JPH07281039A - 増幅作用を有する光導波路 - Google Patents
増幅作用を有する光導波路Info
- Publication number
- JPH07281039A JPH07281039A JP6093091A JP9309194A JPH07281039A JP H07281039 A JPH07281039 A JP H07281039A JP 6093091 A JP6093091 A JP 6093091A JP 9309194 A JP9309194 A JP 9309194A JP H07281039 A JPH07281039 A JP H07281039A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yag
- waveguide
- substrate
- optical waveguide
- crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Integrated Circuits (AREA)
- Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 0.81μmの半導体レーザでの励起が可能
な、1.55μm波長領域の増幅器として、小型・安価
でかつ容易に他の導波路型部品への接続が可能であるよ
うな、実用に耐える導波路素子として機能する増幅作用
を有する光導波路を提供する。 【構成】 導波路を形成するための基板にY3Al5O12
(YAG)単結晶基板あるいはイットリウムを置換可能
な他の希土類元素に一部置換した置換型YAG単結晶基
板1を用い、下部クラッド2および上部クラッド4に基
板材料と同一のYAG単結晶あるいは置換型YAG単結
晶を用い、光を閉じ込めるコア層3に、基板材料を構成
する希土類元素の一部をNd、Tm、Luで置換し、屈
折率を所望の値に制御するために必要に応じてAlの一
部をGaに置換した結晶を用いることを特徴とする。
な、1.55μm波長領域の増幅器として、小型・安価
でかつ容易に他の導波路型部品への接続が可能であるよ
うな、実用に耐える導波路素子として機能する増幅作用
を有する光導波路を提供する。 【構成】 導波路を形成するための基板にY3Al5O12
(YAG)単結晶基板あるいはイットリウムを置換可能
な他の希土類元素に一部置換した置換型YAG単結晶基
板1を用い、下部クラッド2および上部クラッド4に基
板材料と同一のYAG単結晶あるいは置換型YAG単結
晶を用い、光を閉じ込めるコア層3に、基板材料を構成
する希土類元素の一部をNd、Tm、Luで置換し、屈
折率を所望の値に制御するために必要に応じてAlの一
部をGaに置換した結晶を用いることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光導波路、さらに詳細に
は1.5μm近辺の特定の波長の光を効率よく増幅する
光導波路の構成に関する。
は1.5μm近辺の特定の波長の光を効率よく増幅する
光導波路の構成に関する。
【0002】
【従来技術の特徴】1.5μm波長領域の光増幅器とし
て、小型・安価で、かつ容易に他の導波路型部品への接
続が可能であるような、実用に耐える素子への期待が高
まりつつある。1.5μmの波長領域において、増幅作
用が実用段階に到っているものは、現在のところ、希土
類元素であるエルビウムを微量添加した石英硝子ファイ
バを用いた光増幅器(Erbium Doped Fi
ber Amplifier:EDFA)のみである。
て、小型・安価で、かつ容易に他の導波路型部品への接
続が可能であるような、実用に耐える素子への期待が高
まりつつある。1.5μmの波長領域において、増幅作
用が実用段階に到っているものは、現在のところ、希土
類元素であるエルビウムを微量添加した石英硝子ファイ
バを用いた光増幅器(Erbium Doped Fi
ber Amplifier:EDFA)のみである。
【0003】EDFAは、他のファイバ型部品への接続
は比較的容易であり、増幅率も約30dBと高いため、
実用レベルに最も近い、しかしながら、EDFAには、
次のような問題点が存在する。
は比較的容易であり、増幅率も約30dBと高いため、
実用レベルに最も近い、しかしながら、EDFAには、
次のような問題点が存在する。
【0004】まず、増幅媒体に硝子ファイバを用いてい
ることから、活性イオンの添加量を大きくすることが困
難であり、単位長さ当たりの蛍光の効率が低くなり、増
幅利得を大きくするためには十分な長さを持ったファイ
バ型増幅器が必要になる。このため、増幅器の高性能化
に伴い、増幅器が大型化すると同時に、ファイバ型部品
を使用するため、価格も高くなる。さらに、ファイバ型
増幅器においては、蛍光を生ずるための励起光源に、
0.98μm波長の高価格のInGaAsレーザダイオ
ードを使用しなければならないという欠点もある。大型
・高価格・高性能の増幅器は、中継局等で用いることを
前提として開発されつつあり、各家庭近くにおいて使用
する小型・低価格で必要最小限の性能を要求される増幅
器とは種を異にするものである。
ることから、活性イオンの添加量を大きくすることが困
難であり、単位長さ当たりの蛍光の効率が低くなり、増
幅利得を大きくするためには十分な長さを持ったファイ
バ型増幅器が必要になる。このため、増幅器の高性能化
に伴い、増幅器が大型化すると同時に、ファイバ型部品
を使用するため、価格も高くなる。さらに、ファイバ型
増幅器においては、蛍光を生ずるための励起光源に、
0.98μm波長の高価格のInGaAsレーザダイオ
ードを使用しなければならないという欠点もある。大型
・高価格・高性能の増幅器は、中継局等で用いることを
前提として開発されつつあり、各家庭近くにおいて使用
する小型・低価格で必要最小限の性能を要求される増幅
器とは種を異にするものである。
【0005】このため、各家庭近傍で使用する光増幅器
には、蛍光の効率を高くできる光学結晶を用いて小型化
し、信号光と励起光を同時に入力するのに用いる方向性
結合器等にはリングラフィ技術により形成した平面型光
回路部品を用い、励起用光源としては、簾価な0.81
μmのGaAlAsLD等を用いて低価格化を図ること
が考えられる。
には、蛍光の効率を高くできる光学結晶を用いて小型化
し、信号光と励起光を同時に入力するのに用いる方向性
結合器等にはリングラフィ技術により形成した平面型光
回路部品を用い、励起用光源としては、簾価な0.81
μmのGaAlAsLD等を用いて低価格化を図ること
が考えられる。
【0006】これまで結晶の端面をミラーにして共振器
を構成することにより、増幅と同様に蛍光を利用して、
固体レーザとして動作あるいはその可能性を示したもの
に、活性イオンとしてネオジム、ホルミウム、エルビウ
ム、ツリウムおよびクロムの3価のイオンを添加したイ
ットリウムアルミガーネット(YAG)、ガドリニウム
ガリウムガーネット(GGG)、リチウムナイオベー
ト、イットリウムアルミネート等がある。これらは、結
晶中に配列した活性イオンの電子が結晶場の作用により
高効率で発光することで、ファイバ型増幅器に比較し
て、十分短い長さで光の増幅が生ずる。しかし、通信に
用いられる波長が、1.5μm帯域では1.55±0.
02μmとその中心が1.55μmであるのに対して、
既存の固体レーザ材料を用いてその波長での利得を得る
のは困難である。エルビウムを活性イオンに選択した場
合でも、YAG結晶やイットリウムアルミネートをホス
トとすると蛍光の中心波長は、1.645μmである。
他のホスト材料を選択して、中心波長を1.55μm近
辺にすることは、不可能ではないが、単一モード動作を
可能とする導波構造を実現することが困難となる。ま
た、YAG以外のガーネット結晶をホストに選んで、エ
ルビウムの4I13/2→4I15/2遷移により発光させようと
しても、アルミニウムガーネット以外では実現できず、
かつ中心波長はやはり1.645μmである。さらにエ
ルビウムイオンを励起するには、0.98μmのInG
aAsレーザダイオードを使用しなければならないとい
う同様である。
を構成することにより、増幅と同様に蛍光を利用して、
固体レーザとして動作あるいはその可能性を示したもの
に、活性イオンとしてネオジム、ホルミウム、エルビウ
ム、ツリウムおよびクロムの3価のイオンを添加したイ
ットリウムアルミガーネット(YAG)、ガドリニウム
ガリウムガーネット(GGG)、リチウムナイオベー
ト、イットリウムアルミネート等がある。これらは、結
晶中に配列した活性イオンの電子が結晶場の作用により
高効率で発光することで、ファイバ型増幅器に比較し
て、十分短い長さで光の増幅が生ずる。しかし、通信に
用いられる波長が、1.5μm帯域では1.55±0.
02μmとその中心が1.55μmであるのに対して、
既存の固体レーザ材料を用いてその波長での利得を得る
のは困難である。エルビウムを活性イオンに選択した場
合でも、YAG結晶やイットリウムアルミネートをホス
トとすると蛍光の中心波長は、1.645μmである。
他のホスト材料を選択して、中心波長を1.55μm近
辺にすることは、不可能ではないが、単一モード動作を
可能とする導波構造を実現することが困難となる。ま
た、YAG以外のガーネット結晶をホストに選んで、エ
ルビウムの4I13/2→4I15/2遷移により発光させようと
しても、アルミニウムガーネット以外では実現できず、
かつ中心波長はやはり1.645μmである。さらにエ
ルビウムイオンを励起するには、0.98μmのInG
aAsレーザダイオードを使用しなければならないとい
う同様である。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】このように、従来型
の固体レーザ材料においては、1.55μm波長領域の
増幅器として、小型・安価でかつ容易に他の導波路型部
品への接続が可能であるような、実用に耐える導波路素
子の実現は困難であった。
の固体レーザ材料においては、1.55μm波長領域の
増幅器として、小型・安価でかつ容易に他の導波路型部
品への接続が可能であるような、実用に耐える導波路素
子の実現は困難であった。
【0008】本発明の目的は、上記問題点を解決すべ
く、基板材料、クラッド材料およびコア材料を適宜選択
することにより、安価な0.81μmの半導体レーザで
の励起が可能な、1.55μm波長領域の増幅器とし
て、小型・安価でかつ容易に他の導波路型部品への接続
が可能であるような、実用に耐える導波路素子として機
能する増幅作用を有する光導波路を提供することにあ
る。
く、基板材料、クラッド材料およびコア材料を適宜選択
することにより、安価な0.81μmの半導体レーザで
の励起が可能な、1.55μm波長領域の増幅器とし
て、小型・安価でかつ容易に他の導波路型部品への接続
が可能であるような、実用に耐える導波路素子として機
能する増幅作用を有する光導波路を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明による光導波路は、導波路を形成するた
めの基板にY3Al5O12(YAG)単結晶基板あるいは
イットリウムを置換可能な他の希土類元素に一部置換し
た置換型YAG単結晶基板を用い、下部クラッドおよび
上部クラッドに基板材料と同一のYAG単結晶あるいは
置換型YAG単結晶を用い、光を閉じ込めるコア層に、
基板材料を構成する希土類元素の一部をNd、Tm、L
uで置換し、屈折率を所望の値に制御するために必要に
応じてAlの一部をGaに置換した結晶を用いることを
特徴とする。
るための本発明による光導波路は、導波路を形成するた
めの基板にY3Al5O12(YAG)単結晶基板あるいは
イットリウムを置換可能な他の希土類元素に一部置換し
た置換型YAG単結晶基板を用い、下部クラッドおよび
上部クラッドに基板材料と同一のYAG単結晶あるいは
置換型YAG単結晶を用い、光を閉じ込めるコア層に、
基板材料を構成する希土類元素の一部をNd、Tm、L
uで置換し、屈折率を所望の値に制御するために必要に
応じてAlの一部をGaに置換した結晶を用いることを
特徴とする。
【0010】本発明の光導波路は、図1にその構成の概
念図を示す構造を有している。
念図を示す構造を有している。
【0011】1は、光導波路を形成するためのガーネッ
ト単結晶基板であり、イットリウムアルミニウムガーネ
ット(YAG)単結晶基板あるいは置換型YAG単結晶
基板を用いる。2は下部クラッド、3は上部クラッドで
あり、下部クラッド2には、基板そのものあるいは基板
と同一組成のYAGあるいは置換型YAG結晶膜を用
い、上部クラッド3には、基板と同一組成のYAGある
いは置換型YAG結晶膜を用いる。4は、光を閉じ込め
るためのコアであり、希土類元素の一部をTm、Ndお
よびLuで置換し、クラッド材料であるYAGに比して
若干屈折率を大きな値に制御するために必要に応じAl
の一部をGaに置換し、また必要に応じてCaあるいは
Mgを添加した結晶膜を用いる。このようにして、導波
構造を実現し、活性イオンとしては、Tm4+イオンを用
いる。
ト単結晶基板であり、イットリウムアルミニウムガーネ
ット(YAG)単結晶基板あるいは置換型YAG単結晶
基板を用いる。2は下部クラッド、3は上部クラッドで
あり、下部クラッド2には、基板そのものあるいは基板
と同一組成のYAGあるいは置換型YAG結晶膜を用
い、上部クラッド3には、基板と同一組成のYAGある
いは置換型YAG結晶膜を用いる。4は、光を閉じ込め
るためのコアであり、希土類元素の一部をTm、Ndお
よびLuで置換し、クラッド材料であるYAGに比して
若干屈折率を大きな値に制御するために必要に応じAl
の一部をGaに置換し、また必要に応じてCaあるいは
Mgを添加した結晶膜を用いる。このようにして、導波
構造を実現し、活性イオンとしては、Tm4+イオンを用
いる。
【0012】
【作用】本発明の増幅作用を有する光導波路の動作を説
明すると以下のようになる。AlGaAsで構成される
極く一般的な0.81μmの半導体レーザからの光をコ
ア層4に結合させる。コア層4には、ネオジム(N
d3+)イオンが存在し、この光を吸収し、基底準位から
4F3/2へと遷移する。また、コア層4には、4価のルテ
チウムイオン(Lu4+)が存在し、電気双極子間の相互
作用等の効果によりネオジムが吸収したエネルギーの伝
達に預かり2F5/2へと遷移し、0.95μm前後の波長
の光で励起されたのと同様の励起状態になる。エネルギ
ーの伝達を受けたルテチウムイオンは、同様の効果によ
り4価のツリウムイオンにエネルギーを伝達する。最終
的にエネルギーの伝達を受けた4価のツリウムイオン
は、0.98μmの光で励起されたのと同様に、4I
11/2準位で反転分布を形成し、4I13/2準位まで非発光
で遷移した後蛍光を生ずる。この蛍光については、YA
G中の3価のエルビウムよりもやや短波長の1.55μ
mの波長の光を誘導放出することが特徴である。この誘
導放出により、1.55μm波長の信号光の増幅作用が
生ずる。4価の価数を有するルテチウムイオンおよびツ
リウムイオンの量を増大するには、電価補償のを利用す
るのが効果的であり、そのため、カルシウムおよびマグ
ネシウムを適宜添加する。ネオジムイオンは、幸いなこ
とに、イオン半径が大きく、4価になりにくい。この様
子を概念的に図2に示す。
明すると以下のようになる。AlGaAsで構成される
極く一般的な0.81μmの半導体レーザからの光をコ
ア層4に結合させる。コア層4には、ネオジム(N
d3+)イオンが存在し、この光を吸収し、基底準位から
4F3/2へと遷移する。また、コア層4には、4価のルテ
チウムイオン(Lu4+)が存在し、電気双極子間の相互
作用等の効果によりネオジムが吸収したエネルギーの伝
達に預かり2F5/2へと遷移し、0.95μm前後の波長
の光で励起されたのと同様の励起状態になる。エネルギ
ーの伝達を受けたルテチウムイオンは、同様の効果によ
り4価のツリウムイオンにエネルギーを伝達する。最終
的にエネルギーの伝達を受けた4価のツリウムイオン
は、0.98μmの光で励起されたのと同様に、4I
11/2準位で反転分布を形成し、4I13/2準位まで非発光
で遷移した後蛍光を生ずる。この蛍光については、YA
G中の3価のエルビウムよりもやや短波長の1.55μ
mの波長の光を誘導放出することが特徴である。この誘
導放出により、1.55μm波長の信号光の増幅作用が
生ずる。4価の価数を有するルテチウムイオンおよびツ
リウムイオンの量を増大するには、電価補償のを利用す
るのが効果的であり、そのため、カルシウムおよびマグ
ネシウムを適宜添加する。ネオジムイオンは、幸いなこ
とに、イオン半径が大きく、4価になりにくい。この様
子を概念的に図2に示す。
【0013】一方、例えば、2価の価数を有するホルミ
ウムイオンを用いると同様の効果が期待されるが、残念
ながら、その場合には3価のエルビウムイオンよりもや
や長波長の光を誘導放出するに留り、通信波長の増幅は
できない。
ウムイオンを用いると同様の効果が期待されるが、残念
ながら、その場合には3価のエルビウムイオンよりもや
や長波長の光を誘導放出するに留り、通信波長の増幅は
できない。
【0014】本発明による導波路型固体レーザの持つ利
点には、上述の励起用光源が低価格以外にもあり、これ
をさらに説明すると以下のようになる。
点には、上述の励起用光源が低価格以外にもあり、これ
をさらに説明すると以下のようになる。
【0015】まず、誘導放出の原理に希土類イオンの蛍
光を利用しているため、波長安定性に優れることが挙げ
られる。材料にガーネット結晶を用いているため、熱的
・化学的に安定であり、長寿命である。非常に小型の素
子であり、励起要項減を別にすると、全長約20mm、
厚さ約0.5mm、幅はハンドリングが容易な範囲内で
1〜5mm程度に選べる。
光を利用しているため、波長安定性に優れることが挙げ
られる。材料にガーネット結晶を用いているため、熱的
・化学的に安定であり、長寿命である。非常に小型の素
子であり、励起要項減を別にすると、全長約20mm、
厚さ約0.5mm、幅はハンドリングが容易な範囲内で
1〜5mm程度に選べる。
【0016】導波路型部品であるため、当然のことなが
ら、他の導波路型デバイスとの結合は容易である。作製
に用いるYAG結晶基板は、入手が容易で、価格も比較
的やすく、生産・制御技術が進んでいる。液相エピタキ
シャル成長法による結晶成長技術も完成している。ま
た、加工性に優れており、導波路加工が容易であるとと
もに、大量生産が可能となり一層の低価格化が図れる。
ら、他の導波路型デバイスとの結合は容易である。作製
に用いるYAG結晶基板は、入手が容易で、価格も比較
的やすく、生産・制御技術が進んでいる。液相エピタキ
シャル成長法による結晶成長技術も完成している。ま
た、加工性に優れており、導波路加工が容易であるとと
もに、大量生産が可能となり一層の低価格化が図れる。
【0017】本発明は、以上のことにより、YAGある
いは置換型YAG基板上にYAGあるいは置換型YAG
をクラッド材料とし、コア材料を適宜選択することによ
り、安価な0.81μmの半導体レーザでの励起が可能
な、1.55μm波長領域の光を増幅する作用を有する
小型・安価でかつ容易に他の導波路型部品への接続が可
能であるような、実用に耐える素子として機能する光導
波路を提供することが可能である。
いは置換型YAG基板上にYAGあるいは置換型YAG
をクラッド材料とし、コア材料を適宜選択することによ
り、安価な0.81μmの半導体レーザでの励起が可能
な、1.55μm波長領域の光を増幅する作用を有する
小型・安価でかつ容易に他の導波路型部品への接続が可
能であるような、実用に耐える素子として機能する光導
波路を提供することが可能である。
【0018】
【実施例】以下に、本発明を具体的実施例に基づいて説
明するが、本発明は、これらの実施例に限定されないこ
とは勿論である。
明するが、本発明は、これらの実施例に限定されないこ
とは勿論である。
【0019】
【実施例1】基板結晶にYAGを用いて、下部クラッド
材料として基板そのものを用い、コア層にイットリウム
の一部をネオジム、ルテチウムおよびツリウムに置換
し、屈折率をクラッドに比較してわずかに大きくなるよ
うにアルミニウムの一部をガリウムに置換したガーネッ
ト結晶膜を用い、上部クラッドにYAG結晶膜を用いた
光導波路を作製し、特性の評価を行なった。
材料として基板そのものを用い、コア層にイットリウム
の一部をネオジム、ルテチウムおよびツリウムに置換
し、屈折率をクラッドに比較してわずかに大きくなるよ
うにアルミニウムの一部をガリウムに置換したガーネッ
ト結晶膜を用い、上部クラッドにYAG結晶膜を用いた
光導波路を作製し、特性の評価を行なった。
【0020】直径が約2インチで厚さ約0.4mmのY
AG単結晶基板{(111)方位}を用意して、その基
板上に酸化鉛と酸化硼素を融材とする液相エピタキシャ
ル成長により約950℃の温度でコア層となるネオジ
ム、ルテチウム、ツリウムおよびガリウムを含有する置
換型YAG結晶膜を約5μmの厚さに成長させた。
AG単結晶基板{(111)方位}を用意して、その基
板上に酸化鉛と酸化硼素を融材とする液相エピタキシャ
ル成長により約950℃の温度でコア層となるネオジ
ム、ルテチウム、ツリウムおよびガリウムを含有する置
換型YAG結晶膜を約5μmの厚さに成長させた。
【0021】なお、屈折率を制御すべくガリウムの置換
量はアルミニウムのサイトの約15%とした。また、希
土類元素の置換による屈折率変化は小さいので、コア層
の屈折率は、ガリウムの置換量によって制御可能で、ク
ラッドよりもおよそ0.02だけ大きい。添加元素のう
ち発光に関与するのは、ネオジム、ルテチウム、ツリウ
ムでありその含有量は、それぞれ等しい程度の含有量で
あり、合計して希土類元素全体の高々15%以下程度と
した。この置換により、格子定数が基板と若干相違する
が、結晶成長を阻害しない範囲であれば、あえて格子整
合にこだわる必要はない。また、結晶成長が困難な程度
に格子不整合がある場合には、赤外領域で、吸収・発光
に関与しないランタンあるいはガドリニウムをさらに添
加することにより格子不整合を緩和してコア層の成長を
行なうこともありうる。
量はアルミニウムのサイトの約15%とした。また、希
土類元素の置換による屈折率変化は小さいので、コア層
の屈折率は、ガリウムの置換量によって制御可能で、ク
ラッドよりもおよそ0.02だけ大きい。添加元素のう
ち発光に関与するのは、ネオジム、ルテチウム、ツリウ
ムでありその含有量は、それぞれ等しい程度の含有量で
あり、合計して希土類元素全体の高々15%以下程度と
した。この置換により、格子定数が基板と若干相違する
が、結晶成長を阻害しない範囲であれば、あえて格子整
合にこだわる必要はない。また、結晶成長が困難な程度
に格子不整合がある場合には、赤外領域で、吸収・発光
に関与しないランタンあるいはガドリニウムをさらに添
加することにより格子不整合を緩和してコア層の成長を
行なうこともありうる。
【0022】次に、コア層まで成長した基板に対して、
膜上にコアリッジを加工するためのマスクをフォト工程
により形成し、イオンビームエッチングを行なって幅約
5μm・高さ約5μmの直線状のコアリッジを形成し
た。
膜上にコアリッジを加工するためのマスクをフォト工程
により形成し、イオンビームエッチングを行なって幅約
5μm・高さ約5μmの直線状のコアリッジを形成し
た。
【0023】コアリッジの形成まで行なった基板上に、
コア層と同様にして酸化鉛と酸化硼素を融材とする液相
エピタキシャル成長法により約980℃の温度で約15
μmの厚さに上部クラッド層となるYAG結晶膜を成長
させることによりコアの断面が5μm×5μmの導波路
構造を形成した。
コア層と同様にして酸化鉛と酸化硼素を融材とする液相
エピタキシャル成長法により約980℃の温度で約15
μmの厚さに上部クラッド層となるYAG結晶膜を成長
させることによりコアの断面が5μm×5μmの導波路
構造を形成した。
【0024】最後に、この導波路を長さ約20mmに切
断して端面を研磨して光導波路の作製を終わった。この
光導波路は、図1にその概念図を示す構造を有してい
る。
断して端面を研磨して光導波路の作製を終わった。この
光導波路は、図1にその概念図を示す構造を有してい
る。
【0025】この光導波路のまとめを表1に示す。な
お、励起には0.81μmの半導体LDを用いた。
お、励起には0.81μmの半導体LDを用いた。
【0026】 表1 光導波路のまとめ 基板材料 YAG コア材料 (Nd,Lu,Tm,Ga):YAG 励起光光源 AlGaAs半導体レーザ(波長0.806μm) 1.55μmでの利得 25dB以上 利得係数 1dB/mW以上
【0027】利得係数とは、励起光1mW当たりの増幅
率のことである。この表からわかるように、この光導波
路は、高性能であった。
率のことである。この表からわかるように、この光導波
路は、高性能であった。
【0028】
【実施例2】実施例1に対して、基板材料として、イッ
トリウムの一部を他の希土類元素に置換した各基板結晶
を用いて、下部クラッドには、基板と同一組成の置換型
ガーネット結晶膜を酸化鉛と酸化硼素を融材とする液相
エピタキシャル成長法により約980℃の温度で約10
μmの厚さに成長させ、その他の条件は実施例1と同様
とした光導波路を作製して特性評価を行なった。当然
に、それらの光導波路の上部クラッドは、基板材料と同
一組成の下部クラッドと同一の条件で厚さ約15μmに
成長したものである。コアの材料も実施例1と同じであ
り、Yの一部をネオジム、ルテチウム、ツリウムで置換
したものである。これらの光導波路の特性を表2に示
す。なお、励起には、0.81μmの半導体LDを用い
た。
トリウムの一部を他の希土類元素に置換した各基板結晶
を用いて、下部クラッドには、基板と同一組成の置換型
ガーネット結晶膜を酸化鉛と酸化硼素を融材とする液相
エピタキシャル成長法により約980℃の温度で約10
μmの厚さに成長させ、その他の条件は実施例1と同様
とした光導波路を作製して特性評価を行なった。当然
に、それらの光導波路の上部クラッドは、基板材料と同
一組成の下部クラッドと同一の条件で厚さ約15μmに
成長したものである。コアの材料も実施例1と同じであ
り、Yの一部をネオジム、ルテチウム、ツリウムで置換
したものである。これらの光導波路の特性を表2に示
す。なお、励起には、0.81μmの半導体LDを用い
た。
【0029】 表2 イットリウムを置換 1.55μmにおける 利得係数(dB/mW) する希土類元素 利得(dB) La 23 0.8 Pr 25 1.1 Sm 22 0.7 Eu 26 1.2 Gd 28 1.3 Tb 26 1.2 Dy 24 1.0 Ho 24 1.0 Er 24 1.0
【0030】表2からわかるように、これらの光導波路
の性能は十分であった。
の性能は十分であった。
【0031】
【実施例3】実施例1および2に対して、クラッド材料
は同一として、コア層にネオジム、ルテチウム、ツリウ
ムおよびガリウムに加えてカルシウムおよびマグネシウ
ムを添加した結晶膜を用いて光導波路を作製した。コア
層の屈折率はクラッドよりも若干大きく、格子定数は基
板と同等にしたことは言うまでもない。カルシウムおよ
びマグネシウムは2価のイオンであり、電価補償を行な
うためにルテチウムおよびツリウムの4価イオンが増大
していることが蛍光寿命の測定から確認できた。これら
の光導波路の特性を表3に示す。なお、カルシウムイオ
ンはイオン半径が大きく、酸素の12面体で囲まれる希
土類元素のサイトを置換し、マグネシウムは比較的イオ
ン半径が小さく、酸素の8面体あるいは4面体で囲まれ
るアルミニウムのサイトを置換する。その置換量として
は、合計して、ルテチウムおよびツリウムの含有量と同
程度となるようにした。なお、励起には、0.81μm
の半導体LDを用いた。
は同一として、コア層にネオジム、ルテチウム、ツリウ
ムおよびガリウムに加えてカルシウムおよびマグネシウ
ムを添加した結晶膜を用いて光導波路を作製した。コア
層の屈折率はクラッドよりも若干大きく、格子定数は基
板と同等にしたことは言うまでもない。カルシウムおよ
びマグネシウムは2価のイオンであり、電価補償を行な
うためにルテチウムおよびツリウムの4価イオンが増大
していることが蛍光寿命の測定から確認できた。これら
の光導波路の特性を表3に示す。なお、カルシウムイオ
ンはイオン半径が大きく、酸素の12面体で囲まれる希
土類元素のサイトを置換し、マグネシウムは比較的イオ
ン半径が小さく、酸素の8面体あるいは4面体で囲まれ
るアルミニウムのサイトを置換する。その置換量として
は、合計して、ルテチウムおよびツリウムの含有量と同
程度となるようにした。なお、励起には、0.81μm
の半導体LDを用いた。
【0032】 表3 希土類元素 1.55μmにおける利得(dB) 利得係数(dB/mW) Y 30 1.3 La 25 0.9 Pr 27 1.2 Sm 24 0.8 Eu 30 1.3 Gd 32 1.4 Tb 30 1.3 Dy 26 1.1 Ho 26 1.1 Er 26 1.1
【0033】表3からわかるように、これらの光導波路
は、高性能であった。
は、高性能であった。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
導波路を形成するための基板にY3Al5O12(YAG)
単結晶基板あるいはイットリウムを置換可能な他の希土
類元素に一部置換した置換型YAG単結晶基板を用い、
下部クラッドおよび上部クラッドに基板材料と同一のY
AG単結晶あるいは置換型YAG単結晶を用い、光を閉
じ込めるコア層に、基板材料を構成する希土類元素の一
部をNd、Tm、Luで置換し、屈折率を所望の値に制
御するために必要に応じてAlの一部をGaに置換し、
また必要に応じてCaあるいはMgを添加した結晶を用
いることにより、励起に0.81μmの半導体LDの使
用が可能な高性能の増幅作用を有する光導波路を構成で
き、産業上の利点が大きいものである。
導波路を形成するための基板にY3Al5O12(YAG)
単結晶基板あるいはイットリウムを置換可能な他の希土
類元素に一部置換した置換型YAG単結晶基板を用い、
下部クラッドおよび上部クラッドに基板材料と同一のY
AG単結晶あるいは置換型YAG単結晶を用い、光を閉
じ込めるコア層に、基板材料を構成する希土類元素の一
部をNd、Tm、Luで置換し、屈折率を所望の値に制
御するために必要に応じてAlの一部をGaに置換し、
また必要に応じてCaあるいはMgを添加した結晶を用
いることにより、励起に0.81μmの半導体LDの使
用が可能な高性能の増幅作用を有する光導波路を構成で
き、産業上の利点が大きいものである。
【図1】本発明による光導波路の構成の概念図。
【図2】本発明の効果を概念的に示すエネルギーダイア
グラム。
グラム。
1 導波路を形成するためのガーネット結晶基板 2 下部クラッド 3 上部クラッド 4 コア層 5 3価のネオジムイオンの4F3/2準位 6 4価のルテチウムイオンの6F5/2準位 7 4価のツリウムイオンの4I11/2準位 8 4価のツリウムイオンの4I13/2準位 9 基底準位
Claims (3)
- 【請求項1】導波路を形成するための基板にY3Al5O
12(YAG)単結晶基板あるいはイットリウムを置換可
能な他の希土類元素に一部置換した置換型YAG単結晶
基板を用い、下部クラッドおよび上部クラッドに基板材
料と同一のYAG単結晶あるいは置換型YAG単結晶を
用い、光を閉じ込めるコア層に、基板材料を構成する希
土類元素の一部をNd、Tm、Luで置換し、屈折率を
所望の値に制御するために必要に応じてAlの一部をG
aに置換した結晶を用いることを特徴とする増幅作用を
有する光導波路。 - 【請求項2】前記コア層を構成する結晶に、Caおよび
Mgの群より選択された一種以上の元素を添加したこと
を特徴とする請求項1記載の増幅作用を有する光導波
路。 - 【請求項3】前記置換型YAG単結晶はイットリウム
が、La、Pr、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、H
o、Erの群からなる元素の一種以上で置換されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の増幅作用を有
する光導波路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6093091A JPH07281039A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 増幅作用を有する光導波路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6093091A JPH07281039A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 増幅作用を有する光導波路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07281039A true JPH07281039A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=14072859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6093091A Pending JPH07281039A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 増幅作用を有する光導波路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07281039A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003005505A1 (en) * | 2001-07-06 | 2003-01-16 | Redfern Integrated Optics Pty Ltd | Monolithically-integrated optical device and method of forming same |
KR100442063B1 (ko) * | 2002-01-29 | 2004-07-30 | 주식회사 럭스퍼트 | 상부 증폭방식의 도파로 증폭기 |
JP2010147035A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Shimadzu Corp | 光学素子および光学素子の製造方法 |
JP2017112139A (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | 株式会社豊田中央研究所 | レーザ発振装置 |
JP2017524265A (ja) * | 2014-08-14 | 2017-08-24 | レイセオン カンパニー | 非対称冷却を有する非対称平面導波路 |
CN116224488A (zh) * | 2022-12-27 | 2023-06-06 | 四川大学 | 一种基于薄膜铌酸锂集成光子器件实现红绿光输出的方法 |
-
1994
- 1994-04-06 JP JP6093091A patent/JPH07281039A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003005505A1 (en) * | 2001-07-06 | 2003-01-16 | Redfern Integrated Optics Pty Ltd | Monolithically-integrated optical device and method of forming same |
US6549688B2 (en) | 2001-07-06 | 2003-04-15 | Redfern Integrated Optics Pty Ltd | Monolithically-integrated optical device and method of forming same |
KR100442063B1 (ko) * | 2002-01-29 | 2004-07-30 | 주식회사 럭스퍼트 | 상부 증폭방식의 도파로 증폭기 |
JP2010147035A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Shimadzu Corp | 光学素子および光学素子の製造方法 |
JP2017524265A (ja) * | 2014-08-14 | 2017-08-24 | レイセオン カンパニー | 非対称冷却を有する非対称平面導波路 |
JP2017112139A (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | 株式会社豊田中央研究所 | レーザ発振装置 |
CN116224488A (zh) * | 2022-12-27 | 2023-06-06 | 四川大学 | 一种基于薄膜铌酸锂集成光子器件实现红绿光输出的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5084880A (en) | Erbium-doped fluorozirconate fiber laser pumped by a diode laser source | |
EP0582601B1 (en) | Praseodymium doped waveguide lasers | |
Shimokozono et al. | Room‐temperature operation of an Yb‐doped Gd3Ga5O12 buried channel waveguide laser at 1.025 μm wavelength | |
JP4706079B2 (ja) | 光ファイバー素子及びそれを用いた光の非相反性付与方法 | |
Sugimoto et al. | A ytterbium‐and neodymium‐co‐doped yttrium aluminum garnet–buried channel waveguide laser pumped at 0.81 μm | |
JPH06508961A (ja) | 光増幅器およびレーザ | |
JP2000244042A (ja) | 光導波路並びにその光導波路を用いたレーザ発振器およびレーザ増幅器 | |
JPH07281039A (ja) | 増幅作用を有する光導波路 | |
JPH0837328A (ja) | 波長可変レーザ用ガーネット結晶導波路 | |
JP3436286B2 (ja) | 固体レーザ用置換型ガーネット結晶材料 | |
JP3412712B2 (ja) | 固体レーザ用結晶材料 | |
US6650663B1 (en) | Power-scaling of erbium 3/μ m-laser | |
JPH08316562A (ja) | ガーネット結晶導波路型レーザ | |
JPH04333029A (ja) | 増幅用光ファイバ及びこれを用いた1.3μm帯用光ファイバ増幅器 | |
JP3424698B2 (ja) | 増幅作用を有するガーネット結晶導波路 | |
US6853480B2 (en) | Optical amplifier | |
JP2857218B2 (ja) | ファイバレーザ媒質およびこれを用いた光増幅器 | |
JP3301043B2 (ja) | ガーネット導波路及びガーネット導波路の使用方法 | |
Clare | Rare earths in glasses for laser applications | |
JPH08283093A (ja) | レーザ材料の製造方法 | |
JPH07302950A (ja) | 導波路型固体レーザ | |
JP3005074B2 (ja) | ファイバ増幅器、ファイバレーザ、導波路素子増幅器、及び導波路素子レーザ | |
JP2007507084A (ja) | 固体レーザー媒質 | |
JPH0499080A (ja) | 光増幅器 | |
Wittke | Thin-film lasers |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080717 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080717 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090717 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |