JPH07278552A - コークス炉の炉蓋 - Google Patents

コークス炉の炉蓋

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JPH07278552A
JPH07278552A JP7703394A JP7703394A JPH07278552A JP H07278552 A JPH07278552 A JP H07278552A JP 7703394 A JP7703394 A JP 7703394A JP 7703394 A JP7703394 A JP 7703394A JP H07278552 A JPH07278552 A JP H07278552A
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JP
Japan
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furnace lid
oven
coke oven
oven door
steel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7703394A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Oomori
信嘉 大森
Kozo Kimura
浩三 木村
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OTTO KK
Otto Corp
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OTTO KK
Otto Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、重量の大きな炉蓋を軽量化
し、炉蓋の製造を簡単化しかつ製造期間を短縮し、その
際炉蓋の設計自由度を高めたことにより熱の影響等によ
っても炉蓋の緊塞性が低下しないように構成することを
目的とする。 【構成】 コークス炉1の炉蓋本体2とシールプレ
ート3との間に空間を有する炉蓋において、ナイフエッ
ジ4をコークス炉1の枠5へ圧接するためのスピンドル
ケース6と炉蓋をコークス炉1へ固定するための閂7の
バネケース8を装着している炉蓋本体2を鋼鉄構造とし
て形成したことを特徴とするコークス炉の炉蓋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コークス炉の炉蓋に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種のコークス炉の炉蓋は従来図2に
示すように、炉蓋本体22が炉蓋レンガ30に入り込ん
だ形に構成されており、その際炉蓋本体22は炉蓋レン
ガ30に直接面接触していた。このため炉蓋レンガ30
の熱は熱伝導により炉蓋本体22へ伝わり、炉蓋本体2
2が加熱された。図2によれば、炉蓋本体22は炉蓋レ
ンガ30に直接面接触し、又はコークス炉21の内部に
入り込んでいるので、炉蓋本体22の温度は約600℃
まで上昇した。炉蓋本体22が過熱されると、炉蓋本体
22は熱変形し損傷した。これを防ぐために炉蓋本体2
2を一層厚い鋳鉄又は耐熱鋳鉄で製造し変形や損傷を防
止していた。
【0003】しかし、これでも尚変形や損傷を起こすの
で、従来図3に示すように、コークス炉21の内部と外
部を仕切るシールプレート23を介して炉蓋本体22を
炉蓋レンガ30に取付けた。炉蓋本体22とシールプレ
ート23の間に空間があるので、炉蓋レンガ30の熱は
直接炉蓋本体22には伝わらない。この構成ではシール
プレート23は図2の場合と同様に温度上昇はするが、
炉蓋本体22とシールプレート23の間の空間のため
に、炉蓋本体22は約200℃以下の温度に止まる。こ
の理由は、炉蓋本体22とシールプレート23の間の空
間の空気により、熱伝導の断熱作用が生じ、またこの空
気の幾分の温度上昇により自然通風力を起こして空気流
動が生じ、この空気流が周囲の熱を奪い、炉蓋本体22
の温度を低下させた。
【0004】このようにして、炉蓋本体2の熱変形、損
傷の防止が行われた。しかし、かかる方法により炉蓋の
冷却が行われる点である程度の満足を得たが、尚不十分
であり、かつ次に重量の大きな炉蓋の操作性の問題が大
きくクローズアップされた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コークス炉
の炉蓋を、温度上昇を最低限度に抑えることを前提とし
て、重量の大きな炉蓋を軽量化すること、炉蓋の製造を
容易にすること、炉蓋の製造期間を短縮すること及び炉
蓋の設計の自由度を高めることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、コーク
ス炉の炉蓋本体とシールプレートの間に空間を有する炉
蓋において、ナイフエッジをコークス炉の枠へ圧接する
ためのスピンドルケースと、炉蓋をコークス炉へ固定す
るための閂を付勢するバネを格納したバネケースとを備
えた炉蓋本体が鋼鉄構造体として形成されたことにより
解決される。
【0007】
【実施例】図1に基づいて本発明の実施例を説明する。
図1に示すように、炉蓋の構成は次のようになってい
る。
【0008】コークス炉1の内部に炉蓋レンガ10が嵌
め込まれ、炉蓋レンガ10はレンガまたはキャスタブル
で形成されて、アジャスティングボルト12を介して炉
蓋本体2にスライド可能に保持されており、それによっ
てコークス炉内部と外部とを緊塞的に隔てる。炉蓋本体
2の両側のコークス炉1に面した側にナイフエッジ4が
保持されており、ナイフエッジ4は付設されたスピンド
ルケース6によってコークス炉1、従ってコークス炉枠
5の方向にスプリングにより付勢されている。前記シー
ルプレート3は両側のナイフエッジ4にまで延びてお
り、シールプレート3の両端はそれぞれナイフエッジ4
に溶接されている。炉蓋本体2にはコークス炉枠5とは
反対側にバネ9を収納したバネケース8が取付けられて
おり、バネケース8の先端には閂7が回動可能に取り付
けられている。コークス炉枠5上には炉蓋本体2の範囲
外かつ閂7の範囲外にバックステー11が固定されてお
り、バックステー11はコークス炉1の骨組を形成して
いる。一方バネ9は圧縮されてバネケース8内に格納さ
れており、バネ9は圧縮されると閂7に外方向の伸張力
を与え、炉蓋をコークス炉枠5に押し当ててロックする
ために役立つ。
【0009】炉蓋の装着の際には、炉蓋は先ず閂7を両
側の閂フック13に干渉しない範囲に回動させ、吊り上
げた状態で両側の閂フック13の間においてコークス炉
1内に炉蓋レンガ10を嵌め込み、その後ナイフエッジ
4がコークス炉1の枠5に圧接される。両閂フック13
の間に炉蓋が入り込み、脱着機により閂7を両閂フック
13に係合する位置に回動させることにより、閂7がバ
ネ9の張力により閂フック13にロックされ、脱着機は
閂7との係合を外される。
【0010】炉蓋本体2は鋼鉄により成り、炉蓋本体2
は図1に示すように、みぞ形鋼、鋼板、その他平鋼の形
の溶接構造体として形成される。材質としては例えばJ
IS;SS400が使用される。炉蓋本体2の主要部の
板厚は7.5mm〜22mmである。この板厚による重
量は従来の鋳鉄製の炉蓋本体2に比して50%以下に低
下し、重量の軽減は著しい。炉蓋全体としては約25%
の重量軽減となった。実施例では炉蓋本体2の鋼材はシ
ールプレート3に面した範囲かつバネケース8を装着す
る範囲、即ち炉蓋本体2の底部には鋼板を使用し、スピ
ンドルケース6を装着する範囲に、即ち炉蓋本体2の側
部にはみぞ形鋼を使用する。これらの鋼材を組み合わせ
て溶接する。鋼材は一般圧延鋼材であり、溶接は極めて
容易である。鋳鉄製の炉蓋2を製作するためには木型や
鋳型の製作時間や鋳造時間が必要となるが、本発明のよ
うに鋼鉄製の場合市販の一般圧延用鋼材を使用できる。 (発明の作用)炉蓋本体2の温度が200℃以下になれ
ば、一般用圧延鋼材の高温許容引張り応力の範囲内にあ
り、その採用が可能となる。
【0011】鋳鉄は木型、鋳型の製作、鋳造工程がある
ので、鋼鉄のように薄くできない。しかし炉蓋本体2を
鋼鉄で構成すれば、重量の軽減ができる。鋼鉄製の炉蓋
本体2は鋼板と形鋼とを組み合わせて溶接するので、ど
のような形状の炉蓋本体2にも対応できる。
【0012】本発明の炉蓋本体2は鋼板の組み合わせの
ため、板厚は薄くても、リブ等の補強材をつければ強度
はいくらでも増大でき、また設計の際の設計の自由度は
高く、強度は鋳鉄製の炉蓋本体2と同等か同等以上にす
ることが可能である。
【0013】
【発明の効果】炉蓋の鋳鉄製の部分を鋼鉄製にすること
により炉蓋本体が鋼鉄構造体として形成されて炉蓋全体
が軽量化されたので、炉蓋脱着機による炉蓋の取扱が容
易となり、炉蓋の脱着が容易となり、脱着時間も短縮さ
れ、脱着機の負担を軽減された。また鋼鉄製の炉蓋は鋼
板と形鋼を組み合わせて溶接することにより製造できる
ので、鋳鉄製に比して製造が容易となる。鋳鉄製にする
と木型や鋳型が必要であるが、鋼鉄製ではこれらが不要
であるので、炉蓋の製造時間の短縮ができる。鋼鉄製の
炉蓋は鋳鉄製に比して板厚が薄くなるにもかかわらず、
設計の自由度が高いので、強度を同等か同等以上に強く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による炉蓋の断面図である。
【図2】従来技術による炉蓋の断面図である。
【図3】従来技術による炉蓋の断面図である。
【符号の説明】
1 コークス炉 2 炉蓋本体 3 シールプレート 4 ナイフエッジ 5 枠 6 スピンドルケース 7 閂 8 バネケース 9 バネ 10 炉蓋レンガ 11 バックステー 12 アジャスティングボルト 13 閂フック 21 コークス炉 22 炉蓋本体 23 シールプレート 24 ナイフエッジ 25 枠 26 スピンドルケース 27 閂 28 バネケース 29 バネ 30 炉蓋レンガ 31 バックステー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉蓋本体(2)とシールプレート(3)
    との間に空間を有するコークス炉(1)の炉蓋におい
    て、 ナイフエッジ(4)をコークス炉(1)の枠(5)へ圧
    接するためのスピンドルケース(6)と、炉蓋をコーク
    ス炉(1)へ固定するための閂(7)を付勢するバネ
    (9)を格納したバネケース(8)とを備えた炉蓋本体
    (2)が鋼鉄構造体として形成されたことを特徴とする
    コークス炉の炉蓋。
JP7703394A 1994-04-15 1994-04-15 コークス炉の炉蓋 Withdrawn JPH07278552A (ja)

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JP7703394A JPH07278552A (ja) 1994-04-15 1994-04-15 コークス炉の炉蓋

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JP7703394A JPH07278552A (ja) 1994-04-15 1994-04-15 コークス炉の炉蓋

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JPH07278552A true JPH07278552A (ja) 1995-10-24

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JP7703394A Withdrawn JPH07278552A (ja) 1994-04-15 1994-04-15 コークス炉の炉蓋

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008512508A (ja) * 2004-09-03 2008-04-24 サン・コーク・カンパニー コークス炉の回転クサビ式扉ラッチ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008512508A (ja) * 2004-09-03 2008-04-24 サン・コーク・カンパニー コークス炉の回転クサビ式扉ラッチ
JP4856643B2 (ja) * 2004-09-03 2012-01-18 サンコーク・テクノロジー・アンド・デベロップメント・コーポレーション コークス炉の回転クサビ式扉ラッチ

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