JPH07269962A - 冷凍サイクルの運転制御方法 - Google Patents

冷凍サイクルの運転制御方法

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JPH07269962A
JPH07269962A JP6095994A JP6095994A JPH07269962A JP H07269962 A JPH07269962 A JP H07269962A JP 6095994 A JP6095994 A JP 6095994A JP 6095994 A JP6095994 A JP 6095994A JP H07269962 A JPH07269962 A JP H07269962A
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JP
Japan
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compressor
pressure
stopped
smaller
differential pressure
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6095994A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Tomimasu
和宏 冨増
Kazuhiro Suzuki
一弘 鈴木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07269962A publication Critical patent/JPH07269962A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐出部に圧力差で開閉される弁を備えたイン
バータ駆動圧縮機、凝縮器、電動式膨張弁、及び蒸発器
により構成された冷凍サイクルにおいて、圧縮機停止時
における圧縮機の逆転を防ぎ、逆転音や振動の発生を防
止する。 【構成】 圧縮機に対し、停止指令が出された時、凝縮
器用のファンを停止し、この状態で前記圧縮機の吐出側
圧力と吸入側圧力、及び圧縮機回転数を取込み、吐出側
圧力と吸入側圧力との差圧が規定値以上の時は、そのま
ま圧縮機を停止し、差圧が規定値より小さく回転数が設
定値より大きい時は、前記電動式膨張弁を閉じ、又、差
圧が規定値より小さく、かつ回転数が設定値より小さい
時は、圧縮機回転数を上げ、規定時間後に圧縮機を停止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍サイクルの運転制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の冷凍サイクルの系統図であ
る。この系統はインバータ駆動圧縮機1、凝縮器2、絞
り(膨張弁)3、蒸発器4が配管で連結されて構成され
ている。5は凝縮器用送風機、6は蒸発器用送風機であ
る。従来この冷凍サイクルの運転を停止する時には、通
常、操作者による手動スイッチ操作、または温度式開閉
器によって、圧縮機電源が切断され運転が停止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圧縮機の型式・機構に
よっては、吸入圧力と吐出圧力の差が少ない時に停止操
作を行うと、吐出圧力によって吐出弁が確実に閉止しな
いため、圧縮機構が逆転し、異音や振動が発生する。イ
ンバータ駆動圧縮機では低速での運転機会が多い。低速
運転では吸入圧力が高く、吐出圧力が低くなるため、差
圧が小さい。特に、スプリング等で吐出弁を強制閉止す
る機構を採らなくてもよい圧縮機、例えばスクロール圧
縮機、スクリュー圧縮機では、異音や振動発生の傾向が
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、吐出部に圧力差で開閉される弁を備
えたインバータ駆動圧縮機、凝縮器、電動式膨張弁、及
び蒸発器により構成された冷凍サイクルにおいて、次の
特徴を有する冷凍サイクルの運転制御方法に関するもの
である。 (1)前記圧縮機に対し、停止指令が出された時、前記
凝縮器用のファンを停止し、この状態で前記圧縮機の吐
出側圧力と吸入側圧力、及び圧縮機回転数を取込み、吐
出側圧力と吸入側圧力との差圧が規定値以上の時は、そ
のまま圧縮機を停止し、差圧が規定値より小さく回転数
が設定値より大きい時は、前記電動式膨張弁を閉じ、
又、差圧が規定値より小さく、かつ回転数が設定値より
小さい時は、圧縮機回転数を上げ、規定時間後に圧縮機
を停止すること。 (2)前記(1)項に記載の運転制御方法において、差
圧が規定値より小さく、かつ回転数が設定値より小さい
時に、圧縮機回転数を上げた後、制限時間に達した時、
なお差圧が規定値より小さい時は、更に電動式膨張弁を
閉じること。
【0005】
【作用】冷凍サイクルにおいては、運転停止時に、次の
作用がある。 (a)凝縮器用ファンを停止することによって、吐出圧
力が上昇する。 (b)電動式膨張弁を冷凍システムの運転中に閉じるこ
とによって、吸入圧力は除々に低下し、吐出圧力は除々
に上昇するので、吸入と吐出の圧力差は拡大する。 (c)圧縮機の回転数を上げることによって、吸入と吐
出の圧力差は拡大する。
【0006】したがって、上記操作を、必要に応じて順
次組み合わせて行うことにより、運転停止時に、圧力差
により吐出弁が迅速に閉じられ、圧縮機の逆転が防止さ
れ、逆転音や振動の発生が防止される。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る冷凍サイクル
の系統図である。本系統においては、インバータ駆動圧
縮機1、凝縮器2、電動式絞り(膨張弁)3、蒸発器
4、凝縮器用送風機5、蒸発器用送風機6、により構成
される冷凍サイクルに判断回路7が付属している。判断
回路7には高圧圧力信号10と圧縮機回転信号11およ
び低圧圧力信号12が入力され、圧縮機回転数指令信号
13、電動絞り操作信号14および凝縮器用送風機ON
−OFF信号15が出力される。
【0008】圧縮機1の停止指令が出たあと実際に圧縮
機1の停止に至るまでの判断回路7のなかの制御手順を
示すフロー図を図2に示す。圧縮機1の停止指令を受け
とると同時にタイマがセットされ、凝縮器用送風機を停
止する。タイマは、以降の制御動作の最大時間T0 を規
定するために経過時間Tをモニタしているものであっ
て、T0 は30〜60秒である。次に吸入圧力Ps と吐
出圧力Pd 、圧縮機回転数RPMを読み込む。経過時間
TがT0 より小さく、かつ吐出と吸入の差圧(Pd −P
s )が規定値Kに対し小さく、圧縮機回転数RPMが設
定値R0 より小さい場合は、圧縮機回転数を上げる制御
とする。この制御中に吐出と吸入の差圧が規定値より大
きくなれば圧縮機を停止させるが、経過時間が制御時間
1 (T1=T0 −10sec 程度に設定)に達した時、
なお差圧が小さい時は電動絞り3を閉止させる。
【0009】従来技術で類似する操作としてシステム中
の冷媒を圧縮機1と凝縮器2の間に溜め込むポンプダウ
ンがある。この操作では蒸発器4と圧縮機1の間、また
は圧縮機1と凝縮器2の間に閉止弁が存在しなければ成
立しない。また、冷媒が溜め込まれたか否かの判断は低
圧圧力が十分低くなったかどうかできめる。吐出と吸入
の差圧は関係がない。
【0010】本実施例によれば、圧縮機の吸入圧力と吐
出圧力の圧力差が十分に確保されるので、圧縮機停止時
の吐出弁の迅速な閉動作が行われ、これによって圧縮機
の逆転が防止され、逆転音や振動の発生が防がれる。本
発明は、四方弁を有するヒートポンプ式冷凍サイクルに
於いても適用可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明の冷凍サイクルの運転制御方法に
おいては、圧縮機に対し、停止指令が出された時、凝縮
器用のファンを停止し、この状態で圧縮機の吐出側圧力
と吸入側圧力、及び圧縮機回転数を取込み、吐出側圧力
と吸入側圧力との差圧が規定値以上の時は、そのまま圧
縮機を停止し、差圧が規定値より小さく回転数が設定値
より大きい時は、前記電動式膨張弁を閉じ、又、差圧が
規定値より小さく、かつ回転数が設定値より小さい時
は、圧縮機回転数を上げ、規定時間後に圧縮機を停止
し、あるいは、上記において、差圧が規定値より小さ
く、かつ回転数が設定値より小さい時に、圧縮機回転数
を上げた後、制限時間に達した時、なお差圧が規定値よ
り小さい時は、更に電動式膨張弁を閉じるので、圧縮機
の吸入圧力と吐出圧力の圧力差が十分に確保され、圧縮
機停止時に吐出弁が迅速に閉じられるので、圧縮機の逆
転が防止され、逆転音や振動の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る冷凍サイクルの系統
図。
【図2】上記実施例の圧縮機停止までの制御手段を示す
フロー図。
【図3】従来の冷凍サイクルの系統図。
【符号の説明】
1 インバータ駆動圧縮機 2 凝縮器 3 電動絞り 4 蒸発器 5 凝縮器用送風装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出部に圧力差で開閉される弁を備えた
    インバータ駆動圧縮機、凝縮器、電動式膨張弁、及び蒸
    発器により構成された冷凍サイクルにおいて、前記圧縮
    機に対し、停止指令が出された時、前記凝縮器用のファ
    ンを停止し、この状態で前記圧縮機の吐出側圧力と吸入
    側圧力、及び圧縮機回転数を取込み、吐出側圧力と吸入
    側圧力との差圧が規定値以上の時は、そのまま圧縮機を
    停止し、差圧が規定値より小さく回転数が設定値より大
    きい時は、前記電動式膨張弁を閉じ、又、差圧が規定値
    より小さく、かつ回転数が設定値より小さい時は、圧縮
    機回転数を上げ、規定時間後に圧縮機を停止することを
    特徴とする冷凍サイクルの運転制御方法。
  2. 【請求項2】 上記において、差圧が規定値より小さ
    く、かつ回転数が設定値より小さい時に、圧縮機回転数
    を上げた後、制限時間に達した時、なお差圧が規定値よ
    り小さい時は、更に電動式膨張弁を閉じることを特徴と
    する冷凍サイクルの運転制御方法。
JP6095994A 1994-03-30 1994-03-30 冷凍サイクルの運転制御方法 Withdrawn JPH07269962A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101152527B1 (ko) * 2004-10-19 2012-06-01 엘지전자 주식회사 멀티형 공기조화기 및 멀티형 공기조화기의 압축기 제어방법
CN103940175A (zh) * 2014-04-18 2014-07-23 河南新飞制冷器具有限公司 一键静音式风冷冰箱及使用其实现静音的方法

Cited By (3)

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KR101152527B1 (ko) * 2004-10-19 2012-06-01 엘지전자 주식회사 멀티형 공기조화기 및 멀티형 공기조화기의 압축기 제어방법
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