JPH0727589Y2 - ケーブル接続切替装置 - Google Patents

ケーブル接続切替装置

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JPH0727589Y2
JPH0727589Y2 JP1989152410U JP15241089U JPH0727589Y2 JP H0727589 Y2 JPH0727589 Y2 JP H0727589Y2 JP 1989152410 U JP1989152410 U JP 1989152410U JP 15241089 U JP15241089 U JP 15241089U JP H0727589 Y2 JPH0727589 Y2 JP H0727589Y2
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cord
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、複数の多心ケーブルと複数の単心ケーブルと
の接続切替に用いて好適なケーブル接続切替装置に係わ
り、特に増設性を向上せしめたケーブル接続切替装置に
関するものである。
「従来の技術」 一般に、映像や音声等の信号(情報)の伝送を行う場
合、中央機器(主局側の機器)と端末機器(加入者側の
機器)との間に、ケーブルによる信号伝送経路を形成し
ている。
そして、前記信号伝送経路を形成する場合、中央機器か
ら端末機器の近くまでは複数の心線を1本に束ねた多心
ケーブル(すなわち線路側き線ケーブル)を用い、この
多心ケーブルと端末機器とを単心ケーブルや少数心ケー
ブル(すなわち局側配線ケーブル)によって接続するよ
うにし、これによって信号伝送経路の高密度化を図って
いる。
ところで、前述したき線ケーブルと配線ケーブルとを接
続する場合、その接続状態の切り替えや保守点検等のた
めの作業が容易であることが要望されている。
そこで従来では、例えば第14図ないし第16図に示すよう
なケーブル接続切替装置1が用いられている。
このケーブル接続切替装置1は、前記線路側き線ケーブ
ル2の各心線と線路側の複数の配線コード3との接続収
納部と、これら配線コード3をコネクタ(図示せず)に
よって局側配線ケーブル5の各心線と切替可能に接続す
るとともに、これらのコネクタを矩形状の支持板6上
に、各き線毎に並列的に取り付け、さらにこれらの支持
板6を、支持部材を介して揺動自在にかつ係止機構によ
り係止可能に支持した構造としたものであり、前記各コ
ネクタを露出状態に保持して、き線ケーブル2と各局側
配線ケーブル5との間の接続部の取り扱いを簡便なもの
としている。
「考案が解決しようとする課題」 ところが、前述した従来のケーブル接続切替装置1にお
いては、 接続すべき線路側き線ケーブル2や局側配線ケーブ
ル5の本数が増加するにしたがい、支持板5の数を増加
させるか、あるいは、支持板5を大きくするかしなけれ
ばならず、これに伴い、一つのケーブル接続切替装置1
の占有面積が増加してしまうといった問題がある。
一つのケーブル接続切替装置1内にき線ケーブル2
と配線コード3との接続収納部及びコネクタによるコー
ド3と配線ケーブル5の心線との接続切替部が配置さ
れ、収納心線数が限定されている。
そして、き線ケーブル収納条数による心線収納数と、接
続切替収納心線数では、き線ケーブル収納心線数の方が
多く設定されているため、き線ケーブルの増設が可能で
あっても、配線ケーブル5の切替収納心線数が満杯とな
り、接続切替装置を新たに増設しなければならない。
従って、き線ケーブル収納数の少ない切替装置が多く必
要となり不経済である。
接続切替装置を増設する場合、接続切替装置の函間
の渡りは、接続切替装置の側面にある孔を通して行うた
め、作業性が悪いという欠点があった。
き線ケーブル接続部と前記接続切替部とが一つの函
の中に収容されているため、接続切替装置の高さが2m以
上の高函となり、作業台を使用しないと、作業できない
部分が生じるという問題があった。
そして、前述したケーブル接続切替装置1は、ケーブル
敷設用のマンホールや室内といった限られた空間部内に
設置されることが多いことから、前述した問題点への対
処が強く要望されている。
本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、増設が容
易であり、かつ装置の高さを従来より大幅に低くするこ
とができ、作業性が良く、収納場所を選ばぬケーブル接
続切替装置を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本考案は、前記目的を達成させるために次のような構成
としている。即ち、請求項1記載の考案においては、信
号伝送経路の途中に設けられてき線ケーブル,配線ケー
ブル間の接続をなすケーブル接続切替装置であって、前
記き線ケーブルとコードとを接続する専用の接続部収納
函と、前記コードと前記配線ケーブルとを切替接続可能
に接続する専用の接続切替函とからなり、前記接続部収
納函の上部と前記接続切替函の上部とにそれぞれ着脱自
在に箱状の渡り部を設け、前記コードが、渡り部を通さ
れて各函間に配線されてなる構成としている。
また、請求項2記載の考案においては、請求項1記載の
考案において、前記接続切替函を、コードと配線ケーブ
ルとの間の接続部を支持する支持板、この支持板の複数
枚を所定間隔をおいて平行にかつ揺動自在に支持する支
持部材及びこの支持部材と前記各支持板との間に設けら
れこれらの支持板を少なくとも2箇所の揺動位置に固定
する係止機構を備えた構成としている。
また、請求項3記載の考案においては、請求項1記載の
考案において、前記渡り部が、その前面壁及び側面壁が
着脱自在とされてなる構成としている。
「作用」 前記請求項1記載の構成によれば、接続部収納函と接続
切替函とが分かれているためこれらを並設することによ
り容易に増設が可能となり、かつ装置の高さが従来より
大幅に低い手が届く高さとなり、かつ天井の低い部屋で
も収納可能となり、収納場所を選ばない。また、それぞ
れの函同士の間に配設されるコードを、それぞれの函の
上部に設けられた渡り部へ通すことにより、コードが整
列された状態に配線される。また、渡り部自体を外すこ
とにより、設置場所が許容範囲にあれば、上下の増設が
可能となる。
また、前記請求項2記載の構成によれば、複数の支持板
を重畳させて揺動自在に支持し、支持板の占有面積を極
力減少させ、支持板を係止機構により、支持部材に対し
傾斜させて支持し、接続部の切替え等の所要作業を行う
支持板の上方に位置する他の支持板を離間状態に保持し
て、前記作業を行う支持板に対する切り替え作業や点検
作業等の諸作業を簡便にする。
また、前記請求項3記載の構成によれば、各渡り部の前
面及び接続部収納函,接続切替函間を開放することによ
り、渡り部の配線を容易とし、また渡り部内に配設され
たコードの保守点検が容易に行なわれる。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図に基づき
説明する。
第1図中、符号10は本実施例に係わるケーブル接続切替
装置を示し、このケーブル接続切替装置は、接続部収納
函11と、この接続部収納函11に隣接して設けられた2つ
の接続切替函12,13とからなっている。
接続部収納函11は、両開き扉14が設けられたケース15
と、その上部に着脱自在に設けられた中段16aを有する
箱形の渡り部16と、ケース15内に設けられたき線ケーブ
ル挿入部17と、多数の接続部収納箱18とからなってい
る。渡り部16の前面パネル及び側面パネルは着脱可能と
されている。
接続切替函12は、両開き扉14が設けられたケース15と、
その上部に着脱自在に設けられた箱形の渡り部16と、ケ
ース15内に設けられた配線出口部19と、後記するコード
24,配線ケーブル25の接続切替えを行う接続部を支持す
る多数の支持板20と、この支持板20の複数枚を所定間隔
をおいて平行にかつ揺動自在に支持する支持部材21と、
この支持部材21と前記各支持板20との間に設けられこれ
らの支持板20を少なくとも2箇所の揺動位置に固定する
係止機構22とからなっている。
接続部収納函11,接続切替函12,13は同一大きさとされ、
接続部収納函11の渡り部16と接続切替函12,13の渡り部1
6とは同一のものとされている。また接続切替函12と接
続切替函13とは同一構成とされている。
接続部収納函11は、き線ケーブル(線路側ケーブルまた
は外線ケーブルともいう)23とコード24とを接続する部
分であり、接続切替函12,13は、コード24と配線ケーブ
ル25(局側ケーブルまたは内線ケーブルともいう)とを
接続する部分である。
き線ケーブル23および配線ケーブル25には、本実施例で
は光ファイバケーブルが用いられている。コード24にも
光ファイバが用いられている。そして、前記き線ケーブ
ル23には、多数の心線23aが一括して収納されている。
接続部収納函11には、底部より挿入された複数のき線ケ
ーブル23がき線ケーブル挿入部17に挿通されている。こ
のき線ケーブル23は、き線ケーブル挿入部17を通過した
ところで各心線が分配可能状態とされ、多数の接続部収
納函18において各き線ケーブル23毎に各心線が接続具
(図示せず)によりコード24と接続されている。
コード24は、コードクランプ24a内を通されかつ上方へ
立ち上げられ、渡り部16の底部,中段16aにそれぞれ設
けられた孔(図示せず)を通されてこの中段16aの上を
接続切替函12側へ延ばされ、その一部は接続切替函12の
第1図における左側(接続部収納函11側)において渡り
部16の中段16aより下方へ下げられ、コード24の他部は
接続切替函13の左側(接続切替函12側)において渡り部
16の中段16aより下方へ下げられ、それぞれ渡り部16の
底部を通過して支持板20上において適宜コネクタ26を介
して配線ケーブル25の心線25aと接続切替可能に接続さ
れている。
接続切替函12は、コード24と配線ケーブル25間の接続を
なす前記コネクタ26が取り付けられる支持板20と、この
支持板20の複数を所定間隔をおいて平行にかつ揺動自在
に支持する支持部材(支柱)21と、この支柱21と前記各
支持板20との間に設けられ、これらの支持板20を少なく
とも2箇所の揺動位置に固定する係止機構22とからな
り、前記支持板20は、通常時(収納時)に、第12図に実
線で示すように、手前側を下方にして傾斜して保持され
るようにした概略構成となっている。
各コード24には前記支持板20上においてコネクタ26を介
して前記配線ケーブル25の各心線25aが接続されてい
る。
支持板20は、本実施例では矩形状に形成されており、こ
の支持板20には、第11図に示すように、コネクタ26を固
定するステー27が一体に取り付けられている。
そして、一方の長辺側の側面と前記ステー27との間に位
置する部分に、前記コネクタ26に対応して透孔28が形成
されており、また、他方の長辺の両端部において、支柱
20に揺動自在に取り付けられている。
この支持板20と支柱21との接続は、支柱21に突設されか
つ支持板20に貫通させられたピボット軸29と、このピボ
ット軸29に取り付けられて前記支持板20に当接させられ
る押さえリング20aとによって行われている。
前記係止機構22は、第11図および第12図に示すように、
前記支柱21に支持板20の揺動方向に沿って取り付けられ
たカムプレート31と、支持板20のカムプレート31に対向
する位置に、この支持板20の短辺方向に摺動自在に取り
付けられたカムフォローア32と、このカムフォローア32
をその摺動方向に弾発するコイルスプリング33とによっ
て構成されている。
さらに、前記カムプレート31には、第12図に示すよう
に、前記カムフォローア32が摺動させられるカム溝34が
形成されており、このカム溝34は、前記カムフォローア
32が嵌合させられて、支持板20を支柱21に対して傾斜し
た位置、すなわち、第12図に(A)で示す下降位置に係
止するための第1の固定部34aと、支持板20を支柱21と
直交する位置、すなわち、第12図に(B)で示す起立位
置に係止するための第2の固定部34bと、支持板20を前
述した下降位置から起立位置へ向けて揺動させた際に、
前記カムフォローア32を第1の固定部34aから第2の固
定部34bへ案内する第1の案内部34cと、支持板20を起立
位置から下降位置へ向けて揺動させた際に、前記カムフ
ォローア32を第2の固定部34bから第1の固定部34bへ案
内する第2の案内部34dとによって構成され、前記第1
の固定部34aは、カムフォローア32が嵌合させられた状
態において、前記コイルスプリング33に引っ張り荷重を
与え得る位置に、また、前記第2の固定部34bは、カム
フォローア32が嵌合させられた状態において、前記コイ
ルスプリング33に圧縮荷重を与え得るような位置に形成
されている。
そして、複数のコード24と配線ケーブル25の各心線25a
とをそれぞれコネクタ26を介して接続するとともに、こ
れらをステー27を介して各支持板20上に取り付けること
によってコード24,配線ケーブル25間の接続を行うとと
もに、各支持板20を前述した下降位置に揺動させること
により収納状態となす。
このように、各支持板20を下降位置に揺動させることに
より、支持板20に取り付けられたカムフォローア32がカ
ムプレート31の第1の固定部34aに嵌合させられるとと
もに、コイルスプリング33の弾発力によって前記第1の
固定部34aへ向けて押圧されて、前記各支持板20が、第1
3図の下方において示すように、支柱21に対して所定の
角度でもって傾斜させられた状態で、かつ、互いに平行
に重畳させられた状態で固定される。
したがって、第1図における接続切替函12,13の後壁同
一面に各支持板20を固定した場合の支持板20の占有面積
に比較し、各支持板20が重畳させられている分、支持板
20による占有面積が減少させられる。
一方、前述したような収納状態において、各支持板20間
に適宜の間隔が設けられていること、また、各支持板20
の一方の長辺側近傍に透孔28が形成されていることか
ら、この透孔28を介して下方に位置する支持板20が、第
13図に矢印で示すように透視でき、したがって、収納状
態においても各支持板20の状態の確認が可能である。
さらに、コード24,配線ケーブル25の接続部の切り替え
や点検等を行う場合には、これら接続部の切り替え、点
検を目的とする接続部が取り付けられた支持板20の上方
に位置する各支持板20を起立状態まで揺動させることに
よって、第13図に示すように、前記目的とする支持板20
が大きく露出させられる。
ここで、前述したように起立状態まで揺動させられた各
支持板20は、係止機構22の作用によりその揺動位置に固
定される。
すなわち、支持板20を前述した下降位置から起立位置へ
向かって揺動させると、第12図に矢印(イ)で示すよう
に、第1の固定部34aに嵌合させられているカムフォロ
ーア32が、前記コイルスプリング33の弾発力に抗して第
1の固定部34aから離間させられるとともに、矢印
(ロ)で示すように、第1の案内部34cによって第2の
固定部34bへ向けて案内される。
そして、第2の固定部34bへ向かうにつれて、前記カム
フォローア32と支持板20との相対移動により、前記コイ
ルスプリング33が圧縮させられ、カムフォローア32が第
2の固定部34bと対向させられた時点で、カムフォロー
ア32がコイルスプリング33の弾発力によって、矢印
(ハ)で示すように、押圧移動させられて第2の固定部
34bへ嵌合させられる。このようなカムフォローア32と
第2の固定部34bとの嵌合により、前記支持板20が前述
したような起立位置に保持される。したがって、前記目
的とする接続部が取り付けられた支持板20に対する諸作
業が簡便に行われる。
さらに、起立位置に固定した支持板20を下降位置に戻す
場合には、支持板20を、第12図に示すように、前記起立
位置からさらに上方(第12図中の上方)へ向けて、第12
図に矢印(ニ)で示すように、若干揺動させたのちに、
同図の矢印(ホ)で示すように、前述した下降位置へ向
けて揺動させればよい。
この操作により、カムフォローア32が第2の固定部34b
から離間させられるとともに、圧縮状態にあるコイルス
プリング33の弾発力により、第12図に矢印(ヘ)で示す
ように、第2の案内部34dへ押圧移動させられ、このの
ちの支持板20の下降位置へ向かう揺動に伴い、カムフォ
ローア32が、矢印(ト)で示すように、第2の案内部34
dに沿って第1の固定部34aへ向けて摺動させられる。
そして、前記カムフォローア32が第2の案内部34dに沿
って摺動させられている間に、カムフォローア32が支持
板20に対して相対移動させられることにより、前記コイ
ルスプリング33に引っ張り荷重が与えられ、前記カムフ
ォローア32が第1の固定部34aへ対向させられた時点で
前記コイルスプリング33の弾発力により、矢印(チ)で
示すように、第1の固定部34aへ向かって移動させられ
るとともに、この第1の固定部34aに嵌合固定される。
これによって、前記支持板20が初期の収納位置に固定さ
れる。
支持板20上においてコネクタ26を介してコード24と接続
された配線ケーブル25の心線25aは、接続切替函12の第
1図における右側のコードクランプ25bを通して下げら
れ、配線ケーブル25は配線出口部19を介して接続切替函
12の下部から引き出され、例えば局の所定箇所に接続さ
れる。
また、これとは逆に、局側からの複数の配線ケーブル25
を、配線出口部19を介して接続切替函12,13内に取り込
み、これら接続切替函12,13の第1図示における右側よ
り前記配線ケーブル25の心線25aを支持板20上において
コネクタ26を介して複数のコード24と切替可能に接続
し、これら複数のコード24を接続切替函12,13の第1図
における左側において立ち上げ、接続切替函12,13の渡
り部16の底板を通過させてこれら接続切替函12,13の渡
り部16の中段16a下を通して接続部収納函11側へ延ば
し、この接続収納函11の第1図における右側において渡
り部16下へ下げ、接続部収納函11内においてき線ケーブ
ル23の心線23aに接続し、これらき線ケーブル23をき線
ケーブル挿入部17を介して接続部収納函11外へ取り出し
所定箇所へ接続する。
前記接続切替函13は接続切替函12と同一構成であるので
その説明を省略する。
なお、35は渡り部16の側板に設けられた配線引出し用の
長溝、36は心線コード保護カバー、37はダクトである。
本実施例によれば、接続部収納函11と接続切替函12とを
別体としてこれらによりケーブル接続切替装置を構成し
ているので、接続部収納函11,接続切替函12を容易に
増設することができ、接続部収納函11,接続切替函12,
13をいずれも1.5m前後とすることができるため、ケーブ
ル接続切替装置を従来より大幅に低い装置とすることが
でき、作業台を用いずに手が届く範囲内ですべての作業
を行うことができ、作業性が向上し、装置を1.5m前後
に低くすることができることから、従来では装置を収納
することができなかった高さの低い部屋でも本装置を収
納することができるようになり装置の収納場所を選ば
ず、渡り部16の前面パネル及び側面パネルを着脱自在
としているので、配線が極めて容易となり、特に接続切
替函12,13の増設において作業性が著しく向上し、渡
り部16自体もケース15から着脱自在とされているため設
置場所の高さが許容範囲にある箇所においては、上下積
み重ね増設が可能となる。
なお、前記実施例においては、一の接続部収納函11と一
の接続切替函12とに一の接続切替函13を増設してケーブ
ル接続切替装置を構成した状態のものについて説明した
が、これに限られることなく、これらにさらに接続部収
納函11,接続切替函12を必要数増設してもよく、また一
の接続収納函11と一の接続切替函12とからなるケーブル
接続切替装置10としてもよいのは勿論である。
また、前記実施例においては、ケーブル接続切替装置10
を加入者側の機器の前段に設ける例について説明した
が、主局内でのケーブル間の接続部に用いても何等支障
はない。
「考案の効果」 請求項1記載の考案によれば、信号伝送経路の途中に設
けられてき線ケーブル,配線ケーブル間の接続をなすケ
ーブル接続切替装置であって、前記き線ケーブルとコー
ドとを接続する専用の接続部収納函と、前記コードと前
記配線ケーブルとを切替接続可能に接続する専用の接続
切替函とからなる構成としたので、 接続部収納函と接続切替函とが別体であることにより、
これらの需要に応じて接続部収納函,接続切替函を容易
に増設することができ、大きな装置全体でなく、ケーブ
ル接続切替装置の一部即ち小形の函を増設すれば良いこ
とになるから、装置の設置スペースを有効に利用するこ
とができ、また接続切替函を適宜増設することにより、
き線ケーブル収納条数による心線収納数に対し、き線ケ
ーブル心線に切替可能に接続する配線ケーブル心線の接
続切替収納心線数を無駄のない適当な収納心線数とする
ことができ、経済的となる。
また、接続部収納函,接続切替函をいずれも作業台を用
いずに手が届く範囲内ですべての作業を行うことができ
る高さとすることができるため、ケーブル接続切替装置
を従来より大幅に低い装置とすることができ、作業性が
向上し、従来では装置を収納することができない高さの
低い部屋でも本装置を収納することができるようになり
装置の収納可能場所が大幅に広がる。
また、接続部収納函の上部と接続切替函の上部とにそれ
ぞれ着脱自在に箱状の渡り部を設け、コードを、渡り部
を通して各函間に配線するようにしたので、各函間に配
線されるコードを整理した状態に配設することができ、
コードの保守点検を容易に行なうことが可能となる。ま
た、渡り部自体が各函に対して着脱自在とされているの
で、設置場所の高さが許容範囲にある箇所においては、
上下に積み重ねて増設することが可能となり、設置スペ
ースの有効利用性が一段と向上する。
また、請求項2記載の考案によれば、請求項1記載の考
案において、前記接続切替函を、コードと配線ケーブル
との間の接続部を支持する支持板、この支持板の複数枚
を所定間隔をおいて平行にかつ揺動自在に支持する支持
部材及びこの支持部材と前記各支持板との間に設けられ
これらの支持板を少なくとも2箇所の揺動位置に固定す
る係止機構を備えた構成としたので、 複数の支持板を支持部材に対して所定の角度を保持した
状態で、互いに平行に重畳させた状態で固定して、その
重畳させた分、さらに支持板の占有面積を減少させるこ
とができ、係止機構により、接続切替,点検等を目的と
する支持板の上方に位置する他の支持板を離間状態に保
持して、支持板に対する切り替え作業や点検作業等の諸
作業を著しく簡便にすることができる。
また、請求項3記載の考案によれば、請求項1記載の考
案において、渡り部の前面壁及び側面壁が着脱自在とさ
れているので、コードの配線を極めて容易に行なうこと
が可能となり、特に装置の増設において作業性を著しく
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第13図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は扉を外した状態を示す正面図、第2図は側面
図、第3図は接続部収納函の正面図、第4図は扉を外し
た状態の接続部収納函の正面図、第5図は接続部収納函
の側面図、第6図は接続部収納函の下面図、第7図は接
続切替函の正面図、第8図は扉を外した状態の接続切替
函の正面図、第9図は接続切替函の側面図、第10図は接
続切替函の下面図、第11図は支持板を起立状態に固定し
た状態を示す接続切替函の一部省略平面図、第12図は係
止機構の作動説明図、第13図は使用方法を説明するため
の接続切替函の一部の概略側面図、第14図ないし第16図
は従来のケーブル接続切替装置を示すもので、第14図は
正面図、第15図は扉を外した状態の正面図、第16図は一
方の側板を外した状態の側面図である。 10……ケーブル接続切替装置、11……接続部収納函、1
2,13……接続切替函、16……渡り部、20……支持板、21
……支持部材(支柱)、22……係止機構、23……き線ケ
ーブル、(線路側ケーブル,外線ケーブル)24……コー
ド、25……配線ケーブル(局側ケーブル,内線ケーブ
ル)。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号伝送経路の途中に設けられてき線ケー
    ブル(23)、配線ケーブル(25)間の接続をなすケーブ
    ル接続切替装置(10)であって、前記き線ケーブルとコ
    ード(24)とを接続する専用の接続部収納函(11)と、
    前記コードと前記配線ケーブルとを切替接続可能に接続
    する専用の接続切替函(12、13)とからなり、前記接続
    部収納函の上部と前記接続切替函の上部とにそれぞれ着
    脱自在に箱状の渡り部(16)を設け、前記コードが、渡
    り部を通されて各函間に配線されてなることを特徴とす
    るケーブル接続切替装置。
  2. 【請求項2】前記接続切替函は、コードと配線ケーブル
    との間の接続部を支持する支持板(20)、この支持板の
    複数枚を所定間隔をおいて平行にかつ揺動自在に支持す
    る支持部材(21)及びこの支持部材と前記各支持板との
    間に設けられこれらの支持板を少なくとも2箇所の揺動
    位置に固定する係止機構(22)とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載のケーブル接続切替装置。
  3. 【請求項3】前記渡り部は、その前面壁及び側面壁が着
    脱自在とされてなることを特徴とする請求項1記載のケ
    ーブル接続切替装置。
JP1989152410U 1989-12-28 1989-12-28 ケーブル接続切替装置 Expired - Lifetime JPH0727589Y2 (ja)

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JPS6348150Y2 (ja) * 1979-10-15 1988-12-12

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