JPH07282163A - 取引媒体による取引方式 - Google Patents

取引媒体による取引方式

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JPH07282163A
JPH07282163A JP6256425A JP25642594A JPH07282163A JP H07282163 A JPH07282163 A JP H07282163A JP 6256425 A JP6256425 A JP 6256425A JP 25642594 A JP25642594 A JP 25642594A JP H07282163 A JPH07282163 A JP H07282163A
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  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ICカード等の取引媒体を使用した取引システ
ムに於て、信頼性と安全性に優れた不正取引を防止し得
る取引方式を得る。 【構成】制御部22,24、メモリ23より構成される
取引媒体16に個人認証情報としての暗証番号を登録す
る入力部19,20を設け、この入力部19,20より
暗証番号を入力してメモリ23に登録後、取引媒体16
を取引装置1で読取ってメモリ23内の暗証番号に基い
て取引処理がなされ、取引媒体16の制御部22,24
は所定手続経過後にメモリ23内の暗証番号を無効とす
るように構成する。 【効果】信頼性と安全性に加え、利便性のある取引媒体
による取引方式を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、キャッシュカードやク
レジットカード等のカードを使用する現金取引等の取引
システムに係わり、特に便利性と防犯性向上に好適な取
引システムに関する。 【0002】 【従来の技術】この種カードを使用した取引方式におい
て、防犯性を高めたものとして特開昭59―12307
0号公報に示される技術がある。この技術は、取引処理
を代理人に依頼する際に、取引者がカード上のメモリに
一時的暗証番号をデータ入力機によって設定し、代理人
に上記一時的暗証番号を知らせて、この暗証番号により
取引を代行処理するものである。 【0003】しかしながら、取引処理の代行後の一時的
暗証番号の扱いについては、考慮されておらず、防犯上
不都合となる恐れがある。すなわち従来例は、代理人取
引終了後、依頼人である取引者がパソコン等により、カ
ードに代理取引確認の指示を行い、カード内のRAMの
取引結果記憶エリアの取引結果をCRT等に読める如く
構成されているので、取引の依頼又はカードの紛失等に
より、代理人又は第三者がパソコンを使用しカード内の
情報を不正に読める可能性があることになり、カードが
本人以外に渡ることは、基本的に好ましくないものであ
る。又、従来例は、カードが代理人モードになっている
場合、代理人から更に第3者に一時的暗証番号がもれ、
第3者により不正使用された場合は、第3者も代理人モ
ードで自由に取引できるため、一時的でも、やはり暗証
番号としての機能を有しており他人に一時的暗証番号を
伝達することは、やはり防犯上好ましくない。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、カー
ド所有者からカードが離れた場合の不正取引に対する配
慮がされておらず、カードが第3者に渡った場合も、カ
ード所有者の個人認証情報が残るものであり、信頼性と
安全性の点で問題があった。 【0005】本発明は、上記欠点に鑑み、その目的とす
るところは、カードシステム、特にICカードを使用し
た取引システムに於て、信頼性と安全性に優れた、不正
取引を防止し得る取引方式を提供するにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的は、ICカード
自体に一時的暗証番号を入力部から入力登録し、所定手
続経過後に、ICカード自体が前記登録した暗証番号を
自動的に消去可能とする如く構成することにより、達成
される。 【0007】所定手続経過後としての具体例としては
「一定時間経過後」がある。この場合の一定時間の設定
は、第3者が不正を行うために費やす時間の大きさに対
し、充分なセキュリティをもった短かい時間内しか有効
カードとして存在できないように設定されICカード自
体による無効化機能を備える。 【0008】所定手続経過後の他の具体例としては、
「カードによる取引終了後」がある。この場合、取引終
了の判断で即時、カード自体が暗証番号の消去による無
効化を行う機能を備え、且つカード無効後もICカード
の所有者が本人である場合は、いつでも有効カードとし
て復元できる機能を有し、他人である場合は、有効カー
ドに復元できないよう機能を備えたことにより前述した
目的を達成できる。 【0009】 【作用】ICカードに設けた入力部から、個人認証情報
としての暗証番号を入力する。これによりICカード内
の不揮発性メモリ内に暗証番号が登録される。ICカー
ドの制御部により手続監視が行われ、一定時間経過後、
もしくは取引装置との取引終了時に、前記不揮発性メモ
リ内の暗証番号情報が、ICカード自体により自動的に
消去される。それによって、他人が、ICカードから暗
証番号を直接知ることができないようになるため、不正
取引を防止し得る。 【0010】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
述する。図1は、本発明のカードシステムを採用した一
実施例を示す現金自動支払装置の外観正面図を示したも
のであり、図に於て1は、装置本体、2は装置の取扱状
態を表示する取扱表示部、3は取扱媒体手段としてのI
Cカードを取込むためのカード挿入口、4は現金放出
口、5は複数個の操作キーより構成される操作部、6は
顧客の操作案内等を表示するCRT等の表示手段より構
成される表示部、7は保守点検時,全面開口できる扉
部、8は装置本体を支える車軸である。 【0011】図2は図1の取引装置の制御ブロック図を
示し、図1と同一であるものには同一の引用数字を用い
たので重複する説明は省略する。図に於て9は、前記I
Cカードの搬送,ICカードの記憶内容の読取り、処理
制御部11からの出力情報の書込み、及び明細票を顧客
に発行するカード伝票部である。10は支払取引時に現
金を放出する紙幣放出部である。11は本取引装置の処
理制御部であり、図に示す如く、各ブロックの情報を入
力すると共に、後述する第2の記憶装置13内に記憶さ
れた制御プログラムの制御手段に従って各ブロックに対
し指令を出し、各種の制御を行っているものである。こ
の処理制御部11には、第1の記憶装置12及び第2の
記憶装置13が接続されており、具体的には、12は読
出し,書込み自在のメモリ(以下RAMと称する)であ
り、また、13は本装置の各種制御を行う上で必要なプ
ログラムや各種制御情報及び制御定数を記憶する読み出
し専用のメモリ(以下ROMと称する)である。14は
回線制御部であり、顧客の取引業務に必要な全ての情報
を格納している中央処理装置としてのセンタ15と前記
処理制御部11との間でデータ送受信の制御をしている
ものである。以上の構成は、本発明を現金自動支払装置
に適用した場合について詳述したが、紙幣の預入れ業務
をもできる現金自動取引装置にも適用できるものであ
り、その構成は省略し、作用についても現金自動支払装
置に適用した場合について詳述する。図3は、本発明の
要旨となるICカードの構成を示したものであり、図に
於て、16はICカードであり、17はICチップと称
する制御部であり、18は液晶素子等により構成される
表示部、19及び20は薄い圧電素子等のスイッチによ
り構成された入力部、21は入出力信号の送受を行うコ
ンタクト部である。 【0012】図4は、前記ICチップ17を主体とした
ICカード17の制御ブロック図を示し、22は主制御
部(以下、MPUと称する)であり、これに一部不揮発
性メモリ23Aより構成される情報記憶部としてのRA
M23と制御プログラムや制御定数等を記憶したROM
24が接続されている。更に、前記入力部19,20及
び表示部18,コンタクト部21が前記MPU22に接
続されている。これらは、全て前記MPU22から、指
令を受け、図に示す如く方向の信号の送受が行われるよ
うに構成されている。 【0013】以上の構成よりなる本発明の作用を図5の
動作フローチャートに基づき説明する。図5に於て30
は本発明で使用するICカードについて前述した図3で
示す入力部19及び20、具体的には圧電素子等で構成
される薄形のキー又は、タッチパネル等の入力手段によ
るカードへの情報入力操作を示したものであり、以下、
番号順に従って説明する。本発明で使用するICカード
は一定時間経過後に、自動的にカード自体で、暗証番号
等、個人認識情報を消去する機能を持たせたことを特徴
としているため、図5の30以降のカードへの入力操作
は、取引開始前の例えば、15〜30分以内に入力操作
を行うことを必須条件とし、これにより不正取引を防止
しようとするものである。前記記載した時間15〜30
分は、限定するものではなく、取扱店と顧客との間で、
自由に取決められることは言うまでもないが、最小限の
時間に設定した方が防犯上、良好であることは当然であ
る。上記ICカード(以下、カードと称する)の所有者
は、図1で示す取引装置1にて取引を行う場合、カード
をカード挿入口3に挿入する前に、前述した時間内で図
3に示したICカード16の入力部20の入力スタート
キー20Aを図5の31に於て押下すると、32に於て
カードのイニシャライズが行われ、後述するRAM23
内の一部の不揮発性メモリを除いてメモリの00クリア
及びハードウェアのリセットが行われ、いわゆる初期復
旧が行われる。これは言うまでもなく図4で示すMPU
22が各ブロックに指令を出すことにより行われる。 【0014】33に於てカードの下側に位置した入力部
19、具体的には0〜9の数値キーであり、これを例え
ば4桁連続して押下することにより暗証番号を押下す
る。このとき、入力部20側には、訂正キー(番号は図
示せず)を設けているため、途中で暗証番号の訂正を可
能としている。本実施例では、暗証入力については表示
部18に、キー押下毎に表示することは防犯上好ましく
ないため一切、表示しないようにしているものである。
本実施例では、簡単に訂正キー押下時は、訂正キー押下
後の連続4桁入力を暗証番号と判断するようにROM2
4内の制御プログラムを構成しているが、実施例に限定
されるものではない。34に於て、暗証番号の入力が完
全に行われたか判定される。暗証番号は図4のRAM2
3内の複数バイトで構成されるキー入力データエリア
(図示せず)にキー押下毎にシフトしながら記憶される
ようになっている。34に於て暗証入力が4桁入力され
完了したと判定されると、35に於て前述したキー入力
データエリアから暗証番号を取り出し、RAM23内の
不揮発性メモリより構成される暗証番号登録エリア23
Aに、暗証番号を書込みする。その後、36に於て内部
時刻カウンタ23Bが00クリアされる。この内部時刻
カウンタ23Bも当然ながら不揮発性メモリで構成され
ているものである。図4に示すMPU22は、ハードウ
ェアによるタイマー割込み機能を有するため、ROM2
4内に記憶されている制御プログラムは、このタイマー
割込み信号が循環的に起動されることを検出してソフト
ウェアでタイマーを作っており、例えば100MS毎に
前記内部時刻カウンタ23Bの値を37で示す如く+1
加算している。この内部時刻カウンタ23Bは、長時
間、時間を保有できるように複数バイトより構成されて
いることは言うまでもない。38に於ては、前記内部時
刻カウンタ23Bの値が判定され、暗証入力後、一定時
間経過したか否か判定される。これは例えば、経過時間
が20分を一定時間と設定した場合は、20分に相当す
る内部時刻のカウンタ値が予めプログラム作成時に分か
っているため、この定数と比較し、内部時刻カウンタ2
3Bの値が上記定数に達した時点で、一定時間経過と判
定できるようになっている。38に於て、一定時間経過
しても、カードが取引装置のカード挿入口に挿入されな
い場合は、42に移行し、MPU22は前記暗証番号登
録エリア23Aを00クリアし、カードに登録された暗
証番号を消去している。その後、43に於て入力スター
トキーが押されたか否か判定し、再度入力スタートキー
が押された場合は45に移行し、前述した暗証番号の入
力操作が再び繰返しできるようになっており、入力スタ
ートキーが押されない場合は、46に移行し、再び内部
時刻の加算と暗証番号の消去が繰返されるように構成さ
れている。38に於て、一定時間に達しない場合は39
に於て、取引装置にカードが挿入され取引中であるか否
か判定される。これは図3及び図4に示したコンタクト
部21が、取引装置1の内部に構成しているカードリー
ダ(図示せず)を介して、取引中の信号を図2で示す装
置本体の処理制御部11より受取り、これをカード側の
MPU22が検出することにより判定される。39に於
て取引中でない場合は44に移行し、入力スタートキー
が押下されない状態では、37に戻り内部時刻カウンタ
の更新が継続されることになっている。39に於て取引
中の場合は、40に於て少し長めのタイムディレイがと
られ、41に於て取引中か否か判定されるが、これは取
引が終了したか否か判定されるもので、取引中の場合は
40に戻り、取引終了を待っている。従って取引中の場
合は、前記内部時刻カウンタは更新されず、同じ値が保
持されている。取引が終了するとカードは返却され、コ
ンタクト部21には取引中の信号が入らぬため41に於
て、取引終了と判定され42に移行し、前述した方法で
暗証番号登録エリアが00クリアされ、暗証番号が消去
される。従って、カードに登録された暗証番号は取引中
でない場合は一定時間経過後に、又、取引を行った場合
は、取引終了直後に、カード自体により消去される特徴
を有するものである。50は、取引装置側の動作を示
し、各ブロック個々の説明は図示の通りであり省略する
が、本発明の要旨となるブロックのみ説明する。本発明
のICカードが装置に取込まれると、図2の9で示すカ
ード伝票部のカードリーダ(図示せず)によりカードデ
ータが読取られ、54に於てカードの暗証番号登録エリ
ア23Aの暗証番号がリードされ、無効か否か判定され
る。これは、読取られた暗証番号4桁が全て00の場合
は、暗証登録忘れか、暗証登録後、取引せず一定時間放
置されたことを意味し、本実施例では無効カードと判断
し、67に移行し係員呼出の異常終了としている。暗証
番号4桁が00でない場合は、63に移行して図2で示
すセンタ15と中央交信が行われ、カードに登録されて
いる暗証番号及び他の個人認証情報、例えば、口座番
号,生年月日,住所,血液型等の情報が、センター15
に記憶されている個人認証情報と全て一致しているか否
か判定され、65に於て正常と判断された時のみ、従来
の取引が可能になっている。従来の取引についての説明
は省略するが、不正取引を完全に防止するために装置よ
り暗証入力を行わせてチェックしていることは言うまで
もない。一致しない場合は取引者がカード所有者でない
と判断され、47に移行し、カード回収と係員呼出しが
行われ、異常終了となっている。従って、本発明によれ
ば、カードを盗み、でたらめに暗証入力を行っても63
に於て、確実に無効となり、不正取引は防止できる。
又、カード自体が取引に有効となる時間が極めて短時間
であるため、盗難及び紛失してもカード自体が無効カー
ドになる時間が早く、防犯上、極めて効果を有するもの
である。尚、本発明に於ては、暗証番号を消去する一定
時間を、15〜30分の範囲で固定したが、図3で示す
ICカード16の入力部20のいずれかに、上記時間を
カード所有者が任意に設定できるように、消去時間可変
キー20Bを設け、数値キー19により、その時間を任
意に設定できるものも容易に考えられる。又、本発明で
は、消去するデータも暗証番号のみに限定したが、この
他の個人認証情報、例えば、名前や生年月日等も同時に
消去するものも容易に考えられるが、消去するデータが
多くなるとそれだけ取引時に入力しなければならず、防
犯性は向上するものの取扱い性が悪くなるため、カード
取扱店と顧客の間で最良の取り決めを行う必要があるこ
とは言うまでもない。 【0015】尚、本発明の他の実施例としては、図6の
(a)に示した如く、暗証番号を8桁として、上4桁を
カード所有者とカードの間の暗証番号とし、下4桁を従
来の暗証番号として構成し、入力部から8桁入力し、上
4桁のみ入力後所定時間で消え、下4桁は消えないよう
にして、装置側では暗証番号を8桁照合するようにして
照合桁数を増やすことにより個人認証の精度を高める方
法も考えられる。 【0016】図6の(b)は上記方法を更に12桁の暗
証番号とした場合であり、この場合は6桁ずつの暗証番
号となる。尚、上4桁とした4桁の設定を入れ替えても
よいことは言うまでもない。更に、本発明では、ICカ
ードは磁気カード等に比べ、価格も高いことから図7に
示す如く、カード収納ケース75に常時は収納し、使用
時にカード収納ケースから外して使う方式のものも多
い。従って本発明では、ICカード16とカード収納ケ
ースとが対となって収納状態にあるとき、暗証番号等の
データを保持し、カード収納ケースからICカードを外
して、所定時間経過したら、暗証番号等のデータがIC
カード自体により消去され、ICカードが無効になるも
のも考えられる。当然ながら、ICカードとカード収納
ケースとは一対の組合せでデータを保持するものでなけ
ればならず、データ保持手段としては図7の破線76で
示す如く各々独自の接点係合する充電体をカード収納ケ
ース75側に内蔵し、ICカード16側にこれと係合す
る受電部(図示せず)を設けたものや、静電容量変化を
検知するものやその他種々のものが考えられる。そして
他の実施例としては図8の動作フローチャートに示す如
く、カード所有者本人のカード入力ミスや、他人により
不正使用が行われた場合、ICカードは無効となるが、
この場合、装置側よりICカード側に個人認証情報の全
データを消去するように全データ無効指示を行い、IC
カード側が所定時間後、上記データの全てを消去し、完
全に無効カードにしてしまうものも考えられる。図8の
(b)の動作フロー87以降は、図5の二点鎖線部87
に挿入されるものである。カード所有者本人が何等かの
入力ミスをして、気が付かず取引を行いカードが無効と
なった場合は、カード所有者本人が所定時間内に銀行等
へ行って本人であることを証明すれば、係員が装置側に
設けた特殊なキー(図示せず)により装置側に知らせる
ことにより、図8の(a)に於ける82のブロックに於
て、ICカードに全データ有効指示を行うことによりI
Cカード側にて全データの消去が行われず、ICカード
の無効化を防止できるものも考えられる。上述した実施
例は、ICカードに於けるセキュリティを如何に上げる
かを観点としており、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の応用例,変形例が考えられることは言うまでもな
い。又、本発明ではICカードに実施例を限定したが、
マイクロプロセッサーを内蔵する他の取引媒体手段及
び、将来、レザーカード(別名、光カードとも称する)
等に本発明の方式を採用できることも容易であることは
言うまでもない。 【0017】尚、今迄に記述した実施例の全ては、第3
者に個人認証情報を直接知られないよう、暗証番号を主
とする個人認証情報をICカード自体が自動的に一定時
間後、消去し、第3者による不正読出し行為が行われて
も無効な情報を供給する方式であったが、本発明の応用
例としては、更にICカード内の制御プログラムに、図
9で示す如く第3者による不正読出し行為が行われた
際、制御プログラム自体が、自分の現在走ったアドレス
にジャンプするダイナミックストップのプログラムを挿
入し、無応答になる如く、制御プログラム自体で不正取
引に対処する方式も考えられる。又、上記ダイナミック
ストップの代わりに、ソフトタイマーと長時間の演算を
組合わせて応答時間を1ヶ月位に遅延させ不正取引を防
止するようにすることも容易に考えられる。又、制御プ
ログラムに於て一定時間経過を検出した後、メモリ内の
読出しが行われた場合、メモリリード信号の出力タイミ
ングで、MPU機能を停止させる別個の回路を駆動し、
ハードウェア的にMPUを停止させ無応答に制御するも
のも考えられる。更には、暗証番号データを消去せずに
データを残した状態で不正取引を防止する方法として
は、読出し指令があった場合に、その応答を長時間で対
処する方法が考えられ、その一実施例を図10に示す。
図に於てメモリ200に記憶された暗証番号、例えば1
234という4桁の暗証番号4バイトを下1桁目から8
ビット,一定の応答時間、例えば100MSのレスポン
スをおき、特定のカウンタ203と照合チェックをし、
一致した場合は、更にカウンタ204で設定した値だ
け、前記照合チェックを行い、これを暗証番号の桁数だ
け実行するように図11で示す如くプログラムをICカ
ードの制御プログラムに挿入しておくと、ICカードが
カード所有者以外の他人に渡り、暗証番号データの読出
し指令が行われた場合、先ずICカードの入力部から本
人確認のための暗証入力が指示され、適当に入力した場
合は、暗証が一致しないため、長時間、暗証番号の照合
チェックが開始される。実施例は、1ビット照合のレス
ポンス時間を100MSとした場合、暗証番号4桁のチ
ェック完了迄の応答時間は、暗証番号の相違により、多
少変動するが最低2カ月以上の応答時間を確保するよう
に、カウンタ204が設定されている。この期間中には
カード所有者及び銀行側も、不正取引に対して充分対策
できることになる。 【0018】図11に於て、4桁の照合チェックが済む
と、ICカードは無効カードと即時分かるように電子音
を鳴動すれば、更に効果を発揮できることになる。図1
1に於て、暗証番号を本人が入力後、一定時間を越えて
しまった場合は、暗証を正常に入力することで、再び有
効カードとして使用できるように構成している。更に、
他実施例としてはカード所有者本人が、暗証忘れ,勘違
い,操作ミス等により誤った暗証番号を入力した場合、
無応答もしくは長期間の演算処理に入らぬよう、図12
で示す如く暗証入力ミス後、規定時間、例えば1分以内
に正常の暗証入力が行われた場合は、正常終了する如く
制御するもの、又は図13で示す如く、暗証入力のリト
ライ回数を判断し、規定回数以内なら正常終了する如く
制御するもの、もしくは、これらの両方を組合わせたも
の、その他種々の応用例,変形例が考えられることは言
うまでもない。 【0019】 【発明の効果】以上、本発明によれば、ICカードを使
用した取引システムに於て、信頼性と安全性に優れた不
正取引を防止し得る取引方式を提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明取引方式に使用される一実施例を示す現
金自動支払装置の外観図である。 【図2】図1の装置の制御ブロック図である。 【図3】本発明取引方式に使用されるICカードの一実
施例を示す外観図である。 【図4】図3で示したICカード内部の制御ブロック図
である。 【図5】本発明の作用を示す動作フローチャートであ
る。 【図6】他の実施例の作用を示す状態図である。 【図7】他の実施例のICカード収納ケースの外観図で
ある。 【図8】他実施例の作用を示す動作フローチャートであ
る。 【図9】他の実施例を示す動作フローチャートである。 【図10】他の実施例の状態説明図である。 【図11】図10の作用を示す動作フローチャートであ
る。 【図12】他の実施例を示す動作フローチャートであ
る。 【図13】他の実施例を示す動作フローチャートであ
る。 【符号の説明】 16…取引媒体(ICカード)、22…制御部、23
A,23B…メモリ(不揮発性メモリ)、19,20…
入力部、1…取引装置、5…操作部、11…取引装置の
処理制御部、15…センタ、20B…消去時間可変キ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07F 7/08 G06K 19/00 N G07F 7/08 B Z

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.制御部、メモリより構成される取引媒体に個人認証
    情報としての暗証番号を登録する入力部を設け、上記入
    力部より暗証番号を入力して上記メモリに登録後、取引
    媒体を取引装置で読取って上記メモリ内の暗証番号に基
    いて取引処理がなされ、上記取引媒体の制御部は所定手
    続経過後に上記メモリ内の暗証番号を無効とするように
    構成されてなる取引媒体による取引方式。 2.上記制御部は所定手続経過として暗証番号入力後の
    一定時間経過後に上記メモリ内の暗証番号を無効とする
    ように構成されてなる特許請求の範囲第1項記載の取引
    媒体による取引方式。 3.取引媒体の入力部に一定時間可変入力キーを設け、
    一定時間を任意設定できるように構成された特許請求の
    範囲第2項記載の取引媒体による取引方式。 4.上記制御部は、一定時間経過後に、メモリ内の暗証
    番号の読出し指令が行われたことを判断し、その後暗証
    番号の出力を禁止するように構成されてなる特許請求の
    範囲第2項記載の取引媒体による取引方式。 5.上記制御部は、所定手続経過として取引媒体による
    取引装置での取引処理終了後に上記メモリ内の暗証番号
    を無効とするように構成されてなる特許請求の範囲第1
    項に記載の取引媒体による取引方式。
JP25642594A 1994-10-21 1994-10-21 取引媒体による取引方式 Expired - Lifetime JP2555548B2 (ja)

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