JPH07280918A - 妨害波抑圧装置 - Google Patents

妨害波抑圧装置

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Publication number
JPH07280918A
JPH07280918A JP6067224A JP6722494A JPH07280918A JP H07280918 A JPH07280918 A JP H07280918A JP 6067224 A JP6067224 A JP 6067224A JP 6722494 A JP6722494 A JP 6722494A JP H07280918 A JPH07280918 A JP H07280918A
Authority
JP
Japan
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signal
amplitude
output
antenna
circuit
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Application number
JP6067224A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshiyama
浩 吉山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイドローブより入射した不要信号に対して
サイドローブ判定を正しく行い、妨害波を除去すること
を目的とする。 【構成】 振幅比較回路11にスレッショルド係数kを
付加することによってΣ振幅信号とk・Δ振幅信号の大
小を比較するようにし、角度検出回路8出力のビーム振
角信号より目標捜索時における振幅比較回路のスレッシ
ョルド係数kについて、最適なkの値であるkSRC を設
定し出力する捜索スレッショルド係数出力回路を付加し
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、位相モノパルスレー
ダ(目標からの反射信号の位相を比較して、角度誤差を
検出するレーダ)において、サイドローブ方向より入射
されるジャマ等の不要信号に対しサイドローブから入射
されたことを認識(位相モノパルスレーダのアンテナパ
ターンのサイドローブ領域では一般にΣパターン≦Δパ
ターンであるため、Σ振幅値とΔ振幅値の大小を比較す
ることにより判定する)し、サイドローブの信号にはロ
ックオンしないように除去する機能を備えた妨害波抑圧
装置に関するもので、特にアンテナパターンの劣化によ
りサイドローブ領域においてΣパターン>Δパターンと
なる領域が発生してしまった場合でも、サイドローブ判
定を正しく行い不要信号を除去しようとするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】まず、従来のこの種の妨害波抑圧装置に
ついて簡単に説明する。図11において、1は目標から
の反射信号を受信する第1のアンテナ、2は同様に目標
からの反射信号を受信する第2のアンテナ、3は第1の
アンテナ1で受信した第1の受信信号と第2のアンテナ
2で受信した第2の受信信号を加算しΣ信号を出力する
加算器、4は第1のアンテナ1で受信した第1の受信信
号と第2のアンテナ2で受信した第2の受信信号を減算
しΔ信号を出力する減算器、5はΣ信号とΔ信号より目
標信号であるΣビデオ信号とΔビデオ信号を取り出す受
信機、6はΣビデオ信号とΔビデオ信号より角度追尾誤
差信号を出力する角度追尾誤差検出回路、7は角度追尾
誤差信号より第1のアンテナ1と第2のアンテナ2を目
標方向に駆動するアンテナサーボ装置、8はアンテナサ
ーボ装置7からの駆動信号によりビーム振角信号を検出
する角度検出回路、9は受信機出力のΣビデオ信号より
Δ振幅信号を検出するΣ振幅検出回路、10は受信機出
力のΔビデオ信号よりΔ振幅信号を検出するΔ振幅検出
回路、11はΣ振幅信号とΔ振幅信号よりΣ振幅信号と
Δ振幅信号の大小を比較しΣ振幅信号≦Δ振幅信号の場
合に”1”を出力し、Σ振幅信号>Δ振幅信号の場合
に”0”を出力する振幅比較回路、12は振幅比較回路
の出力が”1”の場合にはサイドローブ信号を出力し、
振幅比較回路の出力が”0”の場合にはメインローブ信
号を出力するサイドローブ判定回路、Aはサイドローブ
より入射したジャマ等の不要信号を除去及び抑圧する妨
害波抑圧装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の妨害波抑圧装置
は以上のように構成され、位相モノパルスレーダ(目標
からの反射信号の位相を比較して、角度誤差を検出する
レーダ)では、サイドローブ方向より入射されるジャマ
等の不要信号に対しサイドローブから入射されたことを
認識する方法として一般に、位相モノパルスレーダのア
ンテナパターンのサイドローブ領域ではΣパターン≦Δ
パターンであるため目標検出された信号に対してΣ振幅
値とΔ振幅値を比較することにより、Σ振幅値>Δ振幅
値であればメインローブより入射した信号、Σ振幅値≦
Δ振幅値であればサイドローブより入射した信号と判定
していた。しかし、フェーズド・アレー・レーダではビ
ーム振角によってアンテナパターンが変化し、またブロ
ッキング(アンテナ前方に電波送受信時の妨げになるも
のがある現象)状態ではビーム振角によってアンテナパ
ターンが大きく変化するため、位相モノパルスレーダの
アンテナパターンのサイドローブ領域においてΣパター
ン>Δパターンとなる領域が発生してしまい、本領域よ
り入射した不要信号に対して上記判定方法では、サイド
ローブから入射した信号と判定できないという問題点が
あった。
【0004】この発明の実施例1では、位相モノパルス
レーダのアンテナパターンの劣化によりサイドローブ判
定不可領域(位相モノパルスレーダのアンテナパターン
のサイドローブ領域においてΣパターン>Δパターンと
なってしまった領域)がある場合でも、各ビーム振角に
応じてサイドローブ判定式(Σ振幅信号≦k・Δ振幅信
号)のスレッショルド係数kの値を、目標捜索時に必要
なビーム幅を満足する範囲で変化させることにより、サ
イドローブ判定不可領域を減少させてサイドローブ判定
を全領域において正しく行えることを目的とする。
【0005】この発明の実施例2では、位相モノパルス
レーダのアンテナパターンの劣化によりサイドローブ判
定不可領域(位相モノパルスレーダのアンテナパターン
のサイドローブ領域においてΣパターン>Δパターンと
なってしまった領域)がある場合でも、各ビーム振角に
応じてサイドローブ判定式(Σ振幅信号≦k・Δ振幅信
号)のスレッショルド係数kの値を、目標捜索時では目
標捜索時に必要なビーム幅を満足する範囲で変化させ、
また目標追尾時では目標追尾時に必要なビーム幅(目標
追尾時は目標をビーム中心に引き込んでいるため、捜索
時に必要なビーム幅よりも小さくなる)を満足する範囲
で変化させ、これを目標捜索時と追尾時において切り換
えることにより、サイドローブ判定不可領域を減少させ
てサイドローブ判定を全領域において正しく行うことを
目的とし、さらに目標捜索時にサイドローブ判定不可領
域があった場合でも、目標追尾時ではkSRC <kTRK
りサイドローブ判定不可領域を目標捜索時より減少させ
ることができるため、サイドローブ判定を全領域におい
てより一層正しく行えることを目的とする。
【0006】しかしS/Nの影響により、高S/N時で
は位相モノパルスレーダのアンテナパターンにおいてメ
インローブ領域(Σ振幅値>Δ振幅値)とサイドローブ
領域(Σ振幅値≦Δ振幅値)の判定ができた状態が、低
S/N時ではノイズの影響により、メインローブ領域に
おいてΣ振幅値≦Δ振幅値となる領域が発生しメインロ
ーブと判定可能な領域が狭くなってしまい、毎回サイド
ローブ判定を実施すると本領域のメインローブより入射
した目標に対してメインローブかサイドローブかの判定
が困難となってしまい、目標を安定して追尾することが
できないという問題点があった。
【0007】この発明の実施例3では上記実施例2に加
えて、S/Nの変化により低S/N時においてメインロ
ーブ領域のサイドローブ判定を誤って判定してしまった
場合でも、S/Nに応じて高S/N時ではサイドローブ
判定が正しいと判断してそのまま処理を実行し、低S/
N時ではサイドローブ判定が誤っていると判断して処理
を実行しないようにすることにより、S/Nの変化によ
り誤ったサイドローブ判定を実施しないことを目的とす
る。
【0008】この発明の実施例4では上記実施例2に加
えて、S/Nの変化により高S/N時ではサイドローブ
判定のスレッショルドレベルを上げてサイドローブ判定
不可領域を減少させ、また低S/N時ではメインローブ
領域でのサイドローブ判定を誤って判定しないようにS
/Nのレベルに応じてサイドローブ判定のスレッショル
ドレベルを下げて誤判定領域を減少させることにより、
ノイズの影響を除去しS/Nの変化に関係なくサイドロ
ーブ判定を正しく行えることを目的とする。
【0009】この発明の実施例5では上記実施例2に加
えて、累積の考え方を導入しサイドローブ判定のスレッ
ショルドを下げずに、S/Nに応じた累積回数を予め設
定しておき、高S/N時には累積回数を少なくしてサイ
ドローブ判定を行い、低S/N時には累積回数を多くし
てサイドローブ判定を行うことにより、ノイズの影響を
除去しS/Nの変化に関係なくサイドローブ判定を正し
く行えることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の実施例1に係
わる妨害波抑圧装置は、振幅比較回路にスレッショルド
係数kを付加することによってΣ振幅信号とk・Δ振幅
信号の大小を比較するようにし、角度検出回路出力のビ
ーム振角信号より目標捜索時における振幅比較回路のス
レッショルド係数kについて最適なkの値であるkSRC
を設定し出力する捜索スレッショルド係数出力手段を具
備したものである。
【0011】この発明の実施例2に係わる妨害波抑圧装
置は、振幅比較回路にスレッショルド係数kを付加する
ことによってΣ振幅信号とk・Δ振幅信号の大小を比較
するようにし、角度検出回路出力のビーム振角信号より
目標捜索時における振幅比較回路のスレッショルド係数
kについて最適なkの値であるkSRC を設定し出力する
捜索スレッショルド係数出力手段と、ビーム振角信号よ
り目標追尾時における振幅比較回路のスレッショルド係
数kについて最適なkの値であるkTRK を設定し出力す
る追尾スレッショルド係数出力手段と、角度追尾誤差検
出回路出力の追尾信号より追尾信号がオンの場合には追
尾スレッショルド係数信号を出力し、追尾信号がオフの
場合には捜索スレッショルド係数信号を出力するスレッ
ショルド係数切換手段を具備したものである。
【0012】この発明の実施例3に係わる妨害波抑圧装
置は、振幅比較回路にスレッショルド係数kを付加する
ことによってΣ振幅信号とk・Δ振幅信号の大小を比較
するようにし、角度検出回路出力のビーム振角信号より
目標捜索時における振幅比較回路のスレッショルド係数
kについて最適なkの値であるkSRC を設定し出力する
捜索スレッショルド係数出力手段と、ビーム振角信号よ
り目標追尾時における振幅比較回路のスレッショルド係
数kについて最適なkの値であるkTRK を設定し出力す
る追尾スレッショルド係数出力手段と、角度追尾誤差検
出回路出力の追尾信号より追尾信号がオンの場合には追
尾スレッショルド係数信号を出力し、追尾信号がオフの
場合には捜索スレッショルド係数信号を出力するスレッ
ショルド係数切換手段と、Σ振幅検出回路出力のΣ振幅
信号よりS/N信号を検出するS/N検出手段と、サイ
ドローブ判定回路出力のサイドローブ信号またはメイン
ローブ信号とS/N信号より、S/N信号が高S/N時
の場合にはサイドローブ判定回路出力をそのまま出力
し、低S/N時の場合には出力しない判定正否切換手段
を具備したものである。
【0013】この発明の実施例4に係わる妨害波抑圧装
置は、振幅比較回路にスレッショルド係数kを付加する
ことによってΣ振幅信号とk・Δ振幅信号の大小を比較
するようにし、角度検出回路出力のビーム振角信号より
目標捜索時における振幅比較回路のスレッショルド係数
kについて最適なkの値であるkSRC を設定し出力する
捜索スレッショルド係数出力手段と、ビーム振角信号よ
り目標追尾時における振幅比較回路のスレッショルド係
数kについて最適なkの値であるkTRK を設定し出力す
る追尾スレッショルド係数出力手段と、角度追尾誤差検
出回路出力の追尾信号より追尾信号がオンの場合には追
尾スレッショルド係数信号を出力し、追尾信号がオフの
場合には捜索スレッショルド係数信号を出力するスレッ
ショルド係数切換手段と、Σ振幅検出回路出力のΣ振幅
信号よりS/N信号を検出するS/N検出手段と、スレ
ッショルド係数切換回路出力の捜索スレッショルド係数
信号または追尾スレッショルド係数信号とS/N信号に
より、S/N信号が高S/N時の場合にはスレッショル
ド係数切換回路出力をそのままS/Nスレッショルド係
数信号として出力し、低S/N時の場合にはS/Nに応
じて振幅比較回路のスレッショルド係数kについて最適
なkの値であるkS/N を設定し、S/Nスレッショルド
係数信号として出力するS/Nスレッショルド係数出力
手段を具備したものである。
【0014】この発明の実施例5に係わる妨害波抑圧装
置は、振幅比較回路にスレッショルド係数kを付加する
ことによってΣ振幅信号とk・Δ振幅信号の大小を比較
するようにし、角度検出回路出力のビーム振角信号より
目標捜索時における振幅比較回路のスレッショルド係数
kについて最適なkの値であるkSRC を設定し出力する
捜索スレッショルド係数出力手段と、ビーム振角信号よ
り目標追尾時における振幅比較回路のスレッショルド係
数kについて最適なkの値であるkTRK を設定し出力す
る追尾スレッショルド係数出力手段と、角度追尾誤差検
出回路出力の追尾信号より追尾信号がオンの場合には追
尾スレッショルド係数信号を出力し、追尾信号がオフの
場合には捜索スレッショルド係数信号を出力するスレッ
ショルド係数切換手段と、Σ振幅検出回路出力のΣ振幅
信号よりS/N信号を検出するS/N検出手段と、S/
N信号より高S/N時にはサイドローブ判定を行う累積
回数を少なくし低S/N時にはサイドローブ判定を行う
累積回数を多くするような累積回数信号を出力する累積
回数出力手段と、振幅比較回路出力と累積回数信号より
累積回数信号分サンプリングを実施し振幅比較回路出力
の”1”をサンプリング数/2回以上検出できれば”
1”を出力し、サンプリング数/2回以下の検出であれ
ば”0”を出力する累積判定手段を具備したものであ
る。
【0015】
【作用】この発明の実施例1では、位相モノパルスレー
ダのアンテナパターンの劣化によりサイドローブ判定不
可領域(位相モノパルスレーダのアンテナパターンのサ
イドローブ領域においてΣパターン>Δパターンとなっ
てしまった領域)がある場合でも、各ビーム振角に応じ
てサイドローブ判定式(Σ振幅信号≦k・Δ振幅信号)
のスレッショルド係数kの値を目標捜索時に必要なビー
ム幅を満足する範囲で変化させることにより、サイドロ
ーブ判定不可領域を減少させてサイドローブ判定を全領
域において正しく行い、サイドローブより入射した不要
信号を除去することができる。
【0016】この発明の実施例2では、位相モノパルス
レーダのアンテナパターンの劣化によりサイドローブ判
定不可領域(位相モノパルスレーダのアンテナパターン
のサイドローブ領域においてΣパターン>Δパターンと
なってしまった領域)がある場合でも、各ビーム振角に
応じてサイドローブ判定式(Σ振幅信号≦k・Δ振幅信
号)のスレッショルド係数kの値を、目標捜索時では目
標捜索時に必要なビーム幅を満足する範囲で変化させ、
また目標追尾時では目標追尾時に必要なビーム幅(目標
追尾時は目標をビーム中心に引き込んでいるため、捜索
時に必要なビーム幅よりも小さくなる)を満足する範囲
で変化させ、これを目標捜索時と追尾時において切り換
えることにより、目標捜索時にサイドローブ判定不可領
域があった場合でも目標追尾時では、目標追尾時ではk
SRC <kTRK よりサイドローブ判定不可領域を目標捜索
時より減少させることができるため、サイドローブ判定
を全領域においてより一層正しく行いサイドローブより
入射した不要信号をより精度良く除去することができ
る。
【0017】この発明の実施例3では上記実施例2に加
えて、S/Nの変化により低S/N時においてメインロ
ーブ領域のサイドローブ判定を誤って判定してしまった
場合でも、S/Nに応じて高S/N時ではサイドローブ
判定が正しいと判断してそのまま処理を実行し、低S/
N時ではサイドローブ判定が誤っていると判断して処理
を実行しないようにすることにより、ノイズの影響を除
去しS/Nの変化に関係なくサイドローブ判定を正しく
行い、メインローブより入射した目標信号を追尾でき、
またサイドローブより入射した不要信号を精度良く除去
することができる。
【0018】この発明の実施例4では上記実施例2に加
えて、S/Nの変化により高S/N時ではサイドローブ
判定のスレッショルドレベルを上げてサイドローブ判定
不可領域を減少させ、また低S/N時ではメインローブ
領域でのサイドローブ判定を誤って判定しないように、
S/Nのレベルに応じてサイドローブ判定のスレッショ
ルドレベルを下げて誤判定領域を減少させることによ
り、ノイズの影響を除去しS/Nの変化に関係なくサイ
ドローブ判定を正しく行い、メインローブより入射した
目標信号を追尾でき、またサイドローブより入射した不
要信号を精度良く除去することができる。
【0019】この発明の実施例5では上記実施例2に加
えて、累積の考え方を導入しサイドローブ判定のスレッ
ショルドを下げずに、S/Nに応じた累積回数を予め設
定しておき、高S/N時には累積回数を少なくしてサイ
ドローブ判定を行い、低S/N時には累積回数を多くし
てサイドローブ判定を行うことにより、ノイズの影響を
除去しS/Nの変化に関係なくサイドローブ判定を正し
く行い、メインローブより入射した目標信号を追尾で
き、またサイドローブより入射した不要信号を精度良く
除去することができる。
【0020】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1を示す構成図であ
り、1〜12は図11と同じであり、13が図11に対
して新たに付加したものである。13は角度検出回路8
出力のビーム振角信号より振幅比較回路11のスレッシ
ョルド係数kについて、目標捜索時における最適なkの
値であるkSRC を設定し出力する捜索スレッショルド係
数出力回路であり、以上がサイドローブより入射した不
要信号を除去する妨害波抑圧装置である。上記のように
構成された妨害波抑圧装置は、捜索スレッショルド係数
出力回路において、予め各ビーム振角より目標捜索時に
おける捜索スレッショルド係数(kSRC )を設定してお
く。その設定方法は図6(a)に示すように、各ビーム
振角における位相モノパルスレーダのアンテナはた(メ
インローブ)より、ΣパターンとΔパターンの接点幅を
目標捜索時に必要な捜索ビーム幅まで狭めるためには、
Δパターンを何倍すればよいかを算出し、その値をその
ビーム振角における捜索スレッショルド係数(kSRC
とし各ビーム振角全てにおいて算出し設定する。次に、
アンテナパターンの劣化により図7(a)に示すように
サイドローブ判定不可領域(アンテナパターンのサイド
ローブ領域においてΣパターン>Δパターンの領域)が
ある場合には、従来の妨害波抑圧装置では本領域より入
射した不要信号に対してサイドローブの判定ができなか
ったが、この発明では図7(b)に示すように予め設定
しておいた捜索スレッショルド係数kSRC 倍のΔパター
ン(kSRC ・Δパターン)とΣパターンの振幅値を振幅
比較回路にて比較するため、サイドローブと判定できサ
イドローブ判定不可領域が減少することにより、妨害波
除去精度を向上させることになる。
【0021】実施例2.図2はこの発明の実施例2を示
す構成図であり、1〜12は図11と同じであり、13
〜15が図11に対して新たに付加したものである。1
3は角度検出回路8出力のビーム振角信号より目標捜索
時における振幅比較回路11のスレッショルド係数kに
ついて、最適なkの値であるkSRC を設定し出力する捜
索スレッショルド係数出力回路、14はビーム振角信号
より目標追尾時における振幅比較回路11のスレッショ
ルド係数kについて、最適なkの値であるkTRK を設定
し出力する追尾スレッショルド係数出力回路、15は角
度追尾誤差検出回路6出力の追尾信号より追尾信号がオ
ンの場合には追尾スレッショルド係数信号を出力し、追
尾信号がオフの場合には捜索スレッショルド係数信号を
出力するスレッショルド係数切換回路であり、以上がサ
イドローブより入射した不要信号を除去する妨害波抑圧
装置である。上記のように構成された妨害波抑圧装置
は、捜索スレッショルド係数出力回路において、予め各
ビーム振角より目標捜索時における最適な捜索スレッシ
ョルド係数(kSRC )を設定し、また追尾スレッショル
ド係数出力回路においても予め各ビーム振角より目標追
尾時における最適な追尾スレッショルド係数(kTRK
を設定しておく。その設定方法は図6(b)に示すよう
に各ビーム振角における位相モノパルスレーダのアンテ
ナパターン(メインローブ)より、ΣパターンとΔパタ
ーンの接点幅を目標捜索時に必要な捜索ビーム幅まで狭
めるためにはΔパターンを何倍すればよいかを算出し、
その値をそのビーム振角における捜索スレッショルド係
数(kSRC )とし、またΣパターンとΔパターンの接点
幅を目標追尾時に必要な追尾ビーム幅まで狭めるために
はΔパターンを何倍すればよいかを算出し、その値をそ
のビーム振角における追尾スレッショルド係数(k
SRC )とし、それぞれ各ビーム振角全てにおいて算出し
設定する。次に、アンテナパターンの劣化により図8
(a)に示すようにサイドローブ判定不可領域(アンテ
ナパターンのサイドローブ領域においてΣパターン>Δ
パターンの領域)がある場合には、従来の妨害波抑圧装
置では本領域より入射した不要信号に対してサイドロー
ブの判定ができなかったが、この発明では図8(b)に
示すように目標捜索時では予め設定しておいた捜索スレ
ッショルド係数kSRC 倍のΔパターン(kSRC・Δパタ
ーン)とΣパターンの振幅値を振幅比較回路にて比較
し、また目標追尾時では予め設定しておいた追尾スレッ
ショルド係数kTRK 倍のΔパターン(kTR K ・Δパター
ン)とΣパターンの振幅値を振幅比較回路にて比較する
ためそれぞれサイドローブと判定でき、これを目標捜索
時と追尾時において切り換えることにより、目標捜索時
にサイドローブ判定不可領域があった場合でも目標追尾
時では、kSRC <kTRK よりサイドローブ判定不可領域
を目標捜索時より減少させることができるため、サイド
ローブと判定できサイドローブ判定不可領域が減少する
ことにより、妨害波除去精度をより一層向上させること
になる。
【0022】実施例3.図3はこの発明の実施例3を示
す構成図であり、1〜12は図11と同じであり、13
〜17が図11に対して新たに付加したものである。1
3は角度検出回路8出力のビーム振角信号より目標捜索
時における振幅比較回路11のスレッショルド係数kに
ついて、最適なkの値であるkSRC を設定し出力する捜
索スレッショルド係数出力回路、14はビーム振角信号
より目標追尾時における振幅比較回路11のスレッショ
ルド係数kについて、最適なkの値であるkTRK を設定
し出力する追尾スレッショルド係数出力回路、15は角
度追尾誤差検出回路6出力の追尾信号より追尾信号がオ
ンの場合には追尾スレッショルド係数信号を出力し、追
尾信号がオフの場合には捜索スレッショルド係数信号を
出力するスレッショルド係数切換回路、16はΣ振幅検
出回路9出力のΣ振幅信号よりS/N信号を検出するS
/N検出回路、17はサイドローブ判定回路12出力の
サイドローブ信号またはメインローブ信号とS/N信号
より、S/N信号が高S/N時の場合にはサイドローブ
判定回路12出力をそのまま出力し、低S/N時の場合
には出力しない判定正否切換回路であり、以上がサイド
ローブより入射した不要信号を除去する妨害波抑圧装置
である。上記のように構成された妨害波抑圧装置は、高
S/N時の場合には、捜索スレッショルド係数出力回路
において、予め各ビーム振角より目標捜索時における最
適な捜索スレッショルド係数(kSRC )を設定し、また
追尾スレッショルド係数出力回路においても予め各ビー
ム振角より目標追尾時における最適な追尾スレッショル
ド係数(kTRK )を設定しておく。その設定方法は図6
(b)に示すように、各ビーム振角における位相モノパ
ルスレーダのアンテナパターン(メインローブ)より、
ΣパターンとΔパターンの接点幅を目標捜索時に必要な
捜索ビーム幅まで狭めるためにはΔパターンを何倍すれ
ばよいかを算出し、その値をそのビーム振角における捜
索スレッショルド係数(kSRC )とし、またΣパターン
とΔパターンの接点幅を目標追尾時に必要な追尾ビーム
幅まで狭めるためにはΔパターンを何倍すればよいかを
算出し、その値をそのビーム振角における追尾スレッシ
ョルド係数(kSRC )とし、それぞれ各ビーム振角全て
において算出し設定する。次に、アンテナパターンの劣
化により図8(a)に示すようにサイドローブ判定不可
領域(アンテナパターンのサイドローブ領域においてΣ
パターン>Δパターンの領域)がある場合には、従来の
妨害波抑圧装置では本領域より入射した不要信号に対し
てサイドローブの判定ができなかったが、この発明では
図8(b)に示すように目標捜索時では予め設定してお
いた捜索スレッショルド係数kSRC 倍のΔパターン(k
SRC ・Δパターン)とΣパターンの振幅値を振幅比較回
路にて比較し、また目標追尾時では予め設定しておいた
追尾スレッショルド係数kTR K 倍のΔパターン(kTRK
・Δパターン)とΣパターンの振幅値を振幅比較回路に
て比較するためそれぞれサイドローブと判定でき、これ
を目標捜索時と追尾時において切り換えることにより目
標捜索時にサイドローブ判定不可領域があった場合で
も、目標追尾時ではkSRC <kTRK よりサイドローブ判
定不可領域を目標捜索時より減少させることができるた
め、サイドローブと判定できサイドローブ判定不可領域
が減少することにより、妨害波除去精度をより一層向上
させることになる。また、低S/N時の場合には、高S
/N時において図9(a)に示すようにアンテナパター
ンのメインローブ領域とサイドローブ領域をΣ振幅値と
Δ振幅値の比較により判別できた状態が、ノイズの影響
により図9(b)に示すようにメインローブ領域におい
てΣパターンが変動してしまい、またΔパターンがΔパ
ターンのノイズレベルに埋もれてしまい、この状況にて
メインローブ領域のサイドローブ判定を実施すると低S
/N時のΣパターンとΔパターンのノイズレベルの振幅
値を振幅比較回路にて比較するため、本状況ではΣ振幅
値とΔ振幅値の大小判別ができない領域(サイドローブ
判定不可領域)がメインローブに発生してしまい、メイ
ンローブと判定できる領域が急激に狭くなってしまって
いた。よって従来の妨害波抑圧装置では、メインローブ
でのサイドローブ判定不可領域より入射した真の目標信
号に対してメインローブかサイドローブかの判定ができ
ず、またメインローブ領域が狭くなってしまったことよ
り目標を安定して追尾することができなかったが、この
発明では低S/N時でのサイドローブ判定の誤った判定
を防ぐために予め誤判定をしてしまう低S/Nレベルを
設定しておき、S/Nの変化に応じて高S/N時ではサ
イドローブ判定が正しいと判断してそのまま処理を実行
し、また設定しておいた低S/Nレベル以下になった時
にはサイドローブ判定が誤っていると判断して処理を実
行しないようにすることにより、ノイズの影響を除去し
S/Nの変化に関係なくサイドローブ判定を正しく行う
ことができ、妨害波除去精度をより一層向上させること
になる。
【0023】実施例4.図4はこの発明の実施例4を示
す構成図であり、1〜12は図11と同じであり、13
〜16,18が図11に対して新たに付加したものであ
る。13は角度検出回路8出力のビーム振角信号より目
標捜索時における振幅比較回路11のスレッショルド係
数kについて、最適なkの値であるkSRC を設定し出力
する捜索スレッショルド係数出力回路、14はビーム振
角信号より目標追尾時における振幅比較回路11のスレ
ッショルド係数kについて、最適なkの値であるkTRK
を設定し出力する追尾スレッショルド係数出力回路、1
5は角度追尾誤差検出回路6出力の追尾信号より追尾信
号がオンの場合には追尾スレッショルド係数信号を出力
し、追尾信号がオフの場合には捜索スレッショルド係数
信号を出力するスレッショルド係数切換回路、16はΣ
振幅検出回路9出力のΣ振幅信号よりS/N信号を検出
するS/N検出回路、18はスレッショルド係数切換回
路15出力の捜索スレッショルド係数信号または追尾ス
レッショルド係数信号とS/N信号によりS/N信号が
高S/N時の場合にはスレッショルド係数切換回路出力
をそのままS/Nスレッショルド係数信号として出力
し、低S/N時の場合にはS/Nに応じて振幅比較回路
11のスレッショルド係数kについて最適なkの値であ
るkS/N を設定しS/Nスレッショルド係数信号として
出力するS/Nスレッショルド係数出力回路であり、以
上がサイドローブより入射した不要信号を除去する妨害
波抑圧装置である。上記のように構成された妨害波抑圧
装置は、高S/N時の場合には、捜索スレッショルド係
数出力回路において、予め各ビーム振角より目標捜索時
における最適な捜索スレッショルド係数(kSRC )を設
定し、また追尾スレッショルド係数出力回路においても
予め各ビーム振角より目標追尾時における最適な追尾ス
レッショルド係数(kTRK )を設定しておく。その設定
方法は図6(b)に示すように、各ビーム振角における
位相モノパルスレーダのアンテナパターン(メインロー
ブ)より、ΣパターンとΔパターンの接点幅を目標捜索
時に必要な捜索ビーム幅まで狭めるためにはΔパターン
を何倍すればよいかを算出し、その値をそのビーム振角
における捜索スレッショルド係数(kSRC )とし、また
ΣパターンとΔパターンの接点幅を目標追尾時に必要な
追尾ビーム幅まで狭めるためにはΔパターンを何倍すれ
ばよいかを算出し、その値をそのビーム振角における追
尾スレッショルド係数(kSRC )とし、それぞれ各ビー
ム振角全てにおいて算出し設定する。次に、アンテナパ
ターンの劣化により図8(a)に示すようにサイドロー
ブ判定不可領域(アンテナパターンのサイドローブ領域
においてΣパターン>Δパターンの領域)がある場合に
は、従来の妨害波抑圧装置では本領域より入射した不要
信号に対してサイドローブの判定ができなかったが、こ
の発明では図8(b)に示すように目標捜索時では予め
設定しておいた捜索スレッショルド係数kSRC 倍のΔパ
ターン(kSRC ・Δパターン)とΣパターンの振幅値を
振幅比較回路にて比較し、また目標追尾時では予め設定
しておいた追尾スレッショルド係数kTR K 倍のΔパター
ン(kTRK ・Δパターン)とΣパターンの振幅値を振幅
比較回路にて比較するためそれぞれサイドローブと判定
でき、これを目標捜索時と追尾時において切り換えるこ
とにより目標捜索時にサイドローブ判定不可領域があっ
た場合でも、目標追尾時ではkSRC <kTRK よりサイド
ローブ判定不可領域を目標捜索時より減少させることが
できるため、サイドローブと判定できサイドローブ判定
不可領域が減少することにより、妨害波除去精度をより
一層向上させることになる。また、低S/N時の場合に
は、高S/N時において図9(a)に示すようにアンテ
ナパターンのメインローブ領域とサイドローブ領域をΣ
振幅値とΔ振幅値の比較により判別できた状態が、ノイ
ズの影響により図9(b)に示すようにメインローブ領
域においてΣパターンが変動してしまい、またΔパター
ンがΔパターンのノイズレベルに埋もれてしまい、この
状況にてメインローブ領域のサイドローブ判定を実施す
ると低S/N時のΣパターンとΔパターンのノイズレベ
ルの振幅値を振幅比較回路にて比較するため、本状況で
はΣ振幅値とΔ振幅値の大小判別ができない領域(サイ
ドローブ判定不可領域)がメインローブに発生してしま
い、メインローブと判定できる領域が急激に狭くなって
しまっていた。よって従来の妨害波抑圧装置では、メイ
ンローブでのサイドローブ判定不可領域より入射した真
の目標信号に対してメインローブかサイドローブかの判
定ができず、またメインローブ領域が狭くなってしまっ
たことより目標を安定して追尾することができなかった
が、この発明では、予めS/Nの変化に応じて図10
(a)に示すように低S/N時に発生したΔパターンノ
イズレベルの平均を求め、そのノイズレベルの平均を図
9(a)に示すメインローブ領域の幅まで下げるために
は何倍すればよいかを算出し、その値をS/N値におけ
るS/Nスレッショルド係数(kS/N )として必要とす
る低S/Nレベルまで算出する。次にS/Nの変化によ
り、低S/N時においてメインローブ領域にサイドロー
ブ判定不可領域が発生してしまった場合には、図10
(b)に示すように低S/N値毎に予め設定しておいた
S/N 倍のΔパターンノイズレベルの平均振幅値と低S
/N時のΣパターンの振幅値を振幅比較回路にて比較す
るためサイドローブ判定不可領域を減少させることがで
き、またメインローブと判定できる領域を広げることに
より低S/N時においても真の目標を正確に判別できる
ことになり、よってノイズの影響を除去しS/Nの変化
に関係なくサイドローブ判定を正しく行うことができ、
妨害波除去精度をより一層向上させることになる。
【0024】実施例5.図5はこの発明の実施例5を示
す構成図であり、1〜12は図11と同じであり、13
〜16,19,20が図11に対して新たに付加したも
のである。13は角度検出回路8出力のビーム振角信号
より目標捜索時における振幅比較回路11のスレッショ
ルド係数kについて、最適なkの値であるkSRC を設定
し出力する捜索スレッショルド係数出力回路、14はビ
ーム振角信号より目標追尾時における振幅比較回路11
のスレッショルド係数kについて、最適なkの値である
TRK を設定し出力する追尾スレッショルド係数出力回
路、15は角度追尾誤差検出回路6出力の追尾信号より
追尾信号がオンの場合には追尾スレッショルド係数信号
を出力し、追尾信号がオフの場合には捜索スレッショル
ド係数信号を出力するスレッショルド係数切換回路、1
6はΣ振幅検出回路9出力のΣ振幅信号よりS/N信号
を検出するS/N検出回路、19はS/N信号より高S
/N時にはサイドローブ判定を行う累積回数を少なく
し、低S/N時にはサイドローブ判定を行う累積回数を
多くする累積回数信号を出力する累積回数出力回路、2
0は振幅比較回路11出力と累積回数信号より累積回数
信号分サンプリングを実施し、振幅比較回路出力の”
1”をサンプリング数/2回以上検出できれば”1”を
出力し、サンプリング数/2回以下の検出であれば”
0”を出力する累積判定回路であり、以上がサイドロー
ブより入射した不要信号を除去する妨害波抑圧装置であ
る。上記のように構成された妨害波抑圧装置は、高S/
N時の場合には、捜索スレッショルド係数出力回路にお
いて、予め各ビーム振角より目標捜索時における最適な
捜索スレッショルド係数(kSRC )を設定し、また追尾
スレッショルド係数出力回路においても予め各ビーム振
角より目標追尾時における最適な追尾スレッショルド係
数(kTRK )を設定しておく。その設定方法は図6
(b)に示すように、各ビーム振角における位相モノパ
ルスレーダのアンテナパターン(メインローブ)より、
ΣパターンとΔパターンの接点幅を目標捜索時に必要な
捜索ビーム幅まで狭めるためにはΔパターンを何倍すれ
ばよいかを算出し、その値をそのビーム振角における捜
索スレッショルド係数(kSRC )とし、またΣパターン
とΔパターンの接点幅を目標追尾時に必要な追尾ビーム
幅まで狭めるためにはΔパターンを何倍すればよいかを
算出し、その値をそのビーム振角における追尾スレッシ
ョルド係数(kSRC )とし、それぞれ各ビーム振角全て
において算出し設定する。次に、アンテナパターンの劣
化により図8(a)に示すようにサイドローブ判定不可
領域(アンテナパターンのサイドローブ領域においてΣ
パターン>Δパターンの領域)がある場合には、従来の
妨害波抑圧装置では本領域より入射した不要信号に対し
てサイドローブの判定ができなかったが、この発明では
図8(b)に示すように目標捜索時では予め設定してお
いた捜索スレッショルド係数kSRC 倍のΔパターン(k
SRC ・Δパターン)とΣパターンの振幅値を振幅比較回
路にて比較し、また目標追尾時では予め設定しておいた
追尾スレッショルド係数kTR K 倍のΔパターン(kTRK
・Δパターン)とΣパターンの振幅値を振幅比較回路に
て比較するためそれぞれサイドローブと判定でき、これ
を目標捜索時と追尾時において切り換えることにより目
標捜索時にサイドローブ判定不可領域があった場合で
も、目標追尾時ではkSRC <kTRK よりサイドローブ判
定不可領域を目標捜索時より減少させることができるた
め、サイドローブと判定できサイドローブ判定不可領域
が減少することにより、妨害波除去精度をより一層向上
させることになる。また、低S/N時の場合には、高S
/N時において図9(a)に示すようにアンテナパター
ンのメインローブ領域とサイドローブ領域をΣ振幅値と
Δ振幅値の比較により判別のできた状態が、ノイズの影
響により図9(b)に示すようにメインローブ領域にお
いてΣパターンが変動してしまい、またΔパターンがΔ
パターンのノイズレベルに埋もれてしまい、この状況に
てメインローブ領域のサイドローブ判定を実施すると低
S/N時のΣパターンとΔパターンのノイズレベルの振
幅値を振幅比較回路にて比較するため、本状況ではΣ振
幅値とΔ振幅値の大小判別ができない領域(サイドロー
ブ判定不可領域)がメインローブに発生してしまい、メ
インローブと判定できる領域が急激に狭くなってしまっ
ていた。よって従来の妨害波抑圧装置では、メインロー
ブでのサイドローブ判定不可領域より入射した真の目標
信号に対してメインローブかサイドローブかの判定がで
きず、またメインローブ領域が狭くなってしまったこと
より目標を安定して追尾することができなかったが、こ
の発明では毎回サイドローブ判定を実施するのではな
く、S/Nの大小に応じて高S/N時には累積回数を少
なくしてサイドローブ判定を行い、低S/N時には累積
回数を多くしてメインローブかサイドローブかの判定を
行えるように予め設定しておき、サイドローブ判定は累
積回数分サンプリングを実施しΣ振幅値≦Δ振幅値の検
出が、サンプリング数/2回以上であればサイドローブ
と判定し、Σ振幅値≦Δ振幅値の検出が、サンプリング
数/2回以下であればメインローブと判定することによ
り、ノイズの影響を除去しS/Nの変化に関係なくサイ
ドローブ判定を正しく行うことができ、妨害波除去精度
をより一層向上させることになる。
【0025】
【発明の効果】この発明の実施例1では以上説明した通
りの構成により、位相モノパルスレーダのアンテナパタ
ーンの劣化によりサイドローブ領域においてΣパターン
>Δパターンとなってしまった領域がある場合でも、本
領域を減少させることによりサイドローブ判定を正しく
行い、妨害波を除去する効果がある。
【0026】この発明の実施例2では以上説明した通り
の構成により、位相モノパルスレーダのアンテナパター
ンの劣化によりサイドローブ領域においてΣパターン>
Δパターンとなってしまった領域がある場合でも、本領
域の減少率を目標捜索時と追尾時において変化させて減
少させることにより、サイドローブ判定を精度良く正し
く行い、妨害波を除去する精度を高める効果がある。
【0027】この発明の実施例3では以上説明した通り
の構成により、位相モノパルスレーダのアンテナパター
ンの劣化によりサイドローブ領域においてΣパターン>
Δパターンとなってしまった領域がある場合や、S/N
の影響(S/Nの減少)によりメインローブ領域におい
てΣ振幅値≦Δ振幅値となってしまう領域が発生した場
合でも、誤判定を判別することによりノイズの影響を除
去し、またS/Nの変化に関係なく本領域を減少させる
ことによりサイドローブ判定を精度良く正しく行い、妨
害波を除去する精度をより一層高める効果がある。
【0028】この発明の実施例4では以上説明した通り
の構成により、位相モノパルスレーダのアンテナパター
ンの劣化によりサイドローブ領域においてΣパターン>
Δパターンとなってしまった領域がある場合や、S/N
の影響(S/Nの減少)によりメインローブ領域におい
てΣ振幅値≦Δ振幅値となってしまう領域が発生した場
合でも、判定のスレッショルドレベルを下げることによ
りノイズの影響を除去し、またS/Nの変化に関係なく
本領域を減少させることによりサイドローブ判定を精度
良く正しく行い、妨害波を除去する精度をより一層高め
る効果がある。
【0029】この発明の実施例5では以上説明した通り
の構成により、位相モノパルスレーダのアンテナパター
ンの劣化によりサイドローブ領域においてΣパターン>
Δパターンとなってしまった領域がある場合や、S/N
の影響(S/Nの減少)によりメインローブ領域におい
てΣ振幅値≦Δ振幅値となってしまう領域が発生した場
合でも、累積方法を用いて判定を実施することによりノ
イズの影響を除去し、またS/Nの変化に関係なく本領
域を減少させることによりサイドローブ判定を精度良く
正しく行い、妨害波を除去する精度をより一層高める効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す構成ブロック図であ
る。
【図2】この発明の実施例2を示す構成ブロック図であ
る。
【図3】この発明の実施例3を示す構成ブロック図であ
る。
【図4】この発明の実施例4を示す構成ブロック図であ
る。
【図5】この発明の実施例5を示す構成ブロック図であ
る。
【図6】この発明の実施例1,2の動作を説明するため
の図である。
【図7】この発明の実施例1の動作を説明するための図
である。
【図8】この発明の実施例2の動作を説明するための図
である。
【図9】この発明の実施例3,4,5の動作を説明する
ための図である。
【図10】この発明の実施例4の動作を説明するための
図である。
【図11】従来の妨害波抑圧装置を示す構成ブロック図
である。
【符号の説明】
1 第1のアンテナ 2 第2のアンテナ 3 加算器 4 減算器 5 受信機 6 角度追尾誤差検出回路 7 アンテナサーボ装置 8 角度検出回路 9 Σ振幅検出回路 10 Δ振幅検出回路 11 振幅比較回路 12 サイドローブ判定回路 13 捜索スレッショルド係数出力回路 14 追尾スレッショルド係数出力回路 15 スレッショルド係数切換回路 16 S/N検出回路 17 判定正否切換回路 18 S/Nスレッショルド係数出力回路 19 累積回数出力回路 20 累積判定回路 A 妨害波抑圧装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標からの反射信号を受信する第1のア
    ンテナと、同様に目標からの反射信号を受信する第2の
    アンテナと、第1のアンテナで受信した第1の受信信号
    と第2のアンテナで受信した第2の受信信号を加算しΣ
    信号を出力する加算器と、第1のアンテナで受信した第
    1の受信信号と第2のアンテナで受信した第2の受信信
    号を減算しΔ信号を出力する減算器と、Σ信号とΔ信号
    より目標信号であるΣビデオ信号とΔビデオ信号を取り
    出す受信機と、Σビデオ信号とΔビデオ信号より角度追
    尾誤差信号を出力する角度追尾誤差検出回路と、角度追
    尾誤差信号より第1のアンテナと第2のアンテナを目標
    方向に駆動するアンテナサーボ装置と、アンテナサーボ
    装置からの駆動信号によりビーム振角信号を検出する角
    度検出回路と、受信機出力のΣビデオ信号よりΣ振幅信
    号を検出するΣ振幅検出回路と、受信機出力のΔビデオ
    信号よりΔ振幅信号を検出するΔ振幅検出回路と、Σ振
    幅信号とΔ振幅信号よりΣ振幅信号とΔ振幅信号の大小
    を比較し、Σ振幅信号≦Δ振幅信号の場合に”1”を出
    力しΣ振幅信号>Δ振幅信号の場合に”0”を出力する
    振幅比較回路と、振幅比較回路の出力が”1”の場合に
    はサイドローブ信号を出力し振幅比較回路の出力が”
    0”の場合にはメインローブ信号を出力するサイドロー
    ブ判定回路を備えた妨害波抑圧装置において、上記振幅
    比較回路にスレッショルド係数kを付加することによっ
    てΣ振幅信号とk・Δ振幅信号の大小を比較するように
    し、上記角度検出回路出力のビーム振角信号より目標捜
    索時における振幅比較回路のスレッショルド係数kにつ
    いて最適なkの値であるkSRC を設定し出力する捜索ス
    レッショルド係数出力回路を具備したことを特徴とする
    妨害波抑圧装置。
  2. 【請求項2】 目標からの反射信号を受信する第1のア
    ンテナと、同様に目標からの反射信号を受信する第2の
    アンテナと、第1のアンテナで受信した第1の受信信号
    と第2のアンテナで受信した第2の受信信号を加算しΣ
    信号を出力する加算器と、第1のアンテナで受信した第
    1の受信信号と第2のアンテナで受信した第2の受信信
    号を減算しΔ信号を出力する減算器と、Σ信号とΔ信号
    より目標信号であるΣビデオ信号とΔビデオ信号を取り
    出す受信機と、Σビデオ信号とΔビデオ信号より角度追
    尾誤差信号を出力する角度追尾誤差検出回路と、角度追
    尾誤差信号より第1のアンテナと第2のアンテナを目標
    方向に駆動するアンテナサーボ装置と、アンテナサーボ
    装置からの駆動信号によりビーム振角信号を検出する角
    度検出回路と、受信機出力のΣビデオ信号よりΣ振幅信
    号を検出するΣ振幅検出回路と、受信機出力のΔビデオ
    信号よりΔ振幅信号を検出するΔ振幅検出回路と、Σ振
    幅信号とΔ振幅信号よりΣ振幅信号とΔ振幅信号の大小
    を比較し、Σ振幅信号≦Δ振幅信号の場合に”1”を出
    力しΣ振幅信号>Δ振幅信号の場合に”0”を出力する
    振幅比較回路と、振幅比較回路の出力が”1”の場合に
    はサイドローブ信号を出力し振幅比較回路の出力が”
    0”の場合にはメインローブ信号を出力するサイドロー
    ブ判定回路を備えた妨害波抑圧装置において、上記振幅
    比較回路にスレッショルド係数kを付加することによっ
    てΣ振幅信号とk・Δ振幅信号の大小を比較するように
    し、上記角度検出回路出力のビーム振角信号より目標捜
    索時における振幅比較回路のスレッショルド係数kにつ
    いて最適なkの値であるkSRC を設定し出力する捜索ス
    レッショルド係数出力回路と、ビーム振角信号より目標
    追尾時における振幅比較回路のスレッショルド係数kに
    ついて最適なkの値であるkTRK を設定し出力する追尾
    スレッショルド係数出力回路と、上記角度追尾誤差検出
    回路出力の追尾信号より追尾信号がオンの場合には追尾
    スレッショルド係数信号を出力し、追尾信号がオフの場
    合には捜索スレッショルド係数信号を出力するスレッシ
    ョルド係数切換回路を具備したことを特徴とする妨害波
    抑圧装置。
  3. 【請求項3】 目標からの反射信号を受信する第1のア
    ンテナと、同様に目標からの反射信号を受信する第2の
    アンテナと、第1のアンテナで受信した第1の受信信号
    と第2のアンテナで受信した第2の受信信号を加算しΣ
    信号を出力する加算器と、第1のアンテナで受信した第
    1の受信信号と第2のアンテナで受信した第2の受信信
    号を減算しΔ信号を出力する減算器と、Σ信号とΔ信号
    より目標信号であるΣビデオ信号とΔビデオ信号を取り
    出す受信機と、Σビデオ信号とΔビデオ信号より角度追
    尾誤差信号を出力する角度追尾誤差検出回路と、角度追
    尾誤差信号より第1のアンテナと第2のアンテナを目標
    方向に駆動するアンテナサーボ装置と、アンテナサーボ
    装置からの駆動信号によりビーム振角信号を検出する角
    度検出回路と、受信機出力のΣビデオ信号よりΣ振幅信
    号を検出するΣ振幅検出回路と、受信機出力のΔビデオ
    信号よりΔ振幅信号を検出するΔ振幅検出回路と、Σ振
    幅信号とΔ振幅信号よりΣ振幅信号とΔ振幅信号の大小
    を比較し、Σ振幅信号≦Δ振幅信号の場合に”1”を出
    力しΣ振幅信号>Δ振幅信号の場合に”0”を出力する
    振幅比較回路と、振幅比較回路の出力が”1”の場合に
    はサイドローブ信号を出力し振幅比較回路の出力が”
    0”の場合にはメインローブ信号を出力するサイドロー
    ブ判定回路を備えた妨害波抑圧装置において、上記振幅
    比較回路にスレッショルド係数kを付加することによっ
    てΣ振幅信号とk・Δ振幅信号の大小を比較するように
    し、上記角度検出回路出力のビーム振角信号より目標捜
    索時における振幅比較回路のスレッショルド係数kにつ
    いて最適なkの値であるkSRC を設定し出力する捜索ス
    レッショルド係数出力回路と、ビーム振角信号より目標
    追尾時における振幅比較回路のスレッショルド係数kに
    ついて最適なkの値であるkTRK を設定し出力する追尾
    スレッショルド係数出力回路と、上記角度追尾誤差検出
    回路出力の追尾信号より追尾信号がオンの場合には追尾
    スレッショルド係数信号を出力し、追尾信号がオフの場
    合には捜索スレッショルド係数信号を出力するスレッシ
    ョルド係数切換回路と、Σ振幅検出回路出力のΣ振幅信
    号より信号対雑音比信号(S/N信号)を検出するS/
    N検出回路と、上記サイドローブ判定回路出力のサイド
    ローブ信号またはメインローブ信号とS/N信号より、
    S/N信号が高S/N時の場合にはサイドローブ判定回
    路出力をそのまま出力し、低S/N時の場合には出力し
    ない判定正否切換回路を具備したことを特徴とする妨害
    波抑圧装置。
  4. 【請求項4】 目標からの反射信号を受信する第1のア
    ンテナと、同様に目標からの反射信号を受信する第2の
    アンテナと、第1のアンテナで受信した第1の受信信号
    と第2のアンテナで受信した第2の受信信号を加算しΣ
    信号を出力する加算器と、第1のアンテナで受信した第
    1の受信信号と第2のアンテナで受信した第2の受信信
    号を減算しΔ信号を出力する減算器と、Σ信号とΔ信号
    より目標信号であるΣビデオ信号とΔビデオ信号を取り
    出す受信機と、Σビデオ信号とΔビデオ信号より角度追
    尾誤差信号を出力する角度追尾誤差検出回路と、角度追
    尾誤差信号より第1のアンテナと第2のアンテナを目標
    方向に駆動するアンテナサーボ装置と、アンテナサーボ
    装置からの駆動信号によりビーム振角信号を検出する角
    度検出回路と、受信機出力のΣビデオ信号よりΣ振幅信
    号を検出するΣ振幅検出回路と、受信機出力のΔビデオ
    信号よりΔ振幅信号を検出するΔ振幅検出回路と、Σ振
    幅信号とΔ振幅信号よりΣ振幅信号とΔ振幅信号の大小
    を比較し、Σ振幅信号≦Δ振幅信号の場合に”1”を出
    力しΣ振幅信号>Δ振幅信号の場合に”0”を出力する
    振幅比較回路と、振幅比較回路の出力が”1”の場合に
    はサイドローブ信号を出力し振幅比較回路の出力が”
    0”の場合にはメインローブ信号を出力するサイドロー
    ブ判定回路を備えた妨害波抑圧装置において、上記振幅
    比較回路にスレッショルド係数kを付加することによっ
    てΣ振幅信号とk・Δ振幅信号の大小を比較するように
    し、上記角度検出回路出力のビーム振角信号より目標捜
    索時における振幅比較回路のスレッショルド係数kにつ
    いて最適なkの値であるkSRC を設定し出力する捜索ス
    レッショルド係数出力回路と、ビーム振角信号より目標
    追尾時における振幅比較回路のスレッショルド係数kに
    ついて最適なkの値であるkTRK を設定し出力する追尾
    スレッショルド係数出力回路と、上記角度追尾誤差検出
    回路出力の追尾信号より追尾信号がオンの場合には追尾
    スレッショルド係数信号を出力し、追尾信号がオフの場
    合には捜索スレッショルド係数信号を出力するスレッシ
    ョルド係数切換回路と、Σ振幅検出回路出力のΣ振幅信
    号よりS/N信号を検出するS/N検出回路と、スレッ
    ショルド係数切換回路出力と捜索スレッショルド係数信
    号または追尾スレッショルド係数信号とS/N信号によ
    り、S/N信号が高S/N時の場合にはスレッショルド
    係数切換回路出力をそのままS/Nスレッショルド係数
    信号として出力し、低S/N時の場合にはS/Nに応じ
    て振幅比較回路のスレッショルド係数kについて最適な
    kの値であるkS/N を設定しS/Nスレッショルド係数
    信号として出力するS/Nスレッショルド係数出力回路
    を具備したことを特徴とする妨害波抑圧装置。
  5. 【請求項5】 目標からの反射信号を受信する第1のア
    ンテナと、同様に目標からの反射信号を受信する第2の
    アンテナと、第1のアンテナで受信した第1の受信信号
    と第2のアンテナで受信した第2の受信信号を加算しΣ
    信号を出力する加算器と、第1のアンテナで受信した第
    1の受信信号と第2のアンテナで受信した第2の受信信
    号を減算しΔ信号を出力する減算器と、Σ信号とΔ信号
    より目標信号であるΣビデオ信号とΔビデオ信号を取り
    出す受信機と、Σビデオ信号とΔビデオ信号より角度追
    尾誤差信号を出力する角度追尾誤差検出回路と、角度追
    尾誤差信号より第1のアンテナと第2のアンテナを目標
    方向に駆動するアンテナサーボ装置と、アンテナサーボ
    装置からの駆動信号によりビーム振角信号を検出する角
    度検出回路と、受信機出力のΣビデオ信号よりΣ振幅信
    号を検出するΣ振幅検出回路と、受信機出力のΔビデオ
    信号よりΔ振幅信号を検出するΔ振幅検出回路と、Σ振
    幅信号とΔ振幅信号よりΣ振幅信号とΔ振幅信号の大小
    を比較し、Σ振幅信号≦Δ振幅信号の場合に”1”を出
    力しΣ振幅信号>Δ振幅信号の場合に”0”を出力する
    振幅比較回路と、振幅比較回路の出力が”1”の場合に
    はサイドローブ信号を出力し振幅比較回路の出力が”
    0”の場合にはメインローブ信号を出力するサイドロー
    ブ判定回路を備えた妨害波抑圧装置において、上記振幅
    比較回路にスレッショルド係数kを付加することによっ
    てΣ振幅信号とk・Δ振幅信号の大小を比較するように
    し、上記角度検出回路出力のビーム振角信号より目標捜
    索時における振幅比較回路のスレッショルド係数kにつ
    いて最適なkの値であるkSRC を設定し出力する捜索ス
    レッショルド係数出力回路と、ビーム振角信号より目標
    追尾時における振幅比較回路のスレッショルド係数kに
    ついて最適なkの値であるkTRK を設定し出力する追尾
    スレッショルド係数出力回路と、上記角度追尾誤差検出
    回路出力の追尾信号より追尾信号がオンの場合には追尾
    スレッショルド係数信号を出力し、追尾信号がオフの場
    合には捜索スレッショルド係数信号を出力するスレッシ
    ョルド係数切換回路と、Σ振幅検出回路出力のΣ振幅信
    号よりS/N信号を検出するS/N検出回路と、S/N
    信号より高S/N時にはサイドローブ判定を行う累積回
    数を少なくし低S/N時にはサイドローブ判定を行う累
    積回数を多くするような累積回数信号を出力する累積回
    数出力回路と、上記振幅比較回路出力と累積回数信号よ
    り累積回数信号分サンプリングを実施し、振幅比較回路
    出力の”1”をサンプリング数/2回以上検出できれ
    ば”1”を出力し、サンプリング数/2回以下の検出で
    あれば”0”を出力する累積判定回路を具備したことを
    特徴とする妨害波抑圧装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6157339A (en) * 1998-07-07 2000-12-05 Nec Corporation Radar for enabling accurate determination of false image of target
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JP2005189095A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Toshiba Corp アンテナ装置
JP2009103510A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Toshiba Corp レーダ装置
JP2009204420A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Toshiba Corp 測角装置
KR20190000013A (ko) * 2017-06-21 2019-01-02 국방과학연구소 간섭계 방식을 이용한 합차 모노펄스의 부엽 식별 장치 및 방법

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