JPH07281072A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH07281072A
JPH07281072A JP9802994A JP9802994A JPH07281072A JP H07281072 A JPH07281072 A JP H07281072A JP 9802994 A JP9802994 A JP 9802994A JP 9802994 A JP9802994 A JP 9802994A JP H07281072 A JPH07281072 A JP H07281072A
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JP
Japan
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lens
focus
lens group
zoom
variable power
Prior art date
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Application number
JP9802994A
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English (en)
Inventor
Hiroto Okawara
裕人 大川原
Taeko Tanaka
妙子 田中
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to SG9800306A priority patent/SG102527A1/en
Priority to DE69519050T priority patent/DE69519050T2/de
Priority to CN95104340A priority patent/CN1114126C/zh
Priority to KR1019950008462A priority patent/KR0173159B1/ko
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイドアタッチメントレンズなどの変換レン
ズ群装着時に合焦を保持しながら強制ズーム動作を行う
ことができるとともに、自動焦点調節に対する応答性を
向上させることができるカメラを提供する。 【構成】 カメラは、変倍動作を行うための変倍レンズ
102および焦点調節を行うためのフォーカスコンペレ
ンズ105が設けられているズームレンズ100と、ズ
ムーレンズ100に着脱可能なワイドアタッチメントレ
ンズ121とを備える。ワイドアタッチメントレンズ1
21のズームレンズ100への装着に伴い変倍レンズ1
02が所定位置に強制的に移動されるとき、倍レンズ1
02の強制移動に伴い変化する変倍レンズ102の移動
時に対するフォーカスコンペレンズ105の合焦位置が
算出され、フォーカスコンペレンズ105は算出された
合焦位置に追従しながら移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ズームレンズと、ズー
ムレンズに着脱可能でありかつ装着時にズームレンズの
焦点距離およびその拡大率を変更するためのレンズとを
備えるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被写体を光学画像に変換し、この
光学画像を記録するカメラとして、ズームレンズと、ズ
ームレンズに着脱可能でありかつ装着時にズームレンズ
の焦点距離およびその拡大率を変更するためのレンズと
を備えるものがる。
【0003】次に、このズームレンズとズームレンズに
着脱可能でありかつ装着時にズームレンズの焦点距離お
よびその拡大率を変更するためのレンズとについて図を
参照しながら説明する。図13は従来のカメラに搭載さ
れているズームレンズと装着されているズームレンズの
焦点距離およびその拡大率を変更するためのレンズとを
示す構成図である。
【0004】ズームレンズ100は、図13に示すよう
に、筐体に固定されている第1のレンズ群101を有す
る。第1のレンズ群101の後方には、変倍を行うため
の第2のレンズ群(以下、変倍レンズという)102が
配置され、変倍レンズ102は第1のレンズ群101の
光軸と一致する光軸を有する。変倍レンズ102は駆動
手段で(図示せず)で変倍レンズ102の光軸と平行に
移動され、この移動によって変倍が行われる。
【0005】変倍レンズ102の後方には、光量を調節
するための絞り103が配置されている。絞り103の
後方には、筐体に固定されている第3のレンズ群104
が配置されている。第3のレンズ群104は、変倍レン
ズ102の光軸に一致する光軸を有する。
【0006】第3のレンズ群104の後方には、第4の
レンズ群(以下、フォーカスコンペレンズという)10
5が配置され、フォーカスコンペレンズ105は、焦点
調節機能と、変倍による焦点面の移動を補正する、いわ
ゆるコンペ機能とを有する。フォーカスコンペレンズ1
05の光軸は、第3のレンズ群104の光軸に一致す
る。フォーカスコンペレンズ105は前記駆動手段でフ
ォーカスコンペレンズ105の光軸に平行に移動され、
この移動によって焦点調節機能およびコンペ機能が実行
される。
【0007】ズームレンズ100の後方、すなわちフォ
ーカスコンペレンズ105の後方には、CCD106が
配置されている。CCD106のフォーカスコンペレン
ズ105に対向する面には、被写体の光学画像が結像さ
れる撮像面が設けられている。
【0008】ズームレンズ100には、その焦点距離お
よび拡大率を変更するためのワイドアッタチメントレン
ズ121が離脱可能に装着されている。ワイドアタッチ
メントレンズ121がズームレンズ100に装着される
とき、ワイドアタッチメントレンズ121は、その光軸
が第1のレンズ群101の光軸に一致するように第1の
レンズ群101の前方に配置される。
【0009】次に、ズームレンズ100のワイドアタッ
チメントレンズ121の非装着時における焦点距離(変
倍レンズ102位置)とフォーカスコンペレンズ105
位置との関係および装着時における焦点距離(変倍レン
ズ102位置)とフォーカスコンペレンズ105位置と
の関係について図を参照しながら説明する。図14は図
13のズームレンズのワイドアタッチメントレンズ非装
着時における焦点距離(変倍レンズ位置)とフォーカス
コンペレンズ位置との関係および装着時における焦点距
離(変倍レンズ位置)とフォーカスコンペレンズ位置と
の関係を示す図、図15は図13のズームレンズのワイ
ドアタッチメントレンズ非装着時におけるズーム位置と
フォーカス位置との関係を示す図、図16は図13のズ
ームレンズのワイドアタッチメントレンズ非装着時にお
けるフォーカスコンペレンズ位置とズームレンズ位置と
の関係を示す図である。
【0010】まず、ズームレンズ100のワイドアタッ
チメントレンズ121非装着時における焦点距離(変倍
レンズ102)とフォーカスコンペレンズ105位置と
の関係について説明する。
【0011】ズームレンズ100の焦点距離が所定の焦
点距離に設定されているとき、CCD106の撮像面に
光学画像を結像させるフォーカスコンペレンズ105の
位置すなわちフォーカスコンペレンズ105の合焦位置
は、図14(a)に示すように、被写体距離に応じて変
化する。また、被写体距離が一定であるとき、フォーカ
スコンペレンズ105の合焦位置は、焦点距離すなわち
変倍レンズ102の位置に応じて変化する。よって、フ
ォーカスコンペレンズ105を設定された焦点距離と被
写体距離とから決定される曲線に沿って移動することに
よって明瞭な光学画像が得られる。
【0012】次に、上述の曲線の追跡方法について説明
する。
【0013】図15を参照するに、ズームレンズ100
のワイドアタッチメントレンズ121非装着時における
焦点距離(変倍レンズ102)とフォーカスコンペレン
ズ105位置との関係を示す第1の曲線f1は、変倍レ
ンズ102の位置z0,z1,z2,…,z6とフォーカス
コンペレンズ105の位置a0,a1,a2,…,a6とで
規定され、z0,z1,z2,…,z6とa0,a1,a2,
…,a6はそれぞれレンズ制御用マイコンに格納されて
いる。同様に、第2の曲線f2は、変倍レンズ102の
位置z0,z1,z2,…,z6とフォーカスコンペレンズ
105の位置b0,b1,b2,…,b6とで規定され、z
0,z1,z2,…,z6とb0,b1,b2,…,b6はそれ
ぞれレンズ制御用マイコンに格納されている。
【0014】これに対し、第3の曲線f3は、第1の曲
線f1と第2の曲線f2とから求められた曲線であり、
変倍レンズ102の位置z0,z1,z2,…,z6とフォ
ーカスコンペレンズ105の位置p0,p1,p2,…,
p6とで規定される。z0,z1,z2,…,z6とp0,p
1,p2,…,p6はそれぞれレンズ制御用マイコンに格
納されている。
【0015】p0,p1,p2,…,p6は、次の式から算
出される。
【0016】
【数1】 p(n+1)={|p(n)−a(n)|/|b(n)−a(n)|} *{|b(n+1)−a(n+1)|}+a(n+1) …(1) この(1)式によれば、フォーカスコンペレンズ105
がp0の位置にあるとき、p0が線分b0−a0を内分する
比が求められ、この比に従い線分b1−a1を内分するが
点p1となる。このp1−p0の位置差と、変倍レンズ1
02のz0〜z1までの移動に要する時間から、合焦を保
つための移動速度が分かる。
【0017】次に、変倍レンズ102の位置方向の内挿
方法について図16を参照しながら説明する。なお、図
16中の変倍レンズの位置は任意に設定され、レンズ制
御マイコンに記憶されている代表軌跡位置(変倍レンズ
位置に対するフォーカスレンズ位置)は、変倍レンズ位
置z0,z1,z2,…,znと、被写体距離毎のa0,a
1,a2,…,an,b0,b1,b2,…,bnとで表
す。
【0018】変倍レンズ102位置がズーム境界上でな
いzxにあり、フォーカスコンペレンズ105がpxにあ
るとき、ax,bxは次の式から求められる。
【0019】
【数2】 ax=ak−(zk−zx)*(ak−ak-1)/(zk−zk-1) …(2)
【0020】
【数3】 bx=bk−(zk−zx)*(bk−bk-1)/(zk−zk-1) …(3) 上述の各式から、現在の変倍レンズ102位置とそれを
挟む2つのズーム境界位置(例えば、図16に示すz
k,zk-1)から得られる内分比に従い,記憶されている
4つの代表軌跡データ(図16に示すak,ak-1,b
k,bk-1)の内の同一被写体距離のものを前記内分比で
内分することによってax,bxが求められる。
【0021】また、ax,px,bxから得られる内分比
に従い,記憶されている4つの代表データ(図16に示
すak,ak-1,bk,bk-1)の内の同一焦点距離のもの
を(1)式のように前記内分比で内分することによって
pk,pk-1が求められる。
【0022】さらに、ワイド側からテレ側へのズーム
時、追従先フォーカス位置と現フォーカス位置との位置
差と、変倍レンズ102のzxからzkまでの移動に要す
る時間とから、合焦を保つためのフォーカスコンペレン
ズ105の移動速度が分かる。
【0023】よって、ズームレンズ100のワイドアタ
ッチメントレンズ121非装着時における焦点距離(変
倍レンズ102)とフォーカスコンペレンズ105位置
との関係を示す曲線を追従することができる。
【0024】次に、ズームレンズ100のワイドアタッ
チメントレンズ121装着時における焦点距離(変倍レ
ンズ102)とフォーカスコンペレンズ105位置との
関係について説明する。
【0025】ズームレンズ100の焦点距離が所定の焦
点距離に設定されているとき、フォーカスコンペレンズ
105の合焦位置は、図14(b)に示すように、被写
体距離に応じて変化し、被写体距離が一定であるとき、
フォーカスコンペレンズ105の合焦位置は、焦点距離
すなわち変倍レンズ102の位置に応じて変化する。し
かし、図14(b)から明らかなように、被写体距離毎
に規定される焦点距離とフォーカスコンペレンズ105
位置との関係を示す曲線はワイドアタッチメントレンズ
121の装着時における被写体距離毎に規定される焦点
距離とフォーカスコンペレンズ105位置との関係を示
す曲線と異なり、焦点距離が限界値301を超えると、
被写体距離毎に規定される焦点距離とフォーカスコンペ
レンズ105位置との関係を示す曲線は合焦可能領域外
に発散している。よって、焦点距離が限界値301内に
あるとき、すなわち焦点距離がワイド端側の値の設定さ
れているとき、フォーカスコンペレンズ105による焦
点調節は可能であるが、焦点距離が限界値301より大
きくなるとき、すなわち焦点距離がテレ端側の値の設定
されているとき、フォーカスコンペレンズ105による
焦点調節は不可能となり、焦点距離がワイド端側になる
ような位置に変倍レンズ102を移動し、この位置で固
定する方法が採られている、すなわち変倍レンズ102
は所定の位置に固定され、ワイドアタッチメントレンズ
121装着時におけるズーム動作が禁止される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ワイドアタッ
チメントレンズ121装着時に変倍レンズ102が所定
の固定位置まで移動されるとき、被写体距離毎に規定さ
れる焦点距離とフォーカスコンペレンズ105位置との
関係を示す曲線はワイドアタッチメントレンズ121の
装着時における被写体距離毎に規定される焦点距離とフ
ォーカスコンペレンズ105位置との関係を示す曲線と
異なるから、焦点調節が変倍レンズ102の移動に追従
できず、合焦を保持することができない。すなわち変倍
レンズ102が所定の固定位置まで移動されるまで大き
なボケが発生し、また、変倍レンズ102の所定の固定
位置到達後から合焦するまでに長い時間が掛かる。
【0027】本発明の目的は、ワイドアタッチメントレ
ンズなどの変換レンズ群装着時に合焦を保持しながら強
制ズーム動作を行うことができるとともに、自動焦点調
節に対する応答性を向上させることができるカメラを提
供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光軸に対する平行移動によって第1の焦点距離範囲内で
焦点距離を変更する変倍動作を行うための変倍レンズ群
および前記変倍レンズの変倍動作によって規定される合
焦位置を調節する焦点調節を行うための焦点調節レンズ
群が設けられているズームレンズと、前記ズムーレンズ
に着脱可能な変換レンズ群であって前記ズームレンズに
装着されているときに前記ズームレンズの合焦可能な焦
点距離範囲を前記第1の焦点距離範囲から第2の焦点距
離範囲に制限するとともに拡大率を変更する変換レンズ
群と、予め被写体距離に応じて設定されている前記変倍
レンズ群に対する前記焦点調節レンズ群の合焦位置デー
タ、前記変倍レンズ群の現在位置データおよび前記焦点
調節レンズ群の現在位置データに基づき前記変倍レンズ
群の移動時に対する前記焦点調節レンズ群の合焦位置を
算出する演算手段と、前記演算手段が算出した前記変倍
レンズ群の移動に対する前記焦点調節レンズ群の合焦位
置に前記焦点調節レンズを移動させる駆動手段とを備
え、前記変換レンズ群の前記ズームレンズへの装着に伴
い前記変倍レンズ群が前記第2の焦点距離範囲内の所定
位置に強制的に移動されるとき、前記演算手段は前記変
倍レンズ群の強制移動に伴い変化する前記変倍レンズ群
の移動時に対する前記焦点調節レンズ群の合焦位置を算
出し、前記駆動手段は前記演算手段が算出した合焦位置
に追従させながら前記焦点調節レンズ群を移動させるこ
とを特徴とする。
【0029】請求項2記載の発明は、請求項1記載のカ
メラにおいて、前記予め被写体距離に応じて設定されて
いる前記変倍レンズ群に対する前記焦点調節レンズ群の
合焦位置データは、第1の合焦位置データを有し、前記
変換レンズ群の前記ズームレンズへの装着に伴い前記変
倍レンズ群が前記第2の焦点距離範囲内の所定位置に強
制的に移動されるとき、前記演算手段は前記第1の合焦
位置データを前記焦点調節レンズ群の合焦位置の算出に
用いることを特徴とする。
【0030】請求項3記載の発明は、請求項1記載のカ
メラにおいて、前記予め被写体距離に応じて設定されて
いる前記変倍レンズ群に対する前記焦点調節レンズ群の
合焦位置データは、第1の合焦位置データを有し、前記
変換レンズ群の前記ズームレンズへの装着に伴い前記変
倍レンズ群が前記第2の焦点距離範囲内の所定位置に強
制的に移動されるとき、前記演算手段は前記第1の合焦
位置データに予め設定されている値を加算することによ
って求められる第2の合焦位置データを前記焦点調節レ
ンズ群の合焦位置の算出に用いることを特徴とする。
【0031】請求項4記載の発明は、請求項1記載のカ
メラにおいて、前記予め被写体距離に応じて設定されて
いる前記変倍レンズ群に対する前記焦点調節レンズ群の
合焦位置データは、第1の合焦位置データおよび第2の
合焦位置データを有し、前記変換レンズ群の前記ズーム
レンズへの装着に伴い前記変倍レンズ群が前記第2の焦
点距離範囲内の所定位置に強制的に移動されるとき、前
記演算手段は前記第1の合焦位置データおよび第2の合
焦位置データの内からいずれか一方を選択し、この選択
された合焦位置データを前記焦点調節レンズ群の合焦位
置の算出に用いることを特徴とする。
【0032】請求項5記載の発明は、請求項1記載のカ
メラにおいて、前記変換レンズ群の装着前の撮影対象の
被写体距離を前記変倍レンズ群の位置と前記焦点調節レ
ンズ群の位置とに基づき特定する被写体距離特定手段を
備え、前記変換レンズ群の前記ズームレンズへの装着に
伴い前記変倍レンズ群が前記第2の焦点距離範囲内の所
定位置に強制的に移動されるとき、前記演算手段は前記
被写体距離特定手段が特定した被写体距離の合焦位置を
算出し、前記駆動手段は前記演算手段が算出した合焦位
置に追従させながら前記被写体距離の合焦位置まで前記
焦点調節レンズ群を移動させることを特徴とする。
【0033】
【作用】請求項1記載のカメラでは、変換レンズ群のズ
ームレンズへの装着に伴い変倍レンズ群が第2の焦点距
離範囲内の所定位置に強制的に移動されるとき、演算手
段で変倍レンズ群の強制移動に伴い変化する変倍レンズ
群の移動時に対する焦点調節レンズ群の合焦位置を算出
し、駆動手段で演算手段が算出した合焦位置に追従させ
ながら焦点調節レンズ群を移動させる。
【0034】請求項2記載のカメラでは、予め被写体距
離に応じて設定されている変倍レンズ群に対する焦点調
節レンズ群の合焦位置データが第1の合焦位置データを
有し、変換レンズ群のズームレンズへの装着に伴い変倍
レンズ群が第2の焦点距離範囲内の所定位置に強制的に
移動されるとき、演算手段が第1の合焦位置データを焦
点調節レンズ群の合焦位置の算出に用いる。
【0035】請求項3記載のカメラでは、予め被写体距
離に応じて設定されている前記変倍レンズ群に対する焦
点調節レンズ群の合焦位置データが第1の合焦位置デー
タを有し、変換レンズ群のズームレンズへの装着に伴い
変倍レンズ群が第2の焦点距離範囲内の所定位置に強制
的に移動されるとき、演算手段が第1の合焦位置データ
に予め設定されている値を加算することによって求めら
れる第2の合焦位置データを焦点調節レンズ群の合焦位
置の算出に用いる。
【0036】請求項4記載のカメラでは、予め被写体距
離に応じて設定されている変倍レンズ群に対する焦点調
節レンズ群の合焦位置データが第1の合焦位置データお
よび第2の合焦位置データを有し、変換レンズ群のズー
ムレンズへの装着に伴い変倍レンズ群が第2の焦点距離
範囲内の所定位置に強制的に移動されるとき、演算手段
が前記第1の合焦位置データおよび第2の合焦位置デー
タの内からいずれか一方を選択し、この選択された合焦
位置データを前記焦点調節レンズ群の合焦位置の算出に
用いる。
【0037】請求項5記載のカメラでは、被写体距離特
定手段で変換レンズ群の装着前の撮影対象の被写体距離
を変倍レンズ群の位置と焦点調節レンズ群の位置とに基
づき特定し、変換レンズ群のズームレンズへの装着に伴
い変倍レンズ群が第2の焦点距離範囲内の所定位置に強
制的に移動されるとき、演算手段で被写体距離特定手段
が特定した被写体距離の合焦位置を算出し、駆動手段で
演算手段が算出した合焦位置に追従させながら被写体距
離の合焦位置まで焦点調節レンズ群を移動させる。
【0038】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図を参照し
ながら説明する。
【0039】(第1実施例)図1は本発明のカメラの第
1実施例の構成を示すブロック図である。
【0040】本実施例におけるカメラは、図1に示すよ
うに、第1の焦点距離範囲内で焦点距離が調節されかつ
倍率が1倍から12倍までに変更されるズームレンズ1
00を備える。ズームレンズ100は、図1に示すよう
に、筐体に固定されている第1のレンズ群101を有す
る。第1のレンズ群101の後方には、変倍を行うため
の第2のレンズ群(以下、変倍レンズという)102が
配置され、変倍レンズ102は第1のレンズ群101の
光軸と一致する光軸を有する。
【0041】変倍レンズ102は変倍レンズモータ11
6で変倍レンズ102の光軸と平行に移動され、この移
動によって変倍が行われる。変倍レンズモータ116は
ステッピングモータからなる。
【0042】変倍レンズ102の後方には、光量を調節
するための絞り103が配置されている。絞り103の
後方には、筐体に固定されている第3のレンズ群104
が配置されている。第3のレンズ群104は、変倍レン
ズ102の光軸に一致する光軸を有する。
【0043】第3のレンズ群104の後方には、第4の
レンズ群(以下、フォーカスコンペレンズという)10
5が配置され、フォーカスコンペレンズ105は、焦点
調節機能と、変倍による焦点面の移動を補正する、いわ
ゆるコンペ機能とを有する。フォーカスコンペレンズ1
05の光軸は、第3のレンズ群104の光軸に一致す
る。
【0044】フォーカスコンペレンズ105はフォーカ
スコンペレンズモータ120でフォーカスコンペレンズ
105の光軸に平行に移動され、この移動によって焦点
調節機能およびコンペ機能が実行される。フォーカスコ
ンペレンズモータ120はステッピングモータからな
る。
【0045】ズームレンズ100の後方、すなわちフォ
ーカスコンペレンズ105の後方には、CCD106が
配置されている。CCD106のフォーカスコンペレン
ズ105に対向する面には、被写体の光学画像が結像さ
れる撮像面が設けられている。
【0046】CCD106は、その撮像面に結像された
光学画像を光電変換によって映像信号に変換し、この映
像信号は増幅器107で増幅された後にカメラ信号処理
回路108、AF評価値処理回路114および絞り制御
回路112に与えられる。
【0047】カメラ信号処理回路108は、入力された
映像信号に対し所定の処理を施した後に出力する。カメ
ラ信号処理回路108からの映像信号は、増幅器109
で所定のレベルまで増幅された後に、LCD表示回路1
10に与えられる。LCD表示回路110は、映像信号
に対し所定の処理を施した後にLCD111に出力す
る。LCD111は液晶表示装置からなり、この液晶表
示装置は、映像信号が示す映像とともにキャラクタジェ
ネレータ126からの撮影情報を示すキャラクタを表示
する。
【0048】絞り制御回路112は、入力された映像信
号のレベルに応じて絞り103の開度を制御するための
制御信号を生成する。絞り制御回路112からの制御信
号はIGドライバ113に与えられ、IGドライバ11
3は制御信号に基づきIGメータ113aを駆動する。
IGメータ113aの駆動によって絞り103の開度が
所定の値になるように調整され、光量調節が行われる。
【0049】AF評価値処理回路114は、枠生成回路
116からのゲート信号に基づき測距枠内の映像信号の
高周波成分を抽出し、この抽出された高周波成分に基づ
き焦点合せの度合を示すAF評価信号を生成する。
【0050】AF評価値処理回路114で生成されたA
F評価信号は、AFマイコン115に与えられる。AF
マイコン115は、後述するワイドアタッチメントレン
ズ装着検出スイッチ123からの検出信号を取り込み、
この検出信号およびAF評価信号に基づき変倍レンズ1
02の移動に対する制御信号、フォーカスコンペレンズ
105の移動に対する制御信号、および測距枠の変更を
指示する指示信号を生成する。変倍レンズ102の移動
に対する制御信号は変倍レンズドライバ117に与えら
れ、フォーカスコンペレンズ105の移動に対する制御
信号はフォーカスコンペレンズドライバ119に与えら
れ、測距枠の変更を指示する指示信号は枠生成回路11
6に与えられる。
【0051】変倍ドライバ117は、AFマイコン11
5からの制御信号に基づき変倍レンズモータ116を駆
動し、変倍レンズモータ116の駆動によって変倍レン
ズ102はその光軸方向に移動される。
【0052】フォーカスレンズコンペドライバ119
は、AFマイコン115からの制御信号に基づきフォー
カスコンペレンズモータ120を駆動し、フォーカスコ
ンペレンズモータ120の駆動によってフォーカスコン
ペレンズ105はその光軸方向に移動される。
【0053】AFマイコン115は、相互に通信可能に
システムコントローラ(以下、シスコン)124に接続
されている。シスコン124は、ズームSWユニット1
25から現在設定されているズームレンズ100の焦点
距離情報、AFマイコン115が生成するズーム時のズ
ーム方向、焦点距離などの変倍動作情報などを取り込む
とともに、キャラクタジェネレータ126を制御するこ
とによって、ズーム情報などの撮影情報を生成する。こ
の撮影情報はLCD111に表示される。
【0054】ズームSWユニット125は、ズームレン
ズ100のズーム操作をする操作部材(図示せず)の回
転角度に応じた電圧を前記焦点距離情報として出力す
る。
【0055】シスコン124とAFマイコン115との
間では、前記焦点距離情報、AFマイコン115が生成
するズーム時のズーム方向、焦点距離などの変倍動作情
報などが相互に通信される。
【0056】ズームレンズ100には、その焦点距離お
よび拡大率を変更するためのワイドアッタチメントレン
ズ121が離脱可能に装着されている。ワイドアタッチ
メントレンズ121がズームレンズに装着されるとき、
ワイドアタッチメントレンズ121は、その光軸が第1
のレンズ群101の光軸に一致するように第1のレンズ
群101の前方に配置される。ワイドアタッチメントレ
ンズ121の装着によってズームレンズ100の合焦可
能な焦点距離範囲は前記第1の焦点距離範囲から第2の
焦点距離範囲に制限され、その拡大率は0.7倍から1
倍までの範囲に変更される。
【0057】ワイドアッタチメントレンズ121のズー
ムレンズ100への着脱は、ワイドアタッチメントレン
ズスライド機構123によって行われる。このワイドア
ッタチメントレンズ121の装着の有無はワイドアッタ
チメントレンズ装着検出スイッチ123で検出され、こ
の検出の結果を示す検出信号がAFマイコン116に出
力される。
【0058】次に、本実施例におけるカメラの制御動作
について図を参照しながら説明する。図2は図1のカメ
ラの制御動作を示すフローチャートである。
【0059】まず、図2に示すように、初期設定が行わ
れる(ステップS201)。この初期設定では、AFマ
イコン115内のRAM、各種ポートに対する処理を行
う。
【0060】次いで、通信処理ルーチンが行われる(ス
テップS202)。この通信処理ルーチンでは、AFマ
イコン115とシスコン115との間でズームSWユニ
ット125からの焦点距離情報、AFマイコン115が
生成するズーム時のズーム方向、焦点距離などの変倍動
作情報、ワイドアタッチメントレンズ121の装着の有
無を示す情報、ワイドアタッチメントレンズ121の装
着の有無に応じて変更されるズーム動作許可範囲を示す
情報などが相互に通信される。シスコン124は、各情
報に基づきキャラクタジェネレータ126を制御し、各
情報を示すキャラクタはLCD111に表示される。
【0061】通信処理ルーチンの処理後、ワイドアタッ
チメントレンズ装着時準備処理ルーチンが行われる(ス
テップS203)。ワイドアタッチメントレンズ装着時
準備処理ルーチンでは、ワイドアタッチメントレンズ1
21装着時にズームレンズ100の焦点距離を合焦可能
な焦点距離範囲内に強制的に設定される。この処理につ
いては後に詳述する。
【0062】次いで、AF処理ルーチンが行われる(ス
テップS204)。このAF処理ルーチンでは、AF評
価信号に対する加工、AF評価信号の変化に基づき自動
焦点調節を行う。
【0063】AF処理ルーチン後、ズーム動作時に合焦
を維持するためのコンペ機能を実行するためのズーム処
理ルーチンが行われる(ステップS205)。ズーム処
理ルーチンでは、図14に示す曲線をトレースするため
のフォーカスコンペレンズ105の駆動方向および駆動
速度を算出する。
【0064】ズーム処理ルーチンの実行後、駆動方向、
速度選択ルーチンが実行される(ステップS206)。
このルーチンでは、AFモード(自動焦点調節モー
ド)、変倍動作などの各モードに応じて、ステップS2
03およびステップS204で算出された変倍レンズ1
02の駆動方向、駆動速度、フォーカスコンペレンズ1
05の駆動方向、駆動速度の内から使用駆動方向および
駆動速度を選択し、フォーカスコンペレンズ105の機
会部分と当接を防止するように、テレ端よりテレ側、ワ
イド端よりワイド側、至近端より至近側、無限端より無
限側に駆動しないようにソフト的に設定する。
【0065】駆動方向、速度選択ルーチンの実行後、フ
ォーカス、ズーム、モータ駆動制御ルーチンが実行され
る(ステップS207)。このルーチンでは、上述の選
択された変倍レンズ102の駆動方向、駆動速度および
フォーカスコンペレンズ105の駆動方向、駆動速度に
応じて、変倍レンズドライバ117に対する制御信号、
フォーカスコンペレンズドライバ119に対する制御信
号をそれぞれ生成し、各変倍レンズ102、フォーカス
コンペレンズ105の駆動および停止を制御する。
【0066】フォーカス、ズーム、モータ駆動制御ルー
チンの終了後、再びステップS202からの処理が実行
される。なお、上述の一連の処理は垂直同期期間に同期
させながら実行されるが、ステップS202の処理開始
は次の垂直同期信号がくるまで待機される。
【0067】次に、本実施例のカメラにおけるワイドア
タッチメントレンズ装着時準備処理ルーチンについて図
を参照しながら説明する。図3は図1のカメラにおける
ワイドアタッチメントレンズ装着時準備処理ルーチンを
示すフローチャート、図4は図1のズームレンズのワイ
ドアタッチメントレンズの非装着時における焦点距離
(変倍レンズ位置)とフォーカスコンペレンズ位置との
関係および装着時における焦点距離(変倍レンズ位置)
とフォーカスコンペレンズ位置との関係を示す図、図5
は図1のズームレンズのワイドアタッチメントレンズの
非装着時における焦点距離(変倍レンズ位置)とフォー
カスコンペレンズ位置との関係および装着時における焦
点距離(変倍レンズ位置)とフォーカスコンペレンズ位
置との関係を表す代表値が記述されているそれぞれのテ
ーブルを示す図である。
【0068】ワイドアタッチメントレンズ装着時準備処
理ルーチン(図2に示すステップS203)実行時、図
3に示すように、まず、ワイドアタッチメントレンズ1
21が装着されているか否かの判定が行われる(ステッ
プS301)。ワイドアタッチメントレンズ121が装
着されているとき、準備終了フラグfgが立てられてい
るか否かの判定が行われる(ステップS302)。準備
終了フラグfgが「1」であるとき、準備が既に完了し
ているから、処理は終了する。
【0069】準備終了フラグfgが「0」であるとき、
変倍レンズ102の現在位置が合焦可能焦点距離範囲内
にあるか否かの判定が行われる(ステップS303)。
変倍レンズ102の現在位置が合焦可能焦点距離範囲内
にあると、準備終了フラグfgが「1」に設定され(ス
テップS308)、処理は終了する。
【0070】これに対し、変倍レンズ102の現在位置
が合焦可能焦点距離範囲内にないと、ズーム駆動方向が
ワイド側に設定されるとともにズーム駆動速度が設定さ
れる(ステップS304)。
【0071】次いで、追従処理ルーチンが実行される
(ステップS305)。追従処理ルーチンでは、AFマ
イコン115に記憶されている2つの軌跡テーブルを用
い、変倍レンズ102に移動に追従するための処理が行
われる。一方の軌跡テーブルは、図4(a)に示すよう
に、ワイドアタッチメントレンズ装着時における焦点距
離(変倍レンズ位置)とフォーカスコンペレンズ位置と
の関係を示すテーブルからなり、このテーブルには上述
の関係を示すための代表値が記述されている。他方の軌
跡テーブルは、図4(b)に示すように、ワイドアタッ
チメントレンズ非装着時における焦点距離(変倍レンズ
位置)とフォーカスコンペレンズ位置との関係を示すテ
ーブルからなり、このテーブルには上述の関係を示すた
めの代表値が記述されている。なお、各テーブルの縦軸
vは変倍レンズ102の位置を示し、横軸nは被写体距
離を示す。各テーブルのv=0はワイド端を、v=sは
テレ端を、n=0は被写体距離無限を、n=mは被写体
距離最至近をそれぞれ示す。
【0072】上述の各テーブルの代表値からは、図5に
示すように、ワイドアタッチメントレンズ装着時におけ
るズームレンズ位置(変倍レンズ位置)とフォーカスコ
ンペレンズ位置との関係を示す曲線f1が得られ、ワイ
ドアタッチメントレンズ非装着時におけるズームレンズ
位置(変倍レンズ位置)とフォーカスコンペレンズ位置
との関係を示す曲線f2,f3が得られる。曲線f1
は、ワイドアタッチメントレンズ121装着時のおける
被写体距離無限軌跡を示す曲線である。曲線f2は、ワ
イドアタッチメントレンズ121非装着時のおける被写
体距離10cmの軌跡を示す曲線であり、例えば、a6
(図5に示す)=Ah6(図4(a)に示す)で、h=
10cmとなる。そして、10cmの軌跡において、z
7近傍よりテレ側ではソフト的至近端より至近になるか
ら、被写体距離10cmの記憶された代表軌跡はa7,
a8,…となる。曲線f3は、ワイドアタッチメントレ
ンズ121非装着時のおける被写体距離無限軌跡を示す
曲線である。
【0073】上述の各曲線の中で、ワイドアタッチメン
トレンズ装着時の被写体距離無限軌跡に最も近い曲線は
曲線f2であり、この曲線f2がワイドアタッチメント
レンズ装着時の被写体距離無限軌跡として代用されると
する。
【0074】変倍レンズ102の位置が合焦可能な焦点
距離範囲よりテレ側にあるとし、変倍レンズ102の現
在位置をzxとし、フォーカスコンペレンズ105の位
置が無限近傍のpxにあるとすると、変倍レンズ102
を上述の軌跡の追従させずにワイド端まで移動させると
きに、フォーカスコンペレンズ105の位置はpx'とな
り、無限近傍被写体は大ボケになるが、ワイドアタッチ
メントレンズ装着時の被写体距離無限軌跡に最も近い曲
線f2に追従させながら変倍レンズ102を移動させる
とき、ボケを最小限に抑えることができる。
【0075】よって、フォーカスコンペレンズ105の
現在位置がpxとすると、ワイド側に駆動する得の相手
先はa9であり、a9−pxがフォーカスコンペレンズ1
05の駆動距離になる。位置差をΔF(=a9−px)、
変倍レンズ102の位置zxからz9までの位置差をΔ
Z、変倍レンズ102の移動速度(ズーム速度)をZsp
とすると、次の(4)式からフォーカス速度(変倍レン
ズの移動速度)Fspが求められる。
【0076】
【数4】 Fsp=ΔF*Zsp/|ΔZ| …(4) なお、a9,z9は相手先として現在位置からワイド側に
最も近い軌跡テーブル上の値である。
【0077】次いで、フォーカス駆動方向およびフォー
カス駆動速度が設定される(ステップS306)。具体
的には、ΔFが正の値であるとき、至近側に、ΔFが負
の値であるとき、無限側に、フォーカス駆動方向を設定
するとともにフォーカス駆動速度をFspに設定する。
【0078】ワイドアタッチメントレンズ121が装着
されていないと(ステップS301)、準備終了フラグ
fgが「0」に設定され(ステップS309)、処理は
終了する。
【0079】よって、ワイドアタッチメントレンズ12
1装着時の無限軌跡に最も近い軌跡に追従させることに
よって、フォーカスコンペレンズ105位置が無限軌跡
近傍でほぼ被写体距離1m以上の被写体に合焦させるこ
とができ、ボケの発生をなくすことができる。なお、ワ
イドアタッチメントレンズ装着の無限軌跡に最も近い軌
跡としては、その無限軌跡より至近側の軌跡でも無限側
の軌跡でもかわない。
【0080】また、ワイドアタッチメントレンズ121
の非装着状態から、装着されたときに、合焦可能焦点距
離範囲内に変倍レンズ102を駆動することは、すなわ
ち、変倍レンズ102をワイド側(図14に示す301
よりワイド側)に駆動することであるから、変倍レンズ
102の固定位置をワイド端とすることによって、より
広角での撮影を望む撮影者の意図が反映される。
【0081】さらに、ワイド端を変倍レンズ102の固
定位置とすることもできるが、これに限定する必要はな
く、合焦可能焦点距離範囲内の位置であれば良い。
【0082】次に、フォーカス駆動方向およびフォーカ
ス駆動速度に基づき行われるフォーカスコンペレンズ1
05の駆動について詳細に説明する。
【0083】まず、AFマイコン115は、フォーカス
駆動速度に応じたモータの回転周波数信号、およびズー
ム駆動方向に応じたモータの回転方向信号をフォーカス
コンペレンズドライバ119に出力する。フォーカスコ
ンペレンズドライバ119は、回転方向信号に基づき4
相のモータ励磁相の位相を順回転および逆回転の位相に
設定し、かつ周波数回転信号に基づき4相のモータ励磁
相の印加電圧(または電流)を変化させながら出力する
ことによって、フォーカスコンペレンズモータ120の
回転方向と回転周波数とを制御する。この制御によっ
て、フォーカスコンペレンズモータ120は回転し、フ
ォーカスコンペレンズ105が駆動される。
【0084】なお、本実施例では、フォーカスコンペレ
ンズ105の駆動について説明しているが、変倍レンズ
102も同様な方法で駆動される。
【0085】以上により、ワイドアタッチメントレンズ
121装着時の無限軌跡に最も近い軌跡に追従させるこ
とによって、フォーカスコンペレンズ105位置が無限
軌跡近傍でほぼ被写体距離1m以上の被写体に合焦させ
ることができ、ボケの発生をなくすことができる。な
お、ワイドアタッチメントレンズ装着の無限軌跡に最も
近い軌跡としては、その無限軌跡より至近側の軌跡でも
無限側の軌跡でもかわない。よって、ワイドアタッチメ
ントレンズ装着時に合焦を保持しながらズーム動作を行
うことができる。
【0086】また、ワイドアタッチメントレンズ121
の非装着状態から、装着されたときに、合焦可能焦点距
離範囲内に変倍レンズ102を駆動することは、すなわ
ち、変倍レンズ102をワイド側(図14に示す301
よりワイド側)に駆動することであるから、変倍レンズ
102の固定位置をワイド端とすることによって、より
広角での撮影を望む撮影者の意図が反映される。
【0087】さらに、変倍レンズ102の固定位置とし
てワイド端に限定される必要はなく、合焦可能焦点距離
範囲内の図14に示す301よりワイド側位置であれば
良い。
【0088】なお、本実施例では、ワイドアタッチメン
トレンズ装着時の無限軌跡に最も近い軌跡に追従させる
ようにしているが、記憶されている代表軌跡テーブルに
よっては、1m以上の被写体に対し僅かにボケが発生す
ることがあるが、ワイドアタッチメントレンズ装着時の
無限軌跡に最も近い軌跡に代えて、ワイドアタッチメン
トレンズ装着時の無限近似軌跡にフォーカスコンペレン
ズ105を追従させることによって、1m以上の被写体
に対するボケの発生をさらに抑えることができる。
【0089】具体的には、図9から明らかなように、ワ
イドアタッチメントレンズ装着時無限軌跡とワイドアタ
ッチメントレンズ非装着時10cm軌跡との差が、ワイ
ド端においてS、z6においてS+αであるから、これ
ら2つの軌跡の傾きがα分異なることが分かる。しか
し、αが小さければ、ワイドアタッチメント装着時の無
限軌跡は、a0+S,a1+S,a2+S,…,a6+S,
a7,a8,…となる。従って、図3のステップS305
において、上述の軌跡を追従させ、ワイド側に駆動させ
れば良いことになる。すなわち、z7よりテレ側では
(4)式でΔF=ak−pk(k=7,8,9,…)とな
り、ワイド側では(4)式でΔF=ak+S−pk(k=
0,1,2,…,6)となり、この(4)式からフォー
カス駆動速度Fspが算出される。
【0090】なお、図2に示す駆動方向速度選択ルーチ
ン(ステップS206)では、ソフト端より至近側に駆
動しないようにしているから、z7よりテレ側のときに
は(4)式でΔF=ak+S−pk(k=0,1,2,
…,6,7,…)とすることもできる。
【0091】上述の方法によって、ワイドアタッチメン
トレンズ装着時の無限軌跡とワイドアタッチメントレン
ズ非装着時の最も前記無限軌跡に近い代表軌跡の傾きが
近似していれば、上記2つの軌跡の差分値である代表値
Sだけ上記代表軌跡に加算することによって得られた軌
跡を追従する方法を用いることができ、この方法では、
で、ワイドアタッチメントレンズ121装着時の合焦可
能焦点領域への移動をするときに1m以上の被写体に対
するボケの発生をなくすことができる。
【0092】なお、ワイドアタッチメントレンズの無限
軌跡に最も近い軌跡が、上記無限軌跡より至近側にある
ときには、上記2つの軌跡の差分値を上記無限軌跡から
減算することになる。
【0093】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
について図を参照しながら説明する。
【0094】図6は本発明のカメラの第2実施例におけ
る強制ズーム動作時の追従処理ルーチンをを示すフロー
チャート、図7は図6の追従処理ルーチンのズームエリ
アV算出を示すフローチャート、図8はワイドアタッチ
メントレンズ非装着時の軌跡と異なる傾きを有するワイ
ドアタッチメントレンズ装着時の軌跡を示す図である。
【0095】本実施例のカメラは、第1実施例のカメラ
の構成と同じ構成を有する。
【0096】ワイドアタッチメントレンズ121の装着
時、焦点距離に対し、被写体距離が変化したとき、合焦
する軌跡は図14(b)に示すようになる。ワイドアタ
ッチメントレンズ装着時の軌跡の傾きが、非装着時の傾
きとほぼ同じときには、上述した方法で、ズームレンズ
100をワイド側に強制移動することによるボケの発生
はないが、ワイドアタッチメントレンズ121の装着時
の軌跡の傾斜が非装着時と大きく異なるときには、上述
した方法ではボケが生じ、画質の劣化を招くことにな
る。
【0097】ワイドアタッチメントレンズ121の装着
時の軌跡の傾斜が非装着時と大きく異なるときにボケを
生じないワイドアタッチメントレンズ装着時の変倍レン
ズ102の強制移動方法について説明する。
【0098】図8を参照するに、ワイドアタッチメント
レンズ非装着時の軌跡と異なる傾きを有するワイドアタ
ッチメントレンズ装着時の軌跡は破線で示され、本図か
ら明らかなように、ズームレンズ(変倍レンズ102)
位置z7で通常の被写体距離10cmの軌跡の合焦する
位置とワイドアタッチメントレンズ装着時の軌跡の合焦
する位置とは互いに一致してるが、ワイド側に行くに従
いそれぞれの軌跡は互いに離れていくことが分かる。
【0099】このようにそれぞれに軌跡が互いに離散す
るときには、図14(b)に示すワイドアタッチメント
レンズ装着時の軌跡をテーブルデータとしてAFマイコ
ン115に記憶することによってボケの発生をなくすこ
とができる。
【0100】図14(b)に示す軌跡データに、図4
(b)に示すテーブルデータが対応付けられ、この1列
のテーブルデータで1本の軌跡が描かれることになる。
ここで、図4(b)に示すように、列方向nが被写体距
離の変化を表し、行方向の変数vがズームレンズ位置
(焦点距離)の変化を表し、データB(n,v)がそれ
ぞれの変数で合焦するフォーカス位置(フォーカスコン
ペレンズ位置)を表している。n=0は無限遠、n=m
が最至近距離の被写体距離を示し、v=0はワイド端、
v=tが図14中の302で示されたズームレンズ位置
に対応する。したがって、ワイドアタッチメントレンズ
装着時、図14に示す302の位置では、無限遠の被写
体のみに合焦し、すべての被写体距離で合焦可能な30
1のズーム位置はv<tである位置となる。
【0101】よって、本実施例では、ワイドアタッチメ
ントレンズ装着時に合焦可能な焦点距離範囲内に変倍レ
ンズ102を強制的に移動させるとき、ワイドアタッチ
メントレンズ装着時の特定被写体距離の軌跡(ここでは
無限距離とする)を追従するから、図4(b)のテーブ
ルデータの中のn=k(ここではn=0)の1列のデー
タテーブルを記憶することによって、合焦を保持しなが
ら変倍レンズ102を強制的に合焦可能焦点距離範囲内
に移動させることができる。
【0102】次に、ワイドアタッチメントレンズ装着時
の変倍レンズ102の強制移動方法について説明する。
【0103】本実施例におけるワイドアタッチメントレ
ンズ装着時の変倍レンズ102の強制移動方法は、追従
処理ルーチンにおいて、第1実施例(図3に示すステッ
プS305)と異なり、他のルーチンは同じである。
【0104】追従処理ルーチンの実行時、図6に示すよ
うに、変倍レンズ102の位置zxがデータテーブル上
にどのズームエリアvに存在するかを算出するためのズ
ームエリアv算出が行われる(ステップS601)。
【0105】このズームエリアv算出では、図7に示す
ように、ズームエリア変数vを「0」にする初期化が行
われる(ステップS701)。次いで、以下の(5)式
の従いズームエリアvの境界上のズームレンズ位置Z
(v)が算出される(ステップS702)。このズーム
レンズ位置Z(v)は図8に示すズームレンズ位置Z
0,Z1,Z2,…に相当する。
【0106】
【数5】 Z(v)=(テレ端のズーム位置ーワイド端のズーム位置)*v/s +ワイド端のズーム位置 …(5) ここで、値sで除算しているのは、ズームレンズの全移
動範囲を4図(a)のズームエリアデー多数sで等分割
するためである。
【0107】ズームレンズ位置Z(v)の算出後、変倍
レンズ102位置Zxがズームレンズ位置Z(v)に等
しいか否かの判定が行われる(ステップS703)。変
倍レンズ102位置Zxがズームレンズ位置Z(v)に
等しいとき、変倍レンズ102位置Zxがエリアvの境
界上に位置するとして境界フラグが「1」に設定され
(ステップS707)、ステップS601の処理が終了
する。
【0108】変倍レンズ102位置Zxがズームレンズ
位置Z(v)に等しくないとき、変倍レンズ102位置
Zxがズームレンズ位置Z(v)より小さいか否かの判
定が行われる(ステップS704)。変倍レンズ102
位置Zxがズームレンズ位置Z(v)より小さいとき、
変倍レンズ102位置ZxがZ(v−1)とZ(v)と
の間に位置するとして境界フラグが「0」に設定され
(ステップS706)、ステップS601の処理が終了
する。
【0109】変倍レンズ102位置Zxがズームレンズ
位置Z(v)より小さくないとき、ズームエリアvがイ
ンクリメントされ(ステップS705)、再びステップ
S702からの処理が実行される。よって、現在の変倍
レンズ102の位置Zxが図4(b)に示すテーブル上
のv=k番目のズームエリアに存在し、かつそれが境界
上に存在しているか否かを知ることができる。なお、図
4(b)に示すテーブル上において、変数vは0≦v≦
tの関係式を満足し、本実施例では、変倍レンズ102
位置Zxはv=10のエリアに存在することになる。
【0110】ズームエリアvの算出後、図6に示すよう
に、算出されたズームエリアvがエリアtより大きいか
否かの判定が行われる(ステップS602)。この判定
は、変倍レンズ102の現在位置が図14に示す302
の位置よりテレ側に位置するのか否かを判定するための
ものである。
【0111】算出されたズームエリアvがエリアtより
大きいとき、差分量ΔFを算出する(ステップS60
3)。この差分量ΔFは次の(6)式から算出される。
【0112】
【数6】 ΔF=A(h,v−1)−Px …(6) ここで、A(h,v−1)(n=hは図8の10cmの
被写体距離の軌跡データに相当する)は、現在の変倍レ
ンズ102に位置より1つワイド側のv−1のズームエ
リアのデータであり、このデータは追従目標位置として
用いられる。Pxは現在のフォーカスコンペレンズ位置
を示す。
【0113】算出されたズームエリアvがエリアtより
大きくないとき、差分量ΔFを算出する(ステップS6
04)。この差分量ΔFは次の(7)式から算出され
る。
【0114】
【数7】 ΔF=B(0,v−1)−Px …(7) ここで、B(0,v−1)はワイドアタッチメントレン
ズ装着時の無限被写体距離の軌跡データであり、このデ
ータは追従目標位置として用いられる。
【0115】差分量ΔF算出後、フォーカス追従速度F
spが上述の(4)式から算出される(ステップS60
5)。ここで、ズームレンズ位置の差分量ΔZはZv-1
−Zxとしている。
【0116】この追従処理ルーチン終了後、図3に示す
ステップS306と同じ処理が実行される。
【0117】以上により、本実施例では、ワイドアタッ
チメントレンズ装着時の合焦可能焦点距離範囲内で、ワ
イドアタッチメントレンズの装着の有無に応じて、被写
体距離毎に変倍レンズ102に対するフォーカスコンペ
レンズ105の合焦位置を結ぶ軌跡の傾斜が大きく異な
るときに、合焦を維持しながら強制ズーム動作を行うこ
とができる。
【0118】(第3実施例)以下に、本発明の第3実施
例について図を参照しながら説明する。
【0119】本実施例のカメラは第1実施例のカメラの
構成と同じ構成を有する。
【0120】第1実施例、第2実施例では、ワイドアタ
ッチメントレンズ121装着時の無限被写体距離の軌跡
を辿るように、変倍レンズ102を合焦可能焦点距離範
囲内の位置まで強制的に移動させているが、ワイドアタ
ッチメントレンズ装着直前に撮影していた被写体の被写
体距離が至近距離(例えば、図14(b)に示す軌跡で
あるときには50cm以下の被写体距離)であるとき
に、強制的に無限軌跡を辿ると、ボケが発生することに
なる。
【0121】また、ワイドアタッチメントレンズ121
の装着時の軌跡の傾斜が被写体距離により異なる場合
(例えば図12に示す軌跡のような場合)などに、ワイ
ドアタッチメントレンズ121の装着時の無限被写体距
離の軌跡を辿ると、撮影していた被写体距離に応じて、
フォーカスコンペレンズ105の位置が真の合焦位置か
ら離れることになる。よって、ボケが発生し、画質の劣
化を招くことになる。
【0122】ボケの発生による画質の劣化を防ぐため
に、ワイドアタッチメントレンズ121の装着時の軌跡
情報を被写体距離毎に記憶し、かつ、ワイドアタッチメ
ントレンズ121を装着時の変倍レンズ102の位置お
よびフォーカスコンペレンズ105の位置から撮影して
いた被写体距離を特定し、その被写体距離に合焦する軌
跡を選択、追従しながら、合焦可能焦点範囲内の位置へ
の変倍レンズ102の強制移動を行う方法によって、上
述した2つの場合においても、ボケの発生を防ぐことが
できる。
【0123】この方法では、図8(b)に示す、ワイド
アタッチメントレンズ装着時の複数の被写体距離の軌跡
データをAFマイコン115に記憶し、特定した被写体
距離に合焦する軌跡を記憶されている軌跡データから内
挿補間することによって算出する。すなわち、図12に
示すワイドアタッチメントレンズ装着時の無限被写体距
離軌跡と最至近被写体距離軌跡との間の追従軌跡を、所
有データに基づき補間しながら算出する。
【0124】次に、本実施例のカメラにおけるワイドア
タッチメントレンズ装着時準備処理ルーチンについて図
を参照しながら説明する。図9は本発明のカメラの第3
実施例におけるワイドアタッチメントレンズ装着時準備
処理ルーチンを示すフローチャート、図10は図9の軌
跡パラメタα,β,γ算出ルーチンを示すフローチャー
ト、図11は図9の追従処理ルーチンを示すフローチャ
ート、図12はワイドアタッチメントレンズ非装着時の
軌跡と異なる傾きを有するワイドアタッチメントレンズ
装着時の軌跡を示す図である。
【0125】ワイドアタッチメントレンズ装着時準備処
理ルーチン(図2に示すステップS203)実行時、図
9に示すように、まず、ワイドアタッチメントレンズ1
21が装着されているか否かの判定が行われる(ステッ
プS901)。ワイドアタッチメントレンズ121が装
着されているとき、準備終了フラグfgが立てられてい
るか否かの判定が行われる(ステップS902)。準備
終了フラグfgが「1」であるとき、準備が既に完了し
ているから、処理は終了する。
【0126】準備終了フラグfgが「0」であるとき、
変倍レンズ102の現在位置が合焦可能焦点距離範囲内
にあるか否かの判定が行われる(ステップS903)。
変倍レンズ102の現在位置が合焦可能焦点距離範囲内
にあると、準備終了フラグfgが「1」に設定され(ス
テップS908)、処理は終了する。
【0127】これに対し、変倍レンズ102の現在位置
が合焦可能焦点距離範囲内にないと、ズーム駆動方向が
ワイド側に設定されるとともにズーム駆動速度が設定さ
れる(ステップS904)。
【0128】次いで、追従処理ルーチンが実行される
(ステップS905)。この追従処理ルーチンの詳細に
ついては後述する。
【0129】次いで、フォーカス駆動方向およびフォー
カス駆動速度が設定される(ステップS906)。具体
的には、ΔFが正の値であるとき、至近側に、ΔFが負
の値であるとき、無限側に、フォーカス駆動方向を設定
するとともにフォーカス駆動速度をFspに設定する。
【0130】ワイドアタッチメントレンズ121が装着
されていないと(ステップS901)、準備終了フラグ
fgが「0」に設定され(ステップS907)、軌跡パ
ラメタα,β,γ算出処理ルーチンが実行される(ステ
ップS909)。軌跡パラメタα,β,γ算出処理ルー
チンの詳細については、後述する。
【0131】軌跡パラメタα,β,γ算出処理ルーチン
の実行後、処理は終了する。
【0132】次に、軌跡パラメタα,β,γ算出処理ル
ーチンについて図10を参照しながら説明する。
【0133】軌跡パラメタα,β,γ算出処理ルーチン
では、図10に示すように、まず、現在の変倍レンズ1
02がどのズームエリアに存在するのかを算出するため
のズームエリアv算出が実行される(ステップ100
1)。この処理内容は、図7に示す内容とほぼ同じであ
る。
【0134】ズームエリアv算出後、被写体距離nが初
期化によって「0」に設定される(ステップS100
2)。
【0135】被写体距離nの初期化後、変倍レンズ10
2の現在位置がズームエリアの境界上に存在しているか
否かの判定が境界フラグに基づき行われる(ステップS
1003)。境界フラグが「0」に設定されていると
き、変倍レンズ102の現在位置がズームエリアの境界
上に存在していないと判定され、境界フラグが「1」に
設定されているとき、変倍レンズ102の現在位置がズ
ームエリアの境界上に存在していると判定される。
【0136】境界フラグが「0」であるとき、Zk=Z
(v),Zk-1=Z(v−1)とする。例えば、ズーム
レンズ位置が図12に示すZxにいるとき、Zk=Z
(10),Zk-1=Z(9)となる。
【0137】次いで、4つのテーブルデータA(n,v-
1),A(n,v),A(n+1,v-1),A(n+1,v)が読み出
され(ステップS1005)、(4)式、(5)式から
ax,bxが算出される(ステップS1006)。
【0138】これに対し、境界フラグが「1」であると
き、被写体距離n、変倍レンズ102に対するフォーカ
スコンペレンズ105の合焦位置A(n,v),A(n+1,
v)が読み出され、A(n,v),A(n+1,v)がax,bx
としてそれぞれ記憶される(ステップS1007)。
【0139】ax,bxの算出後、フォーカスコンペレン
ズ105の現在位置Pxがax以上か否かの判定が行われ
る(ステップS1008)。Pxがax以上であるとき、
Pxがbx以上であるか否かの判定が行われる(ステップ
S1009)。
【0140】Pxがbx以上であるとき、すなわち、Px
がより至近側に位置するとされ、被写体距離nがインク
リメントされる(ステップS1010)。次いで、被写
体距離nが最至近被写体距離m以下であるか否かの判定
が行われる(ステップS1011)。被写体距離nが最
至近被写体距離m以下であるとき、再びステップS10
03からの処理が実行される。被写体距離nが最至近被
写体距離m以下でないとき、Pxが超至近にいるときで
あり、軌跡パラメタαが「0」として記憶される(ステ
ップS1012)。
【0141】次いで、軌跡パラメタβがbx−axの差分
値として算出され、記憶される(ステップS101
4)。軌跡パラメタβの記憶後、軌跡パラメタγが被写
体距離nとして記憶される(ステップS1015)。
【0142】Pxがax以上でないとき(ステップ100
8)、Pxが超無限位置にいるときであり、軌跡パラメ
タαが「0」として、軌跡パラメタβがbx−axの差分
値として、軌跡パラメタγが被写体距離nとして記憶さ
れる(ステップS1012,1014,1015)。
【0143】Pxがbx以上でないとき(ステップS10
09)、Pxが被写体距離nとn+1との間にいること
になり、軌跡パラメタαがPx−axの差分値として記憶
される(ステップS1013)。次いで、軌跡パラメタ
βがbx−axの差分値として、軌跡パラメタγが被写体
距離nとして記憶される(ステップS1014,101
5)。
【0144】よって、現在の変倍レンズ102位置およ
びフォーカスコンペレンズ105位置が軌跡上にどの位
置にあるのかを示す軌跡パラメタα,β,γが逐次更新
されながら記憶され、ワイドアタッチメントレンズ12
1装着直前の被写体距離情報として用いられる。
【0145】次に、本実施例における追従処理ルーチン
について図11を参照しながら説明する。
【0146】追従処理ルーチンの実行時、図11に示す
ように、変倍レンズ102の位置zxがデータテーブル
上にどのズームエリアvに存在するかを算出するための
ズームエリアv算出が行われる(ステップS110
1)。
【0147】ズームエリアvの算出後、算出されたズー
ムエリアvがエリアtより大きいか否かの判定が行われ
る(ステップS1102)。この判定は、変倍レンズ1
02の現在位置が図14に示す302の位置よりテレ側
に位置するのか否かを判定するためのものである。
【0148】算出されたズームエリアvがエリアtより
大きいとき、変倍レンズ102の現在位置が図14に示
す302の位置よりテレ側に位置することになり(図1
2ではZ7)、差分量ΔFが上述の(6)式から算出さ
れる(ステップS1103)。なお、A(h,v−1)
(n=hは図12の10cmの被写体距離の軌跡データ
に相当する)は、現在の変倍レンズ102の位置より1
つワイド側のv−1のズームエリアのデータであり、こ
のデータは追従目標位置として用いられる。Pxは現在
のフォーカスコンペレンズ105位置を示す。
【0149】算出されたズームエリアvがエリアtより
大きくないとき、差分量ΔFを算出する(ステップS1
104)。この差分量ΔFは次の(8)式から算出され
る。
【0150】
【数8】 ΔF=[{B(γ+1,v−1)−B(γ,v−1)}*α/β +B(γ,v−1)]−Px …(8) ここで、B(γ+1,v−1)−B(γ,v−1)}*
α/β+B(γ,v−1)は算出された追従目標位置で
ある。この差分量ΔFは、追従目標位置を上述の(1)
式において、 |p(n)−a(n)|/|b(n)−a(n)|=α
/β とし、内分比を固定して算出したものである。
【0151】差分量ΔF算出後、フォーカス追従速度F
spが上述の(4)式から算出される(ステップS110
5)。ここで、ズームレンズ位置の差分量ΔZはZv-1
−Zxとしている。
【0152】この追従処理ルーチン終了後、図3に示す
ステップS306と同じ処理が実行される。
【0153】以上により、本実施例では、ワイドアタッ
チメントレンズ装着時に、その直前に撮影していた被写
体距離に関係なく、ボケを発生することなく合焦可能焦
点距離範囲内への強制ズーム動作を行うことができる。
また、光学上、ワイドアタッチメントレンズ121に装
着によってその被写体軌跡の傾きの度合が被写体距離に
よって大きく異なるときでも、合焦を維持しながら強制
ズーム動作を行うことができる。
【0154】
【発明の効果】請求項1記載のカメラによれば、変換レ
ンズ群のズームレンズへの装着に伴い変倍レンズ群が第
2の焦点距離範囲内の所定位置に強制的に移動されると
き、変倍レンズ群の強制移動に伴い変化する変倍レンズ
群の移動時に対する焦点調節レンズ群の合焦位置が算出
され、この算出された合焦位置に追従させながら焦点調
節レンズ群が移動されるから、ワイドアタッチメントレ
ンズなどの変換レンズ群装着時に合焦を保持しながら強
制ズーム動作を行うことができるとともに、自動焦点調
節に対する応答性を向上させることができる。
【0155】請求項2記載のカメラによれば、予め被写
体距離に応じて設定されている変倍レンズ群に対する焦
点調節レンズ群の合焦位置データが第1の合焦位置デー
タを有し、変換レンズ群のズームレンズへの装着に伴い
変倍レンズ群が第2の焦点距離範囲内の所定位置に強制
的に移動されるとき、第1の合焦位置データが焦点調節
レンズ群の合焦位置の算出に用いられるから、強制ズー
ム動作に用いられるデータの記憶容量を少なくすること
ができる。
【0156】請求項3記載のカメラによれば、予め被写
体距離に応じて設定されている前記変倍レンズ群に対す
る焦点調節レンズ群の合焦位置データが第1の合焦位置
データを有し、変換レンズ群のズームレンズへの装着に
伴い変倍レンズ群が第2の焦点距離範囲内の所定位置に
強制的に移動されるとき、第1の合焦位置データに予め
設定されている値を加算することによって求められる第
2の合焦位置データが焦点調節レンズ群の合焦位置の算
出に用いるられるから、変換レンズ群の装着時における
合焦位置データをより適切なデータにすることができ、
焦点調節可能範囲を広げることができる。
【0157】請求項4記載のカメラによれば、予め被写
体距離に応じて設定されている変倍レンズ群に対する焦
点調節レンズ群の合焦位置データが第1の合焦位置デー
タおよび第2の合焦位置データを有し、変換レンズ群の
ズームレンズへの装着に伴い変倍レンズ群が第2の焦点
距離範囲内の所定位置に強制的に移動されるとき、前記
第1の合焦位置データおよび第2の合焦位置データの内
からいずれか一方が選択され、この選択された合焦位置
データが前記焦点調節レンズ群の合焦位置の算出に用い
られるから、変換レンズ群の装着時における合焦位置デ
ータとしてより適切なデータを選択することができ、焦
点調節可能範囲を広げることができる。
【0158】請求項5記載のカメラによれば、変換レン
ズ群のズームレンズへの装着に伴い変倍レンズ群が第2
の焦点距離範囲内の所定位置に強制的に移動されると
き、変換レンズ群装着直前の特定した被写体距離の合焦
位置が算出され、この被写体距離の合焦位置まで焦点調
節レンズ群が移動されるから、変換レンズ群の装着直前
の被写体距離に関係なく、合焦を保持しながら強制ズー
ム動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの第1実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1のカメラの制御動作を示すフローチャート
である。
【図3】図1のカメラのおけるワイドアタッチメントレ
ンズ装着時準備処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図4】図1のズームレンズのワイドアタッチメントレ
ンズの非装着時における焦点距離(変倍レンズ位置)と
フォーカスコンペレンズ位置との関係および装着時にお
ける焦点距離(変倍レンズ位置)とフォーカスコンペレ
ンズ位置との関係を示す図である。
【図5】図1のズームレンズのワイドアタッチメントレ
ンズの非装着時における焦点距離(変倍レンズ位置)と
フォーカスコンペレンズ位置との関係および装着時にお
ける焦点距離(変倍レンズ位置)とフォーカスコンペレ
ンズ位置との関係を表す代表値が記述されているそれぞ
れのテーブルを示す図である。
【図6】本発明のカメラの第2実施例における強制ズー
ム動作時の追従処理ルーチンをを示すフローチャートで
ある。
【図7】図6の追従処理ルーチンのズームエリアV算出
を示すフローチャートである。
【図8】ワイドアタッチメントレンズ非装着時の軌跡と
異なる傾きを有するワイドアタッチメントレンズ装着時
の軌跡を示す図である。
【図9】本発明のカメラの第3実施例におけるワイドア
タッチメントレンズ装着時準備処理ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図10】図9の軌跡パラメタα,β,γ算出ルーチン
を示すフローチャートである。
【図11】図9の追従処理ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図12】ワイドアタッチメントレンズ非装着時の軌跡
と異なる傾きを有するワイドアタッチメントレンズ装着
時の軌跡を示す図である。
【図13】従来のカメラに搭載されているズームレンズ
と装着されているズームレンズの焦点距離およびその拡
大率を変更するためのレンズとを示す構成図である。
【図14】図13のズームレンズのワイドアタッチメン
トレンズ非装着時における焦点距離(変倍レンズ位置)
とフォーカスコンペレンズ位置との関係および装着時に
おける焦点距離(変倍レンズ位置)とフォーカスコンペ
レンズ位置との関係を示す図である。
【図15】図13のズームレンズのワイドアタッチメン
トレンズ非装着時におけるズーム位置とフォーカス位置
との関係を示す図である。
【図16】図13のズームレンズのワイドアタッチメン
トレンズ非装着時におけるフォーカスコンペレンズ位置
とズームレンズ位置との関係を示す図である。
【符号の説明】
100 ズームレンズ 102 変倍レンズ 105 フォーカスコンペレンズ 111 LCD 115 AFマイコン 116 変倍レンズモータ 117 変倍レンズドライバ 119 フォーカスコンペレンズドライバ 120 フォーカスコンペレンズモータ 121 ワイドアタッチメントレンズ 122 ワイドアタッチメントレンズスライド機構 123 ワイドアタッチメントレンズ装着検出スイッチ 124 シスコン 125 ズームSWユニット 126 キャラクタジェネレータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸に対する平行移動によって第1の焦
    点距離範囲内で焦点距離を変更する変倍動作を行うため
    の変倍レンズ群および前記変倍レンズの変倍動作によっ
    て規定される合焦位置を調節する焦点調節を行うための
    焦点調節レンズ群が設けられているズームレンズと、前
    記ズムーレンズに着脱可能な変換レンズ群であって前記
    ズームレンズに装着されているときに前記ズームレンズ
    の合焦可能な焦点距離範囲を前記第1の焦点距離範囲か
    ら第2の焦点距離範囲に制限するとともに拡大率を変更
    する変換レンズ群と、予め被写体距離に応じて設定され
    ている前記変倍レンズ群に対する前記焦点調節レンズ群
    の合焦位置データ、前記変倍レンズ群の現在位置データ
    および前記焦点調節レンズ群の現在位置データに基づき
    前記変倍レンズ群の移動時に対する前記焦点調節レンズ
    群の合焦位置を算出する演算手段と、前記演算手段が算
    出した前記変倍レンズ群の移動に対する前記焦点調節レ
    ンズ群の合焦位置に前記焦点調節レンズを移動させる駆
    動手段とを備え、前記変換レンズ群の前記ズームレンズ
    への装着に伴い前記変倍レンズ群が前記第2の焦点距離
    範囲内の所定位置に強制的に移動されるとき、前記演算
    手段は前記変倍レンズ群の強制移動に伴い変化する前記
    変倍レンズ群の移動時に対する前記焦点調節レンズ群の
    合焦位置を算出し、前記駆動手段は前記演算手段が算出
    した合焦位置に追従させながら前記焦点調節レンズ群を
    移動させることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記予め被写体距離に応じて設定されて
    いる前記変倍レンズ群に対する前記焦点調節レンズ群の
    合焦位置データは、第1の合焦位置データを有し、前記
    変換レンズ群の前記ズームレンズへの装着に伴い前記変
    倍レンズ群が前記第2の焦点距離範囲内の所定位置に強
    制的に移動されるとき、前記演算手段は前記第1の合焦
    位置データを前記焦点調節レンズ群の合焦位置の算出に
    用いることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記予め被写体距離に応じて設定されて
    いる前記変倍レンズ群に対する前記焦点調節レンズ群の
    合焦位置データは、第1の合焦位置データを有し、前記
    変換レンズ群の前記ズームレンズへの装着に伴い前記変
    倍レンズ群が前記第2の焦点距離範囲内の所定位置に強
    制的に移動されるとき、前記演算手段は前記第1の合焦
    位置データに予め設定されている値を加算することによ
    って求められる第2の合焦位置データを前記焦点調節レ
    ンズ群の合焦位置の算出に用いることを特徴とする請求
    項1記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記予め被写体距離に応じて設定されて
    いる前記変倍レンズ群に対する前記焦点調節レンズ群の
    合焦位置データは、第1の合焦位置データおよび第2の
    合焦位置データを有し、前記変換レンズ群の前記ズーム
    レンズへの装着に伴い前記変倍レンズ群が前記第2の焦
    点距離範囲内の所定位置に強制的に移動されるとき、前
    記演算手段は前記第1の合焦位置データおよび第2の合
    焦位置データの内からいずれか一方を選択し、この選択
    された合焦位置データを前記焦点調節レンズ群の合焦位
    置の算出に用いることを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記変換レンズ群の装着前の撮影対象の
    被写体距離を前記変倍レンズ群の位置と前記焦点調節レ
    ンズ群の位置とに基づき特定する被写体距離特定手段を
    備え、前記変換レンズ群の前記ズームレンズへの装着に
    伴い前記変倍レンズ群が前記第2の焦点距離範囲内の所
    定位置に強制的に移動されるとき、前記演算手段は前記
    被写体距離特定手段が特定した被写体距離の合焦位置を
    算出し、前記駆動手段は前記演算手段が算出した合焦位
    置に追従させながら前記被写体距離の合焦位置まで前記
    焦点調節レンズ群を移動させることを特徴とする請求項
    1記載のカメラ。
JP9802994A 1994-04-12 1994-04-12 カメラ Pending JPH07281072A (ja)

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SG9800302A SG102526A1 (en) 1994-04-12 1995-04-10 Lens control device
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DE69519050T DE69519050T2 (de) 1994-04-12 1995-04-10 Linsenkontrollvorrichtung
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011164174A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Canon Inc 撮像レンズ、撮像装置、及び撮像装置の制御方法

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