JPH07275066A - 給排水管を具備した椅子 - Google Patents

給排水管を具備した椅子

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JPH07275066A
JPH07275066A JP9693194A JP9693194A JPH07275066A JP H07275066 A JPH07275066 A JP H07275066A JP 9693194 A JP9693194 A JP 9693194A JP 9693194 A JP9693194 A JP 9693194A JP H07275066 A JPH07275066 A JP H07275066A
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chair
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幸男 神山
Tomohiko Asada
知彦 浅田
Makoto Ikeda
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 椅子に洗髪ボールやスピットンボールを接続
することにより洗髪や嗽を行うことができ、かつ、床下
には給湯管と排水管とを施設するのみでよいので、床高
を小さくできるものである。 【構成】 昇降および背凭れA2 の起伏が可能な椅子A
の下部に取付けられた給湯バルブ4および排水バルブ6
を、床Fの下に施設された給湯管C,Dおよび排水管F
に、該椅子の下部において接続したことを特徴とする給
排水管を具備した椅子である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は理美容用椅子や歯科用治
療椅子等の昇降および背凭れの起伏が可能な椅子の下部
に給排水管を組み込んで、この給排水管にシャンプーボ
ールやスピットンボールを接続することにより、洗髪や
嗽が行えるようにした給排水管を具備した椅子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、美容院では美容椅子が設
置されているカットブースと、シャンプーユニットが設
置されているシャンプーブースとを区分してあるのが一
般的であり、また、理容院では各理容椅子の前(あるい
は後ろ)に、シャンプーユニットがむき出しで、あるい
は開閉蓋の裏面に設置されているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記カット
ブースとシャンプーブースとを区分した理容院にあって
は、髪カット等の美容作業からシャンプー作業への移行
時には、お客をカットブースからシャンプーブースへ移
動させるといった不便があった。
【0004】また、理容院におけるシャンプーユニット
にあっては、美容院のようにお客が移動するといった面
倒はないものの、むき出しのシャンプーユニットである
場合には、室内の美観を損ねるといった問題があると共
に理容師の移動範囲が制限されるといった問題もあっ
た。
【0005】さらに、理容院において複数の理容椅子が
ある場合に、同時にシャンプーを行うことがないのにも
係わらず、各理容椅子に1つのシャンプーユニットを設
置しているために、理容院の設備に多大の経費が掛かる
といった問題もあった。
【0006】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、椅子に洗髪ボールや
スピットンボールを接続することにより洗髪や嗽を行う
ことができ、かつ、床下には給湯管と排水管とを施設す
るのみでよいので、床高を小さくできる給排水管を具備
した椅子を提供せんとするにある。
【0007】また、椅子側に電子混合水栓を取付け、か
つ、前記ボール側に電子混合水栓を操作するための操作
スイッチを配置して端子同志を接続することにより、湯
温や湯量を遠隔操作することができる給排水管を具備し
た椅子を提供せんとするにある。
【0008】さらに、椅子側に設置される油圧ユニット
や給湯および排水バルブ、電子混合水栓をユニット化す
ることにより、運搬や設置時の手間が省略できてコスト
の低減を図ることができる給排水管を具備した椅子を提
供せんとするにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の給排水管を具備
した椅子は前記した目的を達成せんとするもので、その
手段は、昇降および背凭れの起伏が可能な椅子の下部に
取付けられた給湯バルブおよび排水バルブを、床下に施
設された給湯管および排水管に、該椅子の下部において
接続したものである。
【0010】また、前記給湯バルブと前記給水管との間
に電子混合水栓を接続すると共に、この電子混合水栓を
制御するための電気端子を給湯バルブの近傍に設置して
もよく、さらに、前記椅子の昇降および背凭れの起伏を
制御する油圧ユニットや前記給湯および排水バルブ、前
記電子混合水栓を床ベースに取付けユニット化すること
が望ましい。
【0011】
【作用】前記した如く構成した本発明の椅子給排水管を
具備した椅子は、床下に施設された給湯管と排水管が給
湯バルブと排水バルブに接続されているので、このバル
ブに洗髪ボールやスピットンボールを接続することによ
り、該ボールに給湯が行えると共に、ボールよりの排水
を排水管を介して排水することができるものである。
【0012】また、椅子側に電子混合水栓を配置したこ
とにより、この電子混合水栓と洗髪ボールやスピットン
ボールとを電気的に接続すれば、該ボール側においてス
イッチ操作で湯温や湯量の操作が行えるものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る給排水管を具備した椅子
を理美容用椅子に応用した場合について説明し、また、
この椅子に接続するのに適した洗髪ボール(シンク装
置)についても説明する。Aは理美容椅子(以下、単に
椅子という)、Bは移動可能で、かつ、図2に示す如く
ボールB2 が基部に対して並行移動可に形成された洗髪
ボールであるシンク装置である。そして、椅子Aは室内
に取付けられた鏡Mに対面して複数台設置されている。
また、この室内には椅子Aが設置される床下に給湯管C
と、給水管Dおよび排水管Eが、各椅子Aの下部を通過
するように施設されている。
【0014】そして、前記給湯管C、給水管Dは椅子A
の下部に設置された電子混合水栓G(外部からの操作に
よって電磁弁を制御して、湯と水の混合量および水量調
節が可能)に接続され、また、排水管Eは椅子Aの下部
に設置された排水パイプに接続されている。
【0015】一方、シンク装置Bには前記電子混合水栓
Gと接続されるシャワーB1 と、前記排水パイプと接続
されるボールB2 に流れる水を排水する排水パイプおよ
び前記電子混合水栓Gを制御するためのタッチスイッチ
3 とが取付けられている。なお、タッチスイッチB3
よりのリード線はシンク装置Bの下部に配置された端子
に接続され、また、電子混合水栓Gよりのリード線は椅
子Aの下部に配置された端子に接続されている。
【0016】このように構成された洗浄装置は、理髪作
業において洗髪を行おうとする時に椅子Aにシンク装置
Bを連結することにより、椅子Aの下部背面に設置され
た電子混合水栓Gと接続された給湯バルブ4(図5参
照)と排水パイプと接続された排水バルブ(図5参照)
と、シンク装置Bの下部前面に設置されたシャワーB1
と接続された給湯バルブ23(図7参照)と排水パイプ
と接続された排水バルブ(図7参照)とがそれぞれ接続
され、また、タッチスイッチB3 とリード線で接続され
た端子B4 (図9を参照)と、電子混合水栓Gを制御す
る制御回路よりのリード線で接続された端子G1 (図9
を参照)とが電気的に接続される。
【0017】そして、シンク装置Bを椅子Aから離れる
方向に傾斜した後、椅子Aの座部A1 を上昇させると共
に背凭れA2 を倒すことにより、被施術者の頭部はボー
ルB2 の縁に乗る。この状態において、タッチスイッチ
3 を操作することにより、電子混合水栓Gが制御され
てシャワーB1 に給湯が行われると共に、タッチスイッ
チB3 の操作によって湯量および湯温の制御が行われ洗
髪が行われる。また、洗髪した水はボールB2 から排水
パイプを介して排水管Eに排水される。
【0018】なお、前記椅子Aにおける座部A1 の上昇
位置と背凭れA2 の傾斜位置は自動的に行われる。ま
た、シンク装置Bの傾斜も椅子Aの前記動作と連動して
自動的に行われるようにしてもよい。
【0019】次に、前記した理美容椅子Aの詳細を図3
〜図5と共に説明する。図3は理美容椅子Aを床面に取
付ける状態を示す分解斜視図、図4は側面図、図5は同
上の平面図であり、床ベース1に電子混合水栓Gと椅子
Aの椅子ベース2が取付けられている。また、床ベース
1の前方における起立片部1aには、前記電子混合水栓
Gと給湯パイプ3で接続された給湯用バルブ4と、排水
パイプ5と接続される排水バルブ6および後述するシン
ク装置Bにおける位置決めピンが挿入されるピン受け部
材7が取付けられている。
【0020】さらに、椅子ベース2には座部A1 が昇降
し、かつ、背凭れA2 が起伏する理美容椅子Aが取付け
られているが、椅子の昇降を行う油圧シリンダーA3
床ベース1内に延長され、通常の椅子Aにおけるシリン
ダーより長く形成されている(すなわち、椅子Aの昇降
量が大きくなるように形成されている)。
【0021】そして、このように椅子Aや電子混合水栓
G等が取付けられた床ベース1は、室内の基礎床より1
20〜130mm床上げされた床Fに形成された孔F1
挿入され、床ベース1および椅子ベース2と共に床Fに
ネジ止め固定される。また、電子混合水栓Gの入力側
は、床下に配管されたボイラー等の給湯器よりの給湯管
Cおよび上水道よりの給水管Dに接続され、排水パイプ
6は排水管Eにそれぞれ接続されるものである。
【0022】次に、前記したシンク装置Bの詳細を図5
〜図10と共に説明する。シンク装置Bは基台8にキャ
スター9が取付けられ移動可能に形成され、この基台8
に両側に各2本の並行リンク10,11の下端が取付け
られ、この並行リンク10,11の上端には、取付台1
2が取付けられている。なお、13は並行リンク10,
11を起立方向にバネ付勢するスプリングである。
【0023】また、取付台12には水平方向に移動可能
(約50mm)で、かつ、ネジ14aによって固定できる
水平移動台14が取付けられ、この水平移動台14に対
して上下方向に移動可能(約50mm)で、かつ、ネジ1
5aによって固定できる垂直移動台15が取付けられ、
この垂直移動台15に対してボールB2 が固定されてい
る。
【0024】前記並行リンク10,11間には水平リン
ク16の両端が軸支されると共に、この水平リンク16
にはストッパ片16aと16bが取付けられ、並行リン
ク10,11の傾きを規制している。前記並行リンク1
0間にはストッパ杆17が回動自在に取付けられ、この
ストッパ杆17の先端が前記水平リンク16に取付けら
れた公知のメカロック18に挿通されている。
【0025】このメカロック18には、基台8に取付け
られたペダル19によって進退するフレキシブルワイヤ
ー19aが接続され、ペダル19を踏み込んでワイヤー
19aが引かれるとメカロック18はストッパ杆17を
開放し、ペダル19を開放してワイヤー19aが進むと
メカロック18はストッパ杆17をロックするものであ
る。従って、このメカロック18によって並行リンク1
0,11の傾斜状態を前記ストッパー片16a,16b
に当接しない範囲内において自由に設定できるものであ
る。
【0026】また、並行リンク11にはマイクロスイッ
チ20が取付けられ、該スイッチ20の接点片が水平リ
ンク16と対応しており、並行リンク10,11が所定
角度傾斜(図6の中間位置まで傾斜)すると、接点片が
押されてマイクロスイッチ20はオン状態となり、それ
以上傾斜してもオン状態は保持される。なお、このスイ
ッチ20は前記したタッチスイッチB3 と電子混合水栓
Gを制御する制御装置H(図13参照)との間に介在さ
れる。
【0027】前記した基台8にはガイドレール8aにガ
イドされ摺動自在なブロック21が取付けられ、このブ
ロック21はリンク21aを介して前記並行リンク10
の下端延長部10aに接続されている。このブロック2
1にはシャワーB1 と給湯パイプ22を介して接続され
た給湯バルブ23と、ボールB2 と排水パイプ24を介
して接続された排水バルブ25とが取付けられている。
【0028】従って、並行リンク10,11を傾斜する
とリンク22を介してブロック21が基台8内を前進す
るので、このブロック21に取付けられた給湯バルブ2
3および排水バルブ25は前進する。
【0029】また、基台8には横杆8bが取付けられて
おり、この横杆8bの両端に三角形状の回動板26の一
角が回転自在に軸支されている。この回動板26の他の
一角間には踏み杆27が取付けられ、さらに、それぞれ
の回動板26の残りの一角には連通杆28が取付けら
れ、この連通杆28の両端には連結板29が軸支されて
いる。
【0030】また、前記連結板29の先端には前記基台
8に角部が軸支された略L字状のロック板30の一端が
軸支されている。そして、このロック板30の先端は鉤
状部30aが形成されている。なお、31は基台8と連
結板29との間に張設され、常に連結板29を後方(図
9、図10において左方向)にバネ付勢するスプリング
である。
【0031】従って、踏み杆27をスプリング31のバ
ネ力に抗して踏むと、回動板26が図10において反時
計方向に回転するので、連結板26は右方向に移動す
る。これにより、鉤状部30aが図9において開く方向
にロック板30は回動するものである。
【0032】さらに、基板8の前端には椅子Aに形成さ
れたテーパー孔を有するピン受け部材7と嵌合する位置
決めピン32が取付けられている。そして、シンク装置
Bの下部前端には両側にテーパー面を有する凹状となっ
た受け部8cが形成され、一方、椅子Aの起立片部2a
の外形は前記受け部8cに嵌合する形状の凸状部2bと
なっており、かつ、凸状部2bの基部側は、前記した鉤
状部30aと係合する鉤部2cが形成されている。
【0033】従って、シンク装置Bを移動して、椅子A
の前記凸状部2bにシンク装置Bの受け部8cを嵌める
ことによりテーパー面同志が当接するので、シンク装置
Bは自動的に案内されると共に位置決めピン32がピン
受け部材7に挿入され、正確に前進する。
【0034】また、前記前進状態においてロック板30
の鉤状部30aが椅子Aの凸状部2bのテーパー面に当
接するので、スプリング31のバネ力に抗して人による
シンク装置Bの移動力が大きいので、鉤状部30aは開
かれ、そして、凸状部2bの鉤部2cに達すると鉤状部
30aは閉じられロックされ、シンク装置Bは椅子Aの
後方に固定される。
【0035】また、このロック状態を解除してシンク装
置Bを椅子Aから分離するには、踏み杆27をスプリン
グ31のバネ力に抗して踏むと、回動板26が図10に
おいて反時計方向に回転するので、連結板29は右方向
に移動する。これにより、鉤状部30aが図9において
開く方向にロック板30は回動する。また、ロック板3
0の回動時において、ロック板30の他端に形成された
押し片30bが椅子Aの後端を押すので、シンク装置B
は自動的に椅子Aより離開され、分離できるものであ
る。
【0036】次に、前記した椅子A側の給湯バルブ4と
シンク装置B側の給湯バルブ23の詳細を図11と共に
説明する。椅子A側の給湯バルブ4は、前記椅子ベース
2の起立片部2aに固定されるテーバー状の受け口4a
1 を有する外筒4aと、該外筒4a内に挿入固定され、
先端面にガイド孔4b1 を有すると共に先端周面に複数
個の流出口4b2 を有する内筒4bと、該内筒4bと外
筒4aとの間に挿入され、前記内筒4bに対してOリン
グ4c1 によって水密状態で摺動する摺動筒4cと、該
摺動筒4cを常時先端側(図11において左方)にバネ
付勢するスプリング4dとから構成されている。
【0037】一方、シンク装置B側の給湯バルブ23
は、前記基台8に対して移動するブロック22に固定さ
れるパイプ23aと、該パイプ23aに水密状態で固定
される先端内周面にOリング23b1 を有する外筒23
bと、該外筒23b内を移動し、先端周面に複数個の流
入口23c1 が形成されると共に先端面に前記内筒4b
のガイド孔4b1 に挿入されるガイド突起23c2 を有
する摺動筒23cと、該摺動筒23cを常時先端側(図
11において右方)にバネ付勢するスプリング23dと
から構成されている。なお、前記Oリング23b1 の内
径は前記内筒4bの外周に水密状態で摺動可能な寸法に
形成されている。
【0038】次に、給湯バルブ4,23との接続動作状
態を説明する。図11Aは2つの給湯バルブ4,23が
結合する直前の図であって、給湯バルブ4の摺動筒4c
はスプリング4dによって外筒4aの先端側に押されて
いる。この状態において、摺動筒4cの2つのOリング
4c1 が内筒4bの流出口4b2 を両側に位置して、該
流出口4b2 からの温水の流出を阻止している。
【0039】また、給湯バルブ23における摺動筒23
cのガイド突起23c2 は摺動筒4cのガイド孔4c1
に挿入された状態であり、かつ、外筒23bの先端は外
筒4aのテーバー状の受け口4a1 に位置している。
【0040】この状態から、図11Bの如くシンク装置
B側の給水バルブ23を押し込むと、外筒23bがスプ
リング23dのバネ力に抗して進出すると共に外筒23
bの先端によって摺動筒4cはスプリング4dのバネ力
に抗して後退する。そして、外筒23bのOリング23
1 が内筒4bの外周に嵌まり込むと、内筒4bの流出
口4b2 が開口されて、摺動筒23cの流入口23c1
と連通するので、入水口から内筒4b内に流入している
温水は流出口4b1 、流入口23c1 を介して外筒23
bに流れ込み出水口から排水される。
【0041】さらに、図11Cのように給水バルブ23
を押し込んでも、摺動筒4cが外筒4aの基端に当接す
るまで後退するのみで、流出口4b1 と流入口23c1
とは連通状態であることから、温水は椅子A側の給水バ
ルブ4からシンク装置B側の給水バルブ23に流入する
ものである。
【0042】次に、前記した椅子A側の排水バルブ6と
シンク装置B側の給湯バルブ25の詳細を図12と共に
説明する。椅子A側の排水バルブ6は、前記椅子ベース
2の起立片部2aに固定されるテーバー状の受け口6a
1 を有すると共にOリング6a2 が内周面に取付けられ
た外筒6aと、該外筒6aの基部6bのガイド孔6b1
にシャフト6c1 が挿入された弁体6cと、該弁体6c
を外筒6aの弁座6a3 に向かってバネ付勢するスプリ
ング6dとから構成されている。
【0043】一方、シンク装置B側の排水バルブ25
は、前記基台8に対して移動するブロック22に固定さ
れ、内周面にOリング25a1 を有するパイプ25a
と、該パイプ25aにOリング25a1 によって水密状
態に取付けられ、かつ、先端に弁座25b1 を有する内
筒25bと、該内筒25bの基部に形成されたガイド孔
25b2 にシャフト25c1 が挿入され、かつ、先端に
押し棒25c2 を有する弁体25cと、該弁体25cを
内筒25bの弁座25b1 に向かってバネ付勢するスプ
リング25dとより構成されている。なお、このスプリ
ング25dのバネ力は、前記スプリング6dのバネ力よ
りも弱いものである。
【0044】次に、排水バルブ6,25との接続動作状
態を説明する。図12Aは2つの排水バルブ6,25が
結合する直前の図であって、排水バルブ6の弁体6cは
スプリング6dによって外筒6aの弁座6a2 に当接さ
れている。また、排水バルブ25の弁体25cはスプリ
ング25dによって内筒25bの弁座25b1 に当接さ
れ、入水口よりの水が漏れないようになっている。
【0045】この状態から、図12Bの如くシンク装置
B側の排水バルブ25を押し込むと、内筒25bの外周
面が外筒6aのテーバー状の受け口6a1 を有すると共
にOリング6a2 内に挿入され水密状態になる共に、弁
体25cの押し棒23c2 が弁体6cを押し込む(スプ
リング6cのバネ力がスプリング25cのバネ力より弱
いため)。そして、弁体6cの移動が停止すると、弁体
25cがスプリング25dのバネ力に抗して後退し、弁
体25cは内筒25bの弁座25b1 より離開する。従
って、入水口よりの排水は内筒b25の弁座25b1
介して出水口から排水される。
【0046】さらに、図12Cのように排水バルブ25
を押し込んでも、弁体25cが内筒25b内を後退する
のみで、弁材25b1 は開放状態であるので入水口と出
水口とは連通状態であり、従って、シンク装置Bのボー
ルB2 よりの排水はシンク装置B側の排水バルブ25か
ら椅子A側の排水バルブ6に排水される。
【0047】次に、図12の制御装置について説明する
に、椅子A側には、床ベース1に取付けられた制御ボッ
クスA′が取付けられており、この制御ボックスA′に
は椅子Aにおける座部A1 の上下動および背凭れA2
起倒を制御する制御回路A′1 と、背凭れA2 が所定角
度倒れるとオンする水銀スイッチA′2 と、整流回路
A′3 と、リレーRYおよびその接点ryとが組み込ま
れている。
【0048】さらに、椅子Aの床ベース1内には前記し
た電子混合水栓Dが取付けられている。また、シンク装
置B側にはボールB2 に取付けられたタッチスイッチB
3 と、前記平行リンク10,11の傾斜角が所定以上に
なるとオンするマイクロスイッチ20が取付けられ、こ
のマイクロスイッチ20と制御ボックスA′および電子
混合水栓Dは、端子B4 と端子G1 とが接触することに
より電気的に接続されるものである。
【0049】次に、この制御装置の動作について説明す
るに、椅子Aを単独で使用している状態にあっては、制
御回路A′には電源が供給されているので、椅子Aに設
けられたスイッチを操作することにより、座部A1 の上
下および背凭れA2 の起倒を水銀スイッチA′3 がオン
状態になるまで自由に制御できる。なお、この状態にお
いて、リレーRYに通電されていないので、接点ryは
開放状態にある。
【0050】そして、散髪作業が進行して洗髪作業をお
こなうために、シンク装置Bの前面を椅子Aの後面に結
合すると、端子B4 と端子G1 とが接触しリレーRYに
マイクロスイッチ20を介して通電され接点ryは閉成
される。この接点ryが閉成されると、椅子A側の背凭
れ起倒用のスイッチを操作しても、背凭れA2 を倒すこ
とができないようになっているので、不用意に背凭れA
2 を倒してシンク装置Bに当接するのを防止している。
【0051】また、この状態においては、タッチスイッ
チB3 も電子混合水栓Dと接続されないので、温水を出
すことはできないようになっている。そして、洗髪する
ために平行リンク10,11を傾斜させると、マイクロ
スイッチ20が切り換わりタッチスイッチB3 が電子混
合水栓Dに接続され、かつ、リレーRYへの通電も遮断
されるので、椅子Aにおける背凭れ制御が可能となり、
かつ、タッチスイッチ20による電子混合水栓Dの制御
も可能となる。
【0052】なお、マイクロスイッチ20の接点が切り
換わるための平行リンク10,11の傾斜角は、前記し
た給湯バルブ4,23および排水バルブ6,25との接
合状態が図11Bおよび図12Bの状態となった時に行
われるので、バルブの不結合による温水および排水の漏
れがないようになっている。また、マイクロスイッチ2
0の接点が切り換わった時にブザー等を駆動して、給排
水が可能になったことを知らせるようにすることが望ま
しい。
【0053】次に、前記した構成の洗浄装置全体の動作
を説明する。シンク装置Bを椅子Aに接続しない状態に
あっては、椅子Aの操作は従前の理美容椅子と同じ状態
で操作できる。そして、洗髪作業時において、シンク装
置Bを椅子Aの後方に移動してきて、シンク装置Bの前
方を椅子Aの後方に押し込むと、シンク装置Bの受け部
8cが椅子Aの凸状部2bに当接して案内されると共に
位置決めピン32が受け部材7に挿入されるので、シン
ク装置Bは真っ直ぐに前進する。
【0054】また、ロック板30の鉤状部30aが椅子
Aの凸状部2bのテーパー面に当接するので、スプリン
グ31のバネ力に抗して人によるシンク装置Bの移動力
が大きいので、鉤状部30aは開かれ、そして、凸状部
2bの鉤部2cに達すると鉤状部30aは閉じられロッ
クされ、シンク装置Bは椅子Aの後方に固定される。
【0055】次いで、ペダル19を踏んでメカロック1
8を解除してストッパー杆17をフリーな状態にして、
平行リンク10,11によって傾斜させボールB2 を後
方に移動する。すると、平行リンク10の傾斜に伴って
ブロック21が前進して、給水バルブ23と排水バルブ
25と椅子A側の給水バルブ4と排水バルブ5との結合
が開始される。
【0056】そして、マイクロスイッチ20がオンする
位置まで傾斜が行われると、ブサーがなって給水バルブ
23,4と排水バルブ25,6とは結合状態で流体の通
過が可能となったことを知らせる。さらに、所望の傾斜
状態までボールB3 を移動させたなら、ペダル19から
足を離すとメカロック18がストッパー杆17をロック
して平行リンク10,11は固定される。
【0057】この状態で椅子Aを操作して座部A1 と背
凭れA2 を制御して背凭れA2 の枕ぶをボールB2 に近
接させ、タッチスイッチB3 を操作してシャワーB1
り温水を排出して洗髪を行う。なお、本実施例にあって
は、電子混合水栓Gを使用しているので、洗髪時におい
て温水を断続的に流したり、湯水の温度を連続的に変化
させて頭部をマッサージすることもできる。
【0058】そして、洗髪作業が終了したなら、再びペ
ダル19を踏んでロックを解除しながら平行リンク1
0,11を起立状態に戻す。これにより、2組のバルブ
は離脱して給湯および排水は停止される。次に、踏み杆
27を踏んでロック板30を開放するので、椅子Aとシ
ンク装置Bとのロックは解除されるので、シンク装置B
を移動して椅子Aから離すことができるものである。
【0059】なお、前記した実施例にあっては、理美容
椅子と洗髪ボールとの組み合わせについて説明したが、
歯科医院において使用するスピットンボールと接続する
治療用椅子等、椅子の近傍で給湯(水)を使用する場合
の椅子にも応用できることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】本発明は前記したように、洗髪ボールや
スピットンボールの下部に取付けた給排水バルブを接続
することにより、前記ボールと床下の給排水管と接続す
ることができるので、洗髪や嗽を行うことができ、か
つ、床下には給湯管と排水管とを施設するのみでよいの
で、床高を低く押さえて天井までの高さを長くして室内
の容積を大きくできる。
【0061】また、椅子側に電子混合水栓を取付け、か
つ、前記ボール側に電子混合水栓を操作するための操作
スイッチを配置して端子同志を接続すれば、湯温や湯量
を遠隔操作することができ操作性がよくなり、さらに、
椅子側に設置される油圧ユニットや給湯および排水バル
ブ、電子混合水栓をユニット化したことにより、運搬や
設置時の手間が省略できてコストの低減を図ることがで
きる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄装置の配置関係を示す説明平面図
である。
【図2】椅子とシンク装置を接続した状態の側面図であ
る。
【図3】椅子の分解斜視図である。
【図4】椅子の一部断面側面図である。
【図5】椅子の要部平面図である。
【図6】シンク装置の側面図である。
【図7】同上の平面図である。
【図8】シンク装置の背面図である。
【図9】シンク装置の下部平面図である。
【図10】同上の側面図である。
【図11】給湯バルブの側面断面図である。
【図12】排水バルブの側面断面図である。
【図13】制御装置の回路ブロック図である。
【符号の説明】
A 椅子 A2 背凭れ C 給湯管 D 給水管 E 排水管 G 電子混合水栓 G1 端子 F 床 1 床ベース 4 給湯バルブ 6 排水バルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降および背凭れの起伏が可能な椅子の
    下部に取付けられた給湯バルブおよび排水バルブを、床
    下に施設された給湯管および排水管に、該椅子の下部に
    おいて接続したことを特徴とする給排水管を具備した椅
    子。
  2. 【請求項2】 前記給湯バルブと前記給水管との間に電
    子混合水栓を接続すると共に、この電子混合水栓を制御
    するための電気端子を給湯バルブの近傍に設置したこと
    を特徴とする請求項1記載の給排水管を具備した椅子。
  3. 【請求項3】 前記椅子の昇降および背凭れの起伏を制
    御する油圧ユニットや前記給湯および排水バルブ、前記
    電子混合水栓を床ベースに取付けユニット化したことを
    特徴とする請求項1記載の給排水管を具備した椅子。
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