JPH07279111A - 舗装版の結合構造 - Google Patents
舗装版の結合構造Info
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- JPH07279111A JPH07279111A JP6071092A JP7109294A JPH07279111A JP H07279111 A JPH07279111 A JP H07279111A JP 6071092 A JP6071092 A JP 6071092A JP 7109294 A JP7109294 A JP 7109294A JP H07279111 A JPH07279111 A JP H07279111A
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- hole
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01C—CONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
- E01C5/00—Pavings made of prefabricated single units
- E01C5/005—Individual couplings or spacer elements for joining the prefabricated units
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01C—CONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
- E01C11/00—Details of pavings
- E01C11/02—Arrangement or construction of joints; Methods of making joints; Packing for joints
- E01C11/04—Arrangement or construction of joints; Methods of making joints; Packing for joints for cement concrete paving
- E01C11/14—Dowel assembly ; Design or construction of reinforcements in the area of joints
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- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業性に優れ、結合鉄筋を確実にスライドす
ることができる舗装版の結合構造を提供する。 【構成】 プレキャストコンクリート舗装版１の一側端
面２に、結合鉄筋５を収納可能な一側水平孔４を形成す
る。この一側水平孔４に対応して舗装版１の他側端面７
に、結合鉄筋５の先端側を挿入可能な他側水平孔９を設
ける。他側水平孔９の内端面４Ａと舗装版１の上面１Ａ
とを連通する導通孔11を形成する。この導通孔11に挿通
可能な可撓性牽引部材13を結合鉄筋５の先端に連結す
る。 【効果】 可撓性牽引部材13の先端を引き寄せることに
よって、結合鉄筋５を他側水平孔９側にスライド移動さ
せることができる。
ることができる舗装版の結合構造を提供する。 【構成】 プレキャストコンクリート舗装版１の一側端
面２に、結合鉄筋５を収納可能な一側水平孔４を形成す
る。この一側水平孔４に対応して舗装版１の他側端面７
に、結合鉄筋５の先端側を挿入可能な他側水平孔９を設
ける。他側水平孔９の内端面４Ａと舗装版１の上面１Ａ
とを連通する導通孔11を形成する。この導通孔11に挿通
可能な可撓性牽引部材13を結合鉄筋５の先端に連結す
る。 【効果】 可撓性牽引部材13の先端を引き寄せることに
よって、結合鉄筋５を他側水平孔９側にスライド移動さ
せることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、舗装路に用いるプレキ
ャストコンクリート舗装版の結合構造に関する。
ャストコンクリート舗装版の結合構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、既設の舗装路の補修や新設の舗装
路に、施工性及び耐磨耗性に優れたプレキャストコンク
リート舗装版が広く用いられるようになっており、この
プレキャストコンクリート舗装版を用いた施工では、敷
設した舗装版相互を結合鉄筋により結合し、その舗装版
の裏面にグラウト材等の充填材を充填している。その結
合構造としては、舗装版の一側端面に、結合鉄筋を収納
可能な一側水平孔を形成し、その一側端面と突き合わさ
れる他側端面に、前記結合鉄筋の先端側略２分の１長さ
を挿入可能な他側水平孔を形成し、前記一側水平孔に結
合鉄筋を収納した状態で隣り合う舗装版を突き合わせて
敷設し、前記結合鉄筋を他側水平孔側にスライドさせた
後、両水平孔内にグラウトなどの充填材を充填して隣り
合う舗装版を結合するようにしており、その結合鉄筋を
スライドさせるため、一側水平孔の上部に開口を形成
し、この開口から手を入れて結合鉄筋をスライドさせた
り、あるいは特開昭５８−７００３号公報のように圧縮
空気や針金で結合鉄筋の後部を押してスライドさせたり
するものなどが知られている。
路に、施工性及び耐磨耗性に優れたプレキャストコンク
リート舗装版が広く用いられるようになっており、この
プレキャストコンクリート舗装版を用いた施工では、敷
設した舗装版相互を結合鉄筋により結合し、その舗装版
の裏面にグラウト材等の充填材を充填している。その結
合構造としては、舗装版の一側端面に、結合鉄筋を収納
可能な一側水平孔を形成し、その一側端面と突き合わさ
れる他側端面に、前記結合鉄筋の先端側略２分の１長さ
を挿入可能な他側水平孔を形成し、前記一側水平孔に結
合鉄筋を収納した状態で隣り合う舗装版を突き合わせて
敷設し、前記結合鉄筋を他側水平孔側にスライドさせた
後、両水平孔内にグラウトなどの充填材を充填して隣り
合う舗装版を結合するようにしており、その結合鉄筋を
スライドさせるため、一側水平孔の上部に開口を形成
し、この開口から手を入れて結合鉄筋をスライドさせた
り、あるいは特開昭５８−７００３号公報のように圧縮
空気や針金で結合鉄筋の後部を押してスライドさせたり
するものなどが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように一側水平
孔の上部を開口したものでは、作業員が手作業で結合鉄
筋をスライドさせるものであるため、その作業性に劣る
という問題があった。一方、圧縮空気の力により結合鉄
筋をスライドするものにあっては、圧縮空気の力を結合
鉄筋に伝えるため、該結合鉄筋の後端にパッキンなどを
設ける必要があると共に、そのパッキンと一側水平孔と
の気密性が低いと、結合鉄筋をスライドさせることがで
きなくなるという問題があった。さらに、結合鉄筋の先
端側が挿入される他側水平孔を、一側水平孔より径大に
形成するため、舗装版の成型が煩雑となり、しかも一側
水平孔と他側水平孔の径が異なるため、充填材を充填し
た後の結合強度にばらつきが生じることが懸念される。
そして従来は圧縮空気や針金により結合鉄筋の後部を押
してスライドさせるものであるから、一側水平孔と他側
水平孔とに位置ずれがあると、該結合鉄筋の先端が他側
水平孔の開口縁部等に当接して移動不可能になるという
問題があり、また、結合鉄筋の先端が他側水平孔の内端
面に当接する前に止まって、該結合鉄筋の先端一部分し
か他側水平孔内に挿入されないまま、充填材を充填して
しまう虞もあった。
孔の上部を開口したものでは、作業員が手作業で結合鉄
筋をスライドさせるものであるため、その作業性に劣る
という問題があった。一方、圧縮空気の力により結合鉄
筋をスライドするものにあっては、圧縮空気の力を結合
鉄筋に伝えるため、該結合鉄筋の後端にパッキンなどを
設ける必要があると共に、そのパッキンと一側水平孔と
の気密性が低いと、結合鉄筋をスライドさせることがで
きなくなるという問題があった。さらに、結合鉄筋の先
端側が挿入される他側水平孔を、一側水平孔より径大に
形成するため、舗装版の成型が煩雑となり、しかも一側
水平孔と他側水平孔の径が異なるため、充填材を充填し
た後の結合強度にばらつきが生じることが懸念される。
そして従来は圧縮空気や針金により結合鉄筋の後部を押
してスライドさせるものであるから、一側水平孔と他側
水平孔とに位置ずれがあると、該結合鉄筋の先端が他側
水平孔の開口縁部等に当接して移動不可能になるという
問題があり、また、結合鉄筋の先端が他側水平孔の内端
面に当接する前に止まって、該結合鉄筋の先端一部分し
か他側水平孔内に挿入されないまま、充填材を充填して
しまう虞もあった。
【０００４】そこで本発明は、作業性に優れ、結合鉄筋
を確実にスライドすることができる舗装版の結合構造を
提供することを目的とする。
を確実にスライドすることができる舗装版の結合構造を
提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の舗装版の結合
構造は、プレキャストコンクリート舗装版の一側端面
に、結合鉄筋を収納可能な一側水平孔を形成するととも
に、この一側水平孔に対応して該舗装版の他側端面に、
前記結合鉄筋の先端側を挿入可能な他側水平孔を形成し
てなる舗装版の結合構造において、前記他側水平孔の内
端側と該舗装版の上面とを連通する導通孔を形成し、こ
の導通孔に挿通可能な可撓性牽引部材を前記結合鉄筋の
先端に連結したものである。
構造は、プレキャストコンクリート舗装版の一側端面
に、結合鉄筋を収納可能な一側水平孔を形成するととも
に、この一側水平孔に対応して該舗装版の他側端面に、
前記結合鉄筋の先端側を挿入可能な他側水平孔を形成し
てなる舗装版の結合構造において、前記他側水平孔の内
端側と該舗装版の上面とを連通する導通孔を形成し、こ
の導通孔に挿通可能な可撓性牽引部材を前記結合鉄筋の
先端に連結したものである。
【０００６】
【作用】上記請求項１記載の構成により、結合鉄筋を一
側水平孔に収納し、その結合鉄筋の先端に連結した可撓
性牽引部材を、隣合う舗装版の他側水平孔の導通孔に挿
通し、可撓性牽引部材の先端を舗装版の上面に露出す
る。そして両水平孔を合わせて隣合う舗装版を敷設し、
前記導通孔から露出した可撓性牽引部材の先端を引き寄
せることによって、結合鉄筋を他側水平孔側にスライド
移動させることができる。
側水平孔に収納し、その結合鉄筋の先端に連結した可撓
性牽引部材を、隣合う舗装版の他側水平孔の導通孔に挿
通し、可撓性牽引部材の先端を舗装版の上面に露出す
る。そして両水平孔を合わせて隣合う舗装版を敷設し、
前記導通孔から露出した可撓性牽引部材の先端を引き寄
せることによって、結合鉄筋を他側水平孔側にスライド
移動させることができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図１ないし図４は本発明の第１実施例を示
し、平面方形をなすプレキャストコンクリート舗装版１
（以下、舗装版という）は、その長手方向及び横手方向
一側端面２に、鋼管からなる鞘管３を複数埋設固定し、
この鞘管３により一側水平孔４を構成し、この一側水平
孔４は円筒形であって、結合鉄筋５を収納可能な長さを
有している。また、その一側水平孔４の後端側には、充
填孔６が縦方向に穿設されている。前記舗装版１の他側
端面７に、前記一側水平孔２に対応して鋼管からなる鞘
受け管８を埋設固定し、この鞘受け管８により他側水平
孔９を構成し、この他側水平孔９は前記一側水平孔４と
同径の円筒形であって、前記結合鉄筋５の略２分の１の
長さを有している。また、前記他側水平孔９の内端面９
Ａには塩化ビニール等の合成樹脂からなるキャップ10が
設けられ、前記内端面９Ａの中央と前記舗装版１の上面
とを連通して直線状の導通孔11が斜めに穿設され、その
導通孔11内には合成樹脂製であるビニールホース12が挿
通配置されている。また、前記一側水平孔４の内端面４
Ａにも、キャップ10が設けられている。前記結合鉄筋５
は丸鋼などからなり、その両端にそれぞれ半球状部５
Ａ，５Ａが形成され、前記両水平孔４，９内に遊挿され
る。また、その結合鉄筋５の先端には、針金などの可撓
性線材である可撓性牽引部材13が連結されている。尚、
図中14は、端面２、７間に介在した目地板であり、11Ａ
は前記導通孔11の下部側に挿入配置された合成樹脂製の
案内管である。また、図４に示すように、前記キャップ
10は、前記内端面４Ａ，９Ａに沿って設けられる円板部
14と、この円板部14に一体に設けられる円筒部15とを備
え、前記円板部14の中央に案内孔16を穿設し、この案内
孔16に前記案内管11Ａを接続すると共に、該案内管11Ａ
を前記円板部14に一体に設けている。さらに、前記充填
孔６にはビニールホース12が挿通配置され、この充填孔
６及び前記導通孔11のビニールホース12の上端12Ａが前
記舗装版１の上面１Ａに突出して設けられ、その上端12
Ａは充填材21の充填装置のノズル（図示せず）の接続口
となる。
説明する。図１ないし図４は本発明の第１実施例を示
し、平面方形をなすプレキャストコンクリート舗装版１
（以下、舗装版という）は、その長手方向及び横手方向
一側端面２に、鋼管からなる鞘管３を複数埋設固定し、
この鞘管３により一側水平孔４を構成し、この一側水平
孔４は円筒形であって、結合鉄筋５を収納可能な長さを
有している。また、その一側水平孔４の後端側には、充
填孔６が縦方向に穿設されている。前記舗装版１の他側
端面７に、前記一側水平孔２に対応して鋼管からなる鞘
受け管８を埋設固定し、この鞘受け管８により他側水平
孔９を構成し、この他側水平孔９は前記一側水平孔４と
同径の円筒形であって、前記結合鉄筋５の略２分の１の
長さを有している。また、前記他側水平孔９の内端面９
Ａには塩化ビニール等の合成樹脂からなるキャップ10が
設けられ、前記内端面９Ａの中央と前記舗装版１の上面
とを連通して直線状の導通孔11が斜めに穿設され、その
導通孔11内には合成樹脂製であるビニールホース12が挿
通配置されている。また、前記一側水平孔４の内端面４
Ａにも、キャップ10が設けられている。前記結合鉄筋５
は丸鋼などからなり、その両端にそれぞれ半球状部５
Ａ，５Ａが形成され、前記両水平孔４，９内に遊挿され
る。また、その結合鉄筋５の先端には、針金などの可撓
性線材である可撓性牽引部材13が連結されている。尚、
図中14は、端面２、７間に介在した目地板であり、11Ａ
は前記導通孔11の下部側に挿入配置された合成樹脂製の
案内管である。また、図４に示すように、前記キャップ
10は、前記内端面４Ａ，９Ａに沿って設けられる円板部
14と、この円板部14に一体に設けられる円筒部15とを備
え、前記円板部14の中央に案内孔16を穿設し、この案内
孔16に前記案内管11Ａを接続すると共に、該案内管11Ａ
を前記円板部14に一体に設けている。さらに、前記充填
孔６にはビニールホース12が挿通配置され、この充填孔
６及び前記導通孔11のビニールホース12の上端12Ａが前
記舗装版１の上面１Ａに突出して設けられ、その上端12
Ａは充填材21の充填装置のノズル（図示せず）の接続口
となる。
【０００８】次に前記構成の舗装版の施工方法につき説
明すると、図２に示すように、一方の舗装版１の一側水
平孔４内に結合鉄筋５を挿入配置し、この結合鉄筋５に
連結した可撓性牽引部材13を、他方の舗装版１の他側水
平孔９に挿通し、さらにその牽引部材13の先端を導通孔
11に挿通する。そして端面２，７相互を突き合わせて隣
合う舗装版１，１を敷設し、図３に示すように、可撓性
牽引部材13の先端を引っ張ると、結合鉄筋５が他側水平
孔９に向かってスライドし、その結合鉄筋５の先端がキ
ャップ10に当接して停止し、結合鉄筋５が両舗装版１，
１の中央位置に配置される。この場合、可撓性牽引部材
13は、コンクリートなどに直接摺動することなく、案内
管11Ａ及びビニールホース12に案内されて途中で切断す
ることもなく、スムーズに引き寄せられ、また、一側及
び他側水平孔４，９に多少の位置ずれがあったとして
も、結合鉄筋５の先端には半球状部５Ａが形成さている
ため、スムーズに移動することができる。この後、牽引
部材13の露出部分を切断すると共に、充填孔６及び導通
孔11を介して両水平孔４，９内にグラウトなどの充填材
21を充填する。この場合、舗装版１の上面１Ａに突出し
たビニールホース12に充填装置のノズルを連結して充填
材21を充填することができる。
明すると、図２に示すように、一方の舗装版１の一側水
平孔４内に結合鉄筋５を挿入配置し、この結合鉄筋５に
連結した可撓性牽引部材13を、他方の舗装版１の他側水
平孔９に挿通し、さらにその牽引部材13の先端を導通孔
11に挿通する。そして端面２，７相互を突き合わせて隣
合う舗装版１，１を敷設し、図３に示すように、可撓性
牽引部材13の先端を引っ張ると、結合鉄筋５が他側水平
孔９に向かってスライドし、その結合鉄筋５の先端がキ
ャップ10に当接して停止し、結合鉄筋５が両舗装版１，
１の中央位置に配置される。この場合、可撓性牽引部材
13は、コンクリートなどに直接摺動することなく、案内
管11Ａ及びビニールホース12に案内されて途中で切断す
ることもなく、スムーズに引き寄せられ、また、一側及
び他側水平孔４，９に多少の位置ずれがあったとして
も、結合鉄筋５の先端には半球状部５Ａが形成さている
ため、スムーズに移動することができる。この後、牽引
部材13の露出部分を切断すると共に、充填孔６及び導通
孔11を介して両水平孔４，９内にグラウトなどの充填材
21を充填する。この場合、舗装版１の上面１Ａに突出し
たビニールホース12に充填装置のノズルを連結して充填
材21を充填することができる。
【０００９】このように本実施例では、プレキャストコ
ンクリート舗装版１の一側端面２に、結合鉄筋５を収納
可能な一側水平孔４を形成するとともに、この一側水平
孔４に対応して舗装版１の他側端面７に、結合鉄筋５の
先端側を挿入可能な他側水平孔９を形成してなる舗装版
１の結合構造において、他側水平孔９の内端側と舗装版
１の上面１Ａとを連通する導通孔11を形成し、この導通
孔11に挿通可能な可撓性牽引部材13を結合鉄筋５の先端
に連結したものであるから、結合鉄筋５を一側水平孔４
に収納し、その結合鉄筋５の先端に連結した可撓性牽引
部材13を、隣合う舗装版１の他側水平孔９の導通孔11に
挿通し、両水平孔４，９を合わせて隣合う舗装版１，１
を敷設し、導通孔11から露出した可撓性牽引部材13の先
端を引き寄せることによって、結合鉄筋５を他側水平孔
９側にスライド移動させることができ、従来のように結
合鉄筋の後部を押すようにして移動するものと異なり、
移動方向先端に連結した牽引部材13を引いて結合鉄筋５
をスライドするものであるから、結合鉄筋５を牽引部材
13が案内して円滑な移動を行うことができ、かつその牽
引部材13の引き込み量により結合鉄筋５の移動を確認す
ることができる。そしてこのように結合鉄筋５を前方に
引くものであるから、両水平孔４，９を同径にしても他
側水平孔９へとスムーズに引き寄せることができ、充填
材21充填後の結合強度も良好なものとなる。
ンクリート舗装版１の一側端面２に、結合鉄筋５を収納
可能な一側水平孔４を形成するとともに、この一側水平
孔４に対応して舗装版１の他側端面７に、結合鉄筋５の
先端側を挿入可能な他側水平孔９を形成してなる舗装版
１の結合構造において、他側水平孔９の内端側と舗装版
１の上面１Ａとを連通する導通孔11を形成し、この導通
孔11に挿通可能な可撓性牽引部材13を結合鉄筋５の先端
に連結したものであるから、結合鉄筋５を一側水平孔４
に収納し、その結合鉄筋５の先端に連結した可撓性牽引
部材13を、隣合う舗装版１の他側水平孔９の導通孔11に
挿通し、両水平孔４，９を合わせて隣合う舗装版１，１
を敷設し、導通孔11から露出した可撓性牽引部材13の先
端を引き寄せることによって、結合鉄筋５を他側水平孔
９側にスライド移動させることができ、従来のように結
合鉄筋の後部を押すようにして移動するものと異なり、
移動方向先端に連結した牽引部材13を引いて結合鉄筋５
をスライドするものであるから、結合鉄筋５を牽引部材
13が案内して円滑な移動を行うことができ、かつその牽
引部材13の引き込み量により結合鉄筋５の移動を確認す
ることができる。そしてこのように結合鉄筋５を前方に
引くものであるから、両水平孔４，９を同径にしても他
側水平孔９へとスムーズに引き寄せることができ、充填
材21充填後の結合強度も良好なものとなる。
【００１０】また実施例上の効果として、結合鉄筋５の
先端に半球状部５Ａを形成したため、移動時における結
合鉄筋５と水平孔４，９との摩擦も小さくなる。さら
に、牽引部材13を引いて結合鉄筋５が内端面９Ａに設け
たキャップ10に突き当たることにより、結合鉄筋５の移
動を確認することができる。さらにまた、直線状の導通
孔11を斜めに穿設し、この導通孔11の内部にビニールホ
ース12を挿通したことにより、この中を通す牽引部材13
をスムーズに引き寄せることができ、また合成樹脂製の
キャップ10の中央に合成樹脂製の案内管11Ａを接続した
ため、牽引部材13が途中で切断することもなく、スムー
ズに引き寄せられる。さらに両水平孔４，９を鋼管から
構成したことにより、コンクリート内面壁に比べて、結
合鉄筋５と水平孔４，９との摩擦を小さくできる。ま
た、充填孔６及び導通孔11に挿入配置したビニールホー
ス12の先端12Ａを、予め舗装版１の上面１Ａに突出する
ように設けたから、細い孔にノズルを合わせる手間がい
らず、その先端12Ａに直接充填装置のノズルを接続して
細い充填孔６及び導通孔11から充填材21を簡便に充填す
ることができ、充填後はその先端12Ａ側を切断処理する
だけで済む。
先端に半球状部５Ａを形成したため、移動時における結
合鉄筋５と水平孔４，９との摩擦も小さくなる。さら
に、牽引部材13を引いて結合鉄筋５が内端面９Ａに設け
たキャップ10に突き当たることにより、結合鉄筋５の移
動を確認することができる。さらにまた、直線状の導通
孔11を斜めに穿設し、この導通孔11の内部にビニールホ
ース12を挿通したことにより、この中を通す牽引部材13
をスムーズに引き寄せることができ、また合成樹脂製の
キャップ10の中央に合成樹脂製の案内管11Ａを接続した
ため、牽引部材13が途中で切断することもなく、スムー
ズに引き寄せられる。さらに両水平孔４，９を鋼管から
構成したことにより、コンクリート内面壁に比べて、結
合鉄筋５と水平孔４，９との摩擦を小さくできる。ま
た、充填孔６及び導通孔11に挿入配置したビニールホー
ス12の先端12Ａを、予め舗装版１の上面１Ａに突出する
ように設けたから、細い孔にノズルを合わせる手間がい
らず、その先端12Ａに直接充填装置のノズルを接続して
細い充填孔６及び導通孔11から充填材21を簡便に充填す
ることができ、充填後はその先端12Ａ側を切断処理する
だけで済む。
【００１１】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば可撓性牽引部材は、針金のよう
な可撓性線材に限らず各種の可撓性を有する線材を用い
ることができ、また、その牽引部材には時計のベルトや
水道の蛇腹管など可撓性を有するものを適宜選定でき
る。
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば可撓性牽引部材は、針金のよう
な可撓性線材に限らず各種の可撓性を有する線材を用い
ることができ、また、その牽引部材には時計のベルトや
水道の蛇腹管など可撓性を有するものを適宜選定でき
る。
【００１２】
【発明の効果】請求項１の舗装版の結合構造は、プレキ
ャストコンクリート舗装版の一側端面に、結合鉄筋を収
納可能な一側水平孔を形成するとともに、この一側水平
孔に対応して該舗装版の他側端面に、前記結合鉄筋の先
端側を挿入可能な他側水平孔を形成してなる舗装版の結
合構造において、前記他側水平孔の内端側と該舗装版の
上面とを連通する導通孔を形成し、この導通孔に挿通可
能な可撓性牽引部材を前記結合鉄筋の先端に連結したも
のであり、作業性に優れ、結合鉄筋を確実にスライドす
ることができる舗装版の結合構造を提供することができ
る。
ャストコンクリート舗装版の一側端面に、結合鉄筋を収
納可能な一側水平孔を形成するとともに、この一側水平
孔に対応して該舗装版の他側端面に、前記結合鉄筋の先
端側を挿入可能な他側水平孔を形成してなる舗装版の結
合構造において、前記他側水平孔の内端側と該舗装版の
上面とを連通する導通孔を形成し、この導通孔に挿通可
能な可撓性牽引部材を前記結合鉄筋の先端に連結したも
のであり、作業性に優れ、結合鉄筋を確実にスライドす
ることができる舗装版の結合構造を提供することができ
る。
【図１】本発明の一実施例を示す結合構造の断面図であ
る。
る。
【図２】本発明の一実施例を示す結合構造の断面図であ
る。
る。
【図３】本発明の一実施例を示す結合構造の断面図であ
る。
る。
【図４】本発明の一実施例を示すキャップ付近の拡大断
面図である。
面図である。
１ プレキャストコンクリート舗装版 １Ａ 上面 ４ 一側水平孔 ５ 結合鉄筋 ９ 他側水平孔 11 導通孔 13 可撓性牽引部材 21 充填材
Claims (1)
- 【請求項１】 プレキャストコンクリート舗装版の一側
端面に、結合鉄筋を収納可能な一側水平孔を形成すると
ともに、この一側水平孔に対応して該舗装版の他側端面
に、前記結合鉄筋の先端側を挿入可能な他側水平孔を形
成してなる舗装版の結合構造において、前記他側水平孔
の内端側と該舗装版の上面とを連通する導通孔を形成
し、この導通孔に挿通可能な可撓性牽引部材を前記結合
鉄筋の先端に連結したことを特徴とする舗装版の結合構
造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6071092A JPH07279111A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 舗装版の結合構造 |
| US08/320,926 US5586834A (en) | 1994-04-08 | 1994-10-11 | Joint structure for coupling precast concrete pavement slabs |
| EP94307430A EP0676505A3 (en) | 1994-04-08 | 1994-10-11 | Joint forming device for connecting prefabricated concrete paving slabs. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6071092A JPH07279111A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 舗装版の結合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH07279111A true JPH07279111A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13450558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6071092A Pending JPH07279111A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 舗装版の結合構造 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5586834A (ja) |
| EP (1) | EP0676505A3 (ja) |
| JP (1) | JPH07279111A (ja) |
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