JPH0727559Y2 - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JPH0727559Y2
JPH0727559Y2 JP5742390U JP5742390U JPH0727559Y2 JP H0727559 Y2 JPH0727559 Y2 JP H0727559Y2 JP 5742390 U JP5742390 U JP 5742390U JP 5742390 U JP5742390 U JP 5742390U JP H0727559 Y2 JPH0727559 Y2 JP H0727559Y2
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JP
Japan
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concave mirror
heat
front lens
resistant film
film
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JP5742390U
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JPH0416866U (ja
Inventor
俊一 太田
Original Assignee
東芝硝子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、凹面鏡と前面レンズを備えた照明器具に係
り、特に、凹面鏡と前面レンズとの固定を改良した照明
器具に関する。
(従来の技術) 従来、照明用ランプ、例えばハロゲンランプには前面レ
ンズを取付けないものが多かったが、近年、光源の爆発
破損時の安全性の確保、接触による火傷の防止、有害紫
外線のカットなどの目的で前面レンズを取付けるケース
が増加している。
この前面レンズの取付け方法としては各種の方法が考え
られるが、現在は、ガラス、セラミック有機物接着剤な
どを使用し、加熱接着により凹面鏡と前面レンズを固定
している。
すなわち、第4図に示すように、店舗用照明やOHP(Ove
r Head Projector)の光源として広く利用されているハ
ロゲンランプは、前部を拡開させた回転楕円面状または
回転放物面状の凹部を有するガラス製反射基板1に可視
光を反射し赤外線を透過する反射膜2を蒸着法によりコ
ーティングした凹面鏡3と、この凹面鏡3の焦点近傍に
配置された光源のハロゲン電球4と、上記凹面鏡3の前
面開口部に、例えば低融点ガラスからなる接着剤で封着
・固定された前面レンズ5から構成され、また、ハロゲ
ン電球4は凹面鏡3の中心部にセメントなどからなる封
止剤6により封止・固定される。第5図は凹面鏡3と前
面レンズ6との封着部7を拡大したものであり、同図に
示すように、凹面鏡3の基体であるガラス製反射基板1
の前面開口部の周縁には、前面レンズ5の厚さにほぼ相
当する深さからなる段部を有する接合面1aが形成されて
いる。この反射基板1に形成されている接合面1aに封着
される前面レンズ5の周縁には、反射基板1の接合面1a
の段部に対向して段部を有する接合面5aが形成されてい
る。これら凹面鏡3と前面レンズ5の接合面1a,5aには
反射基板1や前面レンズ5の熱膨脹係数に近い値の熱膨
脹係数を有する低融点ガラスからなる接着剤8が塗布さ
れ、塗布後、仮焼成、本焼成を経て、凹面鏡3と前面レ
ンズ5は機密シールされる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した加熱接着による固定方法は、次
のような問題を有している。
すなわち、接着工程が、シール剤調整→塗布→仮焼成→
本焼成と多くの工程を必要とし、接着加工の効率が悪
い。
また、接着加工時、シール剤のバインダーなどから発生
する水・有機物などが接着加工後のランプ内に残留し、
凹面鏡表面の反射膜の劣化、光源や前面レンズのくもり
・汚れなどの原因となる。その上、一般に加熱接着によ
る封着は機密シールとなるので、光源の爆発時に内圧が
上昇し前面レンズの破損を生じることがある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、簡単な加
工方法で、前面レンズの破損がなく、またカラー照明も
可能な照明器具を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段と作用) 本考案は、上記目的を達成するために、前面を拡開させ
た凹面鏡と、この凹面鏡の焦点近傍に配置された光源
と、上記凹面鏡の前面に装着される前面レンズと、この
前面レンズと上記凹面鏡を熱収縮により固定する耐熱フ
ィルムとを具備した構成としたので、耐熱フィルムによ
る前面レンズと凹面鏡の固定が機密シールとはならない
ことにより、前面レンズが破損することはなく、また光
源や前面レンズにくもり・汚れなどが発生することもな
い。
また、本考案は、耐熱フィルムが弗素樹脂、ポリイミド
樹脂、あるいはこれらの樹脂にガラス繊維、炭素繊維な
どを含有させたコンポジットで形成される構成としたの
で、耐熱フィルムが照明器具の発する温度以上の高温に
耐えることにより、高温となる前面レンズと凹面鏡の固
定に連続的に使用することができる。
また、本考案は、耐熱フィルムが着色フィルムで形成さ
れる構成としたので、カラー照明を行なうことができ
る。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例の前面レンズの凹面鏡への固
定の概要を示す図である。なお、第4図、第5図と同一
部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第1図に示すように、凹面鏡3の前面開口部に前面レン
ズ5を組合わせ、凹面鏡3の周縁に沿った組合わせ部
に、所定の幅を有し、例えばガラス繊維入り弗素樹脂で
ドウナツ状に形成された耐熱フィルム10を巻き付ける。
巻き付けた耐熱フィルム10を加熱金型にて軟化成形し、
耐熱フィルム10の熱収縮により凹面鏡3と前面レンズ5
を固定する。このようにして固定された凹面鏡3と前面
ガラス5と耐熱フィルム10との間には間隙があり、また
凹面鏡3と前面ガラス5は単に組合わせただけであるの
で、機密シールされている状態ではない。したがって、
爆発などでハロゲンランプの内圧が急上昇しても、高圧
ガスの逃げ道があるので、前面レンズ5が破損されるこ
とはない。また耐熱フィルム10で固定する方法であるの
で、凹面鏡3を形成する反射膜2を劣化させたり、ある
いは汚れの元凶であるガス(水、有機物など)が発生す
ることもない。
また、第2図に、現在一般的に利用されているハロゲン
ランプ(φ50、12V50W)のハロゲン電球4点灯時の外表
面ガラス温度分布を示す。同図に示すように、最大温度
は、前面レンズ5の中心部で200℃に達する。したがっ
て、耐熱フィルム10はこの温度に耐え得る材質のものが
使用されるが、表−1にこの温度で連続使用可能な耐熱
フィルム10として適用されるフィルム名と耐熱特性を示
す。
次に、第3図に示す、本考案の他の実施例について説明
する。
同図に示すように、ドーナツ状に形成された耐熱フィル
ム10に代わり、前面レンズ5の全面を覆う形状の耐熱フ
ィルム11を加熱金型にて軟化成形し、凹面鏡3と前面レ
ンズ5を固定するものである。この場合、耐熱フィルム
11は、着色フィルムとしてもよく、着色フィルムとする
ことにより、ハロゲンランプは各種のカラーに対応する
カラーランプとして利用され、カラー照明が可能とな
る。また、耐熱フィルム11は前面レンズ5の全面を覆う
形状をしているので、爆発などで万一前面レンズ5が破
損した場合、ガラスの小片が飛散することはない。
なお、上記実施例では、本考案をハロゲンランプに適用
して説明したが、これに限ることはなく、例えばHIDラ
ンプに適用してもよい。
また、本考案は上記実施例に限定されることなく、本考
案の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形可能なこ
とは勿論である。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案の照明器具によれば、耐熱
フィルムにより前面レンズと凹面鏡を固定する構成とし
たので、封着が機密シールとはならないことにより、光
源の爆発破損が発生しても前面レンズが破損することは
ない。また、万一、前面レンズが破損したとしても、耐
熱フィルムを前面レンズの全面を覆う形状とすることに
より、ガラス小片の飛散を防止することができ、安全性
を確保することができる。
また、耐熱フィルムを弗素樹脂、ポリイミド樹脂、ある
いはこれらの樹脂にガラス繊維、炭素繊維などを含有さ
せたコンポジットで形成することにより、光源の発する
高温に耐え、前面レンズと凹面鏡の固定の連続使用が可
能となる。
また、耐熱フィルムを着色フィルムとすることにより、
照明器具のカラー化ができ、カラー照明が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の前面レンズの凹面鏡への固
定の概要を示す図、第2図は光源点灯時の温度分布を示
す図、第3図は本考案の他の実施例を示す図、第4図は
従来の前面レンズの凹面鏡への固定の概要を示す図、第
5図はその前面レンズと凹面鏡の接着部を拡大した図で
ある。 3……凹面鏡、4……ハロゲン電球(光源)、5……前
面レンズ、10……耐熱フィルム、11……耐熱フィルム
(着色フィルム)。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面を拡開させた凹面鏡と、この凹面鏡の
    焦点近傍に配置された光源と、上記凹面鏡の前面に装着
    される前面レンズと、この前面レンズと上記凹面鏡を熱
    収縮により固定する耐熱フィルムとを具備したことを特
    徴とする照明器具。
  2. 【請求項2】耐熱フィルムが弗素樹脂、ポリイミド樹
    脂、あるいはこれらの樹脂にガラス繊維、炭素繊維など
    を含有させたコンポジットで形成されることを特徴とす
    る請求項1項記載の照明器具。
  3. 【請求項3】耐熱フィルムが着色フィルムで形成され、
    カラー照明を行なうことを特徴とする請求項1項記載の
    照明器具。
JP5742390U 1990-05-31 1990-05-31 照明器具 Expired - Lifetime JPH0727559Y2 (ja)

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JP5742390U JPH0727559Y2 (ja) 1990-05-31 1990-05-31 照明器具

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JPH0416866U JPH0416866U (ja) 1992-02-12
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JP4801269B2 (ja) * 2001-03-22 2011-10-26 株式会社リコー 球面鏡を用いた照明装置、照明システム、及び照明方法

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