JPH07271560A - 動作環境設定装置および動作環境設定方法 - Google Patents

動作環境設定装置および動作環境設定方法

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JPH07271560A
JPH07271560A JP8564894A JP8564894A JPH07271560A JP H07271560 A JPH07271560 A JP H07271560A JP 8564894 A JP8564894 A JP 8564894A JP 8564894 A JP8564894 A JP 8564894A JP H07271560 A JPH07271560 A JP H07271560A
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JP
Japan
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program
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code
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setup
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Application number
JP8564894A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Sakai
哲夫 酒井
Masaki Kashiwagi
正樹 柏木
Hideo Ikeno
秀夫 池野
Hiroshige Yamaguchi
裕成 山口
Mamoru Osada
守 長田
Yasuhiko Sasaki
安彦 佐々木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザによるインストールおよびセットアッ
プのための作業を行うことなく、実行形式のプログラム
が実行可能な動作環境を設定することができる動作環境
設定装置を提供する。 【構成】 ステップS501では、インストール情報テ
ーブルを外部メディア装置から読み出し、RAMのイン
ストール機能領域上に展開する。次いで、ステップS5
02およびステップS503が実行され、ステップS5
03では、セットされた格納メディアに格納されている
ファイルに対しユーザが通常使用する環境へのインスト
ール処理を行う。インストール作業の終了後に、ステッ
プS505が実行される。ステップS505では、RA
Mのセットアップ機能領域に展開されたセットアップ機
能部を起動し、RAMの実行形式プログラム領域に展開
された実行プログラム部が実行可能となるように環境設
定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アプリケーションプロ
グラム、ユーティリティプログラムなどの実行形式のプ
ログラムのインストール処理およびセットアップ処理を
行うための動作環境設定装置および動作環境設定方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インストールおよびセットアッ
プを必要とするアプリケーションプログラム、ユーティ
リティプログラムなどの実行形式のプログラムは、実行
プログラムに対応するインストールプログラムおよびセ
ットアッププログラムを実行することによって動作環境
を設定した後に実行される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記実行形式
のプログラムを実行するための動作環境の設定は、実行
プログラムに対応するインストールプログラムおよびセ
ットアッププログラムを実行することによって行われる
から、実行プログラム毎にユーザはインストールプログ
ラムおよびセットアッププログラムを実行させるための
作業を行い、動作環境を設定する必要がある。
【0004】また、既に実行形式のプログラムがインス
トールされているユーザ環境が破壊されたとき、再度、
インストールおよびセットアップのための作業を行う必
要があり、手間が掛かる。
【0005】本発明の目的は、ユーザによるインストー
ルおよびセットアップのための作業を行うことなく、実
行形式のプログラムが実行可能な動作環境を設定するこ
とができる動作環境設定装置および動作環境設定方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の動
作環境設定装置は、少なくとも1つのファイルを有する
実行プログラム部、その実行プログラム部のファイルの
コピーをするインストール処理をするためのコードが記
述されているインストール機能部およびその実行プログ
ラム部が実行可能な環境設定処理をするためのコードが
記述されているセットアップ機能部を含む実行形式のプ
ログラムを格納する記憶手段と、前記記憶手段から前記
実行プログラム部および前記インストール機能部を読み
出し、前記インストール機能部のコードに基づき前記実
行プログラム部のインストール処理を行うインストール
手段と、前記記憶手段から前記セットアップ機能部を読
み出し、前記セットアップ機能部のコードに基づき前記
実行プログラム部を実行可能とするための環境設定処理
を行うセットアップ手段とを備えることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の動
作環境設定装置において、前記記憶手段は、前記実行形
式のプログラムを記憶している少なくとも一つの記憶媒
体を有することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の動
作環境設定装置において、前記記憶媒体の数は複数から
なり、各記憶媒体の種類は同じであることを特徴とす
る。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項2記載の動
作環境設定装置において、前記記憶媒体の数は複数から
なり、各記憶媒体の種類は異なることを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項2記載の動
作環境設定装置において、前記実行形式のプログラムは
前記記憶媒体に圧縮して格納され、前記インストール手
段は前記記憶媒体から前記インストール機能部を伸長し
ながら読み出し、この読み出されたインストール機能部
のコードに基づき前記実行プログラム部のインストール
処理を行い、前記セットアップ手段は前記記録媒体から
前記セットアップ機能部を伸長しながら読みだし、この
読み出されたセットアップ機能部のコードに基づき前記
実行プログラム部を実行可能とするための環境設定処理
を行うことを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項3または請
求項4記載の動作環境設定装置において、前記実行形式
のプログラムは複数のプログラム部分に分割され、各プ
ログラム部分は対応する前記記憶媒体にそれぞれ格納さ
れ、前記インストール手段は前記実行プログラム部に対
応するプログラム部分および前記インストール機能部に
対応するプログラム部分を対応する記憶媒体から読み出
し、前記インストール機能部のコードに基づき前記実行
プログラム部に対応するプログラム部分を連結すること
によって前記実行プログラム部を復元した後にインスト
ール処理を行い、前記セットアップ手段は前記セットア
ップ機能部に対応するプログラム部分を対応する記憶媒
体から読み出し、前記セットアップ機能部のコードに基
づき前記実行プログラム部を実行可能とするための環境
設定処理を行うことを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項3または請
求項4記載の動作環境設定装置において、前記実行形式
のプログラムは複数のプログラム部分に分割され、各プ
ログラム部分は対応する記録媒体にそれぞれ圧縮して格
納され、前記インストール手段は前記実行プログラム部
に対応するプログラム部分および前記インストール機能
部に対応するプログラム部分を対応する記憶媒体から伸
長しながら読み出し、前記インストール機能部のコード
に基づき前記実行プログラム部に対応するプログラム部
分を連結することによって実行プログラム部を復元した
後にインストール処理を行い、前記セットアップ手段は
前記セットアップ機能部に対応するプログラム部分を対
応する記憶媒体から伸長しながら読み出し、前記セット
アップ機能部のコードに基づき前記実行プログラム部を
実行可能とするための環境設定処理を行うことを特徴と
する。
【0013】請求項8記載の発明の動作環境設定装置
は、既に実行形式のプログラムがインストールされてい
るユーザ使用環境状態が、前記実行形式のプログラムが
実行可能な環境状態であるか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段の判定結果が前記ユーザ使用環境状態
が前記実行形式のプログラムが実行可能な環境状態でな
いことを示すとき、前記ユーザ使用環境状態を前記実行
形式のプログラムが実行可能な環境状態に修復する修復
手段とを備えることを特徴とする。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項8記載の動
作環境設定装置において、前記実行形式のプログラム
は、実行プログラム部と、前記実行プログラム部が実行
可能な環境状態を設定するためのコードが記述されてい
る環境設定機能部とを含み、前記判定手段は前記環境設
定機能部のコードに基づき前記ユーザ使用環境状態が前
記実行形式のプログラムが実行可能な環境状態であるか
否かを判定し、前記修復手段は前記環境設定機能部のコ
ードに基づき前記ユーザ使用環境を前記実行形式のプロ
グラムが実行可能な環境状態に修復することを特徴とす
る。
【0015】請求項10記載の発明は、請求項8記載の
動作環境設定装置において、前記実行形式のプログラム
の実行プログラム部が実行可能な環境状態を設定するた
めのコードが記述されている環境設定機能ファイルを格
納する記憶手段を備え、前記判定手段は前記環境機能設
定ファイルのコードに基づき前記ユーザ使用環境状態が
前記実行プログラム部が動作可能な環境状態にあるか否
かを判定し、前記修復手段は前記環境設定機能ファイル
のコードに基づき前記ユーザ使用環境を前記実行プログ
ラム部が実行可能な環境状態に修復することを特徴とす
る。
【0016】請求項11記載の発明の動作環境設定方法
は、少なくとも1つのファイルを有する実行プログラム
部、その実行プログラム部のファイルのコピーをするイ
ンストール処理をするためのコードが記述されているイ
ンストール機能部およびその実行プログラムが実行可能
な環境設定処理をするためのコードが記述されているセ
ットアップ機能部を含む実行形式のプログラムを記憶手
段に格納し、インストール手段で前記記憶手段から前記
実行プログラム部および前記インストール機能部を読み
出し、前記インストール機能部のコードに基づき前記実
行プログラム部のインストール処理を行い、セットアッ
プ手段で前記記憶手段から前記セットアップ機能部を読
み出し、前記セットアップ機能部のコードに基づき前記
実行プログラム部を実行可能とするための環境設定処理
を行うことを特徴とする。
【0017】請求項12記載の発明の動作環境設定方法
は、判定手段で既に実行形式のプログラムがインストー
ルされているユーザ使用環境状態が、前記実行形式のプ
ログラムが実行可能な環境状態であるか否かを判定し、
修復手段で前記判定手段の判定結果が前記ユーザ使用環
境状態が前記実行形式のプログラムが実行可能な環境状
態でないことを示すとき、前記ユーザ使用環境状態を前
記実行形式のプログラムが実行可能な環境状態に修復す
ることを特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1記載の動作環境設定装置では、少なく
とも1つのファイルを有する実行プログラム部、その実
行プログラム部のファイルのコピーをするインストール
処理をするためのコードが記述されているインストール
機能部およびその実行プログラム部が実行可能な環境設
定処理をするためのコードが記述されているセットアッ
プ機能部を含む実行形式のプログラムを記憶手段に格納
し、インストール手段で前記記憶手段から前記実行プロ
グラム部および前記インストール機能部を読み出し、前
記インストール機能部のコードに基づき前記実行プログ
ラム部のインストール処理を行い、セットアップ手段で
前記記憶手段から前記セットアップ機能部を読み出し、
前記セットアップ機能部のコードに基づき前記実行プロ
グラム部を実行可能とするための環境設定処理を行う。
【0019】請求項2記載の動作環境設定装置では、前
記記憶手段が、前記実行形式のプログラムを記憶してい
る少なくとも一つの記憶媒体を有する。
【0020】請求項3記載の動作環境設定装置では、前
記記憶媒体の数が複数からなり、各記憶媒体の種類が同
じである。
【0021】請求項4記載の動作環境設定装置では、前
記記憶媒体の数が複数からなり、各記憶媒体の種類が異
なる。
【0022】請求項5記載の動作環境設定装置では、前
記実行形式のプログラムが前記記憶媒体に圧縮して格納
され、前記インストール手段で前記記憶媒体から前記イ
ンストール機能部を伸長しながら読み出し、この読み出
されたインストール機能部のコードに基づき前記実行プ
ログラム部のインストール処理を行う。
【0023】請求項6記載の動作環境設定装置では、前
記実行形式のプログラムが複数のプログラム部分に分割
され、各プログラム部分が対応する前記記憶媒体にそれ
ぞれ格納され、前記インストール手段で前記実行プログ
ラム部分に対応するプログラム部分および前記インスト
ール機能部に対応するプログラム部分を対応する記憶媒
体から読み出し、前記インストール機能部のコードに基
づき前記実行プログラム部に対応するプログラム部分を
連結することによって前記実行プログラム部を復元した
後にインストール処理を行い、前記セットアップ手段は
前記セットアップ機能部に対応するプログラム部分を対
応する記憶媒体から読み出し、前記セットアップ機能部
のコードに基づき前記実行プログラム部を実行可能とす
るための環境設定処理を行う。
【0024】請求項7記載の動作環境設定装置では、前
記実行形式のプログラムが複数のプログラム部分に分割
され、各プログラム部分が対応する記録媒体にそれぞれ
圧縮して格納され、前記インストール手段で前記実行プ
ログラム部に対応するプログラム部分および前記インス
トール機能部に対応するプログラム部分を対応する記憶
媒体から伸長しながら読み出し、前記インストール機能
部のコードに基づき前記実行プログラム部に対応するプ
ログラム部分を連結することによって実行プログラム部
を復元した後にインストール処理を行い、前記セットア
ップ手段は前記セットアップ機能部に対応するプログラ
ム部分を対応する記憶媒体から伸長しながら読み出し、
前記セットアップ機能部のコードに基づき前記実行プロ
グラム部を実行可能とするための環境設定処理を行う。
【0025】請求項8記載の動作環境設定装置では、判
定手段で既に実行形式のプログラムがインストールされ
ているユーザ使用環境状態が、前記実行形式のプログラ
ムが実行可能な環境状態であるか否かを判定し、修復手
段で前記判定手段の判定結果が前記ユーザ使用環境状態
が前記実行形式のプログラムが実行可能な環境状態でな
いことを示すとき、前記ユーザ使用環境状態を前記実行
形式のプログラムが実行可能な環境状態に修復する。
【0026】請求項9記載の動作環境設定装置では、前
記実行形式のプログラムが、実行プログラム部と、前記
実行プログラム部が実行可能な環境状態を設定するため
のコードが記述されている環境設定機能部とを含み、前
記判定手段で前記環境設定機能部のコードに基づき前記
ユーザ使用環境状態が前記実行形式のプログラムが実行
可能な環境状態であるか否かを判定し、前記修復手段で
前記環境設定機能部のコードに基づき前記ユーザ使用環
境を前記実行形式のプログラムが実行可能な環境状態に
修復する。
【0027】請求項10記載の動作環境設定装置では、
記憶手段に前記実行形式のプログラムの実行プログラム
部が実行可能な環境状態を設定するためのコードが記述
されている環境設定機能ファイルを格納し、前記判定手
段で前記環境機能設定ファイルのコードに基づき前記ユ
ーザ使用環境状態が前記実行プログラム部が動作可能な
環境状態にあるか否かを判定し、前記修復手段で前記環
境設定機能ファイルのコードに基づき前記ユーザ使用環
境を前記実行プログラム部が実行可能な環境状態に修復
する。
【0028】請求項11記載の動作環境設定方法では、
少なくとも1つのファイルを有する実行プログラム部、
その実行プログラム部のファイルのコピーをするインス
トール処理をするためのコードが記述されているインス
トール機能部およびその実行プログラムが実行可能な環
境設定処理をするためのコードが記述されているセット
アップ機能部を含む実行形式のプログラムを記憶手段に
格納し、インストール手段で前記記憶手段から前記実行
プログラム部および前記インストール機能部を読み出
し、前記インストール機能部のコードに基づき前記実行
プログラム部のインストール処理を行い、セットアップ
手段で前記記憶手段から前記セットアップ機能部を読み
出し、前記セットアップ機能部のコードに基づき前記実
行プログラム部を実行可能とするための環境設定処理を
行う。
【0029】請求項12記載の動作環境設定方法では、
判定手段で既に実行形式のプログラムがインストールさ
れているユーザ使用環境状態が、前記実行形式のプログ
ラムが実行可能な環境状態であるか否かを判定し、修復
手段で前記判定手段の判定結果が前記ユーザ使用環境状
態が前記実行形式のプログラムが実行可能な環境状態で
ないことを示すとき、前記ユーザ使用環境状態を前記実
行形式のプログラムが実行可能な環境状態に修復する。
【0030】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図を参照し
ながら説明する。
【0031】(第1実施例)図1は本発明の動作環境設
定装置の一実施例が用いられている演算処理装置の構成
を示すブロック図、図2は図1の演算処理装置に用いら
れているRAMのメモリマップを示す図である。
【0032】演算処理装置は、図1に示すように、制御
および演算処理を行うCPU101を備える。CPU1
01によるシステムの起動には、ROM(読出専用メモ
リ)102に格納されているシステム起動プログラムが
用いられる。ROM102には、システム起動プログラ
ムとともに文字パターン、データなどが格納されてい
る。文字パターンは、通常、システムフォントとして使
用されるとともにメニューの文字表示などに利用され
る。
【0033】CPU101の制御、演算処理には、RA
M(ランダムアクセスメモリ)103が作業データ格納
領域として用いられる。RAM103には、各処理毎に
発生するデータ、外部からロードされるプログラムなど
が格納される。例えば、RAM103は、図2に示すよ
うに、システムがロードされるシステム領域201と、
実行形式のプログラムに含まれる実行プログラム部がロ
ードされる実行形式プログラム領域202と、実行形式
のプログラムに含まれるインストール機能部を格納する
インストール機能領域203と、実行形式のプログラム
に含まれるセットアップ機能部を格納するセットアップ
機能領域204とを有する。この実行形式のプログラム
とは、実行プログラム部のファイルコピーをするための
インストール処理、実行プログラム部が実行可能な環境
設定をするためのセットアップ処理が必要なアプリケー
ションプログラム、ユーティリティプログラムなどのプ
ログラムを指す。この実行プログラム部は少なくとも1
つのファイルを有し、インストール機能部には実行プロ
グラム部のインストール処理をするためのコードが記述
され、セットアップ機能部には実行プログラム部が実行
可能な環境を設定するためのセットアップ処理をするた
めのコードが記述されている。
【0034】実行形式のプログラムは外部メディア装置
109に格納されている。外部メディア装置109は、
フロッピィディスク装置、ハードディスク装置、光磁気
ディスク装置およびCD−ROM装置を含む記憶装置か
らなる。本実施例では、実行形式のプログラムはフロッ
ピィディスク装置、ハードディスク装置、光磁気ディス
ク装置およびCD−ROM装置の少なくともいずれか一
つに格納され、その格納メディアの数は複数である。外
部メディア装置109の動作はメディア制御部108で
制御され、メディア制御部108にはシステムバス11
2を介してCPU101から指示が与えられる。
【0035】CPU101には、キーボード105から
指示が与えられる。キーボード105は複数の操作キー
(図示せず)を有し、各キー操作によって対応する指示
信号が生成される。この指示信号はキーボード制御部1
04およびシステムバス112を介してCPU101に
与えられる。
【0036】CPU101による処理結果などはCRT
107に表示されるとともにプリンタ111によって記
録紙に記録される。CRT107は表示制御部106に
よって駆動され,表示制御部106に対する制御はCP
U101によって行われる。プリンタ111はプリンタ
制御部110で駆動され、プリンタ制御部110はCP
U101によってシステムバス112を介して制御され
る。
【0037】次に、外部メディア装置109内の一つの
メディア例えば一つのフロッピィーディスクに格納され
ている実行形式のプログラムの初期起動時における動作
について図を参照しながら説明する。図3は図1の演算
処理装置の外部メディア装置内の一つのメディアに格納
されている実行形式のプログラムの初期起動時における
動作を示すフローチャート、図4は図1の演算処理装置
の外部メディア装置内の一つのメディアに格納されてい
る実行形式のプログラムの初期起動時に用いられる起動
情報テーブルの構造を示す図である。
【0038】プログラムの実行要求が出されると、図3
に示すように、まず、ステップS301が実行される。
ステップS301では、実行要求がされたプログラムが
既にインストールされているか否かの判定を環境設定の
ファイルの有無に基づき行う。
【0039】実行対象のプログラムが既にインストール
されているとき、ステップS307が実行される。ステ
ップS307では、インストールされているプログラム
を実行する。
【0040】実行対象のプログラムがインストールされ
ていないとき、ステップS302が実行され、ステップ
S302では起動用モジュールを立ち上げるための処理
を行う。起動用モジュールとは、実行形式のプログラム
を起動するための最低限必要なコードを外部メディア装
置109より読み出し、RAM102の実行形式プログ
ラム領域202へ展開し実行可能な状態に設定するため
のものである。また、起動モジュールはインストール機
能を司るコード情報を外部メディア装置109から読み
出し、RAM102のインストール機能領域203へ展
開するとともに、セットアップ機能を司るコード情報を
外部メディア装置109から読み出し、RAM102の
セットアップ機能領域204へ展開するためのものであ
る。
【0041】次いで、ステップS303が実行され、ス
テップS303では起動情報テーブルを外部メディア装
置109から読み込む。
【0042】起動情報テーブルには、図4(a),
(b),(c)に示すように、実行形式のプログラムの
コード情報と、インストール機能部のコード情報と、セ
ットアップ機能部のコード情報とが記述されている。実
行形式のプログラムのコード情報は、図4(a)に示す
ように、ファイル名、コード名、格納先を示すメディア
を含む。同様に、インストール機能部のコード情報、セ
ットアップ機能部のコード情報は、図4(b),(c)
に示すように、ファイル名、コード名、格納先を示すメ
ディアをそれぞれ含む。なお、起動情報テーブルの所在
は、起動用モジュールのコードの中に埋め込まれていて
も良く、また、起動用モジュールに外部から情報を与え
ても良く、その伝達手段は特に限定されない。
【0043】次いで、ステップS304が実行され、ス
テップS304では、外部メディア装置109から読み
込んだインストール機能部のコード情報に基づきインス
トール機能部のコードを外部メディア装置109から獲
得し、この獲得したインストール機能部のコードをRA
M102のインストール機能領域203へ展開する。
【0044】インストール機能部のコードの展開後、ス
テップS305が実行され、ステップS305では、外
部メディア装置109から読み込んだセットアップ機能
部のコード情報に基づきセットアップ機能部のコードを
外部メディア装置109から獲得し、この獲得したセッ
トアップ機能部のコードをRAM102のセットアップ
機能領域204へ展開する。
【0045】次いで、ステップS306が実行され、ス
テップS306では、外部メディア装置109から読み
込んだ実行形式のプログラムコード情報に基づき実行形
式のプログラムコードすなわち実行プログラム部を外部
メディア装置109から獲得し、この獲得したコードを
RAM102の実行形式プログラム領域202へ展開す
る。
【0046】実行形式のプログラムコードの展開後、ス
テップS307が実行され、ステップS307では、実
行形式のプログラムを実行し、ユーザが実行可能な状態
に設定する。この実行形式のプログラムの実行中に、イ
ンストールおよびセットアップは実行されている。
【0047】また、起動用モジュール、起動情報テーブ
ルはそれぞれ汎用化されたパーツであり、パーツの組み
合わせによっていかなる実行形式のプログラムに対して
も容易に対応することができる。
【0048】次に、インストールおよびセットアップに
おける動作について図を参照しながら詳細に説明する。
図5は図1の演算処理装置の外部メディア装置内の一つ
のメディアに格納されている実行形式のプログラムに対
するインストールおよびセットアップ動作を示すフロー
チャート、図6は図1の演算処理装置の外部メディア装
置内の一つのメディアに格納されている実行形式のプロ
グラムに対するインストールに用いられるインストール
情報テーブルの構造を示す図である。
【0049】インストール処理時、図5に示すように、
まずステップS501が実行される。ステップS501
では、インストール情報テーブルを外部メディア装置1
09から読み出し、RAM102のインストール機能領
域203上に展開する。す。インストール情報テーブル
には、図6に示すように、インストール処理されるファ
イル名を示すインストール対象ファイルと、インストー
ル対象ファイルの格納先を示す格納メディア情報とが記
述されている。
【0050】次いで、ステップS502が実行され、ス
テップS502では、インストール情報テーブルに記述
されている情報に基づき現在接続されている外部メディ
ア装置109に所定の格納メディアがセットされている
か否かを判定する。
【0051】所定の格納メディアがセットされている
と、ステップS503が実行され、所定の格納メディア
がセットされていないとき、ステップS507が実行さ
れる。
【0052】ステップS507では、所定の格納メディ
アを外部メディア装置109にセットすることをユーザ
に分かるように告知する。なお、この告知は、ユーザが
操作している実行形式のプログラムの処理や、ユーザの
操作を妨げないような方法で行われる。
【0053】次いで、ステップS508が実行され、ス
テップS508では、所定のメディアのセット要求に対
し、正しい格納メディアがセットされたか否かを判定す
る。セットされたメディアが正しければ、ステップS5
03が実行され、セットされた格納メディアが正しくな
ければ、ステップS507が再び実行される。
【0054】ステップS503では、セットされた格納
メディアに格納されているファイルに対しユーザが通常
使用する環境へのインストール処理を行う、すなわちフ
ァイルのコピーを行う。インストールを行う場所の決定
方法としては、ユーザによって指定する方法、インスト
ール情報テーブル内にインストール場所を示す情報を記
述する方法、またはインストール機能部のコード情報の
中にインストール場所を示す情報を埋め込む方法などが
用いられるが、特にその決定方法については限定されな
い。
【0055】インストール作業の終了後、ステップS5
04が実行され、ステップS504では、インストール
を行うファイルがまだ存在するか否かを判定する。イン
ストール対象ファイルがまだ存在するとき、ステップS
502からの処理が繰り返される。インストール対象フ
ァイルが存在しないとき、ステップS505が実行され
る。
【0056】ステップS505では、RAM102のセ
ットアップ機能領域204に展開されたセットアップ機
能部を起動し、RAM102の実行形式プログラム領域
202に展開された実行プログラム部が実行可能となる
ように環境設定を行う。この環境設定における処理内容
は実行形式のプログラムに依存する内容であり、この内
容には特定のまたは一般的な処理手続きが存在しないか
ら、その処理内容については言及しない。
【0057】次いで、ステップS506が実行され、ス
テップS506では、環境設定、すなわちセットアップ
に関する情報を環境設定ファイルに書き込み、現在の設
定状態を保持する。環境ファイル書込場所の決定方法と
しては、ユーザによって指定する方法、セットアップ機
能部のコード情報内に書込場所を示す情報を記述する方
法などが用いられるが、特にその決定方法については限
定されない。環境ファイルに書き込む内容は実行形式の
プログラムに依存する内容であり、その内容には一般的
な記述内容などが存在しないから、その内容についての
説明は省略する。
【0058】以上により、外部メディア装置109から
読み出されたインストール機能部のコードに基づき実行
プログラム部に対するインストール処理が行われ、読み
出されたセットアップ機能部のコードに基づき実行プロ
グラム部が実行可能な環境設定をするためのセットアッ
プ処理が行われるから、ユーザによるインストールおよ
びセットアップのための作業を行うことなく、実行形式
のプログラムが実行可能な動作環境を設定することがで
きる。
【0059】なお、本実施例では、実行形式のプログラ
ムがフロッピィーディスクに格納されている例について
説明したが、実行形式のプログラムを他のメディア例え
ばハードディスク装置などに格納することもできる。
【0060】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
について図を参照しながら説明する。
【0061】本実施例では、前記実行形式のプログラム
をインストール機能部とセットアップ機能部と実行プロ
グラム部とに分割するとともに実行プログラムを複数の
プログラム部分の分割し、インストール機能部を外部メ
ディア装置109の第1のメディアに、セットアップ機
能部を第2のメディアに、実行プログラム部の各プログ
ラム部分を対応する第3のメディアにそれぞれ格納して
いる。前記第1のメディア、第2のメディアおよび各第
3のメディアは互いに同一種類のメディアからなる。例
えば、格納先メディアとして、複数のフロッピーディス
クが用いられている。
【0062】次に、外部メディア装置109内の複数の
メディアに格納されている実行形式のプログラムの初期
起動時における動作について図を参照しながら説明す
る。図7および図8は図1の演算処理装置の外部メディ
ア装置内の複数のメディアに格納されている実行形式の
プログラムの初期起動時における動作を示すフローチャ
ート、図9は図1の演算処理装置の外部メディア装置内
の複数のメディアに格納されている実行形式のプログラ
ムの初期起動時に用いられる起動情報テーブルの構造を
示す図である。
【0063】プログラムの実行要求が出されると、図7
に示すように、まず、ステップS701が実行される。
ステップS701では、実行要求がされたプログラムが
既にインストールされているか否かの判定を環境設定の
ファイルの有無に基づき行う。
【0064】実行対象のプログラムが既にインストール
されているとき、ステップS710が実行され、実行対
象のプログラムがインストールされていないとき、ステ
ップS702が実行される。
【0065】ステップS702では起動用モジュールを
立ち上げるための処理を行う。起動用モジュールとは、
実行形式のプログラムを起動するための最低限必要なコ
ードを外部メディア装置109より読み出し、RAM1
02の実行形式プログラム領域202へ展開し実行可能
な状態に設定するためのものである。また、起動モジュ
ールはインストール機能を司るコード情報を外部メディ
ア装置109から読み出し、RAM102のインストー
ル機能領域203へ展開するとともに、セットアップ機
能を司るコード情報を外部メディア装置109から読み
出し、RAM102のセットアップ機能領域204へ展
開するためのものである。
【0066】次いで、ステップS703が実行され、ス
テップS703では起動情報テーブルを外部メディア装
置109から読み込む。
【0067】起動情報テーブルには、図9(a),
(b),(c)に示すように、実行形式のプログラムの
コード情報と、インストール機能部のコード情報と、セ
ットアップ機能部のコード情報とが記述されている。実
行形式のプログラムのコード情報は、図9(a)に示す
ように、ファイル名、コード名、格納先を示すメディア
を含む。同様に、インストール機能部のコード情報、セ
ットアップ機能部のコード情報は、図9(b),(c)
に示すように、ファイル名、コード名、格納先を示すメ
ディアをそれぞれ含む。なお、起動情報テーブルの所在
は、起動用モジュールのコードの中に埋め込まれていて
も良く、また、起動用モジュールに外部から情報を与え
ても良く、その伝達手段は特に限定されない。
【0068】次いで、ステップS705が実行され、ス
テップS705では、既に読み込んだインストール機能
部のコード情報に基づきインストール機能部が格納され
ているメディアが外部メディア装置109にセットされ
ているか否かを判定する。インストール機能部が格納さ
れているメディアが外部メディア装置109にセットさ
れているとき、ステップS705が実行され、インスト
ール機能部が格納されているメディアが外部メディア装
置109にセットされていないとき、ステップS714
が実行される。
【0069】ステップS714では、所定のメディアの
セット要求をユーザに分かるように告知する。セット要
求後、再びステップS704が実行される。
【0070】ステップS705では、外部メディア装置
109から読み込んだインストール機能部のコード情報
に基づきインストール機能部のコードを外部メディア装
置109から獲得し、この獲得したインストール機能部
のコードをRAM102のインストール機能領域203
へ展開する。
【0071】次いで、ステップS706が実行され、ス
テップS706ではさらに読み込むべきインストール機
能部のコードが存在するか否かを判定する。読み込むべ
きインストール機能部のコードがさらに存在するとき、
再びステップS704が実行され、読み込むべきインス
トール機能部のコードが存在しないとき、ステップS7
07(図8に示す)が実行される。
【0072】ステップS707では、図8に示すよう
に、既に読み込んだセットアップ機能部のコード情報に
基づきセットアップ機能部が格納されているメディアが
外部メディア装置109にセットされているか否かを判
定する。セットアップ機能部が格納されているメディア
が外部メディア装置109にセットされているとき、ス
テップS708が実行され、セットアップ機能部が格納
されているメディアが外部メディア装置109にセット
されていないとき、ステップS715が実行される。
【0073】ステップS715では、所定のメディアの
セット要求をユーザに分かるように告知する。セット要
求後、再びステップS707が実行される。
【0074】ステップS708では、外部メディア装置
109から読み込んだセットアップ機能部のコード情報
に基づきセットアップ機能部のコードを外部メディア装
置109から獲得し、この獲得したセットアップ機能部
のコードをRAM102のセットアップ機能領域204
へ展開する。
【0075】次いで、ステップS709が実行され、ス
テップS709ではさらに読み込むべきセットアップ機
能部のコードが存在するか否かを判定する。読み込むべ
きセットアップ機能部のコードがさらに存在するとき、
再びステップS710が実行され、読み込むべきセット
アップ機能部のコードが存在しないとき、ステップS7
10が実行される。
【0076】ステップS710では、既に読み込んだ実
行プログラム部のコード情報に基づき実行プログラム部
が格納されているメディアが外部メディア装置109に
セットされているか否かを判定する。実行プログラム部
が格納されているメディアが外部メディア装置109に
セットされているとき、ステップS711が実行され、
実行プログラム部が格納されているメディアが外部メデ
ィア装置109にセットされていないとき、ステップS
716が実行される。
【0077】ステップS716では、所定のメディアの
セット要求をユーザに分かるように告知する。セット要
求後、再びステップS710が実行される。
【0078】ステップS711では、外部メディア装置
109から読み込んだ実行プログラム部のコード情報に
基づき実行プログラム部のコードを外部メディア装置1
09から獲得し、この獲得した実行プログラム部のコー
ドをRAM102の実行形式プログラム領域202へ展
開する。
【0079】次いで、ステップS712が実行され、ス
テップS712ではさらに読み込むべき実行プログラム
部のコードが存在するか否かを判定する。読み込むべき
実行プログラムのコードがさらに存在するとき、再びス
テップS710が実行され、読み込むべき実行プログラ
ム部のコードが存在しないとき、ステップS713が実
行される。
【0080】ステップS713では、実行形式のプログ
ラムを実行し、ユーザが実行可能な状態に設定する。こ
の実行形式のプログラムの実行中に、インストールおよ
びセットアップは実行されている。
【0081】また、起動用モジュール、起動情報テーブ
ルはそれぞれ汎用化されたパーツであり、パーツの組み
合わせによっていかなる実行形式のプログラムに対して
も容易に対応することができる。
【0082】次に、インストールおよびセットアップに
おける動作について図を参照しながら詳細に説明する。
図10は図1の演算処理装置の外部メディア装置内の複
数のメディアに格納されている実行形式のプログラムに
対するインストールおよびセットアップ動作を示すフロ
ーチャート、図11は図1の演算処理装置の外部メディ
ア装置内の複数のメディアに格納されている実行形式の
プログラムに対するインストールに用いられるインスト
ール情報テーブルの構造を示す図である。
【0083】インストール処理時、図10に示すよう
に、まずステップS901が実行される。ステップS9
01では、インストール情報テーブルを外部メディア装
置109から読み出し、RAM102のインストール機
能領域203上に展開する。インストール情報テーブル
には、図11に示すように、インストール処理されるフ
ァイル名を示すインストール対象ファイルと、インスト
ール対象ファイルの格納先を示す格納メディア情報とが
記述されている。
【0084】次いで、ステップS902が実行され、ス
テップS902では、インストール情報テーブルに記述
されている情報に基づき現在接続されている外部メディ
ア装置109に所定の格納メディアがセットされている
か否かを判定する。
【0085】所定の格納メディアがセットされている
と、ステップS903が実行され、所定の格納メディア
がセットされていないとき、ステップS907が実行さ
れる。
【0086】ステップS907では、所定の格納メディ
アを外部メディア装置109にセットすることをユーザ
に分かるように告知する。
【0087】次いで、ステップS908が実行され、ス
テップS908では、所定のメディアのセット要求に対
し、正しい格納メディアがセットされたか否かを判定す
る。セットされたメディアが正しければ、ステップS9
03が実行され、セットされた格納メディアが正しくな
ければ、ステップS907が再び実行される。
【0088】ステップS903では、セットされた格納
メディアに格納されているファイルに対しユーザが通常
使用する環境へのインストール処理、すなわちファイル
のコピーおよび分割されたファイルの連結を行う。イン
ストールを行う場所の決定方法としては、ユーザによっ
て指定する方法、インストール情報テーブル内にインス
トール場所を示す情報を記述する方法、またはインスト
ール機能部のコード情報の中にインストール場所を示す
情報を埋め込む方法などが用いられるが、特にその決定
方法については限定されない。
【0089】インストール作業の終了後、ステップS9
04が実行され、ステップS904では、インストール
を行うファイルがまだ存在するか否かを判定する。イン
ストール対象ファイルがまだ存在するとき、ステップS
902からの処理が繰り返される。インストール対象フ
ァイルが存在しないとき、ステップS905が実行され
る。
【0090】ステップS905では、RAM102のセ
ットアップ機能領域204に展開されたセットアップ機
能部を起動し、RAM102の実行形式プログラム領域
202に展開された実行プログラム部が次回から実行可
能となるための諸手続きを行うことによって環境設定を
行う。この環境設定における処理内容は実行形式のプロ
グラムに依存する内容であり、この内容には特定のまた
は一般的な処理手続きが存在しないから、その処理内容
については言及しない。
【0091】次いで、ステップS906が実行され、ス
テップS906では、環境設定、すなわちセットアップ
に関する情報を環境設定ファイルに書き込み、現在の設
定状態を保持する。環境ファイル書込場所の決定方法と
しては、ユーザによって指定する方法、セットアップ機
能部のコード情報内に書込場所を示す情報を記述する方
法などが用いられるが、特にその決定方法については限
定されない。環境ファイルに書き込む内容は実行形式の
プログラムに依存する内容であり、その内容には一般的
な記述内容などが存在しないから、その内容についての
説明は省略する。
【0092】以上により、外部メディア装置109から
読み出されたインストール機能部のコードに基づき実行
プログラム部に対するインストール処理が行われ、読み
出されたセットアップ機能部のコードに基づき実行プロ
グラム部が実行可能な環境設定をするためのセットアッ
プ処理が行われるから、ユーザによるインストールおよ
びセットアップのための作業を行うことなく、実行形式
のプログラムが実行可能な動作環境を設定することがで
きる。
【0093】また、対応するメディアにそれぞれ格納さ
れている複数のプログラム部分からなる実行形式のプロ
グラムを取り扱うことができる。
【0094】(第3実施例)次に、本発明の第3実施例
について図を参照しながら説明する。
【0095】本実施例では、実行形式のプログラムを圧
縮して外部メディア装置の一つのメディアに格納してい
る。
【0096】次に、外部メディア装置109内の一つの
メディアに格納されている実行形式のプログラムの初期
起動時における動作について図を参照しながら説明す
る。図12は図1の演算処理装置の外部メディア装置内
の一つのメディアに圧縮して格納されている実行形式の
プログラムの初期起動時における動作を示すフローチャ
ート、図13は図1の演算処理装置の外部メディア装置
内の複数のメディアに圧縮して格納されている実行形式
のプログラムの初期起動時に用いられる起動情報テーブ
ルの構造を示す図である。
【0097】プログラムの実行要求が出されると、図1
2に示すように、まず、ステップS1101が実行され
る。ステップS1101では、実行要求がされたプログ
ラムが既にインストールされているか否かの判定を環境
設定のファイルの有無に基づき行う。
【0098】実行対象のプログラムが既にインストール
されているとき、ステップS1109が実行され、実行
対象のプログラムがインストールされていないとき、ス
テップS1102が実行される。
【0099】ステップS1102では起動用モジュール
を立ち上げるための処理を行う。起動用モジュールと
は、実行形式のプログラムを起動するための最低限必要
なコードを外部メディア装置109より読み出し、RA
M102の実行形式プログラム領域202へ展開し実行
可能な状態に設定するものである。また、起動モジュー
ルはインストール機能を司るコード情報を外部メディア
装置109から読み出し、RAM102のインストール
機能領域203へ展開するとともに、セットアップ機能
を司るコード情報を外部メディア装置109から読み出
し、RAM102のセットアップ機能領域204へ展開
するためのものである。
【0100】次いで、ステップS1103が実行され、
ステップS1103では起動情報テーブルを外部メディ
ア装置109から読み込む。
【0101】起動情報テーブルには、図13(a),
(b),(c)に示すように、実行形式のプログラムの
コード情報と、インストール機能部のコード情報と、セ
ットアップ機能部のコード情報とが記述されている。実
行形式のプログラムのコード情報は、図13(a)に示
すように、ファイル名、コード名、格納先を示すメディ
アを含む。同様に、インストール機能部のコード情報、
セットアップ機能部のコード情報は、図13(b),
(c)に示すように、ファイル名、コード名、格納先を
示すメディアをそれぞれ含む。なお、起動情報テーブル
の所在は、起動用モジュールのコードの中に埋め込まれ
ていても良く、また、起動用モジュールに外部から情報
を与えても良く、その伝達手段は特に限定されない。
【0102】次いで、ステップS1104が実行され、
ステップS1104では、インストール機能部のコード
情報に基づきインストール機能部のコードが圧縮されて
いるか否かを判定する。インストール機能部のコードが
圧縮されているとき、ステップS1111が実行され、
インストール機能部のコードが圧縮されていないとき、
ステップS1105が実行される。
【0103】ステップS1111では、外部メディア装
置109から圧縮されたインストール機能部のコードを
読み出し、圧縮されたインストール機能部のコードに対
し伸長処理を施すことによってインストール機能部のコ
ードを復元する。ステップS1111およびステップS
1104の処理は、インストール機能部のコード情報に
記述されているファイルの数に等しい回数繰り返され
る。
【0104】ステップS1105では、インストール機
能部のコードが圧縮されているとき、ステップS111
1で復元されたインストール機能部のコードを獲得し、
インストール機能部のコードが圧縮されていないとき、
外部メディア装置109から読み込んだインストール機
能部のコード情報に基づきインストール機能部のコード
を外部メディア装置109から獲得し、この獲得したイ
ンストール機能部のコードをRAM102のインストー
ル機能領域203へ展開する。
【0105】次いで、ステップS1106が実行され、
ステップS1106では、セットアップ機能部のコード
情報に基づきセットアップ機能部のコードが圧縮されて
いるか否かを判定する。セットアップ機能部のコードが
圧縮されているとき、ステップS1112が実行され、
セットアップ機能部のコードが圧縮されていないとき、
ステップS1107が実行される。
【0106】ステップS1112では、外部メディア装
置109から圧縮されたセットアップ機能部のコードを
読み出し、圧縮されたセットアップ機能部のコードに対
し伸長処理を施すことによってセットアップ機能部のコ
ードを復元する。ステップS1112およびステップS
1106の処理は、セットアップ機能部のコード情報に
記述されているファイルの数に等しい回数繰り返され
る。
【0107】ステップS1107では、セットアップ機
能部のコードが圧縮されているとき、ステップS111
2で復元されたセットアップ機能部のコードを獲得し、
セットアップ機能部のコードが圧縮されていないとき、
外部メディア装置109から読み込んだセットアップ機
能部のコード情報に基づきセットアップ機能部のコード
を外部メディア装置109から獲得し、この獲得したセ
ットアップ機能部のコードをRAM102のセットアッ
プ機能領域204へ展開する。
【0108】次いで、ステップS1108が実行され、
ステップS1108では、実行形式のプログラムコード
情報に基づき実行プログラム部のコードが圧縮されてい
るか否かを判定する。実行プログラム部のコードが圧縮
されているとき、ステップS1113が実行され、実行
プログラム部のコードが圧縮されていないとき、ステッ
プS1109が実行される。
【0109】ステップS1113では、外部メディア装
置109から圧縮された実行プログラム部のコードを読
み出し、圧縮された実行プログラム部のコードに対し伸
長処理を施すことによって実行プログラム部のコードを
復元する。
【0110】ステップS1109では、実行プログラム
部のコードが圧縮されているとき、ステップS1113
で復元された実行プログラム部のコードを獲得し、実行
プログラム部のコードが圧縮されていないとき、外部メ
ディア装置109から読み込んだ実行形式のプログラム
のコード情報に基づき実行プログラム部のコードを外部
メディア装置109から獲得し、この獲得した実行プロ
グラム部のコードをRAM102の実行形式プログラム
領域202へ展開する。ステップS1113およびステ
ップS1109の処理は、実行形式のプログラムのコー
ド情報に記述されているファイルの数に等しい回数繰り
返される。
【0111】次いで、ステップS1110が実行され、
ステップS1110では、実行形式のプログラムを実行
し、ユーザが実行可能な状態に設定する。この実行形式
のプログラムの実行中に、インストールおよびセットア
ップは実行されている。
【0112】また、起動用モジュール、起動情報テーブ
ルはそれぞれ汎用化されたパーツであり、パーツの組み
合わせによっていかなる実行形式のプログラムに対して
も容易に対応することができる。
【0113】次に、インストールおよびセットアップに
おける動作について図を参照しながら詳細に説明する。
図14は図1の演算処理装置の外部メディア装置内の一
つのメディアに圧縮して格納されている実行形式のプロ
グラムに対するインストールおよびセットアップ動作を
示すフローチャート、図15は図1の演算処理装置の外
部メディア装置内の一つのメディアに格納されている実
行形式のプログラムに対するインストールに用いられる
インストール情報テーブルの構造を示す図である。
【0114】インストール処理処理時、図14に示すよ
うに、まずステップS1301が実行される。ステップ
S1301では、インストール情報テーブルを外部メデ
ィア装置109から読み出し、RAM102のインスト
ール機能領域203上に展開する。インストール情報テ
ーブルは、図15に示すように、インストール処理され
るファイル名を示すインストール対象ファイルと、イン
ストール対象ファイルの格納先を示す格納メディア情報
と、ファイルの圧縮の有無を示す圧縮状態とが記述され
ている。
【0115】次いで、ステップS1302が実行され、
ステップS1302では、インストール情報テーブルに
記述されている情報に基づき現在接続されている外部メ
ディア装置109に所定の格納メディアがセットされて
いるか否かを判定する。
【0116】所定の格納メディアがセットされている
と、ステップS1303が実行され、所定の格納メディ
アがセットされていないとき、ステップS1307が実
行される。
【0117】ステップS1307では、所定の格納メデ
ィアを外部メディア装置109にセットすることをユー
ザに分かるように告知する。
【0118】次いで、ステップS1308が実行され、
ステップS1308では、所定のメディアのセット要求
に対し、正しい格納メディアがセットされたか否かを判
定する。セットされたメディアが正しければ、ステップ
S1303が実行され、セットされた格納メディアが正
しくなければ、ステップS1307が再び実行される。
【0119】ステップS1303では、セットされた格
納メディアに格納されている圧縮ファイルに対する解凍
すなわち伸長処理を行うとともに、ユーザが通常使用す
る環境へのインストール処理、すなわちファイルのコピ
ーを行う。インストールを行う場所の決定方法として
は、ユーザによって指定する方法、インストール情報テ
ーブル内にインストール場所を示す情報を記述する方
法、またはインストール機能部のコード情報の中にイン
ストール場所を示す情報を埋め込む方法などが用いられ
るが、特にその決定方法については限定されない。
【0120】インストール作業の終了後、ステップS1
304が実行され、ステップS1304では、インスト
ールを行うファイルがまだ存在するか否かを判定する。
インストール対象ファイルがまだ存在するとき、ステッ
プS1302からの処理が繰り返される。インストール
対象ファイルが存在しないとき、ステップS1305が
実行される。
【0121】ステップS1305では、RAM102の
セットアップ機能領域204に展開されたセットアップ
機能部を起動し、RAM102の実行形式プログラム領
域202に展開された実行プログラム部が次回から実行
可能となるための諸手続きを行うことによって環境設定
を行う。この環境設定における処理内容は実行形式のプ
ログラムに依存する内容であり、この内容には特定のま
たは一般的な処理手続きが存在しないから、その処理内
容については言及しない。
【0122】次いで、ステップS1306が実行され、
ステップS1306では、環境設定、すなわちセットア
ップに関する情報を環境設定ファイルに書き込み、現在
の設定状態を保持する。環境ファイル書込場所の決定方
法としては、ユーザによって指定する方法、セットアッ
プ機能部のコード情報内に書込場所を示す情報を記述す
る方法などが用いられるが、特にその決定方法について
は限定されない。環境ファイルに書き込む内容は実行形
式のプログラムに依存する内容であり、その内容には一
般的な記述内容などが存在しないから、その内容につい
ての説明は省略する。
【0123】以上により、外部メディア装置109から
読み出されたインストール機能部のコードに基づき実行
プログラム部に対するインストール処理が行われ、読み
出されたセットアップ機能部のコードに基づき実行プロ
グラム部が実行可能な環境設定をするためのセットアッ
プ処理が行われるから、ユーザによるインストールおよ
びセットアップのための作業を行うことなく、実行形式
のプログラムが実行可能な動作環境を設定することがで
きる。
【0124】また、実行形式のプログラムをメディアに
圧縮して格納することによってメディアの格納領域を小
さくすることができる、換言すれば、小容量のメディア
に大容量の実行形式のプログラムを格納することができ
る。
【0125】さらに、一つのメディアに圧縮格納されて
いる実行形式のプログラムを取り扱うことができる。
【0126】(第4実施例)次に、本発明の第4実施例
について図を参照しながら説明する。
【0127】本実施例では、実行形式のプログラムをイ
ンストール機能部とセットアップ機能部と実行プログラ
ム部とに分割するとともに実行プログラムを複数のプロ
グラム部分の分割し、インストール機能部を外部メディ
ア装置109の第1のメディアに、セットアップ機能部
を第2のメディアに、実行プログラム部の各プログラム
部分を対応する第3のメディアにそれぞれ圧縮して格納
している。前記第1のメディア、第2のメディアおよび
各第3のメディアは互いに同一種類のメディアからな
る。例えば、格納先メディアとして、複数のフロッピー
ディスクが用いられている。
【0128】次に、外部メディア装置109内の複数の
メディアに格納されている実行形式のプログラムの初期
起動時における動作について図を参照しながら説明す
る。図16および図17は図1の演算処理装置の外部メ
ディア装置内の複数のメディアに圧縮して格納されてい
る実行形式のプログラムの初期起動時における動作を示
すフローチャート、図18は図1の演算処理装置の外部
メディア装置内の複数のメディアに圧縮して格納されて
いる実行形式のプログラムの初期起動時に用いられる起
動情報テーブルの構造を示す図である。
【0129】プログラムの実行要求が出されると、図1
6に示すように、まず、ステップS1501が実行され
る。ステップS1501では、実行要求がされたプログ
ラムが既にインストールされているか否かの判定を環境
設定のファイルの有無に基づき行う。
【0130】実行対象のプログラムが既にインストール
されているとき、ステップS1510が実行され、実行
対象のプログラムがインストールされていないとき、ス
テップS1502が実行される。
【0131】ステップS1502では起動用モジュール
を立ち上げるための処理を行う。起動用モジュールと
は、実行形式のプログラムを起動するための最低限必要
なコードを外部メディア装置109より読み出し、RA
M102の実行形式プログラム領域202へ展開し実行
可能な状態に設定するものである。また、起動モジュー
ルはインストール機能を司るコード情報を外部メディア
装置109から読み出し、RAM102のインストール
機能領域203へ展開するとともに、セットアップ機能
を司るコード情報を外部メディア装置109から読み出
し、RAM102のセットアップ機能領域204へ展開
するためのものである。
【0132】次いで、ステップS1503が実行され、
ステップS1503では起動情報テーブルを外部メディ
ア装置109から読み込む。
【0133】起動情報テーブルには、図18(a),
(b),(c)に示すように、実行形式のプログラムの
コード情報と、インストール機能部のコード情報と、セ
ットアップ機能部のコード情報とが記述されている。実
行形式のプログラムのコード情報は、図18(a)に示
すように、ファイル名、コード名、格納先を示すメディ
ア、圧縮の有無を示す圧縮状態を含む。同様に、インス
トール機能部のコード情報、セットアップ機能部のコー
ド情報は、図18(b),(c)に示すように、ファイ
ル名、コード名、格納先を示すメディア、圧縮の有無を
示す圧縮状態をそれぞれ含む。なお、起動情報テーブル
の所在は、起動用モジュールのコードの中に埋め込まれ
ていても良く、また、起動用モジュールに外部から情報
を与えても良く、その伝達手段は特に限定されない。
【0134】次いで、ステップS1504が実行され、
ステップS1504では、既に読み込んだインストール
機能部のコード情報に基づきインストール機能部が格納
されているメディアが外部メディア装置109にセット
されているか否かを判定する。インストール機能部が格
納されているメディアが外部メディア装置109にセッ
トされているとき、ステップS1505が実行され、イ
ンストール機能部が格納されているメディアが外部メデ
ィア装置109にセットされていないとき、ステップS
1514が実行される。
【0135】ステップS1514では、所定のメディア
のセット要求をユーザに分かるように告知する。セット
要求後、再びステップS1504が実行される。
【0136】ステップS1505では、外部メディア装
置109から読み込んだインストール機能部のコード情
報に基づき圧縮されたインストール機能部のコードを外
部メディア装置109から獲得し、この獲得したインス
トール機能部のコードを解凍しながらRAM102のイ
ンストール機能領域203へ展開する。
【0137】次いで、ステップS1506が実行され、
ステップS1506ではさらに読み込むべきインストー
ル機能部のコードが存在するか否かを判定する。読み込
むべきインストール機能部のコードがさらに存在すると
き、再びステップS1504が実行され、読み込むべき
インストール機能部のコードが存在しないとき、ステッ
プS1507(図17に示す)が実行される。
【0138】ステップS1507では、図17に示すよ
うに、既に読み込んだセットアップ機能部のコード情報
に基づきセットアップ機能部が格納されているメディア
が外部メディア装置109にセットされているか否かを
判定する。セットアップ機能部が格納されているメディ
アが外部メディア装置109にセットされているとき、
ステップS1508が実行され、セットアップ機能部が
格納されているメディアが外部メディア装置109にセ
ットされていないとき、ステップS1515が実行され
る。
【0139】ステップS1515では、所定のメディア
のセット要求をユーザに分かるように告知する。セット
要求後、再びステップS1507が実行される。
【0140】ステップS1508では、外部メディア装
置109から読み込んだセットアップ機能部のコード情
報に基づき圧縮されたセットアップ機能部のコードを外
部メディア装置109から獲得し、この獲得したセット
アップ機能部のコードを解凍しながらRAM102のセ
ットアップ機能領域204へ展開する。
【0141】次いで、ステップS1509が実行され、
ステップS1509ではさらに読み込むべきセットアッ
プ機能部のコードが存在するか否かを判定する。読み込
むべきセットアップ機能部のコードがさらに存在すると
き、再びステップS1507が実行され、読み込むべき
セットアップ機能部のコードが存在しないとき、ステッ
プS1510が実行される。
【0142】ステップS1510では、既に読み込んだ
実行プログラム部のコード情報に基づき実行プログラム
部が格納されているメディアが外部メディア装置109
にセットされているか否かを判定する。実行プログラム
部が格納されているメディアが外部メディア装置109
にセットされているとき、ステップS1511が実行さ
れ、実行プログラム部が格納されているメディアが外部
メディア装置109にセットされていないとき、ステッ
プS1516が実行される。
【0143】ステップS1516では、所定のメディア
のセット要求をユーザに分かるように告知する。セット
要求後、再びステップS1510が実行される。
【0144】ステップS1511では、外部メディア装
置109から読み込んだ実行プログラム部のコード情報
に基づき圧縮された実行プログラム部のコードを外部メ
ディア装置109から獲得し、この獲得した実行プログ
ラム部のコードを解凍しながらRAM102の実行形式
プログラム領域202へ展開する。
【0145】次いで、ステップS1512が実行され、
ステップS1512ではさらに読み込むべき実行プログ
ラム部のコードが存在するか否かを判定する。読み込む
べき実行プログラムのコードがさらに存在するとき、再
びステップS1510が実行され、読み込むべき実行プ
ログラム部のコードが存在しないとき、ステップS15
13が実行される。
【0146】ステップS1513では、実行形式のプロ
グラムを実行し、ユーザが実行可能な状態に設定する。
この実行形式のプログラムの実行中に、インストールお
よびセットアップは実行されている。
【0147】また、起動用モジュール、起動情報テーブ
ルはそれぞれ汎用化されたパーツであり、パーツの組み
合わせによっていかなる実行形式のプログラムに対して
も容易に対応することができる。
【0148】次に、インストールおよびセットアップに
おける動作について図を参照しながら詳細に説明する。
図19は図1の演算処理装置の外部メディア装置内の複
数のメディアに圧縮して格納されている実行形式のプロ
グラムに対するインストールおよびセットアップ動作を
示すフローチャート、図20は図1の演算処理装置の外
部メディア装置内の複数のメディアに圧縮して格納され
ている実行形式のプログラムのインストールに用いられ
るインストール情報テーブルの構造を示す図である。
【0149】インストール処理時、図19に示すよう
に、まずステップS1701が実行される。ステップS
1701では、インストール情報テーブルを外部メディ
ア装置109から読み出し、RAM102のインストー
ル機能領域203上に展開する。インストール情報テー
ブルには、図20に示すように、インストール処理され
るファイル名を示すインストール対象ファイルと、イン
ストール対象ファイルの格納先を示す格納メディア情報
と、圧縮の有無を示す圧縮状態とが記述されている。
【0150】次いで、ステップS1702が実行され、
ステップS1702では、インストール情報テーブルに
記述されている情報に基づき現在接続されている外部メ
ディア装置109に所定の格納メディアがセットされて
いるか否かを判定する。
【0151】所定の格納メディアがセットされている
と、ステップS1703が実行され、所定の格納メディ
アがセットされていないとき、ステップS1707が実
行される。
【0152】ステップS1707では、所定の格納メデ
ィアを外部メディア装置109にセットすることをユー
ザに分かるように告知する。
【0153】次いで、ステップS1708が実行され、
ステップS1708では、所定のメディアのセット要求
に対し、正しい格納メディアがセットされたか否かを判
定する。セットされたメディアが正しければ、ステップ
S1703が実行され、セットされた格納メディアが正
しくなければ、ステップS1707が再び実行される。
【0154】ステップS1703では、セットされた格
納メディアに格納されているファイルに対しユーザが通
常使用する環境へのインストール処理、すなわちファイ
ルのコピーおよび分割されたファイルの連結および解凍
を行う。インストールを行う場所の決定方法としては、
ユーザによって指定する方法、インストール情報テーブ
ル内にインストール場所を示す情報を記述する方法、ま
たはインストール機能部のコード情報の中にインストー
ル場所を示す情報を埋め込む方法などが用いられるが、
特にその決定方法については限定されない。
【0155】インストール作業の終了後、ステップS1
704が実行され、ステップS1704では、インスト
ールを行うファイルがまだ存在するか否かを判定する。
インストール対象ファイルがまだ存在するとき、ステッ
プS1702からの処理が繰り返される。インストール
対象ファイルが存在しないとき、ステップS1705が
実行される。
【0156】ステップS1705では、RAM102の
セットアップ機能領域204に展開されたセットアップ
機能部を起動し、RAM102の実行形式プログラム領
域202に展開された実行プログラム部が次回から実行
可能となるための諸手続きを行うことによって環境設定
を行う。この環境設定における処理内容は実行形式のプ
ログラムに依存する内容であり、この内容には特定のま
たは一般的な処理手続きが存在しないから、その処理内
容については言及しない。
【0157】次いで、ステップS1706が実行され、
ステップS1706では、環境設定、すなわちセットア
ップに関する情報を環境設定ファイルに書き込み、現在
の設定状態を保持する。環境ファイル書込場所の決定方
法としては、ユーザによって指定する方法、セットアッ
プ機能部のコード情報内に書込場所を示す情報を記述す
る方法などが用いられるが、特にその決定方法について
は限定されない。環境ファイルに書き込む内容は実行形
式のプログラムに依存する内容であり、その内容には一
般的な記述内容などが存在しないから、その内容につい
ての説明は省略する。
【0158】以上により、外部メディア装置109から
読み出されたインストール機能部のコードに基づき実行
プログラム部に対するインストール処理が行われ、読み
出されたセットアップ機能部のコードに基づき実行プロ
グラム部が実行可能な環境設定をするためのセットアッ
プ処理が行われるから、ユーザによるインストールおよ
びセットアップのための作業を行うことなく、実行形式
のプログラムが実行可能な動作環境を設定することがで
きる。
【0159】また、メディアに分割、圧縮して格納され
ている実行形式のプログラムを取り扱うことができる。
【0160】さらに、インストール機能部を外部メディ
ア装置109の第1のメディアに、セットアップ機能部
を前記第1のメディアの種類と同じ種類の第2のメディ
アに、実行プログラム部の各プログラム部分を対応する
前記第1のメディアの種類と同じ種類の第3のメディア
にそれぞれ圧縮して格納することによって、容量が大き
い実行形式のプログラムの格納メディアの数を少なくす
るとともに、容量が大きい実行形式のプログラムに対す
るインストールおよびセットアップを容易に実行するこ
とができる。
【0161】(第5実施例)次に、本発明の第5実施例
について図を参照しながら説明する。
【0162】本実施例では、ユーザ使用環境状態を既に
ユーザ使用環境へインストールされている実行形式のプ
ログラムが実行可能な環境状態であるか否かを判定し、
ユーザ使用環境状態が実行可能な環境状態でないとき
に、ユーザ使用環境状態を実行形式のプログラムが実行
可能な環境状態に修復する。
【0163】次に、既にユーザ使用環境へインストール
されている実行形式のプログラムの起動時における環境
状態の判定および修復処理について図を参照しながら説
明する。図21は図1の演算処理装置に既にインストー
ルされている実行形式のプログラムの起動時における環
境状態の判定および修復処理を示すフローチャート、図
22は図1の演算処理装置に実行形式のプログラムがイ
ンストールされたときの環境ファイルの構造を示す図、
図23は図1の演算処理装置における実行形式のプログ
ラムを再度インストールするときに用いられるインスト
ール情報テーブルの構造を示す図である。
【0164】実行形式のプログラムの起動要求時には、
実行コードおよび種々の情報がRAM102へ展開され
る。RAM102に展開される情報としては、実行形式
の実行プログラム部、インストール機能部、セットアッ
プ機能部、インストール情報テーブルなどがある。
【0165】プログラムの起動要求が出されると、図2
1に示すように、まず、ステップS1901が実行され
る。ステップS1901では、既にRAM102に展開
された各情報に基づきインストール時に作成された環境
設定ファイルを読み込み、この環境設定ファイルをRA
M102へ展開する。この環境設定ファイルには、図2
2に示すように、ファイル名と、ファイルサイズと、フ
ァイルの格納場所を示す格納場所とが記述されている。
この環境設定ファイルに情報として記述されるファイル
の種類に制限はなく、実行形式のプログラムの実行に必
要なファイルであれば、テキストファイル、バイナリフ
ァイルなど、ファイルの種類は限定されない。
【0166】次いで、ステップS1902が実行され
る。ステップS1902では、環境設定ファイルによっ
て規定される環境状態と現在の環境状態とを比較し、そ
の比較の結果を出力する。この比較は、ファイルサイズ
とそのファイルの格納差場所とを基準に行われる。
【0167】次いで、ステップS1903が実行され、
ステップS1903では、ステップS1902で生成さ
れた比較の結果から現在の使用環境状態が環境設定ファ
イルによって規定される環境状態に一致いているか否か
を判定する。現在の使用環境状態が環境設定ファイルに
よって規定される環境状態に一致しているとき、ステッ
プS1907が実行され、現在の使用環境状態が環境設
定ファイルによって規定される環境状態に一致していな
いとき、ステップS1904が実行される。
【0168】ステップS1904では、RAM102に
展開されているインストールテーブル情報を取得する。
インストール情報テーブルには、図23に示すように、
インストール対象ファイルと、ファイルの格納先メディ
アを示す格納メディア情報と、圧縮の有無などを示す付
随情報とが記述されている。
【0169】インストール情報の取得後、ステップS1
905が実行され、ステップS1905では、RAM2
02に展開されているインストール機能部を実行し、イ
ンストール情報テーブルの情報に基づきインストール処
理を行う。このインストール処理時に必要なメディアの
外部メディア装置109へのセット要求は、必要に応じ
てユーザに告知される。
【0170】次いで、ステップS1906が実行され、
ステップS1906では、RAM102に展開されてい
るセットアップ機能部を実行し、実行形式のプログラム
が次回から実行可能となるための諸手続きを行うことに
よって環境設定を行う。
【0171】以上により、既に実行形式のプログラムが
インストールされているユーザ使用環境状態が何等かの
原因によって破壊されるたとき、ユーザによるインスト
ールおよびセットアップのための作業を再度行うことな
く、実行形式のプログラムが実行可能な動作環境を設定
することができる。
【0172】
【発明の効果】請求項1記載の動作環境設定装置によれ
ば、インストール手段でインストール機能部のコードに
基づき実行プログラム部のインストール処理を行い、セ
ットアップ手段でセットアップ機能部のコードに基づき
前記実行プログラム部を実行可能とするための環境設定
処理を行うから、ユーザによるインストール作業および
セットアップ作業を行うことなく、実行形式のプログラ
ムが実行可能な動作環境を設定することができる。
【0173】請求項2記載の動作環境設定装置によれ
ば、請求項1に記載の効果と同じ効果を得ることができ
る。
【0174】請求項3記載の動作環境設定装置によれ
ば、記憶媒体の数が複数からなり、各記憶媒体の種類が
同じであるから、実行形式のプログラムの容量に応じて
記憶媒体の数を適正に選択することができる。
【0175】請求項4記載の動作環境設定装置によれ
ば、記憶媒体の数が複数からなり、各記憶媒体の種類が
異なるから、実行形式のプログラムの容量に応じた容量
を有する記憶媒体を適性に選択することができる。。
【0176】請求項5記載の動作環境設定装置によれ
ば、インストール手段で圧縮された実行形式のプログラ
ムの中から前記インストール機能部を伸長しながら読み
出し、セットアップ手段で圧縮された実行形式のプログ
ラムの中から前記セットアップ機能部を伸長しながら読
み出すから、記憶手段に圧縮して格納された実行形式の
プログラムを取り扱うことができる。
【0177】請求項6記載の動作環境設定装置によれ
ば、インストール手段で実行プログラム部分に対応する
プログラム部分およびインストール機能部に対応するプ
ログラム部分を読み出し、前記インストール機能部のコ
ードに基づき前記実行プログラム部に対応するプログラ
ム部分を連結することによって前記実行プログラム部を
復元した後にインストール処理を行い、セットアップ手
段でセットアップ機能部に対応するプログラム部分を読
み出し、前記セットアップ機能部のコードに基づき前記
実行プログラム部を実行可能とするための環境設定処理
を行うから、対応する記憶媒体に格納されている複数の
プログラム部分からなる実行形式のプログラムを取り扱
うことができる。
【0178】請求項7記載の動作環境設定装置によれ
ば、インストール手段で実行プログラム部に対応するプ
ログラム部分およびインストール機能部に対応するプロ
グラム部分を伸長しながら読み出し、前記インストール
機能部のコードに基づき前記実行プログラム部に対応す
るプログラム部分を連結することによって実行プログラ
ム部を復元した後にインストール処理を行い、セットア
ップ手段は前記セットアップ機能部に対応するプログラ
ム部分を伸長しながら読み出し、前記セットアップ機能
部のコードに基づき前記実行プログラム部を実行可能と
するための環境設定処理を行うから、対応する記憶媒体
に圧縮して格納されている複数のプログラム部分からな
る実行形式のプログラムを取り扱うことができる。
【0179】請求項8記載の動作環境設定装置によれ
ば、既に実行形式のプログラムがインストールされてい
るユーザ使用環境状態が、前記実行形式のプログラムが
実行可能な環境状態であるか否かを判定し、その判定結
果が前記ユーザ使用環境状態が前記実行形式のプログラ
ムが実行可能な環境状態でないことを示すとき、前記ユ
ーザ使用環境状態を前記実行形式のプログラムが実行可
能な環境状態に修復するから、既に実行形式のプログラ
ムがインストールされているユーザ使用環境状態が何等
かの原因で破壊されたとき、再度実行形式のプログラム
に対するインストール作業およびセットアップ作業をす
ることなく、実行形式のプログラムが実行可能な環境状
態を得ることができる。
【0180】請求項9および請求項10記載の動作環境
設定装置によれば、請求項8記載の動作環境設定装置の
効果と同じ効果を得ることができる。
【0181】請求項11記載の動作環境設定方法によれ
ば、インストール手段でインストール機能部のコードに
基づき実行プログラム部のインストール処理を行い、セ
ットアップ手段でセットアップ機能部のコードに基づき
前記実行プログラム部を実行可能とするための環境設定
処理を行うから、ユーザによるインストール作業および
セットアップ作業を行うことなく、実行形式のプログラ
ムが実行可能な動作環境を設定することができる。
【0182】請求項12記載の動作環境設定方法によれ
ば、既に実行形式のプログラムがインストールされてい
るユーザ使用環境状態が、前記実行形式のプログラムが
実行可能な環境状態であるか否かを判定し、その判定結
果が前記ユーザ使用環境状態が前記実行形式のプログラ
ムが実行可能な環境状態でないことを示すとき、前記ユ
ーザ使用環境状態を前記実行形式のプログラムが実行可
能な環境状態に修復するから、既に実行形式のプログラ
ムがインストールされているユーザ使用環境状態が何等
かの原因で破壊されたとき、再度ユーザによる実行形式
のプログラムに対するインストール作業およびセットア
ップ作業をすることなく、実行形式のプログラムが実行
可能な環境状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作環境設定装置の一実施例が用いら
れている演算処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の演算処理装置に用いられているRAMの
メモリマップを示す図である。
【図3】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の一
つのメディアに格納されている実行形式のプログラムの
初期起動時における動作を示すフローチャートである。
【図4】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の一
つのメディアに格納されている実行形式のプログラムの
初期起動時に用いられる起動情報テーブルの構造を示す
図である。
【図5】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の一
つのメディアに格納されている実行形式のプログラムに
対するインストールおよびセットアップ動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の一
つのメディアに格納されている実行形式のプログラムの
インストールに用いられるインストール情報テーブルの
構造を示す図である。
【図7】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の複
数のメディアに格納されている実行形式のプログラムの
初期起動時における動作を示すフローチャートである。
【図8】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の複
数のメディアに格納されている実行形式のプログラムの
初期起動時における動作を示すフローチャートである。
【図9】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の複
数のメディアに格納されている実行形式のプログラムの
初期起動時に用いられる起動情報テーブルの構造を示す
図である。
【図10】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の
複数のメディアに格納されている実行形式のプログラム
に対するインストールおよびセットアップ動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の
複数のメディアに格納されている実行形式のプログラム
に対するインストールに用いられるインストールテーブ
ルの構造を示す図である。
【図12】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の
一つのメディアに圧縮して格納されている実行形式のプ
ログラムの初期起動時における動作を示すフローチャー
トである。
【図13】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の
一つのメディアに圧縮して格納されている実行形式のプ
ログラムの初期起動時に用いられる起動情報テーブルの
構造を示す図である。
【図14】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の
一つのメディアに格納されている実行形式のプログラム
に対するインストールおよびセットアップ動作を示すフ
ローチャートである。
【図15】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の
一つのメディアに格納されている実行形式のプログラム
に対するインストールに用いられるインストールテーブ
ルの構造を示す図である。
【図16】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の
複数のメディアに圧縮して格納されている実行形式のプ
ログラムの初期起動時における動作を示すフローチャー
トである。
【図17】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の
複数のメディアに圧縮して格納されている実行形式のプ
ログラムの初期起動時における動作を示すフローチャー
トである。
【図18】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の
複数のメディアに圧縮して格納されている実行形式のプ
ログラムの初期起動時に用いられる起動情報テーブルの
構造を示す図である。
【図19】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の
複数のメディアに格納されている実行形式のプログラム
に対するインストールおよびセットアップ動作を示すフ
ローチャートである。
【図20】図1の演算処理装置の外部メディア装置内の
複数のメディアに格納されている実行形式のプログラム
に対するインストールに用いられるインストールテーブ
ルの構造を示す図である。
【図21】図1の演算処理装置に既にインストールされ
ている実行形式のプログラムの起動時における環境状態
の判定および修復処理を示すフローチャートである。
【図22】図1の演算処理装置に実行形式のプログラム
がインストールされたときの環境ファイル構造を示す図
である。
【図23】図1の演算処理装置における実行形式のプロ
グラムを再度インストールするときに用いられるインス
トール情報テーブルの構造を示す図である。
【符号の説明】
101 CPU 103 RAM 109 外部メディア装置 202 実行形式プログラム領域 203 インストール機能領域 204 セットアップ機能領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 裕成 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 長田 守 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐々木 安彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのファイルを有する実行
    プログラム部、その実行プログラム部のファイルのコピ
    ーをするインストール処理をするためのコードが記述さ
    れているインストール機能部およびその実行プログラム
    部が実行可能な環境設定処理をするためのコードが記述
    されているセットアップ機能部を含む実行形式のプログ
    ラムを格納する記憶手段と、前記記憶手段から前記実行
    プログラム部および前記インストール機能部を読み出
    し、前記インストール機能部のコードに基づき前記実行
    プログラム部のインストール処理を行うインストール手
    段と、前記記憶手段から前記セットアップ機能部を読み
    出し、前記セットアップ機能部のコードに基づき前記実
    行プログラム部を実行可能とするための環境設定処理を
    行うセットアップ手段とを備えることを特徴とする動作
    環境設定装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記実行形式のプログ
    ラムを記憶している少なくとも一つの記憶媒体を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の動作環境設定装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶媒体の数は複数からなり、各記
    憶媒体の種類は同じであることを特徴とする請求項2記
    載の動作環境設定装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶媒体の数は複数からなり、各記
    憶媒体の種類は異なることを特徴とする請求項2記載の
    動作環境設定装置。
  5. 【請求項5】 前記実行形式のプログラムは前記記憶媒
    体に圧縮して格納され、前記インストール手段は前記記
    録媒体から前記実行プログラム部および前記インストー
    ル機能部を伸長しながら読み出し、この読み出されたイ
    ンストール機能部のコードに基づき前記実行プログラム
    部のインストール処理を行い、前記セットアップ手段は
    前記記録媒体から前記セットアップ機能部を伸長しなが
    ら読みだし、この読み出されたセットアップ機能部のコ
    ードに基づき前記実行プログラム部を実行可能とするた
    めの環境設定処理を行うことを特徴とする請求項2に記
    載の動作環境設定装置。
  6. 【請求項6】 前記実行形式のプログラムは複数のプロ
    グラム部分に分割され、各プログラム部分は対応する前
    記記憶媒体にそれぞれ格納され、前記インストール手段
    は前記実行プログラム部に対応するプログラム部分およ
    び前記インストール機能部に対応するプログラム部分を
    対応する記憶媒体から読み出し、前記インストール機能
    部のコードに基づき前記実行プログラム部に対応するプ
    ログラム部分を連結することによって前記実行プログラ
    ム部を復元した後にインストール処理を行い、前記セッ
    トアップ手段は前記セットアップ機能部に対応するプロ
    グラム部分を対応する記憶媒体から読み出し、前記セッ
    トアップ機能部のコードに基づき前記実行プログラム部
    を実行可能とするための環境設定処理を行うことを特徴
    とする請求項3または請求項4に記載の動作環境設定装
    置。
  7. 【請求項7】 前記実行形式のプログラムは複数のプロ
    グラム部分に分割され、各プログラム部分は対応する記
    録媒体にそれぞれ圧縮して格納され、前記インストール
    手段は前記実行プログラム部に対応するプログラム部分
    および前記インストール機能部に対応するプログラム部
    分をそれぞれ対応する記憶媒体から伸長しながら読み出
    し、前記インストール機能部のコードに基づき前記実行
    プログラム部に対応するプログラム部分を連結すること
    によって実行プログラム部を復元した後にインストール
    処理を行い、前記セットアップ手段は前記セットアップ
    機能部に対応するプログラム部分を対応する記憶媒体か
    ら伸長しながら読み出し、前記セットアップ機能部のコ
    ードに基づき前記実行プログラム部を実行可能とするた
    めの環境設定処理を行うことを特徴とする請求項3また
    は請求項4記載の動作環境設定装置。
  8. 【請求項8】 既に実行形式のプログラムがインストー
    ルされているユーザ使用環境状態が、前記実行形式のプ
    ログラムが実行可能な環境状態であるか否かを判定する
    判定手段と、前記判定手段の判定結果が前記ユーザ使用
    環境状態が前記実行形式のプログラムが実行可能な環境
    状態でないことを示すとき、前記ユーザ使用環境状態を
    前記実行形式のプログラムが実行可能な環境状態に修復
    する修復手段とを備えることを特徴とする動作環境設定
    装置。
  9. 【請求項9】 前記実行形式のプログラムは、実行プロ
    グラム部と、前記実行プログラム部が実行可能な環境状
    態を設定するためのコードが記述されている環境設定機
    能部とを含み、前記判定手段は前記環境設定機能部のコ
    ードに基づき前記ユーザ使用環境状態が前記実行形式の
    プログラムが実行可能な環境状態であるか否かを判定
    し、前記修復手段は前記環境設定機能部のコードに基づ
    き前記ユーザ使用環境を前記実行形式のプログラムが実
    行可能な環境状態に修復することを特徴とする請求項8
    記載の動作環境設定装置。
  10. 【請求項10】 前記実行形式のプログラムの実行プロ
    グラム部が実行可能な環境状態を設定するためのコード
    が記述されている環境設定機能ファイルを格納する記憶
    手段を備え、前記判定手段は前記環境機能設定ファイル
    のコードに基づき前記ユーザ使用環境状態が前記実行プ
    ログラム部が動作可能な環境状態にあるか否かを判定
    し、前記修復手段は前記環境設定機能ファイルのコード
    に基づき前記ユーザ使用環境を前記実行プログラム部が
    実行可能な環境状態に修復することを特徴とする請求項
    8記載の動作環境設定装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つのファイルを有する実
    行プログラム部、その実行プログラム部のファイルのコ
    ピーをするインストール処理をするためのコードが記述
    されているインストール機能部およびその実行プログラ
    ムが実行可能な環境設定処理をするためのコードが記述
    されているセットアップ機能部を含む実行形式のプログ
    ラムを記憶手段に格納し、インストール手段で前記記憶
    手段から前記実行プログラム部および前記インストール
    機能部を読み出し、前記インストール機能部のコードに
    基づき前記実行プログラム部のインストール処理を行
    い、セットアップ手段で前記記憶手段から前記セットア
    ップ機能部を読み出し、前記セットアップ機能部のコー
    ドに基づき前記実行プログラム部を実行可能とするため
    の環境設定処理を行うことを特徴とする動作環境設定方
    法。
  12. 【請求項12】 判定手段で既に実行形式のプログラム
    がインストールされているユーザ使用環境状態が、前記
    実行形式のプログラムが実行可能な環境状態であるか否
    かを判定し、修復手段で前記判定手段の判定結果が前記
    ユーザ使用環境状態が前記実行形式のプログラムが実行
    可能な環境状態でないことを示すとき、前記ユーザ使用
    環境状態を前記実行形式のプログラムが実行可能な環境
    状態に修復することを特徴とする動作環境設定方法。
JP8564894A 1994-03-31 1994-03-31 動作環境設定装置および動作環境設定方法 Pending JPH07271560A (ja)

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