用である。しかし従来のコー
スウエア作成支援方式においては、再利用できるデータ
が、例えばある絵の一部であるとか、テキストの一部な
ど、限られており、既存のデータの再利用の効率が充分
上がっていなかった。また一方、変化の速い分野に対す
る教材作成においては次のような課題がある。通常、技
術内容の更新は、まず設計部署で設計関連の文書が改訂
され、それにともなって新しい技術内容が実現される。
つぎにそれらの技術の運用、保守などを行う部署にその
ことが通知され、しかる後に運用、保守等を担当する部
署はそのための文書を作成する。教育関連の部署にも通
常このとき同時に通知が行われ、教育担当者はその通知
に従って教材の変更を行う。しかし教材の変更はおおむ
ね、新しい教材の作成と同じ程度の手間が必要である場
合がほとんどである。従って実際に技術内容が更新され
る時期と、その更新が教材内容に反映される時期の間に
はある程度の時間差がある。このことが、教育内容と実
際の技術内容の間のかい離を生み、教育効果の低下をも
たらす事になってきた。本発明はこの2点についての解
決を目指したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としては、教育用の教材データを別個に作成す
るのではなく、すでに設計部署等で作成されたデータを
教育用データとして利用する事により解決される。つま
り上記目標は、次のような構成によって達成される。本
発明の望ましい実施形態においては、教育システムは
(1)主メモリ、(2)CPU、(3)表示装置、
(4)磁気ディスク、(5)入力装置とを有する計算機
システムに加えて(a)業務処理に用いるデータを格納
した業務処理用データベースと、(b)個人のデータを
管理する個人管理データベースと(c)業務処理用デー
タベースと個人管理データベースから、各個人に必要な
教育項目を抽出する制御手段と、(d)抽出された教育
項目を用いて、個人管理データを更新する制御手段から
構成される。これによって、実際に業務に使用している
データを教育にも使用できるようになり、教材作成の手
間が減少すると共に、教材データと実際のデータの間の
かい離を防ぐ事もできる。
【0008】
【作用】本教育支援システムでは、業務処理用データベ
ースとその中から教育対象となる教育項目を抽出する制
御手段を用いて教育対象となる教育項目を抽出すること
ができる。また個人管理データベースから各個人の既教
育項目を抽出し、教育対象項目と既教育項目から、各個
人に施す教育項目を抽出する制御手段を用いて、実施す
る教育項目を抽出することができる。このようなステッ
プで教育項目を抽出し、しかる後に実際に業務に利用し
ているデータを教育に用いることにより、特別に教育教
材を作成することなく、教育を実施することができる。
また実際に業務に使用しているデータを用いる事によ
り、実際の業務と教育教材の内容とのかい離を防ぐこと
もできる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を、図面を用いて詳細に説明
する。図1は本発明の機器構成図の1実施例である。図
1において、本実施例の教育支援システムは(1)主メ
モリ、(2)CPU、(3)表示装置、(4)磁気ディ
スク、(5)入力装置とを有する計算機システムに加え
て(a)業務処理に用いるデータを格納した業務処理用
データと、(b)個人のデータを管理する個人管理デー
タと(c)業務処理用データと個人管理データから、各
個人に必要な教育項目を抽出する制御手段と、(d)抽
出された教育項目を用いて、個人管理データを更新する
制御手段から構成される。
【0010】(1)は磁気ディスクに格納されている各
種のデータを読み込んで一時的に処理に必要なテーブル
を作成したり、制御プログラムを記憶するものである。 (2)は制御プログラムに従って処理を実行するもので
ある。 (3)は教材を表示するものである。 (4)は業務管理データを蓄えたデータベースと個人管
理データを蓄えたデータベースを構成するものである。 (5)は計算機システムに命令を与えるものである。
【0011】図2は本実施例の概念を示すシステムアー
キテクチャである。本システムでは従来からの教育シス
テムの構成要素である教育管理用プログラムと教育用デ
ータベースを利用した通常の教育支援機能の他に、教育
用データベースと業務処理用データベースを連結し、業
務処理用データベースから教育に必要なデータを教育用
データベースに読み込む機能を持っている。
【0012】図3は本実施例における全体制御フローを
示す図である。本実施例の全体制御手順を図2を用いて
説明する。ステップ201において、教育支援システム
を利用するユーザの個人識別子を入力する。ステップ2
02において、個人管理データから、最低限個人の教育
履歴のデータを読み込む。ステップ203において、業
務管理データから、教育項目を抽出することができるデ
ータを読み込む。ステップ204において、未学習教育
項目を抽出する。ステップ205において、未学習教育
項目に対応する業務処理データを読み込む。ステップ2
06において、未学習教育項目の業務処理データを表示
する。ステップ207において、未学習教育項目を個人
別の学習履歴に追加する。
【0013】ステップ201で述べた個人の識別子の入
力処理、ステップ202、ステップ203におけるデー
タの読み込み、ステップ207の学習履歴の追加を実現
することは、従来技術であり、ステップ201について
は、例えばオペレーティングシステムにおける利用者管
理技術、ステップ202とステップ203についてはデ
ータベースからのデータアクセス技術、ステップ206
は通常の画像、テキスト等のデータを表示装置上に表示
する技術、ステップ207についてはデータベースのデ
ータ追加技術を利用すれば容易に実現することができ
る。また、ステップ204とステップ205については
以下に詳細に述べる。
【0014】以下では上のステップ204とステップ2
05の内容について詳細に述べる。なお以下の説明では
具体的な業務として、計算機の保守管理業務、教育対象
の人間として保守作業員、教育内容として個別機器の保
守作業を想定する。この想定は本発明の実施例をわかり
やすくするためのものであり、本発明はこの分野に限定
されるわけではない。
【0015】業務分野を上記のようにすると、業務管理
データとしては、機器一覧表、機器構成一覧表、顧客別
納入機器一覧表、機器別保守履歴テーブル、個別機器別
保守マニュアル、各機器ごとの保守マニュアルそのもの
などが必要である。また個人管理データとしては、個人
名称、既学習機器名称、保守経験済み機器名称などが必
要である。通常のデータベースにはこれ以外の情報も含
まれているが、本実施例ではこれらのデータで本発明を
実施することができる。
【0016】図4から図9に業務で利用する業務管理デ
ータの一例を示す。図4は機器一覧表を示すテーブルの
一例である。301は機器の具体的な名称、302はそ
の機器の分類上の種別を示すデータを格納する欄であ
る。301には例えば製品の具体的な名称、302には
たとえばプリンタ、CPU、記憶装置などの種別を示す
データが格納される。
【0017】図5は機器構成一覧表の一例である。40
1は主となる機器の名称、402は主となる機器に対す
る必須機器の名称、403は主となる機器に対する選択
可能な機器の名称を示す欄である。例えば401にはC
PU、402にはそのCPUを選択した場合に、必ず同
時に選択しなければならないメモリ等の必須機器、40
3にはそのCPUを選択した時に利用できるプリンタな
どの機器の名称が格納される。
【0018】図6は顧客別納入機器一覧表の一例であ
る。501は顧客名、502は顧客に納入した機器の名
称、503は顧客に納入した機器の管理番号を示す欄で
ある。502と503は2つで1組であり、顧客に導入
されている機器の数分のペアが作られる。
【0019】図7は保守履歴テーブルの一例である。6
01は機器の管理番号、602は保守実施年月日、60
3は保守の具体的内容である。601には例えば図6の
納入機器の管理番号、602には数値で表現した年月
日、603は具体的な保守内容を自由文字列で表現した
保守内容が格納される。
【0020】図8は個人管理テーブルの一例である。7
01は個人を特定するための識別子、702は既に学習
した機器の名称、703は既に保守をしたことがある機
器の名称を格納する欄である。例えば701には個人の
識別番号、702と703は機器の名称のリストを格納
する。
【0021】図9は本実施例において用いる保守マニュ
アル更新仕様書の一例である。801は更新対象マニュ
アルの名称、802は更新対象の章、節等の情報、80
3は更新内容そのものである。保守マニュアルの更新は
常にこのような仕様書をもとにして作業されるものとす
る。
【0022】図10は図3のステップ204に示した未
学習項目の抽出の実現手順を示すフローチャートであ
る。ステップ901では機器構成一覧表の機器名称の欄
301からすべての機器の名称を主メモリにロードして
一覧表を作成する。ステップ902では個人管理データ
のうち、現在システムを利用している個人のデータを、
個人名をキーとして検索し、その個人の既学習機器の名
称の欄702と既保守経験機器の欄703のデータをロ
ードして一覧表を作成する。
【0023】ステップ903ではステップ301でロー
ドしてきたすべての機器に対して、以下の処理をくり返
す。ステップ901で作成した一覧表の最初の機器の名
称が個人の既学習機器に含まれていなければ、その機器
名称を教育対象項目の候補の集合に加える。すべての機
器に対してこのステップをくり返し、教育対象項目の候
補の集合を作成する。
【0024】次にステップ904で、候補の集合の中か
ら適当な機器名称を選択する。この選択の手段として
は、例えば50音順に集合の中の機器名称をソートした
最初のもの、あるいは集合を作成する段階で集合に追加
された順序の早い順など、適当な基準で選ぶ。
【0025】次にステップ205での資料の読み出しに
ついて述べる。通常保守関連の資料はその機器ごとにい
くつかの資料が含まれている。例えば現在各機器の保守
マニュアルは冊子の形態で提供されている。そして保守
作業員は必要に応じて、冊子形態の保守マニュアルを携
帯して作業を実施したり、あるいは自らマニュアルを用
いて学習を行う。近年はマニュアルデータも電子化され
ている場合も多い。もし電子化されていない場合でも、
例えばイメージスキャナなどの機器を用いて、保守マニ
ュアルのデータを電子化する事が可能である。このよう
に電子化された保守マニュアルの概念図を図11に示
す。図11では電子化マニュアルは2つの要素から構成
されている。第1の要素はマニュアルの章や節などの論
理的な構造を規定する構造データ1001であり、第2
の要素はマニュアルを構成する各ページに相当する具体
的なデータ1002である。また1003は電子化マニ
ュアルに説明してある項目の名称を格納する欄、100
4は項目1003に対応する項目が説明されているペー
ジ数を指し示すポインタである。
【0026】図12は図11で示した電子化マニュアル
の概念図を実際の計算機上で実現するためのテーブル構
造の一例である。1101は章を示すテーブル、110
2は節を示すテーブル、1103は特定の項目とその説
明をしてあるページの対応を示すテーブルである。また
1104は具体的な電子化マニュアルの各ページに相当
するデータを格納した記憶装置である。このデータは文
字列の形式でも良いし、あるいはイメージスキャナ等で
読み込んだビットマップデータでも良い。このような構
造をした電子化マニュアルがあるという前提のもとで、
図3のステップ205の処理を実現するためには、以下
の手順で処理を行う。まず項目テーブル1103の項目
名の欄をサーチし、図10のステップ908で選択した
学習項目に対応する項目を見つける。次にその項目に対
応するファイルの名称を得て、そのファイルのデータを
記憶装置1104から読み出す。以上の手順で学習項目
に対応する学習データを表示装置に表示することができ
る。
【0027】次に教育用データと業務用データの間のか
い離を防ぐ方法について述べる。業務データ、本実施例
の場合で言うと保守作業マニュアルは、図9のような形
式の仕様の報告書によって更新される。この場合更新さ
れるデータは図12の保守作業マニュアルそのもの11
04である。一方本発明では、教育システムの教材とし
て、保守作業マニュアルそのものを用いている。従っ
て、教育に用いる教材も、実際の業務で用いる教材と同
一のものであるので、常に最新のものが教育に用いられ
る事になる。
【0028】次に他の発明の実施例について述べる。本
実施例の場合のハードウエア構成、データテーブルの構
成はそれぞれ図1、および図4から図8、業務対象デー
タである電子化保守マニュアルの構成は図11および図
12と同一でよい。図13は本発明における全体制御の
フローを示す図である。ステップ1201からステップ
1204までは図2のステップ201からステップ20
4までの処理と同一である。
【0029】ステップ1205では教育項目と関連する
業務項目をアクセスする。ステップ1206とステップ
1207は図3のステップ205とステップ206と同
一の処理である。ステップ1208では関連項目の学習
が必要かどうかを判定する。ステップ1209では、ス
テップ1208で関連項目の学習が必要であると判定し
た場合に、その内容を表示する処理である。ステップ1
210は図3のステップ207と同一の処理である。
【0030】次に、ステップ1205の関連する業務項
目のアクセスの手段について述べる。本実施例で使用し
ている計算機保守業務の教育に対しては、例えば関連業
務項目として、ある機器の関連機器についての学習が相
当する。つまりAという機器を利用する時には必ずBと
いう機器を利用しなければならない、という制約があれ
ば、Aという機器の学習と同時にBという機器の学習も
行う方が効率良い。この場合には、図5の機器構成一覧
表の中の主機に対する必須機器、あるいは選択可能機器
の欄を、関連教育対象項目とすることができる。従って
ステップ1204で教育対象項目を決定したら、ステッ
プ1205でその教育項目に対する必須機器の欄あるい
は選択可能機器の欄のデータをアクセスする事により、
関連業務項目のデータを得ることができる。
【0031】本実施例以外の分野においても、もし同様
の意味を持つテーブルが存在するのであれば、そのテー
ブルを利用する事により、同様のテーブルが存在しない
場合であれば、教育システムの管理者が同様のテーブル
を作成する事により同一の手段で本発明を実施すること
ができる。
【0032】次に第3の実施例について述べる。本項を
実施する場合のハードウエア構成、データテーブルの構
成はそれぞれ図1、および図4から図8まで、業務対象
データである電子化保守マニュアルの構成は図11およ
び図12と同一でよい。また本項を実施するための全体
制御のフローは図3と同一である。本項を実施するには
図3のステップ204の未学習項目抽出のアルゴリズム
を以下のように変更すれば良い。
【0033】図14は未学習項目抽出のアルゴリズムを
表すフローである。ステップ1301では機器構成一覧
表の機器名称の欄301からすべての機器の名称を主メ
モリにロードして一覧表を作成する。ステップ1302
では個人管理データのうち、現在システムを利用してい
る個人のデータを、個人名をキーとして検索し、その個
人の既学習機器の名称の欄702と既保守経験機器の欄
703のデータをロードして一覧表を作成する。
【0034】ステップ1303ではステップ1301で
ロードしてきたすべての機器に対して、以下の処理をく
り返す。ステップ1301で作成した一覧表の最初の機
器の名称が個人の既学習機器に含まれていなければ、次
にその機器の名称が既保守経験機器に含まれるかどうか
をチェックする。既保守経験機器に含まれていない場合
には、その機器名称を教育対象項目の第1候補の集合に
加える。既保守経験機器に含まれている場合には、その
機器名称を教育対象項目の第2候補の集合に加える。す
べての機器に対してこのステップをくり返し、学習対象
の第1候補と第2候補の集合を作成する。
【0035】次にステップ1304で、学習項目を選択
する。選択の手段としては例えば次のような方法があ
る。第1候補の集合が空集合であれば、第2候補の集合
の中から適当な機器名称を選択する。この選択の手段と
しては、例えば50音順に集合の中の機器名称をソート
した最初のもの、あるいは集合を作成する段階で集合に
追加された順序の早い順など、適当な基準で選ぶ。もし
第1候補の集合が空集合でなければ、この中から教育対
象項目を選択する。選択の手段は先ほどの第2候補の集
合の中からの選択手段と同様の手段を用いる事ができ
る。以上の処理により、第3の発明を実施することがで
きる。
【0036】最後に、第4の発明の実施例について述べ
る。本実施例の場合のハードウエア構成、データテーブ
ルの構成はそれぞれ図1、および図4から図8まで、業
務対象データである電子化保守マニュアルの構成は図1
1および図12と同一でよい。また本項を実施するため
の全体制御のフローは図3と同一である。本項を実施す
るには図3のステップ204の未学習項目抽出のアルゴ
リズムを以下のように変更すれば良い。
【0037】図15は未学習項目抽出のアルゴリズムを
表すフローである。ステップ1401では機器構成一覧
表の機器名称の欄301からすべての機器の名称を主メ
モリにロードして一覧表を作成する。ステップ1402
では個人管理データのうち、現在システムを利用してい
る個人のデータを、個人名をキーとして検索し、その個
人の既学習機器の名称の欄702と既保守経験機器の欄
703のデータをロードして一覧表を作成する。
【0038】ステップ1403ではステップ1401で
ロードしてきたすべての機器に対して、以下の処理をく
り返す。ステップ1401で作成した一覧表の最初の機
器の名称が個人の既学習機器に含まれていなければ、次
にその機器の名称が既保守経験機器に含まれるかどうか
をチェックする。既保守経験機器に含まれていない場合
には、その機器名称を教育対象項目の候補の一つとす
る。既保守経験機器に含まれている場合には、その機器
名称を候補としない。すべての機器に対してこのステッ
プをくり返し、教育対象項目の候補の集合を作成する。
次に候補の集合の中から適当な機器名称を選択する。こ
の選択の手段としては、例えば50音順に集合の中の機
器名称をソートした最初のもの、あるいは集合を作成す
る段階で集合に追加された順序の早い順など、適当な基
準で選ぶ。以上の処理により、第4の発明を実施するこ
とができる。
【0039】
【発明の効果】本発明のシステムにおいては、学習用の
教材として、特別の教材を作成する必要はなく、実際に
業務で使用しているデータ、実施例では保守業務用のマ
ニュアルそのものを、教育の教材に利用することができ
る。従って計算機を利用した教育支援システムの課題の
一つである教材作成の手間を大幅に削減した教育支援シ
ステムを提供する事が可能である。また、業務で使用し
ているデータは、常に最新のデータになるように保守管
理されているので、教育教材と、実際の業務の間のかい
離も発生しにくい教育支援システムを提供する事が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するためのハードウエア構成であ
る。
【図2】本発明を実施するためのシステムアーキテクチ
ャである。
【図3】本発明を実施する計算機ソフトウエアの全体制
御のフローチャートである。
【図4】業務データのうちの機器一覧表である。
【図5】業務データのうちの機器構成一覧表である。
【図6】業務データのうちの顧客別納入機器一覧表であ
る。
【図7】業務データのうちの保守履歴管理表である。
【図8】個人管理データのうちの個人管理表である。
【図9】業務データのうちの保守マニュアル更新仕様書
である。
【図10】未学習項目抽出のアルゴリズムを示すフロー
チャートである。
【図11】電子化保守マニュアルの概念図である。
【図12】電子化保守マニュアル実現のためのデータ構
造である。
【図13】保守経験を考慮した場合の発明を実施する計
算機ソフトウエアの全体制御のフローチャートである。
【図14】保守経験を考慮した場合の発明を実施する場
合の教育項目抽出アルゴリズムを示すフローチャートで
ある。
【図15】保守経験を考慮した場合の発明を実施する場
合の教育項目抽出アルゴリズムを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…CPU、2…主メモリ、3…入力装置、4…磁気デ
ィスク、5…表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺濱 幸徳 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 宗本 利男 神奈川県横浜市戸塚区品濃町504−2 日 立電子サービス株式会社内 (72)発明者 大西 健太郎 神奈川県横浜市戸塚区品濃町504−2 日 立電子サービス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主メモリ、CPU、表示装置、磁気ディス
    ク、入力装置とを有する計算機システムにおいて、該磁
    気ディスク上に業務に利用する業務管理データと、計算
    機システムの利用者に関する個人管理データとを具備
    し、該メモリ上に該磁気ディスクから必要なデータを転
    送した業務管理テーブルと該磁気ディスクから必要なデ
    ータを転送した個人データ管理テーブルを具備し、該業
    務管理テーブルは少なくとも、業務の対象となる項目名
    を含み、該個人データ管理テーブルは少なくとも個人名
    称とその個人の教育履歴を含み、該主メモリ上に、該業
    務管理テーブルと個人データ管理テーブルから、教育対
    象の項目を抽出し、該個人データ管理テーブルを更新す
    る制御手段を含み、該制御手段は (1)該個人データ管理テーブルから、個人の教育履歴
    をアクセスする第1のステップ (2)業務管理テーブルから、教育の対象となる項目の
    集合を抽出する第2のステップ (3)第1のステップと第2のステップで抽出した項目
    の集合から、教育対象項目を決定する第3のステップ (4)第3のステップで決定された教育すべき項目の業
    務データをアクセスし、そのデータを表示装置上に表示
    する第4のステップ、 (5)第3のステップで決定された教育すべき項目を個
    人データ管理テーブルの教育履歴に追加し、テーブルを
    更新する第5のステップを具備する事を特徴とする教育
    支援システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の教育支援システムにおい
    て、業務管理テーブルには特定の業務に対して、それに
    関連する業務のデータを有し、教育対象項目を決定した
    後でその教育対象項目に関連する教育対象項目を決定す
    る制御手段を有し、該制御手段は (1)業務管理テーブルから該教育対象項目に関連する
    教育項目をアクセスする第1のステップ (2)第1のステップでアクセスした関連教育対象項目
    から1つの教育対象項目を選択する第2のステップ (3)第2のステップで選択した教育項目に関する業務
    データをアクセスし、そのデータを表示装置上に表示す
    る第3のステップを具備する事を特徴とする教育支援シ
    ステム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の教育支援システムにおい
    て、該教育支援システムは教育対象項目を決定する制御
    手段を有し、該制御手段は(1)該教育支援システムで
    実施する教育対象項目に優先度を付ける第1のステッ
    プ、(2)業務処理システムに未受講の教育対象項目の
    業務経験が登録されている場合には、その教育項目の優
    先度を下げる第2のステップを具備する事を特徴とする
    教育支援システム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の教育支援システムにおける
    教育対象項目決定の制御手段において、該制御手段の第
    2のステップとして(1)業務処理システムに未受講の
    教育対象項目の業務経験が登録されている場合には、そ
    の教育項目を学習済みと認識する第2のステップを具備
    する事を特徴とする教育支援システム。
JP17397493A 1993-07-14 1993-07-14 教育支援システム Pending JPH0728389A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17397493A JPH0728389A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 教育支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17397493A JPH0728389A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 教育支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0728389A true JPH0728389A (ja) 1995-01-31

Family

ID=15970475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17397493A Pending JPH0728389A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 教育支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0728389A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104484908A (zh) * 2015-01-07 2015-04-01 北京太攀科技服务有限公司 一种点名监控系统
CN110570338A (zh) * 2019-09-06 2019-12-13 广州亚鼎信息科技有限公司 一种高速公路在线培训考核平台
CN111861824A (zh) * 2020-07-16 2020-10-30 东莞市技师学院(东莞市高级技工学校) 一种服装cad制版系统应用服装教材编写系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104484908A (zh) * 2015-01-07 2015-04-01 北京太攀科技服务有限公司 一种点名监控系统
CN110570338A (zh) * 2019-09-06 2019-12-13 广州亚鼎信息科技有限公司 一种高速公路在线培训考核平台
CN111861824A (zh) * 2020-07-16 2020-10-30 东莞市技师学院(东莞市高级技工学校) 一种服装cad制版系统应用服装教材编写系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Rockley The impact of single sourcing and technology
Horn Results with structured writing using the information mapping writing service standards
Saini et al. A neural network based approach to domain modelling relationships and patterns recognition
CN112418875A (zh) 跨平台税务智能客服语料迁移方法及装置
JPH0728389A (ja) 教育支援システム
JP2002215016A (ja) 入試問題演習分析方法及びそのシステム用記憶媒体
Lockheed Computer Literacy: Definition and Survey Items for Assessment in Schools.
Talley Selection and acquisition of administrative microcomputer software
JPH11120224A (ja) 人事異動支援システム
JP2003029612A (ja) 学習システム
JPH08160850A (ja) 問題作成装置
Dickhaut et al. Analyzing Design Knowledge Representation in Design Science Research and Deriving Recommendations to Support Design Knowledge Codification
WO2016076622A1 (ko) 문서 선택에 따른 가이드라인 제공방법, 이를 수행하기 위한 프로그램이 기록된 컴퓨터 판독가능한 기록 매체 및 매체에 저장된 단말장치용 어플리케이션
JP7424838B2 (ja) ノウハウ整理支援システム及びその方法
JP7120981B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理プログラム
Holton III et al. Top-to-bottom curriculum redesign
JPH06110675A (ja) ハイパーテキストリンク処理方式
EP1522939A1 (en) Method for providing process-dependent data
Turban et al. Selecting operations research software for classroom microcomputers
Qiu et al. Automated Categorization of Mathematics Questions
JP2024040596A (ja) 情報処理装置及びプログラム
Huss A High School Website Is a School Community's Communication Center… But Is It ADA Compliant?.
JPH10198673A (ja) 住所録管理装置及び住所録管理方法
Sankar Rath et al. Heuristics for identification of bibliographic elements from title pages
Asma'Mokhtar et al. Records Classification: Concepts, Principles and Methods: Information, Systems, Context