JPH07277418A - 自動倉庫における物品の入出庫装置 - Google Patents

自動倉庫における物品の入出庫装置

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JPH07277418A
JPH07277418A JP6071090A JP7109094A JPH07277418A JP H07277418 A JPH07277418 A JP H07277418A JP 6071090 A JP6071090 A JP 6071090A JP 7109094 A JP7109094 A JP 7109094A JP H07277418 A JPH07277418 A JP H07277418A
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Application number
JP6071090A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Nishiguchi
満晴 西口
Kenji Maekawa
謙司 前川
Kunio Iwasaki
久二夫 岩崎
Hirokatsu Ishigaki
博克 石垣
Tatsuyuki Mori
立之 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Crebio Corp
Itoki Co Ltd
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
Itoki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】棚体に、格納用トレーが1個ずつ格納される単
位棚をマトリックス状に形成し、各格納用トレーに多数
の物品を並べて収納するようにした立体倉庫において、
任意の物品を取り出すことを能率良く行えるようにす
る。 【構成】棚体1の前面に沿った部位に、各単位棚2の段
ごとに第1レール8を配設し、この第1レール8を各単
位棚2の箇所に順次移送しつつ、各単位棚2から格納用
トレー3を引き出して所望の物品Aを移載機構13にて
移送用トレー12に移し換える。第1移動台車9の無駄
な動きをなくした状態で各単位棚2から物品Aを集める
ことができるので、物品Aの出し入れの効率を向上でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば録画済みビデオ
テープや録音済コンパクトディスク、或いは病院のカル
テ等のように比較的小さくて大きさが揃った物品を多数
収納するようにした自動倉庫において、物品の入出庫装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これらの自動倉庫は、前面開口の単位棚
を上下左右にマトリックス状に並ぶようにして多数形成
して成る棚体の複数個を、棚体の前面に通路が空くよう
にして並設し、各棚体の単位棚に、トレーを介して物品
を収容するようにしている。この場合、録画済ビデオテ
ープのような小物品の場合、多数の物品を格納用トレー
に並べた状態で収納し、所望の物品だけを取り出したり
収納したりするようにしている。この場合、多数の格納
用トレーに分散した状態で格納されている物品を集めて
取り出したり、分散した状態で格納したりする必要があ
る。
【0003】そこで先行技術としての実公平2−180
02号公報には、棚体の間の各通路ごとにスタッカクレ
ーンを走行自在に配置し、このスタッカクレーンに、任
意の単位棚に格納用トレーを出し入れするためのリフタ
ーを昇降自在に設ける一方、棚体の一側方の部位に、物
品を多数収納できるようにした移送用トレーを搬送する
ためのコンベヤを、スタッカクレーンの走行方向と直交
した方向に沿って延びるように設け、更に、前記コンベ
ヤと棚体との間の部位に、前記スタッカクレーンのリフ
トに載置したトレーとコンベヤ上のトレーとに所望の物
品を移し換えるための移載機構を、コンベヤと平行に延
びる方向に移動自在に設けることが記載されている。
【0004】この先行技術によると、多数の格納用トレ
ーから任意の物品を1個ずつ又は複数枚ずつ取り出して
移送用トレーに集めるものであるため、例えば放送局で
多数のテープの中から所望のテープを複数個ずつ取り出
す場合や、病院で多数のカルテの中から任意のカルテを
複数個ずつ取り出す場合に至極便利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
のようにスタッカクレーンを使用した移送手段では、ス
タッカクレーンはその高さが高くて安定性が悪いことに
より、その走行速度を一定以上に速くすることができな
いため、多数の格納用トレーと移送用トレーとの間に所
望の物品を移し換えることに時間がかかり、このため物
品の出し入れの能率が悪いと言う問題があった。
【0006】特に、特定の棚体の同じ段に位置した複数
の単位棚から物品を多数取り出す場合、スタッカクレー
ンを棚体の同じ段に何回も往復動させねばならないた
め、スタッカクレーンに無駄を動きをさせねばならず能
率が悪かった。また、特定の単位棚に格納された格納用
トレー内の物品をすべて取り出す場合でも、格納用トレ
ー内の物品を1個ずつ移送用トレーに移し換えねばなら
ないため、この場合も能率が特に悪かった。
【0007】本発明は、この問題を解消することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
請求項1では、「前面を開口した少なくとも一つの棚体
を備え、該棚体に、物品を多数並べた状態で収納し得る
ようにした格納用トレーを1個ずつ格納し得る単位棚
を、上下左右に整列した状態で多数形成し、前記棚体の
前面の箇所に、当該棚体の前面に沿って水平状に延びる
レールを、各単位棚の段に対応して多段に配設し、これ
ら各レールに、任意の単位棚に前記格納用トレーを出し
入れ自在な移動台車を配置し、該移動台車に、物品を並
べた状態で多数個収納し得るようにした移送用トレーの
載置部と、当該移動台車に載置した格納用トレーと移送
用トレーとの間で物品を移し換えるための移載機構を設
け、更に、前記棚体の側方の部位に、前記移送用トレー
又は格納用トレーを任意の段の移動台車に昇降するよう
にしたリフト装置を設ける」の構成にした。
【0009】また、請求項2では、請求項1の構成にお
いて、「多数の棚体を、その前面に通路が空くように適
宜隔てて並設した場合において、各棚体の箇所ごとに、
レールと移動台車とリフト装置とを設ける」の構成にし
た。更に、請求項3では、「前面を開口した多数個の棚
体を、その前面の箇所に通路が空くよう適宜隔てて並設
し、各棚体に、物品を多数並べた状態で収納し得るよう
にした格納用トレーを1個ずつ格納し得る単位棚を、上
下左右に整列した状態で多数形成し、各棚体の箇所ごと
に第1レールと第1移動台車とを設ける一方、各棚体の
側方の部位に、平面視で前記第1レールと直交した方向
に沿って水平状に延びる第2レールを、各第1レールに
対応して多段状に設け、各第2レールに、第2移動台車
を、当該第2移動台車と第1移動台車との間に移送用ト
レー又は格納用トレーを載せ変え自在となるように設
け、更に、第2レールの両端部の近傍のうち少なくとも
いずれか一方に、前記格納用トレー又は移送用トレーを
任意の段の第2移動台車に載せ替え得るようにしたリフ
ト装置を設ける」の構成にした。
【0010】なお、リフト装置に載置された移送用トレ
ー又は格納用トレーは、搬送コンベヤに載せ替えて発送
部や仕分け部等に移送したり、或いは、リフト装置の近
傍に物品出し入れ台を設けて、格納用トレーをリフト装
置にて物品出し入れ部に載置したりするなどすれば良
い。
【0011】
【発明の作用・効果】請求項1及び請求項2において物
品を取り出す場合は、棚体の前面に沿って走行する移動
台車に単位棚から格納用トレーを載せ替えて、棚体の前
面の箇所で、格納用トレーから移送用トレーに所望の物
品を移し換え、その段での移し換えが済んだら、リフト
装置にて別の段に移送して同じ操作を繰替えし、移送用
トレーに所望の物品をすべて収容したら、コンベヤ等に
て外部に搬送する。
【0012】また、特定の単位棚に収納された格納用ト
レー内の物品を全て必要とする場合は、棚体の前面の箇
所を走行する移動台車の格納用トレー載置部又は移送用
トレー載置部に載せ替えた格納用トレーをそのままリフ
ト装置に載せ替えて、格納用トレーごと取り出せば良
い。他方、請求項3の構成における物品の取り出しも基
本的には請求項1及び請求項2の構成の場合と同じで、
例えば、棚体の前面に沿って走行する第1移動台車に第
2移動台車から移送用トレーを載せ替えてから、第1移
動台車を所望の物品が収納されている単位棚の段に順次
移送して、各段において格納用トレーを第1移動台車に
載せ替えて、第1移動台車を所望の物品が格納された単
位棚の箇所に順次移送しながら、棚体の前面の箇所で格
納用トレーから移送用トレーに所望の物品を移し換える
操作を行って行き、その段での移し換えが済んだら、移
送用トレーを第2移動台車に載せ替えて、これをリフト
装置にて別の段に移送して同じ載せ変え操作を繰り返し
て行い、移送用トレーに所望の物品をすべて収容したら
コンベヤ等にて外部に搬送すれば良い。
【0013】また、格納用トレーごと取り出す場合は、
格納用トレーを、第1移動台車、第2移動台車、リフト
装置の順に載せ替えれば良い。物品の入庫はいずれも逆
の手順で行えば良い。この物品の入出庫において、レー
ルを単位棚の各段ごとに設けたことにより、移動台車を
安定した状態で高速走行させることができるから、移送
用トレー又は格納用トレーを高速で移送できる。
【0014】また、単位棚の前面の箇所で物品を格納用
トレーから移送用トレーに移し換えるものであるから、
同じ段に位置した多数の単位棚から物品を出し入れする
場合、移動台車を単位棚に順次走行させて移送用トレー
と格納用トレーとの間に物品を移し換えるように制御す
れば良く、一々移動台車を大きく往復動させる必要はな
いから、同じ段の単位棚から多数の物品を取り出すこと
を迅速に行うことができる。
【0015】また、格納用トレーごと手元に取り出した
り格納し直したりすることもできるから、格納用トレー
の物品をすべて出し入れすることも迅速に行うことがで
きる。従って本発明によると、移送用トレー又は格納用
トレーを高速で移送できることと、同じ段の単位棚から
多数の物品を取り出すことを迅速に行うことができるこ
と、及び、格納用トレーの物品をすべて出し入れするこ
とを迅速に行えることの三者が相俟って、物品の入出庫
の能率を著しく向上できる効果を有する。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図10は請求項3に対応した第1実施例で
あり、図において符号1は、前面開口した多数の単位棚
2を上下左右にマトリックス状に形成して成る棚体を示
す。多数の棚体1は、開口面間に通路ができるように適
宜隔てて並設している。棚体1の列のうち両端に位置し
た棚体1以外のものは2個ずつ背中合わせにしている。
【0017】各単位棚2には格納用トレー3を1個だけ
格納し得る。格納用トレー3は、図6に明示するように
中枠4とケース5とで構成されており、中枠4には、録
画済ビデオテープや録音済コンパクトディスク等の板状
の物品Aを多数立てて並べ得るようにした多数の区画4
aに仕切られている。ケース5の外面には管理用のバー
コード5aを表示している。
【0018】多数個の棚1のうち最も外側に位置した棚
体1の外側には、当該棚体1の外面に沿って延びるよう
に搬送コンベヤ6を配置している。また、搬送コンベヤ
6を跨ぐようにした入出庫管理ゲート7を設けている。
隣接した棚体1の開口面の間の部位には、単位棚2の段
に対応して第1レール8を配設しており、各第1レール
8には、任意の単位棚2から格納用トレー3を出し入れ
するための第1移動台車9を走行自在に配置している。
【0019】第1移動台車9には、走行方向と交差した
両方向に開口した格納用トレー載置部10と収容用トレ
ー載置部11とを、収容用トレー載置部11が第1移動
台車9の端部に位置するようにして形成し、格納用トレ
ー載置部10及び移送用トレー載置部11と任意の単位
棚2との間に格納用トレー3を移し替えできるようにし
ている。格納用トレー3を移し換える手段としては、例
えば第1移動台車9に設けたスライドフォークを単位棚
2に向けて出し入れしたり、或いは、格納用トレー3の
出し入れ方向に沿って周回するエンドレスチェーンに設
けた係止具を格納用トレー3に引っ掛けて移動させる等
するなど、種々の手段を採用することができる。
【0020】また、第1移動台車9のうち格納用トレー
載置部10を挟んで収容用トレー載置部11と反対側に
位置した部位には、格納用トレー載置部10上の格納用
トレー3と移送用トレー載置部11上の移送用トレー1
2との間に物品Aを移し換えるための移載機構13を設
けている。前記格納用トレー3と移送用トレー12とは
同じ形態に形成しており、従って、格納用トレー載置部
3を移送用トレー載置部11に引き出すこともできる。
【0021】前記移載機構13は、門形の支持体14
と、第1移動台車9の走行方向に沿って延びるようにし
て支持体15に装着したアーム15とを備えている。ア
ーム15は、平面視で第1レール8と同じ方向及び直交
した方向の二方向に移動自在となるように構成されてお
り、アーム15のうち格納用トレー載置部10及び移送
用トレー載置部11の上方に位置した端部には、物品A
を掴持するためのクランプ爪16を下向きに突設してい
る。
【0022】移載機構13は、支持体14とアーム15
とを動かして、クランプ爪16を三次元の方向に動かし
つつクランプ爪16の開閉を行うことにより、物品Aを
格納用トレー3と移送用トレー12とに移し換えるもの
である。第1移動台車9のうち格納用トレー載置部10
と移送用トレー載置部11との間には、物品Aに表示し
た管理用バーコードを読み取るためのリーダー17を設
けている。
【0023】なお、移載機構13の駆動は例えばモータ
や電磁ソレノイド等にて行うことができ、移載機構13
への給電はトロリー等にて行うことができる。各棚体1
の群の一側方には、平面視で第1レール8と直交した方
向に沿って延びる第2レール18を、各第1レール8に
対応した高さごとに水平状に配設しており、各第2レー
ル18にはそれぞれ第2移動台車19が走行自在に配置
されており、図4に示すように、前記第1移動台車9
を、その移送用トレー載置部11が第2レール18上に
位置する状態まで走行させて、その状態で、第1移動台
車9の移送用トレー載置部11と第2移動台車19との
間に移送用トレー12又は格納用トレー3を載せ替え得
るようにしている。
【0024】これら第1移動台車3と第2移動台車18
との間でのトレー3,11の載せ換えも、例えばスライ
ドフォークを利用したり、エンドレスチェーンを利用し
たりして行うことができる。また、第1移動台車9及び
第2移動台車19は、それら移動台車9,19に内蔵し
たモータで車輪(図示せず)を駆動したり、リニアモー
タで走行させたり、或いはレール8,18に設けたエン
ドレスベルトにて走行させるなど、種々の手段で走行さ
せることができる。
【0025】なお、第2レール8の群はカバー21で覆
われている(図1参照)。第2レール17の両端部近傍
のうち前記搬送コンベヤ6と反対側の部位には第1リフ
ト装置22を、搬送コンベヤ6に近接した部位には第2
リフト装置23をそれぞれ配設している。これら両リフ
ト装置22,23は、支柱24に昇降台25を昇降自在
に装着して成り、昇降台25を任意の段の第2移動台車
19に載せることにより、移送用トレー12を任意の段
の第2移動台車19に載せ替えるようにしている。
【0026】両リフト装置22,23と第2移動台車1
9との間に移送用トレー12又は格納用トレー3を載せ
替えるにおいて、第1リフト装置22は、第2移動台車
19の移送方向に沿って移送用トレー12又は格納用ト
レー3を移動させるようにしており、他方、第2リフト
装置23では、第2移動台車19の移送方向と直交した
方向に移送用トレー12又は格納用トレー3を移動させ
るようにしている。更に、第2リフト装置23における
昇降台25は、移送用トレー12又は格納用トレー3を
搬送コンベヤ4に載せ換えできるように構成している。
【0027】移送用トレー12又は格納用トレー3を昇
降第25と第2移動台車919とに載せ換える手段とし
ては、例えば、昇降枠25にスライドフォーク等の移載
機構を設ければ良い。以上の構成において、各棚体1に
分散して保管されている複数個の物品Aを取り出すに
は、例えば、図10に示すように、リフト装置22,2
3を介して移送用トレー12を最上段の第2移動台車1
9から下段に向けて順次移送しつつ、各段において第2
移動台車19を所望の物品Aが格納された単位棚2の箇
所に移送し、移送用トレー12を第1移動台車9に載せ
替えてから、その段において所望の物品Aが格納された
単位棚2に順次移送し、各単位棚2の箇所で格納用トレ
ー3を第1移動台車9に引き出すと言う操作を各段の各
列において行うことにより、所望の物品Aを移送用トレ
ー12に集めて行けば良い。物品Aを収納しきった移送
用トレー12は搬送コンベヤ6にて搬出入部に送られ
る。
【0028】特定の格納用トレー3に収納されている物
品Aを全て取りだす場合は、その格納用トレー3を、第
1移動台車9、第2移動台車19及びリフト装置22,
23の順で移送すれば良い。物品Aの入庫は逆の順序で
行えば良い。なお、移送用トレー12は上段から下段に
向けて移送することには限らず、下段から上段に向けて
移送しながら物品Aを集めるようにしても良い。また、
物品Aの取り出しは上段から下段に向けて行い、物品A
の格納は下段から上段に向けて行うようにしても良い。
【0029】また、敢えて説明するまでもないが、各格
納用トレー3の位置(番地)と各格納用トレー3内での
各物品Aの位置(番地)とは制御装置に予め記憶されて
おり、これら各格納用トレー3の位置に対応して第1移
動台車9を走行させ、格納用トレー3における物品Aの
位置に応じてアーム15を移動操作することにより、所
望の物品Aだけを取り出したり収納したりするもので、
入出庫操作はコンピュータによって制御される。
【0030】以上のように、物品Aを入出庫するための
第1移動台車7及び第2移動台車9は単位棚2の各段に
対応して設けた第1レール8及び第2レール18を走行
するもので、移動台車9,19を高速走行させることが
できるから、移送用トレー12及び格納用トレー3を高
速に移送することができる。また、第1移動台車9を、
同じ段において各単位棚2の箇所に順次移送しながら物
品Aを移送用トレー12に出し入れして行くものである
から、同じ段に位置した多数の単位棚2から物品Aを出
し入れする場合、第1移動台車9の無駄な動きをなくし
た状態で物品を取り出したり格納したりすることがで
き、従って、物品の出し入れを迅速に行うことができ
る。
【0031】また、格納用トレー3ごと手元に取り出し
たり格納し直したりすることができるから、格納用トレ
ー3の物品をすべて出し入れすることも迅速に行うこと
ができる。このように、移送用トレー12又は格納用ト
レー3を高速で移送できることと、同じ段の単位棚2か
ら多数の物品Aを取り出すことを迅速に行うことができ
ること、及び、格納用トレー3の物品Aをすべて出し入
れすることも迅速に行うことが相俟って、物品Aの出し
入れの能率を著しく向上できるのである。
【0032】上記のように棚体1を多数並設した場合、
移送用トレー12を各段に載せ換えせずに各段ごとに移
送用トレー12を配置して、個々の段ごとに1個の移送
用トレー12に物品Aを収集するようにしても良い。ま
た、第2移動台車19を第2レール18に設けることに
代えて、第2レール18をコンベヤに形成し、このコン
ベヤにて移送用レールを各棚体2の箇所に移送するよう
にしてもよい。
【0033】図12に示すのは上記第1実施例の変形例
である第2実施例であり、第1移動台車9における移送
用トレー載置部11上の移送用トレー12を、第1移動
台車9の走行方向に沿って第2移動台車19に載せ替え
るようにしたものである。このように構成すると、第1
移動台車9を第2レール18に乗り上げた状態にする必
要はない。
【0034】図12に示すのは請求項2に対応した第3
実施例である。すなわちこの実施例は、棚体1の前面の
箇所に多段に設けたレール26に前記第1移動台車9と
同じ形態の移動台車27を配設した場合において、各レ
ール8′の一端部を棚体1の一側面から突設する一方、
各棚体1の一側面の箇所にそれぞれリフト装置28を配
置し、このリフト装置28にて、移送用トレー12又は
格納用トレー3を各段の移動台車27に載せ替える得る
ようにしたものである。
【0035】この第3実施例では、各リフト装置28の
近傍に、最下段のレール26よりも下方に位置した補助
コンベヤ29をそれぞれ配設し、補助コンベヤ29にて
移送用トレー13又は格納用トレー3を搬出・搬入する
ようにしている。図13に示すのは前記第3実施例の変
形例である第4実施例であり、この実施例では、移動台
車27を図11の形態に形成する一方、各リフト装置2
8をレール26の前方の箇所に配置したもので、この場
合は、棚体1の列の側面に沿って搬送コンベヤ6を配置
して、1本の搬送コンベヤ6にて移送用トレー12又は
格納用トレー3を搬出・搬入するようにしている。
【0036】上記の各実施例は多数の棚体を並設した場
合であったが、本発明においては棚体は1個のみであっ
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体倉庫の全体の概略斜視図である。
【図2】第2レールの一端部周辺の破断斜視図である。
【図3】第2レールの他端部周辺の破断斜視図である。
【図4】第1移動台車から第2移動台車への移送用トレ
ーの移し換え状態を示す平面図である。
【図5】単位棚と第1移動台車との間での格納用トレー
の載せ変え状態を示す平断面図である。
【図6】格納用トレー及び移送用トレーの斜視図であ
る。
【図7】単位棚の物品を取り出す手順を示す図で、
(a)は格納用トレーを単位棚から抜き取っている状態
の図、(b)は格納用トレーから所望の物品をピックア
ップした状態の図、(c)は物品を移送用トレーの上方
に移送した状態の図である。
【図8】格納用トレーを単位棚に戻している状態の図で
ある。
【図9】移送用トレーを第1移動台車から取り出してい
る状態の図である。
【図10】収容用トレーの流れを示す図である。
【図11】第2実施例の斜視図である。
【図12】第3実施例の平面図である。
【図13】第4実施例の平面図である。
【符号の説明】
A 物品 1 棚体 2 単位棚 3 格納用トレー 6 搬送コンベヤ 8 第1レール 9 第1移動台車 10 格納用トレー載置部 11 移送用トレー載置部 12 移送用トレー 13 移載機構 14 支持体 15 アーム 16 クランプ爪 18 第2レール 19 第2移動台車 22,23,28 リフト装置 26 レール 27 移動台車
フロントページの続き (72)発明者 岩崎 久二夫 大阪市中央区淡路町1丁目6番11号 株式 会社イトーキ内 (72)発明者 石垣 博克 大阪市中央区淡路町1丁目6番11号 株式 会社イトーキ内 (72)発明者 森 立之 大阪市中央区淡路町1丁目6番11号 株式 会社イトーキ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面を開口した少なくとも一つの棚体を備
    え、該棚体に、物品を多数並べた状態で収納し得るよう
    にした格納用トレーを1個ずつ格納し得る単位棚を、上
    下左右に整列した状態で多数形成し、前記棚体の前面の
    箇所に、当該棚体の前面に沿って水平状に延びるレール
    を、各単位棚の段に対応して多段に配設し、これら各レ
    ールに、格納用トレー載置部と移送用トレー載置部とを
    備えた移動台車を、少なくとも前記格納用トレー載置部
    と任意の単位棚との間に格納用トレーを載せ換え自在と
    なるようにして設け、該移動台車に、当該移動台車に載
    置した格納用トレーと移送用トレーとの間に物品を移し
    換えるための移載機構を設け、更に、前記棚体の側方の
    部位に、移送用トレー又は格納用トレーを任意の段の移
    動台車に載せ換えるためのリフト装置を設けたことを特
    徴とする自動倉庫における物品の入出庫装置。
  2. 【請求項2】「請求項1」において、多数の棚体を、そ
    の前面に通路が空くように適宜隔てて並設し、各棚体の
    箇所ごとに、レールと移動台車とリフト装置とを設けた
    ことを特徴とする自動倉庫における物品の入出庫装置。
  3. 【請求項3】前面を開口した多数個の棚体を、その前面
    の箇所に通路が空くよう適宜隔てて並設し、各棚体に、
    物品を多数並べた状態で収納し得るようにした格納用ト
    レーを1個ずつ格納し得る単位棚を、上下左右に整列し
    た状態で多数形成し、各棚体の箇所ごとに第1レールと
    第1移動台車とを設ける一方、各棚体の側方の部位に、
    平面視で前記第1レールと直交した方向に沿って水平状
    に延びる第2レールを、各第1レールに対応して多段状
    に設け、各第2レールに、第2移動台車を、当該第2移
    動台車と第1移動台車との間に移送用トレー又は格納用
    トレーを載せ変え自在となるように設け、更に、第2レ
    ールの両端部の近傍のうち少なくともいずれか一方に、
    前記格納用トレー又は移送用トレーを任意の段の第2移
    動台車に載せ替え得るようにしたリフト装置を設けたこ
    とを特徴とする自動倉庫における物品の入出庫装置。
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