JPH0728294U - 管路の減勢構造 - Google Patents

管路の減勢構造

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JPH0728294U
JPH0728294U JP5763893U JP5763893U JPH0728294U JP H0728294 U JPH0728294 U JP H0728294U JP 5763893 U JP5763893 U JP 5763893U JP 5763893 U JP5763893 U JP 5763893U JP H0728294 U JPH0728294 U JP H0728294U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管路の減勢構造を、容易に施工できて、しか
も耐久強度的にもすぐれたものとする。 【構成】 横方向に接合される管継手の底部に、減勢部
材19を配置する。この減勢部材19は、管継手を構成する
受口部11と挿口部12との隙間18に管の径方向に係
り合い可能に配置された係り合い用の一辺部20と、管
の内面よりも径方向の内向きに突出する突出部としての
他辺部21とを有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は管路の減勢構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示すように複数の管体1を接続して構成される管路2が下向きの急傾斜 を有する場合には、傾斜の下端部の近傍で、管内を流れる下水などの流体の流速 が大きくなり、この流体が保有する運動エネルギが過大になるおそれがあるので 、その流速を低下させる必要がある。このため、従来から、さまざまな減勢構造 が提案されている。
【0003】 図4は、このような従来の減勢構造の一例を示すもので、急傾斜の管路を構成 する樹脂製の管体3の底部の内面の全体に、砂粒などの粒状物4を接着剤によっ て接着している。これによれば、管体3の底部の内面の表面粗度が大きくなって 、流れに対する抵抗となるため、その流速が抑制される。
【0004】 図5は、従来の減勢構造の他の例を示すもので、急傾斜の管路を構成する樹脂 製の管体3の底部の内面に、樹脂製の障壁材5をFRP材6などで後付け接着加 工している。こうすると、障壁材5が流れに対する抵抗となるため、その流速が 抑制される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このように製管後に別加工で粒状物を接着処理したりFRP積層を行 ったりするものでは、多大な労力を必要とし、生産効率も悪いという問題点があ る。また接着部分が常に乱流状の流れに曝されるため、摩耗や剥離に対して十分 な強度を確保しておかなければならないという問題点もある。
【0006】 そこで本考案はこのような問題点を解決し、容易に施工できて、しかも耐久強 度的にも優れた減勢構造を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本考案は、横方向に接合される管継手の底部に、この 管継手を構成する受口部と挿口部との隙間に管の径方向に係り合い可能に挟み込 まれた係り合い部と、管の内面よりも径方向の内向きに突出する突出部とを有す る減勢部材を配置したものである。
【0008】
【作用】
このようなものであると、管継手の受口部と挿口部とを接合するときにその隙 間に減勢部材を挟み込むだけでよく、しかも管自体には全く加工を施す必要がな いため、容易な施工が可能になる。また接着ではなく機械的な係り合わせによっ て所定位置に配置されるため、減勢部材として耐久的、強度的にすぐれた材質を 選定できる。
【0009】
【実施例】
図1〜図3において、11は互いに横方向に接続される一方の樹脂管の端部に形 成された受口部、12は他方の樹脂管の端部に形成された挿口部である。受口部11 の先端の管外周には、所定厚さの樹脂製の環状のスペーサ13を介して、樹脂製の 受口カラー14の一端部が外ばめ状態で固定されている。この受口カラー14の他端 部は受口部11の管先端面15から軸心方向に突出しており、その内周には、先端面 15から所定距離をおいた位置にゴム製のシール材16が接着されている。挿口部12 の先端部の外周には、先細り状のテーパ面17が形成されている。
【0010】 図1に示すように、互いに接合された受口部11と挿口部12との隙間18には、減 勢部材19が挟み込まれている。この減勢部材19は横断面がL字形に形成されてお り、管軸心方向の一辺部20が、係り合い部として、挿口部12の先端の外周面と、 スペーサ13とシール材16との間における受口カラー14の内周面との間に配置され るとともに、管径方向の他辺部21が、突出部として、受口部11の管先端面15と挿 口部12の先端面22との間に挟み込まれて配置されている。この他辺部21は、管の 内周面23から管径方向の内向きに所定の高さだけ突出して、つば状の突条を形成 している。この減勢部材19は、図3に示すように管底部における周方向の所定範 囲に配置するのが適当であるが、条件によっては、たとえば全周にわたって形成 することもできる。管底部に対応した減勢部材19の部分には、堆積物流下用の切 欠き23を形成することもできる。
【0011】 このような構成において、受口部11と挿口部12との接合に際しては、図2に示 すように受口カラー11の底部の内周に減勢部材19を設置したうえで、挿口部12を 受口部11の内部に挿入する。すると、テーパ面17がシール材16を押し広げること で挿口部12がこのシール材16を通過し、その先端面22と受口部11の管先端面15と の間で減勢部材19の他辺部21を挟み付けるとともに、その外周面と受口カラー14 の内周面との間にその一辺部20を挟み込む。これによって、減勢部材19はその一 辺部20が隙間18において管の径方向に係り合うとともに、その他辺部21が管の内 面よりも径方向の内向きに突出する。
【0012】 これによって、管継手の内面に減勢用の突条を有した管路が容易に構築され、 減勢部材19は、受口部11と挿口部12との間にはめ込み状態で挟み込まれることで 、接着工程を要することなしに、管の径方向および軸心方向のいずれにも固定さ れる。そしてこの突条を構成する他辺部21が管内の流れに対する抵抗となり、そ の流速を抑制することができる。このように減勢部材19は、機械的な係り合わせ によって所定位置に配置されるため、耐久的、強度的にすぐれた材料を選定でき る。また管自体は全く加工する必要がなく、一般の下水用の管材をそのまま使用 できるため、コストの増加を抑えることができる。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によると、減勢部材が、受口部と挿口部との隙間に管 の径方向に係り合い可能に挟み込まれた係り合い部と、管の内面よりも径方向の 内向きに突出する突出部とを有するため、受口部と挿口部とを接合するときにそ の隙間に挟み込むだけで減勢部材を接着によらず機械的に固定でき、この減勢部 材を耐久的、強度的にすぐれた材料で構成することができる。また減勢部材を周 方向の任意の範囲に形成することができ、しかも管自体は全く加工する必要がな く、一般の下水用の管材をそのまま使用できるため、コストの増加を抑えること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の管路の減勢構造を示す管継
手の断面図である。
【図2】図1の管継手の接合作業を説明する断面図であ
る。
【図3】図1の管継手の横断面図である。
【図4】従来の管路の減勢構造の一例を示す図である。
【図5】従来の管路の減勢構造の他の例を示す図であ
る。
【図6】本考案の管路の減勢構造を適用可能な急傾斜の
管路を示す図である。
【符号の説明】
11 受口部 12 挿口部 18 隙間 19 減勢部材 20 一辺部(係り合い部) 21 他辺部(突出部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に接合される管継手の底部に、こ
    の管継手を構成する受口部と挿口部との隙間に管の径方
    向に係り合い可能に挟み込まれた係り合い部と、管の内
    面よりも径方向の内向きに突出する突出部とを有する減
    勢部材を配置したことを特徴とする管路の減勢構造。
JP1993057638U 1993-10-26 1993-10-26 管路の減勢構造 Expired - Fee Related JP2594272Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58186290U (ja) * 1982-06-07 1983-12-10 三菱電機株式会社 流量設定機構
JPS62138988U (ja) * 1986-02-26 1987-09-02
JPH0224164U (ja) * 1988-08-01 1990-02-16

Patent Citations (3)

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JPH0224164U (ja) * 1988-08-01 1990-02-16

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