JPH07278466A - 防錆塗料組成物 - Google Patents
防錆塗料組成物Info
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- JPH07278466A JPH07278466A JP6095568A JP9556894A JPH07278466A JP H07278466 A JPH07278466 A JP H07278466A JP 6095568 A JP6095568 A JP 6095568A JP 9556894 A JP9556894 A JP 9556894A JP H07278466 A JPH07278466 A JP H07278466A
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- JP
- Japan
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- metal oxide
- water
- rust
- coating composition
- film
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09C—TREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
- C09C1/00—Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- C09C1/00—Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
- C09C1/40—Compounds of aluminium
- C09C1/405—Compounds of aluminium containing combined silica, e.g. mica
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リン酸亜鉛又はリン酸鉄による皮膜形成時に
おいて、腐食性や二次密着性に悪影響を及ぼすことがな
く、スラッジの生成も未然に防止することができる新し
い防錆塗料組成物を提供する。 【構成】 陰イオン交換能又は両性イオン交換能を有す
る金属酸化物又は複合金属酸化物、及び、水溶性リン酸
又はその塩を、水性樹脂に分散してなる防錆塗料組成
物。
おいて、腐食性や二次密着性に悪影響を及ぼすことがな
く、スラッジの生成も未然に防止することができる新し
い防錆塗料組成物を提供する。 【構成】 陰イオン交換能又は両性イオン交換能を有す
る金属酸化物又は複合金属酸化物、及び、水溶性リン酸
又はその塩を、水性樹脂に分散してなる防錆塗料組成
物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工性、溶接性に優
れ、電着塗装等の下地として適した有機皮膜を形成する
ことにより、自動車、家電製品等に用いることができる
防錆塗料組成物に関する。
れ、電着塗装等の下地として適した有機皮膜を形成する
ことにより、自動車、家電製品等に用いることができる
防錆塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車車体、家電製品等の鋼板を基板と
する製品は、一般に、電着塗装等の通常の塗装を施す前
に、下地鋼板に亜鉛メッキ等の塗膜処理をしてその防錆
力を高めている。近年の工業技術の発展により、上記製
品は、各種の成形をする前に塗膜処理をし、その後に成
形するいわゆるプレコートメタル(PCM)と呼ばれる
方法が用いられている。
する製品は、一般に、電着塗装等の通常の塗装を施す前
に、下地鋼板に亜鉛メッキ等の塗膜処理をしてその防錆
力を高めている。近年の工業技術の発展により、上記製
品は、各種の成形をする前に塗膜処理をし、その後に成
形するいわゆるプレコートメタル(PCM)と呼ばれる
方法が用いられている。
【0003】これまでPCM又は自動車車体電着塗装前
の上記塗膜処理においては、例えば、冷延鋼板(コール
ド・ロールド・スチール、CRS)を無電解メッキ方式
の各種リン酸塩処理する場合、処理剤であるリン酸亜鉛
により、鋼板表面の鉄が3価カチオンとなってリン酸亜
鉛皮膜が付着するのを妨害するのを抑制する目的で、処
理時に塩化鉄(FeCl3 )を添加し、これにより鉄の
酸化を防止して亜鉛皮膜形成を円滑にしている。しかし
ながら、上記方法では、その皮膜中にハロゲン(上記の
場合にはCl- )の混入を避けることができず、腐食性
や二次密着性に悪影響を及ぼしていた。
の上記塗膜処理においては、例えば、冷延鋼板(コール
ド・ロールド・スチール、CRS)を無電解メッキ方式
の各種リン酸塩処理する場合、処理剤であるリン酸亜鉛
により、鋼板表面の鉄が3価カチオンとなってリン酸亜
鉛皮膜が付着するのを妨害するのを抑制する目的で、処
理時に塩化鉄(FeCl3 )を添加し、これにより鉄の
酸化を防止して亜鉛皮膜形成を円滑にしている。しかし
ながら、上記方法では、その皮膜中にハロゲン(上記の
場合にはCl- )の混入を避けることができず、腐食性
や二次密着性に悪影響を及ぼしていた。
【0004】また、皮膜対象が異種金属である場合に
は、均一な皮膜を形成させるためにクリオライト(氷晶
石、Na3 AlF6 )を添加しているが、Na+ が消費
された状態になると皮膜中にハロゲン(F- )が遊離
し、やはり腐食性や二次密着性に悪影響を及ぼしてい
た。
は、均一な皮膜を形成させるためにクリオライト(氷晶
石、Na3 AlF6 )を添加しているが、Na+ が消費
された状態になると皮膜中にハロゲン(F- )が遊離
し、やはり腐食性や二次密着性に悪影響を及ぼしてい
た。
【0005】更に上記処理における亜鉛イオン及びリン
酸イオンは、硝酸亜鉛及びリン酸を添加することにより
得られるが、これら処理液は当然極酸性となるので、金
属表面からの金属イオンの溶出が避けられず、大きな問
題となっていた。
酸イオンは、硝酸亜鉛及びリン酸を添加することにより
得られるが、これら処理液は当然極酸性となるので、金
属表面からの金属イオンの溶出が避けられず、大きな問
題となっていた。
【0006】また、リン酸亜鉛により皮膜を形成させる
従来の無電解メッキ方式においては、浴中に溶出してゆ
く鉄イオンがリン酸と結合してリン酸鉄として副生し、
これがスラッジとして浪費してゆくことを避けることが
できなかった。
従来の無電解メッキ方式においては、浴中に溶出してゆ
く鉄イオンがリン酸と結合してリン酸鉄として副生し、
これがスラッジとして浪費してゆくことを避けることが
できなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記現状に鑑み、リン
酸亜鉛又はリン酸鉄による皮膜形成時において、腐食性
や二次密着性に悪影響を及ぼすことがなく、スラッジの
生成も未然に防止することができる新しい防錆塗料組成
物を提供することが本発明の目的である。
酸亜鉛又はリン酸鉄による皮膜形成時において、腐食性
や二次密着性に悪影響を及ぼすことがなく、スラッジの
生成も未然に防止することができる新しい防錆塗料組成
物を提供することが本発明の目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、防錆塗
料組成物として、陰イオン交換能又は両性イオン交換能
を有する金属酸化物又は複合金属酸化物、水溶性リン酸
又はその塩を、水性樹脂に分散して構成するところにあ
る。以下に本発明を詳述する。
料組成物として、陰イオン交換能又は両性イオン交換能
を有する金属酸化物又は複合金属酸化物、水溶性リン酸
又はその塩を、水性樹脂に分散して構成するところにあ
る。以下に本発明を詳述する。
【0009】本発明においては、陰イオン交換能又は両
性イオン交換能を有する金属酸化物又は複合金属酸化物
を使用する。上記金属酸化物又は複合金属酸化物は、N
a+、K+ 等のアルカリ金属イオン、F- 、Cl- 等の
ハロゲンイオンを含むことがない皮膜を形成することを
目的として使用されるもので特に限定されず、陰イオン
交換能を有する金属酸化物又は複合金属酸化物、陰イオ
ン交換能及び陽性イオン交換能をともに有する金属酸化
物又は複合金属酸化物であればよい。
性イオン交換能を有する金属酸化物又は複合金属酸化物
を使用する。上記金属酸化物又は複合金属酸化物は、N
a+、K+ 等のアルカリ金属イオン、F- 、Cl- 等の
ハロゲンイオンを含むことがない皮膜を形成することを
目的として使用されるもので特に限定されず、陰イオン
交換能を有する金属酸化物又は複合金属酸化物、陰イオ
ン交換能及び陽性イオン交換能をともに有する金属酸化
物又は複合金属酸化物であればよい。
【0010】上記陰イオン交換能を有する金属酸化物、
複合金属酸化物としては、例えば、Co3 O4 、LaM
nO3 、CoO、CuO、MgO、CaO、BaO、Y
2 O3 、BiO、Li2 O、NiO、ZnO、CdO、
HgO、La2 O3 、FeO、Bi2 O3 、ZrO2 、
ムライト(3Al2 O3 /2SiO2 、モル比3/2)
等を挙げることができる。
複合金属酸化物としては、例えば、Co3 O4 、LaM
nO3 、CoO、CuO、MgO、CaO、BaO、Y
2 O3 、BiO、Li2 O、NiO、ZnO、CdO、
HgO、La2 O3 、FeO、Bi2 O3 、ZrO2 、
ムライト(3Al2 O3 /2SiO2 、モル比3/2)
等を挙げることができる。
【0011】上記陰イオン交換能及び陽イオン交換能を
有する金属酸化物、複合金属酸化物としては、例えば、
TiO2 、Al2 O3 、Fe2 O3 、Fe3 O4 、Cr
Mn2 O4 、MnCr2 O4 、MnFe2 O4 、ThO
2 、Cr2 O3 、MnTiO3 、Fe2 SiO4 、YM
nO3 、SnO2 ・ZrO2 、CeO2 、Mn2 O3、
Ga2 O3 、ZnFe2 O4 、LiFe5 O8 、CuF
e2 O4 、CuCr2O4 、NiCr2 O4 、ZnCr
2 O4 、ZnMn2 O4 、CoMn2 O4 、Mg2 Ti
O4 、Zn2 TiO4 、FeCo2 O4 、NiCo2 O
4 、LaFeO3 、YFeO3 、BaO・6Fe
2 O3 、SrO・6Fe2 O3 、BaTiO3等を挙げ
ることができる。
有する金属酸化物、複合金属酸化物としては、例えば、
TiO2 、Al2 O3 、Fe2 O3 、Fe3 O4 、Cr
Mn2 O4 、MnCr2 O4 、MnFe2 O4 、ThO
2 、Cr2 O3 、MnTiO3 、Fe2 SiO4 、YM
nO3 、SnO2 ・ZrO2 、CeO2 、Mn2 O3、
Ga2 O3 、ZnFe2 O4 、LiFe5 O8 、CuF
e2 O4 、CuCr2O4 、NiCr2 O4 、ZnCr
2 O4 、ZnMn2 O4 、CoMn2 O4 、Mg2 Ti
O4 、Zn2 TiO4 、FeCo2 O4 、NiCo2 O
4 、LaFeO3 、YFeO3 、BaO・6Fe
2 O3 、SrO・6Fe2 O3 、BaTiO3等を挙げ
ることができる。
【0012】上記のうち、ムライト及びジルコニアは、
防錆性が高く、本発明の目的に極めて適している。天然
又は合成のゼオライト等はイオン交換能に優れている
が、アルカリ金属イオンやハロゲンイオンを含有するも
のが多く、防錆効果に悪影響を及ぼすので本発明には使
用することができない。
防錆性が高く、本発明の目的に極めて適している。天然
又は合成のゼオライト等はイオン交換能に優れている
が、アルカリ金属イオンやハロゲンイオンを含有するも
のが多く、防錆効果に悪影響を及ぼすので本発明には使
用することができない。
【0013】本発明においては、水溶性リン酸又はその
塩を使用する。これらは水中で解離して各種リン酸の陰
イオンを生じる。上記陰イオンとしては、例えば、オル
トリン酸によるPO4 3-、リン酸2水素アンモニウム
((NH4 )H2 PO4 )による(NH4 )P
O4 2 - 、PO4 3-等を挙げることができる。また、リ
ンタングステン酸陰イオン、リンモリブデン酸陰イオン
等のヘテロポリリン酸陰イオン(HPA)等も使用する
ことができる。
塩を使用する。これらは水中で解離して各種リン酸の陰
イオンを生じる。上記陰イオンとしては、例えば、オル
トリン酸によるPO4 3-、リン酸2水素アンモニウム
((NH4 )H2 PO4 )による(NH4 )P
O4 2 - 、PO4 3-等を挙げることができる。また、リ
ンタングステン酸陰イオン、リンモリブデン酸陰イオン
等のヘテロポリリン酸陰イオン(HPA)等も使用する
ことができる。
【0014】本発明においては、まず上記金属酸化物及
び複合金属酸化物を、水中に均一に分散する。上記分散
は、例えば、超音波ホモジナイザー処理等によりするこ
とができる。上記分散にあたっては、例えば、高純度含
水金属酸化物粉末又は高純度含水複合金属酸化物粉末を
超音波ホモジナイザーにより処理し、コロイド粒子の大
きさにまで細粒化(コロイド化)する。このことによ
り、被塗物表面が緻密に被覆され防錆性と外観が向上す
る。また、上記細粒化により、金属酸化物粒子表面積が
増加するので、上記リン酸イオンの吸着量が増大する。
び複合金属酸化物を、水中に均一に分散する。上記分散
は、例えば、超音波ホモジナイザー処理等によりするこ
とができる。上記分散にあたっては、例えば、高純度含
水金属酸化物粉末又は高純度含水複合金属酸化物粉末を
超音波ホモジナイザーにより処理し、コロイド粒子の大
きさにまで細粒化(コロイド化)する。このことによ
り、被塗物表面が緻密に被覆され防錆性と外観が向上す
る。また、上記細粒化により、金属酸化物粒子表面積が
増加するので、上記リン酸イオンの吸着量が増大する。
【0015】例えば、ムライト、気相法ZrO2 等は、
ULTRASONIC CLEANAR US−100
で30分間処理することにより、500nm以下のサイ
ズにまで細粒化することができる。気相法により調製さ
れた金属酸化物及び複合金属酸化物は、アモルファス構
造を有しており、上記超音波分散によりコロイド化を完
全に行うことができる。金属酸化物の粒径を細かくする
方法として通常使用されるSG分散法は、ガラスビーズ
使用によるNa+ 、K+ 等のアルカリ金属イオンの混入
が避けられず、本発明には使用することができない。
ULTRASONIC CLEANAR US−100
で30分間処理することにより、500nm以下のサイ
ズにまで細粒化することができる。気相法により調製さ
れた金属酸化物及び複合金属酸化物は、アモルファス構
造を有しており、上記超音波分散によりコロイド化を完
全に行うことができる。金属酸化物の粒径を細かくする
方法として通常使用されるSG分散法は、ガラスビーズ
使用によるNa+ 、K+ 等のアルカリ金属イオンの混入
が避けられず、本発明には使用することができない。
【0016】上記金属酸化物又は複合金属酸化物の含有
量は、水溶性リン酸又はその塩に対する含有モル比で
9:1〜1:9、含有固形分比で1〜30重量%が好ま
しい。配合モル比がこの範囲を超えると、本発明の目的
から好ましくない。特に1:9を超えると、金属酸化物
又は複合金属酸化物のイオン交換容量を超えるのでpH
が7以下となって後述する水性樹脂をゲル化させる原因
となり、この場合にアンモニアを添加してpHを7〜1
0に調整することはできるがアンモニア臭がきつくなっ
て好ましくない。
量は、水溶性リン酸又はその塩に対する含有モル比で
9:1〜1:9、含有固形分比で1〜30重量%が好ま
しい。配合モル比がこの範囲を超えると、本発明の目的
から好ましくない。特に1:9を超えると、金属酸化物
又は複合金属酸化物のイオン交換容量を超えるのでpH
が7以下となって後述する水性樹脂をゲル化させる原因
となり、この場合にアンモニアを添加してpHを7〜1
0に調整することはできるがアンモニア臭がきつくなっ
て好ましくない。
【0017】上記金属酸化物及び複合金属酸化物は水中
に添加し、上述のごとく均一に分散されるが、本発明に
おいては、上記分散の後に規定量の上記リン酸陰イオン
を添加する。この場合には、上記金属酸化物及び複合金
属酸化物がイオン交換能を発揮するようにするため、上
記金属酸化物及び複合金属酸化物に水を加え、その後に
上記リン酸陰イオンを添加するとよい。上記金属酸化物
及び複合金属酸化物の凝集沈殿を防止するため、界面活
性剤を添加することが好ましい。上記界面活性剤として
は、可溶化能が溶液のpHにあまり左右されない非イオ
ン系界面活性剤が好ましく、例えば、ノニオン系界面活
性剤であるトライトンX−114等を挙げることができ
る。
に添加し、上述のごとく均一に分散されるが、本発明に
おいては、上記分散の後に規定量の上記リン酸陰イオン
を添加する。この場合には、上記金属酸化物及び複合金
属酸化物がイオン交換能を発揮するようにするため、上
記金属酸化物及び複合金属酸化物に水を加え、その後に
上記リン酸陰イオンを添加するとよい。上記金属酸化物
及び複合金属酸化物の凝集沈殿を防止するため、界面活
性剤を添加することが好ましい。上記界面活性剤として
は、可溶化能が溶液のpHにあまり左右されない非イオ
ン系界面活性剤が好ましく、例えば、ノニオン系界面活
性剤であるトライトンX−114等を挙げることができ
る。
【0018】本発明においては、上記溶液に水性樹脂を
添加して防錆塗料組成物を調製する。被塗物表面の金属
が鉄、亜鉛又は亜鉛−ニッケルである場合、これら金属
はpH7未満での無電解メッキ領域では、イオンになっ
て溶出する。また、亜鉛は、pH10を超える領域でも
イオンとなって溶出する。これら溶出したイオンは、皮
膜組成物中に溶出して耐食性を低下させる。そこで、上
記水性樹脂としては、アミン、アンモニア等で中和した
pH7〜10のアニオン性のものが適切である。上記ア
ニオン性樹脂としては、例えば、ネオタンUE1135
(東亜合成化学社製)等のポリウレタンエマルジョン樹
脂等を挙げることができる。また、上記リン酸陰イオン
含有により上記防錆塗料組成物のpHが7未満となると
きには、水酸化アンモニウム等を添加してpHをあげる
ことができる。
添加して防錆塗料組成物を調製する。被塗物表面の金属
が鉄、亜鉛又は亜鉛−ニッケルである場合、これら金属
はpH7未満での無電解メッキ領域では、イオンになっ
て溶出する。また、亜鉛は、pH10を超える領域でも
イオンとなって溶出する。これら溶出したイオンは、皮
膜組成物中に溶出して耐食性を低下させる。そこで、上
記水性樹脂としては、アミン、アンモニア等で中和した
pH7〜10のアニオン性のものが適切である。上記ア
ニオン性樹脂としては、例えば、ネオタンUE1135
(東亜合成化学社製)等のポリウレタンエマルジョン樹
脂等を挙げることができる。また、上記リン酸陰イオン
含有により上記防錆塗料組成物のpHが7未満となると
きには、水酸化アンモニウム等を添加してpHをあげる
ことができる。
【0019】上記防錆塗料組成物の調製にあたっては、
適切な電着適正付与剤、潤滑剤等を加えることができ
る。上記電着適正付与剤としては、例えば、メラミンシ
アヌレート等を挙げることができる。上記潤滑剤として
は、例えば、ポリエチレンコロイド(三井石油化学工業
社製、ケミパールW700)等を挙げることができる。
また、不揮発分を10〜20%程度にして後の操作性向
上を図るため、適切な水を添加することができる。ま
た、本発明の防錆塗料組成物を被塗物に塗布後焼き付け
等する場合の条件に適合させるために、皮膜硬化剤とし
て、メラミンシアヌレート等、TSL8350、TSL
8113(東芝シリコーン社製)等のシラン化合物、K
1020E(日本触媒社製)等のオキサゾリン含有アク
リルエマルジョン等を添加することができる。また、必
要に応じてフォーマスターJK(サンノプコ社製)等の
消泡剤を添加してもよい。
適切な電着適正付与剤、潤滑剤等を加えることができ
る。上記電着適正付与剤としては、例えば、メラミンシ
アヌレート等を挙げることができる。上記潤滑剤として
は、例えば、ポリエチレンコロイド(三井石油化学工業
社製、ケミパールW700)等を挙げることができる。
また、不揮発分を10〜20%程度にして後の操作性向
上を図るため、適切な水を添加することができる。ま
た、本発明の防錆塗料組成物を被塗物に塗布後焼き付け
等する場合の条件に適合させるために、皮膜硬化剤とし
て、メラミンシアヌレート等、TSL8350、TSL
8113(東芝シリコーン社製)等のシラン化合物、K
1020E(日本触媒社製)等のオキサゾリン含有アク
リルエマルジョン等を添加することができる。また、必
要に応じてフォーマスターJK(サンノプコ社製)等の
消泡剤を添加してもよい。
【0020】本発明の防錆塗料組成物を被塗物に塗布す
る方法は特に限定されず、浸漬法(ディップ法)、スプ
レー法等のいずれをも使用することができる。浸漬法の
場合に問題となる複雑な形状の被塗物塗膜のタレ、タマ
リ、ワキ等は、超音波照射下に浸漬塗装する方法により
解決することができ、0.1〜5.0μmのタレ等のな
い均一な皮膜を形成することができる。
る方法は特に限定されず、浸漬法(ディップ法)、スプ
レー法等のいずれをも使用することができる。浸漬法の
場合に問題となる複雑な形状の被塗物塗膜のタレ、タマ
リ、ワキ等は、超音波照射下に浸漬塗装する方法により
解決することができ、0.1〜5.0μmのタレ等のな
い均一な皮膜を形成することができる。
【0021】また、浸漬法の場合、溶液のpHは7〜1
0であり、鉄イオンの溶出は起こらない。このため、冷
延鋼板のリン酸亜鉛処理で行われているようなFeCl
3 の投入は不要であり、スラッジとなって有効な成分が
失われることがない。このため防錆に有効な成分を完全
に活用することができ、また、生産工程の管理も容易に
なる。また、塩素等のハロゲン元素が皮膜に混入せず、
皮膜の密着性を低下させるのを防止することができる。
0であり、鉄イオンの溶出は起こらない。このため、冷
延鋼板のリン酸亜鉛処理で行われているようなFeCl
3 の投入は不要であり、スラッジとなって有効な成分が
失われることがない。このため防錆に有効な成分を完全
に活用することができ、また、生産工程の管理も容易に
なる。また、塩素等のハロゲン元素が皮膜に混入せず、
皮膜の密着性を低下させるのを防止することができる。
【0022】本発明の防錆塗料組成物を塗布した被塗物
は、加熱焼き付けにより硬化して塗膜を形成する。上記
焼き付け時に、リン酸イオンは吸着されていた上記金属
酸化物又は複合金属酸化物から離れる。加熱温度におい
て、リン酸イオンは単独では化学的に安定な状態で存在
することができず、被塗物の素地金属と反応して共有結
合性リン酸化合物となる。上記共有結合性リン酸化合物
を含有する皮膜が防錆に有効な不動態皮膜となり、高い
防錆性が付与される。一方、リン酸イオンを解離した上
記金属酸化物は陰イオン交換能、両性イオン交換能を回
復しており、例えば、腐食性雰囲気下でNaCl分子の
皮膜透過を阻止する能力を有し、上記不動態皮膜と併
せ、防錆性を向上させる。
は、加熱焼き付けにより硬化して塗膜を形成する。上記
焼き付け時に、リン酸イオンは吸着されていた上記金属
酸化物又は複合金属酸化物から離れる。加熱温度におい
て、リン酸イオンは単独では化学的に安定な状態で存在
することができず、被塗物の素地金属と反応して共有結
合性リン酸化合物となる。上記共有結合性リン酸化合物
を含有する皮膜が防錆に有効な不動態皮膜となり、高い
防錆性が付与される。一方、リン酸イオンを解離した上
記金属酸化物は陰イオン交換能、両性イオン交換能を回
復しており、例えば、腐食性雰囲気下でNaCl分子の
皮膜透過を阻止する能力を有し、上記不動態皮膜と併
せ、防錆性を向上させる。
【0023】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではな
い。
明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではな
い。
【0024】実施例1〜3 防錆塗料組成物の調製 高純度ムライト粉末(秩父セメント社製)と水を(高純
度ムライト粉末)/(水)=10/90(重量比)で配
合し、超音波ホモジナイザーULTRASONIC C
LEANER US−100(ガスクロ工業社製、35
W、40KHz)で3時間分散処理を行った。上記のム
ライト、ネオタンUE1135(ポリカーボウレタン、
東亜合成化学社製)、TSL8350(γ−グリシドキ
シメトキシシラン、東芝シリコーン社製)、リン酸2水
素アンモニウム及び水を、表1に示す量混合して防錆塗
料組成物を調製した。表1中、配合割合は各成分のソリ
ッド重量比で示した。
度ムライト粉末)/(水)=10/90(重量比)で配
合し、超音波ホモジナイザーULTRASONIC C
LEANER US−100(ガスクロ工業社製、35
W、40KHz)で3時間分散処理を行った。上記のム
ライト、ネオタンUE1135(ポリカーボウレタン、
東亜合成化学社製)、TSL8350(γ−グリシドキ
シメトキシシラン、東芝シリコーン社製)、リン酸2水
素アンモニウム及び水を、表1に示す量混合して防錆塗
料組成物を調製した。表1中、配合割合は各成分のソリ
ッド重量比で示した。
【0025】試験板の調製 トリクレン脱脂した亜鉛−ニッケルメッキ+塗布クロ板
(15cm×7cm×0.8mm厚)に上記防錆塗料組
成物を乾燥膜厚1.0μmとなるよう浸漬法により塗布
した。塗装後150℃で20秒間加熱し、塗膜の乾燥及
び硬化を行った。
(15cm×7cm×0.8mm厚)に上記防錆塗料組
成物を乾燥膜厚1.0μmとなるよう浸漬法により塗布
した。塗装後150℃で20秒間加熱し、塗膜の乾燥及
び硬化を行った。
【0026】防錆性の評価 上記のようにして得られた塗膜に対して下記の1)〜
3)の3種類の複合サイクル腐食試験を行い、結果を表
1に示した。表1中、試験結果の数値は、赤錆発生面積
の試験板の全面積に対する比率(%)で示した。 1)複合サイクル腐食試験1 35℃の5%食塩水スプレー中に4時間静置し、次に6
0℃で2時間乾燥し、続けて50℃の湿潤条件下(相対
湿度98%)に2時間静置した。これを1サイクルとし
て200サイクル繰り返した。 2)複合サイクル腐食試験2 50℃の5%食塩水中に15分間浸漬し、次に65℃で
8分間乾燥し、続けて50℃の湿潤条件下(相対湿度9
8%)に7分間静置した。これを1サイクルとして10
00サイクル繰り返した。上記の5%食塩水浸漬は、鉄
錆(Fe2+、Fe3+)を飽和させて浸漬した。 3)複合サイクル腐食試験3 35℃の5%食塩水スプレー中に6時間静置し、次に5
0℃で2時間乾燥し、続けて50℃の湿潤条件下(相対
湿度98%)に16時間静置した。これを1サイクルと
して100サイクル繰り返した。
3)の3種類の複合サイクル腐食試験を行い、結果を表
1に示した。表1中、試験結果の数値は、赤錆発生面積
の試験板の全面積に対する比率(%)で示した。 1)複合サイクル腐食試験1 35℃の5%食塩水スプレー中に4時間静置し、次に6
0℃で2時間乾燥し、続けて50℃の湿潤条件下(相対
湿度98%)に2時間静置した。これを1サイクルとし
て200サイクル繰り返した。 2)複合サイクル腐食試験2 50℃の5%食塩水中に15分間浸漬し、次に65℃で
8分間乾燥し、続けて50℃の湿潤条件下(相対湿度9
8%)に7分間静置した。これを1サイクルとして10
00サイクル繰り返した。上記の5%食塩水浸漬は、鉄
錆(Fe2+、Fe3+)を飽和させて浸漬した。 3)複合サイクル腐食試験3 35℃の5%食塩水スプレー中に6時間静置し、次に5
0℃で2時間乾燥し、続けて50℃の湿潤条件下(相対
湿度98%)に16時間静置した。これを1サイクルと
して100サイクル繰り返した。
【0027】実施例4〜6 ムライトの代わりに気相法ZrO2 (日本アエロジル社
製)を使用したこと以外は、実施例1〜3と同様にして
防錆塗料組成物及び試験板を調製し、防錆性を評価し
た。成分の配合割合及び防錆性の評価結果を表1に示し
た。 実施例7〜9 ムライトの代わりにCeO2 (試薬1級)を使用したこ
と以外は、実施例1〜3と同様にして防錆塗料組成物及
び試験板を調製し、防錆性を評価した。成分の配合割合
及び防錆性の評価結果を表1に示した。 比較例1 従来のリン酸亜鉛処理を行った冷延鋼板に上記の複合サ
イクル腐食試験1〜3を適用し、防錆性を評価した。結
果を表1に示した。
製)を使用したこと以外は、実施例1〜3と同様にして
防錆塗料組成物及び試験板を調製し、防錆性を評価し
た。成分の配合割合及び防錆性の評価結果を表1に示し
た。 実施例7〜9 ムライトの代わりにCeO2 (試薬1級)を使用したこ
と以外は、実施例1〜3と同様にして防錆塗料組成物及
び試験板を調製し、防錆性を評価した。成分の配合割合
及び防錆性の評価結果を表1に示した。 比較例1 従来のリン酸亜鉛処理を行った冷延鋼板に上記の複合サ
イクル腐食試験1〜3を適用し、防錆性を評価した。結
果を表1に示した。
【0028】
【表1】
【0029】実施例10〜12 防錆塗料組成物の調製 上記の超音波処理によりコロイド化したムライト、UE
1135、TSL8350(γ−グリシドキシメトキシ
シラン、東芝シリコ−ン社製)、MC600(メラミン
シアヌレート粉末、日産化学工業社製)、ケミパールW
700(ポリエチレンコロイド、三井石油化学工業社
製)、リン酸2水素アンモニウム及び水を表2に示した
割合で配合して防錆塗料組成物を調製した。表2中、配
合割合は各成分のソリッド重量比で示した。
1135、TSL8350(γ−グリシドキシメトキシ
シラン、東芝シリコ−ン社製)、MC600(メラミン
シアヌレート粉末、日産化学工業社製)、ケミパールW
700(ポリエチレンコロイド、三井石油化学工業社
製)、リン酸2水素アンモニウム及び水を表2に示した
割合で配合して防錆塗料組成物を調製した。表2中、配
合割合は各成分のソリッド重量比で示した。
【0030】試験板の調製 トリクレン脱脂した亜鉛−ニッケルメッキ+塗布クロ板
(15cm×7cm×0.8mm厚)に上記の防錆塗料
組成物を乾燥膜厚1.0μmになるよう浸漬法により塗
布した。塗装後150℃で20秒間加熱し、塗膜の乾燥
及び硬化を行った。塗装面を3等分し、第一の面は研削
して上記防錆塗料組成物の被覆を全面除いた。第二の面
は、#400のサンドペーパーでペーパー目をつけた。
第三の面は上記防錆塗料組成物で被覆されたままとし
た。上記の後、カチオン電着塗装を行った。電着塗料は
OTO U2602グレー(日本ペイント社製)を使用
した。電着塗装の印加電圧は200V及び300Vの2
水準とし、通電開始から30秒かけてそれぞれの規定電
圧まで昇圧した。各規定電圧に達してから2分30秒間
通電した。浴温度は28±1℃とした。電着膜の焼き付
けは160℃で10分間行った。
(15cm×7cm×0.8mm厚)に上記の防錆塗料
組成物を乾燥膜厚1.0μmになるよう浸漬法により塗
布した。塗装後150℃で20秒間加熱し、塗膜の乾燥
及び硬化を行った。塗装面を3等分し、第一の面は研削
して上記防錆塗料組成物の被覆を全面除いた。第二の面
は、#400のサンドペーパーでペーパー目をつけた。
第三の面は上記防錆塗料組成物で被覆されたままとし
た。上記の後、カチオン電着塗装を行った。電着塗料は
OTO U2602グレー(日本ペイント社製)を使用
した。電着塗装の印加電圧は200V及び300Vの2
水準とし、通電開始から30秒かけてそれぞれの規定電
圧まで昇圧した。各規定電圧に達してから2分30秒間
通電した。浴温度は28±1℃とした。電着膜の焼き付
けは160℃で10分間行った。
【0031】電着膜の評価 上記のようにして塗装された電着膜の外観を、ペーパー
目を付けなかったリン酸亜鉛処理冷延ダル鋼板上の電着
膜の外観と比較し、ペーパー目が目立つかどうかで評価
した。ペーパー目が目立たなければ○、目立つときは×
として、表2に結果を示した。
目を付けなかったリン酸亜鉛処理冷延ダル鋼板上の電着
膜の外観と比較し、ペーパー目が目立つかどうかで評価
した。ペーパー目が目立たなければ○、目立つときは×
として、表2に結果を示した。
【0032】実施例13〜15 ムライトの代わりに上記のコロイド化した気相法ZrO
2 (日本アエロジル社製)を使用したこと以外は、実施
例10〜12と同様にして防錆塗料組成物及び試験板を
調製し、カチオン電着膜の評価を行った。評価結果を表
2に示した。 実施例15〜17 ムライトの代わりに上記のコロイド化したCeO2 を使
用したこと以外は、実施例10〜12と同様にして防錆
塗料組成物及び試験板を調製し、カチオン電着膜の評価
を行った。評価結果を表2に示した。 比較例2 従来のリン酸亜鉛処理を行った冷延鋼板に上記の試験を
行い、カチオン電着膜の評価を行った。評価結果を表2
に示した。
2 (日本アエロジル社製)を使用したこと以外は、実施
例10〜12と同様にして防錆塗料組成物及び試験板を
調製し、カチオン電着膜の評価を行った。評価結果を表
2に示した。 実施例15〜17 ムライトの代わりに上記のコロイド化したCeO2 を使
用したこと以外は、実施例10〜12と同様にして防錆
塗料組成物及び試験板を調製し、カチオン電着膜の評価
を行った。評価結果を表2に示した。 比較例2 従来のリン酸亜鉛処理を行った冷延鋼板に上記の試験を
行い、カチオン電着膜の評価を行った。評価結果を表2
に示した。
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】本発明の防錆塗料組成物は、陰イオン交
換能を有する金属酸化物及び複合金属酸化物とリン酸陰
イオンを含有させているので、防錆性を大きく向上させ
ることができる。また、本発明の防錆塗料組成物で被覆
された金属材料は、加工性、溶接性に優れ、電着塗装等
の下地としても適したものとなる。
換能を有する金属酸化物及び複合金属酸化物とリン酸陰
イオンを含有させているので、防錆性を大きく向上させ
ることができる。また、本発明の防錆塗料組成物で被覆
された金属材料は、加工性、溶接性に優れ、電着塗装等
の下地としても適したものとなる。
Claims (4)
- 【請求項1】 陰イオン交換能又は両性イオン交換能を
有する金属酸化物又は複合金属酸化物、及び、水溶性リ
ン酸又はその塩を、水性樹脂に分散してなることを特徴
とする防錆塗料組成物。 - 【請求項2】 金属酸化物又は複合金属酸化物が、水溶
性リン酸又はその塩に対する含有モル比で9:1〜1:
9、含有固形分比で1〜30重量%である請求項1記載
の防錆塗料組成物。 - 【請求項3】 金属酸化物又は複合金属酸化物が、ムラ
イト又はジルコニアである請求項1又は2記載の防錆塗
料組成物。 - 【請求項4】 水性樹脂が、アニオン性樹脂である請求
項1、2又は3記載の防錆塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6095568A JPH07278466A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 防錆塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6095568A JPH07278466A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 防錆塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07278466A true JPH07278466A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=14141204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6095568A Pending JPH07278466A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 防錆塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07278466A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0837110A1 (en) * | 1996-10-15 | 1998-04-22 | Rohm And Haas Company | Coating compositions containing ion exchange resins |
WO2014175344A1 (ja) * | 2013-04-26 | 2014-10-30 | Jnc株式会社 | 水性塗料、放熱部材、金属部品、電子機器 |
JP2016199713A (ja) * | 2015-04-13 | 2016-12-01 | 新日鐵住金株式会社 | 水系組成物の製造方法 |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP6095568A patent/JPH07278466A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0837110A1 (en) * | 1996-10-15 | 1998-04-22 | Rohm And Haas Company | Coating compositions containing ion exchange resins |
WO2014175344A1 (ja) * | 2013-04-26 | 2014-10-30 | Jnc株式会社 | 水性塗料、放熱部材、金属部品、電子機器 |
CN105143370A (zh) * | 2013-04-26 | 2015-12-09 | 捷恩智株式会社 | 水性涂料、散热构件、金属组件、电子装置 |
JPWO2014175344A1 (ja) * | 2013-04-26 | 2017-02-23 | Jnc株式会社 | 水性塗料、放熱部材、金属部品、電子機器 |
JP2016199713A (ja) * | 2015-04-13 | 2016-12-01 | 新日鐵住金株式会社 | 水系組成物の製造方法 |
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