JPH07273133A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07273133A
JPH07273133A JP8604194A JP8604194A JPH07273133A JP H07273133 A JPH07273133 A JP H07273133A JP 8604194 A JP8604194 A JP 8604194A JP 8604194 A JP8604194 A JP 8604194A JP H07273133 A JPH07273133 A JP H07273133A
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JP
Japan
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brazing material
semiconductor element
metal plate
metal
semiconductor
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JP8604194A
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Mitsuyoshi Yatani
光芳 八谷
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に、かつ歩留りよく、特性及び信頼性の
優れた半導体装置を製造することができる半導体装置の
製造方法を提供する。 【構成】 半導体素子12のダイマウント面に、ロウ材
となるIn膜11を形成する工程と、半導体素子12を
金属板13上の所定の位置に圧着する工程と、半導体素
子12を外部から荷重を加えない状態で加熱してIn膜
11を融解させこれを介して半導体素子12と金属板1
3を接着する工程とを有する半導体装置の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子を、金属板
等の上にダイマウントして構成する半導体装置の製造方
法に関する。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】一般的な半導体素子のダイマウント工程
では、リードフレーム等の金属板上に予め導電性ペ−ス
トあるいは金属からなるロウ材を盛り、この上に素子を
のせ、次に熱処理してロウ材を介して素子と金属板を接
着する方法が用いられている。
【0005】
【0003】この方法によって製造した従来の発光ダイ
オードについて図3,図4を参照して説明する。
【0006】図3は従来の発光ダイオードの一例を示す
要部断面図である。
【0007】同図において、発光ダイオード41は、上
述した方法により、半導体素子42が、リードフレーム
である金属板43に盛られたロウ材44により下面の電
極45部分が、金属板43に固定されている。なお、素
子42はウエハ状態で一貫して製造された後に、個々の
素子42に分離される。
【0008】素子42は、n−ウインド層46の下面
に、n−クラッド層47、p−活性層48、p−クラッ
ド層49が積層されている。ここで、pn接合面は放熱
特性をよくするためにダイマウントする面に近接した構
造をなしている。
【0009】そして、n−ウインド層46の上面にはリ
ング状にn電極50が形成されており、この電極50に
覆われてない部分が光取出窓51となっている。又、p
電極45はp−クラッド層49の中央部52で電気的に
接続され、他の部分はリング状の絶縁層53により絶縁
されている。
【0010】
【0004】これに対し、素子側面に露出したpn接合
部を絶縁膜で保護する方法が提案されている。
【0011】図4は、従来の発光ダイオードの他の例を
示す要部断面図である。
【0012】同図において、発光ダイオード61は、上
述した発光ダイオード41と同様、半導体素子62が、
リードフレームである金属板63に盛られたロウ材64
により下面の電極65部分が、金属板63に固定されて
いる。また、素子62はウエハ状態で一貫して製造され
た後に、個々の素子62に分離されている。
【0013】素子62は、p−クラッド層66の下面
に、p−活性層67、n−クラッド層68が積層されて
いる。ここで、pn接合面は放熱特性をよくするために
ダイマウントする面に近接した構造をなしている。ま
た、69は、ウエハから素子に分離する前に素子62の
周囲に形成されたエッチング溝である。
【0014】そして、p−クラッド層66の上面にはリ
ング状にp電極70が形成されており、この電極70に
覆われてない部分が光取出窓71となっている。又、n
電極65はn−クラッド層68の中央部72で電気的に
接続され、他の部分は絶縁層73により絶縁されてい
る。又、絶縁層73は素子62側面のエッチング溝69
を覆って形成されている。
【0015】
【0005】
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の発光ダイオード41によれば、以下のような問題点
があった。 (1) 素子42をマウントするための位置精度、ロウ
材44を盛るための位置精度、ロウ材44の盛り量の精
度、等の問題からロウ材44を過剰に盛る必要がある。
このため、マウントの際に余剰のロウ材44が素子42
の周囲にはみ出して素子42の側面のpn接合部まで這
い上がり、電流のリ−クあるいはショ−ト等が発生して
素子42の特性及び信頼性の劣化を引き起こす。 (2) ダイマウントする金属板43一つ一つに対して
高い位置精度でロウ材44を盛る必要があるため、製造
コストが高くなる。 (3) ロウ材44として特に金属を用いた場合、素子
42が熱処理で溶融したロウ材44の上を流れて移動し
初期の位置からズレるため、この防止策として素子42
に対して荷重を加え固定した状態で熱処理する必要があ
る。この作業は素子42一つ一つに対して実施しなけれ
ばならず、この点でも製造コストが高くなる。さらに、
荷重を加えたことでロウ材44のはみ出し及びpn接合
部へのロウ材44の這い上がりが増長されるとともに、
荷重バランスが悪いと素子42が傾いたりする。これら
は、特性上のみならずそれ以降の工程を行う上でも好ま
しくない現象となる。
【0017】
【0006】又、発光ダイオード61によれば、上述し
た発光ダイオード41の問題点(2)及び(3)と同様
の問題点があり、更にこの方法では、工程途中でエッチ
ング溝69形成に伴う大きな段差が素子ウエハ表面に生
じる。この影響で、エッチング溝69形成以降に行われ
る絶縁膜73の開口あるいは電極65のパタ−ニング等
といった高い寸法精度が必要な工程のフォトリソグラフ
ィが難しくなるという問題点があった。
【0018】
【0007】そこで、本発明は上述の課題を解決するも
ので、容易に、かつ歩留りよく、特性及び信頼性の優れ
た半導体装置を製造できる半導体装置の製造方法を提供
することを目的とする。
【0019】
【0008】
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための手段として、半導体素子を、金属板上にダ
イマウントして構成する半導体装置の製造方法におい
て、半導体素子のダイマウントする面上に、ロウ材とな
る金属膜を形成する工程と、半導体素子のダイマウント
する面を、ロウ材により金属板上に圧着する工程と、半
導体素子に荷重を加えることなく、ロウ材を加熱融解
し、ロウ材を介して半導体素子と金属板とを接着する工
程とを有することを特徴とする。
【0021】
【0009】また、ロウ材としてInあるいはInを含
む金属を用いることを特徴とする。
【0022】
【0010】また、金属板の表面材質がAuあるいはA
u系金属である場合に、ロウ材の加熱条件を、温度17
5℃以上とし、特に250℃以上では非酸化性の雰囲気
とすることを特徴とする。
【0023】
【0011】また、金属板の表面材質がAgあるいはA
g系金属である場合に、ロウ材の加熱条件を、温度22
5℃以上とし、かつ非酸化性の雰囲気とすることを特徴
とする。
【0024】
【0012】
【0025】
【実施例】以下、図1,図2を参照して本発明の実施例
を説明する。
【0026】図1は、本発明の第一の実施例の発光ダイ
オードの製造方法の工程要部断面図である。
【0027】図2は、本発明の第二の実施例の発光ダイ
オードの製造方法の工程要部断面図である。
【0028】これらの図において、本発明の実施例の半
導体装置15,34は、半導体素子12,31の夫々の
ダイマウント面に、選択的にダイマウント時のロウ材1
1,30となる金属膜が夫々形成され、ロウ材11,3
0を介して素子12,31とリードフレームである金属
板(Cu板13,Fe板32)とが夫々接着されて製造
される。
【0029】
【0013】最初に、ロウ材の選択、並びに半導体素子
と金属板からなるリ−ドフレ−ムとの接着を行うのに必
要な熱処理条件の選定、の2つの事項について検討す
る。
【0030】
【0014】まず、ロウ材の要件としては、以下のこと
が考えられる。
【0031】ロウ材は、素子をリ−ドフレ−ム上に圧着
させ、熱処理されて素子とリ−ドフレ−ムを接着させる
ので、この間のハンドリングで素子が外れたり、あるい
は位置がずれたりすることがない程度の接着性を有して
いることがロウ材には必要となる。
【0032】そこで、ロウ材として種々の材料を検討
し、Inが圧着後の接着性に優れ、上述の要件を満たし
ていることを確認した。更に、Inを用いた場合、融着
温度が低く、ダイマウントに伴う素子への熱ダメ−ジが
少なく、蒸着法等で容易に形成でき加工も簡単であり、
また、Inは柔らかいためリ−ドフレ−ム面の凹凸の影
響を吸収できるとともに、素子とリードフレームとの間
に生じる歪を緩和し放熱性に有利なCu等の熱膨張係数
の大きなリ−ドフレ−ム材の使用を可能にする、等の多
くの利点がある。
【0033】
【0015】次に、熱処理条件の要件としては、熱処理
した後の素子へのワイヤボンディング等で、素子が動か
ない、素子がリードフレームから剥離しない、ロウ材が
リ−ドフレ−ムに対して十分に馴染んでいる、の3点を
満たす必要がある。
【0034】そこで、素子をロウ材によりリ−ドフレ−
ム上に圧着した後、種々の温度及び雰囲気で熱処理し
て、その接着性を調べた。以下その実験結果について説
明する。なお、ロウ材としてはInを用い、リ−ドフレ
−ムの表面材としては、導電性、熱伝導性に優れ、かつ
酸化されにくいAu又はAgを用いた。
【0035】
【0016】Auメッキされたリ−ドフレ−ムを用いた
場合の熱処理実験による素子とリードフレームとの接着
性の良否の結果を表1にまとめた。
【0036】
【0017】
【0037】
【表1】
【0038】
【0018】表1から、この場合、温度175℃以上と
する熱処理条件が接着に有効となるが、250℃以上の
高温で処理する際には雰囲気制御(=非酸化雰囲気)を
実施する必要のあることが分かる。これは、高温におい
てロウ材である金属膜の酸化が促進され、その影響がで
てくることによる。
【0039】なお、リ−ドフレ−ムの表面材がAu系金
属であっても、またロウ材がInを含む他の金属であっ
ても同様の結果が得られる。
【0040】また、300℃以上では、300℃の時と
同様の結果が得られる。
【0041】ところで、500℃以上では、半導体と電
極材との反応が進み、オーミック特性が劣化するため5
00℃以下で行うのが半導体素子の特性上適している。
【0042】
【0019】また、Agメッキされたリ−ドフレ−ムを
用いた場合の熱処理実験による素子とリードフレームと
の接着性の良否の結果を表2にまとめた。
【0043】
【0020】
【0044】
【表2】
【0045】
【0021】表2から、温度225℃以上で、かつ非酸
化雰囲気とする熱処理条件が接着に有効であることが分
かる。ここで、Agを用いた場合、Auと比べ熱処理温
度の高温化及び雰囲気制御が必要となるが、これはAg
が酸化の影響を受けやすいことによる。
【0046】なお、リ−ドフレ−ムの表面材がAg系金
属であっても、またロウ材がInを含む他の金属であっ
ても同様の結果が得られる。
【0047】また、300℃以上では、300℃の時と
同様の結果が得られる。
【0048】ところで、500℃以上では、半導体と電
極材との反応が進みオーミック特性が劣化するため、5
00℃以下で行うのが半導体素子の特性上適している。
【0049】
【0022】続いて、熱処理の際に素子に加える荷重が
素子へ与える影響を調べる実験を行った。
【0050】その結果、例えば、ロウ材としてIn又は
Inを含む金属等の接着性のある金属を用い、リ−ドフ
レ−ムの表面材はAu、Ag、Au系金属又はAg系金
属のものを用いた場合、無荷重で素子とリードフレーム
とが十分に接着されるとともに、その際に素子の位置ズ
レが生じないことを確認した。
【0051】一方、荷重を加えた場合は、素子が傾いた
り、ロウ材がはみ出して素子側面に這い上がる等の歩留
り低下及び特性劣化の要因となる現象が生じることも判
明した。
【0052】従って、熱処理を無荷重で行うことは、素
子の歩留り及び信頼性を向上させる点で有効である。
【0053】
【0023】以上の結果を踏まえて、以下に実際の半導
体装置の製造方法について説明する。
【0054】まず、図1を参照して、本発明の第一の実
施例について工程順に説明する。 (1) まず、n−GaAs基板1上に、液層成長法
(LPE法)でn−GaAlAsクラッド層2(Al比
〜0.7、Snドープ、n〜2×1017cm-3、150
μm厚)、p−GaAlAs活性層3(Al比〜0.
3、Znドープ、n〜1×1018cm-3、0.5μm
厚)、p−GaAlAsクラッド層4(Al比〜0.
7、Znドープ、n〜1×1018cm-3、3μm厚)を
順次積層した後、n−GaAs基板1を、アンモニア−
過酸化水素水系エッチング液で選択的に除去する(同図
(a))。
【0055】
【0024】(2) 次に、p−クラッド層4面にプラ
ズマCVD法でSiN膜5を形成する。引続き、フォト
リソグラフィ法及びCF4 ガスによるドライエッチング
法でSiN膜5に対して直径100μmのスル−ホ−ル
部6を形成する(同図(b))。
【0056】
【0025】(3) 次に、n−クラッド層2面にAu
GeNiからなるn電極7を形成する。n電極7の内側
は開口され、この開口部を光取り出し面8とする。引続
き、p−クラッド層4面及びSiN膜5面に、AuZn
/TiN/Auからなる300μm□のp電極9を形成
する。p電極9は、スル−ホ−ル部6を介して半導体面
と接続される。ここで、TiNはAuZnとInの合金
化を防止するバリヤとして、また、AuはTiNに対す
るInの濡れ性を改善する目的で、各々形成する(同図
(c))。
【0057】
【0026】(4) 次に、SiO膜5面及びp電極9
面にレジスト10を被覆する。引続き、p電極9部分の
レジストをフォトリソグラフィ法で開口した後、ロウ材
となるIn膜(5μm 厚)11を真空蒸着法で形成する
(同図(d))。
【0058】
【0027】(5) 次に、粘着性テ−プでレジスト開
口部分以外に付着しているIn膜11を除去した後、レ
ジスト剥離液による処理を行い、レジスト10を除去す
る。以上によって、素子のダイマウント面となる面上
に、選択的にIn膜11が形成される(同図(e))。
【0059】
【0028】(6) 次に、スクライブ法により、ダイ
マウント面となる面上のIn膜11の形成されていない
部分をスクライブし素子化する。これにより、素子化の
際に素子の特性を劣化させるロウ材のバリ等は発生しな
い。なお、素子サイズは約400μm□である。
【0060】そして、この素子12を、In膜11を下
にしてリードフレームであるAuメッキされたCu板1
3上の所定の位置に荷重100gで圧着する。次に、オ
−ブンを用い空気雰囲気中、無荷重下、200℃に加熱
して、In膜11を融解させこれを介して素子12とC
u板13とを接着させる。最後に金線14がn電極7に
ボンディングされ、第一の発光ダイオード15が製造さ
れる(同図(f))。
【0061】
【0029】また、図2を参照して、本発明の第二の実
施例について工程順に説明する。 (1) まず、p−GaAs基板21上に液層成長法
(LPE法)でp−GaAlAsクラッド層22(Al
比〜0.4、Znドープ、n〜5×1017cm-3、15
0μm厚)、p−GaAlAs活性層23(Al比〜
0.03、Znドープ、n〜1×1018cm-3、0.5
μm厚)、n−GaAlAsクラッド層24(Al比〜
0.4、Teドープ、n〜1×1018cm-3、3μm
厚)を順次積層した後、p−GaAs基板21を、アン
モニア−過酸化水素水系エッチング液で選択的に除去す
る(同図(a))。
【0062】
【0030】(2) 次に、p−クラッド層22面に直
径=150μmのAuZnからなるp電極25を形成
し、露出したp−クラッド層22面を光取り出し面26
とする。引続き、n−クラッド層24面に300μm□
のAuGeNi/Mo/Auからなるn電極27を形成
する。ここで、MoはAuGeNiとInの合金化を防
止するバリヤとして、またAuはMoに対するInの濡
れ性を改善する目的で、各々形成する(同図(b))。
【0063】
【0031】(3) 次に、n電極27の周囲にフォト
リソグラフィ及びリン酸/過酸化水素水混合液によるエ
ッチングを用い、格子状の凹溝28(ライン幅60μ
m、ピッチ=400μm、深さ=10μm)を形成する
(同図(c))。
【0064】
【0032】(4) 次に、n−クラッド層24、n電
極27及び凹溝28面にレジスト29を被覆する。引続
き、n電極27上部のレジストをフォトリソグラフィ法
で除去した後、ロウ材となるIn膜30(5μm 厚)を
真空蒸着法で形成する(同図(d))。なお、この段階
で表面には凹溝27による大きな段差があるが、フォト
リソグラフィによるロウ材のパタ−ン形成は高い精度を
必要としないため特に問題はない。
【0065】
【0033】(5) 次に、超音波をかけながらレジス
ト剥離液による処理を行い、レジスト29及びレジスト
29上部のIn膜30を除去する(同図(e))。
【0066】この際、凹溝28部分で超音波の効果が有
効に働くため、基板表面がプレ−ナ状態の場合と比べ容
易にIn膜30の除去ができる。更にこの方法は、作業
時に基板を割るトラブルも低減できる。
【0067】
【0034】(6) 次に、凹溝28に沿ってダイシン
グを行い素子化する。引続き、この素子31を、In膜
30面を下にしてリードフレームであるAgメッキされ
たFe板32上の所定の位置に荷重50gで圧着する。
次に、電気炉を用いN2 雰囲気中、無荷重下、250℃
に加熱して、In膜30を融解させこれを介して素子3
1とFe板32とを接着させる。最後に金線33がp電
極25にボンディングされ、第二の発光ダイオード34
が製造される(同図(f))。
【0068】
【0035】以上説明したように、本発明の実施例によ
れば、以下に述べる効果が得られる。 (1) ダイマウントする半導体素子面における素子切
断ラインの内側領域に、選択的にロウ材を形成し、かつ
接着を行う熱処理の際に、素子に荷重をかけないことに
より、素子周囲へのロウ材のはみだし及び素子側面への
ロウ材の這い上がりを防止できるので、これらに起因し
た不良がなく、素子特性も劣化することなく、素子の歩
留り及び素子の信頼性の向上が図れる。
【0069】
【0036】(2) ウェハ状態の数千〜数万個の素子
に一度でロウ材を形成できるので、従来の素子をマウン
トする金属板一つ一つにロウ材を形成する方法と比べ、
製造コストを大幅に低減できる。
【0070】
【0037】(3) 素子を金属板にマウントした後の
熱処理がオ−ブン等の別形態で可能なためマウント装置
が簡単になり、製造コストが低減できる。
【0071】
【0038】(4) ロウ材の素子の周囲へのはみ出し
及び素子側面への這い上がりを防止できるので、pn接
合が露出している部分への絶縁膜の形成を特に必要とせ
ず、これに付随した工程も不要となる。また、少なくと
もロウ材形成以前の基板加工をプレ−ナ状態で実施でき
るので、電極パターン形成等の様な精度が必要なフォト
リソグラフィ作業を歩留りよく安定に行うことができ
る。
【0072】
【0039】(5) また、ロウ材を形成する領域の周
囲に凹部を形成する工程を有するものでは、ダイシング
あるいはへきかい等の素子化作業による素子へのダメ−
ジやロウ材のバリの発生、及びダイマウントの際にピン
セットあるいはコレットで素子をピックアップする際に
つく傷等を防止できるので、素子の歩留り及び素子の信
頼性の向上が図れる。
【0073】
【0040】なお、本発明は、他の形態でも実施するこ
とができる。
【0074】例えば、上述の実施例では発光ダイオ−ド
の製造について説明したが、pn接合位置がダイマウン
トする面に近接している構造をなす、例えば半導体レ−
ザ−等の他の半導体装置の製造に対しても本発明を適用
できる。
【0075】また、半導体材料は、GaAs/GaAl
As系に限ることはなく、Si,GaP,InP,Ga
AsP,InGaAlP,InGaAsPあるいはZn
Seなどの他の混晶でもさしつかえない。
【0076】
【0041】
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置の製造方法によれば、半導体素子のダイマウントする
面に、ロウ材となる金属膜を形成し、半導体素子のダイ
マウントする面を、金属板上に圧着し、ロウ材を加熱融
解し、このロウ材を介して半導体素子と金属板とを接着
するので、容易に、かつ歩留りよく、特性及び信頼性の
優れた半導体装置を製造することができる。
【0078】
【0042】また、前記ロウ材として、InあるいはI
nを含む金属を用いた場合には、良好に半導体素子を金
属板に接着することができる。
【0079】
【0043】また、金属板の表面材質がAuあるいはA
u系金属である場合に、前記ロウ材の加熱条件を、温度
175℃以上とし、特に250℃以上では非酸化性の雰
囲気とするので、良好に半導体素子を金属板に接着する
ことができる。
【0080】
【0044】また、金属板の表面材質がAgあるいはA
g系金属である場合に、前記ロウ材の加熱条件を、温度
225℃以上とし、かつ非酸化性の雰囲気とするので、
良好に半導体素子を金属板に接着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の発光ダイオードの製造
方法を示す工程要部断面図である。
【図2】本発明の第二の実施例の発光ダイオードの製造
方法を示す工程要部断面図である。
【図3】従来の発光ダイオードの一例を示す要部断面図
である。
【図4】従来の発光ダイオードの他の例を示す要部断面
図である。
【符号の説明】
7,27 n電極 8,26 光取り出し窓 9,25 p電極 10,29 レジスト 11,30 In膜(ロウ材) 12,31 半導体素子 13 Cu板(金属板) 15,34 発光ダイオード(半導体装置) 28 凹溝 32 Fe板(金属板)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体素子を、金属板上にダイマウントし
    て構成する半導体装置の製造方法において、 前記半導体素子のダイマウントする面上に、ロウ材とな
    る金属膜を形成する工程と、 前記半導体素子の前記面を、前記ロウ材により前記金属
    板上に圧着する工程と、 前記半導体素子に荷重を加えることなく、前記ロウ材を
    加熱融解して前記ロウ材を介して前記半導体素子と前記
    金属板とを接着する工程とを有する半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】前記ロウ材としてInあるいはInを含む
    金属を用いることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記金属板の表面材質がAuあるいはAu
    系金属である場合に、前記ロウ材の加熱条件を、温度1
    75℃以上とし、特に250℃以上では非酸化性の雰囲
    気とすることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記金属板の表面材質がAgあるいはAg
    系金属である場合に、前記ロウ材の加熱条件を、温度2
    25℃以上とし、かつ非酸化性の雰囲気とすることを特
    徴とする請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005203519A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体発光装置
WO2009081470A1 (ja) * 2007-12-21 2009-07-02 Mitsubishi Electric Corporation レーザ光源モジュール

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