JPH0727349U - 物干し兼用の吊棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内に設ける吊棚を物干しとして使用する。 【構成】 並列するポール３，４の両端部を嵌合支持す
るくぼみを備えた棚受本体１２の基端側に取付ブラケッ
ト１１，１４を、また前端には斜方向に突出して固定側
に固定する支持アーム１３を夫々設けてなる棚受金具１
と、この棚受金具１の前端に係着可能として折畳自在な
る物干しポール支持具２とより成る。そしてこの物干し
ポール支持具２間に物干しポールを支持する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は通常は吊棚として使用し、雨天時など必要に応じて物干しとしても使 用できるようになした物干し兼用の吊棚に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

室内における吊棚は物品の整理収納に至便であるが、単に物品を乗せるだけで ある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

雨天時や外出時、洗濯物その他の物品を乾燥するために吊垂したい場合、壁や 柱にハンガー等を引掛けている。このため不便をきたしている。また雨天時の物 干しスペース専用のポール等を取り付けても雨天時以外は利用されず、また部屋 内の美観を損ねるものとなる。

【０００４】 本考案は室内に設ける吊棚を物干しとして使用することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記目的を達成するためになしたもので、並列するポールの両端部を 嵌合支持するくぼみを備えた棚受本体の基端側に取付ブラケットを、また前端に は斜方向に突出して固定側に固定する支持アームを夫々設けてなる棚受金具と、 この棚受金具の前端に係着可能として折畳自在なる物干しポール支持具とより成 り、この物干しポール支持具間に物干しポールを支持するようになしたことを要 旨とする。

【０００６】

【作用】

柱や壁などに予め定めた間隔で対向して取り付ける棚受金具の奥行方向に、棚 板となるポールを嵌合支持するくぼみを連続的に配列して形成する。そしてこの 棚受金具の前端に屈曲可能なアームに取り付けた物干しポール支持具を配置し、 この物干しポール支持具を前記棚受金具と係脱着可能とする。これにより雨天時 等において、物干しポール支持具を図示のように伸ばし棚受金具と係着すること により吊棚の前端に物干しポールを支持でき、部屋内で物干しが可能となる。ま た不使用時は物干しポールも棚板の一部となって使用でき、部屋の美観を損ねた り、邪魔になったりすることがない。

【０００７】

【実施例】

以下本考案物干し兼用の吊棚を図示の実施例にもとづいて説明する。 図において１は棚受金具で、これはアルミ、アルミ合金等の軽金属、ステンレ ス、その他の金属あるいは合成樹脂等を用いて棚板を支持するに必要な強度及び 大きさを有するように形成されるとともに、この棚受金具１の基端側には柱や壁 などの固定側にビス止め等にて固定するための取付ブラケット１１を一体に設け 、この取付ブラケット１１に連設される棚受本体１２は図示の如く所要径のポー ル３を嵌合支持するためのくぼみ１２ａを所定間隔で配列配置して形成され、か つこの棚受本体１２の先端には斜上方に延び、取付ブラケットのほぼ鉛直線上方 位置に達するようにして支持アーム１３を突設し、この支持アーム先端にも取付 ブラケット１４を一体に設けて構成される。

【０００８】 また棚板となるポール３はこれを複数本並列して所要の強度を有するように径 と材質が適当に定められ、かつその長さは対向する両棚受金具１，１間に架設さ れるようにして定めるが、この両棚受金具１，１間よりも長くして金具端より少 し突出するようにしてもよい。

【０００９】 そしてこのポール３，３の間隔は、この上に物品を載せても落下しないように 、しかも美観を損ねないようにして定め、ポール支持用のくぼみ１２ａの間隔が 定められるとともにその本数も棚板幅に応じて定められる。

【００１０】 このように形成される少なくとも２つを棚受金具１，１を用いて予め定めた間 隔で柱・壁などの固定側に例えば図示のように開口部の両側框等にビス止め等に て固定する。このとき棚受本体と支持アームとの取付ブラケット２つにて固定さ れ、しかも棚受本体・支持アームにて三角形を構成されるので取り付けは強固と なる。

【００１１】 またこの棚受金具１の前端には物干しポール支持具２を配設する。これは取付 ブラケット２１に屈伸可能とした所要長のアーム２２を枢着し、このアーム２２ の先端に支持具２３を一体に設けて成り、しかもこのアーム２２が真直状態の時 妄りに屈曲しないようにストッパーが附設され、かつアームを伸ばしたとき、支 持具２３は棚受金具の前端に隣接されるようにし、かつ係止具（図示せず）にて 棚受金具１と係着できるようになす。

【００１２】 従ってこの物干しポール支持具２は棚受金具１の鉛直下方位置にビス止めされ るが、アーム真直時支持具２３が棚受金具１の前端と一致するようにその取り付 け高さ位置を定めるようになす。

【００１３】 物干しとして使用する際は、図示のようにこの物干しポール支持具２を伸ばし 、支持具２３を棚受金具１に係着し、この対向する支持具２３，２３間に物干し ポール４を架設すればよい。この物干しポール４の長さは支持具２３，２３間長 より大であれば適当に定められる。

【００１４】 この物干しポール４に直接洗濯物を吊垂してもよいが、ハンガーを掛けて使用 することができる。

【００１５】 なおこの物干しポール支持具２は不使用時折り畳んでおくことも可能である。

【００１６】

【考案の効果】

本考案物干し兼用の吊棚は並列するポールの両端部を嵌合支持するくぼみを備 えた棚受本体の基端側に取付ブラケットを、また前端には斜方向に突出して固定 側に固定する支持アームを夫々設けてなる棚受金具と、この棚受金具の前端に係 着可能として折畳自在なる物干しポール支持具とより成り、この物干しポール支 持具間に物干しポールを支持するようになしたため、吊棚と物干しが兼用でき、 部屋内がすっきりし、かつ簡易に室内で物干しが行える等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案物干し兼用の吊棚の一実施例を示す正面
図である。

【図２】使用状態を示す説明図である。

【図３】物干しポール支持具の説明図である。

【符号の説明】

１ 棚受金具 １１，１４ 取付ブラケット １２ 棚受本体 １３ 支持アーム ２ 物干しポール支持具 ２２ アーム ２３ 支持具 ３，４ ポール

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 並列するポールの両端部を嵌合支持する
   くぼみを備えた棚受本体の基端側に取付ブラケットを、
   また前端には斜方向に突出して固定側に固定する支持ア
   ームを夫々設けてなる棚受金具と、この棚受金具の前端
   に係着可能として折畳自在なる物干しポール支持具とよ
   り成り、この物干しポール支持具間に物干しポールを支
   持するようになした物干し兼用の吊棚。