JPH07276834A - 熱的像形成方法並びにそこで使用するための供与体および受容要素の組み立て体 - Google Patents

熱的像形成方法並びにそこで使用するための供与体および受容要素の組み立て体

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JPH07276834A
JPH07276834A JP7077081A JP7708195A JPH07276834A JP H07276834 A JPH07276834 A JP H07276834A JP 7077081 A JP7077081 A JP 7077081A JP 7708195 A JP7708195 A JP 7708195A JP H07276834 A JPH07276834 A JP H07276834A
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ウイルヘルムス・ジヤンセンス
Den Bogaert Jan Van
ジヤン・バン・デン・ボゲルト
Luc Vanmaele
リユク・バンメール
Geert Defieuw
ゲールト・デフイーウ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い密度および中性黒色調色の像を生成しそ
して軟らかい階調を有する複数の中間密度を有する像を
生成可能な熱的像形成方法を提供する。 【構成】 (i)結合剤および加熱時に銀源を金属銀に
還元しうる熱転写可能な還元剤であって、その酸化され
た形態が着色されるかまたは発色可能である還元剤を含
んでなる供与体層を支持体上に含んでなる供与体要素並
びに(ii)還元剤の存在下で熱により還元されうる銀源
を含んでなる受容層を支持体上に含んでなる受容要素を
使用する熱的像形成方法であって、該熱的像形成方法が
供与体要素の供与体層を受容要素の受容層と向かい合っ
た関係にし、このようにして得られる組み立て体を像通
りに加熱して、適用される熱量に応じて供与体層からの
熱転写可能な還元剤を受容要素に像通りに転写させ、そ
して供与体要素を受容要素から分離する段階を含んでな
る方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は熱的像形成方法における使用に
適する記録材料に関する。特に本発明は、受容層中の熱
−還元性銀源、例えば実質的に非感光性有機銀塩と例え
ば熱ヘッドを用いる像通りの加熱により供与体要素から
像通りに転写される発色性還元剤との間の熱誘導反応を
基にした記録材料に関する。
【0002】
【発明の背景】熱的像形成すなわちサーモグラフィー
は、像通りに調節された熱エネルギーの使用により像を
形成する記録方法である。
【0003】サーモグラフィーにおいては、2つの方式
が知られている: 1.化学的または物理的方法により色または光学的密度
を変化させる物体を含有する記録材料の像通りの加熱に
よる可視像パターンの直接的な熱的形成法。
【0004】2.像通りに加熱された供与体要素から受
容体要素への着色種の転写による可視像パターンの形成
法。
【0005】「直接的な熱的」像形成方法の研究はカー
ト・I.ヤコブソン(Kurt I. Jacobson)−ラルフ・E.ヤ
コブソン(Ralph E. Jacobson)による著書「像生成シス
テム(Imaging Systems)」、ザ・フォーカル・プレス−
ロンドンおよびニューヨーク(1976)、VII章、項
目「7.1サーモグラフィー」に示されている。サーモ
グラフィーは感光性でないが感熱性である材料に関する
ものである。像通りに適用される熱は感熱性の像形成材
料中で可視的変化をもたらすのに充分なものである。
【0006】物理的変化により作用する直接的な熱的態
様に従うと、着色された支持体または融解して透明な状
態になりうる不透明な白色の光反射層でそれ自体が保護
コーテイングされているため着色された支持体はマスク
されていない着色層でコーテイングされた支持体を含有
する記録材料が使用される。そのような種類の記録材料
を用いて作用する物理的サーモグラフィーシステムはカ
ート・I.ヤコブソン他の上記著書の136および13
7頁に記載されている。
【0007】しかし、「直接的な」サーモグラフィー記
録材料のほとんどは化学型のものである。ある転化温度
に加熱すると、非可逆的な化学反応が起きそして着色さ
れた像が製造される。
【0008】熱染料転写印刷は、染色された部分または
加えられた染料が接触する受容体要素上に熱の適用によ
り一般的には電子情報信号により調節されているパター
ンで転写させる染料層が供されている染料−供与体要素
が使用される記録方法である。
【0009】一態様に従うと、受容体材料上に染料を熱
転写可能ないわゆるインキ層を反対側に含有する薄い熱
安定性樹脂ベースと接触する熱ヘッド列の電気抵抗器に
選択的にエネルギーを与えることによる熱−インキ転写
印刷により染料像が製造される。
【0010】抵抗性リボン非衝撃印刷として知られてい
る他の態様に従うと[例えば、像生成システムの基本的
原則における進歩(Progress in Basic Principles of I
maging Systems)−プロシーディングス・オブ・ジ・イ
ンターナショナル・コングレス・オブ・フォトグラフィ
ック・サイエンス・ケルン(Proceedings of the Intern
ational Congress of Photographic Science Koeln)、
1986、編集者:フリードリッヒ・グランツェル(Fri
edrich Granzer)およびエリック・モイサル(Erik Moisa
r)、フリードリッヒ・ヴィーウェグ・アンド・ゾーン−
ブラウンシュウェイグ/ヴィースバーデン、ジャーナル
・オブ・イマージング・テクノロジー(Journal of Imag
ing Technology)、12巻、No.2、1986年4月、
100−110頁、並びにジャーナル・オブ・イメージ
ング・サイエンス(Journal of Imaging Science)−33
巻、No.1、1989年1月/2月、7頁参照]、熱
転写可能な染料で他の側がコーテイングされている抵抗
性リボンの中に電流が電極列から画素通りに送られる。
【0011】さらに最近開示された技術によると(例え
ば米国特許第4,908,631号参照)、染料供与体層
に必要な熱エネルギーを適用して染料を融解および/ま
たは昇華させそして受容体要素に転写させるために超音
波画素印刷機を使用している。
【0012】熱染料転写方法は主として多色染料像の再
現を意図するが、黒色像を含むモノクローム像の生成用
にも適しており、それは採用される染料−供与体要素で
印刷することにより黒白および/またはカラー印刷を生
成しうることを意味する。
【0013】反射型印刷(不透明な白色の光反射性背景
を有する)およびトランスパレンシー生成の両者のため
に直接的な熱的像形成法および熱染料転写法を使用する
ことができる。医学診断分野においては、黒白またはモ
ノクロームトランスパレンシーはライトボックスと共に
操作される検査技術において広い用途が見いだされる。
【0014】黒白印刷の生成用には、黒色染料部分を有
する染料−供与体要素が使用される。黒色染料の代わり
に染料の混合物を使用することもでき、その混合物は中
性黒色の転写像が得られるように選択される。もちろ
ん、数個の染料部分から1つの染料を他の染料の上にま
たは記録機中に印刷することにより黒色像を生成するこ
ともできる。しかしながら、この工程は比較的時間がか
かりそして比較的長い供与体要素の長さを必要とするた
めにあまり適さない。
【0015】熱転写工程により生成するトランスパレン
シーの光学的密度はむしろ低くそしてほとんどの商業的
システム中では、−トランスパレンシーを印刷するため
に特別に設計された供与体要素の使用にもかかわらず−
1〜1.2にしか達しない(マクベス・クアンタログ・
デンシトメーター・タイプtd102により測定)。し
かしながら、多くの用途分野用にはそれよりかなり高い
伝達密度が要求される。例えば、医学診断分野では少な
くとも2.5の最大伝達密度が望まれる。
【0016】ヨーロッパ特許出願公開第537,975
号は、有機銀塩および結合剤を含有する像生成層を支持
体上に含んでなるサーモグラフィーシステムを開示して
いる。この材料は熱ヘッドにより像通りに加熱されて高
密度の銀像が得られる。
【0017】そのようなサーモグラフィーシステムは、
非像位置において共反応物が未変化のままであり寿命お
よび保存性を損なうという欠点を有する。さらに、医学
目的用にフィルム上で必要な極端に高い密度のため、特
殊な医学診断用途用に要求される特殊な条件に階調を調
節および低下させることを再現可能な方式で行うのは非
常に困難である。
【0018】低いまたは軟らかい階調と組み合わされた
高い光学的密度が熱転写方法により得られるようなサー
モグラフィーシステムを提供することが望ましい。さら
に中性調色を有する黒色像を得ることも望ましい。
【0019】
【本発明の目的および要旨】本発明の一目的は、高い密
度および中性黒色調色(neutral black tone)の像を生成
しそして軟らかい階調を有する複数の中間密度を有する
像を生成可能な熱的像形成方法を提供することである。
【0020】他の目的は以下の記載から明らかになるで
あろう。
【0021】本発明に従えば、(i)結合剤および加熱
時に銀源を金属銀に還元しうる熱転写可能な還元剤であ
って、その酸化された形態が着色されるかまたは発色可
能である還元剤を含んでなる供与体層を支持体上に含ん
でなる供与体要素並びに(ii)還元剤の存在下で熱によ
り還元されうる銀源を含んでなる受容層を支持体上に含
んでなる受容要素を使用する熱的像形成方法であって、
該熱的像形成方法が供与体要素の供与体層を受容要素の
受容層と向かい合った関係にし、このようにして得られ
る組み立て体を像通りに加熱して、適用される熱量に応
じて供与体層からの熱転写可能な還元剤を受容要素に像
通りに転写させ、そして供与体要素を受容要素から分離
する段階を含んでなる方法が提供される。
【0022】本発明はさらに、供与体要素および該供与
体要素と組み合わせて使用するための受容要素からなる
組み立て体であり、該供与体要素が結合剤および加熱時
に銀源を金属銀に還元しうる熱転写可能な還元剤であっ
て、その酸化された形態が着色されるかまたは発色可能
である還元剤を含んでなる供与体層を2〜30μmの厚
さを有する支持体上に含んでなり、そして該受容要素が
還元剤の存在下で熱により還元されうる銀源を含んでな
る受容層を支持体上に含んでなる組み立て体を提供す
る。
【0023】
【発明の詳細な記述】簡単にするために、加熱時に銀源
を金属銀に還元しうる熱的に転写可能な還元剤であって
酸化された形態が着色されるかまたは発色可能である還
元剤を発色性還元剤と称する。
【0024】本発明に従う方法の好適態様では、発色性
還元剤の受容体要素(シート、リボンまたはウェブ)上
への像通りの転写はジュール効果加熱により進み、そこ
では熱ヘッド列の選択的にエネルギーが与えられた電気
抵抗器が供与体要素(場合によりその後側が耐熱層でコ
ーテイングされていてもよいシート、リボンまたはウェ
ブ)の薄い熱的に安定な樹脂ベースと接触して使用され
ており、その上に発色性還元剤が供与体層の中で存在す
る。適用される熱量に従い供与体層と接触して保たれて
いる受容体要素がある量の発色性還元剤を像通りに受容
する。
【0025】熱エネルギーはさらに発色性還元剤と銀源
の間で酸化−還元反応を引き起こす。その結果、銀源は
金属銀に還元されそして還元物は酸化されて1種もしく
はそれ以上のその酸化状態となる。本発明に従うと、こ
れらの酸化状態の少なくとも1つは着色されるかまたは
共反応物、例えば還元剤自体またはその酸化された形と
の反応で発色する。
【0026】このようにして生じた色は金属銀像の光学
的密度に光学的密度を追加し、そして金属像の色調を補
正して医学診断目的用に必要な中性灰色および黒色を得
る。さらに、像通りの加熱量を調節することにより還元
される発色性還元剤の量を調節できるため、軟らかい階
調が得られる。
【0027】本発明に従い発色性還元剤を供与体要素か
ら受容体シートに転写させるために使用できる熱印刷ヘ
ッドは市販されている。適当な熱印刷ヘッドは例えばフ
ジツウ・サーマルヘッド(ETP−040 MCS00
1)、TDKサーマルヘッドF415 HH7−108
9、およびローム・サーマルヘッドKE 2008−F
3およびキョーサラ・サーマルヘッドKST−219−
12−12MPG27である。
【0028】黒色像を生成するには、発色性還元剤の酸
化生成物またはその反応生成物の色および熱により生成
される金属像の色が補色であってもよく、例えばそれぞ
れ青色および黄色である。
【0029】上記の好適態様に従うと像通りの加熱は熱
ヘッドにより行われるが、当技術の専門家に既知の他の
像通りの加熱源を使用することもできる。
【0030】本発明に従う像通りの加熱による発色性還
元剤の転写後に、最大密度を高めるためそして生成した
金属銀像の色調を改良するために受容層に追加の加熱を
行うことができる。
【0031】追加の加熱は100°〜140℃における
1〜60秒の期間、例えば120℃における3秒間であ
ってもよい。
【0032】受容要素 金属像を生成するための受容層中の反応物として、銀の
熱的に還元可能な源が使用される。特に好適な銀の熱的
に還元可能な源は実質的に非感光性の有機銀塩である。
【0033】本発明に従う使用のために特に適する実質
的に非感光性の有機銀塩は脂肪酸として知られている脂
肪族カルボン酸の銀塩であり、ここで脂肪族炭素鎖は好
適には少なくとも12個の炭素原子を有しており、例え
ばラウリン酸銀、パルミチン酸銀、ステアリン酸銀、ヒ
ドロキシステアリン酸銀、、オレイン酸銀およびベヘン
酸銀、並びに米国特許第4,504,575号に記載され
ているドデシルスルホン酸銀、および公開されたヨーロ
ッパ特許出願第227 141号に記載されているジ(2
−エチルヘキシル)−スルホスクシン酸銀である。チオ
エーテル基を有する有用な改質された脂肪族カルボン酸
は例えば英国特許第1,111,492号に記載されてお
り、そして同様に熱的に現像可能な銀像を生成するため
に使用できる例えば安息香酸銀および銀フタラジノンの
如き他の有機銀塩は英国特許第1,439,478号に記
載されている。さらに、米国特許第4,260,677号
に記載されている銀イミダゾレートおよび実質的に非感
光性の無機または有機銀塩錯体も挙げられる。他の有用
な還元可能な銀源はヨーロッパ特許出願公開第537,
975号に記載されている。最も好ましい還元可能な銀
源はベヘン酸銀である。
【0034】受容要素の受容層用の結合剤としては好適
には熱可塑性の水不溶性樹脂が使用され、そこでは成分
類を均質に分散させることもできまたはそれらと共に固
相溶液を形成することもできる。この目的用には、全て
の種類の天然、改質された天然または合成樹脂、例えば
セルロース誘導体、例えばエチルセルロース、セルロー
スエステル類、カルボキシメチルセルロース、澱粉エー
テル類、α,β−エチレン系不飽和化合物から誘導され
る重合体、例えばポリ塩化ビニル、後−塩素化されたポ
リ塩化ビニル、塩化ビニルと塩化ビニリデンの共重合
体、塩化ビニルと酢酸ビニルの共重合体、ポリ酢酸ビニ
ルおよび部分的に加水分解されたポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルアセタール類、例えばポ
リビニルブチラール、アクリロニトリルおよびアクリル
アミドの共重合体、ポリアクリル酸エステル類、ポリメ
タクリル酸エステル類およびポリエチレンまたはそれら
の混合物を使用することができる。特に適切な形態学的
に興味のある(ハロゲンを含まない)結合剤はポリビニ
ルブチラールである。いくつかのビニルアルコール単位
を含有するポリビニルブチラールは米国のモンサントか
ら商品名BUTVARB79として販売されている。
【0035】結合剤対有機銀塩の重量比は好適には0.
2〜6の範囲であり、そして像生成層の厚さは好適には
5〜16μmの範囲である。
【0036】供与体要素 酸化された形が反応して発色する発色性還元剤の例は自
動カップリング物質、例えば4−メトキシ,1−ナフト
ールおよびインドキシル、並びにP.グラフキデス(Glaf
kidees)、2版、604頁の「化学写真(Chimie photogr
aphique)」に記載されている如き自動カップリング性ア
ミノフェノール類である。
【0037】着色された酸化生成物を有する発色性還元
剤は例えばヨーロッパ特許出願公開第509740号に
記載されているようなビスフェノール類である。
【0038】非常に好ましい発色性還元剤はインドアニ
リンまたはアゾメチン染料の還元された形、すなわちロ
イコ−インドアニリン類またはロイコ−アゾメチン染料
である。特に好適なものは、下記の一般式I:
【0039】
【化1】
【0040】[式中、R1は水素または任意の置換基を
表し、nは0または1〜4の正の整数であり、そしてn
が2、3または4である時にはR1は同一もしくは相異
なる意味を有し、R2およびR3の各々は独立して水素ま
たは−COR10、−SO210および−OPR1011
群から選択されるアシル基を表し、Xは縮合環を完成す
るのに必要な原子を表し、tは0または1であり、
4、R5、R6、およびR7の各々は独立して水素、アル
キル基、シクロアルキル基、アリール基、アルキルオキ
シ基、アリールオキシ基、カルバモイル基、スルファモ
イル基、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−NH−SO2
12、−NH−COR12、−O−SO212、または−O
−COR12を表すか、或いはR4およびR7またはR5
よびR6は一緒になって脂肪族環または複素環式環を完
成するのに必要な原子を表すか、或いはR4およびR8
たはR5およびR9は一緒になって複素環式環を完成する
のに必要な原子を表し、R8およびR9の各々は独立して
水素、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、複
素環式環を表すか、或いはR8およびR9は一緒になって
複素環式環を完成するのに必要な原子を表し、R10、R
11、およびR12の各々は独立してアルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基、アルキルオキシ基、アリールオ
キシ基、アルキルチオ基、アリールチオ、アミノ基また
は複素環式環を表す]に相当する。
【0041】一般式Iに相当するロイコ−インドアニリ
ン類の非限定的リストは以下の表1に示されている。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】上記の一般式に相当する化合物は、対応す
る染料を還元しそして必要ならロイコ染料を塩化アシル
で誘導体にすることにより、製造できる。
【0047】他の好ましい形のロイコ−アゾメチン類は
RD22623(1983年2月)、ヨーロッパ特許第
0533 008号、ヨーロッパ特許第512 477
号、RD21003(1981年10月)およびヨーロ
ッパ特許第0069 585号に記載されている。
【0048】供与体要素の発色性還元剤を含有する供与
体層は好適には還元剤、重合体状結合剤媒体および他の
任意成分を適当な溶媒または溶媒混合物中に加え、ボー
ルミル粉砕によりこれらの成分を溶解または分散させて
最初に接着剤または下塗り層が供されていてもよい支持
体に適用されるコーテイング組成物を製造することによ
り製造され、そして乾燥される。
【0049】このようにして製造された供与体層は約
0.2〜5.0μmの、好適には0.4〜2.0μmの厚さ
を有し、そして発色性還元剤対結合剤の重量比は9:1
〜1:3、好適には2:1〜1:2である。
【0050】下記の重合体を重合体状結合剤として使用
することができる:セルロース誘導体、例えばエチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロ
キシセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、硝
酸セルロース、酢酸蟻酸セルロース、酢酸フタル酸水素
セルロース、酢酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロ
ース、酢酸酪酸セルロース、酢酸ペンタ酸セルロース、
酢酸安息香酸セルロース、三酢酸セルロース;ビニル型
樹脂および誘導体、例えばポリビニルアルコール、ポリ
酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、コポリビニルブチ
ラール−ビニルアセタール−ビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルアセトアセタール、ポリア
クリルアミド;アクリレートおよびアクリレート誘導体
から誘導される重合体および共重合体、例えばポリアク
リル酸、ポリメチルメタクリレートおよびスチレン−ア
クリレート共重合体;ポリエステル樹脂;ポリカーボネ
ート類;ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル);ポリ
スルホン類;ポリ酸化フェニレン;有機シリコーン類、
例えばポリシロキサン類;エポキシ樹脂および天然樹
脂、例えばアラビアゴム。好適には、本発明に従う供与
体層用の結合剤は酢酸酪酸セルロースまたはポリ(スチ
レン−コ−アクリロニトリル)を含んでなる。
【0051】供与体層は他の添加剤、例えば硬化剤、防
腐剤、分散剤、帯電防止剤、発泡防止剤、粘度−調節剤
を含有することもできる。
【0052】寸法安定性であり且つ400℃までの関与
する温度に20ミリ秒までの期間にわたり耐性でありそ
して一方の側の適用された熱を還元剤を通して他の側に
伝達して典型的には1〜10ミリ秒の如き短時間内に受
容体シートに転移させるのに充分なほど薄いなら、いず
れの材料でも供与体要素用の支持体として使用すること
ができる。そのような材料には、ポリエステル類、例え
ばポリエチレンテレフタレート、ポリアミド類、ポリア
クリレート類、ポリカーボネート類、セルロースエステ
ル類、弗素化された重合体、ポリエーテル類、ポリアセ
タール類、ポリオレフィン類、ポリイミド類、グラシン
紙およびコンデンサー紙が包含される。ポリエチレンテ
レフタレートを含んでなる支持体が好ましい。一般的に
は、適切な支持体は2〜30μmの厚さを有することが
でき、好適には4〜10μmの厚さが使用される。所望
により、支持体を接着剤または下塗り層でコーテイング
することもできる。
【0053】供与体要素の供与体層を支持体上にコーテ
イングすることができまたは例えばグラビア印刷の如き
印刷技術によりその上に印刷することができる。
【0054】親水性重合体を含んでなる還元剤用の障壁
層を支持体と供与体要素の供与体層との間で使用して還
元剤の支持体への逆向きの間違った転移を防止すること
により還元剤の転移を促進させることもできる。還元剤
用の障壁層は意図する目的のために有用な親水性物質を
含有することができる。一般的には、ゼラチン、ポリア
クリルアミド、ポリイソプロピルアクリルアミド、ブチ
ルメタクリレート−グラフト化ゼラチン、エチルメタク
リレート−グラフト化ゼラチン、エチルアクリレート−
グラフト化ゼラチン、一酢酸セルロース、メチルセルロ
ース、ポリビニルアルコール、ポリエチレンイミン、ポ
リアクリル酸、ポリビニルアルコールとポリ酢酸ビニル
の混合物、ポリビニルアルコールとポリアクリル酸の混
合物、または一酢酸セルロースとポリアクリル酸の混合
物を用いると良好な結果が得られる。ある種の親水性重
合体、例えばヨーロッパ特許第227,091号に記載
されているものは支持体および供与体層に対する適当な
接着性も有するため、別個の接着剤または下塗り層の必
要性がなくなる。供与体要素中の1つの層で使用される
特定の親水性重合体が二重機能を果すため、障壁/下塗
り層と称される。
【0055】好適には、供与体要素の反対側は供与体要
素に対する粘着から印刷ヘッドを保護するために滑り層
でコーテイングされている。そのような滑り層は潤滑用
物質、例えば表面活性剤、液体潤滑剤、固体潤滑剤また
はそれらの混合物を、重合体状結合剤と共にまたはそれ
を用いずに、含んでなる。表面活性剤は当技術で既知の
もの、例えばカルボキシレート類、スルホネート類、ホ
スフェート類、脂肪族アミン塩類、脂肪族第四級アンモ
ニウム塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、
ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、フルオロア
ルキルC2−C20脂肪酸類である。液体潤滑剤の例に
は、シリコーン油、合成油、飽和炭化水素、およびグリ
コール類が包含される。固体潤滑剤の例には、種々の高
級アルコール類、例えばステアリルアルコール、脂肪酸
類および脂肪酸エステル類が包含される。適当な滑り層
は例えばヨーロッパ特許第138,483号、ヨーロッ
パ特許第227,090号、米国特許第4,567,11
3号、米国特許第4,572,860号、米国特許第4,
717,711号に記載されている。好適には滑り層は
スチレン−アクリロニトリル共重合体もしくはスチレン
−アクリロニトリル−ブタジエン共重合体またはそれら
の混合物或いはヨーロッパ特許出願公開第912020
71.6号に記載されているポリカーボネートを結合剤
としてそしてポリシロキサン−ポリエーテル共重合体も
しくはポリテトラフルオロエチレンまたはそれらの混合
物を潤滑剤として結合剤の0.1〜10重量%の量で含
んでなる。
【0056】供与体要素と共に使用される受容シート用
の支持体は例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエ
ーテルスルホン、ポリイミド、セルロースエステル、ま
たはポリビニルアルコール−コ−アセタールの透明フィ
ルムであってよい。支持体は例えばバリタ−コーテイン
グ紙、ポリエチレン−コーテイング紙、または白色ポリ
エステル、すなわち白色に顔料着色されたポリエステル
の如き反射性のものであってもよい。青色に着色された
ポリエチレンテレフタレートフィルムを支持体として使
用することもできる。
【0057】供与体要素の供与体層または受容体シート
の像受容層は転写後に受容体シートから供与体要素を分
離するのを助けるリリース剤を含有できる。このリリー
ス剤は別の層の中に供与体層および/または像受容層の
少なくとも一部の上に加えることもできる。適当なリリ
ース剤は固体ワックス、弗素−またはホスフェート−含
有表面活性剤およびシリコーン油である。適当なリリー
ス剤は例えばヨーロッパ特許第133012号、JP8
5/19138、およびヨーロッパ特許第227092
号に記載されている。
【0058】下記の実施例は本発明をさらに詳細に説明
するものであるが、その範囲を限定するものではない。
全ての部数は断らない限り重量による。
【0059】
【実施例】
受容要素の製造 100μmの厚さを有する下塗りされたポリエチレンテ
レフタレート支持体を下記の受容層を得るためにドクタ
ーブレードでコーテイングした: ベヘン酸銀 4.5g/m2 3,4−ジヒドロ−2,4−ジオキソ−1,3,2H− ベンゾキサジン 0.34g/m2 ポリビニルブチラール(Butvar B79、モンサント) 4.5g/m2 Baysilone Oel(商品名、バイエルAG) 0.017g/m2 乾燥後に、この層をヘキサンからのリリース剤: テゴグリド(Tegoglide)410* 0.03g/m2 でコーテイングした。
【0060】* テゴグリド410(商品名)はポリシ
ロキサン−ポリエーテル型の潤滑剤である。
【0061】このようにして得られた物質を以下の実施
例で受容要素として使用した。
【0062】供与体要素の製造 本発明に従う使用のための供与体要素は下記の如くして
製造された:下表2、4および6に示されている量の還
元剤または比較用化合物並びにこれらも表に示されてい
る量の結合剤をエチルメチルケトン中に含んでなる溶液
を製造した。
【0063】この溶液から、100μmの湿潤厚さを有
する供与体層を6μmの厚さを有し且つ一般的な下塗り
層を有するポリエチレンテレフタレートフィルム上にコ
ーテイングした。生じた供与体層を溶媒の蒸発により乾
燥した。
【0064】フィルム支持体の反対側をエチレングリコ
ール、アジピン酸、ネオペンチルグリコール、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、およびグリセロールを含んでなる
コポリエステルの下塗り層でコーテイングした。
【0065】生じた下塗り層を、13%の下記構造式
(III):
【0066】
【化2】
【0067】[式中、nはジクロロメタン中0.5%溶
液中で測定された1.30の相対粘度を有するポリカー
ボネートを得るための単位数を表す]を有するポリカー
ボネート、0.5%の滑石(Nippon Talc P3、インテロ
ルガナ)および0.5%のステアリン酸亜鉛のメチルエ
チルケトン中溶液で被覆した。
【0068】最後に、生じた耐熱性ポリカーボネート層
の上にポリエーテル−改質されたポリジメチルシロキサ
ン(テゴグリド410、ゴールドシュミット)の上部層
をイソプロパノール中溶液からコーテイングした。
【0069】供与体要素をミツビシカラービデオプリン
ターCP100E中で受容体シートと組み合わせて印刷
した。
【0070】受容体シートを供与体要素から分離し、そ
して記録された像の最大密度値をマクベス(Macbeth)T
R924密度計により状態Aモードで赤色、緑色、青色
および可視領域で測定した。
【0071】上記の実験を比較として実施例1に示され
ている従来の銀塩現像剤、実施例2で本発明に従うロイ
コ還元剤そして実施例3に示されているロイコ還元剤か
ら誘導できる数種のカラー染料に関して繰り返した。
【0072】実施例1−比較用 銀源用の還元剤として使用される一般的写真現像剤の化
学構造は以下の表3に示されている。
【0073】得られた密度は表2に示されている。
【0074】実験は、現像された銀像の色が褐黄色ない
し褐赤色でありそして全く中性灰色または黒色でないこ
を示した。
【0075】同じことは吸収フィルターである赤色およ
び青色の後ろの密度の比較によってもわかり、そこでは
青色に対する値は赤色フィルターに対するものの二倍以
上であった。
【0076】得られた銀像は医学診断システム中の使用
には適さかった。
【0077】
【表5】
【0078】試料1、2および8に対する追加加熱時間
は5分間であり、そして他の試料に対しては1分間であ
った。
【0079】
【表6】
【0080】実施例2−本発明に従うロイコ−還元剤 銀源用の現像剤として使用されそして酸化後にカラー染
料を生成するロイコ−還元剤の化学構造は、4−メトキ
シナフトールであるL18以外は、上記の表1に示され
ている。
【0081】得られた密度は表4に示されている。
【0082】実験から、現像された銀像の一部の色は中
性黒色ないし青色がかった黒色または緑黒色であること
がわかる。
【0083】同じことは吸収フィルターである赤色およ
び青色の後ろの密度の比較によってもわかり、ここでは
今回の値は実施例1と比べて比較的高い赤色値とさらに
同等性が大きかった。
【0084】3種の吸収フィルター(赤色、緑色、青
色)の後ろでさらに大きい同等値のために、可視フィル
ターの後ろの密度も実施例1と比べると大きい。
【0085】いくつかの実験では、得られた銀像の色は
医学診断システム中での使用に適していた。
【0086】
【表7】
【0087】実施例3−比較用 この実施例ではインドアニリン染料D1およびD2が比
較用に使用された。
【0088】染料D1から、発色性還元剤L6、L2お
よびL1が誘導された。
【0089】
【表8】
【0090】得られた密度は表5に示されている。供与
体要素は上記の如く0.5重量%のニトロセルロースお
よび1.1重量%の染料D1またはD2を含有する供与
体層用のコーテイング溶液を用いて製造された。
【0091】
【表9】
【0092】D1の結果を表4からのL6のものと比較
すると、インドアニリン染料をそれから誘導されるロイ
コ−インドアニリンの代わりに使用することにより銀像
の増加はないことが明らかである。これが青色フィルタ
ーの後ろの低い値をもたらす。
【0093】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0094】1.(i)結合剤および加熱時に銀源を金
属銀に還元しうる熱転写可能な還元剤であって、その酸
化された形態が着色されるかまたは発色可能である還元
剤を含んでなる供与体層を支持体上に含んでなる供与体
要素並びに(ii)還元剤の存在下で熱により還元されう
る銀源を含んでなる受容層を支持体上に含んでなる受容
要素を使用する熱的像形成方法であって、該熱的像形成
方法が供与体要素の供与体層を受容要素の受容層と向か
い合った関係にし、このようにして得られる組み立て体
を像通りに加熱して、適用される熱量に応じて供与体層
からの熱転写可能な還元剤を受容要素に像通りに転写さ
せ、そして供与体要素を受容要素から分離する段階を含
んでなる方法。
【0095】2.熱的に転移可能な還元剤がロイコ−ア
ゾメチン染料またはロイコ−インドアニリン染料であ
る、上記1に従う熱的像形成方法。
【0096】3.該ロイコ−インドアニリン染料が下記
式:
【0097】
【化3】
【0098】[式中、R1は水素または任意の置換基を
表し、nは0または1〜4の正の整数であり、そしてn
が2、3または4である時にはR1は同一もしくは相異
なる意味を有し、R2およびR3の各々は独立して水素ま
たは−COR10、−SO210および−OPR1011
群から選択されるアシル基を表し、Xは縮合環を完成す
るのに必要な原子を表し、tは0または1であり、
4、R5、R6、およびR7の各々は独立して水素、アル
キル基、シクロアルキル基、アリール基、アルキルオキ
シ基、アリールオキシ基、カルバモイル基、スルファモ
イル基、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−NH−SO2
12、−NH−COR12、−O−SO212、または−O
−COR12を表すか、或いはR4およびR7またはR5
よびR6は一緒になって脂肪族環または複素環式環を完
成するのに必要な原子を表すか、或いはR4およびR8
たはR5およびR9は一緒になって複素環式環を完成する
のに必要な原子を表し、R8およびR9の各々は独立して
水素、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、複
素環式環を表すか、或いはR8およびR9は一緒になって
複素環式環を完成するのに必要な原子を表し、R10、R
11、およびR12の各々は独立してアルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基、アルキルオキシ基、アリールオ
キシ基、アルキルチオ基、アリールチオ、アミノ基また
は複素環式環を表す]に相当する、上記2に従う熱像形
成方法。
【0099】4.銀源が実質的に非感光性の有機銀塩で
ある、上記項のいずれかに従う熱的像形成方法。
【0100】5.像通りの加熱が熱ヘッドにより行われ
る、上記項のいずれかに従う熱的像形成方法。
【0101】6.像通りの加熱後に受容要素が全体的に
加熱される、上記項のいずれかに従う熱的像形成方法。
【0102】7.供与体要素および該供与体要素と組み
合わせて使用するための受容要素からなる組み立て品で
あり、該供与体要素が結合剤および加熱時に銀源を金属
銀に還元しうる熱転写可能な還元剤であって、その酸化
された形態が着色されるかまたは発色可能である還元剤
を含んでなる供与体層を2〜30μmの厚さを有する支
持体上に含んでなり、そして該受容要素が還元剤の存在
下で熱により還元可能な銀源を含んでなる受容層を支持
体上に含んでなる組み立て体。
【0103】8.熱的に転写可能な還元剤がロイコ−ア
ゾメチン染料またはロイコ−インドアニリン染料であ
る、上記7に従う組み立て体。
【0104】9.該ロイコ−インドアニリン染料が下記
式:
【0105】
【化4】
【0106】[式中、R1は水素または任意の置換基を
表し、nは0または1〜4の正の整数であり、そしてn
が2、3または4である時にはR1は同一もしくは相異
なる意味を有し、R2およびR3の各々は独立して水素ま
たは−COR10、−SO210および−OPR1011
群から選択されるアシル基を表し、Xは縮合環を完成す
るのに必要な原子を表し、tは0または1であり、
4、R5、R6、およびR7の各々は独立して水素、アル
キル基、シクロアルキル基、アリール基、アルキルオキ
シ基、アリールオキシ基、カルバモイル基、スルファモ
イル基、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−NH−SO2
12、−NH−COR12、−O−SO212、または−O
−COR12を表すか、或いはR4およびR7またはR5
よびR6は一緒になって脂肪族環または複素環式環を完
成するのに必要な原子を表すか、或いはR4およびR8
たはR5およびR9は一緒になって複素環式環を完成する
のに必要な原子を表し、R8およびR9の各々は独立して
水素、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、複
素環式環を表すか、或いはR8およびR9は一緒になって
複素環式環を完成するのに必要な原子を表し、R10、R
11、およびR12の各々は独立してアルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基、アルキルオキシ基、アリールオ
キシ基、アルキルチオ基、アリールチオ、アミノ基また
は複素環式環を表す]に相当する、上記7に従う組み立
て体。
【0107】10.銀源が実質的に非感光性の有機銀塩
である、上記7〜9のいずれかに従う組み立て体。
フロントページの続き (72)発明者 ジヤン・バン・デン・ボゲルト ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 リユク・バンメール ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ゲールト・デフイーウ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)結合剤および加熱時に銀源を金属
    銀に還元しうる熱転写可能な還元剤であって、その酸化
    された形態が着色されるかまたは発色可能である還元剤
    を含んでなる供与体層を支持体上に含んでなる供与体要
    素並びに(ii)還元剤の存在下で熱により還元されうる
    銀源を含んでなる受容層を支持体上に含んでなる受容要
    素を使用する熱的像形成方法であって、該熱的像形成方
    法が供与体要素の供与体層を受容要素の受容層と向かい
    合った関係にし、このようにして得られる組み立て体を
    像通りに加熱して、適用される熱量に応じて供与体層か
    らの熱転写可能な還元剤を受容要素に像通りに転写さ
    せ、そして供与体要素を受容要素から分離する段階を含
    んでなる熱的像形成方法。
  2. 【請求項2】 供与体要素および該供与体要素と組み合
    わせて使用するための受容要素からなる組み立て体であ
    り、該供与体要素が結合剤および加熱時に銀源を金属銀
    に還元しうる熱転写可能な還元剤であって、その酸化さ
    れた形態が着色されるかまたは発色可能である還元剤を
    含んでなる供与体層を2〜30μmの厚さを有する支持
    体上に含んでなり、そして該受容要素が還元剤の存在下
    で熱により還元されうる銀源を含んでなる受容層を支持
    体上に含んでなる組み立て体。
JP7077081A 1994-03-10 1995-03-09 熱的像形成方法並びにそこで使用するための供与体および受容要素の組み立て体 Pending JPH07276834A (ja)

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