JPH07280126A - 電磁弁装置 - Google Patents

電磁弁装置

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JPH07280126A
JPH07280126A JP2881395A JP2881395A JPH07280126A JP H07280126 A JPH07280126 A JP H07280126A JP 2881395 A JP2881395 A JP 2881395A JP 2881395 A JP2881395 A JP 2881395A JP H07280126 A JPH07280126 A JP H07280126A
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solenoid valve
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current
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switch
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Mitsuo Kamo
茂 光 雄 加
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UNIE DATA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁弁を作動状態に保持する際の消費電力を
大幅に低減でき、特に蓄電池を電源に使用した場合に一
回の充電で作動できる時間を長くすることができ、装置
の小型化および軽量化を図ることができるようにする。 【構成】 電磁弁11は、定格電流bが供給されること
により作動を開始する。作動状態となった後、非作動状
態となるまでの間は、電磁弁11には、電磁弁11を作
動状態に保持しうる大きさで、かつ定格電流bよりも小
さな保持電流aと、定格電流bとが交互に供給され、作
動状態が保持される。保持電流aを供給している間に、
振動などの外力により電磁弁11が非作動状態となって
しまっても、次の定格電流bが電磁弁11に供給される
ので、即座に電磁弁11が作動し、電磁弁11の安定し
た動作が確保される。定格電流bと保持電流aとの供給
の切り換えはスイッチA,Bの開閉制御により行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の大きさの定格電
流を電磁弁に供給することにより電磁弁を作動させる電
磁弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁弁装置としては、電
磁弁に供給する電流の有無を弁開閉制御装置によって制
御し、それにより電磁弁の開閉を制御してなるものが用
いられていた。すなわち、電磁弁を作動させるときに
は、所定の大きさの定格電流を電磁弁に供給し、電磁弁
の作動を解除するときには電磁弁への定格電流の供給を
停止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の電
磁弁装置では、電磁弁の作動、非作動を電磁弁への定格
電流の供給の有無により切り換えていた。そのため、電
磁弁が作動を開始してから非作動状態となるまでの間、
電磁弁を作動させるために必要な最大電流である定格電
流が、常時、電磁弁に供給されることとなり、多くの電
力が必要であるという問題点があった。特に、蓄電池を
電源に使用した場合には、一回の充電により作動できる
時間は蓄電池の電流容量を電磁弁の定格容量で除した値
となる。そのため長時間作動させる場合には、それに比
例して蓄電池を大容量化しなければならず、装置の小型
化や軽量化の障害となっていた。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、電磁弁を作動状態に保持する際の消
費電力を大幅に低減でき、特に蓄電池を電源に使用した
場合に一回の充電で作動できる時間を長くすることがで
き、装置の小型化および軽量化を図ることができる電磁
弁装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電磁弁装
置は、所定の大きさの定格電流が供給されることにより
作動する電磁弁と、この電磁弁を作動させるときには定
格電流を供給し、前記電磁弁が作動状態となった後、非
作動状態となるまでの間は、前記電磁弁を作動状態に保
持しうる大きさで、かつ大きさが前記定格電流よりも小
さな保持電流を供給する弁開閉制御手段とを備えてい
る。
【0006】この電磁弁装置では、電磁弁は一旦作動状
態となった後は、定格電流よりも小さな保持電流により
作動状態が保持される。従って、定格電流により常時作
動状態を保持していた従来に比べて、消費電力が著しく
低減される。
【0007】請求項2記載の電磁弁装置は、所定の大き
さの定格電流が供給されることにより作動する電磁弁
と、この電磁弁を作動させるときには定格電流を供給
し、前記電磁弁が作動状態となった後、非作動状態とな
るまでの間は、前記電磁弁を作動状態に保持しうる大き
さで、かつ大きさが前記定格電流よりも小さな保持電流
と定格電流とを交互に供給する弁開閉制御手段とを備え
ている。
【0008】この電磁弁装置では、電磁弁は一旦作動状
態となった後は、非作動状態となるまで定格電流よりも
小さな保持電流と定格電流とが交互に供給されることに
より作動状態が保持される。従って、従来に比べて消費
電力が低減されると共に、保持電流を電磁弁に供給して
いる間に、振動などの外力により電磁弁が非作動状態と
なってしまっても、次の定格電流が電磁弁に供給される
ので、即座に電磁弁が作動し、電磁弁の安定した動作が
確保される。
【0009】なお、本発明は、特に、蓄電池を電源とし
て電磁弁を作動させるよう構成した場合に有効である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例に係る電磁弁
装置の基本的な回路構成を表すものである。この電磁弁
装置10は電源(直流電源)12から供給される定格電
流により作動する電磁弁11を有し、この電磁弁11の
一端と電源12の負側端子との間には、スイッチBが配
設されると共に、このスイッチBに対して並列にスイッ
チAと抵抗13からなる直列回路が接続されている。
【0012】この電磁弁装置では、スイッチAを閉じる
と、電磁弁11、抵抗13およびスイッチAを介して保
持電流aが流れる。そして、この状態でスイッチBを閉
じると、電磁弁11およびスイッチBを介して定格電流
bが流れ、電磁弁11が作動状態となる。このとき保持
電流aは流れない。なお、スイッチAが開状態のときス
イッチBを閉じた場合でも電磁弁11およびスイッチB
介して定格電流bが流れ、電磁弁11が作動状態とな
る。電磁弁11を非作動状態とするときには、スイッチ
A,Bを共に開状態とすればよい。
【0013】このように電磁弁装置10では、スイッチ
A,Bの開閉状態に応じて、電磁弁11に対して定格電
流bと保持電流aとを交互に供給することができる。
【0014】ここに、定格電流bは電磁弁11を作動さ
せるのに必要な大きさの電流であり、電磁弁11を流れ
る流体の圧力、温度、粘度、更に周囲温度等の要因を考
慮して決定される。一方、保持電流aは、電磁弁11が
作動状態となった後、非作動状態となるまでの間、電磁
弁11を作動状態に保持しうる大きさで、かつ大きさが
定格電流bよりも小さな電流をいい、抵抗13の抵抗値
により調整される。
【0015】なお、電磁弁11は定常閉(ノーマルクロ
ーズ)、定常開(ノーマルオープン)および3方弁以上
のマルチポート弁のいずれの種類のものでもよい。
【0016】図2は電磁弁11の動作状態を制御するた
めの弁開閉制御装置20の構成を表すものである。この
弁開閉制御装置20は判断手段200を備え、この判断
手段200の制御によりタイマ210、パルス発生回路
220、スイッチA駆動回路230、およびスイッチB
駆動回路240が動作し、これによりスイッチA,Bが
駆動され、電磁弁11の作動状態の切り換えが行われる
ようになっている。
【0017】判断手段200はセンサ(検出器)電圧変
換回路および電圧比較器により構成されており、所定の
条件(例えば雰囲気温度が設定温度に達したとき)にな
ると、作動信号をタイマ210、パルス発生回路220
およびスイッチA駆動回路230それぞれに対して出力
するものである。スイッチA駆動回路230はこの作動
信号が供給されると、この作動信号が有効な間、スイッ
チAを閉状態になるように駆動させるものである。タイ
マ210は、判断手段200から出力された作動信号が
有効な期間、周期T経過毎にパルス発生回路220を駆
動させるための駆動信号を出力するものである。パルス
発生回路220は、作動信号の立ち上がり時、およびタ
イマ210からの駆動信号を受信した時に、パルス幅t
(t<T)のパルスをスイッチB駆動回路240へ出力
するものである。パルス幅tは電磁弁11を作動状態と
するのに十分な時間であればよく、電磁弁11の特性に
より決定される。具体的には、電磁弁11が小型電磁弁
の場合、パルス幅tは数msecから100msecが有効であ
る。スイッチB駆動回路240はこのパルスが入力する
と、パルスがハイレベルの時間tの間にスイッチBを閉
状態になるように駆動するものである。
【0018】次に、本実施例の電磁弁装置10の動作を
図1、図2および図3(a)〜(d)に示すタイミング
チャートを参照して説明する。
【0019】まず、電磁弁11の作動条件(例えば雰囲
気温度が設定温度に達したとき)になると、判断手段2
00からタイマ210、パルス発生回路220およびス
イッチA駆動回路230それぞれに対して図3(a)に
示すような作動信号が出力される。これによりスイッチ
A駆動回路230が駆動され、同図(b)に示したよう
にスイッチAを閉状態とする。同時に、タイマ210が
起動し、周期T経過毎にパルス発生回路220に対して
同図(c)に示すような駆動信号を出力する。また、パ
ルス発生回路220は、作動信号の立ち上がり時、およ
びタイマ210からの駆動信号受信時に、同図(d)に
示すようなパルス幅t(t<T)のパルスをスイッチB
駆動回路240へ出力する。スイッチB駆動回路240
は、パルス発生回路220から出力された最初のパルス
の立ち上がりに同期してスイッチBを同図(e)に示す
ように閉状態とする。従って、図1の回路において、電
磁弁11には定格電流bが供給され、電磁弁11が作動
状態となる。
【0020】パルス発生回路220の出力の最初のパル
ス(パルス幅t)が通過すると、スイッチBは再び開状
態となるが、このときスイッチAが閉状態のままである
ので電磁弁11には保持電流aが供給されることにな
り、作動状態が保持される。続いて、タイマ210から
の駆動信号を受信すると、パルス発生回路220は再度
パルス幅tのパルスをスイッチB駆動回路240へ出力
する。これによりスイッチBが閉状態となり、図1の回
路において、電磁弁11には再び定格電流bが供給され
る。以後、同様にして、電磁弁11には定格電流bと保
持電流aが交互に供給され、作動状態が維持される。そ
して、電磁弁11の作動条件(例えば雰囲気温度が設定
温度に達したとき)が解除されると、判断手段200か
らのタイマ210、パルス発生回路220およびスイッ
チA駆動回路230それぞれに対する作動信号の出力が
停止される。これによりスイッチA,Bが共に開状態と
なり、定格電流bおよび保持電流aの電磁弁11への供
給が停止される。
【0021】図4は図1に示した電源12として蓄電池
を用い、本実施例の電磁弁装置10を適用した低温冷蔵
庫補助冷却装置30の概略構成を表すものである。
【0022】この低温冷蔵庫補助冷却装置30は、生化
学的試料Mなどを低温(例えば、−40度から−80
度)で保存する低温冷蔵庫40内に、故障や停電のとき
冷却物質Nを供給して、低温冷蔵庫40内の温度が上昇
することを防止するためのものである。冷却物質Nは、
収容容器31に収容されており、電磁弁11および供給
管32を介して低温冷蔵庫40内に供給される。従っ
て、本実施例の電磁弁装置10は、供給管32に配設さ
れ、低温冷蔵庫40に対する冷却物質Nの供給を制御す
るために用いられる。ここにおいて、電磁弁装置10の
電源12に蓄電池が用いられるのは、低温冷蔵庫補助冷
却装置30が故障や停電などの非常時にのみ作動される
ものだからである。なお、冷却物質Nには、液化炭酸ガ
ス等が用いられる。
【0023】ここで、電磁弁装置10が低温冷蔵庫補助
冷却装置30に用いられた場合には、図2に示した判断
手段200は、低温冷蔵庫40内の温度を温度センサ3
3により検出して、その温度が所定の温度より高いとき
に前述の作動信号を出力し、定格電流bと保持電流aと
を交互に供給して電磁弁10を作動させる。
【0024】以上のように本実施例の電磁弁装置10で
は、定格電流bにより電磁弁11が作動状態となった後
は、電磁弁11に対して定格電流bと、この定格電流b
よりも小さな保持電流aとが交互に供給され、電磁弁1
1の作動状態が保持される。従って、本実施例の電磁弁
装置10では、作動状態のときに連続して定格電流を供
給する従来の電磁弁装置に比べて消費電力を著しく削減
できる。また、電磁弁11の作動中は、定格電流bと保
持電流aとを一定の時間間隔をおいて交互に供給してい
るので、例え保持電流aを供給している間に振動などの
外力の影響を受けて電磁弁11が非作動状態となって
も、次のパルス(定格電流b)により電磁弁11を再び
作動状態とすることができるので、電磁弁11の安定し
た動作を確保できる。
【0025】また、この電磁弁装置10を、図4に示し
たように、低温冷蔵庫補助冷却装置30に適用した場合
には、温度センサ33により測定された低温冷蔵庫40
内の温度が所定の温度よりも高くなったときに電磁弁1
1が作動状態となり、低くなったときには電磁弁10が
非作動状態となる。すなわち、一旦定格電流bが供給さ
れた後、低温冷蔵庫40内の温度が所定の温度よりも高
い間は、電磁弁装置10は、電源(蓄電池)12からの
電流を保持電流aまたは定格電流bに交互に切り換えて
電磁弁11に供給し、電磁弁10を作動状態に保持す
る。従って、消費電力が少なくなり、一回の充電で蓄電
池を使用できる時間を大きく延ばすことができる。この
ため蓄電池の容量を少なくすることができ、装置を小型
化および軽量化することができる。また、振動等の外力
の影響を受けることなく、低温冷蔵庫40を安定して所
定の温度に保持することができる。
【0026】上記実施例では、電磁弁11が作動状態と
なった後、非作動状態となるまでの間は、保持電流aと
定格電流bとを交互に供給するようにしたが、定格電流
bにより電磁弁11が作動状態となった後、非作動状態
となるまでの間は常時保持電流aを電磁弁11に供給す
るようにしてもよい。この場合、外力の影響を受けて、
一旦非作動状態となると、上記実施例のように直ちに作
動状態に復帰することはないものの、予め想定した外力
の大きさの範囲内では非作動状態にはならないように保
持電流aの値を選択するか、又は振動などの外力が及ば
ない場所を選ぶことにより、その機能を発揮し、従来に
比べて消費電力を大幅に低減することができる。
【0027】次に、上記実施例の電磁弁装置10を実際
に使用した結果を、実験例として説明する。
【0028】本実施例の電磁弁装置10を低温冷蔵庫補
助冷却装置30に取り付け、電磁弁11を作動状態に保
持し、電源12としての蓄電池の消耗を調べた。すなわ
ち、保持電流aと定格電流bとを一定の間隔をおいて交
互に電磁弁11に供給して、蓄電池が完全に充電された
状態から終期電圧に達するまでの時間を調べた。表1に
実験条件を示す。電磁弁11には、使用電力15.3W,使
用電圧12V,使用電流(すなわち定格電流)1.275 Aの
ものを用いた。パルス発生回路220の出力パルスのパ
ルス幅tを30msec,タイマ210の周期Tを10sec ,保
持電流aを0.2Aにそれぞれ設定した。また、電磁弁装
置10を取り付けた低温冷蔵庫補助冷却装置30は、低
温冷蔵庫40に液化炭酸ガスを供給するものである。蓄
電池には、容量6.5 Ah,体積0.923 リットル,重量2.6 kgの
ものを用いた。
【0029】表1に結果を示す。蓄電池の使用時間は3
0時間であった。
【0030】一方、比較例として、従来の電磁弁装置を
同様に低温冷蔵庫補助冷却装置に取り付け、電磁弁を開
けた状態に保持し、蓄電池の消耗を調べた。すなわち、
定格電流を電磁弁に供給して蓄電池が完全に充電された
状態から終期電圧に達するまでの時間を調べた。表1に
実験条件を示す。電磁弁装置の電磁弁には、実験例にお
いて使用した電磁弁と同一のものを用いた。また、電磁
弁装置が取り付けられた低温冷蔵庫補助冷却装置は、実
験例と同様に低温冷蔵庫に液化炭酸ガスを供給するもの
である。蓄電池には、容量24Ah,体積3.63リットル,重量8.
6 kgのものを用いた。
【0031】表1に結果を示す。蓄電池の使用時間は1
8時間であった。
【0032】
【表1】
【0033】実験例と比較例とを比較すれば明らかなよ
うに、比較例に比べ実験例は、比較例の30%程度の容
量の蓄電池を使用しても、使用時間を約2倍とすること
ができた。
【0034】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。なお、第1の実施例と同一構成部分については同
一符号を付してその説明を省略する。
【0035】図5は第2の実施例に係る電磁弁装置50
の回路構成を表すものである。この電磁弁装置50で
は、電磁弁11が電源(直流電源)12から供給される
定格電流bにより作動を開始することは第1の実施例と
同様である。本実施例においては、電磁弁11の一端と
電源12の正側端子との間にスイッチBが配設されると
共に、このスイッチBに対して並列に、スイッチングレ
ギュレータ51、スイッチAおよびダイオード52から
なる直列回路が接続されている。
【0036】スイッチングレギュレータ51は電源12
の供給電圧(12V)を例えば2.5Vに変換するもの
で、この電力変換効率は一般に70〜80%を期待でき
る。
【0037】この電磁弁装置50においても、第1の実
施例の電磁弁装置10と同様に、スイッチAを閉じる
と、スイッチングレギュレータ51、スイッチA、ダイ
オード52および電磁弁11を介して保持電流aが流れ
る。この状態でスイッチBを閉じると、スイッチBおよ
び電磁弁11を介して定格電流bが流れる。このとき保
持電流aは流れない。なお、スイッチAが開状態のとき
スイッチBを閉じた場合でもスイッチBおよび電磁弁1
1を介して定格電流bが流れ、電磁弁11が作動状態と
なる。電磁弁11を非作動状態とするときには、スイッ
チA,Bを共に開状態とすればよい。
【0038】このように電磁弁装置50でも、スイッチ
A,Bの開閉状態に応じて、電磁弁11に対して定格電
流bと保持電流aとを交互に供給することができる。従
って、第1の実施例と同様の効果を得ることができる
が、本実施例では第1の実施例よりも更に消費電力を低
減させることができる。
【0039】すなわち、第1の実施例の電磁弁装置10
では、保持電流a(例えば0.2A)の84%は抵抗1
3によって消費される。これに対して、本実施例の電磁
弁装置50では、保持電流aとして約0.2Aの電流を
得るために、電磁弁11の内部抵抗(約9.4Ω)とダ
イオード52の順方向降下電圧(約0.6V)を考慮
し、出力電圧2.5V、電力変換効率70%のスイッチ
ングレギュレータ51を用いて作動させた場合(制御部
の消費電力もある程度考慮して)、第1の実施例に比較
して、使用時間は約3.3倍となる。また、使用時間を
同一とした場合の、蓄電池の容量は第1の実施例の3分
の1以下とすることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の電磁
弁装置によれば、電磁弁を作動させるときには定格電流
を供給し、電磁弁が作動状態となった後、非作動状態と
なるまでの間は、電磁弁を作動状態に保持しうる大きさ
で、かつ大きさが定格電流よりも小さな保持電流を供給
するようにしたので、定格電流により常時作動状態を保
持していた従来に比べて、消費電力を大幅に低減できる
という効果を奏する。特に、電源として蓄電池を用いた
場合には容量を少なくでき、装置の小型化および軽量化
を図ることができる。
【0041】また、請求項2記載の電磁弁装置によれ
ば、電磁弁が作動状態のときに一定の時間間隔をおいて
保持電流と定格電流とを交互に供給するようにしたの
で、消費電力を大幅に低減できると共に、保持電流を電
磁弁に供給している間に振動などの外力により電磁弁が
非作動状態となってしまっても、直ちに次の定格電流に
より電磁弁を作動状態とすることができ、電磁弁の安定
した動作を確保できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る電磁弁装置の基本
構成を表す回路図である。
【図2】図1の電磁弁装置における弁開閉制御装置の機
能的構成を表すブロック図である。
【図3】図1の電磁弁装置の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図4】図1の電磁弁装置を補助冷却装置に適用した例
を説明するための概略構成図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る電磁弁装置の基本
構成を表す回路図である。
【符号の説明】
10,50 電磁弁装置 11 電磁弁 12 電源(定格電源) 13 抵抗 200 判断手段 210 タイマ 220 パルス発生回路 230 スイッチA駆動回路 240 スイッチB駆動回路 A,B スイッチ 51 スイッチングレギュレータ 52 ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の大きさの定格電流が供給されるこ
    とにより作動する電磁弁と、 この電磁弁を作動させるときには定格電流を供給し、前
    記電磁弁が作動状態となった後、非作動状態となるまで
    の間は、前記電磁弁を作動状態に保持しうる大きさで、
    かつ大きさが前記定格電流よりも小さな保持電流を供給
    する弁開閉制御手段とを備えてなることを特徴とする電
    磁弁装置。
  2. 【請求項2】 所定の大きさの定格電流が供給されるこ
    とにより作動する電磁弁と、 この電磁弁を作動させるときには定格電流を供給し、前
    記電磁弁が作動状態となった後、非作動状態となるまで
    の間は、前記電磁弁を作動状態に保持しうる大きさで、
    かつ大きさが前記定格電流よりも小さな保持電流と定格
    電流とを交互に供給する弁開閉制御手段とを備えてなる
    ことを特徴とする電磁弁装置。
JP2881395A 1994-02-15 1995-01-25 電磁弁装置 Pending JPH07280126A (ja)

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