JPH0727453Y2 - 双眼鏡と双眼立体拡大鏡の共用鏡 - Google Patents

双眼鏡と双眼立体拡大鏡の共用鏡

Info

Publication number
JPH0727453Y2
JPH0727453Y2 JP755992U JP755992U JPH0727453Y2 JP H0727453 Y2 JPH0727453 Y2 JP H0727453Y2 JP 755992 U JP755992 U JP 755992U JP 755992 U JP755992 U JP 755992U JP H0727453 Y2 JPH0727453 Y2 JP H0727453Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
eyepiece
objective
housing
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP755992U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0569718U (ja
Inventor
華徳 唐
Original Assignee
株式会社学習研究社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社学習研究社 filed Critical 株式会社学習研究社
Priority to JP755992U priority Critical patent/JPH0727453Y2/ja
Publication of JPH0569718U publication Critical patent/JPH0569718U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0727453Y2 publication Critical patent/JPH0727453Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telescopes (AREA)
  • Lenses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は双眼鏡と双眼立体拡大
鏡に切替使用可能な共用鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、双眼鏡(両眼に当てて見る望遠
鏡)と双眼立体拡大鏡(昆虫等の被観察物を左右一対の
対物凸レンズを通して立体的に拡大観察する双眼拡大
鏡)に切替使用可能な共用鏡は存在しなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案の目的は、前
記のような双眼鏡と双眼立体拡大鏡に共用でき、その切
替もワンタッチで容易に行え、双眼鏡の使用時における
焦点調整もピント調節具の回動操作で簡単に行うことが
できる双眼鏡と双眼立体拡大鏡の共用鏡を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本考案の共用鏡は左右一対の接眼覗き穴2,3及
び対物開口穴4,5を有し該対物開口穴4,5の上下中
心位置に鏡筒軸受部6a,7aを設けた双眼筐体1と、
この双眼筐体1の鏡筒軸受部6a,7aに左右方向へ接
離回動できるように軸支されて対物開口穴4,5から筐
体1前方へ突出する左右筒体8,9及び該左右筒体の内
端周側部から筐体内壁沿いに延出する左右ガイド部1
0,11を有し前記左右筒体8,9の対物側開口部8
a,9aに大径の対物凸レンズ12,13を組込んだ左
右一対の対物レンズ筒14,15と、前記ガイド部1
0,11の前後方向に長い縦長孔10a,11aに摺嵌
される突出ピン16,17と接眼覗き穴2,3と対向す
るレンズ保持部18,19及び該レンズ保持部18,1
9に組込んだ小径の接眼凹レンズ20,21を有し前記
ガイド部10,11に前後動可能に組付けられる略L形
状をなした左右一対の接眼レンズ枠22,23と、前記
筐体1の内壁中央部に左右ガイド部10,11間に位置
させて前後動可能にガイドされる可動板24及び該可動
板の両側部から左右ガイド部10,11と交差するよう
に突出する左右突片25,26を有し該左右突片25,
26にレンズ枠突出ピン16,17が摺嵌される左右方
向に長い横長孔25a,26aを設けた移動具27と、
この移動具27の可動板24に転接係合する転子28
a,28b及び該転子を回転させる筐体1外に一部露出
したダイヤル28を有し該ダイヤルの手回し操作によっ
て前記移動具27及び該移動具突片25,26にピン係
合する左右の接眼レンズ枠22,23を前後動させるピ
ント調節具29とを具備し、左右一対の対物レンズ筒1
4,15を平行な状態にした時に対物凸レンズ12,1
3及び接眼凹レンズ20,21の光軸が接眼覗き穴2,
3と図1の如く合致し、前記対物レンズ筒14,15を
ハ形状に傾斜接近するように図2の如く回動させた時に
は接眼凹レンズ20,21を組込んだレンズ保持部1
8,19が接眼覗き穴2,3の側方外逃げ位置に図2の
如く変位退入するようにしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】前記構成の共用鏡は、左右一対の対物レンズ筒
14,15を平行な状態にすれば、対物凸レンズ12,
13及び接眼凹レンズ20,21の光軸が左右の接眼覗
き穴2,3と図1の如く合致するので、この接眼覗き穴
2,3を両眼に当てて見る望遠鏡(双眼鏡)として使用
することができる。
【0006】また、前記対物レンズ筒14,15をハ形
状に傾斜接近するように図2の如く回動させれば、接眼
凹レンズ20,21を組込んだレンズ保持部18,19
が接眼覗き穴2,3の側方外逃げ位置に図2の如く変位
退入するので、昆虫等の被観察物を左右の接眼覗き穴
2,3及び対物凸レンズ12,13を通して立体的に拡
大観察する双眼立体拡大鏡として使用することができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従い具体的
に説明する。
【0008】図中1は上下一対の半割り筐6,7を図3
の如く突合せ結合して構成される合成樹脂製の双眼筐体
で、この双眼筐体1は左右一対の接眼覗き穴2,3及び
該覗き穴2,3より大径な左右一対の対物開口穴4,5
を有し、この対物開口穴4,5の上下中心位置には鏡筒
軸受部6a,7aが図3の如く設けられている。
【0009】14,15は合成樹脂で成形された上下一
対の対物レンズ枠30,31を図3の如く突合せ結合し
て構成される左右一対の対物レンズ筒で、双眼筐体1の
鏡筒軸受部6a,7aに左右方向へ接離回動できるよう
に突出ピン32,33で軸支されて対物開口穴4,5か
ら筐体1前方へ突出する左右筒体8,9と、この左右筒
体8,9の内端周側部から筐体内壁沿い(本実施例の場
合には筐体上壁沿い)に延出する左右ガイド部10,1
1とを有し、前記左右筒体8,9の対物側開口部8a,
9aに大径の対物凸レンズ12,13を組込んだ構成と
なっている。
【0010】22,23は側面が図3の如きL形状をな
した左右一対の接眼レンズ枠で、この左右の接眼レンズ
枠22,23は前記ガイド部10,11の前後方向に長
い縦長孔10a,11aに摺嵌される突出ピン16,1
7と、接眼覗き穴2,3と対向するレンズ保持部18,
19と、このレンズ保持部18,19に組込んだ小径の
接眼凹レンズ20,21とを有し、前記ガイド部10,
11の裏面溝(図3において上側となる凹溝)に前後動
可能に嵌合して組付けられている。
【0011】27は左右の接眼レンズ枠22,23を前
後動させる合成樹脂製の移動具で、前記筐体1の左右ガ
イド部10,11間に位置する内壁中央突条6b,6c
に前後動可能にガイドされる可動板24と、この可動板
24の両側部から左右ガイド部10,11と交差するよ
うに突出する左右突片25,26とを有し、この左右突
片25,26にレンズ枠突出ピン16,17が摺嵌され
る左右方向に長い横長孔25a,26aを設けた構成と
なっている。
【0012】29は前記移動具27を前後動させるピン
ト調節具で、可動板24の凹凸係合部24a(ラック又
はラック近似のローレット)に転接係合するピニオン形
の転子28a,28bと、この転子を回転させるダイヤ
ル28とを有し、このダイヤル28が筐上壁穴を介して
筐体1外に図4の如く一部露出するように筐体中央支柱
35(図3明示)の上端軸受部に軸支され、このダイヤ
ル28の手回し操作によって前記移動具27及び該移動
具突片25,26にピン係合する左右の接眼レンズ枠2
2,23を前後動させることにより、前記レンズのピン
ト調節を行うことができるようになっている。
【0013】而して、左右の対物レンズ筒14,15を
図1の如く平行な状態にすれば、接眼覗き穴2,3を両
眼に当てて見る望遠鏡(双眼鏡)として使用することが
できること、前記対物レンズ筒14,15をハ形状に傾
斜接近するように図2の如く回動させれば、接眼凹レン
ズ20,21を組込んだレンズ保持部18,19が接眼
覗き穴2,3の側方外逃げ位置に図2の如く変位退入し
て、昆虫等の被観察物を左右の接眼覗き穴2,3及び対
物凸レンズ12,13を通して立体的に拡大観察する双
眼立体拡大鏡として使用することができること、前述し
た作用の項に記載の通りである。
【0014】
【考案の効果】この考案の共用鏡は、実用新案登録請求
の範囲に記載の構成を要旨とするものであるから、前記
のような双眼鏡と双眼立体拡大鏡に共用でき、その切替
もワンタッチで容易に行え、また双眼鏡の使用時におけ
る焦点調整もピント調節具の回動操作で簡単に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による共用鏡を双眼鏡の使用
態様として示した横断面図。
【図2】前記共用鏡を双眼立体拡大鏡の使用態様として
示した横断面図。
【図3】図1のA−A線に沿う縦断面図。
【図4】前記共用鏡を双眼立体拡大鏡の使用態様として
示した外観斜視図。
【符号の説明】
1…双眼筐体、2,3…接眼覗き穴、4,5…対物開口
穴、6a,7a…鏡筒軸受部、8,9…左右筒体、1
0,11…左右ガイド部、10a,11a…縦長孔、1
2,13…対物凸レンズ、14,15…対物レンズ筒、
16,17…突出ピン、18,19…レンズ保持部、2
0,21…接眼凹レンズ、22,23…接眼レンズ枠、
24…可動板、25,26…左右突片、25a,26a
…横長孔、27…移動具、28a,28b…転子、28
…ダイヤル、29…ピント調節具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の接眼覗き穴及び対物開口穴を
    有し該対物開口穴の上下中心位置に鏡筒軸受部を設けた
    双眼筐体と、この双眼筐体の鏡筒軸受部に左右方向へ接
    離回動できるように軸支されて対物開口穴から筐体前方
    へ突出する左右筒体及び該左右筒体の内端周側部から筐
    体内壁沿いに延出する左右ガイド部を有し前記左右筒体
    の対物側開口部に大径の対物凸レンズを組込んだ左右一
    対の対物レンズ筒と、前記ガイド部の前後方向に長い縦
    長孔に摺嵌される突出ピンと接眼覗き穴と対向するレン
    ズ保持部及び該レンズ保持部に組込んだ小径の接眼凹レ
    ンズを有し前記ガイド部に前後動可能に組付けられる略
    L形状をなした左右一対の接眼レンズ枠と、前記筐体の
    内壁中央部に左右ガイド部間に位置させて前後動可能に
    ガイドされる可動板及び該可動板の両側部から左右ガイ
    ド部と交差するように突出する左右突片を有し該左右突
    片にレンズ枠突出ピンが摺嵌される左右方向に長い横長
    孔を設けた移動具と、この移動具の可動板に転接係合す
    る転子及び該転子を回転させる筐体外に一部露出したダ
    イヤルを有し該ダイヤルの手回し操作によって前記移動
    具及び該移動具突片にピン係合する左右の接眼レンズ枠
    を前後動させるピント調節具とを具備し、左右一対の対
    物レンズ筒を平行な状態にした時に対物凸レンズ及び接
    眼凹レンズの光軸が接眼覗き穴と合致し、前記対物レン
    ズ筒をハ形状に傾斜接近するように回動させた時には接
    眼凹レンズを組込んだレンズ保持部が接眼覗き穴の側方
    外逃げ位置に変位退入するようにしたことを特徴とする
    双眼鏡と双眼立体拡大鏡の共用鏡。
JP755992U 1992-02-21 1992-02-21 双眼鏡と双眼立体拡大鏡の共用鏡 Expired - Lifetime JPH0727453Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP755992U JPH0727453Y2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 双眼鏡と双眼立体拡大鏡の共用鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP755992U JPH0727453Y2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 双眼鏡と双眼立体拡大鏡の共用鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0569718U JPH0569718U (ja) 1993-09-21
JPH0727453Y2 true JPH0727453Y2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=11669167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP755992U Expired - Lifetime JPH0727453Y2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 双眼鏡と双眼立体拡大鏡の共用鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0727453Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0569718U (ja) 1993-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4329013A (en) Binocular telescope with internal focusing
US3434772A (en) Stereoscopic and microscopic binocular
JP3984654B2 (ja) 両眼用望遠鏡的拡大眼鏡
US3914012A (en) Binocular body for microscope permitting variation of interpupilary distance without compensating lenses
US5015081A (en) Binocular microscope
JPH0727453Y2 (ja) 双眼鏡と双眼立体拡大鏡の共用鏡
JPH10213753A (ja) 眼幅調整可能な双眼鏡
JPH0949955A (ja) レンズ保持枠
JPH0659808U (ja) 双眼鏡の調整機構
JP2000171723A (ja) 双眼鏡
JP3833790B2 (ja) 実体顕微鏡の光路切換装置
JPH0219770Y2 (ja)
JP3517324B2 (ja) 双眼鏡
JP3723655B2 (ja) 光軸調整可能な双眼鏡
JPH10115772A (ja) 双眼鏡
JPH10115773A (ja) 双眼鏡
US3574440A (en) Incident light microscope with rotatable housing
JP3365933B2 (ja) 双眼鏡
JPH10115767A (ja) 双眼鏡
JP3255590B2 (ja) 双眼鏡
JP3515683B2 (ja) 双眼鏡
JP3515684B2 (ja) 双眼鏡
JPH10115769A (ja) 双眼鏡
JPH10115766A (ja) 双眼鏡
JPH10115765A (ja) 双眼鏡

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term