JPH07280106A - バタフライ型可変コンダクタンスバルブ - Google Patents

バタフライ型可変コンダクタンスバルブ

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JPH07280106A
JPH07280106A JP8914194A JP8914194A JPH07280106A JP H07280106 A JPH07280106 A JP H07280106A JP 8914194 A JP8914194 A JP 8914194A JP 8914194 A JP8914194 A JP 8914194A JP H07280106 A JPH07280106 A JP H07280106A
Authority
JP
Japan
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valve
valve body
variable conductance
pressure difference
butterfly
Prior art date
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Pending
Application number
JP8914194A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Sato
武夫 佐藤
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バタフライ型可変コンダクタンスバルブが全閉
の状態で弁体の上流、下流で圧力差が発生しても、バタ
フライ型可変コンダクタンスバルブが破損することを防
止する。 【構成】弁体10の上流側と下流側との圧力差が所定値
以上となった場合に、弁体の閉塞状態を開放する手段1
2を具備したものであり、所定値以上の圧力差で弁体の
閉塞状態を開放することでバタフライ型可変コンダクタ
ンスバルブの破損を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力制御に使用される
バタフライ型可変コンダクタンスバルブに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】バタフライ型可変コンダクタンスバルブ
は、半導体製造装置に於ける圧力制御機構を構成する1
ユニットであり、広く用いられているユニットの1つで
ある。特に、プラズマエッチング装置、減圧CVD装置
等、半導体デバイスの製造に使用されている装置には不
可欠である。
【0003】先ず図4に於いてバタフライ型可変コンダ
クタンスバルブを具備した半導体製造装置の概略を説明
する。
【0004】1は真空処理室、2はガスシステム、3は
主開閉バルブ、4はバタフライ型可変コンダクタンスバ
ルブ、5は真空処理室1の排気システムを示す。
【0005】前記真空処理室1にはウェーハ等の基板が
装入され、減圧雰囲気の下で薄膜の生成、或はエッチン
グ等が行われる。
【0006】前記真空処理室1を排気する場合は、通
常、バタフライ型可変コンダクタンスバルブ4を全開に
して前記排気システム5を始動させ、その後前記主開閉
バルブ3を開く。
【0007】次に、図5に於いて従来のバタフライ型可
変コンダクタンスバルブを説明する。
【0008】円筒形の弁箱8を、該弁箱8の軸心と直交
する方向に弁軸6が回転自在且気密に貫通し、該弁軸6
に円板状の弁体7が固着されており、前記弁軸6は前記
弁体7の直径と合致した状態で取付けられている。
【0009】而して、前記弁体7が弁箱8の軸心と直交
する位置で全閉となり、前記弁軸6を回転すると該弁軸
6の回転角に応じて弁の開度が決定され、バルブのコン
ダクタンスが変化する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記真空処理室1の排
気動作を実行する場合に、シーケンスは先ず前記バタフ
ライ型可変コンダクタンスバルブ4を全開させ、次に前
記主開閉バルブ3を全開する。
【0011】ところが、前記バタフライ型可変コンダク
タンスバルブ4が何等かの事故で開かず、そのまま前記
主開閉バルブ3が全開してしまうと、前記バタフライ型
可変コンダクタンスバルブ4の上流、下流で大きな圧力
差が生じ、この圧力差の為前記弁体7に大きな荷重が掛
かり、バタフライ型可変コンダクタンスバルブ4が破損
する事故を招く。
【0012】本発明は斯かる実情に鑑み、バタフライ型
可変コンダクタンスバルブが全閉の状態で弁体の上流、
下流で圧力差が発生しても、バタフライ型可変コンダク
タンスバルブが破損するという重大事故の発生を防止す
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、弁体の上流側
と下流側との圧力差が所定値以上となった場合に、弁体
の閉塞状態を開放する手段を具備したバタフライ型可変
コンダクタンスバルブに係り、更に弁体の回転軸心を弁
体の図心よりずらせ、上流側と下流側との圧力差により
弁体に回転力が作用する様にしたバタフライ型可変コン
ダクタンスバルブに係り、更に弁体の回転軸に制限継手
を設け、回転軸に規定以上の回転力が作用した場合に前
記回転軸の拘束を解除するバタフライ型可変コンダクタ
ンスバルブに係り、更に弁体に窓孔を設け、該窓孔に規
定圧力差以上で破損するシートを設けたバタフライ型可
変コンダクタンスバルブに係り、更に又窓孔が穿設され
た保持枠と窓孔が穿設された押え枠によりシートを挾持
してなる弁体を回転軸に取付け、前記シートを交換可能
としたバタフライ型可変コンダクタンスバルブに係るも
のである。
【0014】
【作用】弁体の上流側と下流側との圧力差が所定値以上
となった場合に、弁体に掛かる回転力で弁体の閉塞状態
が開放され、又弁体の窓孔に作用する圧力差でシートが
破損して弁体の閉塞状態が開放される。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を
説明する。
【0016】図1により本発明の第1の実施例を説明す
る。
【0017】弁箱9の開口形状は流路に対して直角な断
面で略矩形をしており、4隅がR形状となっている。
又、弁箱9に収納される弁体10も前記弁箱9の流路と
合致する様に略矩形形状をしている。前記弁箱9を気密
に且回転自在に貫通する弁軸11は、前記弁箱9の開口
の図心を外れた位置を通過しており、前記弁軸11で2
分された、即ち弁体10の回転中心で2分された前記弁
体10の2つの部分の面積が異なる様になっている。
【0018】前記弁軸11はトルク制限継手12を介し
て弁駆動軸13に連結され、該弁駆動軸13は図示しな
いモータ等のバタフライ型可変コンダクタンスバルブ駆
動用のモータ、シリンダ等の弁駆動手段に連結されてい
る。
【0019】前記した様に弁体10の回転中心で2分さ
れた前記弁体10の2つの部分10a,10bの面積が
異なり、受圧面積差により前記弁体10に回転力が発生
するが、バタフライ型可変コンダクタンスバルブの通常
の作動状態では、弁体10の上流、下流では大きな圧力
差はなく、弁体10に作用する回転力も小さく、弁軸1
1、制限継手12、弁駆動軸13を介して図示しない弁
駆動手段により支障なく弁体10の位置を決定し得、バ
タフライ型可変コンダクタンスバルブの開度を調整する
ことができる。
【0020】次に、前記弁体10が全閉状態で該弁体1
0の上流、下流で大きな圧力差が発生した場合、例えば
上流側が大気圧で下流側が真空の様な場合、前記弁体1
0の回転中心を挾んだ2つの受圧面積に差がある為、前
記弁体10に大きな回転力が発生する。前記制限継手1
2は規定された以上の回転力が作用した場合に前記弁軸
11と前記弁駆動軸13の連結状態を解除する。この連
結状態の解除で前記弁体10の拘束が解かれ、該弁体1
0が回転し、弁体10の上流、下流が連通し、圧力差が
解消される。
【0021】前記規定された回転力は、弁体10の形
状、回転軸の弁体形状中心からの偏位量、及び上流、下
流の圧力差により異なるが、前記弁体10等が損傷しな
い値である。
【0022】尚、弁体の形状は矩形形状に限らず、長円
形等であってもよい。
【0023】次に、図2、図3により、第2の実施例を
説明する。
【0024】前記弁箱9に弁軸11を回転自在且気密に
設け、該弁軸11に弁体10を固着する。該弁体10は
下記の構成となっている。
【0025】該弁体10は保持枠15、シート16、押
え枠17を具備し、前記保持枠15と前記押え枠17で
前記シート16を挾持した状態で前記弁体10に固着さ
れる。又、前記保持枠15、押え枠17にはそれぞれ4
半円状の窓孔18が穿設されており、前記保持枠15と
前記押え枠17とは周辺が螺子により所要ピッチで固着
されており、前記シート16は気密に挾持される。従っ
て、該弁体10の上流、下流で圧力差が生ずると、前記
窓孔18のシート16が圧力を受ける。該シート16は
所要の圧力が掛かった場合には破損する様な材質、厚み
を選定する。
【0026】而して、上流、下流で圧力差が規定の大き
さを越えると前記窓孔18のシート16が破損する様に
なっている。該シート16が破損することで、弁体10
の上流、下流が連通し、上流、下流の圧力差が解消さ
れ、バタフライ型可変コンダクタンスバルブはシート1
6の損傷のみで終わることとなる。
【0027】該シート16の交換は、前記保持枠15と
押え枠17とを分解することで容易に交換し得る。
【0028】以上述べた様に本発明は、弁体に所定以上
の圧力が作用した場合に、弁体の上流、下流を連通させ
る様、弁体の閉塞状態を開放する手段を有したものであ
り、弁体の閉塞状態を開放する手段は上記制限継手1
2、シート16の外、弁体に孔を穿設し、該孔に所定の
圧力で破損する部材を気密に設けたものでもよい。又、
前記保持枠15、押え枠17の窓孔18の形状は弁軸1
1を挾み半月状のもの、或は小円を複数穿設したもの
等、適宜変更可能であることは言う迄もない。
【0029】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、バタフ
ライ型可変コンダクタンスバルブの上流、下流で大きな
圧力差が発生した場合でもバタフライ型可変コンダクタ
ンスバルブの破損を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図4】バタフライ型可変コンダクタンスバルブを具備
した半導体製造装置の構成図である。
【図5】従来のバタフライ型可変コンダクタンスバルブ
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 真空処理室 4 バタフライ型可変コンダクタンスバルブ 10 弁体 11 弁軸 12 制限継手 15 保持枠 16 シート 17 押え枠 18 窓孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体の上流側と下流側との圧力差が所定
    値以上となった場合に、弁体の閉塞状態を開放する手段
    を具備したことを特徴とするバタフライ型可変コンダク
    タンスバルブ。
  2. 【請求項2】 弁体の回転軸心を弁体の図心よりずら
    せ、上流側と下流側との圧力差により弁体に回転力が作
    用する様にした請求項1のバタフライ型可変コンダクタ
    ンスバルブ。
  3. 【請求項3】 弁体の回転軸に制限継手を設け、回転軸
    に規定以上の回転力が作用した場合に前記回転軸の拘束
    を解除する請求項2のバタフライ型可変コンダクタンス
    バルブ。
  4. 【請求項4】 弁体に窓孔を設け、該窓孔に規定圧力差
    以上で破損するシートを設けた請求項1のバタフライ型
    可変コンダクタンスバルブ。
  5. 【請求項5】 窓孔が穿設された保持枠と窓孔が穿設さ
    れた押え枠によりシートを挾持してなる弁体を回転軸に
    取付け、前記シートを交換可能とした請求項4のバタフ
    ライ型可変コンダクタンスバルブ。
JP8914194A 1994-04-04 1994-04-04 バタフライ型可変コンダクタンスバルブ Pending JPH07280106A (ja)

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JP8914194A JPH07280106A (ja) 1994-04-04 1994-04-04 バタフライ型可変コンダクタンスバルブ

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JPH07280106A true JPH07280106A (ja) 1995-10-27

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JP8914194A Pending JPH07280106A (ja) 1994-04-04 1994-04-04 バタフライ型可変コンダクタンスバルブ

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JP (1) JPH07280106A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001108130A (ja) * 1999-05-25 2001-04-20 Applied Materials Inc 半導体ウェーハ処理装置用クラスタバルブ
JP2010139073A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Inficon Gmbh バルブ構造
JP2017013574A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 宇部興産海運株式会社 揚荷装置
JP2017149421A (ja) * 2017-04-19 2017-08-31 宇部興産海運株式会社 揚荷装置

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JP2010139073A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Inficon Gmbh バルブ構造
JP2017013574A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 宇部興産海運株式会社 揚荷装置
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