JPH07269976A - 流体圧縮機および空気調和機 - Google Patents

流体圧縮機および空気調和機

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JPH07269976A
JPH07269976A JP6060520A JP6052094A JPH07269976A JP H07269976 A JPH07269976 A JP H07269976A JP 6060520 A JP6060520 A JP 6060520A JP 6052094 A JP6052094 A JP 6052094A JP H07269976 A JPH07269976 A JP H07269976A
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隆夫 星
Akihiko Sugiyama
明彦 杉山
Toshihiko Futami
俊彦 二見
Hideaki Tsuchiyama
英明 土山
Hisataka Katou
久尊 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機の配管構成を簡略化することがで
き、かつ停止時の圧力バランスを容易にかつ迅速に行え
る流体圧縮機および空気調和機を提供する。 【構成】 密閉されたケ−ス25と、このケ−ス25内
に設けられ、ケ−ス25外から吸引した低圧流体を圧縮
すると共に、圧縮後の高圧流体をケ−ス25内に吐出す
る圧縮機部26と、上記ケ−ス25内に設けられ、弁体
53を回転させることで、ケ−ス25外に設けられた室
内側熱交換器62あるいは室外側熱交換器63への高圧
流体の吐出配管、および室内側熱交換器62あるいは室
外側熱交換器63からの上記圧縮機部26への低圧流体
の吸引配管を切り換える回転形四方切換弁部28とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば空気調和機の
動作流体(冷媒)の流路の切り換えを行う四方弁を具備
する空気調和機およびこの空気調和機に用いられる流体
圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷房および暖房の双方を行う空
気調和機においては、冷房時と暖房時とで室内側熱交換
器と室外側熱交換器に流通する動作流体(冷媒)の流れ
を切り換える四方弁装置を具備する。
【0003】このような四方弁装置としては、一般に、
図11に1で示すようなものが広く用いられている。こ
の四方弁装置1は、弁本体2と、この弁本体2に接続さ
れた高圧ガス導入管3および低圧ガス吐出管4とを具備
し、さらに、上記弁本体2内に設けられた摺動弁5の切
換によって上記低圧ガス吐出管4あるいは上記高圧ガス
導入管3と連通する第1、第2の接続管6、7を具備す
る。
【0004】また、上記摺動弁5は、この摺動弁5に接
続されたピストン8、9によって上記弁本体2の長さ方
向両端部に区画された第1、第2の空間R1 、R2 の圧
力差によって作動するようになっている。
【0005】この弁本体2内に圧力差を導入し、上記摺
動弁5を作動させる装置としては、図に10で示す電磁
弁装置が用いられる。この電磁弁装置10には、上記第
1、第2の空間R1 、R2 に接続された銅製の第1、第
2の毛細管11、12が接続されていると共に、上記低
圧ガス吐出管四から導出された同じく銅製の第3の毛細
管13が上記第1、第2の毛細管11、12の間に接続
されている。
【0006】そして、この電磁弁装置10内に設けられ
た弁体14を図に15で示す電磁石およびスプリング1
6の作用によって切り換えることで、上記四方弁装置1
の弁本体2内の第1あるいは第2の空間R1 、R2 内
に、低圧ガス吐出管4内の圧力(低圧)を導入する。
【0007】上記四方弁装置に設けられた上記ピストン
8、9には、それぞれ微細な通孔が設けられ、上記第
1、第2の空間R1 、R2 内にはあらかじめ上記弁本体
2内の圧力(高圧)が導入されているから、上記第1、
第2の空間R1 、R2 のどちらかに低圧が導入されるこ
とで、両者の間に圧力差が生じ上記摺動弁5を切り換え
るようになっている。
【0008】空気調和機においては、上記四方弁装置1
の高圧ガス導入管3は、図に18で示す圧縮機の吐出管
に接続され、上記低圧ガス吐出管4は上記圧縮機18の
吸引管に接続されている。
【0009】また、上記第1の接続管6は図に19で示
す室外側熱交換器に接続され、上記第2の接続管7は、
20で示す室内側熱交換器に接続されている。次に、こ
の空気調和機の運転について説明する。
【0010】暖房運転を行う場合には、図1に示す位置
に上記摺動弁5を位置させることによって、上記第2の
接続管7と上記高圧ガス導入管3とを連通させると共
に、上記第1の接続管6と上記低圧ガス吐出管4とを連
通させる。
【0011】このことで、空気調和機の冷媒配管内を流
通する動作流体は、状態変化を行いながら図に矢印で示
すように、圧縮機18、室内側熱交換器20、膨脹弁2
1、室外側熱交換器19そして圧縮機18の順に流通
し、この空気調和機に暖房運転を行なわせる。
【0012】また、冷房時には、上記電磁弁装置10に
よって四方弁装置1の摺動弁5を切り換えることによっ
て、上記第1の接続管6と上記高圧ガス導入管3とを連
通させると共に、上記第2の接続管7と上記低圧ガス吐
出管4とを連通させる。このことで、動作流体は上述し
た場合とは反対に、室外側熱交換器側19から室外側熱
交換器20側へと流通し、この空気調和機に冷房運転を
行わせる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した四
方弁装置を具備する空気調和機には、以下に説明する解
決すべき課題がある。すなわち、上述したような四方弁
装置1および電磁弁装置10は構成が複雑で大型であ
り、また上述したように多数の部品を必要とする。ま
た、配管が複雑であり、特に、高圧ガス導入管3は上記
圧縮機18の吐出管に接続されているために振動を伝え
やすく、そのために防振措置を施す必要があるというこ
とがある。 また、従来、空気調和機用の冷媒にはR
−22に代表されるHCFC系冷媒が用いられていた
が、フロン規制が開始され、代替冷媒には、HFC系冷
媒が検討されている。
【0014】このHFC系冷媒は、従来のHCFC系冷
媒に比べて音が伝搬しやすい性質の冷媒であり、特に往
復式の摺動弁5を用いる上記四方弁装置1においては、
切換作動時の衝突音が冷媒を介して室内側熱交換器20
へと伝搬し、騒音(異音)を発生させるということが考
えられる。
【0015】一方、上記弁本体2と電磁弁装置10を接
続する第1〜第3の毛細管11〜13は、上記ケ−ス2
4の外部に露出しているため、少しの衝撃で変形し、作
動不良となるという欠点もある。
【0016】このような課題を解決するために成された
発明として、従来、特開昭60−124595号公報に
開示されたものがある。この発明は、図12に示すよう
に、圧縮機部22および電動機部23とを収納する密閉
ケ−ス24内に上記圧縮機部22から吐出された高圧吐
出ガスを充満させるタイプの圧縮機であり、上記ケ−ス
24内に上述した構成の四方弁装置1および電磁弁装置
10を内蔵することで、高圧ガス導入管4の配管を不要
にすると共に、上記毛細管11〜13の外力による破損
を防止するものである。
【0017】しかし、このような構成であっても、構成
が複雑で大型であるという課題は解決されておらず、さ
らに、このような四方弁装置1をケ−ス24内に組み込
むことにより、圧縮機自体が大型になり、近年の圧縮機
の小形化の傾向に対応することができないという新たな
問題を生じる。
【0018】また、この四方弁装置1は、圧力差で作動
させる構成であるために、上記摺動弁5は常に弁座に密
着させておく必要があり、停止時に配管どうしの圧力バ
ランス(ガスバランス)をとりずらいという不具合があ
る。
【0019】すなわち、この場合には、圧力バランスを
とるために長時間を要するため、停止後の再起動や、冷
房、暖房間の運転切換を迅速に行うことができないとい
うことがある。
【0020】この発明は、このような事情に鑑みて成さ
れたもので、空気調和機の配管構成を簡略化することが
でき、かつ停止時の圧力バランスを容易にかつ迅速に行
える流体圧縮機および空気調和機を提供することを目的
とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、密閉されたケ−スと、このケ−ス内に設けられ、ケ
−ス外から吸引した低圧流体を圧縮すると共に、圧縮後
の高圧流体をケ−ス内に吐出する圧縮機部と、上記ケ−
ス内に設けられ、弁体を回転させることで、ケ−ス外へ
の高圧流体の吐出配管および上記圧縮機部への低圧流体
の吸引配管を切り換える回転形四方切換弁とを有するこ
とを特徴とする流体圧縮機である。
【0022】第2の手段は、順次配管接続された圧縮
機、室内側熱交換器、減圧装置、室外側熱交換器を有す
ると共に、上記圧縮機からの上記室内側熱交換器、減圧
装置、室外側熱交換器への冷媒流路を切り換える四方弁
を有する空気調和機において、上記圧縮機は、圧縮後の
高圧冷媒が満たされるケ−スを具備すると共に、上記四
方弁は、上記ケ−ス内に設けられ、回動することで上記
冷媒の流路を切り換える弁体を有する回転形四方切換弁
であることを特徴とする空気調和機である。
【0023】第3の手段は、第1あるいは第2の手段の
流体圧縮機あるいは空気調和機において、上記回転形四
方切換弁は、上記ケ−スに取着される弁ベ−スと、この
弁ベ−スに設けられ、この弁ベ−スのケ−ス内外面に開
口する3つのポ−トと、上記弁ベ−スの上記3つのポ−
トが開口するケ−ス内側面に回転自在に設けられた弁体
と、この弁体の上記弁ベ−スに対向する面に設けられ、
上記弁体が所定角度回動することで上記3つのポ−トの
うちの2つを選択的に互いに連通させる連通溝と、上記
弁体に設けられ、他の一つのポ−トをケ−ス内に連通さ
せる貫通孔と、上記弁体に設けられた永久磁石と、上記
永久磁石に対向配置された一対の磁性片と、この一対の
磁性片に連結され、所定の電圧が印加されることでこれ
ら一対の磁性片それぞれ異なる極性に磁化し、あるいは
その極性を切り換え、上記永久磁石を介して上記弁体を
回動駆動しさせる磁力発生部とを具備することを特徴と
するものである。
【0024】第4の手段は、第3の手段の流体圧縮機あ
るいは空気調和機において、上記弁体を弁ベ−スに対し
て付勢する付勢手段を具備し、この付勢手段の付勢力
は、上記圧縮機の停止時には、上記弁体と弁ベ−スとの
間に隙間が生じるのを許容する程度の強さに設定されて
いることを特徴とするものである。
【0025】第5の手段は、第3の手段の流体圧縮機あ
るいは空気調和機において、上記磁力発生手段は、電磁
石を具備し、この電磁石には、この電磁石のコイル巻線
の抵抗値に基づいてケ−ス内の温度を検出する温度検出
手段が接続されていることを特徴とするものである。
【0026】第6の手段は、第1の手段の流体圧縮機に
おいて、上記ケ−スには、ケ−ス外側面および内側面に
それぞれ端子を具備する端子台がこのケ−スを密閉する
状態で設けられていると共に、この端子台のケ−ス内側
面の端子には、上記電動機部のコイル巻線および上記電
磁石のコイル巻線から導出された配線が接続されている
ことを特徴とするものである。
【0027】第7の手段は、第6の手段の流体圧縮機に
おいて、上記端子台は、圧縮機の電動機部のコイル巻線
から導出された配線が接続される端子のうちの一つと、
上記切換弁の電磁石のコイル巻線から導出された配線が
接続される端子のうちの一つとを共通の一つの端子とし
て具備することを特徴とするものである。
【0028】第8の手段は、順次配管接続された圧縮
機、室内側熱交換器、減圧装置、室外側熱交換器を具備
すると共に、上記圧縮機からの上記室内側熱交換器、減
圧装置、室外側熱交換器への冷媒流路を切り換える四方
弁を有する空気調和機において、上記冷媒は、HFC系
冷媒であり、上記圧縮機は、圧縮後の高圧冷媒が満たさ
れるケ−スを具備し、上記四方弁は、このケ−ス内に設
けられていることを特徴とする空気調和機である。
【0029】
【作用】このような構成によれば、圧縮後の高圧流体が
満たされるケ−ス内に流路切換弁を設けることで、配管
構成を簡略化することができる。そして、回転式の流路
切換弁であるから、弁体を回転させることで、圧縮機に
導入される流体の流路を変更することができる。そし
て、このことにより、室内側熱交換器と室外側熱交換器
とを有する空気調和機においては冷房、暖房運転の切換
を行うことができる。
【0030】また、停止時には、弁体を弁ベ−スから離
間させることで、配管内の圧力バランスを図ることがで
きる。さらに、切換弁の弁体を駆動する電磁石のコイル
の抵抗値を測定することで、ケ−ス内の温度を知ること
ができる。
【0031】一方、磁力切換部と電動機部からの配線を
同じ密閉端子に接続することで、この簡略化された配線
および制御回路でこの流体圧縮機および空気調和機を制
御することができる。
【0032】また、この流体圧縮機は、フロン代替冷媒
であるHFC系冷媒で作動させることができ、この場合
にも、ケ−ス内の切換弁部を作動させることで、暖房お
よび冷房の切換を行うことができる。
【0033】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図中25は、密閉ケ−スである。この密閉ケ
−ス25内には、高さ方向下端部、中途部および上端部
に、それぞれ圧縮機部26と、この圧縮機部26を駆動
して圧縮動作を行なわせる電動機部27と、この発明の
要部である切換弁部28(回転形四方切換弁)とが設け
られている。
【0034】以下、各部の構成について説明する。上記
電動機部27は、上記密閉ケ−ス25の内面に固定され
たステ−タ30と、このステ−タ30の内側に配置され
たロ−タ31とで構成されたDCブラシレスモ−タであ
る。なお、上記ロ−タ31は、図に32で示す駆動シャ
フトの上部に焼き嵌めされている。
【0035】また、この駆動シャフト32の下端部は、
上記圧縮機部26内へと延出されている。そして、この
駆動シャフト32の下端部には、上下方向に所定寸法離
間して設けられかつ互いに180°位相をずらして設け
られた2つのクランク部32aが形成されている。
【0036】上記圧縮機構部26は、ケ−ス25に固定
された仕切部材33によって保持されていると共に、図
に34で示す中間板を介して上下方向に接続された円筒
形の2つのシリンダ35、35を具備する。そして、こ
の2つのシリンダ35、35内には、上記駆動シャフト
32の2つのクランク部32a、32aがそれぞれ位置
するようになっている。
【0037】そして、このシャフト32は、上記仕切部
材33に固定された第1の軸受け部材37(主軸受)
と、この第1の軸受け部材37とで上記2つのシリンダ
35、35の上端および下端を閉塞する第2の軸受け部
材38(副軸受)とによって垂直軸線まわりに回転自在
に支持されている。
【0038】また、上記シャフト32の2つのクランク
部32a、32aにはそれぞれ円筒状のロ−ラ40、4
0が嵌着されている。このロ−ラ40は上記シリンダ3
5と偏心しかつ外周面の一部をこのシリンダ35の内周
面に当接させた状態で保持されている。
【0039】したがって、上記シリンダ35の内周面
と、上記偏心したロ−ラ40の外周面との間には、横断
面三日月形の圧縮空間41が区画されている。また、上
記シリンダ35内には、上記圧縮空間41を高圧側と低
圧側とに仕切るブレ−ド42が設けられている(上側の
シリンダ35については図示を省略)。このブレ−ド4
2は、図に43で示すスプリングによって上記ロ−ラ4
0側(シリンダ35の中心方向)へ付勢されており、上
記シリンダ35に設けられた図示しないブレ−ド溝を出
入りしてその先端を上記ロ−ラ40の外周面に常に接触
させるようになっている。
【0040】また、上記シリンダ35の、上記ブレ−ド
42を挟んだ両側には、それぞれ上記圧縮空間41内に
冷媒ガスを吸い込む吸い込み通路44と、圧縮した冷媒
ガス(吐出ガス)を吐出する吐き出し通路とが形成され
ている。なお、吸い込み通路44については、上側のシ
リンダ35にのみ図示する。
【0041】上記吸い込み通路44には、ぞれぞれ45
で示す吸込管が接続され、この吸込管45はこの密閉ケ
−ス11外へ延出されると共に、図に46で示す気液分
離器に接続されている。
【0042】一方、上記吐き出し通路は、上記第1の軸
受け部材のフランジ部に設けられた第1の吐出弁47か
らマフラ48を通って上記ケ−ス25の上部に開放する
第1の通路と、第2の軸受け部材38のフランジ部に設
けられた第2の吐出弁49からマフラ50に連通し、こ
のマフラ50から上記シリンダ35、中間板34、第1
の軸受け部材37を貫通して同じくケ−ス25の上部に
開放する第2の通路とからなる。
【0043】したがって、冷媒配管中の動作流体は、上
記吸込管45によって上記シリンダ35内に吸込まれ、
上記ロ−ラ40の旋回によって圧縮された後、上記第
1、第2の通路からなる吐き出し通路を通って上記ケ−
ス25の上部内に吐出されるようになっている。すなわ
ち、上記ケ−ス25内は、高圧吐出ガスによって高圧に
保たれるようになっている。
【0044】次に、上記切換弁部28について図1〜図
6を参照して説明する。この切換弁部28は、図1に示
すように、密閉ケ−ス25に固定される弁ベ−ス52
と、この弁ベ−ス52の下面に回転自在に設けられ動作
流体の流路を切り換える弁体53と、この弁体53の径
方向外縁部に固定されるた磁石部材54と、この磁石部
材54に磁力を作用させることで上記弁体53を駆動
し、流路を切り換える磁力切換部55と、この切換弁部
28を覆うホルダ56とを具備する。
【0045】上記弁ベ−ス52は、図3に示すように平
面視円形をなし、下端部には上端部よりも大径に形成さ
れた鍔部52aを有する。そして、この弁ベ−ス52は
図1に示すように、上記密閉ケ−ス25の上端を閉塞す
る蓋部25aに取り付けられている。
【0046】すなわち、この蓋部25aの上壁には図に
57で示す貫通孔が形成されている。そして、この弁ベ
−ス52は、上記上端側をこの貫通孔53内に挿入する
ことでこの蓋部25aに取着され、例えば溶接により上
記貫通孔53を気密に閉塞するように固定されるように
なっている。
【0047】また、図3に示すように、この弁ベ−ス5
2には、この弁ベ−ス52の中心軸線L上に設けられ、
下端側を上記ケ−ス25内に突出させた中心軸58が固
定されている。そして、この弁ベ−ス52には、この中
心軸58回りに周方向に90°間隔で、この弁ベ−ス5
2を軸方向に貫通する3つのポ−ト59〜61が設けら
れている。
【0048】この3つのポ−ト59〜61のうちの中央
に位置するポ−ト60は、図1に示すように、上記圧縮
機部26から延出された吸引管45に接続される低圧ガ
ス吐出ポ−ト(従来例(図11)における4に相当)と
なっており、この低圧ガス吐出ポ−ト60を挟む他の二
つポ−ト59、61は、それぞれ図に62、63で示す
室内用熱交換器および室外用熱交換器に接続される第
1、第2の接続用ポ−ト(従来例における6、7に相
当)となっている。
【0049】なお、図3に示すように、この弁ベ−ス5
2の、上記低圧ガス吐出ポ−ト60から周方向に180
°離間した位置には、下端部をこの弁ベ−ス52の下面
から若干量突出させたストッパ64(図に網書で示す)
が埋設されている。
【0050】このストッパ64は、図1および図2
(b)に示すように、上端部を上記弁ベ−ス52に螺着
することで取り付けられている。また、このストッパ6
4の上記弁ベ−ス52の下面から突出した部位は、上記
3つの各ポ−ト59〜61の幅よりも若干小なる外径を
有するようになっている。
【0051】このように形成された上記弁ベ−ス52の
下面には、図2(b)に示すように、前記弁体53が取
り付けられている。この弁体53は、その中央部に設け
られた中心孔53aに上記弁ベ−ス52から突設された
上記中心軸58を挿通させることで、その上面を上記弁
ベ−ス52の下面に当接させ、かつこの弁ベ−ス52に
対して回転自在に取り付けられている。
【0052】この弁体53の上面には、図5に示すよう
に、上記3つのポ−ト59〜61のうち90°間隔で隣
合う2つのポ−トどうし(59、60あるいは60、6
1)を連通させる凹陥溝66が設けられている。
【0053】この凹陥溝66は、図に示すように、縦断
面半円形状に形成された内面を有する通路であり、上記
弁体53が90°回動させられることで、図8(a)〜
(d)に示すように、隣合うポ−トどうし、すなわち上
記低圧ガス吐出ポ−ト60と第1の接続ポ−ト59どう
し、あるいは低圧ガス吐出ポ−ト60と第2の接続ポ−
ト61どうしを連通させるように切り換えられるように
なっている。
【0054】なお、上記弁体53の上面には、上記凹陥
溝66の回りに、この弁体53と上記弁ベ−ス52との
間を気密にシ−ルするシ−ル部材66aが弁ベ−ス52
と一体的に形成されている。
【0055】また、この弁体53の、上記凹陥溝66と
上記中心孔53aに関して点対称となる位置には、この
弁体53の上面から下面側へ貫通する貫通孔67が設け
られている。この貫通孔67は、上記凹陥溝66と、平
面視相似形状に設けられている。
【0056】また、図2(b)に示すように、上記弁ベ
−ス52に設けられたストッパ64の下端突出部は、こ
の弁体53を上記弁ベ−ス52に取り付けた状態で、こ
の貫通孔67内に位置するようになっている。
【0057】そして、このストッパ64は、同図(d)
に示すように、上記貫通孔67の周方向一端あるいは他
端と当接して、上記弁体53の回動方向の動きを90°
の範囲に規制するようになっている。また、この弁体5
3をこの90°の範囲で回動させることで、上記貫通孔
67は上記第1あるいは第2の接続ポ−ト59、61に
連通するように切り換えられるようになっている。
【0058】なお、上記凹陥溝66と上記貫通孔67の
位置関係から、図8(a)、(b)に示すように、上記
第1の接続ポ−ト59が上記貫通孔67と連通した場合
には、上記第2の接続ポ−ト61と上記低圧ガス吐出ポ
−ト60とが上記凹陥溝66によって互いに連通するよ
うになっている。
【0059】また、図8(c)、(d)に示すように、
上記第2の接続ポ−ト61が上記貫通孔67に連通した
場合には、上記第1の接続ポ−ト59と上記低圧ガス吐
出ポ−ト60とが上記凹陥溝66によって互いに接続さ
れるようになっている。
【0060】なお、上記貫通孔67は、上記ケ−ス25
内に開放するものであるから、従来例における高圧ガス
導入管3(図11に示す)と同じ作用を奏するようにな
っている。
【0061】また、図5に示すように、この弁体53の
上端部は、この弁体53の径方向外側に若干量突出する
鍔状のフランジ部53bとなっている。このフランジ部
53bの下面周方向に沿う所定位置には、前記磁石部材
54と係合する位置決め用の突起68が形成されてい
る。
【0062】この磁石部材54は、図2(b)に示すよ
うに、上記弁体53の下端側に外挿される薄肉円筒状の
カラ−69と、このカラ−69の外面に固定された永久
磁石70とを具備する。
【0063】上記カラ−69の周方向の一部には、図6
に69aで示すスリットが設けられ、このスリット69
aを上記弁体53に設けられた上記突起68と一致させ
係合させることで、上記弁体53と相対回転不能に組み
合わされるようになっている。
【0064】また、同図に示すように、上記永久磁石7
0は、180°間隔で2分割され、それぞれN極部70
aとS極部70bとから構成され、前記磁力切換部55
による吸引・反発力によって駆動されるようになってい
る。
【0065】上記磁力切換部55は、図2(d)および
図4に示すように、平行に離間して設けられた帯板状の
鉄製の一対のステ−72と、このステ−72の基端部間
に架設された鉄心73と、この鉄心73にコイル巻線を
施して構成された電磁石74とからなる。
【0066】上記ステ−72の先端部は、上記弁体に固
定された永久磁石70の外周面に沿うように曲成され、
その曲成半径は、内面が上記永久磁石70の外周面と所
定の微小隙間を存するように上記永久磁石70の外径よ
りも若干大きく設定されている。
【0067】そして、2つのステ−72の先端どうし
は、このステ−72の曲成方向に沿って互いに約90°
の角度をなして離間するように設定されている。この磁
力切換部55は、上記電磁石74に直流電流を印加する
ことで上記ステ−72の先端部を所定の極性に磁化する
ことができ、その磁性を切り換えることで、上記永久磁
石70との吸引・反発作用によって上記弁体53を回動
駆動するようになっている。
【0068】また、このステ−72の先端部の外側に
は、図2(b)〜(e)に56で示すホルダが設けられ
ている。このホルダ56は、薄肉円筒状の部材であり、
上端部は上記弁ベ−ス52の鍔部52aの外縁部下面に
固着されている。
【0069】このホルダ56には、同図(c)、(d)
に示すように、上記ステ−72の基端側(電磁石74
側)をこのホルダ56外に取り出すための切り込み部5
6aが設けられている。上記ホルダ56は、この切り込
み部56aによって、上記磁力発生部55の位置決めお
よび回転防止を行うようになっている。
【0070】一方、上記ホルダ56の下端および上記弁
ベ−ス52から上記弁体53を貫通して下方に延出され
た上記中心軸58の下端には、図2(b)および同図
(e)に77で示す押さえ部材が固定されている。
【0071】この押さえ部材77は、帯板状に構成さ
れ、長手方向両端部を上記ホルダ56の下端に溶接によ
って固定すると共に中央部は上記中心軸58の下端に固
定されている。
【0072】また、この押さえ部材77の中央部と上記
弁体53の下面との間には図に78で示すスプリングが
軸方向に圧縮された状態で挿入され、上記弁体53およ
び磁石部材54を上記上記弁ベ−ス52の下面に押し付
けるようになっている。
【0073】このスプリング78の付勢力は、この圧縮
機が作動していない状態、すなわち、この切換弁部28
に圧力が作用していない状態では、上記弁体53の自重
によって上記弁体53の上面と上記弁ベ−ス52の下面
との間に微小な隙間が生じることを許容する程度の強さ
に調整されている。
【0074】なお、以上説明した切換弁部28を組み立
てる場合には、まず、上記弁ベ−ス52に上記ホルダ5
6を固定する。一方、上記弁体53の外周面に上記磁石
部材54を接着しておく。
【0075】ついで、上記弁ベ−ス52の上端部を上記
密閉ケ−ス25の蓋部25aに設けられた上記挿入孔5
7に挿入して溶接、固定する。その後、弁ベ−ス52の
中心軸58に上記磁石部材54が接着された上記弁体5
3を取り付けると共に、上記磁力切換部55を組み付け
る。最後に上記押さえ部材77を上記スプリング78を
圧縮しつつ上記中心軸58および上記ホルダ56の下端
に固定する。
【0076】一方、上記蓋部25aには、図1および図
7に示すように、上記切換弁部57の側方に第2、第3
の貫通孔90a、90bが設けられており、これら第
2、第3の貫通孔90a、90bには、図に91a、9
1bで示す第1、第2の密閉端子がこれら第2、第3の
貫通孔90a、90bを気密に閉塞するかたちで取り付
けられている。
【0077】この密閉端子91a、91bは、上記電動
機部27および上記切換弁部28の磁力切換部55に給
電するための配線を上記ケ−ス25外へ取り出すための
ものである。
【0078】上記第1の密封端子91aは、ケ−ス25
内に突出した3本の第1〜第3の内側端子92〜94
と、それぞれの端子に接続され、このケ−ス25外へ突
出した3本の第1〜第3の外側端子96〜98とを具備
する。
【0079】また、上記第2の密封端子91bは、同じ
くケ−ス25内に突出した一対の内側端子95、95
と、それぞれの端子に接続され、このケ−ス25外へ突
出した一対の外側端子99、99とを具備する。
【0080】そして、上記第1の密封端子91aの上記
第1〜第3の内側端子92〜94は、上記電動機部27
の三相巻線から取り出された3本のリ−ド線と一対の第
1のコネクタ100を介して接続され、また、上記第2
の密封端子91bの上記一対の内側端子95、95は上
記切換弁部28から取り出された2本のリ−ド線と一対
の第2のコネクタ101を介してそれぞれ接続されてい
る。
【0081】すなわち、この圧縮機を組み立てる際に
は、上記蓋部25aに上記切換弁部28と上記第1、第
2の密閉端子91a、91bとを組み付け、まず、上記
第2の密閉端子91bの一対の内側端子95、95から
延出された第2のコネクタ101と上記切換弁部28か
ら延出された同じく第2のコネクタ101とを接続す
る。
【0082】ついで、上記蓋部25aを上記ケ−ス25
に取り付ける際に、上記第1の密閉端子91aの第1〜
第3の内側端子92〜94から導出された第1のコネク
タ100と上記電動機部27から導出された同じく第1
のコネクタ100とを接続するようにする。
【0083】一方、上記第1、第2の密封端子91a、
91bの各外部端子96〜99は、図に103で示す制
御部に接続されている。この制御部103は、圧縮機の
電動機部27を駆動するインバ−タ回路105と切換弁
部28を駆動する制御回路108とからなる。
【0084】したがって、上記インバ−タ回路105に
は、上記第1の密封端子91aの上記第1〜第3の外側
端子96〜98から導出された各配線が接続されてい
る。また、上記制御回路108には、上記第2の密封端
子91bの外側端子99が接続されている。この制御回
路108は、例えば図8に示すように構成されている。
【0085】すなわち、交流電源107からの上記磁力
切換部55の電磁石74への通電は、半波制御を行うフ
ォトトライアック110を介して行われるようになって
いる。このとき、マイクロコンピュ−タ111と交流の
0V(ゼロクロス)タイミングを検知するフォトトラン
ジスタ112とにより、上記ゼロクロス点に対し、上記
フォトトライアック110に通電するしないを判定し出
力するようになっている。
【0086】このことで、上記磁力切換部28は、上記
一対のステ−72の磁性をN極とS極に切り換えること
ができると共に(図8(a)、(c))、磁力の発生を
停止することもできる(図8(b)、(d))。
【0087】また、上記制御部103には、上記ケ−ス
25内の温度を検知するケ−ス内温度検知部113が設
けられている。この温度検知部113は、例えば、上記
密閉端子の第3、第4の外部端子98、99に接続さ
れ、上記磁力切換部55の電磁石74のコイル巻線の抵
抗値を検出することで、この値に基づいて上記ケ−ス2
5内の温度を検知するようになっている。
【0088】次に、以上述べた圧縮機を有する空気調和
機の制御(動作)について説明する。まず、冷房運転時
の制御について説明する。
【0089】冷房運転時には、図8(a)の波形図に示
すように、上記切換弁部28の電磁石74に印加する電
圧を制御する。このことで、図中上側に位置するステ−
72がN極に磁化され、下側に位置するステ−72がS
極に磁化される。
【0090】したがって、上記弁体53に固定された磁
石部材54のS極部70bが図中上側に位置するステ−
72に吸引され、N極部70aが下側に位置するステ−
72に吸引され、このことによって上記弁体53は反時
計回りに回動する。
【0091】所定角度回動したところで、図8(a)に
示すように、上記弁ベ−ス53の下面に突出するストッ
パ64が上記弁体52の貫通孔67の周方向一端と当接
し、上記弁体53は停止する。このことにより、上記第
2の接続ポ−ト61と低圧ガス吐出ポ−ト60とが上記
凹陥溝66によって連通し、上記第1の接続ポ−ト59
は、上記貫通孔67を介して上記密閉ケ−ス25内に解
放する。
【0092】この状態で、図1に示す上記電動機部27
を作動させる。この電動機部27が作動することで、上
記圧縮機構部28が作動し、動作流体の圧縮を行う。圧
縮された高圧流体は、上記密閉ケ−ス25内に吐出され
る。そして、密閉ケ−ス25内に充満した高圧流体は、
上記弁体53に設けられた貫通孔67を通過して上記第
1の接続ポ−ト59に流入し、室内側熱交換器62、膨
脹弁、室外側熱交換器63を順次状態変化を行いながら
通過して、室内の冷房を行う。
【0093】上記室外側熱交換器63を通過した流体
は、第1の接続ポ−ト61に流入し、上位弁体53に設
けられた凹陥溝66を通って上記低圧ガス吐出ポ−ト6
0に流れ、この低圧ガス吐出ポ−ト60から圧縮機の吸
引管45を通って上記ケ−ス25内の圧縮機部27に導
入される。
【0094】圧縮機部27内に導入された流体は、再び
この圧縮機部27によって圧縮されて上記ケ−ス25内
に吐出される。ついで、再び上記切換弁部28の貫通孔
67を介して上記第1の接続ポ−ト59から室内側熱交
換器62に導入され、この空気調和機の配管内を循環す
る。
【0095】なお、この間、上記スイッチ部108は、
図8(b)の波形図に示すように制御されるようになっ
ている。すなわち、上記印加電圧は0に制御され、上記
一対のステ−72は磁化されていない。
【0096】このような状態であっても、上記ステ−7
2は鉄製(磁性体)であるから、磁石部材54との吸引
力により、上記図8(a)の状態を維持することができ
るようになっている。また、このとき、上記凹陥溝66
内はケ−ス25の内部と比較して低圧であるから、ケ−
ス25内の圧力によって、上記弁体53と弁ベ−ス52
とは気密に密着し、容易には変位できないようになって
いる。
【0097】一方、冷房運転を停止させる場合には、上
記電動機28を停止させる。このことで、上記ケ−ス2
5内の圧力が低下するから、上記弁体53と弁ベ−ス5
2との密着状態は解消される。また、上記弁体53の自
重により、上記スプリング78が若干圧縮され、上記弁
体53と弁ベ−ス52との間に微小の隙間が生じて上記
第1、第2の接続ポ−ト59、61および低圧ガス吐出
ポ−ト60内の圧力がバランスすることになる。
【0098】このことにより、次に説明する暖房運転に
切り換える際の上記弁体52の駆動が低トルクで簡単に
行えるようになる。次に暖房運転時の制御および動作に
ついて説明する。
【0099】暖房運転時には、図8(c)の波形図に示
すように、上記切換弁部28の電磁石74に印加する電
圧を制御する。このことで、図8(a)に示す場合とは
逆に、図中上側に位置するステ−72がS極に磁化さ
れ、下側に位置するステ−72がN極に磁化される。
【0100】このことで、上記弁体53に固定された磁
石部材54のN極部70aが図中上側に位置するステ−
72に吸引され、S極部70bが下側に位置するステ−
72に吸引され、このことによって上記弁体53は時計
回りに回動する。
【0101】所定角度回動したところで、図8(c)に
示すように、上記弁ベ−ス53の下面に突出するストッ
パ64が上記弁体52の貫通孔67の周方向他端と当接
し、上記弁体53は停止する。
【0102】このことで、冷房時とは逆に、上記第1の
接続ポ−ト59と低圧ガス吐出ポ−ト60とが上記凹陥
溝66によって連通し、上記第2の接続ポ−ト61は、
上記貫通孔67を介して上記密閉ケ−ス25内に解放す
る。
【0103】この状態で上記電動機部28の運転を開始
すると、上記圧縮機部27が作動することによって上記
ケ−ス25内に高圧流体が満たされ、この圧力によって
上記弁体53は上記弁ベ−ス52の下面に密着させられ
る。
【0104】そして、このケ−ス25内の高圧流体は、
上記第2の接続ポ−ト61から室外側熱交換器63、膨
脹弁(減圧装置)、室内側熱交換器62へと順次状態変
化を行いながら流通し、室内の暖房を行う。
【0105】そして、上記室内側熱交換器62を通過し
た流体は、上記第1の接続ポ−ト59に流入し、上記凹
陥溝66を通って上記低圧ガス吐出ポ−ト60から、上
記ケ−ス25内の圧縮機部27へと導入される。
【0106】なお、この暖房運転中は、冷房運転中と同
様に、上記電磁石74に対する印加電圧は0に制御され
る(図8(d))。しかし、このような状態であって
も、上記ステ−72は鉄製(磁性体)であるから、磁石
部材54との吸引力により、上記図8(c)の状態を維
持することができるようになっている。また、このと
き、上記凹陥溝66内はケ−ス25の内部と比較して低
圧であるから、ケ−ス25内の圧力によって、上記弁体
53と弁ベ−ス52とは気密に密着し、容易には移動で
きないようになっている。
【0107】以上説明した構成によれば、以下に説明す
る効果がある。第1に、空気調和機の配管を簡略化する
ことができる効果がある。すなわち、上記弁体53に設
けられた貫通孔67が上記ケ−ス25内に開放している
から、高圧ガス用配管が不要になる。また、このことに
伴い従来高圧ガス用配管に必要だった防振措置が不要に
なる。
【0108】さらに、この切換弁部55は、従来例のパ
イロット式のものと異なり、作動用の電磁弁装置を用い
るものではないから、従来の切換弁に必要だった毛細管
(図11および図12に示す11〜12)が不要にな
る。
【0109】したがって、切換弁を内蔵した圧縮機の組
み立てが容易になると共に、簡単な構成で振動の少ない
空気調和機を得ることができる効果がある 第2に、圧縮機を小形化することができる効果がある。
【0110】すなわち、この圧縮機のケ−ス25内に内
蔵された切換弁部28は、従来例のものと異なり回転式
であり、また、作動用の電磁弁装置を有しないしないか
ら、その全長を小さくすることができる。
【0111】また、上記圧縮機の停止時は、上記弁体5
3がその自重によって若干下降するから、上記弁ベ−ス
52との密着状態が解消され、この弁体53を低トルク
で回動駆動することができるようになる。
【0112】この点、従来例においては、上記摺動弁は
常に弁座に密着されており、大きな駆動トルクを必要と
していた。したがって、この発明においては、その分、
上記磁力切換部55を小型にすることができる。
【0113】これらのことにより、上記ケ−ス25を大
型化することなく、上記切換弁部25を上記圧縮機のケ
−ス25内に組み込むことができから、近年の圧縮機の
小形化の傾向にも十分対応することができる効果があ
る。
【0114】また、このことによって、ケ−ス25の蓋
部25aの貫通孔と弁ベ−ス52の接続部の全長を短く
することができるため、溶接箇所も小さくなり、ガスリ
−クに対する信頼性や、溶接作業の作業性も向上する。
【0115】第3に、停止時のガスバランスが容易にか
つ迅速に行える効果がある。すなわち、従来の往復式の
摺動弁の場合には、この圧縮ガス漏れを防止するため
に、上記摺動弁は常に弁座に対して密着させる必要があ
るから、この切換弁の部分でガスバランスを行うことが
できず、圧縮機内もしくは膨脹機構の部分からガスバラ
ンスするまで長時間待つ必要があるということがあっ
た。
【0116】しかし、この発明の場合には、停止時に
は、上記弁体53が自重により若干下がり、上記弁ベ−
ス52との隙間を拡大する。したがって、上記弁ベ−ス
52に設けられた全てのポ−ト59〜61が上記弁体5
3の上面との間に生じた隙間を介して連通するから、ガ
スバランスを迅速に行うことができる。
【0117】また、運転時には、上記ケ−ス25内の圧
力により、上記弁体53は、上記弁ベ−ス52に対して
押し付けられ密着するから、圧縮ガス漏れが生じること
はなく、また、回動方向に容易に移動しないように保持
されるようになっている。
【0118】したがって、停止後のガスバランスを容易
にかつ迅速に行うことができ、停止後の再起動や、冷房
と暖房の切換を迅速に行えると共に、冷媒の注入等もガ
スバランスのために長時間待つことなく迅速に行える効
果がある。
【0119】第4に、切換弁部28を制御するための電
力を少なくすることができる効果がある。すなわち、上
記ステ−72は鉄製であるから、弁体52の駆動時以外
には、上記ステ−72を磁化しなくとも、このステ−7
2と上記磁石部材54との吸引力により、切換位置を維
持することができる。
【0120】したがって、スプリングと電磁石とにより
摺動弁の位置を維持する従来例と異なり、運転中は、上
記磁力切換部55に電圧を印加する必要がないから、消
費電力を少なくすることができる。
【0121】第5に、上記切換弁部28の磁力切換部5
5のコイル巻線の抵抗値に基づいて、上記ケ−ス内温度
検知部113で上記ケ−ス25内の温度を検知すること
としたから、専用の配線が不要になる。
【0122】一方、上記密閉端子91と切換弁部28と
を蓋部25aに一体的に設け、第1、第2のコネクタ1
00、101を用いて上記蓋部25aの取り付け時に上
記密閉端子91と電動機部27、切換弁部28の配線接
続を行うようにした。
【0123】このことにより、配線構造を簡略化するこ
とができると共に、ケ−ス25の密閉性の向上および組
立性の向上を図ることができる。第6に、冷媒としてフ
ロン代替冷媒であるHFC系冷媒を用いた場合に発生す
る騒音を低減することができる効果がある。
【0124】すなわち、上記HFC系冷媒は、音が伝搬
しやすい性質を有するものであるが、この発明では、切
換弁部28を回転式とすることで往復式の場合に生じる
切換衝突音の発生を低減することができる。
【0125】また、その切換弁部28をケ−ス25内に
内蔵するようにしたので、騒音が発生した場合にでも、
ケ−ス25のマフラ−効果(容量が大きく、かつ外部と
遮蔽されている。)によりその音が外部に漏れるのを有
効に防止することができる。下がっって、フロン代替冷
媒であるHFC系冷媒を用いた場合に特に顕著な効果を
奏するものである。
【0126】なお、この発明は、上記一実施例に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々
変形可能である。例えば、上記一実施例では、回転式換
弁として、回転自在に設けられた弁体53を磁力切換部
55の磁力切換によって回動駆動するようにしていた
が、これに限定されるものではなく、他の回転駆動機構
を用いるようにしても良い。
【0127】例えば、上記弁体53の外周面に上記磁石
部材54の代わりに従動歯車を固定するか、この弁体5
3に直接従動歯を形成し、これを駆動歯車を有するサ−
ボモ−タで駆動するようにしても良い。
【0128】また、上記一実施例では、上記磁石部材5
4を弁体53に接着し、この弁体53を弁ベ−スに対し
てスプリング78で付勢するようにしていたが、これに
限定されるものではない。
【0129】例えば、接着することなく組み合わされた
上記弁体53と上記磁石部材54の下面を保持する保持
部材を設け、この保持部材を上方に付勢することで、上
記弁体53と磁石部材54を一体化すると共に上記弁体
53を上記弁ベ−ス52に押し付けるようにしても良
い。
【0130】さらに、上記切換弁部28を作動させる制
御回路108は、図8に示したものに限定されるもので
はない。例えば、図9に示すような構成であっても良
い。この回路においては、電動機部27に接続される一
つの端子(第3の内側端子94および外側端子98)と
切換弁部28に接続される一方の端子(一対の内側端子
99の内の一方の内側端子95および外側端子99)と
を共通の端子とし、単一の密封端子91に計4本の内側
端子92〜95および外側端子96〜99を設けたもの
である。
【0131】そして、上記密封端子91の外側端子96
〜98から導出された配線は上記電動機部27を制御す
るインバ−タ回路105に接続されている。このインバ
−タ回路に設けられた各トランジスタは図示しないイン
バ−タ制御部に接続されている。また、このインバ−タ
回路は交流電源107に接続されている。
【0132】この場合には、この圧縮機の配線構造を簡
略化することができる効果がある。すなわち、圧縮機の
ケ−ス25内に上記切換弁部28を内蔵する構造をとる
場合、一般的には、従来例を示す図12に示すように、
電動機部を制御するための配線と、上記切換弁部を制御
するための配線とを、上記ケ−ス25から別々に取り出
すことが考えられる。
【0133】しかし、このような構成であると、上記ケ
−ス25に上記配線を取り出すための貫通孔を多数設け
なければならないから、このケ−ス25の密閉性低下の
問題が生じると共に、配線の作業も面倒になるというこ
とがある。
【0134】また、ケ−ス25内に内蔵された電動機部
27が上記実施例のようなDCブラシレスモ−タの場合
には、電動機部27用の配線3本と上記切換弁部28の
電磁弁用の配線2本の合計5本は最低必要となる。
【0135】しかし、上述した構成では、上記電動機部
27用の配線と切換弁部27用の配線とを一つの密封端
子91にまとめた。また、電動機部27用の3本の端子
の内の1本と切換弁部27用の2本の端子の内の1本と
を1本の端子として共用し、4本の端子として、制御部
103内にそのための制御回路を設けた。
【0136】このことにより、圧縮機の配線構造を簡略
化することができると共に、ケ−ス内の密閉性の向上お
よび組立性の向上を図ることができる。また、上記一実
施例においては、上記電動機部27としてDCブラシレ
スモ−タを用いていたが、これに限定されるものではな
く、図10に示すように単相モ−タ115であっても良
い。
【0137】この場合には、同図に示すような制御回路
で制御するようにすれば良い。また、上記一実施例で
は、上記流体圧縮機は、2つのシリンダ35およびロ−
ラ40を有するツインロ−タリ圧縮機であったが、これ
に限定されるものではない。例えばロ−ラ40が一つの
みのシングルロ−タリ圧縮機であっても良い。
【0138】また、旋回スクロ−ル翼と非旋回スクロ−
ル翼とを組み合わせて圧縮空間を形成し、上記旋回スク
ロ−ルを非旋回スクロ−ルに対して旋回させることで上
記圧縮空間内の流体を圧縮するスクロ−ル形圧縮機であ
っても良い。要は、ケ−ス内が圧縮後の高圧流体によっ
て満たされるものであれば良い。
【0139】さらに、上記一実施例では、ケ−ス25内
に圧縮機部28のみならず電動機部27をも設けていた
が、圧縮機部27と上記切換弁部28のみがケ−ス25
内に収められ、上記電動機部27はケ−ス25外に設け
られているものであっても良い。
【0140】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、密閉さ
れたケ−スと、このケ−ス内に設けられ、ケ−ス外から
吸引した低圧流体を圧縮すると共に、圧縮後の高圧流体
をケ−ス内に吐出する圧縮機部と、上記ケ−ス内に設け
られ、弁体を回転させることで、ケ−ス外への高圧流体
の吐出配管および上記圧縮機部への低圧流体の吸引配管
を切り換える回転形四方切換弁とを有する流体圧縮機で
あり、順次配管接続された圧縮機、室内側熱交換器、減
圧装置、室外側熱交換器を有すると共に、上記圧縮機か
らの上記室内側熱交換器、減圧装置、室外側熱交換器へ
の冷媒流路を切り換える四方弁を有する空気調和機にお
いて、上記圧縮機は、圧縮後の高圧冷媒が満たされるケ
−スを具備すると共に、上記四方弁は、上記ケ−ス内に
設けられ、回動することで上記冷媒の流路を切り換える
弁体を有する回転形四方切換弁であることを特徴とする
空気調和機である。
【0141】このような構成によれば、空気調和機の配
管を簡略化することができる。また、回転式の切換弁で
あるから、ケ−ス内に組み込んだ場合にもこの圧縮機が
大型化することが少ない。また、停止時のガスバランス
を容易にかつ迅速に図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す縦断面図。
【図2】同じく、切換弁部を示す平面図、正面図、側面
図および縦断面図。
【図3】同じく、切換弁部の弁ベ−スを示す平面図、側
面図および下面図。
【図4】同じく、磁力切換部を示す平面図、側面図およ
び正面図。
【図5】同じく、弁体を示す平面図、側面図および下面
図。
【図6】同じく、磁石部材を示す平面図および縦断面
図。
【図7】同じく、圧縮機の上面図。
【図8】同じく、切換弁部の切換動作を示す工程図。
【図9】同じく、制御回路を示す回路図。
【図10】他の実施例の制御回路を示す回路図。
【図11】従来例の四方弁を示す縦断面図。
【図12】同じく、圧縮機を示す縦断面図。
【符号の説明】
25…ケ−ス、26…圧縮機部、28…切換弁部(回転
形四方切換弁)、52…弁ベ−ス、53…弁体、54…
磁石部材、55…磁力切換部(磁力発生部)、59…第
1の接続ポ−ト、60…低圧ガス吐出ポ−ト、61…第
2の接続ポ−ト、62…室内側熱交換器、63…室外外
側熱交換器、66…凹陥溝(連通溝)、67…貫通孔
(連通孔)、72…ステ−(磁性片)、74…電磁石
(コイル巻線)、113…ケ−ス温度検知部(ケ−ス温
度検出手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土山 英明 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 加藤 久尊 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉されたケ−スと、 このケ−ス内に設けられ、ケ−ス外から吸引した低圧流
    体を圧縮すると共に、圧縮後の高圧流体をケ−ス内に吐
    出する圧縮機部と、 上記ケ−ス内に設けられ、弁体を回転させることで、ケ
    −ス外への高圧流体の吐出配管および上記圧縮機部への
    低圧流体の吸引配管を切り換える回転形四方切換弁とを
    有することを特徴とする流体圧縮機。
  2. 【請求項2】 順次配管接続された圧縮機、室内側熱交
    換器、減圧装置、室外側熱交換器を有すると共に、上記
    圧縮機からの上記室内側熱交換器、減圧装置、室外側熱
    交換器への冷媒流路を切り換える四方弁を有する空気調
    和機において、 上記圧縮機は、圧縮後の高圧冷媒が満
    たされるケ−スを具備すると共に、 上記四方弁は、上記ケ−ス内に設けられ、回動すること
    で上記冷媒の流路を切り換える弁体を有する回転形四方
    切換弁であることを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2記載の圧縮機
    あるいは空気調和機において、 上記回転形四方切換弁は、 上記ケ−スに取着される弁ベ−スと、 この弁ベ−スに設けられ、この弁ベ−スのケ−ス内外面
    に開口する3つのポ−トと、 上記弁ベ−スの上記3つのポ−トが開口するケ−ス内側
    面に回転自在に設けられた弁体と、 この弁体の上記弁ベ−スに対向する面に設けられ、上記
    弁体が所定角度回動することで上記3つのポ−トのうち
    の2つを選択的に互いに連通させる連通溝と、 上記弁体に設けられ、他の一つのポ−トをケ−ス内に連
    通させる貫通孔と、 上記弁体に設けられた永久磁石と、 上記永久磁石に対向配置された一対の磁性片と、 この一対の磁性片に連結され、所定の電圧が印加される
    ことでこれら一対の磁性片それぞれ異なる極性に磁化
    し、あるいはその極性を切り換え、上記永久磁石を介し
    て上記弁体を回動駆動しさせる磁力発生部とを具備する
    ことを特徴とする流体圧縮機あるいは空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の流体圧縮機あるいは空気
    調和機において、 上記弁体を弁ベ−スに対して付勢する付勢手段を具備
    し、 この付勢手段の付勢力は、上記圧縮機の停止時には、上
    記弁体と弁ベ−スとの間に隙間が生じるのを許容する程
    度の強さに設定されていることを特徴とする流体圧縮機
    あるいは空気調和機。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の流体圧縮機あるいは空気
    調和機において、 上記磁力発生部は、電磁石を具備すると共に、この電磁
    石には、この電磁石のコイル巻線の抵抗値に基づいてケ
    −ス内の温度を検出する温度検出手段が接続されている
    ことを特徴とする流体圧縮機あるいは空気調和機。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の流体圧縮機において、 上記ケ−スには、ケ−ス外側面および内側面にそれぞれ
    端子を具備する端子台がこのケ−スを密閉する状態で設
    けられていると共に、 この端子台のケ−ス内側面の端子には、上記電動機部の
    コイル巻線および上記電磁石のコイル巻線から導出され
    た配線が接続されていることを特徴とする流体圧縮機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の流体圧縮機において、 上記端子台は、 圧縮機の電動機部のコイル巻線から導出された配線が接
    続される端子のうちの一つと、上記切換弁の電磁石のコ
    イル巻線から導出された配線が接続される端子のうちの
    一つとを共通の一つの端子として具備することを特徴と
    する流体圧縮機。
  8. 【請求項8】 順次配管接続された圧縮機、室内側熱交
    換器、減圧装置、室外側熱交換器を具備すると共に、上
    記圧縮機からの上記室内側熱交換器、減圧装置、室外側
    熱交換器への冷媒流路を切り換える四方弁を有する空気
    調和機において、 上記冷媒は、HFC系冷媒であり、 上記圧縮機は、圧縮後の高圧冷媒が満たされるケ−スを
    具備し、 上記四方弁は、このケ−ス内に設けられていることを特
    徴とする空気調和機。
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