JPH07282649A - アルミニウム安定化超電導導体 - Google Patents

アルミニウム安定化超電導導体

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JPH07282649A
JPH07282649A JP6067271A JP6727194A JPH07282649A JP H07282649 A JPH07282649 A JP H07282649A JP 6067271 A JP6067271 A JP 6067271A JP 6727194 A JP6727194 A JP 6727194A JP H07282649 A JPH07282649 A JP H07282649A
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JP
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aluminum
superconducting
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copper
superconducting wire
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JP6067271A
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Osamu Kakazu
修 嘉数
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高磁界中においても、安定化材に関する抵抗
値がさほど上昇せず、十分な安定性を維持できるNbT
i系超電導導体を提供する。 【構成】 超電導導体10において、撚合わされたCu
/NbTi超電導線11は、安定化材12で覆われる。
安定化材12はCuシース13で被覆される。安定化材
12は、純度99.99%以上のアルミニウムを、アル
ミニウムの100〜10,000倍の抵抗率を4.2K
において示す金属の薄膜で覆ったものからなる。金属の
薄膜の厚みは、好ましくは100μm以下である。この
高い抵抗率を示す薄膜により、ホール効果のため発生す
る渦電流を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安定化材としてアルミ
ニウムを用いた超電導導体に関し、特に、核融合プラズ
マ閉じ込めまたは超電導エネルギ貯蔵システム(SME
S)のためのコイル等に使用される大電流容量(数kA
〜数十kA級)の浸漬冷却型超電導導体に関する。
【0002】
【従来の技術】Nb−Ti等の合金系超電導フィラメン
トを用いた浸漬冷却型超電導導体は、外部擾乱によるク
エンチを避けるため、磁場に置かれても電気抵抗の小さ
い高純度アルミニウムを安定化材として使用する。たと
えば、低温工学,VOL.19,NO.2,p3は、高
純度アルミニウムに銅を被せたものを安定化材として用
い、この安定化材と超電導線材とを撚合わせた超電導導
体をLCT(Large CoilTask :大型コイル事業)に使
用することを報告する。
【0003】また、Mito et al.IEEE
TRANSACTIONS ONMAGNETICS,
VOL.28,NO.1,JANUARY 199
2,p214も、同様のLHDヘリカルコイル用超電導
導体を報告する。この文献に報告されるKISO−4B
導体は、中心にアルミニウム安定化材を有し、その回り
はCuで被覆されている。この安定化材の周囲にNbT
i/Cu超電導撚線が2層配置され、超電導撚線はCu
シースでカバーされる。報告されるもう1つの導体De
sign−Mは、中心にNbTi/Cu超電導撚線を有
し、その回りに銅で覆われた4つのアルミニウム安定化
材が配置される。安定化材は、さらにCuシースで覆わ
れる。
【0004】浸漬冷却型超電導導体において、超電導材
料以外の導体に全電流が流れたときに発生するジュール
熱は、液体ヘリウムに移行する。ジュール発熱を液体ヘ
リウムの冷却能力で除した値が安定化係数であり、以下
の式で求めることができる。
【0005】
【数1】
【0006】ここで、Iは定格電流値(A)、Rは超電
導材料以外の導体の電気抵抗(Ω・m)、hは液体ヘリ
ウムと導体表面との間の熱伝達係数(W/(m3
K))、Pは単位長さ当たりの導体の露出面積
(m2 )、θは超電導導体の臨界温度と液体ヘリウムと
の温度差(K)である。
【0007】この安定化係数が小さいことは、超電導導
体の安定性がよいことを示す。一方、安定化材を多く使
用すると、導体断面積当たりの電流密度が小さくなるの
で、安定化係数は1に近くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】アルミニウムが銅で被
覆された安定化材を有する超電導導体において、超電導
体以外の導体(主に安定化材)の電気抵抗Rは、各素材
の抵抗が並列されたときの複合則に従って次の式から計
算することができる。
【0009】
【数2】
【0010】ところが、銅被覆アルミニウム安定化材を
用いた超電導導体において、磁界を印加したときの安定
化材に関する抵抗率の測定値は、計算された抵抗率より
も2倍以上大きいことがわかっている。これは、低温に
おいて、銅のホール係数が負であり、アルミニウムのホ
ール係数が正であるため、銅とアルミニウムとの界面が
磁界に対して垂直であるとき、界面を介してホール電圧
が発生し、面内に渦電流が発生するためであると考えら
れる。
【0011】したがって、渦電流を抑制し、磁界におけ
る実際の抵抗率が計算値に近づくことが望まれる。本発
明の目的は、高磁界中においても、安定化材に関する抵
抗率がさほど上昇せず、十分な安定性を維持できる超電
導導体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のアルミニウム安
定化超電導導体は、銅マトリクス中に超電導フィラメン
トを設けてなる超電導線材複数本と、超電導線材と接触
する安定化材と、複数本の超電導線材および安定化材を
覆う銅または銅合金のシースとを備え、安定化材が、純
度99.99%以上のアルミニウムをアルミニウムの
1,000〜10,000倍の抵抗率を4.2Kにおい
て示す金属の薄膜で覆ったものからなることを特徴とす
る。この超電導導体において、安定化材と超電導線材と
の間、安定化材とシースとの間および超電導線材とシー
スとの間の少なくともいずれかにおいて外部磁場がほぼ
垂直に印加される部分に、アルミニウムの1,000〜
10,000倍の抵抗率を4.2Kにおいて示す金属の
薄膜をさらに設けることができる。アルミニウムの1,
000〜10,000倍の抵抗率を4.2Kにおいて示
す金属の薄膜は、その厚みが100μm以下であること
が好ましい。
【0013】本発明に従うもう1つの超電導導体は、銅
マトリクス中に超電導フィラメントを設けてなる超電導
線材複数本と、超電導線材と接触する安定化材と、複数
本の超電導線材および安定化材を覆う銅または銅合金の
シースとを備え、安定化材が、純度99.99%以上の
アルミニウムをアルミニウムの1,000〜10,00
0倍の抵抗率を4.2Kにおいて示す金属の薄膜で覆っ
た第1の材料と、純度99.99%以上のアルミニウム
を銅の層で覆った第2の材料とからなり、第1の材料と
第2の材料が隣接して交互に配置されることを特徴とす
る。この導体において、安定化材と超電導線材との間、
安定化材とシースとの間および超電導線材とシースとの
間の少なくともいずれかにおいて外部磁場がほぼ垂直に
印加される部分に、アルミニウムの1,000〜10,
000倍の抵抗率を4.2Kにおいて示す金属の薄膜を
さらに設けることができる。金属の薄膜の厚みは、10
0μm以下であることが好ましい。
【0014】本発明に従うさらなる超電導導体は、銅マ
トリクス中に超電導フィラメントを設けてなる超電導線
材複数本と、超電導線材の安定化のため設けられ、純度
99.99%以上のアルミニウムからなる安定化材と、
複数本の超電導線材および安定化材を覆う銅または銅合
金のシースと、安定化材と超電導線材との間、安定化材
とシースとの間および超電導線材とシースとの間の少な
くともいずれかにおいて外部磁場がほぼ垂直に印加され
る部分に設けられ、アルミニウムの1,000〜10,
000倍の抵抗率を4.2Kにおいて示す金属からなる
薄膜とを備えることを特徴とする。この導体において、
安定化材のアルミニウムは銅によって覆うことができ
る。金属からなる薄膜の厚みは、100μm以下である
ことが好ましい。
【0015】本発明において、金属の薄膜は、アルミニ
ウムと同様にホール係数が正の材料からなることが好ま
しい。金属の薄膜は、たとえば、Cu−Ni合金、Cu
−Mn、Cu−Si等の高抵抗金属から形成することが
できる。
【0016】薄膜を形成する金属の4.2Kにおける抵
抗率は、4.2Kにおけるアルミニウムの抵抗率の1,
000〜10,000倍である。倍率が1,000倍を
下回れば、薄膜によって渦電流の発生を十分に抑制する
ことが困難になってくる。一方、倍率が10,000倍
を超えると、薄膜による抵抗値が大きくなり、導体の安
定化に影響を与えるようになる。
【0017】本発明において、超電導フィラメントは、
NbTi等の合金系超電導材料から好ましく形成され
る。
【0018】
【作用】本発明に従えば、特に、高純度のアルミニウム
と銅の間に高抵抗の金属からなる薄膜が設けられる。従
来、図1(A)に示すように、アルミニウム1に銅2が
被覆された安定化材では、磁界B(矢印で示す)に対し
てアルミニウム1と銅2の間に矢印で示すような渦電流
が発生する。しかしながら、図1(B)に示すように、
本発明によってアルミニウム1を高抵抗金属3で覆え
ば、磁界Bに対して渦電流の発生は抑制される。
【0019】また、アルミニウムを被覆する高抵抗金属
の厚みを100μm以下に抑えることは、上述した作用
と同様に渦電流を抑制する働きがあると考えられる。さ
らに、超電導状態から常電導状態に転移する際、この金
属膜が薄いほど、超電導材料からアルミニウムに電流が
移行しやすい。後述するように、この金属の厚みが10
0μm以下であれば、磁界における抵抗率の実測値は計
算値により近くなる。高抵抗金属からなる薄膜の厚み
は、たとえば1〜100μmである。
【0020】また、安定化材と超電導線材との間、安定
化材とシースとの間または超電導線材とシースとの間に
おいて外部磁場に対して垂直に配置される部分に、高抵
抗金属からなる薄膜を挟込めば、ホール効果による渦電
流の発生を効果的に低減することができる。
【0021】
【実施例】まず、純度99.99%のアルミニウムに、
銅または銅合金(Cu−10wt%Ni合金)を所定の
厚みでそれぞれ被覆した材料について、磁界7T、温度
4.2Kで、電気抵抗率を調べた。各素材自体の4.2
Kにおける抵抗率について、銅はρ≒4×10-10 (Ω
・m,at 7T)、アルミニウムはρ≒4×10 -11
(Ω・m,at 7T)、銅合金はρ≒1.5×10-7
(Ω・m,at 7T)であった。
【0022】3種類の線径のアルミニウムにそれぞれ被
覆される銅および銅合金の厚みを変え、4.2Kの温
度、7Tの磁場において複合材料の抵抗率を測定した。
表1に、アルミニウムの線径、アルミニウムおよび被覆
の体積率、ならびに被覆の厚みが異なる材料について、
計算された抵抗値Rc、測定された抵抗値Rmおよびそ
れらの比Rm/Rcをまとめて示す。
【0023】表から明らかなように、Cuを被覆した場
合、電気抵抗率の測定値は、複合則に従った計算値とか
なり食い違っている。測定値は、最高で計算値の6倍に
達する。また、Rm/Rc比は、被覆の厚みによって変
わる。厚みが小さくなるとこの比は小さくなっていく。
被覆を、銅から高抵抗を有する銅合金に変えることによ
り、測定値は計算値に近づくことがわかる。
【0024】
【表1】
【0025】図2は、表1に示すデータをグラフに表わ
したものである。グラフにおいて、縦軸はRm/Rc比
を、横軸は被覆の厚さ(μm)を示している。図に示す
ように、高抵抗金属からなる被覆の厚みが100μm以
下であれば、複合則に従った計算値とほぼ一致する電気
抵抗率が得られることがわかる。
【0026】以上の結果を踏まえて、NbTi合金フィ
ラメントと銅で構成される直径2.56mmφの超電導
線材を8本平角に撚合わせ、その周囲に安定化材を20
本撚合わせ、さらに得られた撚線を補強用の銅シース内
に収めてはんだで接着した導体を製造した。導体の断面
構造を図3に示す。超電導導体10は、撚合わされた8
本のCu/NbTi超電導線11を有する。撚合わされ
た超電導線11は、20本の安定化材12で覆われ、安
定化材12はCuシース13で被覆される。Cuシース
13内に収められた線材ははんだで接合されている。
【0027】このような構成について、表2に示す6種
類の導体(実施例1〜5、比較例)が実験のため作成さ
れた。
【0028】実施例1の導体は、20本の安定化材のう
ち、10本が99.99%の純度のアルミニウムにCu
−10wt%Ni合金を被覆したものであり、残りの1
0本が、99.99%の純度のアルミニウムにCuを被
覆したものである。被覆の厚みは、ともに70μmであ
った。アルミニウムの線径は、2.05mmであった。
これらの安定化材は、図4に示すように、超電導線の回
りに交互に配置された。すなわち、Cu/Al安定化材
12aの隣にはCuNi/Al安定化材12b、その隣
にはCu/Al安定化材12aが設けられた。
【0029】実施例2の導体は、20本の安定化材のす
べてが99.99%の純度のアルミニウム線をCu−1
0wt%Ni合金で被覆したものであった。被覆の厚み
は70μm、アルミニウム線の径は2.05mmであっ
た。
【0030】実施例3の導体において、20本の安定化
材はすべて99.99%アルミニウムが70μmの厚み
のCuで被覆されたものであった。しかしながら、図5
に示すように、Cuシース13と安定化材12との間、
および安定化材12と超電導線11との間において、外
部磁場B(矢印で示す)に対して垂直に配置される部分
1 およびP2 (黒く塗られた太い線で示す)に厚み7
μmのCu−10wt%Ni合金箔を挟込ませた。
【0031】実施例4の導体においては、実施例3と同
様に厚み7μmのCuNi合金箔を挟込ませた上に、実
施例1と同様に2種類の安定化材を配置した。
【0032】実施例5の導体においては、実施例3と同
様に厚み7μmのCuNi合金箔を挟込ませた上に、実
施例2と同様にAlをCuNi合金で覆った安定化材を
用いた。
【0033】比較例の導体において、20本の安定化材
は、すべて直径2.05mmの99.99%アルミニウ
ム線が厚さ70μmのCuで覆われたものであった。
【0034】以上6種類の導体について、超電導体以外
の安定化材を主とする導体の抵抗率に関し、計算値と実
測値を求めた。計算において、Alの抵抗率として4×
10 -11 (Ω・m)、Cuの抵抗率として4×10-10
(Ω・m)を用いた。計算値は、並列された電気抵抗の
複合則に基づいて求めた。一方、抵抗率の測定は、4.
2Kの温度、7Tの磁界下において行なわれた。
【0035】表2から明らかなように、適当な厚みのC
uNi合金膜をアルミニウムと銅の間に挟込むことによ
り、導体断面内の渦電流が抑えられ、複合則に従う電気
抵抗率を得られることがわかった。
【0036】
【表2】
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に従う超電
導導体では、高磁界下においても十分な安定性を保持で
きる。クエンチングに対しても、期待どおりの効果をも
たらすことができる。本発明の導体は、高磁場下におい
て、大電流が流れる核融合または超電導エネルギ貯蔵シ
ステム用のコイルに高い信頼性をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合導体において発生される渦電流を示す模式
図である。
【図2】アルミニウムに種々の厚みの銅または銅合金を
被覆した材料について、抵抗率の測定値と計算値との比
と、被覆の厚みとの関係を示す図である。
【図3】実施例において作製された超電導導体の構造を
示す概略断面図である。
【図4】実施例1の導体について、安定化材の配置を説
明するための概略断面図である。
【図5】実施例3の導体について、CuNi合金膜の配
置を説明するための概略断面図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム 2 銅 3 高抵抗金属 10 超電導導体 11 超電導線 12 安定化材 13 Cuシース

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅マトリクス中に超電導フィラメントを
    設けてなる超電導線材複数本と、 前記超電導線材と接触する安定化材と、 前記複数本の超電導線材および前記安定化材を覆う銅ま
    たは銅合金のシースとを備え、 前記安定化材が、純度99.99%以上のアルミニウム
    を前記アルミニウムの1,000〜10,000倍の抵
    抗率を4.2Kにおいて示す金属の薄膜で覆ったものか
    らなることを特徴とする、アルミニウム安定化超電導導
    体。
  2. 【請求項2】 前記安定化材と前記超電導線材との間、
    前記安定化材と前記シースとの間および前記超電導線材
    と前記シースとの間の少なくともいずれかにおいて外部
    磁場がほぼ垂直に印加される部分に設けられ、前記アル
    ミニウムの1,000〜10,000倍の抵抗率を4.
    2Kにおいて示す金属からなる薄膜をさらに備えること
    を特徴とする、請求項1記載のアルミニウム安定化超電
    導導体。
  3. 【請求項3】 前記薄膜の厚みが、100μm以下であ
    ることを特徴とする、請求項1または2記載のアルミニ
    ウム安定化超電導導体。
  4. 【請求項4】 銅マトリクス中に超電導フィラメントを
    設けてなる超電導線材複数本と、 前記超電導線材と接触する安定化材と、 前記複数本の超電導線材および前記安定化材を覆う銅ま
    たは銅合金のシースとを備え、 前記安定化材が、純度99.99%以上のアルミニウム
    を前記アルミニウムの1,000〜10,000倍の抵
    抗率を4.2Kにおいて示す金属の薄膜で覆った第1の
    材料と、純度99.99%以上のアルミニウムを銅の層
    で覆った第2の材料とからなり、 前記第1の材料と前記第2の材料が、隣接して交互に配
    置されることを特徴とする、アルミニウム安定化超電導
    導体。
  5. 【請求項5】 前記安定化材と前記超電導線材との間、
    前記安定化材と前記シースとの間および前記超電導線材
    と前記シースとの間の少なくともいずれかにおいて外部
    磁場がほぼ垂直に印加される部分に設けられ、前記アル
    ミニウムの1,000〜10,000倍の抵抗率を4.
    2Kにおいて示す金属からなる薄膜をさらに備えること
    を特徴とする、請求項4記載のアルミニウム安定化超電
    導導体。
  6. 【請求項6】 前記薄膜の厚みが100μm以下である
    ことを特徴とする、請求項4または5記載のアルミニウ
    ム安定化超電導導体。
  7. 【請求項7】 銅マトリクス中に超電導フィラメントを
    設けてなる超電導線材複数本と、 前記超電導線材の安定化のため設けられ、純度99.9
    9%以上のアルミニウムからなる安定化材と、 前記複数本の超電導線材および前記安定化材を覆う銅ま
    たは銅合金のシースと、 前記安定化材と前記超電導線材との間、前記安定化材と
    前記シースとの間および前記超電導線材と前記シースと
    の間の少なくともいずれかにおいて外部磁場がほぼ垂直
    に印加される部分に設けられ、前記アルミニウムの1,
    000〜10,000倍の抵抗率を4.2Kにおいて示
    す金属からなる薄膜とを備えることを特徴とする、アル
    ミニウム安定化超電導導体。
  8. 【請求項8】 前記アルミニウムが銅の層によって覆わ
    れることを特徴とする、請求項7記載のアルミニウム安
    定化超電導導体。
  9. 【請求項9】 前記薄膜の厚みが、100μm以下であ
    ることを特徴とする、請求項7または8記載のアルミニ
    ウム安定化超電導導体。
JP6067271A 1994-04-05 1994-04-05 アルミニウム安定化超電導導体 Withdrawn JPH07282649A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010218736A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Furukawa Electric Co Ltd:The 平角超電導成形撚線及びその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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