JPH07278518A - 2成分ポリウレタン反応性接着物質 - Google Patents

2成分ポリウレタン反応性接着物質

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JPH07278518A
JPH07278518A JP7097665A JP9766595A JPH07278518A JP H07278518 A JPH07278518 A JP H07278518A JP 7097665 A JP7097665 A JP 7097665A JP 9766595 A JP9766595 A JP 9766595A JP H07278518 A JPH07278518 A JP H07278518A
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JP7097665A
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Rainer Dr Trinks
ライナー・トリンクス
Horst Dr Stepanski
ホルスト・シユテパンスキ
Jose Colinas-Martinez
ホセ・コリナス−マルテイネズ
Otto Ganster
オツトー・ガンスター
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Bayer AG
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    • C09J175/00Adhesives based on polyureas or polyurethanes; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J175/04Polyurethanes
    • C09J175/12Polyurethanes from compounds containing nitrogen and active hydrogen, the nitrogen atom not being part of an isocyanate group
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/10Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step
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    • C08G18/65Low-molecular-weight compounds having active hydrogen with high-molecular-weight compounds having active hydrogen
    • C08G18/6505Low-molecular-weight compounds having active hydrogen with high-molecular-weight compounds having active hydrogen the low-molecular compounds being compounds of group C08G18/32 or polyamines of C08G18/38
    • C08G18/6523Compounds of group C08G18/3225 or C08G18/3271 or polyamines of C08G18/38
    • C08G18/6529Compounds of group C08G18/3225 or polyamines of C08G18/38

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はドリッピングなしでオーバーヘッド
に塗布することができ、無機フイラーを含まず、そして
1:1の容量比で計測供給し得る2成分ポリウレタン反
応性接着物質を目的とする。 【構成】 本発明による2成分ポリウレタン反応性接着
物質は A)ポリイソシアネート成分、 B)i)少なくとも1つの脂肪族ポリオール、ii)少な
くとも1つのポリオール、iii)少なくとも1つのアミ
ン、及び C)成分A)と成分B)との反応に適する触媒からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はドリッピング(drippin
g)なしでオーバーヘッドに(overhead)塗布
することができ、無機フイラーを含まず、そして1:1
の容量比で計測供給(measure out)し得る
2成分(two−part)ポリウレタン反応性接着物
質に関する。
【0002】ポリウレタン系の殊に接着剤の多くの用途
において、系が本質的に粘性またチキソトロピー挙動を
表わすことが望ましく、従って塗布に続いて高粘度が急
速に生じ、そして(接着層の)接着剤のトラック(tr
ack)のフローイング(flowing)またはドリ
ッピングが防止される。本発明は殊に建設の分野での組
立作業及び修繕作業の両方において問題なしに使用し得
るポリウレタンタイプの特異的な接着2成分系に関す
る。殊にこれらの使用の分野において、接着剤系がしば
しばオーバーヘッドまたは垂直の位置で操作する必要が
あるため、この系が基体に塗布後に流動しないことが望
ましい。これらの状況を処理する種々の方法が公知にな
っている。従来の使用は通常はポリオール成分の2成分
系に殊に物理的にチキソトロピー性になるようにフイラ
ーを充填する、有機及び/または無機シックナーを含む
ある程度ペースト状の充填された接着からなっていた。
ここに殆んどはシートケイ酸塩の如き無機物質が使用さ
れる。しかしながら、化学量論及び密度比により、この
方法で1:1の容量比で計測供給し得る系を生成させる
ことは困難である。ポリイソシアネート成分に無機また
は有機フイラーを充填することは後者のものから多大の
経費で含有水を除去しなければならないために困難であ
る。かかるペースト状の、物理的にチキソトロピー性接
着剤系は流動しないが、この特性は基体に対する接着剤
の塗布中ではなく、実際の組立中に望まれる。一方、塗
布は困難になるか、または不可能になり、他方、該接着
剤は基体の表面上を流動しない。この理由のために十分
な湿潤性は得られない。更に、接着剤の塗布直前のかか
る充填されたポリオール成分とイソシアネート成分との
混合は更により困難となる。
【0003】この理由のために他の系が公知となり、そ
の際に「ノン-サッギング(non-sagging)」
挙動を生じさせるために、即ち流動に対抗する接着のト
ラック[接着ストリップ(strip)]を達成させる
ためにアミンを加える。接着剤において「ノン-サッギ
ング」特性を生じさせる特にアミンの使用は米国特許第
3,979,364号、同第4,336,298号及び同第
4,444,976号並びにヨーロッパ特許出願公開第6
3,534号に記載される。
【0004】米国特許第3,714,127号に粘度を増
大させ、そして「ノン-サッギング」挙動を保証する目
的のためにアミンを加えたイソシアネートプレポリマー
をベースとする2成分ポリウレタン接着剤が記載され
る。ポリエステルトリオールもしくはポリエーテルトリ
オール、フエニレンジアミンまたはスズ触媒を含むポリ
オール成分を有する2成分ポリウレタン接着剤がヨーロ
ッパ特許出願公開第0,068,209号に記載される。
該混合物は芳香族イソシアネートと反応させる。ヒドロ
キシル官能性物質、ジアミンまたはトリアミン及び有機
イソシアネートの反応生成物である2成分ポリウレタン
接着剤はヨーロッパ特許出願公開第248,254号に
記載される。この方法で製造される接着剤はその顕著な
特性に特徴があるが、これらのものはポリオール成分の
貯蔵における安定性に関する必要性を全て十分に満足さ
せるものでは未だない。ヨーロッパ特許第0,481,3
19号において、少なくとも1つのC-C2重結合また
は1つのC-C3重結合を有する低分子鎖長延長剤、ジ
アミンまたはトリアミン及び有機ポリイソシアネートを
含むヒドロキシル官能性物質の反応生成物である2成分
ポリウレタン接着剤が記載されている。このように製造
される接着剤は良好な技術的結合特性及び貯蔵中の良好
な安定性に特徴がある。しかしながら、1:1の容量比
で計測供給され得る混合物に対する参照例はない。実施
例において、ポリイソシアネート化合物として粗製MD
Iに対して種々のことが常になされている。後者のもの
は約30.4%のNCO含有量を有する。
【0005】ドイツ国特許第4,023,005号におい
て、ポリアミン及び低分子の、多官能性の、殊に芳香族
アミンの混合物を含むポリオール成分からなるチキソト
ロピー性ポリウレタン系が記載されている。接着剤のト
ラックの流動挙動に対する添加剤の影響が挙げられる。
【0006】貯蔵中の適度な安定性及び適度なチキソト
ロピーは低分子の、多官能性アミンのポリオール成分に
おける全体の使用からは生じないことが示される。塗布
の直前にいかにポリオール成分を添加剤及びイソシアネ
ート成分と共に十分に混合するかに関しては記載されて
いない。約2:1〜4:1の重量比におけるポリオール
成分及びポリイソシアネート成分の混合物が記載され
る。1:1の容量比で計測供給され得る成分に対する参
照例はない。
【0007】従って本発明の目的はドリッピングなしで
オーバーヘッドで塗布することができ、無機フイラーを
含まず、そして1:1の容量比で計測供給し得る2成分
ポリウレタン反応性接着物質を提供することである。更
に本発明による接着物質は貯蔵中に良好な安定性を示
す。
【0008】従って本発明は A)10〜25重量%のNCO含有量、2,500mP
a.s(25℃)の最高粘度及び2〜3の平均官能性を
有するポリイソシアネート成分、 B)i)835mg KOH/gより大きいOH数を有
する少なくとも1つの脂肪族ジオール、ii)20〜20
0mg KOH/gの平均OH数及び2〜4の平均官能
性を有する少なくとも1つのポリオール、iii)300
g/モルの最高分子量を有する少なくとも1つの脂肪族
または芳香族2官能性または3官能性アミンで、但し全
成分B)の平均OH数が200〜290mg KOH/
gであり、成分B)のジオール、ポリオール及びアミン
が分別されず、そして成分B)の粘度が多くとも3,0
00mPa.s(25℃)のもの、並びに C)全接着物質に対して0.005〜2.0重量%の成分
A)と成分B)との反応に適する触媒からなる、ドリッ
ピングなしでオーバーヘッドに塗布することができ、無
機フイラーを含まず、そして1:1の容量比で計測供給
し得る2成分ポリウレタン接着物質を提供する。
【0009】本発明による接着物質の成分A)の好適な
ポリイソシアネートはポリウレタン化学から公知であ
り、そしてここに通常用いられる種類のものである。こ
れらのものは殊に芳香族化合物をベースとするポリイソ
シアネート例えば2,4-ジイソシアナトトルエン、その
2,6-ジイソシアナトトルエンとの技術的混合物、4,
4′-ジイソシアナトジフエニルメタン、その対応する
2,4′-及び2,2′-異性体との混合物、その自体公知
の方法でアニリン-ホルムアルデヒド縮合体のホスゲン
化により得ることができるジフエニルメタン系のポリイ
ソシアネート混合物、その生成物がビウレット基または
イソシアヌレート基を含む該技術的ポリイソシアネート
の改質化された生成物、及び殊に下記の成分B)と関連
して例として参照される一方ではこれらの技術的ポリイ
ソシアネート、及び他方では単一のポリオール及び/ま
たはポリエーテルポリオール及び/またはポリエステル
ポリオールをベースとする上記の種類のNCOプレポリ
マー、並びにまた貯蔵中に十分に安定であればかかるイ
ソシアネートのいずれかの混合物である。
【0010】高分子の、改質化されたポリイソシアネー
トの中で、殊に興味あるのは末端イソシアネート基を持
ち、そして400〜10,000、好ましくは600〜
8,000、殊に800〜5,000の範囲の分子量を有
するポリウレタン化学から公知のプレポリマーである。
該化合物はそれ自体公知の方法で上記の種類の単純なポ
リイソシアネートの過剰量をイソシアネート基に対して
反応性である少なくとも2個の基を有する有機化合物、
殊に有機ポリヒドロキシル化合物と反応させることによ
り製造される。この種類の適当なポリヒドロキシル化合
物には82〜599、好ましくは62〜200の分子量
範囲の単純な多価アルコール例えばエチレングリコー
ル、トリチロールプロパン、プロパンジオール-1,2ま
たはブタンジオール-1,4もしくはブタンジオール-2,
3、殊に少なくとも2個、一般に2〜8個、好ましくは
2〜4個の第1級及び/または第2級ヒドロキシル基を
持つ、600〜8,000、好ましくは800〜4,00
0の分子量を有するそれ自体ポリウレタン化学から公知
である種類の高分子ポリエーテルポリオール及び/また
はポリエステルポリオールがある。勿論また、例えば上
記の種類の低分子ポリイソシアネート及びより好ましく
はイソシアネート基に対して反応性である基を含む化合
物例えばポリチオエーテルポリオール、ヒドロキシル基
を含むポリアセタール、ポリヒドロキシポリカーボネー
ト、ヒドロキシル基を含むポリエステルアミドまたはヒ
ドロキシル基を含むオレフイン性不飽和化合物の共重合
体から得られたNCOプレポリマーのものを用いること
ができる。NCOプレポリマーを製造するに適するイソ
シアネート基に対して反応性である基、殊にヒドロキシ
ル基を持つ化合物の例には米国特許第4,218,543
号、第7欄29行〜第9欄、25行目に例えば開示され
る化合物がある。NCOプレポリマーの製造において、
イソシアネート基に対して反応性である基を持つ該化合
物を過剰のNCOを保持させながら上記の種類の単純な
ポリイソシアネートと反応させる。NCOプレポリマー
は一般に10〜25重量%、好ましくは15〜22重量
%のNCO-含有量を有する。本発明の範囲内でこのこ
とから「NCOプレポリマー」及び「末端イソシアネー
ト基を持つプレポリマー」は反応生成物そのまま及びし
ばしば「セミプレポリマー」として表わされるその過剰
量の未反応出発ポリイソシアネートとの混合物の両方と
して理解されることが容易に分る。
【0011】本発明による接着物質のポリイソシアネー
ト成分A)は2,500mPa.s(25℃)、好ましく
は1,000〜1,800mPa.sの最高粘度及び2〜
3、好ましくは2.3〜2.7の平均官能性を有する。
【0012】成分A)中で決ったNCO含有量を達成さ
せるために、NCOプレポリマーを粗製MDIの部分と
混合することが有用であり得る。粗製MDI中の高級官
能性物質の部分(4より大きい官能性)は成分A)中で
3の平均官能性を越えない限りは容易に許容され得る。
【0013】835mg KOH/gより大きいOH数
を有する適当な脂肪族ジオール[成分B)(i)]はポ
リウレタン化学に通常である鎖長延長剤例えばエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール-1,
4、プロパンジオール-1,3である。成分B)のポリオ
ール(ii)と良好な適合性を有するジオールが好まし
い。与えられる例には2-ブチルジオール-1,4、ブタ
ンジオール-1,3、ブタンジオール-2,3、2-ブチン
ジオール-1,4、2-メチルプロパンジオール-1,3が
ある。勿論また、相互に混合した脂肪族ジオールを用い
ることができる。
【0014】20〜200mg KOH/gの平均OH
数及び2〜4の平均官能性を有するポリオールが成分
B)(ii)として適する。28〜165mg KOH/
gの平均OH数及び2.7〜3の平均官能性を有するも
のが好ましい。かかるポリオールの例にはポリウレタン
化学から公知であり、そして適当な出発分子例えばエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、1,4-ジヒド
ロキシブタン、1,6-ジヒドロキシヘキサン、ジメチロ
ールプロパン、グリセリン、ペンタエリトリトール、ソ
ルビトールまたはスクロースのアルコキシル化により得
られるポリヒドロキシポリエーテルがある。次のものは
同様に出発物質として機能する:アンモニアまたはアミ
ン例えばエチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
2,4-ジアミノトルエン、アニリンまたはアミノアルコ
ール或いはフエノール例えばビスフエノールA。アルコ
キシル化はプロピレンオキシド及び/またはエチレンオ
キシドをいずれかの順序で用いて行う。
【0015】それ自体公知の方法において低分子アルコ
ールとポリカルボン酸例えばアジピン酸、フタル酸、ヘ
キサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸またはこれ
らの酸の無水物との反応を通して得られるポリエステル
ポリオールが成分B)の粘度が高過ぎなくならない限り
更に適している。エステル基を含むヒマシ油が好適なポ
リオールである。更にまた、例えばアルデヒド-ケトン
樹脂からの樹脂の分解並びにヒマシ油の改質化を通して
得ることができるようなヒマシ油を含む調製物及び他の
天然油をベースとするポリオールを適する。ヒマシ油及
びアルデヒド-ケトン樹脂を含む調製物は分離に関する
成分Bの安定性を高めることができるために特に好まし
い。
【0016】同様に適当なものは高分子重付加物もしく
は重縮合体または重合体が細かく分散されるか、溶解さ
れるか、またはグラフト化された状態で存在する高分子
ポリヒドロキシポリエーテルのものである。この種類の
改質化されたポリヒドロキシル化合物は例えば重付加反
応(例えば、ポリイソシアネート及びアミノ官能性化合
物間の反応)または重縮合反応(例えば、ホルムアルデ
ヒド並びにフエノール及び/またはアミン間の反応)を
ヒドロキシル基を含む化合物中でその場で進行させる場
合に得られる。この種類の工程はドイツ国特許出願公告
第1,168,075号及び同第1,280,142号並び
にまたドイツ国特許出願公開第2,324,134号、同
第2,423,984号、同第2,512,385号、同第
2,513,815号、同第2,550,795号、同第
2,550,797号、同第2,550,833号、同第
2,550,882号、同第2,633,293号及び同第
2,639,254号に記載される。しかしながらまた米
国特許第3,869,413号またはドイツ国特許出願公
開第2,550,860号によれば、製造された水性の重
合体の分散体をポリヒドロキシル化合物と混合し、続い
て水を混合物から除去することができる。
【0017】また本発明による工程に対する成分B)と
して適する物質はビニル重合体により改質化されたポリ
ヒドロキシル化合物であり、該ポリヒドロキシル化合物
は例えばポリエーテル(米国特許第3,383,351
号、同第3,304,273号、同第3,523,093
号、同第3,110,695号;ドイツ国特許出願公開第
1,152,536号)またはポリカーボネートポリオー
ル(ドイツ国特許第1,769,795号;米国特許第
3,367,909号)の存在下でのスチレン及びアクリ
ロニトリルの重合により得られる。ドイツ国特許出願公
開第2,442,101号、同第2,844,922号及び
同第2,646,141号によりビニルホスホネート及び
随時(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミ
ドまたはOH官能性(メタ)アクリレートを用いてクラ
フト重合により改質化されたポリエーテルポリオールを
用いる場合、得られるプラスチックは極度の耐燃性を有
する。
【0018】成分B)(ii)として用いられる本発明に
より表わされる化合物の代表は例えばHigh Pol
ymers、第XVI巻、「ポリウレタン、化学及び技術
(Polyurethanes、Chemistry
and Technology)」、サウンダーズ-フ
リッシュ(Saunders-Frisch)編、In
terscience Publishers、ニュー
ヨーク、ロンドン、第1巻、1982、32〜42頁及
び44〜54頁並びに第II巻、1984、5〜6頁及び
198〜199頁、並びにまたクンストストッフ・ハン
ドブーフ(Kunststoff Handbuc
h)、第VII巻、カール・ハンサー・ベルラグ(Car
l Hanser Verlag)、ミュンヘン、19
83、例えば45〜61頁に記載される。
【0019】勿論また、上記の化合物の混合物も使用し
得る。
【0020】成分B)(ii)の平均OH数及び平均官能
性の制限は殊に生じるポリウレタンのもろさが増大する
結果としてである。しかし本分野に精通せる者は原理的
にポリウレタンの重合及び物理特性に影響する可能性を
認識し、従ってNCO成分A)、ジオールB)(i)及
びポリオールB)(ii)は有利な方法で相互に整合し得
る。
【0021】適当な脂肪族または芳香族の2官能性また
は3官能性アミン[成分B)(iii)]は好ましくは3
00、殊に60〜300の最高分子量を有するものであ
る。ここにジアミン例えば1,4-ジアミノベンゼン、
2,4-ジアミノトルエン、2,4′-及び/または4,
4′-ジアミノジフエニルメタン、または好ましくはア
ミノ基に対して各々のオルト位中に少なくとも1個のア
ルキル置換基を有するジアミン、殊に第1のアミノ基に
対してオルト位に少なくとも1個のアルキル置換基およ
び第2のアミノ基に対してオルト位に各々炭素原子1〜
3個を持つアルキル置換基を有するもの、殊に好ましく
はアミノ基の各々に対して少なくとも1個のオルト位に
エチル、n-プロピル及び/またはイソプロピル置換基
及び随時アミノ基に対して他のオルト位にメチル置換を
有するものが殊に好ましい。該好適または殊に好適なジ
アミンには2,4-ジアミノメシチレン、1,3,5-トリ
エチル-2,4-ジアミノベンゼン、1,3,5-トリイソプ
ロピル-2,4-ジアミノベンゼン、1-メチル-3,5-ジ
エチル-2,4-ジアミノベンゼン、その1-メチル-3,5
-ジエチル-2,6-ジアミノベンゼンとの技術的混合物、
4,6-ジメチル-2-エチル-1,3-ジアミノベンゼン、
3,5,3′,5′-テトラエチル-4,4′-ジアミノジフ
エニルメタン、3,5,3′,5′-テトライソプロピル-
4,4′-ジアミノジフエニルメタンまたは3,5-ジエチ
ル-3′,5′-ジイソプロピル-4,4′-ジアミノジフエ
ニルメタンが含まれる。これらの芳香族ジアミンのいず
れかの混合物も同様に使用し得る。
【0022】イソホロンジアミン、ビス(4-アミノシ
クロヘキシル)メタン、1,4-ジアミノシクロヘキサ
ン、エチレンジアミン及びその同族体、並びにピペラジ
ンが殊に好適な脂肪族ジアミンである。
【0023】本発明による2成分ポリウレタン反応性接
着物質はポリオールとポリイソシアネート並びに随時他
の補助物質及び添加剤の反応に対してポリウレタン化学
では通常である触媒を含む。これらのものは殊に塩基性
の窒素性化合物及びルイス酸触媒及びまた挿入触媒を含
む[例えばクンストストッフ・ハンドブーフ、第VII
巻、カール・ハンサー・ベルラグ、ミュンヘン、198
3、例えば92〜99頁参照]。挙げ得る好適な触媒に
はスズ含有化合物例えばジラウリン酸ジブチルスズ、ビ
スマス含有化合物例えばトリスネオデカン酸ビスマス、
第3級アミン例えばN,N-ジメチルベンジルアミンがあ
る。N-アシル化されたアミン例えば次の構造を有する
触媒が殊に好ましい:
【0024】
【化1】
【0025】触媒は通常全接着物質に対して0.000
5〜2重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%の量で
加える。
【0026】使用し得る補助物質の例にはポリウレタン
化学から公知である塗料、ゼオライト、乾燥剤、顔料、
酸化防止剤及び結合剤がある(例えば、クンストストッ
フ・ハンドブーフ、第VII巻、カール・ハンサー・ベル
ラグ、ミュンヘン、1983、例えば107〜109頁
参照)。補助物質は通常例えば全接着物質に対して2〜
8重量%の量で用いる。
【0027】本発明による2成分ポリウレタン反応性接
着物質は殊にプラスチック、金属、木材、石及びガラス
との結合に適する。
【0028】本発明による2成分ポリウレタン接着物質
の塗布は好ましくはパドル(paddle)ミキサー、
スタティック(static)ミキサーまたは向流ミキ
サー中のいずれかでの2成分A)及びB)の連続的混
合、及び結合される基体の少なくとも1つへのトラック
としての加工された接着剤の直後の塗布により行われ
る。清浄化、粗面形成(roughening)または
他の予備処理による基体の表面の調製はしばしば不必要
である。ポリオール成分に対するイソシアネート成分の
比はイソシアネート化学に一般に適用し得る原理に従
い;少々過剰のイソシアネートを用いて操作する(特徴
的範囲:100〜125、好ましくは105〜11
8)。
【0029】1:1の容量比のカートリッジを用いる市
販のツインカートリッジ装置中での個々の成分の処理が
殊に好ましい。
【0030】本発明の目的を次の実施例により更に詳細
に説明する(特記せぬ限り、%は重量%を表わす)。
【0031】
【実施例】一般 I)触媒:触媒1=構造式
【0032】
【化2】
【0033】の第3級アミン触媒 II)ゼオライトペースト:ヒマシ油中の50%ゼオライ
ト懸濁液 III)H12-MDA:構造式
【0034】
【化3】
【0035】の脂肪族ジアミン IV)IPDA:構造式
【0036】
【化4】
【0037】の脂肪族ジアミン V)粗製MDI:アニリン-ホルムアルデヒド縮合体の
ホスゲン化を通して得られた、その異性体及び高級同族
体と混合された4,4′-ジイソシアナトジフエニルメタ
ン、NCO含有量31%、25℃での粘度:約180m
Pa.s VI)プレポリマー1:50%の比の2,4′-異性体並び
に2官能性及び4官能性ポリエーテルポリオールの混合
物を含むジフエニルメタンジイソシアネートをベースと
するプレポリマー、NCO含有量15.5%、25℃で
の粘度、約1,600mPa.s VII)鎖長延長剤: cis-BD=2シス-ブテンジオール-1,4 M-PD=3-メチルプロパンジオール-1,3 BD-1,3=ブタンジオール-1,3 VIII)ポリオール: A:3官能性ポリエーテルポリオール:プロピレンオキ
シド87%、エチレンオキシド末端基13%、Mn=約
4800g/モル、OH数:35mg KOH/g。
【0038】B:ヒドロキシル基を含み、シクロペンタ
ノンとメタノールとの縮合により得られた樹脂20重量
%の溶解された添加剤を有するヒマシ油(OH数:16
5mg KOH/g)。
【0039】C:フイラーポリエーテルを製造し、その
際に用いた連続相はトリメチロールプロパンのプロポキ
シル化及びプロポキシル化の生成物のエトキシル化(P
O:EO比=83:17)により製造された、35mg
KOH/gのOH数を有するポリエーテルポリオール
780重量部であった。ポリエーテル中の60:40の
重量比のアクリロニトリル及びスチレンの混合物120
重量部のラジカルその場重合を通し、20重量%の非沈
殿性の、有機フイラー及び28mg KOH/gのOH
数を有するポリエーテルを生成させた。
【0040】F:ヒマシ油(OH数約160mg KO
H/g)。
【0041】接着物質の機械的試験:DIN53,28
3により結合された引張及び剪断強さを試験するため
に、オーバーラッピング(overlapping)化
合物の単一行(singlerow)を結合されるプラ
スチック材料から製造した。結合ジョイントの厚さは
0.8mmであり、試験試料の幅は20mmであった。
SMCからの試験試料の厚さは4mmであった。鉄シー
トの厚さは約1.5mmであり、そしてアルミニウムシ
ート[光沢及びマット(matt)]の厚さは約1.5
mmであった。オーバーラップの長さは10mm(SM
C、鉄シート)及び20mm(アルミニウム)であっ
た。結合された引張及び剪断強さは5つの試料の平均値
として与えられた。結合部分は脱グリース以外はいずれ
の特別の予備処理も行わなかった。
【0042】試験工程に従い、結合された試験試料を室
温で2〜3日間貯蔵し、次に室温で引き離した。
【0043】サッギング挙動及び技術的結合特性を測定
するため、W.A.KellerPrezeβtech
nik(CH-Rotkreuz)社製の、長さ12c
mのスタティックミキサーで供給されたツインカートリ
ッジ装置を混合及び接着剤の手動測定に用いた。
【0044】
【表1】
【0045】室温での硬化:2〜3日マットアルミニウ
ム試験試料は引裂工程中に曲がった。
【0046】 M-PD 1,3=2-メチルプロパンジオール-1,3 cis BD-1,4=シス-ブタンジオール-1,4 BD-1,3=ブタンジオール-1,3 ポリイソシアネート混合物A: 混合物調製物 1(3重量部)対粗製MDI(1重量
部): 粘度(23℃) 約1790mPa.s. 混合物調製物 1(10重量部)対粗製MDI(5.
6重量部): 粘度(23℃) 約1150mPa.s.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホセ・コリナス−マルテイネズ ドイツ42929ベルメルスキルヘン・ベルリ ナーシユトラーセ41 (72)発明者 オツトー・ガンスター ドイツ51519レーフエルクーゼン・ドロス テ−ヒユルスホフ−シユトラーセ5

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)10〜25重量%のNCO含有量、
    2,500mPa.s(25℃)の最高粘度及び2〜3の
    平均官能性を有するポリイソシアネート成分、 B)i)835mg KOH/gより大きいOH数を有
    する少なくとも1つの脂肪族ジオール、ii)20〜20
    0mg KOH/gの平均OH数及び2〜4の平均官能
    性を有する少なくとも1つのポリオール、iii)300
    g/モルの最高分子量を有する少なくとも1つの脂肪族
    または芳香族2官能性または3官能性アミンで、但し全
    成分B)の平均OH数が200〜290mg KOH/
    gであり、成分B)のジオール、ポリオール及びアミン
    が分別されず、そして成分B)の粘度が多くとも3,0
    00mPa.s(25℃)のもの、並びに C)全接着物質に対して0.005〜2.0重量%の成分
    A)と成分B)との反応に適する触媒からなる、ドリッ
    ピングなしでオーバーヘッドに塗布することができ、無
    機フイラーを含まず、そして1:1の容量比で計測供給
    し得る2成分ポリウレタン接着物質。
JP7097665A 1994-04-05 1995-03-31 2成分ポリウレタン反応性接着物質 Pending JPH07278518A (ja)

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CA2146076A1 (en) 1995-10-06
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