JPH0727595U

JPH0727595U - 刺し傷防止包囲管付注射針

Info

Publication number: JPH0727595U
Application number: JP5898593U
Authority: JP
Inventors: 宗久齋藤
Original assignee: 有限会社日州
Priority date: 1993-11-02
Filing date: 1993-11-02
Publication date: 1995-05-23

Abstract

(57)【要約】【目的】本考案は、針（注射器、採血官）の先端を囲う
事により間違つて人体に触れても針が刺さったり傷を付
ける事無く、患者に使用した針からの感染（エイズ、肝
炎等）を防止する事、医療業務、産業廃棄物処理業務に
携わる人々の、保護を目的としている。【構成】本考案は、針先が収納されると、外部に出にく
い構造になっている、針先包囲管（１）と、パンタグラ
フ式の支柱（２）（３）それが垂直に伸びた状態でロッ
クする、ロックリング（９）と、ロックリング固定凹部
（７）（８）と、ロックリング落下防止部（１０）で、
構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、針の先端を囲う事により間違って人体に触れても、針が刺さったり傷を付ける事無く、患者に使用した針からの感染（エイズ、肝炎等）を防止する事を目的とし医療業務、産業廃棄物処理業務に携わる人々の、保護に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の注射針からの保護は、キャツプを被せるタイプ、これは脱着時に、事故が起きる可能性があり、又キャップと注射器とを一体化してキャップを移動する事により、使用時にキャップの先から針を出し、ロックし使用後キャップを移動し格納する、タイプ、しかしこの方法だと、一人の患者に使用した物は感染の面からの安全を考えれば、他人に流用すべきでなく針、キヤップ、注射器共、処分すべきで有り、また採血管の様な物には使用が出来ない。また針のみを交換する場合でも、脱着時に危険性を孕む。そしてコスト面でも安価では無い。また、それ以外では、針を専用の廃棄箱に収納する方法などが有るがその方法だと、箱に収納する迄の間の危険性がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の注射器、採血管等の場合、注射、採血直後から、廃棄の間での治療者作業者の保護が完璧でなく、個々の針について最終処理段階迄の安全性に乏しい問題点があった。この問題点を解決する為に、考案した刺し傷防止包囲管付注射針。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

上記目的を、達成する為に考案した注射針は、包囲管とそれを、ロックする部分とが、注射針と一体形成されており、注射直後に、包囲管によつて針先を完全包囲して、その状態を、すばやくロックする事により、いかなる衝撃が加わっても針先が外部に、出る事が無い。

【０００５】

【作用】

上記の様に、包囲管が付けられた注射針、又は採血管で、医療業務が安心して行え、廃棄処分するにしても面倒な処理をしなくてもすみ、操作も簡単で、だれにでも出来る。

【０００６】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明すると、図１は、未使用の状態で針先包囲管（１）を、パンタグラフ式の支柱（２）（３）が、上昇する事により針先（６）を、針先包囲管内（１）に収納し、又、図１のように畳まれた状態なので、使用時に邪魔にならない。この状態で形成されるので力を入れない限り（２）（３）が動く事は無い。針先カバー（11) は、針のカバーで、使用時には取はずす。

【０００７】針先包囲管（１）は、図２の様に、一度、針先包囲管（１）に針先（６）が収納されると針先（６）が（１−Ａ）に入り（１−Ｂ）や（１−Ｃ）から外には出ない。それは、内部が、中心にむかつて盛り上がっている為、針先が外部に出難い構造になつている。

【０００８】図３の様に支柱（２）（３）を、指で鋏んで押し上げる様にし、針先包囲管（１）に針先（６）が格納され、図４の様に、ロックリング（９）をロックリング固定凹部（７）（８）に押し上げ、支柱（２）（３）針先包囲管（１）共固定ロックされる。

【０００９】なお、図４の様に、（１−Ｂ）の先端から（ａ）面迄の距離（Ｌ１）が４〜５ｍｍの位置に、又包囲管の底面である（ｂ）面から、針の先端迄の距離（Ｌ２）が、５〜６ｍｍの位置に各形成される事。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は、以上説明した様に構成されているので、以下に記載されてるような効果を奏する。又、刺傷を防ぐ目的の、全ての器具に応用出来る。

【００１１】包囲管によつて針先が、外部に出ないようになつているので、間違つて人体に触れて、刺し傷をつけ、それによる病気感染が、防げる。

【００１２】又、針先包囲管（１）を、支え、ロックする支柱（２）（３）もパンタグラフ式なので針先（６）挿入時には、たたまれた状態なので、医療業務に、じゃまにならない。

【図面の簡単な説明】

【図１】刺し傷防止包囲管付注射針の、未使用時の全体
図である。

【図２】針先包囲管の断面図である。

【図３】装着図で、支柱を押し上げて針先包囲管を装着
しようとする図である。

【図４】針先包囲管を固定する、ロックリングを装着さ
れ、針先が包囲の状態と針先包囲管の内部構造を、詳細
に表す図である。

【符号の説明】

１針先包囲管２、３支柱４針先カバー５注射器取付部６針先７、８ロックリング固定凹部９ロックリング 10 ロックリング落下防止部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】針の先端を包囲、格納し、一度格納する
と、外に出ない針先包囲管（１）と注射器取付部（５）
とを連結するパンタグラフ式の支柱（２）と（３）が伸
張した時、針の先端が、針先包囲管（１）に埋没する長
さにしたことを、特徴とした刺し傷防止包囲管付注射
針。
【請求項２】針先（６）を格納する、針先包囲管（１）
とのパンタグラフ式の支柱（２）（３）とを固定ロック
する、ロックリング（９）と、そのロックリング（９）
を固定する、ロックリング固定凹部（７）（８）を有
し、ロックリング（９）の、落下防止の為のロックリン
グ落下防止部（10）を有して針先を、完全ロックする構
造の、刺し傷防止包囲管付注射針。