JPH07270461A - プリント配線板における比誘電率および実効比誘電率の測定電極形状およびその測定方法 - Google Patents

プリント配線板における比誘電率および実効比誘電率の測定電極形状およびその測定方法

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JPH07270461A
JPH07270461A JP5951294A JP5951294A JPH07270461A JP H07270461 A JPH07270461 A JP H07270461A JP 5951294 A JP5951294 A JP 5951294A JP 5951294 A JP5951294 A JP 5951294A JP H07270461 A JPH07270461 A JP H07270461A
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits

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  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比誘電率および実効比誘電率を実際の構造お
よび使用状態に則して測定可能とする。 【構成】 プリント配線板1の部品面に、第1層ストリ
ップ導体6aを配置し、第3層に第3層ストリップ導体
6bを配置し、第6層に第6層ストリップ導体6cを配
置し、半田面に第8層ストリップ導体6dを配置する。
これら導体の両端は、部品面に等間隔で一列に配置され
たストリップ導体側パッド8に接続される。また、この
ストリップ導体側パッド8と対応して、グラウンド導体
側パッド10がストリップ導体側パッド8と同じ等間隔
で一列に配置される。そして、このグラウンド導体側パ
ッド10は前記各ストリップ導体が配置されていない層
に配置されているグラウンド導体と接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速デジタル回路用プ
リント配線基板の絶縁材料部分における比誘電率および
実効比誘電率の測定電極形状およびその測定方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、比誘電率測定電極形状およびその
測定方法は、例えば、「JIS C6481−199
0:第13頁〜第18頁」、あるいは「MWE92 M
icrowave Workshop Digest:
第87頁〜第102頁」に開示されるものがある。
【0003】文献1におけるブリッジ法,Qメータ法,
自動平衡ブリッジ法といった容量法に分類される方法
は、多層化前の銅張積層板単体の一部を加工することで
測定電極とし、1MHz程度の正弦波を印加して測定を
行うものであった。また、文献2における平行導体板形
誘電体円柱共振器法といった共振法に分類される方法
は、絶縁材料のみを加工することで測定電極とし、1〜
数10GHz程度の正弦波を印加して測定を行うもので
あった。また、反射波法、Sパラメータ法といった伝送
法に分類される方法も、共振法と同様であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べたいずれの測定方法であっても、製品として一般に多
層化してある高速デジタル回路用プリント配線板の絶縁
材料の比誘電率および実効比誘電率測定方法としては、
以下に示すような問題点があって、技術的に満足できる
ものではない。
【0005】すなわち、共振法あるいは伝送法の場合、
測定時の電磁界モードが実回路パターンの電磁界モード
と異なるという問題がある。これは、絶縁材料は一般に
基材と樹脂から構成される複合体で、特性に電磁界上の
方向性があり、電磁界モードが異なる時の影響を無視で
きないためである。また、正弦波を基本とする測定しか
できないという問題がある。これは、広帯域に及ぶ高調
波成分を含むデジタル信号については測定できないため
である。
【0006】さらに、測定電極部の厚さに指定があると
いう問題がある。これは、同種類の絶縁材料であって
も、厚さの異なるものはレジンコンテントが異なる場合
があり、指定厚さのものだけでは実際の状態を測定しき
れないためである。また、容量法の場合、導体部の大き
さをあまり大きくできないという問題がある。これは、
周波数の高い領域における分散や共振の影響を考慮する
と、容量法の測定電極導体部は、その波長に比例してよ
り小さくする必要があり、測定系に対して小さくなるほ
ど測定系のストレーキャパシティの影響が増すためであ
る。
【0007】さらに、非破壊で測定できないという問題
がある。これは、測定電極の形状とするために加工が必
要であり、実際の工程を受けた製品レベルの測定ができ
ないためである。また、マイクロストリップ導体の実効
比誘電率の測定ができないという問題がある。これは、
実効比誘電率に対しては、従来測定対象としていないた
めである。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、比誘電率および実効比誘電率を実際
の構造および使用状態に則して測定可能な、プリント配
線板における比誘電率/実効比誘電率の測定電極形状お
よびその測定方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、高速デジタル回路用プリント配線板の絶
縁材料部分に対する比誘電率あるいは実効比誘電率の測
定電極形状を、実際のパターンとして使われるストリッ
プ導体構造あるいはマイクロストリップ導体構造とし、
かつ、この構造を製品上に設けるようにしたものであ
る。
【0010】また、その測定方法を、ストリップ導体あ
るいはマイクロストリップ導体の単位長当たりの伝搬遅
延時間を時間領域伝送特性の測定から得て、この伝搬遅
延時間の値を用いて、計算により求めるものである。
【0011】
【作用】上述した構成を有する本発明は、測定電極の形
状を、ストリップ導体構造あるいはマイクロストリップ
導体構造としてあり、比誘電率あるいは実効比誘電率を
測定すべき絶縁材料を挟む導体にステップ状波を通し、
この時の伝搬遅延時間を求めて、この伝搬遅延時間の値
を用いて計算により比誘電率あるいは実効比誘電率を求
める。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1は本発明の一実施例における測定電極形状を示すプリ
ント配線板の要部平面図、図2は本実施例におけるプリ
ント配線板の全体斜視図であり、まず、図2を用いてプ
リント配線板の全体構造から説明する。
【0013】図において、1はプリント配線板、2はこ
のプリント配線板の本体部で、この本体部2には、製
造,組み立て用余白部3がミシン目4を介して付属して
いる。そして、本体部2上のA部には、測定電極5が、
製造上回路パターンとして配置してある。また、製造,
組み立て用余白部3上のB部にも、測定電極5が、製造
上テストパターンとして配置してある。
【0014】ここで、測定電極5は、通常は用途や仕様
に応じてA部またはB部の一方のみに配置される。な
お、本体部2上のA部の場合、該本体部2への部品搭載
に支障がない位置に測定電極5が配置される。そして、
図1は上述したプリント配線板におけるA部およびB部
の拡大平面図である。ここで、測定電極は8層のプリン
ト配線板用を想定したものである。
【0015】プリント配線板1の部品面(第1層とす
る)には、第1層ストリップ導体6aを配置してある。
第3層には第3層ストリップ導体6bが配置してあり、
第6層には第6層ストリップ導体6cを配置してある。
そして、半田面(第8層)には、第8層ストリップ導体
6dを配置してある。この内、内層にある第3層ストリ
ップ導体6bと第6層ストリップ導体6c、および半田
面にある第8層ストリップ導体6dは、部品面との導通
を図るため、ストリップ導体側バイアホール7に接続し
てある。そして、このストリップ導体側バイアホール7
は、部品面にてストリップ導体導体側パッド8に接続し
てある。また、これらのストリップ導体に対し、ここで
は図示しないグラウンド導体側は、グラウンド導体側バ
イアホール9によって、部品面のグラウンド導体側パッ
ド10に接続してある。
【0016】ここで、上述した4本のストリップ導体6
a,6b,6c,6dは、それぞれ異なる層に配置され
ているので、その長手方向を合わせて重なるように配置
してある。そして、ストリップ導体側パッド8は、4本
のストリップ導体6a〜6dのそれぞれ両端に直接ある
いはストリップ導体側バイアハール7を介して接続さ
れ、ストリップ導体6a〜6dと平行に等間隔で一列に
並べて配置してある。また、グラウンド導体側パッド1
0は、ストリップ導体側パッド8と平行に、かつストリ
ップ導体側パッド8と1対1で対応するように等間隔で
一列に並べて配置してある。
【0017】図3は図1のC−C線断面図である。図3
に示すように、プリント配線板1の第2層には第2層グ
ラウンド導体11aが配置してあり、第4層には第4層
グラウンド導体11bが配置してあり、第5層には第5
層グラウンド導体11cが配置してあり、第7層には第
7層グラウンド導体11dが配置してある。
【0018】これら4つのグラウンド導体11a〜11
dは、部品面との導通を図るためと各グラウンド層の電
位を同じにするために、グラウンド導体側バイアホール
9に接続してある。また、4つのグラウンド導体11a
〜11dは、ストリップ導体側バイアホール7に対し、
絶縁材料12を介して間隔を持たせてある。上述した図
2,図3より、グラウンド導体が配置されていない層に
ストリップ導体が配置され、部品面から見ると第1層ス
トリップ導体6aと第2層グラウンド導体11aにより
マイクロストリップ導体構造となって、導体間の絶縁材
料12の実効比誘電率(εeff1)を求めることができ
る。
【0019】また、第2層グラウンド導体11aと第3
層ストリップ導体6bと第4層グラウンド導体11bに
よりストリップ導体(トリプレート)構造となって、グ
ラウンド導体間(11a−11b間)の絶縁材料12の
比誘電率(εr1)を求めることができる。同様に、第5
層グラウンド導体11cと第6層ストリップ導体6cと
第7層グラウンド導体11dによりストリップ導体(ト
リプレート)構造となって、グラウンド導体間(11c
−11d間)の絶縁材料12の比誘電率(εr2)を求め
ることができる。また、第7層グラウンド導体11dと
第8層ストリップ導体6dによりマイクロストリップ導
体構造となって、導体間の絶縁材料12の実効比誘電率
(εeff2)を求めることができる。
【0020】図4は時間領域伝送特性の測定装置を示す
説明図である。なお、測定対象は、マイクロストリップ
導体,ストリップ導体等不平衡伝送線路を想定してい
る。13はステップ状波発生器で、このステップ状波発
生器13は、立ち上がり時間が速く、繰り返し周波数が
十分低い台形波、いわゆるステップ状波を発生する。な
お、このステップ状波発生器13で発生するステップ状
波の立ち上がり時間は調整可能で、所望の立ち上がり時
間を得ることができるようになっている。
【0021】このステップ状波発生器13で発生させた
ステップ状波は、同軸ケーブル14から第1のプローブ
15をスルーで通過し、伝送線経路部であるストリップ
導体16およびグラウンド導体17へ供給する。ストリ
ップ導体16とグラウンド導体17は、各長さLの等長
にしてあり、その対面端にて第2のプローブ18を通
じ、終端抵抗19で終端する。
【0022】20は前記ステップ状波発生器13で発生
させたステップ状波を検出するサンプリングオシロスコ
ープで、このサンプリングオシロスコープ20へのピッ
クアップは、2か所、ここでは第1のプローブ15およ
び第2のプローブ18とそれぞれ同じ位置で行うことと
しており、第3のプローブ21を介してストリップ導体
16およびグラウンド導体17の開始端に接続するとと
もに、第4のプローブ22を介してストリップ導体16
およびグラウンド導体17の終端に接続する。なお、第
3のプローブ21および第4のプローブ22は、高入力
インピーダンスで低ストレーキャパシティである物を使
用する。ここで、各プローブを除く全ての測定系は、定
インピーダンス化されている。
【0023】図5は上述した第3のプローブ21および
第4のプローブ22における波形の変化を示す波形図
で、縦軸に電圧変化量、横軸に時間をとっている。t1
およびt2はそれぞれステップ波通過時の立ち上がり時
間であり、Δtがパターン長Lに対する伝搬遅延時間で
ある。図6〜8は、このような測定装置により、図1〜
3で説明したプリント配線板の測定電極を用いて計測し
たパターン長に対する伝搬遅延時間(単位はns/m)
の変化を示すグラフである。ここで、プリント配線板の
材質は、ガラス布基材BT(ビスマレイミド+トリアジ
ン樹脂)レジンである。
【0024】なお、図6は、マイクロストリップ導体構
造でソルダレジスト付きの場合、図7はマイクロスリッ
プ導体構造でソルダレジスト無しの場合、図8はストリ
ップ導体構造の場合を示している。まず、図4で説明し
た測定装置の第3のプローブ21,第4のプローブ2
2、および第1のプローブ15,第2のプローブ18
を、図1〜図3で説明したプリント配線板1において、
比誘電率あるいは実効比誘電率を測定すべき絶縁材料1
2を挟むストリップ導体とグラウンド導体に対応するス
トリップ導体側パッド8およびグラウンド導体側パッド
10へ接続する。ここで、図1に示されるように、接続
される各パッドは等間隔に部品面に並べられており、測
定は効率良く、全て部品面側から行うことができる。ま
た、配線スペースを多く必要とするストリップ導体を層
を重ねて構成してあるので、最小限の配線スペースに収
めることができる。
【0025】また、図4におけるストリップ導体16お
よびグラウンド導体17は、図1,3で説明したマイク
ロストリップ導体構造およびストリップ導体構造に対応
する。よって、マイクロストリップ導体構造およびスト
リップ導体構造において、絶縁材料の比透磁率μr
1、また、伝搬する電磁界がTEMモードと考えられる
とき、図4における測定装置を用いて求めた伝搬遅延時
間Δtより、比誘電率ε r1,εr2および実効比誘電率ε
eff1,εeff2を以下に示す(5)式および(6)式より
求めることができる。
【0026】
【数5】
【0027】ここで、Δtは単位パターン長当たりの伝
搬遅延時間、α,βは板厚が厚く、バイアホールの影響
が無視できない場合の補正項(通常α,β=0で近
似)、Cは光速(3×108 m/s)である。なお、上
記(6)式では、ソルダレジスト付きの場合でも適用可
能である。これは、測定時の電磁界モードが実回路パタ
ーンと同等であるためである。
【0028】さらに、デジタル信号による測定と同等で
あるため、高調波成分の影響を含んだ形の結果を得るこ
とができ、かつ、図5における立ち上がり時間t1を調
整することで、実際の使用条件に合わせることができ
る。ただし、図6〜図8に示す測定結果より、測定系に
下記の条件があることが判別した。
【0029】すなわち、図5に示す立ち上がり時間t1
の信号に対してパターンがTEMモードを有し、分布定
数回路として扱えるパターンが必要になる点である。そ
して、分布定数回路として扱える最短のパターン長L
は、信号の最高周波数成分の波長λ-3(材料上の短縮率
を含む)により、下記の(7)式および(8)式から、
(9)式に表せることがわかった。
【0030】
【数6】
【0031】また、立ち上がり時間の劣化が問題になら
ない場合は、下記の(10)式のようにするとよい。
【0032】
【数7】
【0033】さらに、高損失の材料では測定しにくいこ
とがわかった。また、立ち上がり時間t1の最小限度
は、その最高周波数成分が高次モードを発生いない時間
までになる。なお、入力される信号が正弦波の場合は、
その波長λをもって上記(9),(10)式を用い、パ
ターン長Lを求めることができる。
【0034】以上の条件を考慮し、実際の測定電極を設
計することで、図2に示すプリント配線板1の本体部2
のA部における測定電極5および製造,組み立て用余白
部3のB部における測定電極5を用いて比誘電率/実効
比誘電率を求めることができる。なお、本実施例ではプ
リント配線板が8層の場合で説明したが、何層構造のも
のであっても、上述したようにストリップ導体構造ある
いはマイクロストリップ導体構造で測定電極を配置する
ことで、絶縁材料の比誘電率および実効比誘電率の測定
が可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、測定電
極形状をストリップ導体構造およびマイクロストリップ
導体構造にすることで、比誘電率および実効比誘電率の
測定を実回路パターンと同じ電磁界モードの測定とした
ので、複合体としての絶縁材料を再現性よく測定するこ
とができる。特に、マイクロストリップ導体構造では、
実効比誘電率が測定できる。また、厚さの異なる絶縁材
料でも測定することができる。
【0036】さらに、最短の測定電極のパターン長を入
力信号の波長の4分の1以上にすることで、導体部の大
きさを分布定数回路として扱える大きさとしたので、測
定系のストレーキャパシティの影響を少なくできる。ま
た、入力信号として使用条件に合わせた立ち上がり時間
を持つステップ状波を用いて比誘電率および実効比誘電
率を測定するので、広帯域におよぶ高調波成分を含むデ
ジタル信号についての測定結果を得られる。
【0037】また、比誘電率および実効比誘電率は伝搬
遅延時間から計算により求めるようにしたので、非破壊
で実際の製品レベルの測定ができる。さらに、ストリッ
プ導体側パッドをプリント配線板の部品面に等間隔で一
列に並べて配置し、かつ、グラウンド導体側パッドをス
トリップ導体側パッドに1対1で対応するようにプリン
ト配線板の部品面に該ストリップ導体側パッドと同じ等
間隔で一列に並べて配置したので、プリント配線板の部
品面側から効率良く測定できる。
【0038】また、ストリップ導体をその長手方向を合
わせて層を重ねて配置したので、最小限の配線スペース
に配置できる。そして、実際の製品に上述した形状のス
トリップ導体構造およびマイクロストリップ導体構造の
測定電極を配置することで、製品個別に比誘電率および
実効比誘電率を測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における測定電極形状を示す
プリント配線板の要部平面図である。
【図2】本実施例におけるプリント配線板の全体斜視図
である。
【図3】図1のC−C線断面図である。
【図4】時間領域伝送特性の測定装置を示す説明図であ
る。
【図5】時間領域伝送特性の測定装置における波形の変
化を示す波形図である。
【図6】伝搬遅延時間の変化の一例を示すグラフであ
る。
【図7】伝搬遅延時間の変化の一例を示すグラフであ
る。
【図8】伝搬遅延時間の変化の一例を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 プリント配線板 5 測定電極 6a 第1層ストリップ導体 6b 第3層ストリップ導体 6c 第6層ストリップ導体 6d 第8層ストリップ導体 8 ストリップ導体側パッド 10 グラウンド導体側パッド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板の回路パターン部あるい
    はテストパターン部の少なくとも一方に、1組以上のス
    トリップ導体構造を形成するように導体およびパッドを
    配置して測定電極を形成したことを特徴とするプリント
    配線板における比誘電率の測定電極形状。
  2. 【請求項2】 プリント配線板の回路パターン部あるい
    はテストパターン部の少なくとも一方に、1組以上のマ
    イクロストリップ導体構造を形成するように導体および
    パッドを配置して測定電極を形成したことを特徴とする
    プリント配線板における実効比誘電率の測定電極形状。
  3. 【請求項3】 入力される信号の波長をλとするとき
    に、測定電極のパターン長Lを(1)式により求めるこ
    とを特徴とする請求項1および2記載のプリント配線板
    における比誘電率および実効比誘電率の測定電極形状。 【数1】
  4. 【請求項4】 入力される信号の波長をλとするとき、
    信号の立ち上がり時間の劣化が問題とならない時に、測
    定電極のパターン長Lを、(2)式により求めることを
    特徴とする請求項1および2記載のプリント配線板にお
    ける比誘電率および実効比誘電率の測定電極形状。 【数2】
  5. 【請求項5】 入力される信号が正弦波ではなく、高調
    波成分を有する波形のとき、入力信号の最高周波数成分
    の波長をもって入力される信号の波長λとすることを特
    徴とする請求項3および4記載のプリント配線板におけ
    る比誘電率および実行比誘電率の測定電極形状。
  6. 【請求項6】 プリント配線板の部品面に複数のストリ
    ップ導体側のパッドを等間隔で一列に並べ、これと平行
    に、複数のグラウンド導体側のパッドをストリップ導体
    側のパッドと同じ間隔で一列に並べたことを特徴とする
    請求項1および2記載のプリント配線板における比誘電
    率および実効比誘電率の測定電極形状。
  7. 【請求項7】 ストリップ導体側パッド間を結ぶマイク
    ロストリップ導体およびストリップ導体を、プリント配
    線板の厚み方向に重なるように、その長手方向を合わ
    せ、プリント配線板の所望の層に配置したことを特徴と
    する請求項1および2記載のプリント配線板における比
    誘電率および実効比誘電率の測定電極形状。
  8. 【請求項8】 ストリップ導体の単位長当たりの伝搬遅
    延時間Δtを求め、ストリップ導体構造におけるプリン
    ト配線板の比誘電率εr を、(3)式により求めること
    を特徴とするプリント配線板における比誘電率の測定方
    法。 【数3】
  9. 【請求項9】 マイクロストリップ導体の単位長当たり
    の伝搬遅延時間Δtを求め、マイクロストリップ導体構
    造におけるプリント配線板の実効比誘電率ε eff を、
    (4)式により求めることを特徴とするプリント配線板
    における実効比誘電率の測定方法。 【数4】
  10. 【請求項10】 立ち上がり時間を調整可能としたステ
    ップ状波によりストリップ導体およびマイクロストリッ
    プ導体の単位長当たりの伝搬遅延時間を求め、この伝搬
    遅延時間を用いて比誘電率および実効比誘電率を求める
    ことを特徴とする請求項8および9記載のプリント配線
    板における比誘電率および実効比誘電率の測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002067638A1 (fr) * 2001-02-19 2002-08-29 Sony Corporation Carte imprimee, carte imprimee multicouches et procede de detection de matiere etrangere et des vides dans une couche interne de la carte imprimee multicouches
JP4941293B2 (ja) * 2005-03-23 2012-05-30 日本電気株式会社 共振器、プリント基板及び複素誘電率の測定方法

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