JPH07280859A - 熱応動保護スイッチの耐電圧試験方法 - Google Patents

熱応動保護スイッチの耐電圧試験方法

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JPH07280859A
JPH07280859A JP6883494A JP6883494A JPH07280859A JP H07280859 A JPH07280859 A JP H07280859A JP 6883494 A JP6883494 A JP 6883494A JP 6883494 A JP6883494 A JP 6883494A JP H07280859 A JPH07280859 A JP H07280859A
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JP
Japan
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withstand voltage
self
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contacts
protection switch
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Pending
Application number
JP6883494A
Other languages
English (en)
Inventor
Hyoma Yamada
兵馬 山田
Takashi Kishi
敬 貴志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6883494A priority Critical patent/JPH07280859A/ja
Publication of JPH07280859A publication Critical patent/JPH07280859A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱応動保護スイッチの耐電圧特性を、恒温炉
を用いることなく確実かつ効率よく良否判定できるよう
にする。 【構成】 常閉接点型の自己発熱式熱応動保護スイッチ
に過電流を流し、その接点を自己発熱によって開放させ
たのち、開放した接点間に高電圧を印加して当該保護ス
イッチの耐電圧特性を良否判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、常閉接点型の自己発熱
式熱応動保護スイッチの接点開放時における接点間耐電
圧の良否を判定する耐電圧試験方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】サーマルプロテクタ等の呼称で知られる
熱応動保護スイッチは、電気機器に組み込まれて、当該
電気機器に過電流が流れたときにその接点を開く。この
ため、当該電気機器への電力供給を遮断する保護作用が
得られるのであるが、とくに自己発熱式の熱応動保護ス
イッチは、過電流が瞬時的に流れただけでは応動しない
ので、チャタリング障害がない。また、過電流のみなら
ず、周囲環境が異常に温度上昇したときにも応動すると
いう利点がある。
【0003】常閉接点型の自己発熱式熱応動保護スイッ
チは、例えば図2に示すように構成されている。この場
合、固定電極1と、バイメタルからなる可動電極2とが
外囲器たるガラス管3内で対設されており、固定電極1
のリード線4と可動電極2のリード線5とがガラス管3
外に引き出されている。固定電極1および可動電極2の
少なくとも一方が、ニッケル・鉄合金またはニッケル・
クロム合金等の抵抗性金属で形成されているので、通電
によって発熱する。電極支持板6に正特性サーミスタを
用いることもある(特開昭56−159026号公
報)。平時は、固定電極1の接点7と可動電極2の接点
8とが接して接点閉の状態を保つ。
【0004】このように構成された熱応動保護スイッチ
では、接点開放時における耐電圧特性が安全上重要とな
る。そこで、保護スイッチの製造工程において、耐電圧
特性の良否を判定する試験が行われている。この試験に
おいては、常閉接点を一時的に開放状態に保持させる必
要があるので、多数の供試熱応動保護スイッチを、その
動作温度よりも少し高めに温度設定されている恒温炉内
に装架することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合、恒温炉内の
供試保護スイッチが接点開の状態に転じるので、恒温炉
内からとり出した供試保護スイッチの接点間に高電圧を
印加して、耐電圧特性の良否を判定する。しかし、接点
開の状態に反転させるまでの加熱に長時間を要するのみ
ならず、供試保護スイッチの出し入れに際し恒温炉の扉
を頻繁に開閉することになるので、炉内の温度分布に乱
れを生じ、耐電圧特性を正確かつ効率よく良否判定し難
いという課題があった。また、恒温炉からとり出してか
ら高電圧を印加するまでの間に接点閉の状態に復してし
まうこともあり、この場合、当該保護スイッチを再び恒
温炉内に納めなければならず、作業が繁雑となる。さら
に、このような判別試験を行っても、供試保護スイッチ
が固有する自己発熱機能や、自己発熱機能による接点動
作等の良否を確認することはできないという課題があっ
た。
【0006】したがって本発明の目的は、熱応動保護ス
イッチの耐電圧試験が恒温炉を用いることなく正確かつ
効率よく行える改良された耐電圧試験方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上述し
た目的を達成するために、常閉接点型の自己発熱式熱応
動保護スイッチに過電流を通じ、その接点を自己発熱に
よって開放させたのち、開放した接点間に高電圧を印加
して当該保護スイッチの耐電圧特性を良否判定すること
を特徴とする熱応動保護スイッチの耐電圧試験方法が提
供される。
【0008】
【作用】本発明においては、熱応動保護スイッチに過電
流を供給して、その接点を自己発熱によって開放させ、
開放した接点間に高電圧を印加して当該保護スイッチの
耐電圧特性の良否を判定するので、恒温炉を用いること
なく室温環境下で耐電圧特性を正確かつ効率よく良否判
定することができる。また、恒温炉からとり出した供試
保護スイッチに高電圧を印加する従来の試験方法に比べ
て、接点開から高電圧を印加するまでの時間幅を短縮で
きるので、接点開に転じた直後に高電圧を短時間印加し
て洩れ電流を検出する高速試験ができる。さらに、供試
保護スイッチの耐電圧特性のみならず、自己発熱機能
や、自己発熱に伴う接点動作機能等を併せ確認すること
が可能となる。
【0009】
【実施例】つぎに、本発明の一実施例を図1に示す流れ
図および図2を参照しながら説明する。
【0010】まず、図2に示すように構成された常閉接
点型の熱応動保護スイッチの1対のリード線を、電源端
子間に負荷抵抗を介して接続し、接点間に過電流を流す
(ステップa)。これによって、供試保護スイッチ内で
自己発熱が起こり、可動電極が湾曲して接点開の状態に
転じる(ステップb)。つぎに、両接点間に高電圧を印
加し(ステップc)、両接点間の耐電圧特性を測定す
る。この測定には市販の耐電圧試験器を用いることがで
き、高電圧印加時の漏れ電流を測定する。漏れ電流を標
準値と比較して、その大小関係から良否を判定する(ス
テップd)。判定結果はパイロットランプや警報器等の
表示手段によって表示する。
【0011】このように構成すると、熱応動保護スイッ
チの耐電圧特性を、室温環境下で正確かつ効率よく良否
判定できるのみならず、供試保護スイッチの自己発熱機
能や、自己発熱に伴う接点動作機能等の、当該保護スイ
ッチ固有の特性をも確認できる。
【0012】接点開に転じて通電が遮断されると、接点
付近の温度が下がり始めるが、接点閉に復するまでの短
時間に高電圧を印加して洩れ電流を検出するのにさした
る困難は伴わない。過電流を供給する動作、接点開を検
出する動作、高電圧を印加する動作、漏れ電流を測定し
標準値と比較する動作および比較による判定結果を表示
する動作のすべてを一連的に自動化できるので、高速で
の正確な試験が可能となり、保護スイッチをその製造ラ
インにおいて短時間に全数検査することができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によると、恒温炉を
用いることなく耐電圧特性を正確かつ効率よく測定で
き、自動化も容易となる。また、当該保護スイッチの自
己発熱機能や、自己発熱に伴う接点動作機能等を併せ確
認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の熱応動保護スイッチの耐電
圧試験方法の流れ図
【図2】常閉接点型の自己発熱式熱応動保護スイッチの
側断面図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常閉接点型の自己発熱式熱応動保護スイ
    ッチに過電流を流し、その接点を自己発熱によって開放
    させたのち、開放した接点間に高電圧を印加して当該保
    護スイッチの耐電圧特性を良否判定することを特徴とす
    る熱応動保護スイッチの耐電圧試験方法。
JP6883494A 1994-04-07 1994-04-07 熱応動保護スイッチの耐電圧試験方法 Pending JPH07280859A (ja)

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JP6883494A JPH07280859A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 熱応動保護スイッチの耐電圧試験方法

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JP6883494A JPH07280859A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 熱応動保護スイッチの耐電圧試験方法

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JPH07280859A true JPH07280859A (ja) 1995-10-27

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ID=13385132

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JP6883494A Pending JPH07280859A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 熱応動保護スイッチの耐電圧試験方法

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JP (1) JPH07280859A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015536443A (ja) * 2012-10-29 2015-12-21 佛山市川東磁電股▲ふん▼有限公司Chuandong Magnetic Electronic Co.,Ltd バイメタル式防水サーモスタットの浸水耐圧性能のテスト方法及びテストシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015536443A (ja) * 2012-10-29 2015-12-21 佛山市川東磁電股▲ふん▼有限公司Chuandong Magnetic Electronic Co.,Ltd バイメタル式防水サーモスタットの浸水耐圧性能のテスト方法及びテストシステム

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