JPH072765A - 殺生物性化合物 - Google Patents
殺生物性化合物Info
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- JPH072765A JPH072765A JP11420594A JP11420594A JPH072765A JP H072765 A JPH072765 A JP H072765A JP 11420594 A JP11420594 A JP 11420594A JP 11420594 A JP11420594 A JP 11420594A JP H072765 A JPH072765 A JP H072765A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 一般式:
【化1】
〔式中、nは1、2もしくは3であり;R1 、R2 、R
3 およびR4 は独立して水素原子またはアルキル基を示
し;Xは酸素原子または基>CR5 R6 、>NR7 、>
NCOR8 もしくは>S(O)p を示し、ここでR5 、
R6 、R7 およびR8 は独立して水素原子またはアルキ
ル基を示し、pは0、1もしくは2であり;Aは適宜置
換された3−フルオロベンジル基を示し;Yは基=CH
−もしくは=N−を示す〕の化合物。 【効果】 これら化合物は殺虫性である。
3 およびR4 は独立して水素原子またはアルキル基を示
し;Xは酸素原子または基>CR5 R6 、>NR7 、>
NCOR8 もしくは>S(O)p を示し、ここでR5 、
R6 、R7 およびR8 は独立して水素原子またはアルキ
ル基を示し、pは0、1もしくは2であり;Aは適宜置
換された3−フルオロベンジル基を示し;Yは基=CH
−もしくは=N−を示す〕の化合物。 【効果】 これら化合物は殺虫性である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は或る種のN−ベンジル複
素環化合物、その製造方法および殺生物剤(たとえば農
薬)としてのその使用に関するものである。
素環化合物、その製造方法および殺生物剤(たとえば農
薬)としてのその使用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、N−ベンジル複素環化合物は比較
的広く検討されている。たとえばJP63287764
号(日本特殊農薬)は1−(3−シアノベンジル)−2
−(ニトロメチレン)イミダゾリン、1−(3−シアノ
ベンジル)−2−(ニトロイミノ)イミダゾリンおよび
1−(3−シアノベンジル)−2−(ニトロメチレン)
テトラヒドロピリミジン化合物を開示している。これら
化合物は殺昆虫剤として有用であり、鞘翅類、鱗翅類、
半翅類および双翅類に対し有効である。DE OS 2
5 14 402 A1号(ヘキスト)は或る種の2−
(ニトロメチレン)イミダゾリジンおよび2−(ニトロ
メチレン)ヘキサヒドロピリミジン化合物を開示してお
り、これら化合物は殺昆虫性であると記載されている。
その明細書は特に1−ベンジル−2−(ニトロメチレ
ン)イミダゾリンおよび1−ベンジル−2−(ニトロメ
チレン)ヘサヒドロピリミジンを開示している。DE
OS 27 32 660号(ヘキスト)は或る種の殺
昆虫性2−(ニトロメチレン)イミダゾリジン化合物を
開示している。開示された特定例は1−(4−クロルベ
ンジル)−2−(ニトロメチレン)イミダゾリジン、1
−(3,4−ジクロルベンジル)−2−(ニトロメチレ
ン)イミダゾリジン、1−(2−クロルベンジル)−2
−(ニトロメチレン)イミダゾリジンおよび1−(4−
フルオロベンジル)−2−(ニトロメチレン)イミダゾ
リジンを包含する。ヨーロッパ特許第136 636号
公報(日本特殊農薬製造)は2−(ニトロメチレン)テ
トラヒドロピリミジン誘導体を開示しており、これらは
殺昆虫性であると記載されている。開示された特定例は
1−(4−クロルベンジル)−2−(ニトロメチレン)
テトラヒドロピリミジン、1−(4−ブロモベンジル)
−2−(ニトロメチレン)テトラヒドロピリミジンおよ
び1−(4−フルオロベンジル)−2−(ニトロメチレ
ン)テトラヒドロピリミジンを包含する。
的広く検討されている。たとえばJP63287764
号(日本特殊農薬)は1−(3−シアノベンジル)−2
−(ニトロメチレン)イミダゾリン、1−(3−シアノ
ベンジル)−2−(ニトロイミノ)イミダゾリンおよび
1−(3−シアノベンジル)−2−(ニトロメチレン)
テトラヒドロピリミジン化合物を開示している。これら
化合物は殺昆虫剤として有用であり、鞘翅類、鱗翅類、
半翅類および双翅類に対し有効である。DE OS 2
5 14 402 A1号(ヘキスト)は或る種の2−
(ニトロメチレン)イミダゾリジンおよび2−(ニトロ
メチレン)ヘキサヒドロピリミジン化合物を開示してお
り、これら化合物は殺昆虫性であると記載されている。
その明細書は特に1−ベンジル−2−(ニトロメチレ
ン)イミダゾリンおよび1−ベンジル−2−(ニトロメ
チレン)ヘサヒドロピリミジンを開示している。DE
OS 27 32 660号(ヘキスト)は或る種の殺
昆虫性2−(ニトロメチレン)イミダゾリジン化合物を
開示している。開示された特定例は1−(4−クロルベ
ンジル)−2−(ニトロメチレン)イミダゾリジン、1
−(3,4−ジクロルベンジル)−2−(ニトロメチレ
ン)イミダゾリジン、1−(2−クロルベンジル)−2
−(ニトロメチレン)イミダゾリジンおよび1−(4−
フルオロベンジル)−2−(ニトロメチレン)イミダゾ
リジンを包含する。ヨーロッパ特許第136 636号
公報(日本特殊農薬製造)は2−(ニトロメチレン)テ
トラヒドロピリミジン誘導体を開示しており、これらは
殺昆虫性であると記載されている。開示された特定例は
1−(4−クロルベンジル)−2−(ニトロメチレン)
テトラヒドロピリミジン、1−(4−ブロモベンジル)
−2−(ニトロメチレン)テトラヒドロピリミジンおよ
び1−(4−フルオロベンジル)−2−(ニトロメチレ
ン)テトラヒドロピリミジンを包含する。
【0003】
【発明の要点】本発明は、或る種のN−(3−フルオロ
ベンジル)−複素環化合物の興味ある農薬活性を見出し
たことに基づいている。本発明の第一面によれば、一般
式:
ベンジル)−複素環化合物の興味ある農薬活性を見出し
たことに基づいている。本発明の第一面によれば、一般
式:
【化3】 〔式中、nは1、2もしくは3であり;R1 、R2 、R
3 およびR4 は独立して水素原子またはアルキル基を示
し;Xは酸素原子または基>CR5 R6 、>NR7 、>
NCOR8 もしくは>S(O)p を示し、ここでR5 、
R6 、R7 およびR8 は独立して水素原子またはアルキ
ル基を示し;pは0、1もしくは2であり;Aは適宜置
換された3−フルオロベンジル基を示し;Yは基=CH
−もしくは=N−を示す〕の化合物が提供される。3−
フルオロベンジル基の存在は、Aがたとえば3−クロル
ベンジル、3−ブロモベンジルもしくは未置換のベンジ
ル基を示す同様な化合物と対比して、一般式Iの化合物
の農薬活性を増大させる傾向を有することが判明した。
3 およびR4 は独立して水素原子またはアルキル基を示
し;Xは酸素原子または基>CR5 R6 、>NR7 、>
NCOR8 もしくは>S(O)p を示し、ここでR5 、
R6 、R7 およびR8 は独立して水素原子またはアルキ
ル基を示し;pは0、1もしくは2であり;Aは適宜置
換された3−フルオロベンジル基を示し;Yは基=CH
−もしくは=N−を示す〕の化合物が提供される。3−
フルオロベンジル基の存在は、Aがたとえば3−クロル
ベンジル、3−ブロモベンジルもしくは未置換のベンジ
ル基を示す同様な化合物と対比して、一般式Iの化合物
の農薬活性を増大させる傾向を有することが判明した。
【0004】本明細書において特記しない限り、アルキ
ル基は直鎖もしくは分枝鎖とすることができ、好適には
10個まで、好ましくは6個まで、特に好ましくは4個
までの炭素原子を有し、好適例はメチルおよびエチルで
ある。本明細書において特記しない限り、任意の基が適
宜置換されたと称する場合、適宜存在する置換基は農薬
化合物の開発および/またはその構造/活性、持続性、
浸透性もしくは他の性質に影響を及ぼすようなこれら化
合物の改変に一般的に用いられる任意の基とすることが
できる。アルキル基に関し、この種の置換基の特定例は
ハロゲン、特に弗素、塩素もしくは臭素原子、並びにフ
ェニル、アルコキシ、ヒドロキシ、シアノおよび(アル
キル)アミノ基を包含する。フェニル基に関し、適宜の
置換基はハロゲン原子、たとえば弗素、塩素、臭素およ
び沃素原子、並びにニトロ、シアノ、アルコキシ、ヒド
ロキシ、アミノ、(アルキル)アミノ、アルキル、アル
キルチオおよびハロアルキル(特にCF3 )基を包含す
る。
ル基は直鎖もしくは分枝鎖とすることができ、好適には
10個まで、好ましくは6個まで、特に好ましくは4個
までの炭素原子を有し、好適例はメチルおよびエチルで
ある。本明細書において特記しない限り、任意の基が適
宜置換されたと称する場合、適宜存在する置換基は農薬
化合物の開発および/またはその構造/活性、持続性、
浸透性もしくは他の性質に影響を及ぼすようなこれら化
合物の改変に一般的に用いられる任意の基とすることが
できる。アルキル基に関し、この種の置換基の特定例は
ハロゲン、特に弗素、塩素もしくは臭素原子、並びにフ
ェニル、アルコキシ、ヒドロキシ、シアノおよび(アル
キル)アミノ基を包含する。フェニル基に関し、適宜の
置換基はハロゲン原子、たとえば弗素、塩素、臭素およ
び沃素原子、並びにニトロ、シアノ、アルコキシ、ヒド
ロキシ、アミノ、(アルキル)アミノ、アルキル、アル
キルチオおよびハロアルキル(特にCF3 )基を包含す
る。
【0005】好ましくはnは1もしくは2である。R
1 、R2 、R3 およびR4 は独立して水素原子もしくは
メチル基を示すことができる。好ましくはR1 、R2 、
R3 およびR4 の少なくとも3種は水素原子を示す。よ
り好ましくはR1 、R2 、R3 およびR4 のそれぞれは
水素原子を示す。好ましくはXは基>NR7 もしくは>
S(O)p を示す。より好ましくはXは基>NR7 を示
す。Xが基>NR7 を示す場合、好ましくはR7 は水素
原子を示す。Xが基>S(O)p を示す場合、好ましく
はpは0である。適宜置換された3−フルオロベンジル
基において、適宜の置換基はハロゲン原子またはアルキ
ル、アミノ、アルキルアミノ(この用語はモノ−、ジ−
およびトリ−アルキルアミノを包含する)、シクロアミ
ノ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルスルフィ
ル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、カル
ボキシ、アルキルカルボキシ、モノハロアルキル、ジハ
ロアルキル、トリハロアルキル、ニトロ、フェノキシお
よびシアノ基から選択することができる。
1 、R2 、R3 およびR4 は独立して水素原子もしくは
メチル基を示すことができる。好ましくはR1 、R2 、
R3 およびR4 の少なくとも3種は水素原子を示す。よ
り好ましくはR1 、R2 、R3 およびR4 のそれぞれは
水素原子を示す。好ましくはXは基>NR7 もしくは>
S(O)p を示す。より好ましくはXは基>NR7 を示
す。Xが基>NR7 を示す場合、好ましくはR7 は水素
原子を示す。Xが基>S(O)p を示す場合、好ましく
はpは0である。適宜置換された3−フルオロベンジル
基において、適宜の置換基はハロゲン原子またはアルキ
ル、アミノ、アルキルアミノ(この用語はモノ−、ジ−
およびトリ−アルキルアミノを包含する)、シクロアミ
ノ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルスルフィ
ル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、カル
ボキシ、アルキルカルボキシ、モノハロアルキル、ジハ
ロアルキル、トリハロアルキル、ニトロ、フェノキシお
よびシアノ基から選択することができる。
【0006】3−フルオロベンジル基は未置換であって
もよい。好ましくはこれは置換され、好ましくは前記3
−フルオロベンジル基の適宜の置換基はハロゲン原子ま
たはアルキルもしくはアルキルアミノ基から選択され
る。好適なハロゲン原子は弗素および塩素原子であり、
塩素原子がより好ましい。好適アルキル基はメチル基で
ある。好適なアルキルアミノ基はジアルキルアミノ基で
あり、ジメチルアミノおよびジエチルアミノが特に好適
である。前記3−フルオロベンジル基の最も好適な置換
基はジアルキルアミノ基である。
もよい。好ましくはこれは置換され、好ましくは前記3
−フルオロベンジル基の適宜の置換基はハロゲン原子ま
たはアルキルもしくはアルキルアミノ基から選択され
る。好適なハロゲン原子は弗素および塩素原子であり、
塩素原子がより好ましい。好適アルキル基はメチル基で
ある。好適なアルキルアミノ基はジアルキルアミノ基で
あり、ジメチルアミノおよびジエチルアミノが特に好適
である。前記3−フルオロベンジル基の最も好適な置換
基はジアルキルアミノ基である。
【0007】3−フルオロベンジル基は、そのベンゼン
環の各位置にて置換することができる。前記ベンゼン環
における好ましくは少なくとも2つの位置、より好まし
くは3つの位置は未置換であり、すなわち水素原子であ
る。好ましくは前記3−フルオロベンジル基は4−位置
が置換される。好ましくは前記の適宜置換された3−フ
ルオロベンジル基は未置換の3−フルオロベンジル基、
(3−フルオロ−4−クロル)ベンジル基、(3−フル
オロ−4−メチル)ベンジル基、(3−フルオロ−4−
メトキシ)ベンジル基、(3−フルオロ−4−ジメチル
アミノ)ベンジル基または(3−フルオロ−4−ジエチ
ルアミノ)ベンジル基を示す。特に好ましくは、前記の
適宜置換された3−フルオロベンジル基は(3−フルオ
ロ−4−ジメチルアミノ)ベンジル基を示す。
環の各位置にて置換することができる。前記ベンゼン環
における好ましくは少なくとも2つの位置、より好まし
くは3つの位置は未置換であり、すなわち水素原子であ
る。好ましくは前記3−フルオロベンジル基は4−位置
が置換される。好ましくは前記の適宜置換された3−フ
ルオロベンジル基は未置換の3−フルオロベンジル基、
(3−フルオロ−4−クロル)ベンジル基、(3−フル
オロ−4−メチル)ベンジル基、(3−フルオロ−4−
メトキシ)ベンジル基、(3−フルオロ−4−ジメチル
アミノ)ベンジル基または(3−フルオロ−4−ジエチ
ルアミノ)ベンジル基を示す。特に好ましくは、前記の
適宜置換された3−フルオロベンジル基は(3−フルオ
ロ−4−ジメチルアミノ)ベンジル基を示す。
【0008】本発明の第二面によれば一般式Iの化合物
の製造方法が提供され、この方法は(a)一般式
の製造方法が提供され、この方法は(a)一般式
【化4】 の化合物を一般式AL1 の化合物もしくはその塩と反応
させ〔上記式中、n、R1 、R2 、R3 、R4 、X、A
およびYは上記の意味を有し、L1 は離脱基である〕、
さらに必要に応じ反応の生成物を誘導化して一般式Iの
化合物を生成させ、または(b)一般式 HX−CR1 R2 −(CR3 R4 )n −NH−A (III) の化合物を1,1−ビス(メチルチオ)−2−ニトロエ
チレンまたはニトログアニジンと反応させ〔上記式中、
n、R1 、R2 、R3 、R4 、XおよびAは上記の意味
を有する〕、さらに必要に応じ反応の生成物を誘導化し
て一般式Iの化合物を生成させることを特徴とする。L
1 好ましくはハロゲン原子またはメシルもしくはトシル
基を示す。好ましくはL1 はハロゲン原子を示し、塩素
もしくは臭素原子が特に好適である。
させ〔上記式中、n、R1 、R2 、R3 、R4 、X、A
およびYは上記の意味を有し、L1 は離脱基である〕、
さらに必要に応じ反応の生成物を誘導化して一般式Iの
化合物を生成させ、または(b)一般式 HX−CR1 R2 −(CR3 R4 )n −NH−A (III) の化合物を1,1−ビス(メチルチオ)−2−ニトロエ
チレンまたはニトログアニジンと反応させ〔上記式中、
n、R1 、R2 、R3 、R4 、XおよびAは上記の意味
を有する〕、さらに必要に応じ反応の生成物を誘導化し
て一般式Iの化合物を生成させることを特徴とする。L
1 好ましくはハロゲン原子またはメシルもしくはトシル
基を示す。好ましくはL1 はハロゲン原子を示し、塩素
もしくは臭素原子が特に好適である。
【0009】反応(a)は好ましくはアルカリ金属水素
化物(たとえば水素化ナトリウム)の存在下で行われ
る。好適には一般式IIの化合物を溶剤(好ましくは極
性非プロトン溶剤、たとえばジメチルホルムアミド)に
攪拌しながら不活性なたとえば窒素雰囲気の下で溶解さ
せ、次いで前記アルカリ金属水素化物を添加する。次い
で一般式AL1 の化合物を攪拌しながら添加すると共
に、室温にて10時間以上にわたり反応させることがで
きる。所望の生成物を次いで標準技術により単離するこ
とができる。反応(a)に使用する一般式IIの化合物
は、一般式 HX−CR1 R2 −(CR3 R4 )n −NH2 (IV) の化合物もしくはその塩〔式中、n、R1 、R2 、R3
およびR4 は上記の意味を有する〕を1,1−ビス(メ
チルチオ)−2−ニトロエチレンまたはニトログアニジ
ンと反応させて製造することができる。この反応は好ま
しくは水またはアルコール溶剤(たとえばエタノール)
中にて還流下に行われる。Xが基−S(O)p を示す場
合、pは好ましくは一般式IVの前記化合物にて0であ
り、反応は一般式IVの化合物の塩、たとえば塩酸塩を
使用することができる。
化物(たとえば水素化ナトリウム)の存在下で行われ
る。好適には一般式IIの化合物を溶剤(好ましくは極
性非プロトン溶剤、たとえばジメチルホルムアミド)に
攪拌しながら不活性なたとえば窒素雰囲気の下で溶解さ
せ、次いで前記アルカリ金属水素化物を添加する。次い
で一般式AL1 の化合物を攪拌しながら添加すると共
に、室温にて10時間以上にわたり反応させることがで
きる。所望の生成物を次いで標準技術により単離するこ
とができる。反応(a)に使用する一般式IIの化合物
は、一般式 HX−CR1 R2 −(CR3 R4 )n −NH2 (IV) の化合物もしくはその塩〔式中、n、R1 、R2 、R3
およびR4 は上記の意味を有する〕を1,1−ビス(メ
チルチオ)−2−ニトロエチレンまたはニトログアニジ
ンと反応させて製造することができる。この反応は好ま
しくは水またはアルコール溶剤(たとえばエタノール)
中にて還流下に行われる。Xが基−S(O)p を示す場
合、pは好ましくは一般式IVの前記化合物にて0であ
り、反応は一般式IVの化合物の塩、たとえば塩酸塩を
使用することができる。
【0010】一般式IVの化合物は公知であり、或いは
標準法によって作成することができる。1,1−ビス
(メチルチオ)−2−ニトロエチレンおよびニトログア
ニジンが市販されている。反応(a)に使用する一般式
AL1 の化合物は多くの場合市販されている。市販され
ていなければ、これらは安息香酸誘導体とハロゲン化剤
(たとえば塩化チオニル)との還流下での反応により適
する3−フルオロ安息香酸誘導体から容易に製造するこ
とができる。次いで反応の生成物を水中の硼水素化ナト
リウムに添加することができ、反応を攪拌しながら室温
にて進行させる。次いで生成物は標準技術により単離す
ることができ、ベンジルアルコールである。これは下記
するようにハロゲン化ベンジルまで変換することができ
る。
標準法によって作成することができる。1,1−ビス
(メチルチオ)−2−ニトロエチレンおよびニトログア
ニジンが市販されている。反応(a)に使用する一般式
AL1 の化合物は多くの場合市販されている。市販され
ていなければ、これらは安息香酸誘導体とハロゲン化剤
(たとえば塩化チオニル)との還流下での反応により適
する3−フルオロ安息香酸誘導体から容易に製造するこ
とができる。次いで反応の生成物を水中の硼水素化ナト
リウムに添加することができ、反応を攪拌しながら室温
にて進行させる。次いで生成物は標準技術により単離す
ることができ、ベンジルアルコールである。これは下記
するようにハロゲン化ベンジルまで変換することができ
る。
【0011】一般式AL1 の化合物、限定はしないが特
に基Aの適宜の置換基がアルキルアミノ基である化合物
を製造するための代案方法は、たとえば適する3−フル
オロアルキルアミノベンジルアルコールを室温にて塩化
チオニルと反応させることを含む。ベンジルアルコール
は、水素化物(たとえば水素化リチウムアルミニウム)
の存在下での反応により安息香酸誘導体から容易に作成
される。所望の安息香酸誘導体は適するベンゾニトリル
化合物から製造することができる。3−フルオロ−アル
キルアミノ−ベンゾニトリル化合物は適するジフルオロ
ベンゾニトリル化合物から、この化合物を極性非プロト
ン溶剤(たとえばジメチルホルムアミド)中で炭酸カリ
ウムと共に加熱して製造することができる。次いでアル
キルアミンを反応混合物に添加し、所望の生成物を標準
技術により単離することができる。適するジフルオロベ
ンゾニトリル化合物は市販されており、或いは標準法を
用いて製造することができる。Xが上記の基>NCOR
8 を示す一般式IIの化合物は、Xが>NHを示す一般
式IIの他の化合物から英国特許出願GB 2 190
674A号(シェル)に記載された方法により製造す
ることもできる。
に基Aの適宜の置換基がアルキルアミノ基である化合物
を製造するための代案方法は、たとえば適する3−フル
オロアルキルアミノベンジルアルコールを室温にて塩化
チオニルと反応させることを含む。ベンジルアルコール
は、水素化物(たとえば水素化リチウムアルミニウム)
の存在下での反応により安息香酸誘導体から容易に作成
される。所望の安息香酸誘導体は適するベンゾニトリル
化合物から製造することができる。3−フルオロ−アル
キルアミノ−ベンゾニトリル化合物は適するジフルオロ
ベンゾニトリル化合物から、この化合物を極性非プロト
ン溶剤(たとえばジメチルホルムアミド)中で炭酸カリ
ウムと共に加熱して製造することができる。次いでアル
キルアミンを反応混合物に添加し、所望の生成物を標準
技術により単離することができる。適するジフルオロベ
ンゾニトリル化合物は市販されており、或いは標準法を
用いて製造することができる。Xが上記の基>NCOR
8 を示す一般式IIの化合物は、Xが>NHを示す一般
式IIの他の化合物から英国特許出願GB 2 190
674A号(シェル)に記載された方法により製造す
ることもできる。
【0012】反応(b)は、好ましくは溶剤(たとえば
アルコール)の存在下に還流させて行われる。反応の
後、所望の生成物を標準技術により単離することができ
る。反応(b)に使用する一般式IIIの化合物は、上
記一般式IVの化合物を一般式AL1 の化合物またはそ
の塩〔式中、n、R1 、R2 、R3 、R4 およびL1 は
上記の意味を有する〕と反応させて製造することができ
る。この方法においては、一般式IVの前記化合物を溶
剤(たとえばアセトニトリル)中で好ましくは室温未満
まで冷却した後、一般式AL1 の化合物を添加する。一
般式IVおよびAL1 の化合物は上記したように製造す
ることができる。一般式Iの化合物は農薬活性、たとえ
ば殺昆虫活性および/または殺軟体動物活性を示す。し
たがって本発明はさらに、一般式Iの化合物とキャリヤ
とからなる農薬組成物をも提供する。さらに本発明は、
局所に対し本発明による化合物もしくは組成物を施すこ
とからなる局所における害虫の撲滅方法をも提供する。
アルコール)の存在下に還流させて行われる。反応の
後、所望の生成物を標準技術により単離することができ
る。反応(b)に使用する一般式IIIの化合物は、上
記一般式IVの化合物を一般式AL1 の化合物またはそ
の塩〔式中、n、R1 、R2 、R3 、R4 およびL1 は
上記の意味を有する〕と反応させて製造することができ
る。この方法においては、一般式IVの前記化合物を溶
剤(たとえばアセトニトリル)中で好ましくは室温未満
まで冷却した後、一般式AL1 の化合物を添加する。一
般式IVおよびAL1 の化合物は上記したように製造す
ることができる。一般式Iの化合物は農薬活性、たとえ
ば殺昆虫活性および/または殺軟体動物活性を示す。し
たがって本発明はさらに、一般式Iの化合物とキャリヤ
とからなる農薬組成物をも提供する。さらに本発明は、
局所に対し本発明による化合物もしくは組成物を施すこ
とからなる局所における害虫の撲滅方法をも提供する。
【0013】本発明の方法において、局所は農業もしく
園芸区域、たとえば侵蝕を受ける植物、この種の植物の
種子、またはこれら植物が成長している或いは生長させ
るべき媒体とすることができる。上記局所は、好適には
0.005〜4kg/ha、好ましくは0.01〜1k
g/haの範囲の施用割合にて化合物Iで処理すること
ができる。一般式Iの化合物はケムシの撲滅に特に興味
がある。これら化合物はさらにアブラムシ、稲害虫、シ
ロバエ、土壌昆虫および軟体動物に対しても活性を示
す。化合物1−〔(3−フルオロ−4−ジメチルアミ
ノ)ベンジル〕−2−(ニトロメチレン)イミダゾリン
が特に興味ある活性を示す。本発明の組成物におけるキ
ャリヤは、活性成分を処方して処理すべきたとえば植
物、種子もしくは土壌としうる局所への施用を容易化さ
せ或いは貯蔵、輸送もしくは取扱を容易化させる任意の
物質である。キャリヤは固体もしくは液体とすることが
でき、常態にて気体であるが圧縮して液体を形成する物
質を包含し、農薬組成物を処方する際に一般に使用され
る任意のキャリヤを使用することができる。好ましく
は、本発明による組成物は0.5〜95重量%の活性成
分を含有する。
園芸区域、たとえば侵蝕を受ける植物、この種の植物の
種子、またはこれら植物が成長している或いは生長させ
るべき媒体とすることができる。上記局所は、好適には
0.005〜4kg/ha、好ましくは0.01〜1k
g/haの範囲の施用割合にて化合物Iで処理すること
ができる。一般式Iの化合物はケムシの撲滅に特に興味
がある。これら化合物はさらにアブラムシ、稲害虫、シ
ロバエ、土壌昆虫および軟体動物に対しても活性を示
す。化合物1−〔(3−フルオロ−4−ジメチルアミ
ノ)ベンジル〕−2−(ニトロメチレン)イミダゾリン
が特に興味ある活性を示す。本発明の組成物におけるキ
ャリヤは、活性成分を処方して処理すべきたとえば植
物、種子もしくは土壌としうる局所への施用を容易化さ
せ或いは貯蔵、輸送もしくは取扱を容易化させる任意の
物質である。キャリヤは固体もしくは液体とすることが
でき、常態にて気体であるが圧縮して液体を形成する物
質を包含し、農薬組成物を処方する際に一般に使用され
る任意のキャリヤを使用することができる。好ましく
は、本発明による組成物は0.5〜95重量%の活性成
分を含有する。
【0014】適する固体キャリヤは天然および合成粘土
およびシリケート、たとえば天然シリカ(たとえば珪藻
土);珪酸マグネシウム、たとえばタルク;珪酸マグネ
シウムアルミニウム、たとえばアタパルジャイトおよび
バーミキュライト;珪酸アルミニウム、たとえばカオリ
ナイト、モンモリロナイトおよび雲母;炭酸カルシウ
ム、硫酸カルシウム;硫酸アンモニウム;合成水和酸化
珪素および合成珪酸カルシウムもしくはアルミニウム;
元素、たとえば炭素および硫黄;天然および合成樹脂、
たとえばクマロン樹脂、ポリ塩化ビニル、並びにスチレ
ン重合体および共重合体;固体ポリクロルフェノール;
ビチューメン;ワックス;並びに固体肥料、たとえば過
燐酸塩を包含する。適する液体キャリヤは水;アルコー
ル、たとえばイソプロパノールおよびグリコール;ケト
ン、たとえばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトンおよびシクロヘキサノン;エーテル;芳
香族もしくは芳香脂肪族炭化水素、たとえばベンゼン、
トルエンおよびキシレン;石油フラクション、たとえば
ケロシンおよび軽質鉱油;塩素化炭化水素、たとえば四
塩化炭素、ペルクロルエチレンおよびトリクロルエタン
を包含する。種々異なる液体の混合物がしばしば適して
いる。
およびシリケート、たとえば天然シリカ(たとえば珪藻
土);珪酸マグネシウム、たとえばタルク;珪酸マグネ
シウムアルミニウム、たとえばアタパルジャイトおよび
バーミキュライト;珪酸アルミニウム、たとえばカオリ
ナイト、モンモリロナイトおよび雲母;炭酸カルシウ
ム、硫酸カルシウム;硫酸アンモニウム;合成水和酸化
珪素および合成珪酸カルシウムもしくはアルミニウム;
元素、たとえば炭素および硫黄;天然および合成樹脂、
たとえばクマロン樹脂、ポリ塩化ビニル、並びにスチレ
ン重合体および共重合体;固体ポリクロルフェノール;
ビチューメン;ワックス;並びに固体肥料、たとえば過
燐酸塩を包含する。適する液体キャリヤは水;アルコー
ル、たとえばイソプロパノールおよびグリコール;ケト
ン、たとえばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトンおよびシクロヘキサノン;エーテル;芳
香族もしくは芳香脂肪族炭化水素、たとえばベンゼン、
トルエンおよびキシレン;石油フラクション、たとえば
ケロシンおよび軽質鉱油;塩素化炭化水素、たとえば四
塩化炭素、ペルクロルエチレンおよびトリクロルエタン
を包含する。種々異なる液体の混合物がしばしば適して
いる。
【0015】農業組成物はしばしば濃厚型で処方および
輸送され、次いでこれらを施用前に使用者により希釈す
る。表面活性剤である少量のキャリヤの存在はこの希釈
過程を容易化させる。したがって、好ましくは本発明の
組成物における少なくとも1種のキャリヤは表面活性剤
である。たとえば組成物は少なくとも2種のキャリヤを
含有することができ、その少なくとも1種は表面活性剤
である。表面活性剤は乳化剤、分散剤もしくは湿潤剤と
することができ、非イオン型でもイオン型でもよい。適
する表面活性剤の例はポリアクリル酸およびリグニンス
ルホン酸のナトリウムもしくはカルシウム塩;分子中に
少なくとも12個の炭素原子を有する脂肪酸または脂肪
族アミンもしくはアミドと酸化エチレンおよび/または
酸化プロピレンとの縮合生成物;グリセリン、ソルビタ
ン、シュークロースもしくはペンタエリスリトールの脂
肪酸エステル;これらと酸化エチレンおよび/または酸
化プロピレンとの縮合物;脂肪族アルコールもしくはア
ルキルフェノール、たとえばp−オクチルフェノールも
しくはp−オクチルクレゾールと酸化エチレンおよび/
または酸化プロピレンとの縮合生成物;これら縮合生成
物の硫酸塩もしくはスルホン酸塩;分子中に少なくとも
10個の炭素原子を有する硫酸もしくはスルホン酸エス
テルのアルカリもしくはアルカリ土類金属塩、好ましく
はナトリウム塩、たとえばラウリル硫酸ナトリウム、第
二アルキル硫酸ナトリウム、スルホン化ヒマシ油のナト
リウム塩およびアルキルアリールスルホン酸ナトリウ
ム、たとえばドデシルベンゼンスルホン酸塩;並びに酸
化エチレンの重合体および酸化エチレンと酸化プロピレ
ンとの共重合体を包含する。
輸送され、次いでこれらを施用前に使用者により希釈す
る。表面活性剤である少量のキャリヤの存在はこの希釈
過程を容易化させる。したがって、好ましくは本発明の
組成物における少なくとも1種のキャリヤは表面活性剤
である。たとえば組成物は少なくとも2種のキャリヤを
含有することができ、その少なくとも1種は表面活性剤
である。表面活性剤は乳化剤、分散剤もしくは湿潤剤と
することができ、非イオン型でもイオン型でもよい。適
する表面活性剤の例はポリアクリル酸およびリグニンス
ルホン酸のナトリウムもしくはカルシウム塩;分子中に
少なくとも12個の炭素原子を有する脂肪酸または脂肪
族アミンもしくはアミドと酸化エチレンおよび/または
酸化プロピレンとの縮合生成物;グリセリン、ソルビタ
ン、シュークロースもしくはペンタエリスリトールの脂
肪酸エステル;これらと酸化エチレンおよび/または酸
化プロピレンとの縮合物;脂肪族アルコールもしくはア
ルキルフェノール、たとえばp−オクチルフェノールも
しくはp−オクチルクレゾールと酸化エチレンおよび/
または酸化プロピレンとの縮合生成物;これら縮合生成
物の硫酸塩もしくはスルホン酸塩;分子中に少なくとも
10個の炭素原子を有する硫酸もしくはスルホン酸エス
テルのアルカリもしくはアルカリ土類金属塩、好ましく
はナトリウム塩、たとえばラウリル硫酸ナトリウム、第
二アルキル硫酸ナトリウム、スルホン化ヒマシ油のナト
リウム塩およびアルキルアリールスルホン酸ナトリウ
ム、たとえばドデシルベンゼンスルホン酸塩;並びに酸
化エチレンの重合体および酸化エチレンと酸化プロピレ
ンとの共重合体を包含する。
【0016】本発明の組成物はたとえば水和性粉末、散
布剤、粒剤、溶液、乳化性濃厚物、乳液、懸濁濃厚物お
よびエアロゾルとして処方することができる。水和性粉
末は一般に25、50もしくは75重量%の活性成分を
含有し、一般に固体不活性キャリヤの他に3〜10重量
%の分散剤と必要に応じ0〜10重量%の安定剤および
/または他の添加剤、たとえば浸透剤もしくは付着剤と
を含有する。散布剤は一般に水和性粉末と同様な組成を
有するが分散剤を含まない散布濃厚物として処方され、
現場でさらに他の固体キャリヤで希釈されて一般に1/
2〜10重量%の活性成分を含有する組成物を与える。
粒剤は一般に10〜100BSメッシュ(1.676〜
0.152mm)の寸法を有するよう作成され、凝集も
しくは含浸技術によって製造することができる。一般に
粒剤は1/2〜75重量%の活性成分と0〜10重量%
の添加剤、たとえば安定剤、表面活性剤、徐放性改質剤
および結合剤とを含有する。いわゆる「乾燥流動性粉
末」は比較的高濃度の活性成分を有する比較的小さい粒
子で構成される。乳化性濃厚物は一般に溶剤と必要に応
じ助溶剤との他に10〜50%w/vの活性成分と2〜
20%w/vの乳化剤と0〜20%w/vの他の添加
剤、たとえば安定剤、浸透剤および腐食防止剤とを含有
する。懸濁濃厚物は一般に安定な非沈降性の流動性製品
を得るよう配合され、一般に10〜75重量%の活性成
分と0.5〜15重量%の分散剤と0.1〜10重量%
の懸濁剤、たとえば保護コロイドおよびチキソトロープ
剤と0〜10重量%の他の添加剤、たとえば消泡剤、腐
食防止剤、安定剤、浸透剤および付着剤、並びに水また
は活性成分が実質的に不溶である有機液とを含有する。
或る種の有機固体または無機塩を組成物中に溶解して存
在させ、沈降を防止したり或いは水の凍結防止剤として
作用させることもできる。
布剤、粒剤、溶液、乳化性濃厚物、乳液、懸濁濃厚物お
よびエアロゾルとして処方することができる。水和性粉
末は一般に25、50もしくは75重量%の活性成分を
含有し、一般に固体不活性キャリヤの他に3〜10重量
%の分散剤と必要に応じ0〜10重量%の安定剤および
/または他の添加剤、たとえば浸透剤もしくは付着剤と
を含有する。散布剤は一般に水和性粉末と同様な組成を
有するが分散剤を含まない散布濃厚物として処方され、
現場でさらに他の固体キャリヤで希釈されて一般に1/
2〜10重量%の活性成分を含有する組成物を与える。
粒剤は一般に10〜100BSメッシュ(1.676〜
0.152mm)の寸法を有するよう作成され、凝集も
しくは含浸技術によって製造することができる。一般に
粒剤は1/2〜75重量%の活性成分と0〜10重量%
の添加剤、たとえば安定剤、表面活性剤、徐放性改質剤
および結合剤とを含有する。いわゆる「乾燥流動性粉
末」は比較的高濃度の活性成分を有する比較的小さい粒
子で構成される。乳化性濃厚物は一般に溶剤と必要に応
じ助溶剤との他に10〜50%w/vの活性成分と2〜
20%w/vの乳化剤と0〜20%w/vの他の添加
剤、たとえば安定剤、浸透剤および腐食防止剤とを含有
する。懸濁濃厚物は一般に安定な非沈降性の流動性製品
を得るよう配合され、一般に10〜75重量%の活性成
分と0.5〜15重量%の分散剤と0.1〜10重量%
の懸濁剤、たとえば保護コロイドおよびチキソトロープ
剤と0〜10重量%の他の添加剤、たとえば消泡剤、腐
食防止剤、安定剤、浸透剤および付着剤、並びに水また
は活性成分が実質的に不溶である有機液とを含有する。
或る種の有機固体または無機塩を組成物中に溶解して存
在させ、沈降を防止したり或いは水の凍結防止剤として
作用させることもできる。
【0017】水性分散液もしくは乳液、たとえば本発明
による水和性粉末もしくは濃厚物を水で希釈して得られ
る組成物も本発明の範囲内である。前記乳液は油中水型
もしくは水中油型とすることができ、濃厚な「マヨネー
ズ」状のコンシステンシーを有することができる。本発
明、さらに農薬としての一般式Iの化合物の使用まで拡
大される。本発明の組成物はさらに他の成分、たとえば
除草性、殺昆虫性もしくは殺菌性を有する他の化合物を
も含有することができる。
による水和性粉末もしくは濃厚物を水で希釈して得られ
る組成物も本発明の範囲内である。前記乳液は油中水型
もしくは水中油型とすることができ、濃厚な「マヨネー
ズ」状のコンシステンシーを有することができる。本発
明、さらに農薬としての一般式Iの化合物の使用まで拡
大される。本発明の組成物はさらに他の成分、たとえば
除草性、殺昆虫性もしくは殺菌性を有する他の化合物を
も含有することができる。
【0018】
【実施例】以下、限定はしないが実施例により本発明を
さらに説明する。実施例1 1−(3−フルオロ−4−クロルベンジル)−2−(ニ
トロメチレン)イミダゾリンの製造 1. (i)2−(ニトロメチレン)イミダゾリンの製
造 1,1−ビス(メチルチオ)−2−ニトロエチレン(ア
ルドリッチ・ケミカル・カンパニー社製)(49.5
g)とエタン−1,2−ジアミン(25ml)とをエタ
ノール(250ml)中で4時間にわたり加熱還流させ
た。混合物を20℃まで冷却し、生成物を結晶化させる
と共に濾過によって回収した。m.p.=168〜16
9℃。
さらに説明する。実施例1 1−(3−フルオロ−4−クロルベンジル)−2−(ニ
トロメチレン)イミダゾリンの製造 1. (i)2−(ニトロメチレン)イミダゾリンの製
造 1,1−ビス(メチルチオ)−2−ニトロエチレン(ア
ルドリッチ・ケミカル・カンパニー社製)(49.5
g)とエタン−1,2−ジアミン(25ml)とをエタ
ノール(250ml)中で4時間にわたり加熱還流させ
た。混合物を20℃まで冷却し、生成物を結晶化させる
と共に濾過によって回収した。m.p.=168〜16
9℃。
【0019】1.(ii) 塩化3−フルオロ−4−ク
ロルベンジルの製造 3−フルオロ−4−クロル安息香酸(ヤースレー・フル
オロケミカルス・リミテッド製)(10.5g)と塩化
チオニル(40ml)とを3時間にわたり加熱還流させ
た。過剰の塩化チオニルを減圧下で蒸発除去して結晶固
体を得た。この結晶固体を水(50ml)における硼水
素化ナトリウム(9.0g)に添加し、混合物を20℃
にて18時間攪拌した。反応混合物を水(200ml)
に注ぎ入れ、ジクロルメタン(3×70ml)で抽出し
た。ジクロルメタン抽出物を合して水(100ml)と
飽和ブライン(100ml)とで洗浄し、固体硫酸マグ
ネシウムで脱水し、次いで蒸発させて油状物(8.2
g)を得た。この油状物をクロロホルム(50ml)に
溶解し、塩化チオニル(4.5ml)で処理し、3時間
にわたり加熱還流させた。この反応混合物を減圧下で蒸
発乾固させ、残留物を水(200ml)からジクロルメ
タン(3×70ml)により抽出した。ジクロルメタン
抽出物を合して洗浄し(水:100ml;ブライン:1
00ml)、次いで硫酸マグネシウムで脱水し、蒸発さ
せて淡黄色固体(8.03g)を得た。これは所要の生
成物であり、さらに精製することなく使用した。
ロルベンジルの製造 3−フルオロ−4−クロル安息香酸(ヤースレー・フル
オロケミカルス・リミテッド製)(10.5g)と塩化
チオニル(40ml)とを3時間にわたり加熱還流させ
た。過剰の塩化チオニルを減圧下で蒸発除去して結晶固
体を得た。この結晶固体を水(50ml)における硼水
素化ナトリウム(9.0g)に添加し、混合物を20℃
にて18時間攪拌した。反応混合物を水(200ml)
に注ぎ入れ、ジクロルメタン(3×70ml)で抽出し
た。ジクロルメタン抽出物を合して水(100ml)と
飽和ブライン(100ml)とで洗浄し、固体硫酸マグ
ネシウムで脱水し、次いで蒸発させて油状物(8.2
g)を得た。この油状物をクロロホルム(50ml)に
溶解し、塩化チオニル(4.5ml)で処理し、3時間
にわたり加熱還流させた。この反応混合物を減圧下で蒸
発乾固させ、残留物を水(200ml)からジクロルメ
タン(3×70ml)により抽出した。ジクロルメタン
抽出物を合して洗浄し(水:100ml;ブライン:1
00ml)、次いで硫酸マグネシウムで脱水し、蒸発さ
せて淡黄色固体(8.03g)を得た。これは所要の生
成物であり、さらに精製することなく使用した。
【0020】1.(iii) 1−(3−フルオロ−4
−クロルベンジル)−2−(ニトロメチレン)イミダゾ
リンの製造 上記1.(i)で作成した2−(ニトロメチレン)イミ
ダゾリン(2.6g)を乾燥ジメチルホルムアミド(5
0ml)に0℃にて溶解させた。水素化ナトリウム
(1.0gの50%油懸濁物)を添加し、混合物を窒素
雰囲気下に30分間攪拌した。上記1.(ii)で作成
した塩化3−フルオロ−4−クロルベンジル(4.0
g)を添加し、混合物を攪拌し、次いで18時間かけて
室温(20℃)にした。この混合物を水(200ml)
に注ぎ入れ、ジクロルメタン(3×70ml)で抽出し
た。ジクロルメタン抽出物を合して飽和ブライン(10
0ml)で洗浄し、固体硫酸マグネシウムで脱水し、濾
過し、次いで減圧下に蒸発乾固させた。固体残留物を酢
酸エチルから再結晶化させて白色固体(1.14g)を
得た。
−クロルベンジル)−2−(ニトロメチレン)イミダゾ
リンの製造 上記1.(i)で作成した2−(ニトロメチレン)イミ
ダゾリン(2.6g)を乾燥ジメチルホルムアミド(5
0ml)に0℃にて溶解させた。水素化ナトリウム
(1.0gの50%油懸濁物)を添加し、混合物を窒素
雰囲気下に30分間攪拌した。上記1.(ii)で作成
した塩化3−フルオロ−4−クロルベンジル(4.0
g)を添加し、混合物を攪拌し、次いで18時間かけて
室温(20℃)にした。この混合物を水(200ml)
に注ぎ入れ、ジクロルメタン(3×70ml)で抽出し
た。ジクロルメタン抽出物を合して飽和ブライン(10
0ml)で洗浄し、固体硫酸マグネシウムで脱水し、濾
過し、次いで減圧下に蒸発乾固させた。固体残留物を酢
酸エチルから再結晶化させて白色固体(1.14g)を
得た。
【0021】実施例2 1−(3−フルオロ−4−クロルベンジル)−2−(ニ
トロメチレン)テトラヒドロピリミジンの製造 2.(i) 2−(ニトロメチレン)テトラヒドロピリ
ミジンの製造 上記実施例1.(i)の手順にてエタン−1,2−ジア
ミンの代わりにプロパン−1,3−ジアミン(25m
l)を用いることにより、2−(ニトロメチレン)テト
ラヒドロピリミジン(38.8g)を製造した。m.
p.=207〜208℃
トロメチレン)テトラヒドロピリミジンの製造 2.(i) 2−(ニトロメチレン)テトラヒドロピリ
ミジンの製造 上記実施例1.(i)の手順にてエタン−1,2−ジア
ミンの代わりにプロパン−1,3−ジアミン(25m
l)を用いることにより、2−(ニトロメチレン)テト
ラヒドロピリミジン(38.8g)を製造した。m.
p.=207〜208℃
【0022】2.(ii) 1−(3−フルオロ−4−
クロルベンジル)−2−(ニトロメチレン)テトラヒド
ロピリミジンの製造 実施例2.(i)で作成した2−(ニトロメチレン)テ
トラヒドロピリミジン(2.86g)と実施例1.(i
i)で作成した塩化3−フルオロ−4−クロルベンジル
(4.0g)とを実施例1.(iii)の手順にしたが
い反応させて、イソプロピルアルコールから再結晶化さ
せた際に所望の生成物を白色固体(0.82g)として
得た。
クロルベンジル)−2−(ニトロメチレン)テトラヒド
ロピリミジンの製造 実施例2.(i)で作成した2−(ニトロメチレン)テ
トラヒドロピリミジン(2.86g)と実施例1.(i
i)で作成した塩化3−フルオロ−4−クロルベンジル
(4.0g)とを実施例1.(iii)の手順にしたが
い反応させて、イソプロピルアルコールから再結晶化さ
せた際に所望の生成物を白色固体(0.82g)として
得た。
【0023】実施例3 3−(3−フルオロ−4−クロルベンジル)−2−(ニ
トロメチレン)チアゾリジンの製造 3.(i) 2−(ニトロメチレン)チアゾリジンの製
造 2−アミノエタンチオール塩酸塩(12g)および上記
実施例1.(i)の手順を用いて、2−(ニトロメチレ
ン)チアゾリジン(11.6g)を淡黄色固体として得
た。 3.(ii) 3−(3−フルオロ−4−クロルベンジ
ル)−2−(ニトロメチレン)チアゾリジンの製造 実施例3.(i)で作成した2−(ニトロメチレン)チ
アゾリジン(1.5g)から出発しかつ実施例1.(i
ii)に記載した手順を用いて、所望の生成物(0.4
5g)を酢酸エチルからの結晶化により淡黄色固体とし
て得た。
トロメチレン)チアゾリジンの製造 3.(i) 2−(ニトロメチレン)チアゾリジンの製
造 2−アミノエタンチオール塩酸塩(12g)および上記
実施例1.(i)の手順を用いて、2−(ニトロメチレ
ン)チアゾリジン(11.6g)を淡黄色固体として得
た。 3.(ii) 3−(3−フルオロ−4−クロルベンジ
ル)−2−(ニトロメチレン)チアゾリジンの製造 実施例3.(i)で作成した2−(ニトロメチレン)チ
アゾリジン(1.5g)から出発しかつ実施例1.(i
ii)に記載した手順を用いて、所望の生成物(0.4
5g)を酢酸エチルからの結晶化により淡黄色固体とし
て得た。
【0024】実施例4 1−〔(3−フルオロ−4−ジメチルアミノ)ベンジ
ル〕−2−(ニトロメチレン)イミダゾリンの製造 4.(i) 3−フルオロ−4−ジメチルアミノ−ベン
ゾニトリルの製造 3,4−ジフルオロベンゾニトリル(アルドリッチ・ケ
ミカル・カンパニー社製;10g)と炭酸カリウム
(9.93g)とをDMF(50ml)中で60℃にて
加熱した。気体ジメチルアミンを反応混合物中に20分
間にわたりバブリングさせた。次いで混合物を20℃ま
で冷却し、水(100ml)で希釈した。得られた混合
物をジエチルエーテル(3×100ml)で抽出した。
ジエチルエーテル抽出物を水(100ml)で洗浄し、
硫酸マグネシウムで脱水し、次いで蒸発させて白色固体
(11.73g)を得た。 m.p.=35℃。
ル〕−2−(ニトロメチレン)イミダゾリンの製造 4.(i) 3−フルオロ−4−ジメチルアミノ−ベン
ゾニトリルの製造 3,4−ジフルオロベンゾニトリル(アルドリッチ・ケ
ミカル・カンパニー社製;10g)と炭酸カリウム
(9.93g)とをDMF(50ml)中で60℃にて
加熱した。気体ジメチルアミンを反応混合物中に20分
間にわたりバブリングさせた。次いで混合物を20℃ま
で冷却し、水(100ml)で希釈した。得られた混合
物をジエチルエーテル(3×100ml)で抽出した。
ジエチルエーテル抽出物を水(100ml)で洗浄し、
硫酸マグネシウムで脱水し、次いで蒸発させて白色固体
(11.73g)を得た。 m.p.=35℃。
【0025】4.(ii) 3−フルオロ−4−ジメチ
ルアミノ安息香酸の製造 水(80ml)における実施例4.(i)で作成した3
−フルオロ−4−ジメチルアミノベンゾニトリル(1
4.3g)と濃硫酸(80ml)とを110℃にて18
時間加熱した。次いで溶液を20℃まで冷却し、固体の
炭酸水素ナトリウムで中和した。氷酢酸で酸性化して白
色固体を沈殿させた。これを濾過によって回収し、ジク
ロルメタンに溶解させ、得られた溶液を硫酸マグネシウ
ムで脱水した。次いでジクロルメタン溶液を濾過し、蒸
発させて生成物をベージュ色の固体(11.5g)とし
て得た。m.p.=172℃。
ルアミノ安息香酸の製造 水(80ml)における実施例4.(i)で作成した3
−フルオロ−4−ジメチルアミノベンゾニトリル(1
4.3g)と濃硫酸(80ml)とを110℃にて18
時間加熱した。次いで溶液を20℃まで冷却し、固体の
炭酸水素ナトリウムで中和した。氷酢酸で酸性化して白
色固体を沈殿させた。これを濾過によって回収し、ジク
ロルメタンに溶解させ、得られた溶液を硫酸マグネシウ
ムで脱水した。次いでジクロルメタン溶液を濾過し、蒸
発させて生成物をベージュ色の固体(11.5g)とし
て得た。m.p.=172℃。
【0026】4.(iii) 3−フルオロ−4−ジメ
チルアミノベンジルアルコールの製造 ジエチルエーテル(100ml)における水素化リチウ
ムアルミニウム(2.38g)の氷冷された懸濁物に窒
素雰囲気下で攪拌しながら、実施例4.(ii)で作成
した3−フルオロ−4−ジメチルアミノ安息香酸(1
1.50g)を少しづつ添加した。反応温度をこの添加
の間にわたり10℃未満に保った。1時間にわたり攪拌
した後、水(2.38ml)を添加し、次いで10%水
酸化ナトリウム溶液(2.38ml、水溶液)とさらに
水(7.1ml)とを添加した。固体が生成し、これを
濾過によって除去し、ジエチルエーテル溶液を蒸発させ
て所要の生成物を黄色油状物(10.5g)として得
た。
チルアミノベンジルアルコールの製造 ジエチルエーテル(100ml)における水素化リチウ
ムアルミニウム(2.38g)の氷冷された懸濁物に窒
素雰囲気下で攪拌しながら、実施例4.(ii)で作成
した3−フルオロ−4−ジメチルアミノ安息香酸(1
1.50g)を少しづつ添加した。反応温度をこの添加
の間にわたり10℃未満に保った。1時間にわたり攪拌
した後、水(2.38ml)を添加し、次いで10%水
酸化ナトリウム溶液(2.38ml、水溶液)とさらに
水(7.1ml)とを添加した。固体が生成し、これを
濾過によって除去し、ジエチルエーテル溶液を蒸発させ
て所要の生成物を黄色油状物(10.5g)として得
た。
【0027】4.(iv) 塩化3−フルオロ−4−ジ
メチルアミノベンジル塩酸塩の製造 クロロホルム(50ml)における実施例4.(ii
i)で作成した3−フルオロ−4−ジメチルアミノベン
ジルアルコール(2.0g)の溶液に塩化チオニル(1
ml)を添加した。発熱反応が起こり、反応混合物を室
温まで冷却した後、これをさらに30分間にわたり加熱
還流させた。溶剤を蒸発させて生成物を橙色の針状結晶
(2.62g)として得た。
メチルアミノベンジル塩酸塩の製造 クロロホルム(50ml)における実施例4.(ii
i)で作成した3−フルオロ−4−ジメチルアミノベン
ジルアルコール(2.0g)の溶液に塩化チオニル(1
ml)を添加した。発熱反応が起こり、反応混合物を室
温まで冷却した後、これをさらに30分間にわたり加熱
還流させた。溶剤を蒸発させて生成物を橙色の針状結晶
(2.62g)として得た。
【0028】4.(v) N−〔(3−フルオロ−4−
ジメチルアミノ)−ベンジル〕エタン−1,2−ジアミ
ンの製造 アセトニトリル(100ml)におけるエタン−1,2
−ジアミン(1.3ml)を氷浴中で5℃まで冷却し
た。アセトニトリル(25ml)における実施例4.
(iv)で作成した塩化(3−フルオロ−4−ジメチル
アミノ)ベンジル塩酸塩(1.41g)を1時間かけて
滴下した。この混合物を室温(20℃)となし、2時間
攪拌した。反応混合物を濾過して白色沈殿物を除去し
た。濾液を減圧下で蒸発させて所要の生成物を得、これ
を油状物(1.19g)として得ると共にさらに精製す
ることなく使用した。
ジメチルアミノ)−ベンジル〕エタン−1,2−ジアミ
ンの製造 アセトニトリル(100ml)におけるエタン−1,2
−ジアミン(1.3ml)を氷浴中で5℃まで冷却し
た。アセトニトリル(25ml)における実施例4.
(iv)で作成した塩化(3−フルオロ−4−ジメチル
アミノ)ベンジル塩酸塩(1.41g)を1時間かけて
滴下した。この混合物を室温(20℃)となし、2時間
攪拌した。反応混合物を濾過して白色沈殿物を除去し
た。濾液を減圧下で蒸発させて所要の生成物を得、これ
を油状物(1.19g)として得ると共にさらに精製す
ることなく使用した。
【0029】4.(vi) 1−〔(3−フルオロ−4
−ジメチルアミノ)−ベンジル〕−2−(ニトロメチレ
ン)イミダゾリンの製造 イソプロピルアルコール(30ml)におけるN−
〔(3−フルオロ−4−ジメチルアミノ)ベンジル〕エ
タン−1,2−ジアミン(1.1g)および1,1−ビ
ス(メチルチオ)−2−ニトロエチレン(0.86g)
を12時間にわたり加熱還流させた。反応混合物を室温
まで冷却し、黄色固体を沈殿させた。この固体を濾過に
よって回収し、ジクロルメタンに溶解し、水洗し、次い
でジクロルメタン溶液を無水硫酸マグネシウムで脱水
し、さらに濾過した。この溶液を蒸発乾固させて生成物
をクリーム色の固体(0.33g)として得た。 m.p.=124℃。
−ジメチルアミノ)−ベンジル〕−2−(ニトロメチレ
ン)イミダゾリンの製造 イソプロピルアルコール(30ml)におけるN−
〔(3−フルオロ−4−ジメチルアミノ)ベンジル〕エ
タン−1,2−ジアミン(1.1g)および1,1−ビ
ス(メチルチオ)−2−ニトロエチレン(0.86g)
を12時間にわたり加熱還流させた。反応混合物を室温
まで冷却し、黄色固体を沈殿させた。この固体を濾過に
よって回収し、ジクロルメタンに溶解し、水洗し、次い
でジクロルメタン溶液を無水硫酸マグネシウムで脱水
し、さらに濾過した。この溶液を蒸発乾固させて生成物
をクリーム色の固体(0.33g)として得た。 m.p.=124℃。
【0030】実施例5 1−〔(3−フルオロ−4−ジメチルアミノ)ベンジ
ル〕−2−(ニトロメチレン)テトラヒドロピリミジン
の製造 5.(i) N−〔(3−フルオロ−4−ジメチルアミ
ノ)−ベンジル〕プロパン−1,3−ジアミンの製造 実施例4.(v)の手順にてエタン−1,2−ジアミン
の代わりにプロパン−1,3−ジアミンを用いることに
より、所要の生成物を油状物として得、これをさらに精
製することなく使用した。 5.(ii) 1−〔(3−フルオロ−4−ジメチルア
ミノ)−ベンジル〕−2−(ニトロメチレン)テトラヒ
ドロピリミジンの製造 実施例4.(vi)に記載した手順にて、実施例5.
(i)で作成されたN−〔(3−フルオロ−4−ジメチ
ルアミノ)ベンジル〕プロパン−1,3−ジアミン
(1.2g)を用いることにより、所要の生成物をクリ
ーム色の固体(0.51g)として得た。 m.p.=149℃。
ル〕−2−(ニトロメチレン)テトラヒドロピリミジン
の製造 5.(i) N−〔(3−フルオロ−4−ジメチルアミ
ノ)−ベンジル〕プロパン−1,3−ジアミンの製造 実施例4.(v)の手順にてエタン−1,2−ジアミン
の代わりにプロパン−1,3−ジアミンを用いることに
より、所要の生成物を油状物として得、これをさらに精
製することなく使用した。 5.(ii) 1−〔(3−フルオロ−4−ジメチルア
ミノ)−ベンジル〕−2−(ニトロメチレン)テトラヒ
ドロピリミジンの製造 実施例4.(vi)に記載した手順にて、実施例5.
(i)で作成されたN−〔(3−フルオロ−4−ジメチ
ルアミノ)ベンジル〕プロパン−1,3−ジアミン
(1.2g)を用いることにより、所要の生成物をクリ
ーム色の固体(0.51g)として得た。 m.p.=149℃。
【0031】実施例6 1−(3−フルオロ−4−メトキシベンジル)−2−ニ
トロイミノ−3−メチル−イミダゾリンの製造 6.(i) 3−フルオロ−4−メトキシベンゾニトリ
ルの製造 金属ナトリウム(1.0g)をメタノール(50ml)
に添加し、混合物を窒素ガスの下で完全に溶解するまで
攪拌した。この溶液を氷浴で冷却し、3,4−ジフルオ
ロベンゾニトリル(5.0g)を添加し、次いで2時間
にわたり冷却し続けた。次いで溶媒を蒸発により除去し
て白色固体を得た。これは所要の生成物であって、さら
に精製することなく実施例6.(ii)に使用した。 6.(ii) 3−フルオロ−4−メトキシ安息香酸の
製造 実施例4.(ii)に記載した手順を用い3−フルオロ
−4−メトキシベンゾニトリルを加水分解して生成物を
得た。 m.p.=213℃。 6.(iii) 3−フルオロ−4−メトキシベンジル
アルコールの製造 実施例4.(iii)の手順を用い、実施例6.(i
i)で作成した3−フルオロ−4−メトキシ安息香酸を
還元して所要の生成物を黄色油状物として得た。
トロイミノ−3−メチル−イミダゾリンの製造 6.(i) 3−フルオロ−4−メトキシベンゾニトリ
ルの製造 金属ナトリウム(1.0g)をメタノール(50ml)
に添加し、混合物を窒素ガスの下で完全に溶解するまで
攪拌した。この溶液を氷浴で冷却し、3,4−ジフルオ
ロベンゾニトリル(5.0g)を添加し、次いで2時間
にわたり冷却し続けた。次いで溶媒を蒸発により除去し
て白色固体を得た。これは所要の生成物であって、さら
に精製することなく実施例6.(ii)に使用した。 6.(ii) 3−フルオロ−4−メトキシ安息香酸の
製造 実施例4.(ii)に記載した手順を用い3−フルオロ
−4−メトキシベンゾニトリルを加水分解して生成物を
得た。 m.p.=213℃。 6.(iii) 3−フルオロ−4−メトキシベンジル
アルコールの製造 実施例4.(iii)の手順を用い、実施例6.(i
i)で作成した3−フルオロ−4−メトキシ安息香酸を
還元して所要の生成物を黄色油状物として得た。
【0032】6.(iv) 塩化3−フルオロ−4−メ
トキシベンジルの製造 実施例6.(iii)で作成した3−フルオロ−4−メ
トキシベンジルアルコールから出発し、実施例4.(i
v)に記載した手順により所要の生成物を製造した。 6.(v) N1 −(3−フルオロ−4−メトキシ)ベ
ンジル−プロパン−1,2−ジアミンの製造 アセトニトリル(50ml)における1,2−ジアミノ
プロパン(3.65ml)の氷冷溶液に、実施例6.
(iv)で作成した塩化3−フルオロ−4−メトキシベ
ンジル(2.45g)を添加した。反応混合物を窒素雰
囲気下で攪拌し、18時間かけて室温にした。白色固体
沈殿物を濾過によって除去し、濾液を蒸発させて油状物
(3.0g)を得、これは所要の生成物であって、さら
に精製することなく使用した。 6.(vi) 1−(3−フルオロ−4−メトキシベン
ジル)−2−ニトロイミノ−3−メチルイミダゾリンの
製造 水中の実施例6.(v)で作成したN1 −(3−フルオ
ロ−4−メトキシ)ベンジルプロパン−1,2−ジアミ
ンおよびニトログアニジンを1.5時間にわたり加熱還
流させた。反応混合物を室温(20℃)まで冷却し、水
とクロロホルム(1:1)との間に分配させた。クロロ
ホルム層を水洗し、次いで飽和ブラインで洗浄し、固体
硫酸マグネシウムで脱水し、次いで減圧下に蒸発乾固さ
せた。残留物を酢酸エチルから結晶化させ、所要の生成
物をクリーム色の固体として得た。 m.p.=105℃。
トキシベンジルの製造 実施例6.(iii)で作成した3−フルオロ−4−メ
トキシベンジルアルコールから出発し、実施例4.(i
v)に記載した手順により所要の生成物を製造した。 6.(v) N1 −(3−フルオロ−4−メトキシ)ベ
ンジル−プロパン−1,2−ジアミンの製造 アセトニトリル(50ml)における1,2−ジアミノ
プロパン(3.65ml)の氷冷溶液に、実施例6.
(iv)で作成した塩化3−フルオロ−4−メトキシベ
ンジル(2.45g)を添加した。反応混合物を窒素雰
囲気下で攪拌し、18時間かけて室温にした。白色固体
沈殿物を濾過によって除去し、濾液を蒸発させて油状物
(3.0g)を得、これは所要の生成物であって、さら
に精製することなく使用した。 6.(vi) 1−(3−フルオロ−4−メトキシベン
ジル)−2−ニトロイミノ−3−メチルイミダゾリンの
製造 水中の実施例6.(v)で作成したN1 −(3−フルオ
ロ−4−メトキシ)ベンジルプロパン−1,2−ジアミ
ンおよびニトログアニジンを1.5時間にわたり加熱還
流させた。反応混合物を室温(20℃)まで冷却し、水
とクロロホルム(1:1)との間に分配させた。クロロ
ホルム層を水洗し、次いで飽和ブラインで洗浄し、固体
硫酸マグネシウムで脱水し、次いで減圧下に蒸発乾固さ
せた。残留物を酢酸エチルから結晶化させ、所要の生成
物をクリーム色の固体として得た。 m.p.=105℃。
【0033】第1表に実施例7〜52として示した他の
化合物を、上記したと同様な手順により製造した。出願
人が作成かつ試験した他の刊行物に開示の比較例を第2
表に示す。第2表を参照して、比較例No.C1は、J
P6328776号に開示され、比較例No.C2はD
E OS 25 14 402 A1号に開示され、比
較例No.C3〜C6はDE OS 27 32 66
0号に開示され、さらに比較例No.C7〜C9はEP
0 136 636号に開示されている。本出願人が
作成かつ試験した比較例No.C10〜C23を第3表
に示す。
化合物を、上記したと同様な手順により製造した。出願
人が作成かつ試験した他の刊行物に開示の比較例を第2
表に示す。第2表を参照して、比較例No.C1は、J
P6328776号に開示され、比較例No.C2はD
E OS 25 14 402 A1号に開示され、比
較例No.C3〜C6はDE OS 27 32 66
0号に開示され、さらに比較例No.C7〜C9はEP
0 136 636号に開示されている。本出願人が
作成かつ試験した比較例No.C10〜C23を第3表
に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】
【表5】
【0039】
【表6】
【0040】
【表7】
【0041】実施例53 農薬活性 本発明による化合物の農薬活性を次の各種害虫に対し評
価した:スポドプテラ・リトラリス (Spodoptera littoralis )
(エジプト・コットン・リーフワーム) アエデス・エジプチ (Aedes aegypti )(ネッタ
イシマカ) ムスカ・ドメスチカ (Musca domestica )(イエ
バエ) アクリトシフォン・ピスム(Acyrthosiphon pisum )
(エンドウヒゲナガアブラムシ) メゴウラ・ビシアエ (Megoura viciae )(ソラマ
メアブラムシ) フェドン・コクリアリアエ(Phaedon cochleariae )
(カラシナカブトムシ) トリアルーロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vap
orariorum )(オンシツシロバエ) ネフォテチックス・シンクチセプス(Nephotettix cinc
ticeps)(グリーン・リーフ・ホッパー) ニラパルバタ・ルゲンス (Nilaparvata lugens)(ブ
ラウン・ライス・プラント・ホッパー)
価した:スポドプテラ・リトラリス (Spodoptera littoralis )
(エジプト・コットン・リーフワーム) アエデス・エジプチ (Aedes aegypti )(ネッタ
イシマカ) ムスカ・ドメスチカ (Musca domestica )(イエ
バエ) アクリトシフォン・ピスム(Acyrthosiphon pisum )
(エンドウヒゲナガアブラムシ) メゴウラ・ビシアエ (Megoura viciae )(ソラマ
メアブラムシ) フェドン・コクリアリアエ(Phaedon cochleariae )
(カラシナカブトムシ) トリアルーロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vap
orariorum )(オンシツシロバエ) ネフォテチックス・シンクチセプス(Nephotettix cinc
ticeps)(グリーン・リーフ・ホッパー) ニラパルバタ・ルゲンス (Nilaparvata lugens)(ブ
ラウン・ライス・プラント・ホッパー)
【0042】各害虫種類につき用いた試験法は次の通り
である。各試験において特記しない限り、試験化合物の
溶液もしくは懸濁物は、10重量%のアセトンと0.0
25重量%の「トリトンX−100」(登録商標)表面
活性剤(酸化エチレンとアルキルフェノールとの縮合生
成物)とを含有する広範囲の濃度(0.1重量%の初期
濃度)で構成した。これら溶液を1ha当り340リッ
トル(3.4×10-5m3 /m2 )に相当する割合に
て、試験害虫自身または餌のいずれかを含有するペトリ
皿に噴霧し、次いで下記するように試験害虫を導入し
た。或る分析においては試験害虫を侵蝕させた葉円盤に
噴霧する一方、他の分析においては植物に噴霧し、次い
で噴霧溶液が乾燥した後に試験害虫を侵蝕させた。試験
は全て通常の昆虫飼育条件(23℃±2℃、変動する湿
度および光)の下で行った。死滅率の評価は死滅率%の
数値として下記するように行った。各試験において、化
合物に関するLC50(試験害虫の半数を死滅させるのに
要する活性物質の投入量)を死滅率の数値から計算し、
標準殺昆虫剤(すなわちエチルパラチオン)に関する同
じ試験での対応LC50と比較した。結果を毒性指数とし
て現す: 毒性指数=LC50(パラチオン)/LC50(試験化合
物)×100
である。各試験において特記しない限り、試験化合物の
溶液もしくは懸濁物は、10重量%のアセトンと0.0
25重量%の「トリトンX−100」(登録商標)表面
活性剤(酸化エチレンとアルキルフェノールとの縮合生
成物)とを含有する広範囲の濃度(0.1重量%の初期
濃度)で構成した。これら溶液を1ha当り340リッ
トル(3.4×10-5m3 /m2 )に相当する割合に
て、試験害虫自身または餌のいずれかを含有するペトリ
皿に噴霧し、次いで下記するように試験害虫を導入し
た。或る分析においては試験害虫を侵蝕させた葉円盤に
噴霧する一方、他の分析においては植物に噴霧し、次い
で噴霧溶液が乾燥した後に試験害虫を侵蝕させた。試験
は全て通常の昆虫飼育条件(23℃±2℃、変動する湿
度および光)の下で行った。死滅率の評価は死滅率%の
数値として下記するように行った。各試験において、化
合物に関するLC50(試験害虫の半数を死滅させるのに
要する活性物質の投入量)を死滅率の数値から計算し、
標準殺昆虫剤(すなわちエチルパラチオン)に関する同
じ試験での対応LC50と比較した。結果を毒性指数とし
て現す: 毒性指数=LC50(パラチオン)/LC50(試験化合
物)×100
【0043】(i)スポドプテラ・リトラリス(餌) 試験溶液を上記のように、エジプト・コットン・リーフ
ワーム幼虫の栄養餌を含有するペトリ皿に噴霧した。噴
霧沈着物が乾燥した後、各円盤に10匹の第2期幼虫を
侵蝕させた。死滅率の評価を噴霧してから1日後(S1
−D−1d)および7日後(S1−D−7d)にて行っ
た。 (ii)スポドプテラ・リトラリス(葉上)(S1 F
ol) 試験溶液を上記したように、濾紙上に白菜の葉の9cm
円盤を有するペトリ皿に噴霧した。乾燥の後、各円盤に
10匹の第2期幼虫を侵蝕させた。死滅率の評価は侵蝕
させてから24時間後に行った。 (iii)スポドプテラ・リトラリス(殺卵)(S1
OA) 試験溶液を上記のように、約50個の24時間令の卵を
載せた濾紙を有するペトリ皿に噴霧した。6日間の後、
孵化卵および未孵化卵の個数を計数し、死滅率%を計算
した。
ワーム幼虫の栄養餌を含有するペトリ皿に噴霧した。噴
霧沈着物が乾燥した後、各円盤に10匹の第2期幼虫を
侵蝕させた。死滅率の評価を噴霧してから1日後(S1
−D−1d)および7日後(S1−D−7d)にて行っ
た。 (ii)スポドプテラ・リトラリス(葉上)(S1 F
ol) 試験溶液を上記したように、濾紙上に白菜の葉の9cm
円盤を有するペトリ皿に噴霧した。乾燥の後、各円盤に
10匹の第2期幼虫を侵蝕させた。死滅率の評価は侵蝕
させてから24時間後に行った。 (iii)スポドプテラ・リトラリス(殺卵)(S1
OA) 試験溶液を上記のように、約50個の24時間令の卵を
載せた濾紙を有するペトリ皿に噴霧した。6日間の後、
孵化卵および未孵化卵の個数を計数し、死滅率%を計算
した。
【0044】(iv)アエデス・エジプチ(Aa) 早期の第4期幼虫を用いた。試験溶液を、0.04重量
%の「トリトンX−100」(登録商標)を含有する水
における試験化合物の0.5ppm(および順次の半希
釈物)にて構成した。最初にアセトンを存在させて溶解
を促進したが、幼虫の導入前に蒸発除去した。10匹の
早期第4期幼虫を28℃に保たれた100mlの試験溶
液に入れ、次いで28時間後に幼虫の死滅率を記録した
(Aa−2d)。最終的な死滅率は1週間後に出現した
成虫蚊の個数を計数して評価した(Aa−7d)。 (v)ムスカ・ドメスチカ(Md) 二酸化炭素を用いて麻酔した10匹の2〜3日令のミル
ク飼育した成虫雌イエバエをペトリ皿内の濾紙上に載せ
た。円盤には上記したように試験溶液を噴霧した。イエ
バエをペトリ皿内に保持して薄いミルク溶液で飼育し、
ミルクをペトリ皿の側壁に沿って滴らせ、濾紙により吸
収した。死滅率は24時間後に評価した。
%の「トリトンX−100」(登録商標)を含有する水
における試験化合物の0.5ppm(および順次の半希
釈物)にて構成した。最初にアセトンを存在させて溶解
を促進したが、幼虫の導入前に蒸発除去した。10匹の
早期第4期幼虫を28℃に保たれた100mlの試験溶
液に入れ、次いで28時間後に幼虫の死滅率を記録した
(Aa−2d)。最終的な死滅率は1週間後に出現した
成虫蚊の個数を計数して評価した(Aa−7d)。 (v)ムスカ・ドメスチカ(Md) 二酸化炭素を用いて麻酔した10匹の2〜3日令のミル
ク飼育した成虫雌イエバエをペトリ皿内の濾紙上に載せ
た。円盤には上記したように試験溶液を噴霧した。イエ
バエをペトリ皿内に保持して薄いミルク溶液で飼育し、
ミルクをペトリ皿の側壁に沿って滴らせ、濾紙により吸
収した。死滅率は24時間後に評価した。
【0045】(vi)アクリトシフォン・ピスム(A
p) 若い成虫のエンドウヒゲナガアブラムシにつき試験を行
った。発芽してから6日後の全エンドウマメ植物をペト
リ皿内の濾紙上に置いた。10匹のアブラムシを各エン
ドウマメ植物に移し、30分間放置してアブラムシを沈
静させると共に飼育を開始した。次いでペトリ皿には上
記したように試験溶液を噴霧し、ペトリ皿に蓋を被せ
た。死滅率を24時間後に評価した。 (vii)メゴウラ・ビシアエ(Mv) 成虫ソラマメアブラムシにつき試験を行った。ペトリ皿
内の濾紙上におけるソラマメの葉対に未計数量のアブラ
ムシを小さいガーゼで覆った容器にて次々に噴霧した。
噴霧に通過させた後、10匹のアブラムシを葉に侵蝕さ
せ、蓋をペトリ皿に被せた。死滅率を24時間後に評価
した。 (viii)フェドン・コクリアリアエ(Pc) 上記したように試験溶液を、白菜の葉の9cm円盤を濾
紙上に有するペトリ皿に噴霧した。乾燥の後、各円盤に
は10匹の成虫カラシナカブトムシ(1週間令まで)を
侵蝕させた。死滅率の評価を侵蝕してから24時間後に
行った。
p) 若い成虫のエンドウヒゲナガアブラムシにつき試験を行
った。発芽してから6日後の全エンドウマメ植物をペト
リ皿内の濾紙上に置いた。10匹のアブラムシを各エン
ドウマメ植物に移し、30分間放置してアブラムシを沈
静させると共に飼育を開始した。次いでペトリ皿には上
記したように試験溶液を噴霧し、ペトリ皿に蓋を被せ
た。死滅率を24時間後に評価した。 (vii)メゴウラ・ビシアエ(Mv) 成虫ソラマメアブラムシにつき試験を行った。ペトリ皿
内の濾紙上におけるソラマメの葉対に未計数量のアブラ
ムシを小さいガーゼで覆った容器にて次々に噴霧した。
噴霧に通過させた後、10匹のアブラムシを葉に侵蝕さ
せ、蓋をペトリ皿に被せた。死滅率を24時間後に評価
した。 (viii)フェドン・コクリアリアエ(Pc) 上記したように試験溶液を、白菜の葉の9cm円盤を濾
紙上に有するペトリ皿に噴霧した。乾燥の後、各円盤に
は10匹の成虫カラシナカブトムシ(1週間令まで)を
侵蝕させた。死滅率の評価を侵蝕してから24時間後に
行った。
【0046】(ix)トリアルローデス・バポラリオル
ム(Tv) 2枚の完全に開いた葉を有するインゲンマメ植物(ファ
セオルス・ブルガリス)を、同じくインゲンマメ植物に
おけるT.バポラリオルムの育種培養物に入れ、次いで
これらを攪乱して導入植物における再沈静を確保した。
次いで24時間かけて卵を産ませ、27℃にて24時間
の光期間に保った。次いで全成虫シロバエを慎重に除去
して、既知令の卵試料を得た。8日間の後、大部分の卵
が孵化した。新たに孵化した幼虫を有する葉円盤を次い
で葉から切除し、濡れた濾紙に移した。これら円盤を低
出力の顕微鏡下で検査して、円盤1枚当りの第1期幼虫
の正確な個数を測定すると共に未孵化の卵を全て除去し
た。平均して70〜100匹の幼虫が葉1枚当りに見ら
れた。これら円盤をペトリ皿に移し、上記したように試
験溶液を噴霧した。6日間の後、死滅率%を評価した。 (x)ネフォテチックス・シンクチセプス(Nc) 若い成虫雌グリーン・リーフ・ホッパーにつき試験を行
った。それぞれポットの中心を横切って配置した高さ1
0〜15cmの5本のイネ苗を有する植物ポットに上記
したように試験溶液を噴霧した(しかしながら、試験化
合物の初期の試験濃度0.05%)。植物の両面に噴霧
した後に水平にした。噴霧してから1時間の後、各ポッ
トを微細銀砂により縁部まで満し、開口端部のガラスジ
ャーを各ポットに被せ、各ポットに10匹のホッパーを
侵蝕させた。ティシュー紙を各ガラスジャーの開口端部
に被せてホッパーを保持した。ポットには下側から灌漑
し、27℃±2℃の温度に維持し、18時間の光期に続
く6時間の暗期の方式下で白色蛍光に晒した。死滅率の
測定は侵蝕してから48時間後に行った。
ム(Tv) 2枚の完全に開いた葉を有するインゲンマメ植物(ファ
セオルス・ブルガリス)を、同じくインゲンマメ植物に
おけるT.バポラリオルムの育種培養物に入れ、次いで
これらを攪乱して導入植物における再沈静を確保した。
次いで24時間かけて卵を産ませ、27℃にて24時間
の光期間に保った。次いで全成虫シロバエを慎重に除去
して、既知令の卵試料を得た。8日間の後、大部分の卵
が孵化した。新たに孵化した幼虫を有する葉円盤を次い
で葉から切除し、濡れた濾紙に移した。これら円盤を低
出力の顕微鏡下で検査して、円盤1枚当りの第1期幼虫
の正確な個数を測定すると共に未孵化の卵を全て除去し
た。平均して70〜100匹の幼虫が葉1枚当りに見ら
れた。これら円盤をペトリ皿に移し、上記したように試
験溶液を噴霧した。6日間の後、死滅率%を評価した。 (x)ネフォテチックス・シンクチセプス(Nc) 若い成虫雌グリーン・リーフ・ホッパーにつき試験を行
った。それぞれポットの中心を横切って配置した高さ1
0〜15cmの5本のイネ苗を有する植物ポットに上記
したように試験溶液を噴霧した(しかしながら、試験化
合物の初期の試験濃度0.05%)。植物の両面に噴霧
した後に水平にした。噴霧してから1時間の後、各ポッ
トを微細銀砂により縁部まで満し、開口端部のガラスジ
ャーを各ポットに被せ、各ポットに10匹のホッパーを
侵蝕させた。ティシュー紙を各ガラスジャーの開口端部
に被せてホッパーを保持した。ポットには下側から灌漑
し、27℃±2℃の温度に維持し、18時間の光期に続
く6時間の暗期の方式下で白色蛍光に晒した。死滅率の
測定は侵蝕してから48時間後に行った。
【0047】(xi)メゴウラ・ビシアエ浸透〔Mv
(syst)〕およびスポドプテラ・リトラリス・浸透
〔S1(syst)〕 ソラマメアブラムシ(メゴウラ・ビシアエ)の若い無翅
成虫および葉で飼育したスポドプテラ・リトラリスの第
3期幼虫につき試験を行った。試験溶液は、ツイーン2
0(登録商標)(0.05%)を湿潤剤として含有する
アセトン水溶液(5%)に溶解させた試験化合物で構成
した。試験の標準はメタシストックス(登録商標)と
し、0.0001〜0.00001%の範囲で施した。
3枚の完全に開いた葉対を有するソラマメ植物を選択し
た。各植物における茎の基部から第2葉対を鋏で摘み取
って、各側部における4cmの切断縁部および2cmの
切断端部を生ぜしめた。作成した葉を迅速に小さいガラ
スビーカー内に含まれる10mlの試験溶液に浸漬し、
次いでこれをパラフィルム(登録商標)の層で覆った。
ビーカーを切断葉に隣接する支持スタンドに切断葉と同
じ高さで保持した。48時間の浸漬の後、処理した葉を
植物の残部から切除した。処理した後に開いた新たな生
長葉を用いて次の生物分析を行った。10匹のアブラム
シを有する内径20mmの小さいパースペクスリング篭
を、バネクリップにより葉対における一方の葉の下側に
保った。アブラムシの死滅率評価を24時間後に行っ
た。次いで葉対における他方の葉を切除し、10匹のス
ポドプテラ・リトラリス幼虫を有する直径9cmのペト
リ皿に入れた。死滅率の測定は24時間後に行った。
(syst)〕およびスポドプテラ・リトラリス・浸透
〔S1(syst)〕 ソラマメアブラムシ(メゴウラ・ビシアエ)の若い無翅
成虫および葉で飼育したスポドプテラ・リトラリスの第
3期幼虫につき試験を行った。試験溶液は、ツイーン2
0(登録商標)(0.05%)を湿潤剤として含有する
アセトン水溶液(5%)に溶解させた試験化合物で構成
した。試験の標準はメタシストックス(登録商標)と
し、0.0001〜0.00001%の範囲で施した。
3枚の完全に開いた葉対を有するソラマメ植物を選択し
た。各植物における茎の基部から第2葉対を鋏で摘み取
って、各側部における4cmの切断縁部および2cmの
切断端部を生ぜしめた。作成した葉を迅速に小さいガラ
スビーカー内に含まれる10mlの試験溶液に浸漬し、
次いでこれをパラフィルム(登録商標)の層で覆った。
ビーカーを切断葉に隣接する支持スタンドに切断葉と同
じ高さで保持した。48時間の浸漬の後、処理した葉を
植物の残部から切除した。処理した後に開いた新たな生
長葉を用いて次の生物分析を行った。10匹のアブラム
シを有する内径20mmの小さいパースペクスリング篭
を、バネクリップにより葉対における一方の葉の下側に
保った。アブラムシの死滅率評価を24時間後に行っ
た。次いで葉対における他方の葉を切除し、10匹のス
ポドプテラ・リトラリス幼虫を有する直径9cmのペト
リ皿に入れた。死滅率の測定は24時間後に行った。
【0048】下記に示す尺度システムを用いて結果を第
4表に示し、ここで濃度%は葉浸漬に用いた溶液を意味
する。
4表に示し、ここで濃度%は葉浸漬に用いた溶液を意味
する。
【表8】
【0049】実施例54 殺ダニ活性(殺卵)(Tu OA) 本発明による化合物の殺ダニ活性を、24時間令未満の
オンシツアカクモダニ(すなわちテトラニクス・ウルチ
カエ(T.ZU.))の卵を用いて次の手順により評価
した。インゲンマメ植物の葉から切除した直径2cmの
葉円盤を濾紙上に載せ、水に浸漬した綿ウール芯によっ
て湿潤状態に保った。噴霧する1日前に、各葉円盤に1
0匹の雌成虫ダニを侵蝕させた。試験の当日、成虫を除
去して円盤上に卵を1晩産ませた。次いで葉円盤に、上
記実施例53と同様に構成した試験化合物の溶液を1h
a当り340リットル(3.4×10-5m3 /m2 )に
等しい割合で噴霧した。試験の全体にわたり、卵を通常
の昆虫飼育条件(23℃±2℃、変動する湿度および1
6時間の日中長さ)の下に保った。7〜10日間の後、
孵化した幼虫および未孵化卵の個数を評価し、死滅率%
を計算した。化合物に関するLC50(試験害虫の半数を
死滅させるのに要する活性物質の投入量)を死滅率の数
値から計算し、標準殺昆虫剤(クロルフェンソン)に関
する同じ試験での対応LC50と比較した。結果を毒性指
数として現す: 毒性指数=LC50(クロルフェンソン)/LC50(試験
化合物)×100
オンシツアカクモダニ(すなわちテトラニクス・ウルチ
カエ(T.ZU.))の卵を用いて次の手順により評価
した。インゲンマメ植物の葉から切除した直径2cmの
葉円盤を濾紙上に載せ、水に浸漬した綿ウール芯によっ
て湿潤状態に保った。噴霧する1日前に、各葉円盤に1
0匹の雌成虫ダニを侵蝕させた。試験の当日、成虫を除
去して円盤上に卵を1晩産ませた。次いで葉円盤に、上
記実施例53と同様に構成した試験化合物の溶液を1h
a当り340リットル(3.4×10-5m3 /m2 )に
等しい割合で噴霧した。試験の全体にわたり、卵を通常
の昆虫飼育条件(23℃±2℃、変動する湿度および1
6時間の日中長さ)の下に保った。7〜10日間の後、
孵化した幼虫および未孵化卵の個数を評価し、死滅率%
を計算した。化合物に関するLC50(試験害虫の半数を
死滅させるのに要する活性物質の投入量)を死滅率の数
値から計算し、標準殺昆虫剤(クロルフェンソン)に関
する同じ試験での対応LC50と比較した。結果を毒性指
数として現す: 毒性指数=LC50(クロルフェンソン)/LC50(試験
化合物)×100
【0050】第4表は実施例53および54の試験結果
を示す。実施例53(xi)の結果の表現方法について
はその実施例の説明に記載されている。他の実施例につ
いて記号A、BおよびCはそれぞれ0.1%(1000
ppm)の初期試験濃度における70〜100%、40
〜69%および0〜39%の死滅率を示す。0.1%
(1000ppm)にて等級Aを記録した大抵の化合物
につき毒性指数(TI)を上記したように計算した。第
4表にてTI値は次のように記録される: TI <10=X TI 10〜100=XX TI >100=XXX 「−」はデータが得られなかったことを意味する。
を示す。実施例53(xi)の結果の表現方法について
はその実施例の説明に記載されている。他の実施例につ
いて記号A、BおよびCはそれぞれ0.1%(1000
ppm)の初期試験濃度における70〜100%、40
〜69%および0〜39%の死滅率を示す。0.1%
(1000ppm)にて等級Aを記録した大抵の化合物
につき毒性指数(TI)を上記したように計算した。第
4表にてTI値は次のように記録される: TI <10=X TI 10〜100=XX TI >100=XXX 「−」はデータが得られなかったことを意味する。
【0051】
【表9】
【0052】
【表10】
【0053】
【表11】
【0054】
【表12】
【0055】
【表13】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 43/76 9155−4H 43/78 F 9155−4H E 9155−4H 51/00 9155−4H C07D 233/24 233/52 239/06 8615−4C 239/18 8615−4C 263/28 277/18 (72)発明者 サラ・アン・デイヴイーズ イギリス国ケント州エム・イー10 1エ ス・ジーシツテイングボーン、ウツドサイ ド・ガーデンズ 43 (72)発明者 ジエイミー・ブライアン・マンキー イギリス国ケント州エム・イー10 2ジエ イ・ジエイ シツテイングボーン、グロー ヴハースト、ヴオランテ・ドライヴ 66 (72)発明者 アントニオ・メーテ イギリス国ケント州エム・イー10 1アー ル・ビー シツテイングボーン、ブラツド リー・ドライヴ 7
Claims (12)
- 【請求項1】 一般式: 【化1】 〔式中、nは1、2もしくは3であり;R1 、R2 、R
3 およびR4 は独立して水素原子またはアルキル基を示
し;Xは酸素原子または基>CR5 R6 、>NR7 、>
NCOR8 もしくは>S(O)p を示し、ここでR5 、
R6 、R7 およびR8 は独立して水素原子またはアルキ
ル基を示し、pは0、1もしくは2であり;Aは適宜置
換された3−フルオロベンジル基を示し;Yは基=CH
−もしくは=N−を示す〕の化合物。 - 【請求項2】 nが1もしくは2である請求項1に記載
の化合物。 - 【請求項3】 R1 、R2 、R3 およびR4 のそれぞれ
が水素原子またはメチル基を示す請求項1または2に記
載の化合物。 - 【請求項4】 Xが基>NR7 を示す請求項1〜3のい
ずれか一項に記載の化合物。 - 【請求項5】 3−フルオロベンジル基の適宜の置換基
がハロゲン原子またはアルキルもしくはアルキルアミノ
基から選択される請求項1〜4のいずれか一項に記載の
化合物。 - 【請求項6】 3−フルオロベンジル基の適宜の置換基
がジメチルアミノもしくはジエチルアミノ基である請求
項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。 - 【請求項7】 3−フルオロベンジル基が4−位置にて
置換される請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合
物。 - 【請求項8】 (a)一般式 【化2】 の化合物を一般式AL1 の化合物もしくはその塩と反応
させ〔上記式中、n、R1 、R2 、R3 、R4 、X、A
およびYは請求項1〜7のいずれか一項に記載の意味を
有し、L1 は離脱基である〕、さらに必要に応じ反応の
生成物を誘導化して一般式Iの化合物を生成させ、また
は(b)一般式 HX−CR1 R2 −(CR3 R4 )n −NH−A (III) の化合物を1,1−ビス(メチルチオ)−2−ニトロエ
チレンまたはニトログアニジンと反応させ〔上記式中、
n、R1 、R2 、R3 、R4 、XおよびAは請求項1〜
7のいずれか一項に記載の意味を有する〕、さらに必要
に応じ反応の生成物を誘導化して一般式Iの化合物を生
成させることを特徴とする一般式Iの化合物の製造方
法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の方法により製造される
請求項1〜7のいずれか一項に記載の一般式Iの化合
物。 - 【請求項10】 請求項1〜7または9のいずれか一項
に記載の一般式Iの化合物とキャリヤとからなる農薬組
成物。 - 【請求項11】 局所に請求項1〜7または9のいずれ
か一項に記載の農薬化合物または請求項10に記載の組
成物を施すことを特徴とする局所における害虫の撲滅方
法。 - 【請求項12】 農薬としての請求項1〜7または9の
いずれか一項に記載の一般式Iを有する化合物の使用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP93303424 | 1993-04-30 | ||
NL93303424.1 | 1993-04-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072765A true JPH072765A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=8214398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11420594A Pending JPH072765A (ja) | 1993-04-30 | 1994-04-28 | 殺生物性化合物 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072765A (ja) |
CN (1) | CN1099030A (ja) |
AU (1) | AU6078094A (ja) |
BR (1) | BR9401654A (ja) |
CA (1) | CA2122178A1 (ja) |
HU (1) | HUT67912A (ja) |
IL (1) | IL109422A0 (ja) |
MY (1) | MY131563A (ja) |
TR (1) | TR27478A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005232103A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Nagase & Co Ltd | 光学活性なビシナルジアミンおよびその製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1039731A (en) * | 1974-12-18 | 1978-10-03 | Synthelabo | Process for preparing new 2-methoxy-benzamide derivatives |
DE2514402A1 (de) * | 1975-04-02 | 1976-10-21 | Hoechst Ag | Insektizide mittel |
JPH0629256B2 (ja) * | 1983-10-06 | 1994-04-20 | 日本バイエルアグロケム株式会社 | ニトロメチレン−テトラヒドロピリミジン誘導体,その製法及び殺虫,殺ダニ,殺センチユウ剤 |
JPS61227571A (ja) * | 1985-04-02 | 1986-10-09 | Nippon Tokushu Noyaku Seizo Kk | ニトロメチレン−テトラヒドロピリミジン誘導体、その製法及び殺虫剤 |
-
1994
- 1994-04-25 IL IL10942294A patent/IL109422A0/xx unknown
- 1994-04-26 CA CA 2122178 patent/CA2122178A1/en not_active Abandoned
- 1994-04-27 MY MYPI9401031 patent/MY131563A/en unknown
- 1994-04-28 JP JP11420594A patent/JPH072765A/ja active Pending
- 1994-04-28 HU HU9401227A patent/HUT67912A/hu unknown
- 1994-04-28 TR TR00505/94A patent/TR27478A/xx unknown
- 1994-04-28 AU AU60780/94A patent/AU6078094A/en not_active Abandoned
- 1994-04-29 CN CN 94106635 patent/CN1099030A/zh active Pending
- 1994-04-29 BR BR9401654A patent/BR9401654A/pt not_active Application Discontinuation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005232103A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Nagase & Co Ltd | 光学活性なビシナルジアミンおよびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
IL109422A0 (en) | 1994-07-31 |
BR9401654A (pt) | 1994-11-01 |
CN1099030A (zh) | 1995-02-22 |
AU6078094A (en) | 1994-11-03 |
MY131563A (en) | 2007-08-30 |
TR27478A (tr) | 1995-06-07 |
HUT67912A (en) | 1995-05-29 |
HU9401227D0 (en) | 1994-08-29 |
CA2122178A1 (en) | 1994-10-31 |
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