JPH07278118A - クロルピリミジンの製法 - Google Patents

クロルピリミジンの製法

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JPH07278118A
JPH07278118A JP7051513A JP5151395A JPH07278118A JP H07278118 A JPH07278118 A JP H07278118A JP 7051513 A JP7051513 A JP 7051513A JP 5151395 A JP5151395 A JP 5151395A JP H07278118 A JPH07278118 A JP H07278118A
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amine
hydrochloride
solvent
atoms
distillation
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JP7051513A
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Artur Hunds
フンツ アルトゥール
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Huels AG
Original Assignee
Huels AG
Chemische Werke Huels AG
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D239/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
    • C07D239/02Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
    • C07D239/24Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D239/28Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D239/30Halogen atoms or nitro radicals

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロルピリミジンの製法 【構成】 ヒドロキシピリミジン又はその互変異性ケト
型とオキシ三塩化リンとを、アミン又はアミン−塩酸塩
の添加下に反応させ、下記の一般式のクロルピリミジン
を製造し、その際、生じるポリマーのリン化合物を五塩
化リンを用いて、蒸留されるオキシ三塩化リンに戻す。
かつクロルピリミジンをその中に溶かす溶剤を添加し、
次いでアミン−塩酸塩を分離することにより、反応混合
物の後処理を改善する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の目的は、一般式:
【0002】
【化2】
【0003】[式中、置換基R1、R2、R3及びR4は、
H、非置換の又は置換されたのアルキル、シクロアルキ
ル、アリール、ヘテロアリール、OR5、SR5、N
2、NHR5、N(R52、NO、NO2、COOH、
COOR5、CN又はハロゲンであり、その際、R5は、
非置換の又は置換されたアルキル、シクロアルキル、ア
リール又はヘテロアリールであってよいが、置換基R1
〜R4の少なくとも1つは、Clであるべきである]の
クロルピリミジンの改良製法である。
【0004】
【従来の技術】これらのクロルピリミジンは、しばしば
アミン又はアミン−塩酸塩の添加下で、ヒドロキシピリ
ミジン又はその互変異性ケト型とオキシ三塩化リンとか
ら製造される。その際、反応の間に生じるポリマーのリ
ン化合物は、水による後処理により除去されるか又は五
塩化リンによりオキシ三塩化リンに再び戻され、次いで
これは蒸留される。
【0005】クロルピリミジンは、新規の高活性の農薬
及び医薬品のための中間体として非常に重要である。
【0006】これらのクロルピリミジンの製造の際に、
D.J.Brown、The Pyrimidines、162〜167(1962)の記載に従
い、多くの場合、収率の改善のためにアミン、有利に、
N,N−ジメチル−又はN,N−ジエチルアニリン又は
アミン−塩酸塩が添加される。通常、この方法では、過
剰のPOCl3の留去の後に、得られる反応混合物に氷
水を添加し、かつクロルピリミジンを水相から抽出又は
濾別する。しかし、この方法は、工業的規模での多量の
製造のためには使用できない。水による後処理の際に、
制御不可能な熱発生の危険がある。綿状で粘性の反応副
産物は、生成物の水相からの抽出及び濾過を困難にし、
かついくつかのクロルピリミジンは、水中で容易に分解
する。特に、非常に多くのリン酸、アミン−塩酸塩及び
他の有毒反応副産物を含有する多量の排水が生じるとい
う事実は勿論、不利である。
【0007】POCl3の留去の後に、反応混合物を更
に蒸留により後処理しようとする場合には、大きいバッ
チの際にはクロルピリミジンの著しい分解及び同様に、
アミン−塩酸塩の分解又は昇華が認められる。更に、ポ
リマーのリン化合物及び他の分解生成物を含有する、多
量の処理困難な高粘度の残留物が残る。従って、この後
処理方法も、多量のクロルピリミジンの工業的製造のた
めには使用できない。
【0008】クロルピリミジンの製法の本質的な改善
が、ドイツ特許(DE−A)第2248747号明細書
に記載されている。そこでは、POCl3又はPOBr3
を用いる多量の反応の際に副産物として生じるポリマー
のリン化合物が、その場でも得られる五ハロゲン化リン
を用いて、POCl3もしくはPOBr3に戻される。次
いで、オキシハロゲン化リンの留去の後に、反応生成物
が場合により使用触媒と共に残留する。この方法をクロ
ルピリミジンの製造のために使用する場合には、過剰の
POCl3の留去の後に、クロルピリミジンとアミン−
塩酸塩との混合物が得られる。前記のドイツ特許公開明
細書中には、このような混合物に水及び酸を60〜80
℃で添加し、その生成物を分離し、かつ水相からアミン
を水酸化ナトリウム溶液の添加により分離させ、トルエ
ンを用いて抽出し、次いで抽出物を分留すると、アミン
約68%が回収される。
【0009】だが、この方法も、なお甚大な欠点を有す
る:この場合にも、抽出のために溶剤を添加しても、ほ
とんど濾別され得ない綿状で粘性の副産物が、水相と生
成物相との分離を殊に困難にする。従って、この場合に
は、不安定なクロルピリミジンの場合に、加水分解によ
る分解の危険が存在する。水酸化ナトリウム溶液の添加
及び引き続く水相からの抽出による、アミンの費用のか
かる回収は、同様に水相の劣悪な分離により困難であ
り、従って有毒な塩素有機化合物及び分解困難で、有毒
なアミンの残部をなお含有する水相が残留する。
【0010】オキシ三塩化リンの留去の後にすぐに引き
続き生成物を蒸留する、この特許明細書中に同様に記載
されている後処理法は、アミン又はアミン−塩酸塩が反
応混合物中に存在する場合には成功しない。この場合に
は、真空蒸留の場合にも著しいスケール化(Verkrustun
g)及び分解が認められる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、クロルピリミジン/アミン−塩酸塩−混合物の分離
のために、困難な相分離を回避し、かつ有毒かつ分解困
難な排水が生じない好適な方法を、多量のクロルピリミ
ジンの工業的製造を可能にするために開発することであ
った。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
り、反応の後にクロルピリミジン/アミン−塩酸塩−混
合物に、クロルピリミジンを溶かす溶剤を添加し、次い
で、アミン−塩酸塩を分離することにより解決される。
【0013】この溶剤は、POCl3の留去の前、間又
は後に添加することができる。有利には、溶剤をPOC
3の蒸留の後に添加する。
【0014】比較的易揮発性及び低融点のクロルピリミ
ジン、例えば、4,6−ジクロルピリミジンの場合に
は、まず過剰のPOCl3を充分に留去し、次いで溶剤
を室温で又は高めた温度で、得られたアミン−塩酸塩/
クロルピリミジン−混合物に添加するのが有利である。
難又は不揮発性のクロルピリミジンの場合には、この方
法では、過剰のPOCl3の留去の間に、バッチが完全
に結晶化し、かつ撹拌不可能になることが起こり得る。
従って、溶剤を、既に過剰のPOCl3の留去の前又は
間に、室温又は高めた温度で添加するのが有利である。
次いで、室温又は高めた温度でアミン−塩酸塩から濾別
する。こうして得られた溶液から、クロルピリミジンを
常法で、例えば蒸留、昇華、結晶化又はクロマトグラフ
ィーにより単離することができる。
【0015】不安定な又は易昇華性のクロルピリミジ
ン、例えば、4,6−ジクロルピリミジンの場合には、
更なる精製のために、次の方法が好適である:抽出のた
めに、クロルピリミジンと同様の沸点を有する溶剤又は
溶剤混合物を使用し、かつアミン−塩酸塩の濾別の後に
得られた抽出物を蒸留する。クロルピリミジンと一緒に
蒸留される溶剤は、容器内でのクロルピリミジンの結晶
化を阻止し、かつ蒸留物として、残りの酸化リン及びP
OCl3の充分に除かれた溶液が得られる。他の蒸留変
法、例えば、薄膜型蒸発器及び流下薄膜型蒸発器による
生成物保護性蒸留も可能である。
【0016】蒸留缶中でのスケール化を阻止するため
に、蒸留助剤として、高沸点の液体又は低融点の固体、
例えば、市販のポリエチレングリコール、ポリエチレン
グリコールエーテル、又高沸点のカルボン酸エステル、
例えば、フタル酸ジエチルエステル、炭酸エステル、例
えば、カルボン酸ジフェニル又は無機酸のエステル、例
えば、リン酸トリフェニルを添加するのが有利である。
【0017】更に、濾別されたアミン−塩酸塩を、場合
による粘着性溶剤残分の除去のための短時間乾燥の後
に、直接、他のバッチに使用し得ることが判明した。遊
離のアミンへ戻す必要はない。
【0018】溶剤としては、クロルピリミジンを良好に
溶かし、かつアミン−塩酸塩を良好に溶かさず、かつ出
来るかぎり生成物混合物と反応しない液体が好適であ
る。それらは、クロルピリミジン及び場合により存在す
る残りの酸化リン及びオキシ三塩化リンから容易に蒸留
により分離されて、回収できる。その例は:合計2〜1
0個のC−原子を有するエステル、例えば、酢酸メチル
及び−エチル、安息香酸メチル−及び−エチルエステ
ル、6〜14個のC−原子を有するパラフィン炭化水
素、例えば、n−ヘキサン、シクロヘキサン又はデカリ
ン、6〜14個のC−原子を有する芳香族炭化水素、例
えば、キシレン、メシチレン又はテトラリン、1〜6個
のC−原子を有するハロゲン炭化水素、例えば、1−ク
ロルブタン又はトリクロルエテン又は4〜12個のC−
原子を有するエーテル、例えば、t−ブチルメチルエー
テル、ジ−n−ブチルエーテル又はこれらの混合物であ
る。しかし、ここで挙げた物質以外の他の物質の適応性
を、厳密に斥けるべきではない。
【0019】収率の上昇のための添加物としては、原則
的に、POCl3中に充分に可溶であり、かつ反応条件
下で不活性である、それぞれのアミン又はアミン−塩酸
塩並びに4級アンモニウム−塩N(R64 +Cl~又はこ
れらの混合物が役立てられる。脂肪族アミンの塩酸塩、
例えば、エチルアミン−塩酸塩及びジブチルアミン−塩
酸塩が、特に好適である。3級脂肪族アミンN(R63
及びその塩酸塩が、殊に有利である。その際、R6は、
1〜8個のC−原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキル
又は5〜8個のC−原子を有するシクロアルキルであっ
てよい。この例は、トリエチルアミン及びトリメチルア
ミンである。
【0020】本発明方法では、アミン又はアミン−塩酸
塩を、ヒドロキシピリミジン1モル当り0.1〜2.0
モルの量で使用するのが有利である。
【0021】これらのアミンの塩酸塩は、D.J.Brownの
記載に従い、大抵の場合に使用されるN,N−ジメチル
−及びN,N−ジエチルアニリンの塩酸塩に比べてより
良好に結晶化し、かつより熱安定である。従って、これ
らは、より良好に濾過でき、かつより高い純度でより良
好な収率で回収することができる。
【0022】従って、本方法の長所は、問題の水相及び
生成物相の分離がなくなり、かつ有毒な排水が生じない
ことにある。POCl3以外に、抽出のために使用され
る溶剤も、高い収率で回収し得る。アミンは、簡単な濾
過及び場合による短時間の乾燥により、高い収率で塩酸
塩として回収でき、かつこの形で他のバッチに使用する
ことができる。アミンを、アルカリ添加、次いで抽出物
の分留により、むだの多い、排水から中程度の収率で回
収する公知方法と比較して、このことは同様に、かなり
の改善である。全ての後処理は、水不含で実施されるの
で、しばしば収率も改善される。
【0023】
【実施例】次の実施例は、本方法を詳述する。
【0024】例1 2,4−ジクロルピリミジン ウラシル112.1g(1モル)、トリエチルアミン−
塩酸塩27.5g(0.20モル)及びPOCl346
0g(3モル)の混合物を、徐々に内部温度110〜1
20℃まで加熱し、かつこの温度を2時間保持する。そ
の後、約30〜40℃に冷却された反応混合物を、50
℃で60分かけて、POCl3200ml中のPCl5
16.5g(2モル)の懸濁液に滴加し、次いで、更に
50〜60℃で30分間、後反応させた。引き続き、P
OCl3を、200hPaで、20−cm−充填塔を用
いて留去する。こうして得られた2,4−ジクロルピリ
ミジン及びトリエチルアミン−塩酸塩の混合物に、65
℃で、酢酸エチル350gを添加し、更に還流まで数分
間加熱し、次いで、室温で濾過する。このトリエチルア
ミン−塩酸塩を、それぞれ酢酸エチル100ml(90
g)を用いて更に3回洗浄し、次いで、60℃及び20
0hPaで、短時間乾燥する、収量:24.3g。集め
た抽出物から、酢酸エチルを20−cm−充填塔を用い
て留去する、収量:578g(93.2%)。残留して
いる2,4−ジクロルピリミジンを、40hPaで空気
冷却された蒸留橋(Destillationsbruecke)を介して蒸
留する、収量:136.6g(91.7%)。
【0025】例2 4,6−ジクロルピリミジン 4,6−ジヒドロキシピリミジン112.1g(1モ
ル)及びPOCl3460g(3モル)に、N,N−ジ
メチルシクロヘキシルアミン127.2g(1モル)を
50〜60℃で60分間かけて滴加し、次いで、95〜
100℃で、3時間加熱する。その後、PCl541
6.5g(2モル)を、50〜60℃で90分間かけて
添加し、かつ更に60分間後反応させる。引き続き、P
OCl3を、200hPaで、20−cm−充填塔を用
いて留去する。こうして得られた4,6−ジクロルピリ
ミジン及びN,N−ジメチルシクロヘキシルアミン−塩
酸塩の混合物に、65℃で、1−クロルブタン355g
を添加し、更に、還流まで60分間加熱する。次いで、
室温で濾過する。この塩酸塩を、それぞれ1−クロルブ
タン100ml(=88.4g)を用いて更に3回洗浄
する、収量(湿潤):210.8g。100℃及び常圧
での乾燥の後に、塩酸塩163.7g(100%)及び
更に1−クロルブタン32gが得られた。抽出物から、
1−クロルブタンを常圧で、20−cm−充填塔を用い
て留去する、収量:580.8g(93.7%)。粗製
4,6−ジクロルピリミジンに、カルボン酸ジフェニル
40gを蒸留助剤として添加する。次いで、約150h
Paで、70℃に加熱された蒸留橋を用いて蒸留する。
僅かな前流出物の後に、純粋な4,6−ジクロルピリミ
ジン129.3g(86.8%)が得られる、沸点範囲
120〜125℃。
【0026】例3 4,6−ジクロルピリミジン N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン−塩酸塩18
0.1g(1.1モル;例2から得られたもの163.
7g、未使用品16.4gから成る)及び同様に例2か
ら回収されたPOCl3460g(3モル)に、4,6
−ジヒドロキシピリミジン112.1g(1モル)を、
80℃で配量導入し、かつ95〜100℃まで3時間加
熱する。次いで、更に例2と同様に処理する。例2から
回収された1−クロルブタンの使用下で、塩酸塩17
8.7g(99.2%)及び4,6−ジクロルピリミジ
ン128.1g(86.0%)が得られる。
【0027】例4 4,6−ジクロルピリミジン トリエチルアミン−塩酸塩137.65g(1モル)及
びPOCl3460g(3モル)に、4,6−ジヒドロ
キシピリミジン112.1g(1モル)を80℃で配量
導入し、かつ95〜100℃まで3時間加熱する。次い
で、更に例2と同様に処理する。だが、得られた4,6
−ジクロルピリミジン及びトリエチルアミン−塩酸塩の
混合物に、70〜80℃で、同重量部の1,3,5−ト
リメチルベンゼン及びp−(t−ブチル)−トルエンの
混合物400gを添加し、かつ更に80℃で15分間撹
拌する。その後、室温で濾過し、それぞれ前記の混合物
150gを用いて更に3回、後洗浄し、かつトリエチル
アミン−塩酸塩を、100℃及び13hPaで乾燥させ
る、収量:135.6g(98.5%)。集めた濾液及
び洗浄液を75〜95℃及び30〜365hPaで蒸留
させる、蒸留物:4,6−ジクロルピリミジン12.6
%を含有する溶液980g(約83%の収率に相当)。
【0028】例5 2,4−ジクロル−5−メチルピリ
ミジン チミン126.1g(1.0モル)、トリエチルアミン
−塩酸塩27.5g(0.20モル)及びPOCl3
60g(3モル)の混合物を、徐々に、内部温度108
〜110℃まで加熱し、かつこの温度で3時間保持す
る。その後、60分かけて50℃でPCl5416.5
g(2モル)を、螺旋管(Schnecke)を用いて徐々に配量
導入する。次いで、更に50〜60℃で更に30分間、
後反応させる。更なる後処理を、例1と同様に実施する
が、酢酸エチル350gの代わりに、n−ヘキサン20
0gを使用する。回収されたトリエチルアミン−塩酸
塩:27.2g(98.9%)、2,4−ジクロル−5
−メチルピリミジン収量:149.2g(91.5
%)、沸点範囲:27hPaで138〜145℃。
【0029】例6 2−フェニル−4,6−ジクロルピ
リミジン POCl392.0g(0.6モル)及びトリエチルア
ミン−塩酸塩27.5g(0.2モル)に、2−フェニ
ル−4,6−ジヒドロキシピリミジン37.6g(0.
2モル)を80℃で少量ずつ添加し、次いで、内部温度
110℃まで2時間加熱する。PCl583.3g
(0.4モル)との次の反応及びPOCl3の留去を、
例2と同様に実施する。残留物に、60℃で酢酸エチル
90gを添加し、かつ30分間撹拌する。例1と同様
に、トリエチルアミン−塩酸塩27.3g(99.2
%)が回収される。酢酸エチルの留去の後に得られた残
留物を、メタノールから再結晶させる、収量:35.8
g(79.6%)、融点:95〜96℃。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒドロキシピリミジン又はその互変異性
    ケト型及びオキシ三塩化リンとから、アミン又はアミン
    −塩酸塩の添加下に、一般式: 【化1】 [式中、R1、R2、R3及びR4は、H、非置換の又は置
    換されたアルキル−、シクロアルキル−、アリール−、
    ヘテロアリール−基、OR5、SR5、NH2、NHR5
    N(R52、NO、NO2、COOH、COOR5、CN
    又はハロゲンであり、R5は、非置換の又は置換された
    アルキル、シクロアルキル、アリール又はヘテロアリー
    ルであり、かつ基R1〜R4の少なくとも1つは、Clで
    ある]のクロルピリミジンを製造する方法において、オ
    キシ三塩化リンを、反応の後に、五塩化リンを用いて回
    収し、次いで蒸留する場合に、 反応の後にクロルピリミジンを溶剤中に入れ、次いでア
    ミン−塩酸塩を分離することを特徴とする、クロルピリ
    ミジンの製法。
  2. 【請求項2】 オキシ三塩化リンの蒸留の後に溶剤を添
    加する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 溶剤として、合計2〜10個のC原子を
    有するエステル、4〜12個のC−原子を有するエーテ
    ル、6〜14個のC−原子を有する芳香族又は脂肪族の
    炭化水素又は1〜6個のC−原子を有するハロゲン炭化
    水素を使用する、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 脂肪族のアミン−塩酸塩を使用する、請
    求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 脂肪族の3級アミンN(R63又はその
    相応するアミン−塩酸塩を使用し、その際、R6は、1
    〜8個のC−原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキル又
    は5〜8個のC−原子を有するシクロアルキルである、
    請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ヒドロキシピリミジン1モル当り、アミ
    ン又はアミン−塩酸塩を0.1〜2.0モルの量で使用
    する、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 分離されたアミン−塩酸塩を、反応のた
    めに再使用する、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 アミン−塩酸塩の分離の後に得られた溶
    液を、蒸留によりクロルピリミジンと溶剤とに分離し、
    かつその際、高沸点液体又は低融点固体を、蒸留助剤と
    して添加する、請求項1に記載の方法。
JP7051513A 1994-03-12 1995-03-10 クロルピリミジンの製法 Pending JPH07278118A (ja)

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