JPH07281124A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

Info

Publication number
JPH07281124A
JPH07281124A JP9696194A JP9696194A JPH07281124A JP H07281124 A JPH07281124 A JP H07281124A JP 9696194 A JP9696194 A JP 9696194A JP 9696194 A JP9696194 A JP 9696194A JP H07281124 A JPH07281124 A JP H07281124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image display
pair
interlocking
unit
observer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9696194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Eto
和彦 江藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9696194A priority Critical patent/JPH07281124A/ja
Publication of JPH07281124A publication Critical patent/JPH07281124A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右眼用の画像表示部の間隔調整を、両画像
表示部を連動させた状態と、片方の画像表示部を移動さ
せた状態とを、切り換えて行うように構成したことによ
り、装置全体として小型化を図りつつ、容易に該間隔調
整ができるようにした画像表示装置を提供すること。 【構成】 画像表示素子に表示された画像情報を観察者
の眼前の所定位置に表示する光学系を有する一対の画像
表示部と、該一対の画像表示部の間隔を調整可能に保持
する保持部材と、該一対の画像表示部を連動させて該間
隔の調整を行う連動手段と、該連動手段の連動を解除す
る解除手段とを有し、該一対の画像表示部により表示さ
れた画像情報を該観察者の左右眼で各々観察すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は観察者の頭部に装着して
画像表示素子に表示された画像情報を観察する画像表示
装置に関し、特に装置内に設けた液晶表示素子等の画像
表示素子に表示された画像情報に基づく光束を観察者の
眼球に導光することにより、該画像情報を拡大した虚像
として観察するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示素子等の画像表示素
子に表示された画像情報を、観察者の眼前の所定位置に
表示する光学系を有する一対の画像表示部により、各々
左右の眼球の前方所定位置に拡大した虚像として表示
し、等価的に大画面の画像情報として観察させるように
した画像表示装置が種々と提案されている。
【0003】該画像表示装置は、装着する観察者の眼の
間隔に個人差がある為、誰もが良好な観察を行える様に
するには、該個人差を考慮した構成とする必要がある。
【0004】これに応じて、該個人差を無視できる程度
に虚像を形成する光学系の瞳径を大きく設定した画像表
示装置や、左右の眼に対応した画像表示部の間隔を調整
する手段を設けた画像表示装置が種々と提案されてい
る。
【0005】図8は画像表示部の間隔を調整する手段を
設けた従来の画像表示装置70の外観図である。
【0006】同図中、71L,71Rは左右眼用の一対
の画像表示部、77は該画像表示部71L,71Rを連
動機構を介して保持する上部ケース、78は連動機構を
介して画像表示部71L,71Rを各々所定方向に移動
させるスライドレバー、そして79は本装置70を観察
者の頭部に固定する為のバックバンドである。
【0007】本装置70は観察者の頭部に装着して、画
像表示部71L,71R内に設けた液晶表示素子等の画
像表示素子に表示した画像情報に基づく光束を観察者の
眼球に導光することにより、該画像情報を拡大した虚像
として観察するようにしている。
【0008】本装置70ではスライドレバー78を上部
カバー77に設けた溝部77aに沿って移動することに
より、画像表示部71Lと画像表示部71Rとを連動し
て、観察者に対し左右の水平方向へ各々逆向きに移動さ
せている。
【0009】これにより、観察者の左右眼の距離に応じ
て、画像表示部71Lと画像表示部71Rとの間隔(以
下、表示部間隔と略称する)を調節している。
【0010】また、図9は従来の画像表示装置80の外
観図である。該装置80は図8の画像表示装置70と比
べ、画像表示部71Lと画像表示部71Rとを連動させ
ずに調整した点が異なり、その他の構成は略同じであ
る。
【0011】同図において、78L,78Rは画像表示
部71L,71Rに各々係合したスライドレバーであ
り、画像表示部71Lと画像表示部71Rとを独立に移
動させて表示部間隔を調節している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図8に示した画像表示
装置70では画像表示部71Lと画像表示部71Rとを
常に連動して調節する為、装置の中心と観察者の左右眼
の間隔の中心とが一致していない場合、スライドレバー
78の操作だけで左右眼の映像を良好に見られる位置に
調整することが困難であるという問題点があった。その
際観察者は装置全体の装着位置をずらして再びスライド
レバー78による間隔調整を繰り返さねばならない。
【0013】また図9に示した画像表示装置80では2
つのスライドレバー78L(78R)で左右の画像表示
部71L(71R)を独立に調整する場合、すべての観
察者が装着の際、左右のスライドレバー78L(78
R)を別々に操作し調整することが必要となり、操作が
煩雑であるという問題点があった。
【0014】また、瞳径を大きくとり、個人差にかかわ
らず全ての観察者が表示部間隔の調整を行わなくても観
察が行えるようにした画像表示装置もあるが、レンズ径
等、各要素を大きくすることが必要となる為、装置の大
型化や重量増に繋がり、装着時に観察者へ疲労感や不快
感を与えてしまうという問題点があった。
【0015】本発明は左右眼用の画像表示部の表示部間
隔の調整を、両画像表示部を連動させる状態と、連動さ
せずに画像表示部を移動させる状態とを、切り換えて行
うように構成したことにより、装置全体の小型化を図り
つつ、容易に表示部間隔の調整ができるようにした画像
表示装置の提供を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の画像表示装置
は、(a)画像表示素子に表示された画像情報を観察者
の眼前の所定位置に表示する光学系を有する一対の画像
表示部と、該一対の画像表示部の間隔を調整可能に保持
する保持部材と、該一対の画像表示部を連動させて該間
隔の調整を行う連動手段と、該連動手段の連動を解除す
る解除手段とを有し、該一対の画像表示部により表示さ
れた画像情報を該観察者の左右眼で各々観察すること、
(b)画像表示素子に表示された画像情報を観察者の眼
前の所定位置に表示する光学系を有する一対の画像表示
部と、該一対の画像表示部の間隔を調整可能に保持する
保持部材と、該一対の画像表示部を連動させて該間隔の
調整を行う連動手段と、該連動手段の一部に設けた操作
部と、該連動手段の連動を解除する解除手段とを有し、
該一対の画像表示部により表示された画像情報を該観察
者の左右眼で各々観察する際、該操作部の移動操作によ
って該1対の画像表示部の間隔の調整を行ったこと、
(c)画像表示素子に表示された画像情報を観察者の眼
前の所定位置に表示する光学系を有する一対の画像表示
部と、該一対の画像表示部の間隔を調整可能に保持する
保持部材と、該一対の画像表示部を連動させて該間隔の
調整を行う連動手段と、該連動手段の一部に設けた操作
部と、該連動手段の連動を解除する解除手段とを有し、
該一対の画像表示部により表示された画像情報を該観察
者の左右眼で各々観察する際、該観察者の左右眼の間隔
に合わせるように、該操作部の移動操作によって該一対
の画像表示部を連動させて、又は、該解除手段により該
連動手段の連動を解除し該操作部の移動操作によって片
方の画像表示部を移動させて、該1対の画像表示部の間
隔の調整を行ったこと、等を特徴としている。
【0017】特に、前記連動手段は前記一対の画像表示
部を連結する連結機構を有し、前記解除手段は該連結機
構の一部を連結関係から離脱させる機構により前記連動
を解除することや、前記連動手段は、前記一対の画像表
示部の一部に各々設けたカムフォロアに係合するカムを
設けたカム部材と、前記一対の画像表示部を連結する連
結機構と、を有していること、前記連結機構は前記1対
の画像表示部のうち一方の画像表示部の一部と係合した
ラック部材Lと、該ラック部材Lのラック部と噛合する
ピニオンギアと、該ピニオンギアと噛合し該ラック部L
のラック部と対向したラック部を有し他方の画像表示部
の一部と係合したラック部材Rとを有していること、等
を特徴としている。
【0018】
【実施例】図1は本発明の実施例1を示す画像表示装置
の要部概略図である。図2は図1の画像表示部1L,1
Rの表示部間隔の調整を行う間隔調整機構の説明図、図
3は本実施例のシステム構成を示すブロック図、図4,
図5,図6は各々本実施例の解除手段の説明図、図7は
本実施例の画像表示装置を観察者の頭部に設けたときの
説明図である。
【0019】本実施例はゴーグル状又はヘルメット等の
装置本体としての上部ケース7に一対の画像表示手段1
L,1Rを保持し、観察者の頭部にバックバンド9で装
着する画像表示装置であって、装着に際し観察者の眼の
間隔に合わせて表示部間隔を調整する機構を有した画像
表示装置の一例を示している。
【0020】本実施例では観察者の左眼用の各要素を符
号(L)を付けて表示し、右眼用の各要素を符号(R)
を付けて表示している。左眼用と右眼用の各要素は略同
一機構で対称である。この為以下の説明では主に左眼用
の各要素について説明し、右眼用の各要素は符号を付け
て同じ構成であることを示している。
【0021】図中1Lは左眼用の画像表示部、1Rは右
眼用の画像表示部であり、各々保持部としての上部ケー
ス7に摺動可能に装着している。保持部7は軽量なプラ
スチック等から成り、その湾曲部7aは人間の頭部に密
着しやすい形状、例えばU字状に成型されている。9は
保持部7の両端部に取り付けたバックバンド(ベルト)
であり、伸縮自在のゴム等から成り保持部7はベルト9
によってゴーグルのように頭部へ装着されている。
【0022】5L(5R)は照明系であり、冷陰極管や
ハロゲンランプ等の光源を有している。該照明系5L
(5R)からの光束(バックライト)は液晶パネル等の
画像表示素子4L(4R)を照明している。
【0023】画像表示素子4L(4R)に表示した画像
情報に基づく光束は光学系3L(3R)により全反射ミ
ラー2L(2R)を介して観察者の眼球24L(24
R)に導光されている。このとき光学系3L(3R)は
画像表示素子4L(4R)に表示された画像情報を観察
者の眼球の前方所定位置に拡大した虚像として表示して
いる。各要素2L,3L,4L,5L(2R,3R,4
R,5R)は画像表示部1L(1R)の一要素を構成し
ており、筐体内に収納されている。
【0024】8はスライドレバー(操作部)、8aは切
換釦である。該切換釦8aを押さずにスライドレバー8
を保持部7に設けられた溝部7aに沿って移動操作する
ことにより画像表示部1L(1R)を連動して図中矢印
1Ra,1La方向に移動させて表示部間隔を調整して
いる。また、切換釦8aを押してスライドレバー8を移
動操作することにより画像表示部1Lを独立に移動させ
て表示部間隔を調整している。
【0025】該スライドレバー8、切換釦8aは各々後
述の連動手段、解除手段の一要素を構成している。即ち
切換釦8aを押さずにスライドレバー8を移動操作する
為の各要素が連動手段を構成し、また、切換釦8aを押
してスライドレバー8を移動操作する為の各要素が解除
手段を構成している。
【0026】6L(6R)は音声を発するイヤホンであ
り、保持部7の一部にコード線を介して着脱可能に設け
られている。
【0027】図2は本実施例の間隔調整を行う機構の説
明図であり、次に同図を用いてスライドレバー8の操作
に基づく連動手段の連結機構について説明する。
【0028】図2において10はカム板であり、図1の
保持部としての上部ケース7に固定されている。カム板
10にはカム溝10aL及び10bL(10aR及び1
0bR)が各々切られており、画像表示部1L(1R)
に付された軸(カムフォロア)1aL及び1bL(13
及び1bR)が該カム溝10aL及び10bL(10a
R及び10bR)に沿ってスライド(摺動)できるよう
になっている。
【0029】11L(11R)はスライド板(ラック部
材)であり、図1の上部ケース7の内壁にガイドされて
おり矢印11La(11Ra)方向へスライド可能に保
持されている。
【0030】スライド板11L(11R)には画像表示
部1L(1R)に付された軸1aL(13)と係合する
為の穴11aL(11aR)が配されている。11bL
(11bR)はラック部であり、後述のピニオンギア1
2と噛み合っている。
【0031】ピニオンギア12はスライド板11Lとス
ライド板11Rのスライド方向を逆にしており、カム板
10に立てられた軸10cを中心に回動可能となってい
る。
【0032】スライド板11Rは穴11cRを有してお
り、該穴11cRとスライドレバー8の下部に設けた軸
8dとが嵌合し、スライドレバー8と一体的に移動して
いる。
【0033】本実施例において、スライド板11L,1
1Rや、ピニオンギア12は画像表示部1R(1L)を
連結する連結機構の一要素を構成している。
【0034】次に本実施例の解除手段について図4,図
5,図6を用いて説明する。
【0035】図4〜図6において、軸13は下端面を板
バネ14で上方向に付勢され、上端面が切換釦8と当接
するように、画像表示部1Rの筐体に設けた穴1Rbに
上下動自在に嵌挿されている。
【0036】スライドレバー8は、切換釦8aや、該切
換釦8aを弾性的に支持するつなぎ部8b、軸13を押
し込む為の先端部8c、スライド板11Rの穴11CR
と係合する軸部8d、そしてスライド板11Rに掛止す
る掛止部8eを有している。
【0037】図4(A)は切換釦8aが押されていない
状態であり、この状態で操作者がスライドレバー8を溝
部7aに沿って操作することにより軸部8dで係合して
いるスライド板11Rを矢印11Ra方向に移動させる
と共に、スライド板11Rの穴11aRと係合している
軸13を介して、画像表示部1Rを矢印1Ra方向に移
動している。
【0038】そして、図5は切換釦8aが押された状態
である。操作者により切換釦8aが押されると、掛止部
8eがスライド板11Rで掛止し、スライド板11Rの
厚さtと略同程度の高さhを有する先端部8cが軸13
を穴11aRと係合しない位置まで押し下げている。
【0039】これによりスライド板11Rの移動が画像
表示部1Rに伝達されない状態となる、即ち画像表示部
1Lと画像表示部1Rとの連動を解除している。
【0040】本実施例において、一旦切換釦8aを押し
たままスライドレバー8を移動すると、図6に示した如
くスライド板11Rの移動と関係なく、該スライド板1
1Rの下面に当接した状態となり、再び穴11aRと軸
13との位置が一致して、バネ14の付勢力により該穴
11aRと軸13とが係合した(図4(A))状態とな
るまで、前記連動を解除した状態を維持している。
【0041】本実施例では、上記のような構成におい
て、画像表示素子5R(5L)に表示された画像情報を
光学系3L(3R)を介して観察者の眼前の所定位置に
虚像として拡大表示する画像表示部1L(1R)を、各
々該観察者の左右の眼に対応させて配置し、保持部材7
で間隔を調整可能に保持している。
【0042】そして、スライドレバー8や、カム部材1
0、軸13、及び該画像表示部1L(1R)を連結する
連結機構等を有する連動手段により、該画像表示部1L
(1R)を所定方向に移動させ、間隔調整を行ってい
る。
【0043】切換釦8aや、板バネ14等は解除手段の
一要素を構成しており、軸13を該連結機構の連結関係
から離脱(軸13を穴11aRと係合しない位置まで退
動させる)させている。
【0044】これにより、切換釦8aを押していない状
態では、スライドレバー8の操作に伴い、スライドレバ
ー8の軸8dと穴11cRとで係合しているスライド板
11Rが該スライドレバー8と同方向へスライドする。
【0045】該スライド板11Rのスライドにより、ラ
ック部11bRがギア12を回転させ、ラック部11b
Lを介してスライド板11Lをスライド板11Rと逆方
向へ同量スライドさせる。
【0046】画像表示部1L(1R)は夫々軸1aL及
び軸13を介してスライド板11L(11R)と連動
し、カム板10の溝部10aL及び10bL(10aR
及び10bR)に案内されて互いに逆向きで矢印1La
(1Rb)方向に移動する。
【0047】これにより画像表示部1L(1R)はスラ
イドレバー8の操作により該画像表示部1L(1R)間
の略中心を軸とし、左右対称に移動している。
【0048】一方、切換釦8aを押しつつスライドレバ
ー8を移動した場合、軸13が押し込まれ、画像表示部
1L(1R)の連動を解除している。即ちスライドレバ
ー8の操作により左眼用画像表示部1Lのみがスライド
移動する。
【0049】本実施例において表示部間隔の調整は、先
ず画像表示部1L(1R)が連動する間隔調整を行い、
該調整で合わせきれぬ場合には、画像表示部1Rを合わ
せた後、切換釦8aを押し、画像表示部1Lを合わせれ
ば良い。
【0050】次に図3,図7を用いて本実施例の電気的
手段や光学的手段を含めた全体的なシステム構成を説明
する。
【0051】同図において15は画像表示素子としての
液晶パネルの駆動用電源、16は液晶パネル15の照明
用であるバックライト用のインバータ電源、17は音声
の為のアンプ用電源である。
【0052】これらの各電源は電源ジャック18よりメ
インスイッチ19aを介して供給されている。19cは
画像入力端子であり、画像信号はRGBプロセス回路2
0に入力されて各々所定の色光に基づいて信号処理され
る。このRGBプロセス回路20で信号処理されたR
(赤),G(緑),B(青)の各色光の信号はコントロ
ーラ回路21に入力されドライバ回路22を介して液晶
パネル4L,4Rを駆動する。これによりカラーの画像
情報の表示を行っている。
【0053】19dは音声入力端子である。該音声入力
端子19dからの音声信号はアンプ23を介してイヤホ
ン6L,6Rを鳴らす。19bはイヤホン6L,6Rの
音量調節ボリュームである。
【0054】19は該メインスイッチ19a、音量調節
ボリューム19b、画像入力端子19c、音声入力端子
19dを配したターミナルボックスである。
【0055】図7において、画像表示素子としての液晶
パネル4L,4R上に映し出された画像情報は照明系5
L,5Rからのバックライトにより照明される。そして
該画像情報は光学系3L,3Rによりミラー2で反射し
て方向が変えられ、眼球24L,24Rの前方所定位置
に投影されるように構成されている。
【0056】本実施例ではミラー2は全反射ミラーとし
たが、ハーフミラーを用いて画像表示素子4L,4Rで
表示された画像情報と外界の画像情報とを空間的に重畳
して、双方の画像情報を同一視野で観察するようにして
も良い。
【0057】又本実施例では画像表示素子4L,4Rを
バックライトにより照明を行っているが、バックライト
を排除し、外光が画像表示素子4L,4Rに直接若しく
は拡散板を介して入る構造として外光で照明するように
しても良い。その際には図3のバックライト用のインバ
ータ電源15及び照明系5L,5R等は不要となる。L
aは左右眼球の眼球間距離の中心線、Lbは画像表示部
1Lと画像表示部1Rの光軸間距離の中心線であり、観
察者は中心線Laと中心線Lbとの相対的なずれ量が大
きくなり過ぎた時に、前述の機構により左眼用の画像表
示部1Lのみを移動させて間隔調整を行っている。
【0058】これにより中心線Laと中心線Lbとがず
れた場合でも、本装置を装着し直すことや、画像表示部
1L(1R)を常に独立に調整すること等の、煩わしい
操作を必要とせずに間隔調整を行える様にしている。
【0059】また、本実施例ではスライドレバー8に切
換釦8aを設けており、これにより独立の状態であって
も連動した状態であっても、一つの動作で間隔調整が行
えるようにしている。
【0060】本実施例において、画像表示部1Lのみ移
動する間隔調整を行った後は、左眼用画像表示部1Lと
右眼用画像表示部1Rとが対称位置に戻らないと、両目
の画像表示部1L(1R)が接離移動する間隔調整に戻
らず、対称性が保障される様にしている。
【0061】また本発明は画像表示部1Lのみ移動する
間隔調整を行った後も、画像表示部1L(1R)が接離
移動する間隔調整を行うように構成し、例えば一旦画像
表示部1L(1R)を連動して視界から退避させた後、
再び眼前に戻す等の際、中心線La,Lbを合わせ直す
必要がない様にしても良い。
【0062】尚、本実施例において、解除手段は片側の
画像表示部1Rにのみ設けたが、本発明はこれに限らず
解除手段を複数設けても良く、例えば双方の画像表示部
1L(1R)に本実施例と同様の解除手段を設けて、操
作し易い方を適宜選択するように構成しても良い。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、左右眼用の画像表示部
の表示部間隔の調整を、両画像表示部を連動させる状態
と、連動させずに画像表示部を移動させる状態とを、切
り換えて行うように構成したことにより、装置全体の小
型化を図りつつ、容易に表示部間隔の調整ができるよう
にした画像表示装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図
【図2】 図1の画像表示手段1L,1Rの表示画像
の間隔調整を行う間隔調整機構の説明図
【図3】 実施例1のシステム構成を示すブロック図
【図4】 実施例1の解除手段の説明図
【図5】 実施例1の解除手段の説明図
【図6】 実施例1の解除手段の説明図
【図7】 本実施例の光学系の要部概略図
【図8】 従来の画像表示装置の要部概略図
【図9】 従来の画像表示装置の要部概略図
【符号の説明】
1L,1R 画像表示部 2L,2R 全反射ミラー 3L,3R 光学系 4L,4R 画像表示素子 5L,5R 照明系 6L,6R イヤホン 7 保持部 8 スライドレバー 9 バックバンド 24L,24R 眼球

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示素子に表示された画像情報を観
    察者の眼前の所定位置に表示する光学系を有する一対の
    画像表示部と、該一対の画像表示部の間隔を調整可能に
    保持する保持部材と、該一対の画像表示部を連動させて
    該間隔の調整を行う連動手段と、該連動手段の連動を解
    除する解除手段とを有し、該一対の画像表示部により表
    示された画像情報を該観察者の左右眼で各々観察するこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 画像表示素子に表示された画像情報を観
    察者の眼前の所定位置に表示する光学系を有する一対の
    画像表示部と、該一対の画像表示部の間隔を調整可能に
    保持する保持部材と、該一対の画像表示部を連動させて
    該間隔の調整を行う連動手段と、該連動手段の一部に設
    けた操作部と、該連動手段の連動を解除する解除手段と
    を有し、該一対の画像表示部により表示された画像情報
    を該観察者の左右眼で各々観察する際、該操作部の移動
    操作によって該1対の画像表示部の間隔の調整を行った
    ことを特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 画像表示素子に表示された画像情報を観
    察者の眼前の所定位置に表示する光学系を有する一対の
    画像表示部と、該一対の画像表示部の間隔を調整可能に
    保持する保持部材と、該一対の画像表示部を連動させて
    該間隔の調整を行う連動手段と、該連動手段の一部に設
    けた操作部と、該連動手段の連動を解除する解除手段と
    を有し、該一対の画像表示部により表示された画像情報
    を該観察者の左右眼で各々観察する際、該観察者の左右
    眼の間隔に合わせるように、該操作部の移動操作によっ
    て該一対の画像表示部を連動させて、又は、該解除手段
    により該連動手段の連動を解除し該操作部の移動操作に
    よって片方の画像表示部を移動させて、該1対の画像表
    示部の間隔の調整を行ったことを特徴とする画像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記連動手段は前記一対の画像表示部を
    連結する連結機構を有し、前記解除手段は該連結機構の
    一部を連結関係から離脱させる機構により前記連動を解
    除することを特徴とする請求項1,2又は3の画像表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記連動手段は、前記一対の画像表示部
    の一部に各々設けたカムフォロアに係合するカムを設け
    たカム部材と、前記一対の画像表示部を連結する連結機
    構と、を有していることを特徴とする請求項1,2,3
    又は4の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記連結機構は前記1対の画像表示部の
    うち一方の画像表示部の一部と係合したラック部材L
    と、該ラック部材Lのラック部と噛合するピニオンギア
    と、該ピニオンギアと噛合し該ラック部Lのラック部と
    対向したラック部を有し他方の画像表示部の一部と係合
    したラック部材Rとを有していることを特徴とする請求
    項4又は5の画像表示装置。
JP9696194A 1994-04-11 1994-04-11 画像表示装置 Pending JPH07281124A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9696194A JPH07281124A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9696194A JPH07281124A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 画像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07281124A true JPH07281124A (ja) 1995-10-27

Family

ID=14178853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9696194A Pending JPH07281124A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07281124A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006209144A (ja) * 2006-03-20 2006-08-10 Sony Corp 画像表示装置
JP2006301180A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Shimadzu Corp 表示装置
JP2008165063A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Scalar Corp ヘッドマウントディスプレイ
JP2015213271A (ja) * 2014-05-07 2015-11-26 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置
WO2022210772A1 (ja) * 2021-04-02 2022-10-06 ViXion株式会社 眼鏡及び眼鏡フレーム並びに位置調整機構

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006301180A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Shimadzu Corp 表示装置
JP2006209144A (ja) * 2006-03-20 2006-08-10 Sony Corp 画像表示装置
JP2008165063A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Scalar Corp ヘッドマウントディスプレイ
JP2015213271A (ja) * 2014-05-07 2015-11-26 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置
WO2022210772A1 (ja) * 2021-04-02 2022-10-06 ViXion株式会社 眼鏡及び眼鏡フレーム並びに位置調整機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5034809A (en) Personal video viewing apparatus
US6943955B2 (en) Stereoscopic display system having a single display
US7193584B2 (en) Wearable display apparatus
US7595933B2 (en) Head mounted display system
EP0595705B1 (en) Head-mounted image display apparatus
JP5133925B2 (ja) 頭部装着型画像表示装置
EP1623581B1 (en) Display device and method of displaying data thereon
US6064353A (en) Multi-eye image display apparatus
JPH09105885A (ja) 頭部搭載型の立体画像表示装置
JP2011528814A (ja) めがね型ディスプレイ装置
ATE220841T1 (de) Bildübertragungsgerät
JP6197274B2 (ja) 視標呈示装置
JP2001186442A (ja) 映像表示装置
JP3464197B2 (ja) 立体視用表示装置及びこれを利用した内視鏡並びに顕微鏡
JPH07281124A (ja) 画像表示装置
JPH07239447A (ja) 画像表示装置
JP4423776B2 (ja) 映像表示装置
US20040169769A1 (en) Digital camera and photographing display for displaying images
KR100293692B1 (ko) 입체영상표시장치
JPH1195158A (ja) 映像観察装置
KR100438816B1 (ko) 개인용 입체영상 헤드마운트 디스플레이 장치
JPH08125947A (ja) 画像表示装置
KR19990069140A (ko) 입체영상 표시장치
JPH08106114A (ja) 視度調節装置
JPH11196352A (ja) ヘッドマウント型映像表示装置