JPH07282116A - 屋根パネル敷込順決定装置 - Google Patents

屋根パネル敷込順決定装置

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JPH07282116A
JPH07282116A JP6069440A JP6944094A JPH07282116A JP H07282116 A JPH07282116 A JP H07282116A JP 6069440 A JP6069440 A JP 6069440A JP 6944094 A JP6944094 A JP 6944094A JP H07282116 A JPH07282116 A JP H07282116A
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JP
Japan
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roof
laying order
laying
roof panel
determined
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JP6069440A
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Masaiku Kazeto
昌郁 風戸
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋根パネルの敷き込み順を、機械的にしかも
屋根パネル敷き込みに際して効率のよい敷き込み順を決
定し得る屋根パネル敷込順決定装置を提供する。 【構成】 屋根パネルの配置が決定された住宅の、屋根
パネル敷き込み順を決定する屋根パネル敷込順決定装置
である。屋根形成面を選択する第一の選択手段aと、軒
先側屋根パネルの一つを選択して敷き込み順を決定する
第一の決定手段bと、各軒先側屋根パネル毎に順次敷き
込み順を決定する第二の決定手段cと、棟側屋根パネル
のうち一つを選択して敷き込み順を決定する第三の決定
手段dと、各棟側屋根パネル毎に順次敷き込み順を決定
する第四の決定手段eと、先の屋根形成面に隣合う屋根
形成面を選択する第二の選択手段fと、屋根パネル全て
の敷き込み順が決定するまで第一の決定手段、第二の決
定手段、第三の決定手段、第四の決定手段、第二の選択
手段を順次繰り返し動作させる繰り返し手段とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め屋根パネルの配置
が決定された住宅の屋根形成面に、屋根パネルを敷き込
むにあたっての、屋根パネル敷き込み順を決定する屋根
パネル敷込順決定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プレハブ住宅を施工する方法の一つとし
て、住宅の床、壁、屋根等をパネルを用いて施工する方
法が知られている。この施工方法は、予め工場等におい
て芯材を枠組みすることにより枠体を形成し、該枠体の
少なくとも一面に面材を貼設することにより床パネル、
壁パネル、屋根パネル等を製造し、建築現場において、
これらのパネルを組み付けていくことにより建物を構築
する方法である。
【0003】ところで、近年、各種の設計においては、
コンピュータシステムからなるCAD(compute
r−aided−design)システムが用いられて
おり、前記住宅においてもCADシステムを用いた設計
が行われつつある。一般的なCADシステムにおいて
は、予め、設計要素となる部材の形状データやグラフィ
ックデータやその他のデータをデータベースとして記憶
しておき、設計の際にこれらのデータを呼び出し、ディ
スプレイ上に各部材を配置することにより製図を作成
し、設計作業を省略化するようにしている。
【0004】したがって、従来の住宅のCADシステム
では、ディスプレイ上で間取りを決めることにより床や
屋根等のデータを読み出してこれらを適正な位置に配置
し、さらに窓やドア等の部材の種類とその位置を決める
ことによりこれらのデータを読み出して適正な位置に配
置し、これによりディスプレイに住宅の形状を図形(三
面図や斜視図)として示すとともに、設計図として出力
するようになっているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記パネル
を用いたプレハブ住宅の設計においては、床、壁、屋根
に予め寸法や形状が決められたパネルを割り付けた後、
通常各パネルの配置順、例えば複数の屋根パネルによっ
て形成される屋根における各屋根パネルの敷き込み順ま
でCADシステム上で決定しておく。これは、現場にて
屋根パネルを敷き込む際、単に各屋根パネルの割り付け
位置だけが決まっているだけで予めその敷き込み順が決
定されていない場合には、現場での敷き込み作業の効率
が損なわれてしまうからである。なぜなら、屋根パネル
を敷き込むにあたっては、通常トラック等により輸送さ
れ予め現場に山積みされた屋根パネルを上から順番にク
レーンで吊り上げ、割り付け位置にまで移送するのが普
通であるが、予め敷き込み順が決定されていないと、山
積みするときの屋根パネルの順番が規則性のないものと
なり、したがってこの規則性のない山積み順のままに屋
根パネルの敷き込み順も決められてしまい、例えば先に
敷き込んだ屋根パネルとは全く異なる位置に屋根パネル
を敷き込むといったことが起こり、その場合に該屋根パ
ネルの位置決めが先に置かれた屋根パネルを基準にする
ことができないといった不都合が生じるからである。
【0006】しかして、従来、寄棟屋根や切妻屋根にお
いて屋根パネルの敷込み順をCADシステム上で決定す
るには、屋根形成面に割り付けられた各屋根パネルをデ
ィスプレイ上に表示し、単にオペレーターがこれを見て
経験等によりその敷き込み順を決定してその番号(敷き
込み順)をディスプレイ上で割り振るといった方法が採
られている。しかしながら、このようにオペレーターが
その経験等により決定するというのでは、その決定にあ
たって少なからず時間を要してしまい、また、例えばそ
のオペレーターがいない場合には効率的な敷き込み順が
決定できないといった不都合があった。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、屋根パネルの敷き込み順
を、オペレーターの経験に頼ることなく、機械的にしか
も屋根パネル敷き込みに際して効率のよい敷き込み順を
決定し得る、屋根パネル敷込順決定装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の屋根パネル敷込順決定装置では、各屋根形成面の
うち一つの屋根形成面を選択する第一の選択手段aと、
選択された屋根形成面における軒先側屋根パネルのう
ち、両端部に位置する軒先側屋根パネルのうちのいずれ
かを選択してこれの敷き込み順を1番あるいは直前に決
定された敷き込み順の次の敷き込み順に決定する第一の
決定手段bと、該第一の決定手段bによって決定された
軒先側屋根パネルから、その反対側に向かって各軒先側
屋根パネル毎に順次その敷き込み順を直前に決定された
敷き込み順の次に決定する第二の決定手段cと、同一の
屋根形成面内において前記第二の決定手段cにより全て
の軒先側屋根パネルの敷き込み順が決定した後、棟側屋
根パネルのうち前記第一の決定手段bにより敷き込み順
が決定された軒先側屋根パネルと同側の端部に位置する
棟側屋根パネルを選択してこれの敷き込み順を直前に決
定した敷き込み順の次に決定する第三の決定手段dと、
該第三の決定手段dにより決定された棟側屋根パネルか
ら、その反対側に向かって各棟側屋根パネル毎に順次そ
の敷き込み順を直前に決定された敷き込み順の次に決定
する第四の決定手段eと、同一の屋根形成面内において
前記第四の決定手段eにより全ての棟側屋根パネルの敷
き込み順が決定した後、先に選択された屋根形成面と隣
合う屋根形成面を選択する第二の選択手段fと、以下、
屋根パネルの全数の敷き込み順が決定するまで前記第一
の決定手段b、第二の決定手段c、第三の決定手段d、
第四の決定手段e、第二の選択手段fを順次繰り返し動
作させる繰り返し手段gと、を具備してなることを前記
課題の解決手段とした。
【0009】
【作用】請求項1記載の屋根パネル敷込順決定装置によ
れば、第一の選択手段aにより各屋根形成面のうち一つ
の屋根形成面が選択され、第一の決定手段bにより選択
された屋根形成面における軒先側屋根パネルのうち、両
端部に位置する軒先側屋根パネルのうちのいずれかが選
択されてこれの敷き込み順が1番あるいは直前に決定さ
れた敷き込み順の次の敷き込み順に決定され、さらに第
二の決定手段cにより前記第一の決定手段bで決定され
た軒先側屋根パネルから、その反対側に向かって各軒先
側屋根パネル毎に順次その敷き込み順が直前に決定され
た敷き込み順の次に決定される。そして、第三の決定手
段dにより同一の屋根形成面内において前記第二の決定
手段cで全ての軒先側屋根パネルの敷き込み順が決定し
た後、棟側屋根パネルのうち前記第一の決定手段bによ
り敷き込み順が決定された軒先側屋根パネルと同側の端
部に位置する棟側屋根パネルが選択されてこれの敷き込
み順が直前に決定された敷き込み順の次に決定され、続
いて第四の決定手段eにより前記第三の決定手段dで決
定された棟側屋根パネルから、その反対側に向かって各
棟側屋根パネル毎に順次その敷き込み順が直前に決定さ
れた敷き込み順の次に決定され、さらに第二の選択手段
fにより、同一の屋根形成面内において前記第四の決定
手段eで全ての棟側屋根パネルの敷き込み順が決定され
た後、先に選択された屋根形成面と隣合う屋根形成面が
選択される。そしてさらに、繰り返し手段gにより屋根
パネルの全数の敷き込み順が決定するまで前記第一の決
定手段b、第二の決定手段c、第三の決定手段d、第四
の決定手段e、第二の選択手段fが順次繰り返し動作せ
しめられ、これにより全ての屋根パネルの敷き込み順が
順次決定される。したがって、予め屋根パネルの配置が
決定したなら、これに続いて前記各屋根パネルの敷き込
み順がそれぞれ機械的に決定される。なお、前記課題を
解決するための手段および作用の欄において、図1を参
照して説明を行ったが、本発明は、前記図1の構成に限
定されるものではない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の屋根パネル敷込順決定装置の
一実施例を図面を参照して説明する。なお、この実施例
の屋根パネル敷込順決定装置は、本発明の屋根パネル敷
込順決定装置をコンピューターシステムにより構成され
るCADシステムに応用したものであり、この実施例に
おいて屋根パネル敷込順決定装置は、CADシステムの
一部として機能するようになっている。そして、CAD
システムの一部である本実施例の屋根パネル敷込順決定
装置は、特に、前記CADシステムにより設計された寄
棟屋根形式、切妻屋根形式の住宅における各屋根形成面
に、適宜寸法・形状の屋根パネルを複数割り付けた後、
それぞれに位置が決定された屋根パネルの敷き込み順を
決定するためのものである。ここで、前記各屋根形成面
は、勾配方向に対して軒先側に配置される複数の軒先側
屋根パネルNP…と、棟側に配置される複数の棟側屋根
パネルMP…とによって構成されるようになっている。
【0011】図2は本実施例の屋根パネル敷込順決定装
置を備えたCADシステムの基本構成を示す図である。
このCADシステムは、周知のように中央演算処理ユニ
ットや内部記憶装置となるRAMおよびROM等のメモ
リなどを備えた演算処理装置(コンピュータ)11と、
ハードディスク、光磁気ディスク等からなる補助記憶装
置12と、カラーディスプレイ等からなる表示装置13
と、キーボード等からなる入力装置14と、マウス、タ
ブレット、デジタイザー等からなるポインティングデバ
イス(座標位置入力装置)15と、プリンターおよびプ
ロッター等からなる出力装置16とを基本的構成とする
ものである。
【0012】前記補助記憶装置12には、住宅を構築す
るための各種部材の内部コードNo.、グラフィックデ
ータ、形状データ、発注用製品コードNo.、各種部材
の単価等がデータベースとして記憶されるとともに、C
ADシステム上で設計されたデータが記憶されている。
また、前記補助記憶装置12は、CADシステムにより
設計されたデータとして、住宅の各屋根形成面、すなわ
ち寄棟屋根においては4面、切妻屋根においては2面の
形状をそれぞれ記憶する機能、および先に決定された各
屋根パネルの寸法・形状とその配置(割り付け位置)を
記憶する機能を有している。
【0013】ここで、前記補助記憶装置12に記憶され
た各屋根形成面の形状、および各屋根パネルの寸法・形
状としては、例えば図3に示すような寄棟屋根構造のも
のがある。図3において太線Qに囲まれてなる領域はそ
れぞれ屋根形成面を示し、これら領域においてさらに細
線Rに囲まれてなる領域は個々の屋根パネルNP(M
P)を示す。
【0014】前記演算処理装置11は、周知のCADシ
ステムとして機能して図3に示した各屋根形成面を設計
するとともに、前記補助記憶装置12で記憶された各屋
根形成面の形状、および各屋根パネルの寸法・形状とそ
の配置(割り付け位置)から、各屋根パネルNP、MP
…の敷き込み順を決定する機能を有するものである。ま
た、この演算処理装置11には、以下のような機能が設
けられている。
【0015】前記補助記憶装置12から図3に示した各
屋根形成面と各パネルNP、MP…を呼び出し、各屋根
形成面のうちから一つの屋根形成面を選択する機能(第
一の選択手段a)。なお、各屋根形成面のうちから一つ
を選択するにあたっては、例えば以下の条件が判断基準
として用いられる。 (1)クレーンが置かれる位置に最も近い屋根形成面を
優先する。 (2)屋根パネルの流れ方向(勾配方向)が、ベント梁
(水平面に対し傾斜する勾配部と、この勾配部の先端部
から水平に延びる水平部とからなる支持梁)の架け方向
と平行になる屋根形成面を優先する。 また、これらの条件のうちどちらを優先するかについて
は、住宅の立地条件や屋根パネルを組み付けるための躯
体構造等の情報から予め優先順位が決定され、あるいは
オペレーターの判断によって決定されるようになってい
る。なお、これら条件(1)、(2)については、予め
前記機能(第一の選択手段a)に記憶されている。
【0016】選択された屋根形成面における軒先側屋根
パネルNP…のうち、両端部に位置する軒先側屋根パネ
ルNP、NPのうちのいずれかを選択してこれの敷き込
み順を1番あるいは直前に決定された敷き込み順の次の
敷き込み順に決定する機能(第一の決定手段b)。ここ
で、敷き込み順を1番にするかあるいは直前に決定され
た敷き込み順の次の敷き込み順にするかは、この機能
(第一の決定手段b)中に記憶された、敷き込み順確認
機能、すなわち、すでに敷き込み順が1番に決定された
屋根パネルがあるか否かを確認し、無い場合には1番
に、またある場合には直前に決定された敷き込み順の次
の敷き込み順に決定する機能によってなされる。
【0017】決定された軒先側屋根パネルNPから、そ
の反対側に向かって各軒先側屋根パネルNP毎に順次そ
の敷き込み順を直前に決定された敷き込み順の次に決定
する機能(第二の決定手段c)。同一の屋根形成面内に
おいて前記第二の決定手段cにより全ての軒先側屋根パ
ネルNP…の敷き込み順が決定した後、棟側屋根パネル
MP…のうち前記第一の決定手段bにより敷き込み順が
決定された軒先側屋根パネルNPと同側の端部に位置す
る棟側屋根パネルMPを選択し、これの敷き込み順を直
前に決定した敷き込み順の次に決定する機能(第三の決
定手段d)。
【0018】決定された棟側屋根パネルMPから、その
反対側に向かって各軒先側屋根パネルMP毎に順次その
敷き込み順を直前に決定された敷き込み順の次に決定す
る機能(第四の決定手段e)。同一の屋根形成面内にお
いて前記機能(第四の決定手段e)により全ての棟側屋
根パネルMP…の敷き込み順が決定した後、先に選択さ
れた屋根形成面と隣合う屋根形成面を選択する機能(第
二の選択手段f)。屋根パネルNP、MP…の全数の敷
き込み順が決定するまで、前記機能(第一の決定手段
b、第二の決定手段c、第三の決定手段d、第四の決定
手段e、第二の選択手段f)を順次繰り返し動作させる
機能(繰り返し手段g)。
【0019】次に、図4のフローチャートを参照して、
屋根パネル敷込順決定装置による屋根パネルNP、MP
…の敷き込み順の決定方法について説明する。まず、補
助記憶装置12により、図3に示したように太線Qで囲
まれた屋根形成面A1〜A4の形状、細線Rに囲まれた
屋根パネルNP、MP…の形状・寸法と個々の屋根パネ
ルNP(MP)の配置(割り付け位置)を記憶する。
【0020】そして、この屋根形成面A1〜A4と各屋
根パネルNP、MP…が表示装置13に表示されたら、
演算処理装置11を起動させ、これにより表示された屋
根形成面のうちから一つを選択する(ステップS1)。
ここで、一つを選択するための判断は、先に述べた通り
前記条件(1)、(2)などによる。なお、隣地の状況
等によっては、条件(1)あるいは(2)を満たす形成
面以外により好適な屋根形成面がある場合もあり、その
場合にはオペレーターが表示装置13を見てこれを判断
し、入力装置14等によってこれを入力すれば、この入
力による指示が優先されてその屋根形成面が選択され
る。
【0021】このようにして屋根形成面が選択される
と、図3に示すように該屋根形成面A1における軒先側
屋根パネルNP…のうち、両端部に位置する軒先側屋根
パネルNP、NPのうちのいずれかを選択し、これの敷
き込み順を1番に決定する(ステップS2)とともに、
図3に示すように表示装置13上に表示された該当軒先
側屋根パネル内に敷き込み順を記す(図3中では敷き込
み順を表す数字を○で囲って表示)。ここで、両端部に
位置する軒先側屋根パネルNP、NPのいずれを選択す
るかについては、単に、予め右側あるいは左側というよ
うにその機能(第一の決定手段b)中に記憶された条件
に基づき、決定される。ただし、ここで言う右側・左側
とは、屋根形成面を正面にに見た場合での意味である。
なお、この例では右側の軒先側屋根パネルNPが選択さ
れるようになっている。
【0022】1番の軒先側屋根パネルNPが決定される
と、さらにこの屋根パネルNPから、その反対側に向か
って各軒先側屋根パネル毎に、順次その敷き込み順を直
前に決定された敷き込み順の次に決定する(ステップS
3)とともに、表示装置13上に表示された該当軒先側
屋根パネル内に決定した敷き込み順を記す。すなわち、
まず1番の屋根パネルNPの隣に軒先側屋根パネルNP
があるか否かを判断し、ある場合にはこのパネルNPの
敷き込み順を直前に決定した敷き込み順の次に決定す
る。そして、このような動作を、隣に該当する軒先側屋
根パネルNPがなくなるまで順次繰り返す。なお、ここ
でいう「隣に」とは、敷き込み順が決定していない軒先
側屋根パネルのうちで隣に位置する、との意味である。
【0023】このようにして同一の屋根形成面A1内に
おいて全ての軒先側屋根パネルNPの敷き込み順が決定
したら、棟側屋根パネルMP…のうち、敷き込み順が1
番に決定された軒先側屋根パネルNPと同側(すなわち
この例では右側)の端部に位置する棟側屋根パネルMP
を選択し、これの敷き込み順を直前に決定した敷き込み
順の次に決定する(ステップS4)とともに、表示装置
13上に表示された該当軒先側屋根パネル内に決定した
敷き込み順を記す。続いて、決定された棟側屋根パネル
MPから、その反対側に向かって各棟側屋根パネル毎
に、順次その敷き込み順を直前に決定された敷き込み順
の次に決定する(ステップS5)。なお、ここでの処理
は前記ステップ3とほぼ同様であるので、その説明を省
略する。
【0024】このようにして同一の屋根形成面A1内の
全ての棟側屋根パネルMP…の敷き込み順を決定した
ら、先に選択された屋根形成面A1と隣合う屋根形成面
A2を選択する。なお、図3に示した例では、屋根形成
面A1に対して隣合う形成面としてはA2、A4の二面
があるが、これから一つを選択する条件としては、各屋
根パネルの敷き込み順を振り付けた方向、この例では右
側から左側(ただし屋根形成面を正面に見た場合)への
流れ方向に合わせ、平面視右回り(時計回り)の方向の
ものを優先するようになっている。また、この条件につ
いても、予め前記機能(第二の選択手段f)中に記憶さ
れている。
【0025】そして、新たに選択された屋根形成面A2
について、前述したステップS1〜S4を繰り返し、該
屋根形成面A2における各屋根パネルNP、MP…の敷
き込み順を決定する。なお、この屋根形成面A2におい
て最初に選択されその敷き込み順が決定される軒先側屋
根パネルNPの敷き込み順については、1番でなく、直
前に決定された屋根パネルの敷き込み順の次に決定す
る。そして、このようにして全ての屋根形成面A1〜A
4についてそれぞれ屋根パネルNP、MP…の敷き込み
順を決定することにより、結果として全ての屋根パネル
NP、MP…の敷き込み順を決定することができる。
【0026】このような屋根パネル敷込順決定装置にあ
っては、屋根パネルの敷き込み順を、オペレーターの経
験に頼ることなく機械的に決定することができる。ま
た、基本的に最初に敷き込まれる屋根パネルに続いてこ
れに隣接する屋根パネルを敷き込み、以下、すでに敷き
込まれた屋根パネルのいずれかに隣接するようにして順
次敷き込み順を決定するので、実際の施工にあたって
は、すでに敷き込まれた屋根パネルに後から敷き込む屋
根パネルを当接させることにより、その位置合わせが容
易になる。また、特に同一屋根形成面内においては軒先
側屋根パネルを先に敷き込み、後に棟側屋根パネルを敷
き込むようにその敷き込み順を決定するので、施工に際
し、棟側屋根パネルを軒先側屋根パネルの上端側に落と
し込みその自重を働かせることにより、軒先側屋根パネ
ルと棟側屋根パネルとの間の位置合わせを一層容易にす
ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明における請求
項1記載の屋根パネル敷込順決定装置は、屋根パネルの
敷き込み順を、オペレーターの経験に頼ることなく機械
的に決定することができるようにしたものであるから、
熟練のオペレーターがいないときでもCADシステム上
で容易に敷き込み順を決定しその結果を例えばプリンタ
ーから出力することができる。したがって、このように
敷き込み順が予め決定されていることから、施工に先立
ち、工場等から屋根パネルを輸送してこれらを現場にて
山積みする際、敷き込み順が先の屋根パネルが上にな
り、以下敷き込み順に下になるように重ねておくことに
より、施工に際しては山積みされた屋根パネルを単に上
から順にクレーンで移送し、予め決められた箇所に敷き
込むことができ、施工の効率化を図ることができる。
【0028】また、基本的に最初に敷き込まれる屋根パ
ネルに続いてこれに隣接する屋根パネルを敷き込み、以
下、すでに敷き込まれた屋根パネルのいずれかに隣接す
るようにして順次敷き込み順を決定するので、この敷き
込み順にしたがって実際に施工現場で屋根パネルを敷き
込めば、敷き込まれた屋根パネルの接続部を互いに密着
するように順次引き寄せ、釘打ちにより連結する際、作
業者が屋根パネル沿いに移動することができることから
作業性が向上する。
【0029】さらに、2番目以降に敷き込まれる屋根パ
ネルが、常に先に敷き込まれた屋根パネルに隣接するよ
うにして敷き込まれることから、その位置決めが、先に
敷き込まれた屋根パネルに当接させることによって容易
になり、一層作業性が向上する。また、特に同一屋根形
成面内においては軒先側屋根パネルを先に敷き込み、後
に棟側屋根パネルを敷き込むようにその敷き込み順を決
定するので、施工に際し、棟側屋根パネルを軒先側屋根
パネルの上端側に落とし込みその自重を働かせることに
より、軒先側屋根パネルと棟側屋根パネルとの間の位置
合わせを一層容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋根パネル敷込順決定装置の基本構成
を説明するためのブロック図。
【図2】前記屋根パネル敷込順決定装置の基本構成を示
すブロック図。
【図3】前記屋根パネル敷込順決定装置により敷き込み
順が決定される屋根パネルとこれによって形成される屋
根形成面の平面図。
【図4】前記屋根パネル敷込順決定装置を説明するため
のフローチャート。
【符号の説明】
11 演算処理装置 12 補助記憶装置 A1〜A4 屋根形成面 NP 軒先側屋根パネル MP 棟側屋根パネル a 第一の選択手段 b 第一の決定手段手段 c 第二の決定手段 d 第三の決定手段 e 第四の決定手段 f 第二の選択手段 g 繰り返し手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根パネルが敷設されることによって各
    屋根面が形成され、かつ該各屋根形成面が複数の軒先側
    屋根パネルと複数の棟側屋根パネルとからなる寄棟屋根
    あるいは切妻屋根を構築するに先立ち、予め前記各屋根
    パネルの配置が決定された住宅の各屋根形成面に屋根パ
    ネルを敷き込むにあたっての、屋根パネル敷き込み順を
    決定する屋根パネル敷込順決定装置であって、 前記各屋根形成面のうち一つの屋根形成面を選択する第
    一の選択手段と、 選択された屋根形成面における軒先側屋根パネルのう
    ち、両端部に位置する軒先側屋根パネルのうちのいずれ
    かを選択してこれの敷き込み順を1番あるいは直前に決
    定された敷き込み順の次の敷き込み順に決定する第一の
    決定手段と、 該第一の決定手段によって決定された軒先側屋根パネル
    から、その反対側に向かって各軒先側屋根パネル毎に順
    次その敷き込み順を直前に決定された敷き込み順の次に
    決定する第二の決定手段と、 同一の屋根形成面内において前記第二の決定手段により
    全ての軒先側屋根パネルの敷き込み順が決定した後、棟
    側屋根パネルのうち前記第一の決定手段により敷き込み
    順が決定された軒先側屋根パネルと同側の端部に位置す
    る棟側屋根パネルを選択してこれの敷き込み順を直前に
    決定した敷き込み順の次に決定する第三の決定手段と、 該第三の決定手段により決定された棟側屋根パネルか
    ら、その反対側に向かって各棟側屋根パネル毎に順次そ
    の敷き込み順を直前に決定された敷き込み順の次に決定
    する第四の決定手段と、 同一の屋根形成面内において前記第四の決定手段により
    全ての棟側屋根パネルの敷き込み順が決定した後、先に
    選択された屋根形成面と隣合う屋根形成面を選択する第
    二の選択手段と、 屋根パネルの全数の敷き込み順が決定するまで前記第一
    の決定手段、第二の決定手段、第三の決定手段、第四の
    決定手段、第二の選択手段を順次繰り返し動作させる繰
    り返し手段と、 を具備してなることを特徴とする屋根パネル敷込順決定
    装置。
JP6069440A 1994-04-07 1994-04-07 屋根パネル敷込順決定装置 Pending JPH07282116A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108425501A (zh) * 2017-08-12 2018-08-21 中民筑友科技投资有限公司 一种基于bim的构件吊钉位置确定方法及装置

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