JPH07279919A - 位置決め固定装置 - Google Patents

位置決め固定装置

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JPH07279919A
JPH07279919A JP6616094A JP6616094A JPH07279919A JP H07279919 A JPH07279919 A JP H07279919A JP 6616094 A JP6616094 A JP 6616094A JP 6616094 A JP6616094 A JP 6616094A JP H07279919 A JPH07279919 A JP H07279919A
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JP
Japan
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lock
housing
lock member
inner peripheral
fixing device
Prior art date
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Application number
JP6616094A
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English (en)
Inventor
Kichiji Kitamura
吉治 北村
Masaru Inoue
勝 井上
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
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  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の主な目的は、第1部材に対して第2部
材を所望の位置に迅速かつ容易に固定することができる
ようにすることにある。 【構成】第1部材15に第2部材16が相対移動可能に
嵌合させられている。第2部材16は、第1部材15を
挿通させる嵌合孔40を有するハウジング26と一対の
ロック部材27,28とばね29を備えている。ロック
部材27,28の一端側はハウジング26の内部におい
て傾斜可能に支持されている。ロック部材27,28の
他端側に、操作部50,51が設けられている。ロック
部材27,28に第1部材15を通す孔が設けられてお
り、ロック状態の時に孔の内周縁が第1部材15の外周
面に係合するようにしている。ロック部材27,28の
間にストッパ部が設けられており、操作部50,51を
互いに近付ける方向に変位させた時にロック部材27,
28をロック解除位置に止めることができるようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば衣類や装飾品等
の商品を展示するためのディスプレイ関連器具を始めと
して、各種柱状の構造物や伸縮自在管の継手部クランプ
機構などのように、軸線方向に延びる棒状の第1部材に
対して移動可能に嵌合する第2部材を有するものにおい
て、第1部材と第2部材とを所望の相対位置に固定する
ための位置決め固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば衣類等の商品の陳列・保管等に使
われるマネキンにおいて、陳列される商品の丈(長さ)
などに応じてマネキン高さを変える必要がある場合に、
図11に示すような固定装置1を備えた器具が採用され
ている。この固定装置1は、床に置かれるスタンドの上
方に延びるパイプ製の支柱2の長手方向中間部分に、上
下方向に移動可能なスライダ3を設け、このスライダ3
にマネキン4の下部を固定している。スライダ3にねじ
5が設けられている。このねじ5はスライダ3のナット
部6に螺合されており、つまみ7を回転させることによ
って、支柱2に対する固定と固定の解除を行えるように
している。
【0003】従ってこの固定装置1においては、ねじ5
を弛める方向に回転させた時に、支柱2に対してスライ
ダ3を上下方向に移動させることができるため、マネキ
ン4の高さを調整することができる。そして高さ調整後
にねじ5を締付けることによって、スライダ3を固定す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記固定装置1では、
ねじ5を強く締付けたとしても、振動等が加わるとねじ
5が弛みやすい。ねじ5が少しでも弛むとスライダ3が
下がってしまい、マネキン4を所定高さに固定すること
ができなくなる。また、マネキン4に被せた衣類等の内
側にねじ5が隠れてしまうため、無理な姿勢で高さ調整
をしなければならない。特にマネキン4の荷重が大きい
場合などには、ねじ5の締付けを行っている間にスライ
ダ3を一定位置に保持しておくことに困難を伴い、重労
働になるばかりでなく、スライダ3が動いてしまうこと
があるなど、高さ調整を行いにくいという欠点があっ
た。
【0005】従って本発明の目的は、上述のディスプレ
イ用器具のように軸線方向に延びる棒状の第1部材に対
して移動可能に嵌合する第2部材を有するものにおい
て、第2部材を所望の位置に迅速かつ容易に固定するこ
とができるような位置決め固定装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を果たすため
に開発された第1の観点による本発明の位置決め固定装
置は、請求項1に記載したように、軸線方向に延びる棒
状の第1部材に対して相対移動可能に嵌合させられた第
2部材を所望位置に固定するためのものであって、上記
第2部材は、上記第1部材を軸線方向に挿通させる嵌合
孔を有するハウジングと、一端側が上記ハウジングの内
部においてハウジングの軸線方向に傾斜可能に支持され
かつ上記第1部材を挿通させる孔を有していてこの孔の
内周縁が上記第1部材の外周面に対して係合可能に接す
る第1のロック部材と、上記第1のロック部材の他端側
に設けられていて上記ハウジングの外側に突出する操作
部と、上記第1のロック部材に対しハウジングの軸線方
向に隣り合って対称位置に設けられかつ一端側が上記ハ
ウジングの内部においてハウジングの軸線方向に傾斜可
能に支持されかつ上記第1部材を挿通させる孔を有して
いてこの孔の内周縁が上記第1部材の外周面に対して係
合可能に接する第2のロック部材と、上記第1のロック
部材と第2のロック部材との間に設けられていて各ロッ
ク部材の孔の内周縁を第1部材の外周面に押付ける方向
に各ロック部材を付勢するばねと、上記第1のロック部
材と第2のロック部材の間に設けられていて各ロック部
材の内周縁が第1部材の外周面と係合しなくなるロック
解除位置まで各ロック部材を変位させた状態において各
ロック部材を止めるストッパ部とを具備している。
【0007】また第2の観点による本発明の固定装置
は、請求項4に記載したように、第2部材は、上記第1
部材を軸線方向に挿通させる嵌合孔を有するハウジング
と、一端側が上記ハウジングの内部においてハウジング
の軸線方向に傾斜可能に支持されかつ上記第1部材を挿
通させる孔を有していてこの孔の内周縁が上記第1部材
の外周面に対して係合可能に接するロック部材と、上記
ロック部材の他端側に設けられていて上記ハウジングの
外側に突出する操作部と、上記ロック部材の孔の内周縁
を第1部材の外周面に押付ける方向にロック部材を付勢
するばねと、上記ロック部材の内周縁が第1部材の外周
面と係合しなくなるロック解除位置までロック部材を変
位させた状態においてロック部材を止めるストッパ部と
を具備している。
【0008】
【作用】請求項1に記載された本発明装置は、一対のロ
ック部材の操作部を互いに近付ける方向に指によって挟
み付けた時に、各ロック部材の孔の内周縁と第1部材の
外周面との係合が外れてロック解除状態になるととも
に、各ロック部材がストッパ部によってロック解除位置
に止められる。この場合、第1部材に対して第2部材を
所望の位置まで相対的に移動させることができる。
【0009】位置調整後に操作部から手を離せば、ばね
の弾力によってロック部材の孔の内周縁が第1部材の外
周面に押付けられる。この状態で第1部材または第2部
材に軸線方向の力が加わると、力の方向に応じて各ロッ
ク部材のうちの一方の内周縁が第1部材の外周面に食い
込むようになるため、第2部材がロックされる。すなわ
ち、操作部から手を離した時点で自動的にロック状態に
なるため、第2部材の位置決めと固定を迅速かつ容易に
行うことができ、操作性に優れている。しかもこの固定
装置は、第1部材に対して第2部材を正逆両方向に対し
てロックすることができ、荷重の方向を問わない。
【0010】請求項4に記載の固定装置の場合にはロッ
ク部材が1つであるから、ロックすることのできる荷重
の方向は一方向のみとなる。すなわち、ロック部材の孔
の内周縁が第1部材の外周面に食い込む方向の荷重に対
してはロックモードとなり、逆方向の荷重に対してはフ
リー(移動可能)となる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の第1実施例について、図1〜
図5を参照して説明する。図1に示すディスプレイ用器
具10は、床11に載置されるスタンド12の上に、断
面が円形の金属製丸パイプからなる第1部材15が立ち
上がっている。この第1部材15は上下方向に延びてい
る。第1部材15の軸線方向中間部分に、第2部材16
が設けられている。
【0012】第2部材16は第1部材15の軸線方向に
移動可能であり、第2部材16にマネキン17の下部が
固定されている。マネキン17には上下方向の穴18が
形成されており、この穴18の下側から第1部材15の
上部側を挿入できるようにしている。マネキン17には
展示あるいは保管すべき衣類等の商品19が被せられ
る。
【0013】位置決め固定装置20は、第1部材15と
第2部材16を含んでいる。第2部材16は、フランジ
部25を有する筒状のハウジング26と、ハウジング2
6に挿入される一対のロック部材27,28と、ロック
部材27,28の間に設けられたコイルばね29などを
備えている。一対のロック部材27,28はハウジング
26の軸線方向に隣り合って対称位置に設けられてい
る。
【0014】ハウジング26の側面には、ロック部材2
7,28とコイルばね29を出し入れできる大きさの開
口部30(図4に示す)が形成されている。この開口部
30は半円筒状の蓋35によって塞がれる。蓋35の両
側部に内側を向いた凸部36が設けられており、この凸
部36をハウジング26の凹部37に嵌合させることに
よって、蓋35がハウジング26に固定されるようにな
っている。
【0015】ハウジング26は合成樹脂または金属から
なり、第1部材15を挿通することのできる内径の嵌合
孔40が設けられている。この嵌合孔40はハウジング
26を軸線方向に貫通している。フランジ部25には、
例えば図1に示すように、マネキン17の下部がねじ4
1によって固定される。このねじ41は、フランジ部2
5に設けられた孔42に挿通される。
【0016】ロック部材27,28は、金属板などのよ
うに剛性の高い耐摩耗性材料からなる。このロック部材
27,28は、ハウジング26の内側に位置する一端4
5,46を有している。一端45,46は、ハウジング
26の内周壁に設けられた凹状の支持部47,48に入
り込んでおり、ロック部材27,28がそれぞれハウジ
ング26の軸線方向に傾斜可能となっている。
【0017】ロック部材27,28の他端側には、ハウ
ジング26の外側に突出する操作部50,51が設けら
れている。この操作部50,51は、蓋35に設けられ
た透孔52,53を通って外側に突出している。
【0018】上記ロック部材27,28には、その一端
45,46と操作部50,51との間に、第1部材15
を挿通させるための円形の孔60,61が設けられてい
る。孔60,61の内径は第1部材15の外径Dよりも
僅かに大きく、第1部材15を孔60,61に通した状
態において各ロック部材27,28がハウジング26の
軸線方向に僅かな角度だけ斜めに「ハ」状に倒れること
ができるようになっている。
【0019】すなわち、第1のロック部材27の内周縁
62,63が第1部材15の外周面に接するとともに、
第2のロック部材28の内周縁64,65が第1部材1
5の外周面に接することができるようにしている。
【0020】上記のように各ロック部材27,28の内
周縁62,63,64,65が第1部材15に接した状
態(ロック状態)においては、ハウジング26の内側の
斜面66,67とロック部材27,28との間に、隙間
68,69が確保されるようにしてある。
【0021】ロック部材27,28の間に、コイルばね
29が圧縮された状態で設けられている。ばね29の内
側に第1部材15が通っている。このばね29は、ロッ
ク部材27,28を上記ロック状態の方向に付勢してい
る。
【0022】蓋35にストッパ部75,76が設けられ
ている。このストッパ部75,76は操作部50,51
の間にあり、操作部50,51を互いに近付ける方向に
変位させた時に、内周縁62〜65と第1部材15との
係合が外れるロック解除位置にてロック部材27,28
を止めることができるようにしている。
【0023】次に上記構成の位置決め固定装置20の作
用について説明する。この固定装置20がロック状態に
ある時は、ばね29の弾力によってロック部材27,2
8の内周縁62,63,64,65が第1部材15の外
周面に接している。この状態で、図2中の矢印A方向の
力が第2部材16に加わると、第1のロック部材27の
内周縁62,63が第1部材15の外周面に食い込むよ
うになって第2部材16の動き止めがなされる。矢印B
方向の力が第2部材16に加わる時には、第2のロック
部材28の内周縁64,65が第1部材15の外周面に
食い込むようになって第2部材16の動き止めがなされ
る。
【0024】ロックを解除するには、操作部50,51
を互いに近付ける方向に指によって挟む。こうすること
により、ロック部材27,28がストッパ部75,76
に当たる位置まで変位し、ロック部材27,28が第1
部材15の軸線に対しておおむね垂直となって、ロック
部材27,28の内周縁62,63,64,65と第1
部材15との係合が外れるため、第1部材15に対して
第2部材16がA,Bいずれの方向にも移動できるよう
になる。
【0025】このロック解除状態で第2部材16を所望
の位置まで移動させたのち、操作部50,51から手を
離せば、ばね29の弾力によってロック部材27,28
の内周縁62,63,64,65が第1部材15の外周
面に押付けられるため、再びロック状態に戻る。このよ
うに操作部50,51から手を離せばそのままロック状
態に戻るため、第2部材16の位置決めと固定を迅速か
つ容易に行うことができる。しかも、第1部材15に対
して第2部材16をA,Bいずれの方向にもロックする
ことができるため、荷重の方向を問わずに使用できる。
【0026】図6〜図9に本発明の第2実施例が示され
ている。この実施例の位置決め固定装置80も、第1実
施例と同様に、断面が円形の第1部材81の軸線方向中
間部分に第2部材82が設けられている。第2部材82
は、第1部材81の軸線方向に相対移動可能である。
【0027】第2部材82は、フランジ部85を有する
筒状のハウジング86と、ハウジング86に挿入される
ロック部材87と、コイルばね88などを備えている。
コイルばね88は、ロック部材87とハウジング86の
ばね座89との間に設けられている。ハウジング86の
側面には、ロック部材87とコイルばね88を出し入れ
できる大きさの開口部90(図7に示す)が形成されて
いる。この開口部90は、半円筒状の蓋91によって塞
がれる。この蓋91の両側部には内側を向いた凸部92
が設けられており、この凸部92をハウジング86の凹
部93に嵌合させることによって、蓋91がハウジング
86に固定されるようになっている。
【0028】ハウジング86は合成樹脂または金属から
なり、第1部材81を挿通することのできる内径の嵌合
孔95が設けられている。この嵌合孔95はハウジング
86を軸線方向に貫通している。フランジ部85には、
第1実施例と同様にマネキンの下部を固定するようにし
てもよい。
【0029】ロック部材87は金属板などのように剛性
の高い耐摩耗性材料からなる。このロック部材87は、
ハウジング86の内側に位置する一端96を有してい
る。一端96はハウジング86の内周壁に設けられた凹
状の支持部97に入り込んでおり、ロック部材87がハ
ウジング86の軸線方向に傾斜可能となっている。
【0030】ロック部材87の他端側には、ハウジング
86の外側に突出する操作部100が設けられている。
この操作部100は、蓋91に設けられた透孔101を
通って外側に突出している。
【0031】ロック部材87には、その一端96と操作
部100との間に、第1部材81を挿通させるための円
形の孔105が設けられている。孔105の内径は、第
1部材81の外径Dよりも僅かに大きい寸法であって、
第1部材81を孔105に挿通させた状態において、ロ
ック部材87がハウジング86の軸線方向に僅かな角度
だけ傾くことができるようになっている。すなわち、ロ
ック部材87の内周縁106,107が第1部材81の
外周面に接することができるようにしている。こうして
内周縁106,107が第1部材81に接した状態(ロ
ック状態)において、ハウジング86の内部の斜面11
0とロック部材87との間に隙間111が確保されてい
る。
【0032】ロック部材87とばね座89との間に、コ
イルばね88が圧縮された状態で設けられている。ばね
88の内側に第1部材81が通っている。このばね88
は、ロック部材87を上記ロック状態の方向(内周縁1
06,107が第1部材81の外周面に接する方向)に
付勢している。
【0033】ハウジング86の内面壁にストッパ部11
5が設けられている。このストッパ部115は、ロック
部材87の操作部100を図8中の矢印C方向に変位さ
せた時に、孔105の内周縁106,107と第1部材
81との係合が外れたロック解除位置にて、ロック部材
87を止めることができるような位置に形成されてい
る。なお、蓋91に設けられた透孔101の縁部116
を上記ストッパ部115に相当する位置に設けることに
よって、縁部116をストッパ部115の代わりに用い
てもよい。
【0034】次に上記構成の位置決め固定装置80の作
用について説明する。この固定装置80がロック状態に
ある時は、ばね88の弾力によってロック部材87の内
周縁106,107が第1部材81の外周面に接してお
り、この状態で第2部材82に図8中の矢印E方向の力
が加わると、ロック部材87の内周縁106,107が
第1部材81の外周面に食い込むようになって第2部材
82の動き止めがなされる。第2部材82に矢印F方向
の力が加わる時には、ロック部材87の内周縁106,
107が第1部材81の外周面を滑るため、この方向に
はフリー(移動可能)である。
【0035】ロックを解除するには、操作部100を矢
印C方向に動かす。こうすることにより、ロック部材8
7がストッパ部115に当たる位置まで変位し、ロック
部材87が第1部材81の軸線に対しておおむね垂直に
なることにより、ロック部材87の内周縁106,10
7と第1部材81との係合が外れるため、第1部材81
に対して第2部材82がE,Fいずれの方向にも移動で
きるようになる。
【0036】図10に示した陳列用器具120は、上下
方向に延びるパイプ製の支柱121を有するスタンド1
22の上端に前述の第2部材82が設けられている。第
1部材81は、第2部材82と支柱121に対して上下
方向に移動可能に挿通している。そして第2部材82
は、第1部材81が下がる方向(矢印E方向)の荷重に
対してロック部材87の内周縁106,107が第1部
材81の外周面に係合する向きで支柱121に固定され
ている。第1部材81には水平方向に延びる上部フレー
ム123が設けられており、この上部フレーム123
に、陳列あるいは保管を要する商品124がつるされる
ようにしている。
【0037】この陳列用器具120の場合、第1部材8
1が降下する方向(矢印E方向)にのみロックされ、第
1部材81を引き上げる方向(矢印F方向)にはフリー
となるから、操作部100によってロック部材87をロ
ック解除状態にして第1部材81を下げたのち、操作部
100から手を離し、第1部材81を所望の高さまで引
き上げるだけで、第1部材81と上部フレーム123を
所望高さに固定することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明によれば、一
対の操作部をロック解除位置に操作しながら第1部材に
対する第2部材の相対位置を任意に調整することがで
き、操作部から手を離せば自動的にロック状態に戻るか
ら、位置決め固定操作を容易にかつ迅速に行うことがで
きる。この場合、一対の操作部がそれぞれストッパ部に
当たるように操作部を指で挟み持ったまま第2部材を移
動させることができる。従って請求項2に記載したよう
に第1部材が上下方向に移動可能な場合に高さ調整作業
を行いやすく、安全であり、所望高さに固定することも
容易であるなど、操作性に優れている。また、常に一定
の保持力で固定することができる。
【0039】請求項4に記載した位置決め固定装置は、
ロック部材が1つですむから構造が簡単で部品数が少な
く低コストに提供できる。しかも一方向のみロックとな
り、反対方向にはフリーであるから、操作部から手を離
していてもフリーの方向には所望の位置まで移動させる
ことができる。このため簡単な構造でありながら使用形
態によっては使いやすいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す位置決め固定装置の
使用態様を示す正面図。
【図2】図1に示された位置決め固定装置の断面図。
【図3】図1に示された位置決め固定装置の斜視図。
【図4】図1に示された位置決め固定装置の分解斜視
図。
【図5】図2中のV-V 線に沿う断面図。
【図6】本発明の第2実施例を示す位置決め固定装置の
斜視図。
【図7】図6に示された位置決め固定装置の分解斜視
図。
【図8】図6に示された位置決め固定装置の断面図。
【図9】図8中のIX-IX 線に沿う断面図。
【図10】図6に示された位置決め固定装置の使用態様
を示す斜視図。
【図11】従来の固定装置の一部の断面図。
【符号の説明】
10…ディスプレイ用器具 15…第1部材 16…第2部材 20…位置決め
固定装置 26…ハウジング 27…第1のロ
ック部材 28…第2のロック部材 29…コイルば
ね 40…嵌合孔 45,46…ロ
ック部材の一端 47,48…支持部 50,51…操
作部 60,61…孔 62,63,6
4,65…内周縁 75,76…ストッパ部 80…位置決め
固定装置 81…第1部材 82…第2部材 86…ハウジング 87…ロック部
材 88…コイルばね 95…嵌合孔 97…支持部 100…操作部 105…孔 106,107
…内周縁 115…ストッパ部 120…陳列用
器具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線方向に延びる棒状の第1部材に対して
    相対移動可能に嵌合させられた第2部材を所望位置に固
    定するための位置決め固定装置であって、上記第2部材
    は、 上記第1部材を軸線方向に挿通させる嵌合孔を有するハ
    ウジングと、 一端側が上記ハウジングの内部においてハウジングの軸
    線方向に傾斜可能に支持されかつ上記第1部材を挿通さ
    せる孔を有していてこの孔の内周縁が上記第1部材の外
    周面に対して係合可能に接する第1のロック部材と、 上記第1のロック部材の他端側に設けられていて上記ハ
    ウジングの外側に突出する操作部と、 上記第1のロック部材に対しハウジングの軸線方向に隣
    り合って対称位置に設けられかつ一端側が上記ハウジン
    グの内部においてハウジングの軸線方向に傾斜可能に支
    持されかつ上記第1部材を挿通させる孔を有していてこ
    の孔の内周縁が上記第1部材の外周面に対して係合可能
    に接する第2のロック部材と、 上記第1のロック部材と第2のロック部材との間に設け
    られていて各ロック部材の孔の内周縁を第1部材の外周
    面に押付ける方向に各ロック部材を付勢するばねと、 上記第1のロック部材と第2のロック部材の間に設けら
    れていて各ロック部材の内周縁が第1部材の外周面と係
    合しなくなるロック解除位置まで各ロック部材を変位さ
    せた状態において各ロック部材を止めるストッパ部と、 を具備したことを特徴とする位置決め固定装置。
  2. 【請求項2】上記第1部材がスタンド上に垂直に延びる
    支柱であり、この第1部材に上記第2部材が高さ調整可
    能に設けられているとともに、この第2部材にマネキン
    等の下部が固定されていることを特徴とする請求項1記
    載の位置決め固定装置。
  3. 【請求項3】上記ハウジングの側部に、上記ばねとロッ
    ク部材を出し入れできる大きさの開口部が設けられてお
    り、この開口部を塞ぐ蓋に、上記ロック部材の操作部を
    通す透孔と上記ストッパ部が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の位置決め固定装置。
  4. 【請求項4】軸線方向に延びる棒状の第1部材に対して
    相対移動可能に嵌合させられた第2部材を所望位置に固
    定するための位置決め固定装置であって、上記第2部材
    は、 上記第1部材を軸線方向に挿通させる嵌合孔を有するハ
    ウジングと、 一端側が上記ハウジングの内部においてハウジングの軸
    線方向に傾斜可能に支持されかつ上記第1部材を挿通さ
    せる孔を有していてこの孔の内周縁が上記第1部材の外
    周面に対して係合可能に接するロック部材と、 上記ロック部材の他端側に設けられていて上記ハウジン
    グの外側に突出する操作部と、 上記ロック部材の孔の内周縁を第1部材の外周面に押付
    ける方向にロック部材を付勢するばねと、 上記ロック部材の内周縁が第1部材の外周面と係合しな
    くなるロック解除位置までロック部材を変位させた状態
    においてロック部材を止めるストッパ部と、 を具備したことを特徴とする位置決め固定装置。
  5. 【請求項5】上下方向に延びる支柱を有するスタンドの
    上端に上記第2部材が設けられており、この第2部材と
    上記支柱に対して上記第1部材が上下方向に移動可能に
    挿通しており、しかも上記第2部材は、第1部材が降下
    する方向の荷重に対して上記ロック部材の孔の内周縁が
    第1部材の外周面に係合する向きで上記支柱に固定され
    ていることを特徴とする請求項4記載の位置決め固定装
    置。
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