JPH07279560A - ロールスクリーン - Google Patents

ロールスクリーン

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JPH07279560A
JPH07279560A JP6099317A JP9931794A JPH07279560A JP H07279560 A JPH07279560 A JP H07279560A JP 6099317 A JP6099317 A JP 6099317A JP 9931794 A JP9931794 A JP 9931794A JP H07279560 A JPH07279560 A JP H07279560A
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clutch
screen
spring
winding
drum
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Masahito Fujiwara
雅人 藤原
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Nichibei Co Ltd
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Nichibei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取パイプをサイドプレートに取付けたまま
巻取り上限位置の設定を行うロールスクリーンを連窓に
使用した場合に、隣接するスクリーン間に生じるすき間
を小さくするとともに、巻取り上限位置の設定作業を容
易にする。 【構成】 サイドプレート14に固定され、一端がサイ
ドプレート14に相対回転可能に支持されるクラッチド
ラム28の他端を相対回転可能に支持するクラッチキャ
ップ22と、クラッチキャップ22の内周面と締結及び
締結を解除可能であり、クラッチドラム28と所定角度
相対回転可能に連結されるクラッチばね32と、クラッ
チドラム28に着脱自在に取付けられ、クラッチばね3
2のクラッチキャップ22との締結を解除可能なスプリ
ングコントローラ58と、主軸34を介してクラッチド
ラム28と同心に一体回転可能であるボルト軸52と、
巻取パイプ16と一体回転可能であり、ボルト軸52に
軸方向に移動可能にかみ合わされるナット部材54と、
ナット部材54のボルト軸52の軸方向への移動を規制
可能な規制部材56と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールスクリーンに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスクリーンの巻取り上限位置設定
装置としては、実公昭58−21919号公報及び実公
平3−16400号公報に示されるものがある。すなわ
ち、実公昭58−21919号公報に示されるスクリー
ンの巻取り上限位置設定装置は、スクリーンの巻取筒の
回転軸上に配設固定される静止ボルトと、静止ボルトに
螺合されるとともに、巻取筒に連結されており、静止ボ
ルトの軸方向に移動可能かつ回転可能な移動コマと、静
止ボルトに被装されて移動コマに圧接する制動板と、静
止ボルトの軸心上で制動板に重合するように配設され、
制動板を移動コマ方向に弾発的に付勢、圧接する圧設体
とから構成されているものである。スクリーンの巻取り
上限位置の設定は、まず、回転筒をブラケットから取外
し、移動コマを手指等によって回転、螺進させ、制動板
にいっぱいに押付けておき、これを所望の位置まで巻上
げたスクリーンの回転筒内に取付けることによって行わ
れる。これにより、引き下ろされていたスクリーンが所
望の位置まで巻取られたときに、移動コマ、制動板、圧
接体等による制動が行われることになる。また、実公平
3−16400号公報に示されるスクリーンの巻取り上
限位置設定装置は、ロールパイプを回転自在に支持する
固定軸と、固定軸の延長軸部に設けられたボルトと、ボ
ルトにナットとして取付けられロールパイプとともに回
転してボルトを移動させる移動こまと、移動こまを制動
するブレーキと、からなる装置であって、ブレーキは固
定軸の延長部に設けられたブレーキドラムと、ブレーキ
ドラムに締弛自在に巻付けられて一端が固定軸の延長軸
部に係止され他端が自由なコイルばねと、移動こまのコ
イルばね側に設けられた係合部からなり、移動こまの係
合部がコイルばねの他端に係合してコイルばねをブレー
キドラムに締着させることによりロールパイプの回転を
停止させるものである。スクリーンの巻取り上限位置の
設定は、まず、ロールパイプをブラケットから取外し、
移動こまを、これの係合部がコイルばねの他端に係合し
てコイルばねをブレーキドラムに定着させる位置まで移
動させた状態で、スクリーンが所望の位置まで巻上げら
れた状態のロールパイプに取付けることにより行われ
る。これにより、ロールパイプが急速に回転しても、ス
クリーンが上記所望の位置まで巻上げられて停止すると
きには、移動こまを介してコイルばねによりショックが
吸収されるため、ロールパイプを静かに停止させること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスクリーンの巻取り上限位置設定装置では、実公昭
58−21919号公報に示されるものも、実公平3−
16400号公報に示されるものもともに、スクリーン
の上限位置を設定する際に、回転筒又はロールパイプを
ブラケットから取外さなければならないため、スクリー
ンの巻取り上限位置の設定作業が非常に面倒であるとい
う問題がある。上記問題を解決するものとして、特公平
5−38839号公報に示されるものがある。これに示
されるスクリーンの巻取り上限位置設定装置は、ロール
ブラインドのロールパイプを回転自在に支持する固定軸
と、固定軸の軸方向内側に延長する延長部に設けられた
ボルトと、ボルトにナットとして取付けられロールパイ
プとともに回転してボルト上を移動する移動こまと、移
動こまの移動を規制するコイルばねと、からなり、ブラ
ケットに制動ドラムを固定し、制動ドラムの外周に制動
コイルばねを弛緩締着可能に巻き、コイルばねの外周に
円周の一部が切り欠き部として切り欠かれたセクターを
ゆるくはめ、セクターの外周上にダイヤルをゆるくは
め、制動コイルばねの両端突出部をセクター切り欠き部
に入れ、ダイヤルの内周に設けた内周突起をセクター切
り欠き部内のコイルばね両端突出部の中に入れ、止めリ
ングにより内部から抜け出すことができないように制動
ドラムにカラーを内装し、カラーにセクターを固定し、
セクターとカラーの軸心を通る軸孔にロールパイプから
軸方向外側に延長する固定軸の外端部を固定してロール
パイプを支持するようにしたものである。静止ボルト側
からセクターを回転させようとすると、セクターは制動
コイルばねの突出端部を制動コイルばねが締められる方
向に押すので、制動コイルばねは制動ドラムに締着しセ
クターの回転を制止する。一方、ダイヤルを回すと、ダ
イヤルの内周突起が制動コイルばねの突出端部を制動コ
イルばねが拡げられる方向に押すので、制動コイルばね
は押し拡げられダイヤルとともにセクターすなわちボル
トを回転させる。したがって、スクリーンの上限位置の
設定は、ダイヤルを回して、ボルト上の移動こまの位置
を調節することにより行うことができる。これにより、
ロールパイプをブラケットに取付けたままスクリーンの
巻取り上限位置を設定することができる。しかしなが
ら、上記特公平5−38839号公報に示されるもの
も、これを連窓式に使用する場合に、ダイヤルの厚みの
分のすき間が隣接するスクリーンとの間に生じてしまう
という問題がある。また、ロールパイプの回転力が移動
こまを介してボルトに伝達され、ボルトが回転すること
を防止するために、制動コイルばねがダイヤルに内蔵さ
れているので、ダイヤルを回すためには制動コイルばね
を押し拡げるだけの力が必要である。しかし、ロールス
クリーンは一般に外観を重視するため、ダイヤルの幅や
径方向寸法を小さくすることになり、ダイヤルを回転さ
せることが困難であるという問題がある。さらに、通
常、上限位置の設定は一度設定したら変更することはほ
とんどないため、操作部をダイヤルとして露出させてお
くと、外観が悪くなるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、サイドプレー
トに回転可能に支持されるクラッチドラムと、サイドプ
レートに固定されるクラッチキャップとの間に、クラッ
チキャップの内周面に締結及び締結を解除可能にはめ合
わされているとともに、クラッチドラムと所定角度相対
回転可能に連結されるクラッチばねを設け、クラッチド
ラムに着脱自在に取付けられるスプリングコントローラ
を回転させることにより、クラッチばねのクラッチキャ
ップとの締結を解除してクラッチドラムを回転させてス
クリーンの巻取り上限位置を設定することにより、上記
課題を解決する。すなわち、本発明のロールスクリーン
は、セットフレーム(12)の両端に設けられるサイド
プレート(14)によって両端が回転可能に支持される
巻取パイプ(16)と、巻取パイプ(16)に一端側が
巻取り及び巻解き可能に連結されているスクリーン(1
8)と、巻取パイプ(16)に常時スクリーン(18)
巻取り方向に回転させる力を加えている巻取スプリング
と、巻取パイプ(16)へのスクリーン(18)の巻取
り上限位置を設定可能な巻取り上限位置設定装置と、を
有するものにおいて、巻取り上限位置設定装置は、上記
サイドプレート(14)に一端が相対回転可能に支持さ
れるクラッチドラム(28)と、サイドプレート(1
4)に固定されるとともにクラッチドラム(28)の他
端を相対回転可能に支持するクラッチキャップ(22)
と、クラッチキャップ(22)の内周面に締結及び締結
を解除可能にはめ合わされているとともに、クラッチド
ラム(28)と所定角度相対回転可能に連結されるクラ
ッチばね(32)と、クラッチドラム(28)に着脱自
在に取付けられるとともに、クラッチばね(32)のク
ラッチキャップ(22)との締結を解除可能なスプリン
グコントローラ(58)と、クラッチドラム(28)に
これと同心に一体回転可能に連結される主軸(34)
と、主軸(34)にこれと同心に一体回転可能に連結さ
れるボルト軸(52)と、上記巻取パイプ(16)に一
体回転するように連結されているとともに、ボルト軸
(52)に軸方向に移動可能にかみ合わされているナッ
ト部材(54)と、ナット部材(54)のボルト軸(5
2)の軸方向への移動を規制可能な規制部材(56)
と、を有することを特徴とする。なお、かっこ内の符号
は、後述する実施例の対応する部材を示す。
【0005】
【作用】スクリーンの巻取り上限位置の設定は、まず、
スクリーンを巻取パイプに完全に巻取った状態で、スプ
リングコントローラをクラッチドラムに取付けて、スク
リーン巻解き方向に回転させる。これにより、スプリン
グコントローラによりクラッチばねが縮められるので、
クラッチキャップとの締結が解除されて、クラッチばね
が回転自在になるため、スプリングコントローラによっ
てクラッチばねとクラッチドラムとが一体に回転する。
クラッチドラムの回転により、主軸を介してクラッチド
ラムと一体にボルト軸が回転するが、巻取スプリングの
弾性力によって巻取パイプがスクリーン巻解き方向へは
回転しないため、ナット部材の回転が拘束されるので、
ナット部材はボルト軸の軸上を規制部材方向へ移動す
る。ナット部材は、規制部材まで移動してこれに接触す
ると、それ以上の移動が不可能となるため、ボルト軸と
一体に回転し始める。このため、巻取スプリングの弾性
力に打ち勝って巻取パイプがナット部材と一体に回転し
始めるため、スクリーンが巻解かれていく。スクリーン
を所望の位置まで下降させて、スプリングコントローラ
をクラッチドラムから取外す。これにより、巻取パイプ
が巻取スプリングの弾性力によりスクリーン巻取り方向
へ回転しようとするため、ナット部材もスクリーン巻取
り方向へ回転しようとするが、ナット部材がスクリーン
巻取り方向へ回転すると規制部材方向へ移動することに
なるので、既に規制部材に接触しているナット部材は、
ボルト軸の回転が拘束されているため回転不可能とな
る。これにより、巻取パイプも回転が拘束されるので、
スクリーンの巻取り上限位置が設定される。このよう
に、スプリングコントローラをクラッチドラムに取付け
て回転させてスクリーンの巻取り上限位置を設定し、設
定後はスプリングコントローラをクラッチドラムから取
外すことができるため、ロールスクリーンを連窓式に使
用する場合でも隣接するスクリーンとの間にスプリング
コントローラが配置されず、隣接するスクリーン間に生
じるすき間を小さくすることができる。また、クラッチ
ばねとクラッチキャップとの締結は、幅や径方向寸法が
大きいため操作時に比較的力を入れ易いスプリングコン
トローラの回転によってクラッチばねを縮めることによ
り解除することができるため、設定作業が容易である。
【0006】
【実施例】図1に本発明を実施したロールスクリーン1
0の一部を示す。ロールスクリーン10を窓枠に取付け
るためのセットフレーム12の両端にサイドプレート1
4が設けられている(図1中右側端部のサイドプレート
は図示していない)。サイドプレート14には、巻取パ
イプ16が回転可能に支持されている。巻取パイプ16
には、図3に示されるように、スクリーン止めプレート
17によってスクリーン18の一端側が巻取り及び巻解
き可能に連結されている。巻取パイプ16は、図示して
いない巻取スプリングにより、常時スクリーン18を巻
取る方向への力が加えられている。スクリーン18の他
端側は、図4に示されるように、ウエイトバー20に連
結されている。図1中左側端部のサイドプレート14に
は、クラッチキャップ22の開口端部に外径方向に突出
して形成される連結部24が固定されている。クラッチ
キャップ22は、これの連結部24側開口端部から軸方
向所定位置まで形成される円筒状の大径部22aと、大
径部22aよりも径方向寸法が小さい円筒状の小径部2
2bと、大径部22aと小径部22bとを連結する側壁
22cと、から構成されている。クラッチキャップ22
の連結部24には、図2に示されるように、円周方向に
90度おきに切欠部24aが形成されている。クラッチ
キャップ22の切欠部24aには、略円筒状のドラム受
プレート26の一端側に、円周方向に90度おきに形成
されている突出片26aが移動不可能にはめ込まれてい
る。ドラム受プレート26は、これの縁部が内径方向に
屈曲している他端側をサイドプレート14の図1中左側
端面から突出させて、サイドプレート14に形成されて
いる円形の空間部14aにはめ合わされている。クラッ
チキャップ22の内部にクラッチドラム28が配置され
ている。クラッチドラム28の先端部28fは、ドラム
受プレート26の他端側の縁部に回転可能にはめ合わさ
れている。クラッチドラム28は、先端部28fから肩
部28gを形成して形成される先端部28fよりも大径
の大径部28aと、大径部28aから肩部28dを形成
して形成される大径部28aよりも小径の中径部28b
と、中径部28bから肩部28eを形成して形成される
中径部28bよりも小径の小径部28cと、から構成さ
れている。クラッチドラム28には、これの軸心を貫通
する断面一部方形一部円形の貫通孔29が形成されてい
る。貫通孔29は、断面円形部分がサイドプレート14
側に配置されている。また、クラッチドラム28には、
図2に示されるように、これの円周方向所定位置にこれ
の先端部28fから小径部28cにかけて切欠部30が
形成されている。クラッチドラム28は、これの中径部
28bがクラッチキャップ22の大径部22aと軸方向
同位置に配置されているとともに、これの小径部28c
がクラッチキャップ22の小径部22bに相対回転可能
にはめ合わされている。また、クラッチドラム28は、
これの肩部28eがクラッチキャップ22の側壁22c
に接触して図1中右方向への移動が拘束されているとと
もに、肩部28gがドラム受プレート26に接触して図
1中左方向への移動が拘束されている。クラッチキャッ
プ22の大径部22aと、クラッチドラム28の中径部
28bとの間には、クラッチばね32が設けられてい
る。クラッチばね32は、図2に示されるように、これ
の両端部32a及び32bが内径方向に折り曲げられ
て、クラッチドラム28の切欠部30に配置されてい
る。クラッチばね32は、クラッチドラム28の肩部2
8dと、クラッチキャップ22の側壁22cとの間に挟
まれて軸方向への移動が拘束されている。クラッチばね
32は、クラッチキャップ22の内周面に締結及び締結
を解除可能である。クラッチドラム28の貫通孔29の
断面方形部分には、主軸34の断面方形の一端部36
が、これと一体回転可能であるとともに軸方向へ相対移
動不可能にはめ合わされている。主軸34の断面円形部
分には、ストッパ装置38が設けられている。ストッパ
装置38は、溝付ドラム40と、ストッパケース42
と、ストッパケースキャップ44と、クラッチスプリン
グ46と、ボール48と、から構成されている。溝付ド
ラム40は、主軸34の外径部に相対回転可能にはめ合
わされており、外周面にはボール48の移動を案内する
溝50が形成されている。ストッパケース42は、ボー
ル48を挟んで溝付ドラム40の外径部に相対回転可能
にはめ合わされているとともに、これの外径部が巻取パ
イプ16に一体に回転するように固定されている。溝付
ドラム40及びストッパケース42は、これらが相対回
転することにより溝50に案内されて移動するボール4
8の位置によって、一体回転可能に連結されたり、連結
が解除されたりする。ストッパケースキャップ44は、
ストッパケース42の一端部に設けられており、ストッ
パケース42を主軸34に相対回転可能に連結する。ク
ラッチスプリング46は、一端が溝付ドラム40に連結
されて主軸34の外径部に設けられており、溝付ドラム
40がスクリーン18巻解き方向へ回転するときは、押
し拡げられて溝付ドラム40と主軸34との締結を解除
するが、溝付ドラム40がスクリーン18巻取り方向へ
回転するときは、締まって溝付ドラム40と主軸34と
を締結する。主軸34の他端には、これと同軸にボルト
軸52の一端が一体回転可能に連結されている。ボルト
軸52には、これの回転によりこれの軸方向に移動する
ようにナット部材54がかみ合わされている。ナット部
材54は、巻取パイプ16の内径部に円周方向に所定間
隔をあけて形成されている3つの突部16a、16b及
び16cと、これの外径部に円周方向に所定間隔をあけ
て形成されている3つの溝部54a、54b及び54c
と、がはめ合わされて、一体回転可能に連結されてい
る。ボルト軸52の他端には、ナット部材54の移動を
規制する規制部材56が設けられている。クラッチドラ
ム28の貫通孔29のサイドプレート14側には、スプ
リングコントローラ58が着脱自在に設けられる。スプ
リングコントローラ58には、図4に示されるように、
これの外径部の対称位置に外径方向に突出する突部59
及び61が形成されている。また、スプリングコントロ
ーラ58には、これの軸心に断面円形の突出部60が軸
方向に突出して形成されており、突出部60から径方向
に所定間隔をあけた位置に断面略扇形の突起62が突出
部60と互いに軸方向に平行に突出して形成されてい
る。突出部60は、クラッチドラム28の貫通孔29の
断面円形部分に相対回転可能にはめ込み可能である。ま
た、突起62は、クラッチばね32の端部32a及び3
2bの間に所定角度相対回転可能に挿入可能である。な
お、クラッチキャップ22、ドラム受プレート26、ク
ラッチドラム28、クラッチばね32、主軸34、ボル
ト軸52、ナット部材54、規制部材56及びスプリン
グコントローラ58により巻取り上限位置設定装置が構
成される。
【0007】次に、スクリーン18の巻取り上限位置の
設定方法について説明する。まず、スクリーン18を巻
取パイプ16に完全に巻取った状態で、スプリングコン
トローラ58の突出部60をクラッチドラム28の貫通
孔29に、突起62をクラッチばね32の端部32a及
び32bの間に、それぞれ差込み、スプリングコントロ
ーラ58の突出部59及び61を持って、これを図4中
矢印方向(スクリーン18巻解き方向)に回転させる。
これにより、スプリングコントローラ58の突起62が
図2中時計方向に回転してクラッチばね32の端部32
aに接触し、端部32aを図2中時計方向に押圧する。
このため、クラッチばね32が縮められるので、クラッ
チばね32とクラッチキャップ22との締結が解除され
て、クラッチばね32は回転自在になる。これにより、
突起62に押圧されて、クラッチばね32の端部32a
がクラッチドラム28の切欠部30の端部に接触する
と、クラッチばね32、クラッチドラム28及び主軸3
4が一体に回転する。このため、主軸34と一体にボル
ト軸52が回転するが、巻取スプリングの弾性力によっ
て巻取パイプ16がスクリーン18巻解き方向へは回転
しないため、ナット部材54は回転が拘束されるので、
ボルト軸52の軸上を規制部材56方向へ移動する。ナ
ット部材54は、規制部材56まで移動するとこれに接
触して、それ以上の移動が不可能となるため、ボルト軸
52と一体に回転し始める。このため、巻取スプリング
の弾性力に打ち勝って巻取パイプ16がナット部材54
と一体に回転し始めるため、スクリーン18が巻解かれ
ていく。この後、スクリーン18を所望の位置まで下降
させて、スプリングコントローラ58をクラッチドラム
28から取外す。これにより、巻取パイプ16が巻取ス
プリングの弾性力によりスクリーン18巻取り方向へ回
転しようとするので、ナット部材54もスクリーン18
巻取り方向へ回転しようとする。しかし、ナット部材5
4は、これがスクリーン18巻取り方向へ回転すると図
1中右方向へ移動することになるが、既に規制部材56
に接触しており、また、クラッチばね32がスプリング
コントローラ58の突起62に押圧されなくなるため拡
がり、クラッチキャップ22に締結されて、クラッチド
ラム28、主軸34及びボルト軸52の回転がそれぞれ
拘束されるので、ナット部材54は回転することができ
ない。このため、巻取パイプ16の回転も拘束される。
これにより、スクリーン18の巻取り上限位置が設定さ
れる。このように、スプリングコントローラ58をクラ
ッチドラム28に差し込んで回転させるだけでスクリー
ン18の巻取り上限位置を設定することができるため、
スクリーン18の巻取り上限位置の設定作業が容易であ
る。また、設定位置の微調整も容易に行うことができ
る。
【0008】スクリーン18の巻取り上限位置設定後
に、スクリーン18を下降させる場合は、ウエイトバー
20を引き下げ、巻取パイプ16を図4中反時計方向
(図4中矢印方向)に回転させる。これにより、巻取パ
イプ16は、ナット部材54を図3中時計方向に回転さ
せるとともに、ストッパケース42を図2中時計方向に
回転させる。ストッパケース42の回転により、ボール
48を介してストッパケース42と溝付ドラム40とが
締結されて、溝付ドラム40もスクリーン18巻解き方
向に回転するが、溝付ドラム40がスクリーン18巻解
き方向に回転すると、クラッチスプリング46が押し拡
げられて溝付ドラム40と主軸34との締結が解除され
るため、主軸34は回転しない。このため、ボルト軸5
2も回転しないので、ナット部材54はこれが回転する
ことによりボルト軸52上を図1中左方向に移動してい
く。これにより、スクリーン18が巻取パイプ16から
巻解かれていく。スクリーン18を所望の位置まで下降
させた後、ウエイトバー20の引き下げを停止すると、
巻取パイプ16は巻取スプリングの弾性力によりスクリ
ーン18巻取り方向に回転しようとする。このため、ス
トッパケース42を介して溝付ドラム40にスクリーン
18巻取り方向への回転力が加わるので、クラッチスプ
リング46が締まって溝付ドラム40と主軸34とが締
結される。これにより、主軸34が図2中反時計方向に
回転するので、これとともにクラッチドラム28も図2
中反時計方向に回転するが、クラッチドラム28は所定
角度回転した後に切欠部30の端部がクラッチばね32
の端部32aに接触して、端部32aを図2中反時計方
向に押圧する。このクラッチばね32に加えられる押圧
力は、クラッチばね32を押し拡げてクラッチキャップ
22と締結させる方向の力であるため、クラッチキャッ
プ22に締結されているクラッチばね32によって、ク
ラッチドラム28の回転が拘束される。これにより、主
軸34も回転が拘束されるので、溝付ドラム40及びス
トッパケース42を介して、巻取パイプ16は回転が拘
束される。これにより、スクリーン18が所望の位置で
停止する。
【0009】次に、スクリーン18を上昇させる場合
は、ウエイトバー20を若干下方に引き下げる。これに
より、巻取パイプ16とともにストッパケース42がス
クリーン巻解き方向へ若干回転するため、溝50に案内
されてボール48が移動して、ストッパケース42と溝
付ドラム40との締結が解除される。このため、巻取パ
イプ16及びストッパケース42は巻取スプリングの弾
性力により図3中反時計方向に回転する。一方、主軸3
4は、上述のようにクラッチキャップ22に締結されて
いるクラッチばね32によってクラッチドラム28の回
転が拘束されているため、これの回転が拘束されてい
る。これにより、ボルト軸52も回転が拘束されている
ため、巻取パイプ16と一体に回転するナット部材54
は、ボルト軸52上を図1中右方向に移動する。ナット
部材54が規制部材56の位置まで移動すると、ナット
部材54は規制部材56に接触してそれ以上回転するこ
とができなくなるため、巻取パイプ16は回転が拘束さ
れる。これにより、スクリーン18の上昇が停止する。
なお、このスクリーン18が停止した位置が、先に設定
したスクリーン18の巻取り上限位置である。
【0010】なお、本願発明では、スクリーン18の巻
取り上限位置の設定にスプリングコントローラ58を使
用するため、スプリングコントローラ58を巻取り上限
位置の設定時だけでなく、もう一方のサイドプレート1
4からの巻取スプリングのトルク力の調整時にも共用す
ることができる。また、本願発明では、既存のロールス
クリーンのストッパ側のサイドプレートを一方向クラッ
チ機構付きのものにし、主軸34の先端に、ボルト軸5
2、ナット部材54及び規制部材56を組み付けたユニ
ットを取付けるだけでよいので、既存のロールスクリー
ンを本願の仕様に極めて容易に変更することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、サイドプレートに回転
可能に支持されるクラッチドラムと、サイドプレートに
固定されるクラッチキャップと、の間に、クラッチキャ
ップの内周面に締結及び締結を解除可能にはめ合わされ
ているとともに、クラッチドラムと所定角度相対回転可
能に連結されるクラッチばねを設け、これの回転によ
り、クラッチばねのクラッチキャップとの締結を解除し
てクラッチドラムを回転させてスクリーンの巻取り上限
位置を設定可能なスプリングコントローラをクラッチド
ラムに着脱自在に取付ける。これにより、スプリングコ
ントローラをクラッチドラムに取付けて回転させてスク
リーンの巻取り上限位置を設定し、設定後はスプリング
コントローラをクラッチドラムから取外すことができる
ため、ロールスクリーンを連窓式に使用する場合でも隣
接するスクリーンとの間にスプリングコントローラが配
置されず、隣接するスクリーン間に生じるすき間を小さ
くすることができる。また、操作部であるスプリングコ
ントローラが露出しないため、外観を向上させることが
できる。また、クラッチばねとクラッチキャップとの締
結は、幅や径方向寸法が大きいため操作時に比較的力を
入れ易いスプリングコントローラの回転によってクラッ
チばねを縮めることにより解除することができるため、
巻取り上限位置の設定作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したロールスクリーンの部分断面
図である。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】図1の3−3線に沿う断面図である。
【図4】ロールスクリーンの側面図である。
【符号の説明】
10 ロールスクリーン 12 セットフレーム 14 サイドプレート 16 巻取パイプ 18 スクリーン 22 クラッチキャップ 28 クラッチドラム 32 クラッチばね 34 主軸 52 ボルト軸 54 ナット部材 56 規制部材 58 スプリングコントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セットフレーム(12)の両端に設けら
    れるサイドプレート(14)によって両端が回転可能に
    支持される巻取パイプ(16)と、 巻取パイプ(16)に一端側が巻取り及び巻解き可能に
    連結されているスクリーン(18)と、 巻取パイプ(16)に常時スクリーン(18)巻取り方
    向に回転させる力を加えている巻取スプリングと、 巻取パイプ(16)へのスクリーン(18)の巻取り上
    限位置を設定可能な巻取り上限位置設定装置と、 を有する、 ロールスクリーンにおいて、 巻取り上限位置設定装置は、 上記サイドプレート(14)に一端が相対回転可能に支
    持されるクラッチドラム(28)と、 サイドプレート(14)に固定されるとともにクラッチ
    ドラム(28)の他端を相対回転可能に支持するクラッ
    チキャップ(22)と、 クラッチキャップ(22)の内周面に締結及び締結を解
    除可能にはめ合わされているとともに、クラッチドラム
    (28)と所定角度相対回転可能に連結されるクラッチ
    ばね(32)と、 クラッチドラム(28)に着脱自在に取付けられるとと
    もに、クラッチばね(32)のクラッチキャップ(2
    2)との締結を解除可能なスプリングコントローラ(5
    8)と、 クラッチドラム(28)にこれと同心に一体回転可能に
    連結される主軸(34)と、 主軸(34)にこれと同心に一体回転可能に連結される
    ボルト軸(52)と、 上記巻取パイプ(16)に一体回転するように連結され
    ているとともに、ボルト軸(52)に軸方向に移動可能
    にかみ合わされているナット部材(54)と、 ナット部材(54)のボルト軸(52)の軸方向への移
    動を規制可能な規制部材(56)と、 を有することを特徴とするロールスクリーン。
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