JPH07277597A - 端糸処理方法及びその装置 - Google Patents

端糸処理方法及びその装置

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JPH07277597A
JPH07277597A JP6848194A JP6848194A JPH07277597A JP H07277597 A JPH07277597 A JP H07277597A JP 6848194 A JP6848194 A JP 6848194A JP 6848194 A JP6848194 A JP 6848194A JP H07277597 A JPH07277597 A JP H07277597A
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JP
Japan
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bunch
yarn
package
winding
paper tube
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Application number
JP6848194A
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English (en)
Inventor
Taisuke Hatakeyama
泰典 畠山
Hirao Otojima
比良雄 音島
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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  • Winding Filamentary Materials (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 糸強度或いは巻付けテンションが大きいパッ
ケージのバンチ巻きに対しても確実に処理を行う。 【構成】 テールバンチBの棒巻部B1 を切断し、その
棒巻部B1 を除去した後、巻き始め点P3 からのバンチ
糸YB を捕捉して再口出しを行い、そのバンチ糸YB
紙管5に巻き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テークアップワインダ
ー等により生産されるパッケージの端糸処理方法及びそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製造されたパッケージを次工程に移送す
る、或いは製品として出荷するに際しては、巻き始め側
の端糸に施されたテールバンチをローラ及びカッター等
により解舒した後、必要な所定長さの端糸を紙管に巻き
止めることが行われている(実開平3−89063号公
報等、参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらタイヤコ
ード(産業資材用糸)等のように糸強度が大きく、特に
巻き付けテンションが強い場合、ローラの圧接を行って
もテールバンチの棒巻部や棒巻部から本巻までの送り部
(捨て巻き部分)が動かず、処理できないことがあっ
た。
【0004】そこで本発明は、糸強度或いはテンション
が大きいバンチ巻きのパッケージでも確実にバンチ解舒
等の処理ができる端糸処理方法及びその装置を提供すべ
く創案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、バンチの棒巻
部を切断し、該棒巻部を除去した後、巻き始め点からの
バンチ糸を捕捉して再口出しを行い、そのバンチ糸を芯
管に巻き付けるものである。上記棒巻部の除去は、パッ
ケージの回転及び径方向の吸引により行うことが好まし
い。また上記再口出しは、バンチ糸エンドの検出により
行うことができる。そして上記バンチ糸の巻き付けは、
別個の処理ステーションにて行ってもよい。
【0006】また本発明は、上記方法を実施するための
装置であって、バンチの棒巻部を切断するための切断機
構と、切断機構により切断された棒巻部を除去するため
の除去機構と、除去機構により除去された以外のバンチ
糸を捕捉する再口出し機構と、再口出し機構により捕捉
された糸を所定の長さだけ芯管に巻き付けるための巻付
け機構とを備えたものである。上記除去機構は、パッケ
ージを適宜回転させるための回転手段と、パッケージの
径方向外方に設けられ棒巻部の糸を吸引するサクション
手段とを有したものであることが好ましい。上記再口出
し機構は、バンチ糸エンドを検出するセンサーを有した
ものであってよい。
【0007】
【作用】上記方法によって、パッケージは先ずバンチの
棒巻部が除去され、紙管に残ったバンチ糸が捕捉され
て、そのうちの適宜長さのバンチ糸が芯管に巻き付けら
れる。
【0008】また上記構成によって、切断機構は、パッ
ケージのバンチの棒巻部を切断する。次に除去機構がそ
の棒巻部を芯管から取り除く。その後再口出し機構が除
去された以外のバンチ糸を捕捉し、巻き付け機構はその
バンチ糸を所定の長さだけ芯管に巻き付ける。パッケー
ジ回転手段及びサクション手段は、パッケージを回転さ
せつつ径方向に吸引することにより除去する。センサー
は、再口出しの際にバンチ糸エンドを検出して再口出し
完了を確認し、その後に巻き付けを開始させる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0010】図1は、本発明に係わる端糸処理装置の第
一の実施例を示したものである。この端糸処理装置は、
パッケージPのテールバンチBの棒巻部B1 を切断する
ための切断機構1と、切断機構1により切断された棒巻
部B1 を除去するための除去機構たる回転手段2及びサ
クション手段3と、除去された以外のバンチ糸YB を捕
捉する再口出し機構4と、再口出し機構4により捕捉さ
れたバンチ糸YB を所定の長さだけ紙管(芯管)5に巻
き付けるための巻付け機構6とにより主として構成され
ている。本実施例にあっては、回転手段2及びサクショ
ン手段3が再口出し機構4及び巻付け機構6をも構成し
ている。
【0011】先に端糸処理装置の全体を図3及び図4に
よって説明する。端糸処理装置は、ローラコンベヤ等で
成るパッケージ搬送ライン7を備えたテールバンチ処理
ステーションS1 に設置されるものであって、その搬送
方向Aの上流側にはパッケージPの表層の糸を結ぶ糸結
装置(図示せず)が設置された表層処理ステーションS
0 が設けられている。パッケージPは、ペグトレイ8に
支持されて搬送される。このペグトレイ8は、パッケー
ジ搬送ライン7の搬送面上に載置される基板9と、基板
9の一方の端部に設けられた立上部10と、立上部10
の上端内側に突設されたペグ11とで成り、ペグ11に
パッケージPの紙管5の一端側を挿着させることで、テ
ールバンチBが施された他端側が上向きに傾くような状
態で保持するようになっている。そして端糸処理装置
は、停止されたパッケージPの軸の傾斜に合うように構
成されている。停止位置のパッケージPの他端側には、
これに正対する上下方向のベース板12を移動自在に支
持するための他側フレーム13が設けられ、一端側には
サクション手段3であるエアパイプ14を支持する一側
フレーム15が設けられている。これらフレーム13,
15は独立に設けてもよいし、パッケージ搬送ライン7
の上方を跨ぐようにして一体的に設けてもよい。ベース
板12は縦長に形成され、その上部12aの幅方向両端
がレール16及びガイド17を介して他側フレーム13
の支持板18,19にそれぞれ支持されている。またベ
ース板上部12aにはライン横断方向に伸びたボールネ
ジ20が設けられ、他側フレーム13のブラケット21
に設けられたモーター22の回転により、パッケージP
から軸方向に適宜離れる原点位置と最も接近する終点位
置(図4の状態)との間を自在に移動できるようになっ
ている。この移動手段としては、ボールネジのほか、ラ
ックピニオン機構やシリンダー等で構成してもよい。
【0012】そして回転手段2は、下部ベース板12b
の下端に設けられており、紙管5と同軸の高さに位置さ
れたボビンチャック23と、ボビンチャック23を作動
させるためのチャックシリンダー24と、チャックシリ
ンダー24の下方に並設された回転用モーター25とで
構成されている。チャックシリンダー24及び回転用モ
ーター25は、それぞれブラケット板26,27を介し
てベース板12の裏側(パッケージPに面した側と反対
側)に固定されている。ボビンチャック23は、ベース
板12に形成された穴に嵌着された筒体28と、紙管5
に先端部が挿嵌されるチャック体29とで成り、これら
が同軸に連結されている。チャック体29の先端部は軸
方向に分割されて相対移動できるようになっており、そ
の軸端面に接続したシャフト30にはチャックシリンダ
ー24とスプリング88が取り付けられている。すなわ
ちチャックシリンダー24の縮退によりスプリング力が
発生し、その分割面の位置に周設されたOリング31を
径方向外方に膨出変形させることで、紙管5を把持する
ようになっている。シャフト30の筒体28近傍位置に
はスプロケット32が取り付けられ、回転用モーター2
5の出力軸に取り付けられたスプロケット33とチェー
ン34を介して連結されている。すなわち回転用モータ
ー25の回転駆動により、シャフト30及びチャック体
29が回転し、パッケージPが回転するようになってい
る。なお筒体28の内部にはシャフト30を軸支するた
めの軸受35が設けられている。またシャフト側スプロ
ケット32の下方近傍には、ベース板12にブラケット
36を介して取り付けられた位置センサー37が設けら
れ、スプロケット32に取り付けられた小板89を感知
してパッケージPの回転原点を検出するようになってい
る。
【0013】次にサクション手段3は、前記エアパイプ
14と、エアパイプ14の先端に設けられたサクション
マウス38とで成る。エアパイプ14は、少なくとも一
部がスライド自在或いは伸縮自在に形成された横断部分
14aと、ベース板12の裏側に沿うように垂下された
縦部分14bと、適宜屈曲した屈曲部分14cとを有し
ている。屈曲部分14cは、ベース板12の一側を回り
込むようにして前面側へ延出している。横断部分14a
の基端は吸引エア源(図示せず)に連結されている。
【0014】図1に示したように、屈曲部分14cの先
端側はL字状に形成され、その直部には軸受39を内蔵
した筒部材40が周設されており、この筒部材40がブ
ラケット41を介してベース板12の側端フランジに取
り付けられている。この直部及び筒部材40は、パッケ
ージPの軸に対して僅かに傾斜するような方向に保持さ
れている。そしてベース板12の表側には、図3に示し
たようにサクション回転用シリンダー42が設けられ、
そのピストンロッド43の先端がレバー44を介して屈
曲部分14cの直部に取り付けられている。すなわちサ
クション回転用シリンダー42の伸縮により、エアパイ
プ14の先端である屈曲部分14c及びサクションマウ
ス38が筒部材40の軸回りに回転し、紙管5に近接す
る位置(W1 )と離間する位置(W2 )との間を揺動す
るようになっている。そしてこの揺動軌道は、パッケー
ジPの糸層端面に膨出して形成されているバルジ形状P
1 に当接しないようにしてある。
【0015】サクションマウス38は、図1に示したよ
うに、先端が紙管5の端部表面に適宜近接できるような
形状の吸込口45として形成され、これに連通する吸引
エア通路49を内蔵した胴部に糸チャックシリンダー4
6と糸感知センサー47と撚りかけ用エア取入口48と
が備えられている。糸チャックシリンダー46は、その
ピストンロッドが吸引エア通路49を挟んで対向するブ
ロック(図示せず)の一方に取り付けられ、その進出に
よりブロック同士が当接し、吸引エア通路49内に吸引
されたバンチ糸YB を把持するようになっている。この
糸把持は、パッケージPの回転及びサクションマウス3
8の揺動(首振り)とともに適宜なタイミングで行われ
るようになっている。糸感知センサー47は、先端の感
知部が吸引エア通路49に臨んで配置され、バンチ糸Y
B が吸引エア通路49内に存在するか否かを検知するよ
うになっている。撚りかけ用エア取入口48は、吸引エ
ア通路49の途中に形成された撚りかけ用ノズル部50
に周方向の圧気を供給するためのものであって、吸引エ
ア通路49内に旋回流を形成させることにより、吸引さ
れた複数条のバンチ糸YB を束ねて撚を掛けるようにな
っている。また図4に示したように、サクションマウス
38と略反対側の位置となる紙管5の下方には、糸押え
ローラー51が設けられている。
【0016】この糸押えローラー51は、図5及び図6
に示すように、ローラー移動用シリンダー52とレバー
53とホルダー54とによって、紙管5に対して接離自
在に保持されている。糸押えローラー51は、一対の円
錐台状のローラ体で成り、その周面が紙管5の表面に面
接触するようになっている。ローラー移動用シリンダー
52は、ベース板12の表側に沿って上下方向に設けら
れ、基端がブラケット55を介してベース板12に軸支
されている。ローラー移動用シリンダー52のピストン
ロッド56の先端は、他端が回動シャフト57に固定さ
れた小レバー53aの一端に連結されている。回動シャ
フト57は、搬送方向Aに水平に伸びたものであって、
ベース板12にブラケット58を介して回動自在に支持
され、小レバー53a及びこれに平行な大レバー53b
の一端が取り付けられている。大レバー53bの他端は
下方に延出されて、一対のローラー体を支持するホルダ
ー54に接続されている。従ってローラー移動用シリン
ダー52が伸長すると、レバー53が図5中反時計回り
に回転し、大レバー53bの他端が紙管5に向かって揺
動することで、糸押えローラー51がテールバンチBが
施されている紙管5の表面に当接し、テールバンチBを
拘束することになる。この糸押えローラー51の移動軌
跡もまた、前記したバルジ形状P1 に干渉しないように
設定されている。
【0017】次に切断機構1は、図2に示すように、第
一のヒートカッター59と、ヒートカッター用シリンダ
ー60とで構成されている。ヒートカッター用シリンダ
ー60は、ベース板12にブラケット61を介してボビ
ンチャック23の上方近傍に取り付けられ、第一のヒー
トカッター59を平面視でパッケージPの略軸方向に、
且つ側面視で斜め下方に進出させるようになっている。
ヒートカッター用シリンダー60のピストンロッドに取
り付けられた進退板62には、一端がピン63を介して
枢支されたホルダー64が設けられており、このホルダ
ー64が第一のヒートカッター59を保持している。ま
たピン63と反対側にはホルダー64の他端に適宜当接
するボルト65が設けられている。すなわち図2中実線
にて示す待機位置では、第一のヒートカッター59はヒ
ートカッター用シリンダー60の伸縮方向と平行に保持
され、伸長して第一のヒートカッター59の先端がバン
チBに接すると、ホルダー64がボルト65の端部に当
接するまで僅かに傾いて、図中二点鎖線にて示したよう
に、先端がそのまま紙管5の表面に沿って棒巻部B1
横断するようになっている。なお棒巻部B1 は、図1に
示したように紙管5の端面に近いスリット(図7の符号
s参照)の位置に多重に巻かれて形成されているもので
あるが、スリットは途中一箇所とぎれており、この箇所
に対して第一のヒートカッター59は動作する。言い換
えると、パッケージPはスリットのない箇所が上端にく
るように、停止時までに制御されるようになっている。
【0018】再口出し機構4は、前記した回転手段2及
びサクション手段3と、図7及び図8に示す糸センサー
66とで構成されている。糸センサー66は、中央に溝
を有したガイド67の、その溝の位置に取り付けられ、
サクション手段3と紙管5との間のやや下方に位置する
ように保持されている。そしてベース板12に取り付け
られたガイド用シリンダー68によって、紙管5から軸
方向に隔てられた待機位置(図中実線にて示す)と、紙
管5に接近した進出位置(二点鎖線にて示す)との間を
移動されるようになっている。すなわち再口出しの工程
では、サクション手段3が、第一のヒートカッター59
により切断された棒巻部B1 の糸を吸い込んで除去した
後に、パッケージPの回転と協動して引き続き残りのバ
ンチ糸YB を吸引捕捉することになるが、この際に、本
巻P2 に近いバンチ糸YB の末端(バンチ糸エンド)
は、巻き始め点(ニップ点、図1中符号P3 参照)で止
められた状態にあるために、巻き始め点の回転移動に従
ってサクションマウス38の位置よりも下方に移動して
くる。このバンチ糸YB をガイド67に導いて糸センサ
ー66に感知させることで、バンチ糸YB が全て解舒さ
れたことを検出するものである。
【0019】巻付け機構6は、前記した回転手段2及び
サクション手段3と、図7及び図8に示したバンチ巻付
けガイド69と、図9に示す第二のヒートカッター70
とで構成されている。バンチ巻付けガイド69は、紙管
5の表面に沿うような略1/4円筒を呈した板で成り、パ
ッケージPの回転と協動してサクションマウス38から
バンチ糸YB を繰り出つつ紙管5に巻き付ける際に、そ
の縁にバンチ糸YB を係合させるようになっている。そ
してバンチ巻付けガイド69は、ベース板12に設けら
れた巻付けガイド用シリンダー71によって、紙管5か
ら軸方向に適宜離間した原点位置(Q1 )と、紙管5に
形成されているスリットsの位置に相応したスリット位
置(Q2 )と、巻き始め点P3 近傍の巻き代位置
(Q3 )との間を自在に移動できるようになっている。
第二のヒートカッター70は、略起立した状態で、ブラ
ケット72を介してヒートカッター用シリンダー73の
ピストンロッド74の先端に支持されている。ヒートカ
ッター用シリンダー73は、ブラケット75を介してベ
ース板12の表側に設けられ、図1に示したように、サ
クションマウス38と紙管5との間で第二のヒートカッ
ター70を上下させるようになっている。この上下移動
幅を大きくとるために、例えばブラケット75にスライ
ド機構を設けて、第二のヒートカッター70を二段に上
下させるようにしてもよい。
【0020】このほか本実施例にあっては、図10及び
図11に示すように、再口出しの際にバンチ糸YB の糸
道を規制するためのバンチ糸規制ガイド76が設けられ
ている。このバンチ糸規制ガイド76は、略L字状を呈
した板で成り、下端に設けられた屈折片87の外側角部
に、バンチ糸YB を係止するための逆V字状の溝84が
形成されている。そしてバンチ糸規制ガイド76の基端
は、上下移動手段77及び左右移動手段78により支持
され、これら全体がベース板12からパッケージP側に
適宜隔てられた横架板79に取り付けられている。この
横架板79は、他側フレーム13或いは一側フレーム1
5に固定される。上下移動手段77は、上下方向に伸び
た支持板80と、バンチ糸規制ガイド76の基端に接続
したブロック81を上下摺動自在に保持するガイドシャ
フト82と、ブロック81をガイドシャフト82に沿っ
てスライドさせる上下シリンダー83とで構成されてい
る。左右移動手段78は、支持板80をブラケット85
を介して左右方向(搬送方向A)に往復移動させる左右
移動シリンダー86で成り、この左右移動シリンダー8
6の背面部が横架板79に取り付けられている。そして
これらシリンダー83,86の伸縮の組み合わせによっ
てバンチ糸規制ガイド76は、図10に示したように、
紙管5から上方に且つ側方に隔てられた原点位置
(R1 )と、その搬送方向A上流側で紙管5の略真上で
ある待機位置(R2 )と、その下方であって紙管5の近
傍でバンチ糸YB に係合する係合位置(R3 )と、その
位置から搬送方向A下流側に離間する離間位置(R4
とに、順次移動されるようになっている。このバンチ糸
規制ガイド76を設けた背景としては、再口出しの過程
で、もし巻き始め点P3 がサクションマウス38と反対
側(図10中紙管5の右側)にあると、バンチ糸YB
吸い込んだサクションマウス38が軸方向に往復移動し
てバンチ糸YB を一挙に捕捉する場合、再びボビンチャ
ック23が紙管5を把持する際にバンチ糸YB を紙管5
内に巻き込んでしまうおそれがある。このため、サクシ
ョンマウス38が軸方向に離間したタイミングで、バン
チ糸規制ガイド76を待機位置R2 から係合位置R3
下降させることで、その屈折片87により巻き始め点P
3 から伸びたバンチ糸YB を紙管5の径方向外側に押し
やって、ボビンチャック23によって紙管5内に巻き込
まれることを未然に防ぐものである。なおこれら移動手
段77,78としては、ボールネジ等で構成してもよ
い。
【0021】次に本発明に係わる端糸処理方法の一実施
例を、上記構成の作用として説明する(図12参照)。
【0022】上流側の表層処理ステーションS0 で表層
糸結びが行われ、搬送されてきたパッケージPがテール
バンチ処理ステーションS1 の位置に停止されると、ベ
ース板12が紙管5の端部に接近移動して、ボビンチャ
ック23が紙管5に嵌合し、チャックシリンダー24の
動作により紙管5を把持する(ST 1)。次に図13
(a)に示すように、ヒートカッター用シリンダー60
の動作によって、第一のヒートカッター59が進出し、
紙管5に施されているテールバンチBの棒巻部B1 を切
断する(ST 2)。切断後は原点位置に戻る。この切断の
ための進退は、二回以上繰り返して行うようにしてもよ
い。
【0023】そして図13(b)に示すように切断され
た棒巻部B1 の一端に、サクション回転用シリンダー4
2の動作によりサクションマウス38を接近させて、フ
リーになっている部分の糸束を吸引する(ST 3)。この
とき、糸感知センサー47にてサクションマウス38内
にバンチ糸YB が入っているか否かを確認し(ST 4)、
もし糸検出できなかったときは、切断ができなかったも
のと判断し、以降の動作を中止して、第一のヒートカッ
ター59の点検などを行う。糸検出されたなら、サクシ
ョンマウス38の揺動とパッケージPの回転とにより、
切断した棒巻部B1 の糸束を順次全周に亘って吸引す
る。すなわち糸チャックシリンダー46の動作によって
吸引した糸束を把持した後(ST 5)、図13(c)に示
すように、パッケージPを所定の角度だけ、例えば90度
棒巻解舒側に回転させる(ST 6)。これと同時に、或い
は前後してサクション回転用シリンダー42の動作によ
りサクションマウス38の揺動(首振り)を行って、棒
巻部B1 の糸束をスリットsから引き離す。ここで、吸
引される糸束には吸引エア通路49内に形成してあるエ
ア旋回流によって撚が掛けられており、比較的強い引張
力にも耐える。回転した分だけバンチ糸YB を紙管5か
ら剥がしたなら糸把持を解除して(ST 7)、これを吸引
する。図13(d),(e)に示すように、この動作を
規定の回数だけ、例えば3回繰り返し(ST 8)、棒巻部
1 を全て取り除く。ここでパッケージPの回転は360
度行う必要はなく、例えば270 度の回転で全周の棒巻部
1 を取り除くことができる。この再口出し(バンチ糸
B の吸引)ができなかったときは、再度切断を行って
これを吸引し、サクション内に糸が有るか否かを点検し
て、もし糸が検知されなければ中断する(ST 8a〜ST 8
d)。
【0024】棒巻部B1 を除去した後の紙管5には、図
13(f)に示すように巻き始め点P3 までのテールバ
ンチBである送り部B2 が残っている。そこでボビンチ
ャック23の紙管把持を解除すると共にベース板12を
原点に移動させて、図14(g)に示すようにサクショ
ンマウス38を紙管5から軸方向外方に離間させ、送り
部B2 のバンチ糸YB を紙管5から引き離す。この場
合、原点位置はサクションマウス38がバンチ糸YB
把持していても糸切れが生じないように、所定の必要バ
ンチ量に相当する距離以内に設定するものとする。続い
て、糸把持を解除した状態で吸引しながら紙管係合位置
に戻ることにより、このバンチ糸YB を一挙に捕捉する
(ST 9)。このとき図14(h)に示すように、上下移
動手段77及び左右移動手段78の動作によりバンチ糸
規制ガイド76を係合位置(R3 )に下降させて、ボビ
ンチャック23によってバンチ糸YB が紙管5内に巻き
込まれるのを防ぐ。このようにして軸方向にバンチ糸Y
B を引き出すことにより、迅速に再口出しができると共
に、棒巻部B1 の切断の際に半切れの糸があっても確実
に糸解舒ができる。バンチ糸規制ガイド76は、ボビン
チャック23が紙管5を再把持したなら、離間位置(R
4 )に一旦移動してボビンチャック23を回避し、原点
位置(R1 )に戻る。
【0025】そしてサクションマウス38を紙管5から
側方に適宜離間した位置(W2 )に保持しておき、パッ
ケージPをバンチ解舒方向に回転させる(ST10)。ここ
でガイド用シリンダー68を動作させることにより、図
14(i)に示すように糸センサー66を検出位置に進
出させて、バンチ糸エンドを検出するまでパッケージP
を回転させる(ST11)。バンチ糸エンドが検出されたな
ら、図14(j)に示すように、パッケージPを逆の巻
き付け方向に回転させる(ST12)。このとき巻付けガイ
ド用シリンダー71の動作により、バンチ巻付けガイド
69を巻き代位置(Q3 )まで進出させ、引き続き回転
速度に相応させた速度でスリット位置(Q2 )まで次第
に後退させることにより、サクションマウス38及びエ
アパイプ14内に捕捉していたバンチ糸YB を繰り出し
つつ紙管5に螺旋状に順次巻き付ける。巻き付けたバン
チ糸YB がスリットsの位置まで来たなら、バンチ糸Y
B がスリットsに挟持されたとみなし、図14(k)に
示すようにヒートカッター用シリンダー73の動作によ
り第二のヒートカッター70を下降させ、スリットsと
サクションマウス38との間に渡されているバンチ糸Y
B を切断し(ST13)、残余のバンチ糸YB を除去する。
これで紙管5には適当な長さのバンチ糸YB が巻き止め
られた状態となる。またバンチ糸エンドが検出されない
場合は、巻き付け方向にパッケージPを回転させ(ST1
4)、サクション内に糸がなくなるまで回転させて完了と
する(ST15)。なお送り部B2 のバンチ糸YB を解舒する
過程で、サクションマウス38及びボビンチャック23
を軸方向に往復移動させる代わりに、図14(G)に示
すように、サクションマウス38を紙管5の側方に保持
したままパッケージPを糸解舒方向に回転させて、切断
した以外のバンチ糸YB を順次吸引するようにしてもよ
い。
【0026】このように、第一のヒートカッター59で
棒巻部B1 を切断し、切断された糸束をサクション手段
3の吸引によって除去した後、巻き始め点P3 からのバ
ンチ糸YB を吸引捕捉して再口出しを行い、これを繰り
出して紙管5に巻き付けるようにしたので、糸強度或い
はテンションが大きいテールバンチBが施されたパッケ
ージPでも、確実にバンチ解舒ができ、所定の長さのバ
ンチ糸YB を巻き止めることができる。
【0027】またサクションマウス38を紙管5の径方
向外方に配置して、パッケージPの回転と協動して、径
方向の吸引により棒巻部B1 の除去を順次行うようにし
たので、スリットsに強固に食い込んでいるバンチ糸Y
B も確実に引き出して除去することができる。
【0028】そして糸センサー66を設けて、バンチ糸
B の再口出しの際にバンチ糸エンドを検出するように
したので、再口出し完了後のバンチ巻付けを確実に開始
でき、巻き付けるバンチ糸YB の長さも一定に揃えるこ
とができる。
【0029】次に図15及び図16によって、本発明の
第二の実施例を説明する。この実施例では、再口出しの
工程のうち、送り部B2 のバンチ糸YB を軸方向に引き
出す過程(図14の(g)の過程)までを第一のテール
バンチ処理ステーションS1 にて行い、それ以降をその
下流側に設けた第二のテールバンチ処理ステーションS
2 にて行うようにしたものである。
【0030】この第二のテールバンチ処理ステーション
2 には、パッケージPの位置から軸方向に隔てられた
支持板90に設けられた第三のヒートカッター91及び
糸規制レバー92と、パッケージPの軸方向に移動自在
な第二のベース板93に設けられた第二のサクション手
段94とが備えられ、さらに最後にバンチ糸YB を切断
するための第四のヒートカッター95、バンチ巻付けガ
イド96及びバンチ糸エンド検出のための糸センサー
(図示せず)が備えられている。また第一のテールバン
チ処理ステーションS1 には、ベース板12に設けられ
たボビンチャック23及びサクション手段(図示略)が
前記第一の実施例と同様に備えられ、上下移動する第二
のバンチ糸規制ガイド97が設けられている。
【0031】図16に示したように、第二のバンチ糸規
制ガイド97は、略逆三角形を呈した板で成り、頂点を
挟んで両端に逆V字状の糸規制部98,99が形成され
ている。そして第二のバンチ糸規制ガイド97の一側10
0 が、図10及び図11に示したような上下移動手段7
7に支持されるものである。すなわちサクション手段が
送り部B2 のバンチ糸YB を把持した状態で軸方向に移
動したときに、第二のバンチ糸規制ガイド97が紙管5
の端面を覆うように下降することで、巻き始め点P3
位置に拘らず、左右いずれかの糸規制部98,99にバ
ンチ糸YB を係止して、紙管5の位置よりも下方に導く
ようになっている。このように糸道を規制しておくこと
で、パッケージPが第二のテールバンチ処理ステーショ
ンS2 へ移動したときに紙管5の端面を横断することが
ない。
【0032】糸規制レバー92は、支持板90に基端が
回転自在に支持され、先端部101 は略L字状に屈折され
ている。その基端の回転軸102 にはモーター103 が取り
付けられ、糸規制レバー92をパッケージ搬送方向Aと
平行に揺動させるようになっている。すなわちサクショ
ンマウス38が糸を引き出した時に、略水平な状態の待
機位置(図16中実線にて示す)から下流側に向かって
掬い上げるように揺動することで、先端部101 が軸方向
に渡されているバンチ糸YB を引っ掛けて、屈折部分の
内側に形成された溝104 に入れ、第二のテールバンチ処
理ステーションS2 側にバンチ糸YB を寄せて、屈折さ
せた状態で保持するようになっている。
【0033】第三のヒートカッター91は、第二のテー
ルバンチ処理ステーションS2 に設けられた固定アーム
105 の先端に、支持板90及びブラケット106 を介して
下向きに保持され、その先端近傍にはV字状の溝107 を
有したガイド板108 が備えられている。この溝107 の位
置及び第三のヒートカッター91の先端の位置は、糸規
制レバー92の溝104 が移動する軌跡の高さに略位置し
ており、糸規制レバー92が第二のテールバンチ処理ス
テーションS2 側にバンチ糸YB を寄せたときに、その
糸道Y1 に係合するようになっている。
【0034】第二のサクション手段94は、上下方向に
伸びて適宜屈折したサクションパイプ109 で成り、その
下端の吸込口114 の近傍には糸ガイド110 が設けられて
いる。サクションパイプ109 は、ブラケット113 を介し
て第二のベース板93に支持されており、吸込口114
は、第二のバンチ糸規制ガイド97の糸規制部99と揺
動後の糸規制レバー92の溝104 とを結んだ線上に位置
している。従って糸規制レバー92によってバンチ糸Y
B が屈折保持されたときに、そのバンチ糸YB を吸引で
きるようになっている。そして第二のバンチ処理ステー
ションS2 においてパッケージPが処理される間は、上
流側の第一のサクション手段3から引き継いで、バンチ
糸YB を吸引保持するものである。
【0035】バンチ巻付けガイド96は、図7及び図8
に示したような紙管5の周面に沿う形状の板で成り、第
二のベース板93が前進した位置で、第二のテールバン
チ処理ステーションS2 に移動してきたパッケージPの
紙管5端部に係合するようになっている。
【0036】第四のヒートカッター95は、第二のベー
ス板93が前進した位置でサクションパイプ109 と紙管
5との間に位置するように、ブラケット111 にて保持さ
れている。サクションパイプ109 と第四のヒートカッタ
ー95との間には、前進位置においてバンチ糸YB に係
合するガイド部材112 が設けられ、紙管5にバンチ糸Y
B を巻き付ける過程で、紙管5とサクションパイプ109
との間のバンチ糸YB を適宜導くようになっている。
【0037】このほか第二のテールバンチ処理ステーシ
ョンS2 には、パッケージPをバンチ解舒方向及び巻取
方向に回転させるための回転手段(図示せず)が備えら
れている。この回転手段としては、前記第一の実施例と
同様なボビンチャック及びモーターの組み合わせとして
もよいし、例えばパッケージ搬送ライン上の位置にパッ
ケージを回転させる機構を設けてもよい。
【0038】次に本実施例の作用を説明する。
【0039】第一のテールバンチ処理ステーションS1
においては、前記第一の実施例と同様にして、テールバ
ンチBの棒巻部B1 の切断及び除去が行われ、第一のサ
クション手段3によって、送り部B2 のバンチ糸YB
軸方向に長く引き出される。
【0040】この時点で第二のバンチ糸規制ガイド97
が下降してバンチ糸YB を下方に寄せ、続いて糸規制レ
バー92が揺動してバンチ糸YB を屈折させた状態で保
持する(図15中の糸道Y1 )。そしてこのバンチ糸Y
B を第三のヒートカッター91にて切断するタイミング
で、サクションパイプ109 が吸引を行い、バンチ糸YB
を保持する。これと並行して或いはその前後に、パッケ
ージPが第二のテールバンチ処理ステーションS2 に移
送される。そして、第二のバンチ糸規制ガイド97は上
方の待機位置に戻ると共に、第二のベース板93が前進
してパッケージPに接近する。このとき、バンチ糸YB
は第二のバンチ糸規制ガイド97から離れることによ
り、紙管5から直接サクションパイプ109 に吸引される
が、ガイド部材112 がこの受け渡しを円滑に導く(糸道
2 )。
【0041】そしてサクションパイプ109 によりバンチ
糸YB を吸引保持しながらパッケージPを解舒方向に回
転させ、糸センサーにてバンチ糸エンドを検出して再口
出しを行い、引き続いてパッケージPを巻取方向に回転
させつつバンチ巻付けガイド96を適宜移動させること
で所定の量だけ巻き付ける。そして紙管5のスリットs
に入れてから、余分なバンチ糸YB を第四のヒートカッ
ター95の下降によって切断除去する。
【0042】このようにテールバンチ処理工程を二ステ
ージに分けて行うことによって、搬送による連続的な処
理において、停止時間となる実質的な処理時間を短縮す
ることができる。すなわち円滑な端糸処理工程が達成さ
れる。
【0043】なお第三のヒートカッター91及び糸規制
レバー92は、図15中二点鎖線にて示したように、第
二のベース板93に設けるようにしてもよい。この場
合、第二のベース板93には後方にこれらを支持するた
めの支持板114 を備え、サクションパイプ109 とヒート
カッター91との間を適当な距離に隔てる。この距離
は、紙管5への巻き付けに必要な糸長さを確保するもの
である。
【0044】さらに以上実施例においては、パッケージ
Pを回転させることで棒巻部B1 の除去及びバンチ糸Y
B の巻き付けを行うものとしたが、パッケージPを固定
とし、サクションマウス等の機構側を回転(パッケージ
Pの軸を中心に公転)させるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0046】(1) 請求項1及び5記載の発明によれば、
糸強度或いは巻付けテンションが大きいパッケージのバ
ンチ巻きに対しても確実に処理できる。
【0047】(2) 請求項2及び6記載の発明によれば、
紙管のスリットに強固に食い込んだ棒巻部の糸も確実に
除去できる。
【0048】(3) 請求項3及び7記載の発明によれば、
再口出しを確実に完了することができ、最終的なバンチ
糸の巻付けを適確に行わせることができる。
【0049】(4) 請求項4記載の発明によれば、パッケ
ージを搬送しつつ端糸処理する際の停止時間を短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる端糸処理装置の第一の実施例を
示した要部平面図である。
【図2】図1の他の要部を示した側面図である。
【図3】図1の全体を示した正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図4の要部を示した側面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図4の他の要部を示した側面図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】図4の他の要部を示した側面図である。
【図10】図3の他の要部を示した正面図である。
【図11】図10の側面図である。
【図12】本発明に係わる端糸処理方法の一実施例を示
したフローチャートである。
【図13】図12の各工程を説明するための図であり、
(a)はST 2を示した側面図、(b)はその正面図、
(c)〜(e)はST 5〜8 を示した正面図、(f)はそ
の後の状態を示した斜視図である。
【図14】図13の次の工程を説明するための図であ
り、(g)はST 9を示した側面図、(h)はその次の状
態を示した斜視図、(i)はST10,11を示した正面図、
(j)はST12,13を示した正面図、(k)はST14を示し
た斜視図、(G)は(g)の他の実施例を示した正面図
である。
【図15】本発明の第二の実施例を示した平面図であ
る。
【図16】図15の正面図である。
【符号の説明】
1 切断機構 2 回転手段(除去機構) 3 サクション手段(除去機構) 4 再口出し機構 5 紙管(芯管) 6 巻付け機構 66 糸センサー(センサー) B テールバンチ(バンチ) B1 棒巻部 P パッケージ YB バンチ糸 S1 第一のテールバンチ処理ステーション S2 第二のテールバンチ処理ステーション(別個の処
理ステーション)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンチの棒巻部を切断し、該棒巻部を除
    去した後、巻き始め点からのバンチ糸を捕捉して再口出
    しを行い、そのバンチ糸を芯管に巻き付けることを特徴
    とする端糸処理方法。
  2. 【請求項2】 上記棒巻部の除去が、パッケージの回転
    及び径方向の吸引により行われる請求項1記載の端糸処
    理方法。
  3. 【請求項3】 上記再口出しが、バンチ糸エンドの検出
    により行われる請求項1又は2に記載の端糸処理方法。
  4. 【請求項4】 上記バンチ糸の巻き付けが、別個の処理
    ステーションにて行われる請求項1乃至3のいずれかに
    記載の端糸処理方法。
  5. 【請求項5】 バンチの棒巻部を切断するための切断機
    構と、該切断機構により切断された棒巻部を除去するた
    めの除去機構と、該除去機構により除去された以外のバ
    ンチ糸を捕捉する再口出し機構と、該再口出し機構によ
    り捕捉された糸を所定の長さだけ芯管に巻き付けるため
    の巻付け機構とを備えたことを特徴とする端糸処理装
    置。
  6. 【請求項6】 上記除去機構が、パッケージを適宜回転
    させるための回転手段と、パッケージの径方向外方に設
    けられ棒巻部の糸を吸引するサクション手段とを有した
    請求項5記載の端糸処理装置。
  7. 【請求項7】 上記再口出し機構が、バンチ糸エンドを
    検出するセンサーを有した請求項5又は6に記載の端糸
    処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105568448A (zh) * 2016-03-09 2016-05-11 安徽日发纺织机械有限公司 一种气流纺落纱机不断纱取纱方法及其装置

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