JPH07279009A - 織機の経糸切れ検知装置 - Google Patents

織機の経糸切れ検知装置

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JPH07279009A
JPH07279009A JP9306394A JP9306394A JPH07279009A JP H07279009 A JPH07279009 A JP H07279009A JP 9306394 A JP9306394 A JP 9306394A JP 9306394 A JP9306394 A JP 9306394A JP H07279009 A JPH07279009 A JP H07279009A
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warp
electrode
dropper
electrodes
loom
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JP9306394A
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Shigenobu Iida
重信 飯田
Shinichi Hitomi
真一 人見
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Howa Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドロッパの落下で製織を停止する織機におい
て、ドロッパに風綿付着があっても、電極間を閉成でき
る経糸切れ検知装置を得る。 【構成】 旋回機枠13に環状に設けたドロッパ装置2
2に対応して、旋回機枠13にレバー52を上下揺動自
在に支持し、レバー52にはドロッパ下方位置にドロッ
パ25を受ける受皿55を取付けると共に受皿55から
離れた位置に一方の電極56を取着し、固定機枠3には
旋回機枠13が旋回するとき一方の電極56が描く軌跡
と上方に対向する環状電極62を取付け、ドロッパ25
が受皿55へ落下することによりこれらの電極間を閉成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、織機において、経糸
の切断で落下するドロッパによって、通常は開状態の電
極間を閉成して経糸切れを検知する経糸切れ検知装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、織機の経糸切れ検知装置として
は、例えば、実公昭60−21420号公報に開示され
ている。これによれば、筒状電極と、この筒状電極に囲
まれた部分を絶縁物で絶縁され、上端を上方へ突出させ
た針状電極とを備えたコンタクトバー上に、経糸切断で
ドロッパが落下して、互いに開状態の上記2つつの電極
間をドロッパ自体により短絡させて経糸の切断を検知す
るようにしている。また、多軸織物織機でも、上記した
コンタクトバーを用いて経糸切れを検知している。多軸
織物織機、たとえば、特開平1−201550号に開示
の三軸織物織機では、固定機枠上方に回転機枠が機台の
回転中心を中心として周回可能に設けてあり、この回転
機枠に、複数の経糸供給ユニットを環状に設けて経糸ク
リールを構成しており、従来、前記コンタクトバーは回
転機枠に取付けてあって、製織に伴って周回するため、
このコンタクトバーからの電気信号(経糸切れ検知信
号)を、制御装置を設けてある固定機枠側へ伝えるため
に、固定機枠と回転機枠間に、回転機枠が回転しても互
いに常に接触しているシューと接触リングから成るスリ
ップリング装置を介在させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の経糸切れ検
知装置では、経糸が切断すると、ドロッパが落下して両
電極間を短絡して、経糸切れを検知するようになってい
るが、ドロッパには、経糸から発生する風綿が付着しや
すく、落下しても、この風綿によりコンタクトバーとの
接触不良を生じ、その電極間を短絡させることができ
ず、糸切れ検知できない第1の問題があった。また、コ
ンタクトバーの2つの電極も、上方に向いているため、
この上に風綿や、糸屑が堆積されやすく、風綿堆積によ
り、ドロッパとの接触不良が一層発生しやすい問題や、
あるいは、経糸Yが導電性のカーボンファイバであると
きには、そのフィラメントが糸屑Yaとなって経糸から
分離し、図7のようにコンタクトバーの電極56A、6
2A上に堆積すると、経糸が切れていないのに、両電極
56A、62A間を短絡させてしまい、経糸切れ信号を
発生してしまうといったコンタクトバー側に起因する検
知ミスが発生する第2の問題があった。また、上述のよ
うに多軸織物織機では構造上、スリップリング装置のシ
ューが常に接触リングと接触しているので、両者の接触
部分が回転により摩耗し易く、短期間で部品を交換せね
ばならず、保全作業が煩雑となる第3の問題もあった。
【0004】本願の第1の課題は、ドロッパに風綿が付
着しても検出ミスを起こさない経糸切れ検出装置を提供
することにある。また、本願の第2の課題は、第1の課
題に加えて、更に、前記したように、コンタクトバーに
起因する検出ミスを起こさない経糸切れ検出装置を提供
することにある。さらに、本願の第3の課題は、上記し
た2つの課題を解決し、さらに、旋回する経糸クリール
を有する多軸織物織機に用いて保全作業を軽減できる経
糸切れ検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題の解決の
ために、請求項1では、機枠にはドロッパ下方位置に、
ドロッパを受ける受皿を上下動自在に設けると共に、こ
の受皿には一方の電極を一体に取着し、機枠には更に、
この電極と上下に対向して他方の電極を配置し、ドロッ
パが受皿へ落下して受皿を下降させることによりこれら
の電極間を閉成するように構成したことを特徴とする。
また、第2の課題の解決のために、請求項2では、請求
項1の2つの電極の上方にこれらをカバーする電極カバ
ーを設けたことを特徴とする。また、第3の課題解決の
ために、請求項3では、多軸織物織機の旋回機枠に、各
経糸供給ユニットと対応して経糸供給ユニットのドロッ
パ下方位置にドロッパを受ける受皿を夫々上下動自在に
設けると共に、各受皿には、受皿から離れ、かつ、旋回
中心から一定の半径位置に夫々一方の電極を一体に取着
し、固定機枠には、旋回機枠が旋回するとき、前記一方
の電極が描く軌跡と上下に対向する環状電極を他方の電
極として取付け、ドロッパが受皿へ落下することにより
これらの電極間を閉成するように構成すると共に、これ
らの電極の上方には、電極カバーを配設したことを特徴
とする。
【0006】
【作用】請求項1の発明によれば、経糸が切断してドロ
ッパが受皿上に落下すると、その重量で受皿が下降し、
受皿と一体の一方の電極が他方の電極と接触する。ドロ
ッパ自体を、2つの電極を閉じるスイッチ片として使用
せず、その重量で電極間を閉成するため、ドロッパに風
綿付着があっても、それによる接触不良は解消される。
また請求項2では、電極カバーが、風綿、糸屑の電極上
への堆積を防止するため、従来のような検出ミスが解消
される。さらに、請求項3では、多軸織物織機での製織
中に経糸切れがあると、ドロッパが落下して、受皿を下
降させ、受皿と一体の電極が環状電極に接触して両電極
間を閉成し、経糸切れを検知する。固定の環状電極に対
して、周回する受け皿側の電極を経糸切断時のみに接触
させるため、電極の摩耗が少ない上に、ドロッパに風綿
付着があっても、検出ミスはなく、また、電極が電極カ
バーでカバーされているため、電極に風綿等が付着しな
い。
【0007】
【実施例】以下、本願の請求項1記載の経糸切れ検知装
置を多軸織物織機に装着して前記3つの課題を解決した
例について説明する。図1,2は3軸織物を製織する多
軸織物織機1で一部を省略して示している。この多軸織
物織機1において、3は固定的に設置してある固定機枠
で、外支柱4、内支柱5の上面に環状の上板6を取着
し、この上板6の内端部上面には内枠7を、また、前記
内支柱5の内側には高さの中間部に下枠8を夫々固着し
枠組され構成してある。固定機枠3上には、環状ベース
板9が水平軸線回りに回転自在にした水平支持ローラ1
8aと垂直軸線回りに回転し環状ベース板9の半径方向
の移動を規制するローラ18bとにより旋回中心CLを
中心に水平旋回自在に支持してあり、この環状ベース板
9上面に旋回中心CLを中心に環状に複数の支持枠11
を樹立して旋回機枠13が構成されている。
【0008】各支持枠11には水平支持軸14に4つの
経糸ボビン15を回動自在に支持したボビンユニットを
縦横に所定数だけ並べた経糸供給ユニット16が設けら
れ、こうして旋回機枠13に旋回中心CLから環状に複
数(本実施例では16)の経糸供給ユニット16が設け
られた経糸クリール10が構成される。経糸クリール1
0全体は図示を省略した公知の回転機構によって多軸織
物製織部36のヘドルの移動に同期して所定速度で水平
旋回されるようにしてある。
【0009】各経糸供給ユニット16の上方には、経糸
ボビン15から立ち上がる経糸Yを垂直方向から水平方
向に変え、中心部に進行方向を向けるガイドロッド20
が支持枠11の上部に取付けてある支持ロッド21の上
面に配設してある。支持ロッド21の中心方向内端部に
は周知のドロッパ装置22が配設してある。ドロッパ装
置22は図3に示すように多数のクロスバー24が支持
ロッド21と一体なホルダ23に平行に等間隔に架設し
てある。クロスバー24上の経糸Yはクロスバー24の
長手方向と直交し互いに隣合うクロスバー24の間には
各経糸Yに対応して夫々挿通されたドロッパ25が位置
しており、経糸切断で対応したドロッパ25が落下する
ようになっている。又、支持枠11の下部ステー11b
には中心方向に延びるステーバー26が締着され、内端
部上面にドロッパ装置22からの経糸Yを下方の糸ガイ
ド32に導くガイドバー27が固着してある。
【0010】旋回機枠13の旋回中心上で天井又は上方
の機枠(天井、機枠図示省略)に吊下された吊枠30の
下端部には支持ブラケット31が止着してある。支持ブ
ラケット31には経糸Yを案内する多数の糸ガイド32
を連結した経糸循環移送チェン(図示省略)が多軸織物
製織部36によるヘドル37の周回と同期周回するよう
に設けられ、前記ガイドバー27を経た経糸Yが糸ガイ
ド32を通って公知の多軸織物製織部36へ導かれる。
【0011】多軸織物製織部36は織前FLを挾んで、
緯糸挿入方向の列として配置された2列の多数のヘドル
37を備え、2列の各ヘドル37が経糸Yを案内してひ
口を形成し、その状態で緯糸を入れ、また緯入れする毎
に列単位で交互に各ヘドル37が経糸クリール10の回
転方向と同方向へ順次移動すると共に織幅端部のヘドル
37が他方の列へ移動されるようにしてある。40は多
軸織物製織部36のフレーム(図示省略)によって回動
自在に支持されている公知の巻取ローラで、図示しない
駆動機構によって矢印方向へ回転され、製織された織布
Sを巻取るようにしてある。
【0012】次に経糸切れ検知装置50について説明す
る。経糸切れ検知装置50において、図3,4に示すよ
うにドロッパ装置22の下方には、ドロッパ装置22の
いずれかのドロッパー25が経糸切れで落下するとこれ
を受入れることができるようにその上部受入口51aを
広く開口した案内漏斗51が支持ロッド21から吊下さ
れ、その下部出口51bを狭くして落下したドロッパ2
5を下部出口51bに集めて落下させるようにしてあ
る。案内漏斗51の下方には経糸供給方向に向けて延び
るレバー52がその長手中間部を支持枠11の補助部材
11cに取付けたレバーブラケット53にピン54を介
して軸支され上下揺動自在に設けてある。レバー52に
はピン54に対して旋回中心CLより半径方向外方位置
となる案内漏斗51の下部出口51b直下にドロッパ2
5を受ける受皿55が一体固着され、ピン54に対して
半径方向内側となり、旋回中心CLから一定の半径位置
となる内端部上面に導電性の、例えば小片の銅板からな
る一方の電極56が取付けてあると共にこの下部にバラ
ンスウエート57を備えている。電極56はレバー52
及び旋回機枠13を介して接地されている。
【0013】バランスウエート57はレバー52の内端
部において半径方向に延びるスクリュネジ58に移動自
在に取付けられ、ナット59によりスクリュネジ58に
対する長手方向位置を調整可能とにしてあり受皿55と
の重量バランスをとり受皿55にドロッパ25が落下し
たときドロッパ25の重量で一方の電極56側が上昇す
るようになっている。又、レバー52はドロッパ25が
落下していないときにはレバーブラケット53上面のア
ジストスクリュ59により一方の電極56と後述の環状
電極62が短絡しない僅かな間隔を保つように調整され
ている。尚、前記受皿55と案内漏斗51とを一体にし
て受皿としてもよく、この場合はバランスウエート57
をこれに見合った大きな重量に設定してバランスを取る
ようにすればよいが、バランス重量が小さい程敏感に揺
動するのでドロッパ25のように重量の小さいものでレ
バー25を揺動させるようにする本願のような場合受け
皿の重量を小さくするのが望ましい。又、レバー52を
ベアリング等を介してレバーブラケット53のピン54
に支持してやれば更に敏感に揺動させることができる。
【0014】次に一方の電極56の上方には、旋回機枠
13が旋回するとき、電極56が描く軌跡と対向する環
状電極62が他方の電極として配設してある。この環状
電極62は、固定機枠3の内枠7上面に樹立した支柱6
3上面の支持板64aに連結したプレート64上面に取
付けられて複数(本実施例では8)が環状に連結してあ
る絶縁物のベーク板61の半径方向先端に取付けてあ
る。この環状電極62は、複数(16本)の円弧状電極
62aが互いに絶縁されて連結して構成されており、材
質が導電性の銅板で下部が一方の電極56との電気的な
接点部Aとなっており、ベーク板61により上方が覆わ
れた状態になっている。各円弧状電極62aは固定機枠
3側の制御装置70に夫々別々に接続され、2つの電極
56,62が短絡されたとき制御装置70に経糸切れ信
号が伝達され、その信号でメインモータMを停止するよ
うになっていると共にどの円弧状電極62aと対向する
ドロッパ装置22で糸切れが生じたかを特定できるよう
になっている。一方の電極56及び環状電極62は、レ
バーブラケット53上面に夫々取付けられ複数(本実施
例では16)で環状に連結した電極カバー65により上
方を覆われている。このカバー65は旋回機枠13、或
は固定機枠3のいずれに取付けてもよい。
【0015】上記構成によれば旋回する経糸クリール1
0から供給中の経糸Yが切れてドロッパ装置22のドロ
ッパ25が落下すると案内漏斗51に案内されて下部出
口51bに導かれ、下方の受皿55内に落下する。レバ
ー52はドロッパ25の重量により受皿55側を下げ、
受皿55より離れた通常は開成状態の一方の電極56を
環状電極62に当接させる。一方の電極56と環状電極
62とは摺接状態となり閉成されてこの経糸切れ検出信
号が制御装置70に伝えられ、制御装置70はメインモ
ータMを止め製織を停止する。このようにドロッパ25
の重量で電極56,62間を閉じるため、ドロッパ25
に風綿付着があっても電極56,62間を確実に閉じる
ことができる。又、電極56,62上方を覆うカバー6
5により両電極56,62の短絡や風綿付着がなく一層
確実な経糸切れ検出ができる。また、経糸クリール10
の旋回中に経糸切れを生じたときのみ2つの電極56,
62が接触するため、両電極56,62の摩耗度合いも
低くなり長期にわたってメインテナンスフリーとなる。
【0016】次に、本願の経糸切れ検知装置を、経糸、
緯糸が直交する通常の2軸織物織機に適用した例につい
て説明する。図6において、経糸ビーム10Aから引き
出される経糸Yには、開口部80に到る途中にドロッパ
25が通してある。ドロッパ25の下方位置には、機枠
6Aにドロッパ25の案内漏斗51が固定され、その下
方に、受皿55が、機枠6Aに一体固着したブラケット
53Aとの間で、ばね52Aにより上方へ付勢されて、
その上昇端を規制部材52Bにより規制されて上下動自
在に設けてある。受皿55の下面には一方の電極56が
取着され、その下方には他方の電極62Aが前記ブラケ
ット53Aに取着してある。前記ばね52Aのばね力
は、通常は、受皿55の自重を支えて前記2つの電極5
6、62A間に隙間を生じさせ、ドロッパ25が受皿5
5上に落下すると、その受皿55とドロッパ25の重量
により下降して、2つの電極56、62A間を接触させ
るように設定してある。この例では、2つの電極56、
62Aの上方に設けられる電極カバーは、受皿55自体
であり、別途電極カバーを設ける必要がなく、一層安価
に実施できる。
【0017】この2軸織機に適用した例においても、ド
ロッパ25に風綿付着があっても、ドロッパ25自体で
電極を閉成しないため、ドロッパ25による接触不良は
ない。また、電極56、62Aは受皿56によってその
上方をカバーしてあるため、風綿等から電極56、62
Aを保護でき、接触不良を無くすことができる。以下
に、本願発明の好適な実施態様を記載する。 (1)受皿の下面に一方の電極を取着し、受皿をカバー
と兼用したことを特徴とする請求項2記載の織機の経糸
切れ検知装置。 (効果)カバーと受皿を兼用したので、別途カバーを設
ける必要がない。 (2)複数の円弧状電極を互いに電気的に独立した状態
で円周方向に連続されて全体として環状電極とし、各円
弧状電極からの緯糸切れ信号を区別可能としたことを特
徴とする請求項3記載の織機の経糸切れ検知装置。 (効果)経糸クリールのどこで経糸切れが起きたかを特
定できる。 (3)旋回機枠に、各経糸供給ユニットと対応して経糸
供給方向に延びるレバーを上下揺動自在に支持し、この
レバーに受皿を取り付け、受皿からレバーの長手方向に
一定量離れた位置に一方の電極を取着することにより、
受皿に一方の電極を一体に取着したことを特徴とする請
求項3記載の織機の経糸切れ検知装置。 (4)レバーの長手中間部を揺動自在にピン支持し、こ
のピンに対してこの機枠の旋回中心より半径方向外方位
置に受皿を設け、半径方向内側に一方の電極を設けたこ
とを特徴とする(3)記載の織機の経糸切れ検知装置。 (効果)こうすることにより、ドロッパの重量により、
レバーの電極が上昇するので、レバーの揺動支点をこれ
と別の位置に設ける場合に比べ、押し上げばねなどが不
要となり、構成容易になる上に、環状電極が旋回機枠の
内側に位置し、旋回機枠より半径方向外方に位置せず、
大型化を防ぐことができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように請求項1によれば、機枠に
はドロッパ下方位置に、ドロッパを受ける受皿を上下動
自在に設けると共に、この受皿には一方の電極を一体に
取着し、機枠には更に、この電極と上下に対向して他方
の電極を配置し、ドロッパが受皿へ落下して受皿を下降
させることによりこれらの電極間を閉成するようにした
のでドロッパに風綿付着があっても、電極に風綿付着が
無い限り、電極間を確実に開成できる。また、請求項2
によれば上下に対向する2つの電極の上方にこれらを覆
うカバーを設けたので電極に対する風綿付着による接触
不良がなくなり、一層確実に経糸切れを検出できる。更
に請求項3によれば固定機枠に旋回機枠を配置し、旋回
機枠のドロッパ下方位置にドロッパを受ける受皿を取付
けると共に受皿から、離れた位置に一方の電極を取着
し、固定機枠には旋回機枠が旋回するとき一方の電極が
描く軌跡と上方で対向する環状電極を他方の電極として
取付けドロッパが受皿へ落下することによりこれらの電
極間を閉成するようにしたので、経糸切断時のみ電極が
閉成するため、回転による電極の摩耗も少なく部品の交
換周期が長くなり保全作業も容易になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の織機の経糸切れ検知装置を多軸織物織
機に装着した説明図である。
【図2】図1のII−II視図である。
【図3】本発明の織機の経糸切れ検知装置を示した側断
面図である。
【図4】図3のIV−IV視である。
【図5】環状電極の説明図である。
【図6】他の例である。
【図7】従来の経糸切れ検知装置のコンタクトバーに糸
屑が付着した説明図である。
【符号の説明】
1 多軸織物織機(織機)、 3 固定機枠、 10
経糸クリール、13 旋回機枠、 16 経糸供給ユニ
ット、 25 ドロッパ、36 多軸織物製織部、 5
0 経糸切れ検知装置、 52 レバー、55受皿、
56 電極、 62 環状電極、 65 電極カバー、
Y 経糸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸の切断により落下するドロッパによ
    って、互いに開状態の2つの電極間を閉成して経糸切れ
    を検知するようにした織機の経糸切れ検知装置におい
    て、機枠にはドロッパ下方位置に、ドロッパを受ける受
    皿を上下動自在に設けると共に、この受皿には一方の電
    極を一体に取着し、機枠には更に、この電極と上下に対
    向して他方の電極を配置し、ドロッパが受皿へ落下して
    受皿を下降させることによりこれらの電極間を閉成する
    ように構成したことを特徴とする織機の経糸切れ検知装
    置。
  2. 【請求項2】 上下に対向する電極の上方に、これらを
    カバーする電極カバーを設けたことを特徴とする請求項
    1記載の織機の経糸切れ検知装置。
  3. 【請求項3】 固定機枠に旋回機枠を配置し、この旋回
    機枠には、旋回中心を中心として環状に複数の経糸供給
    ユニットを設けて経糸クリールを構成し、経糸クリール
    下方の多軸織物製織部での製織に伴って、前記経糸クリ
    ールを水平旋回させて、互いに交差する経糸に緯糸を交
    織した多軸織物を製織する織機の経糸切れ検知装置であ
    って、経糸供給ユニットから繰出される経糸の切断によ
    り落下するドロッパによって、互いに開状態の2つの電
    極間を閉成して経糸切れを検知するようにした織機の経
    糸切れ検知装置において、旋回機枠には、各経糸供給ユ
    ニットと対応して経糸供給ユニットのドロッパ下方位置
    にドロッパを受ける受皿を夫々上下動自在に設けると共
    に、各受皿には、受皿から離れ、かつ、旋回中心から一
    定の半径位置に夫々一方の電極を一体に取着し、固定機
    枠には、旋回機枠が旋回するとき、前記一方の電極が描
    く軌跡と上下に対向する環状電極を他方の電極として取
    付け、ドロッパが受皿へ落下することによりこれらの電
    極間を閉成するように構成すると共に、これらの電極の
    上方には、電極カバーを配設したことを特徴とする織機
    の経糸切れ検知装置。
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