JPH07271896A - 光学式の検知用マークおよび該マークの検出方法 - Google Patents

光学式の検知用マークおよび該マークの検出方法

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JPH07271896A
JPH07271896A JP6079572A JP7957294A JPH07271896A JP H07271896 A JPH07271896 A JP H07271896A JP 6079572 A JP6079572 A JP 6079572A JP 7957294 A JP7957294 A JP 7957294A JP H07271896 A JPH07271896 A JP H07271896A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マーク14から発生される蛍光の検出条件あ
るいは環境の変化にかかわらず、その変化を容易に判断
可能とし、簡単な構成を維持しながら、マーク形成位置
の検出を的確に行なえる様にする。 【構成】 マーク14は、蛍光物質で形成されたデータ
部21における走査方向の前後を挟んで、データ部21
における最長の連続部分より十分長く持続する導入部2
0を同じ蛍光物質で形成する。導入部20を走査する期
間における検出値をもとにして比較値Vcを設定し、そ
の比較値Vcでデータ部21の検出レベルを順次比較し
て行くことにより、データ部21において表現したデー
タ内容を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通行券やテレフォン
カードなどの各種プリペイドカードをはじめとする各種
物品上に設ける、バーコードや文字の様なその内容を光
学的に検出するための検知用マークとそのマークの検出
方法であって、特にマークが蛍光物質をもって形成され
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のマーク検出方法として、赤
外波長領域で発光する蛍光物質を用いてマークを形成す
る一方、このマークに照射される光と発生される蛍光の
発光中心波長が異なることを利用し、光学フィルタを用
いて蛍光成分のみを入射光中から分離することによって
マークの有無を判定する方法が知られる(例えば、特公
昭54−22326号、特公昭61−18231号公報
参照)。
【0003】また本出願人は以前、蛍光物質で形成した
マーク上に光を間欠的に照射し、照射光の停止期間中に
マークから発生する残光の有無を検出することによっ
て、マークの形成位置を検知する方法および装置を提案
した(例えば、特開平5−20512号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記した方法
は何れも、励起光の照射によってマークから発生する蛍
光を検出器で検出することによりマーク形成位置を判定
するものである。しかしながら、この検出器に入射する
光量はその検出環境や条件の変化に対応して激しく変動
するため、マーク位置の高い検出精度を常に維持するた
めには、複雑な回路処理を必要としたり、使用条件が限
定されるなどの不都合があった。
【0005】本発明者らはかかる不都合に鑑みて考察を
行なった結果、上記した蛍光を検知する方法にあっては
何れも、データ部分以外から得られる情報が少ないため
に検出条件の変化を的確に捉えることを困難としている
が、データ部の走査開始位置に先だって予備検知用のマ
ークを設けるだけで、走査しようとするデータ部分の検
知条件が容易に判定できることを知見した。
【0006】本発明は上記した知見に基づいてなされた
ものであって、データ部に先だって十分長く連続する導
入部を蛍光物質をもって形成することにより、データの
検知環境の変化が容易且つ的確に判断できる光学式の検
知用マークを提供することを目的とする。
【0007】本発明は更に、従来のバーコードマークを
反転印刷したものとすることにより、マークの作成が容
易に行なえる検知用マークを提供することを目的とす
る。
【0008】本発明は更にまた、導入部のレベルを検知
し、その値からデータ部の判定時における比較値を作成
することにより、マーク検出が環境の変化にかかわらず
的確に行なえるマーク検出方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる検知用の
マークは、蛍光物質で任意の模様を形成する一方、励起
光の照射に対して相対移行させながら、発生される蛍光
を検知してその模様の形成位置を検出する光学式のもの
である。
【0010】更に図1(a)〜(c)にその基本的な構
成を例示する如く、表示すべきデータに対応した模様を
形成するデータ部21と、該データ部21に対する励起
光の照射に先だって照射される部分に形成される導入部
20とを備えるとともに、その導入部20が、データ部
21において形成される模様の内で最も長い連続部分よ
りも十分長く連続する様に形成している。
【0011】上記データ部21に形成される模様を、図
1(d)の様な従来と略同様なバーコード仕様のものを
利用する一方、複数本のバー18により構成されるデー
タ部21bと、そのバー18が配設される地模様部17
とが、図1(a)の如く蛍光物質により反転して紙面な
どの任意媒体上に印刷形成されることにより、上記導入
部20が反転したデータ部21の周囲を所定幅で包囲す
る様に形成されることが好ましい。
【0012】また、上記した検知用マーク14の検出方
法として、その強さが略一定の光を照射する工程と、光
の照射位置から放出される光を取り込むとともに、取り
込まれた光の強度を電気信号の大きさに変換する工程
と、マーク14中の導入部20に対応する電気信号の大
きさから比較値を自動的に設定する比較値設定工程と、
マーク14中のデータ部21に対応する検出値と前記比
較値とを比べ、検出値が比較値を超えるとマーク14の
形成位置であると判定するマーク判定工程とを備えるこ
とが可能である。
【0013】
【作用】上記した構成により、マーク14に対して光を
照射すると、先ず最初に導入部20の蛍光物質が励起さ
れて蛍光を発生する。ここで導入部20の長さはデータ
部21における連続部分より十分長く設定されているた
め、その導入部20から発生される蛍光の強度はデータ
部21に比較して十分に大きく且つ安定した状態で発生
されるとともに、その検知条件ないしは環境に対応した
強さを呈する。
【0014】更に、導入部20はデータ部21の走査開
始位置の直近に連続して配置されているため、データ部
21と一体になってデータ部21の全域に亘ってそのコ
ントラストを略一定に維持する様にはたらく結果、デー
タ部21から放出される蛍光の強さもその全域に亘って
均一な変化を行なう。
【0015】そこで、導入部20における蛍光の強度を
先ず検出し、その値を基準としてデータ部21から発生
される蛍光の強度を比較して行くことにより、データ部
21に形成されたマーク内容が判定されるのである。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記の如く、データ部21の走
査開始位置に先だって、十分長く連続する導入部20を
蛍光体層によって設けることにより、データ部21の略
全域に亘って均一なコントラストが維持され、従来のデ
ータ検出方法あるいは装置を用いた検出と互換性を維持
しながら、データの読み取り誤差を可及的に減少可能と
するとともに、データの検知環境の変化が容易且つ的確
に判断できる。
【0017】更に、検知用マークを、従来のバーコード
マークを反転印刷したものとすることにより、特別なマ
ーク作成手段を使用することなく、マークの作成が容易
に行なえる。
【0018】更にまた、マークの導入部20における蛍
光の強度を検知し、その値からデータ部21の判定時に
おける比較値を作成することにより、マーク検出が環境
の変化にかかわらず的確に行なえる。
【0019】
【実施例】以下本発明を、キャッシュカード形状のカー
ド上に形成されたバーコード状のマークを読み取るマー
ク検出装置に実施した一例に基づいて更に具体的に説明
するがこれに限らず、各種の物品上に設けられた文字や
図形を含む各種形状のマーク情報を検出する装置におい
ても、略同様に実施できることは勿論である。
【0020】本発明を実施するカード10は、図2に示
す如く、基材11として例えば白色のポリエステルフィ
ルムを使用し、その基材11の上面側に、予め反射率を
調整した任意の意匠の下地層12を印刷形成する一方、
下面側に磁性塗料を塗布することにより、主情報を書き
換え可能に記録する磁性層13を形成している。更に、
上面側の下地層12上に蛍光物質によるマーク14を印
刷形成し、セキュリティ用の副情報を固定可能としてい
る。
【0021】上記した下地層12上に形成されるマーク
14は、例えば赤外線領域の光15の照射に対応して、
該照射光15の中心波長とは異なる波長の蛍光16を発
生する蛍光物質で構成される不可視状態のものであっ
て、カード10の長手方向と直交する細帯状のバーコー
ド形状のマーク14を形成し、そのマーク14でカード
発行店コードあるいは暗証番号などの所定のセキュリテ
ィ用の副情報をカード10上に記録する様に構成してい
る。
【0022】マーク14として形成されるバーコード
は、図1(d)に例示する従来のバーコードにおける地
模様部17と複数本のバー18により構成されるデータ
部21bとを、図1(a)の様に反転させたものであっ
て、少なくとも各バー18間に設けた間隙19およびデ
ータ部21の走査方向前後を挟む導入部20・20aを
蛍光体層により形成している。
【0023】かかる構成をとることにより、データ部2
1をどちらの方向から走査しても、その前後において必
ず、データ部21を構成する各バー18および間隙19
の幅より十分長く持続する導入部20を通過させ、デー
タ部21の位置を容易に検知できる様にするとともに、
データ部21の全域におけるコントラストの均一化を図
り、走査開始位置における最初のバー18aの太さを誤
って検出するのを防止可能としている。
【0024】なおマーク14を構成する蛍光物質として
は、例えばネオジウム(Nd)、イッテルビウム(Y
b)、ユーロビウム(Eu)、ツリウム(Tm)、プラ
セオジウム(Pr)、ジスプロシウム(Dy)等の希土
類元素単体、もしくはそれらの混合物を発光中心とし、
それらの発光中心が燐酸塩、モリブデン酸塩、タングス
テン酸塩等の酸化物が母体に含まれる蛍光体粉末により
形成することが好ましい。しかし、任意波長の光を照射
することにより、残光性を有する蛍光16を発生するも
のであれば、その材料を適宜変更して実施できることは
勿論である。
【0025】本実施例では、Li(NdO.9YbO.1)P4
O12の様な蛍光体を含む蛍光塗料を印刷して形成するこ
とにより、例えば波長が800nm付近の近赤外領域の
励起光を照射した時、1000nm付近の波長でピーク
値を持つ赤外領域の蛍光16を発生するとともに、光照
射を停止しても、90〜10%の減衰時間が400〜6
00μs程度の残光を発生する様に構成している。
【0026】本発明にかかるマーク検出装置は、図3に
示す如く、上記の様にして形成されたカード10の走行
部22と、そのカード走行部22によって移行されるカ
ード10に対する光照射部23と、光が照射された位置
から放出される光24を取り込んで電気信号に変換する
光電変換部25と、変換された電気信号中からマーク1
4の形成位置に対応したマーク信号S1を出力するマー
ク検出部26と、検出したマーク信号S1からカード1
0上のデータ内容を判定するデータ処理部27とを備え
ている。
【0027】カード走行部22は、カード10の挿入時
期に対応してモータ駆動回路28で回転駆動されるロー
ラ29によってカード10の両側縁を支持しながら、例
えば毎秒200〜400mm程度の一定速度で水平移行
させることにより、カード10の上面側に蛍光物質をも
って形成されたバーコード状のマーク14が、光照射部
23と光電変換部25の下方位置を通過する様にしてい
る。このモータ駆動回路28の動作時期に関するデータ
はデータ処理部27に対して送られ、マーク内容を判定
するためのデータ処理の必要時期を知らせる。
【0028】光照射部23は、マーク14の検出時期に
対応して所定の直流電圧を出力する発光源駆動電源30
と、その発光源駆動電源30による通電によって所定の
光15を発生する発光源31とから構成される。
【0029】発光源31は、発光中心波長が800nm
付近の近赤外線を発生する発光ダイオードの様な発光素
子32における光放出部分に、図2に示す如く、グラス
ファイバー製の光ガイド33を取り付けたものである。
この光ガイド33の先端を、カード10の表面に対して
2mmあるいはそれ以下の距離にまで接近させるととも
に、光ガイド33の全体を、マーク14の移行方向と直
交する面上で且つ水平方向から45〜60゜の傾斜角を
設けて配置している。
【0030】このカード10上における光照射位置から
放出される光24を電気信号に変換する光電変換部25
は、入射した光を電流の変化に変換する検出器34と、
電流変化を電圧変化に変換したのち所定大きさに増幅す
る交流増幅回路35とから構成される。
【0031】検出器34は、赤外域に受光感度を有する
フォトセルやフォトダイオードの様な受光素子36にお
ける受光面上に、マーク14から発生される蛍光16の
波長の光を選択的に通す光学フィルタ37を介して、発
光源31側と略同様な光ガイド38を固定したものが使
用される。
【0032】ここで、検出器34側の光ガイド38の先
端を発光源31側の光ガイド33の先端に隣接させると
ともに、上記したマーク14の移行方向と直交する面上
で且つ例えば105〜115゜程度の傾斜角を設けるこ
とにより、マーク14の表面に対する照射光15の照射
位置から発せられる反射光42と蛍光16を含む光24
を入射光として内部に取り込む。この取り込まれた光2
4は、受光素子36で入射光の強度に比例した図4
(b)に例示する様な電圧に変換するとともに、交流増
幅回路35で所定の電圧値に増幅したあと、その信号S
2をマーク検出部26に入力し、マーク位置に対応した
信号を取り出す。
【0033】マーク検出部26は、マーク形成位置に対
応した図4(c)の様なマーク信号S1を出力する比較
回路39と、該比較回路39における比較値Vcを設定
する比較値設定回路40と、マーク14中におけるデー
タ部21を判定するデータ部判定回路41とから構成さ
れる。
【0034】比較値設定回路40は、光電変換部25か
ら送られる電気信号S2におけるマーク14の導入部2
0に対応する部分を検出し、その導入部20におけるレ
ベルに比例させて比較値Vcを決定して比較回路39に
入力する。それと同時に、データ部判定回路41に向け
て所定の信号S3を送り、データ部21の検出を開始し
たことを知らせる。
【0035】データ部判定回路41は、上記した比較回
路39に対して比較値Vcと入力信号S2の比較時期を
知らせるものであって、前記比較値設定回路40から送
られるスタート信号S3によりデータ部21の走査開始
を検出する一方、比較回路39から出力される信号S1
によりデータ部21の終了を検知し、信号S4を比較回
路39に送って知らせる。
【0036】比較回路39は、光電変換部25から送ら
れる信号S2のレベルが設定値Vcを下回る時期に対応
して、図4(c)の様に矩形波状の信号S1を出力する
ものであって、かかる出力信号S1はデータ処理部27
に順次送られ、信号S1のパルス幅およびパルス間隔を
測定することにより、マーク14のデータ部21で表現
されたデータ内容を解析する。
【0037】次に上記したマーク検出部26における動
作を、図5に示す流れ図を用いて更に詳細に説明する。
まずステップ50で装置をスタートさせると、ステップ
51で初期設定を行なったあと、ステップ52から始ま
る比較値設定工程に入る。
【0038】比較値設定工程では、光電変換部25から
送られる入力信号S2を微分するなどして、信号レベル
が急激に立ち上がる時期をステップ52で常時検知して
おく。ここで図4における時刻t1に立ち上がりが検知
されると、ステップ53でタイマーを始動して計時を開
始し、ステップ54で入力信号の立ち下がりが検出され
るのを待つ。
【0039】信号レベルの立ち下がりが認められると、
更にステップ55でタイマーの経過時間を調べる。その
時、経過時間が予め設定した時間を下回っていることが
判定されると、ノイズなどの不要な信号入力と判断して
ステップ52に戻る。しかし、時刻t2に検出された信
号レベルの立ち下がり時に、ステップ55で設定時間の
経過が認められると、例えば立ち上がりから立ち下がり
までの信号レベルにおける平均値Vmを予め設定した割
合で分圧した電圧値をステップ56で比較値Vcとして
決定し、比較回路39に入力する。それと同時に、ステ
ップ57において、データ部判定回路41を介して比較
回路39に信号S4を送り、比較動作開始を指示する。
【0040】比較回路39では、ステップ58における
比較処理工程において、入力信号S2のレベルが設定値
Vcを下回る期間に対応して「H」レベルの信号を、上
回る期間に対応して「L」レベルの信号を各々出力する
ことにより、本来のデータである蛍光塗料層が形成され
ていない箇所に対応した矩形波状のマーク信号S1が出
力される。
【0041】かかるマーク信号S1は、同時にステップ
59において「L」レベルの持続時間が検知され、かか
る時間が予め設定した時間を超えることが判定される
と、マーク14におけるデータ部21を過ぎてもう一方
の導入部20aに入ったことを比較回路39に対して知
らせ、比較処理工程を終了させるのである。
【0042】なお、上記した図1(a)の様に従来のコ
ードマークにおける全体を反転させるのに代えて、図1
(b)の様な反転したデータ部21あるいは図1(c)
の様な反転しないデータ部21aの前後を導入部20・
20aで挟んだものであってもよい。またマーク14の
走査方向が一定であるなら、導入部20は走査の開始位
置に対応させて1か所のみ設けることで足りる。また導
入部20の形状も矩形状に限らず、データ部21との区
別が可能な形状であれば、任意に変更できることは勿論
である。
【0043】またマーク検出部26の構成は、光電変換
部25から送られる信号S2を上記の如く順次にデータ
処理していくのに代えて、一連の入力波形の変化をサン
プリングしながら一旦記憶し、そのデータを上記の手順
あるいは類似の手順を利用して、マーク14の形成位置
を検出することも可能である。
【0044】更に、上記の様に照射光15を連続的に照
射して蛍光16を検出する場合に限らず、照射光15を
断続させることにより、蛍光16の残光成分を利用して
マーク14の形成位置を判定する場合にも利用できるこ
とは勿論であって、蛍光16の検出方法が限定されない
ことは勿論である。
【0045】更にまた、マーク検出装置側を固定してマ
ーク14を移行させるのに代えて、例えば光照射部23
と光電変換部25を一体的な携帯型のプローブ形状と
し、マーク14側を固定して検出装置側を手動あるいは
自動的に移行させる様にしてもよい。また、照射光15
を走査させ、その走査位置から放出される光を検出器3
4で検出する様にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる検知用マークを従来例と対比し
ながら示す説明図である。
【図2】マークに対する光の照射および検知状態を示す
説明図である。
【図3】マーク検出装置の全体的な構成を示すブロック
図である。
【図4】マークの検知状態を示す説明図である。
【図5】マーク検出部における動作の一例を示す流れ図
である。
【符号の説明】
10 カード 11 基材 12 下地層 13 磁性層 14 マーク 15 照射光 16 蛍光 17 地模様部 18 バー 19 間隙 20 導入部 21 データ部 22 カード走行部 23 光照射部 24 入射光 25 光電変換部 26 マーク検出部 27 データ処理部 28 モータ駆動回路 29 ローラ 30 発光源駆動電源 31 発光源 32 発光素子 33 光ガイド 34 検出器 35 交流増幅回路 36 受光素子 37 光学フィルタ 38 光ガイド 39 比較回路 40 比較値設定回路 41 データ部判定回路 42 反射光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光物質で任意の模様を形成する一方、
    励起光の照射に対して相対移行させながら、発生される
    蛍光を検知してその模様の形成位置を検出する光学式の
    検知用マークであって、 表示すべきデータに対応した模様が形成されたデータ部
    (21)と、 該データ部(21)に対する励起光の照射に先だって走
    査される部分に形成された導入部(20)とを備え、 上記した導入部(20)が、データ部(21)において
    形成される模様の内で最も長い連続部分よりも十分長く
    連続することを特徴とする光学式の検知用マーク。
  2. 【請求項2】 上記データ部(21)に形成される模様
    はバーコード仕様のものであって、 複数本のバー(18)により構成されるデータ部(2
    1)と、そのバー(18)が配設される地模様部(1
    7)とが、蛍光物質により反転して媒体上に印刷形成さ
    れることにより、 上記導入部(20)がデータ部(21)の周囲を所定幅
    で包囲して形成される請求項1記載の検知用マーク。
  3. 【請求項3】 上記した請求項1または2記載の検知用
    マークの検出方法であって、 その強さが略一定の光を照射する光照射工程と、 光の照射位置から放出される光を取り込むとともに、電
    気信号に変換する光電変換工程と、 マーク中の導入部(20)に対応する電気信号から比較
    値を自動的に設定する比較値設定工程と、 マーク中のデータ部(21)に対応する検出値と前記比
    較値とを比べ、検出値が比較値を超えるとマークの形成
    位置であると判定するマーク判定工程とを備えた検知用
    マークの検出方法。
JP07957294A 1994-03-17 1994-03-25 光学式の検知用マーク Expired - Fee Related JP3632773B2 (ja)

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