JPH07269486A - インバータ・pid制御による圧縮機の駆動方法 - Google Patents

インバータ・pid制御による圧縮機の駆動方法

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JPH07269486A
JPH07269486A JP6184894A JP6184894A JPH07269486A JP H07269486 A JPH07269486 A JP H07269486A JP 6184894 A JP6184894 A JP 6184894A JP 6184894 A JP6184894 A JP 6184894A JP H07269486 A JPH07269486 A JP H07269486A
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JP
Japan
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compressor
inverter
pid control
air amount
compression pressure
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Pending
Application number
JP6184894A
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English (en)
Inventor
Motonobu Murase
元信 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機の駆動モータの回転数を制御し、吐出
空気量を100%以上のQmaxまで向上させ、最も効
率的で、かつ省エネルギ的な条件下で圧縮機を運転する
インバータ・PID制御による圧縮機の駆動方法を提供
する。 【構成】 使用側の圧縮空気の圧縮圧力および空気量を
検出し、インバータ・PID制御部によりその検出値と
定格馬力におけるインバータ・PID制御された馬力−
空気量の理論関係に基づいて圧縮機の回転数を調整し回
転数をQmaxまで向上させながら圧縮圧力の調整を行
い、最も効率的な条件で圧縮機を運転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動モータの回転数を
制御して、所要馬力の最も低い効率状態において圧縮機
の駆動制御を行うインバータ・PID制御による圧縮機
の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、圧縮機は定格馬力の
100%馬力においては圧縮圧力P0で100%の空気
量Q0を吐出するように形成される。すなわち、P0,Q
0で圧縮機が運転される場合、圧縮機は100%馬力の
状態で運転される。しかしながら、普通の使用状態では
0,Q0の状態で運転されない。例えば、使用側の空気
量Q1がQ2よりも大きい場合にはそのままの状態では使
用側の圧縮圧力P1はP1<P0となる。また、逆にQ1
0の場合にはP1>P0となる。そのため、使用側に適
合するように圧縮機の運転状態をコントロールし圧縮機
の駆動馬力を効率状態に低減させる必要がある。従来技
術では圧縮機に付設される容量レギュレータにより自動
制御され、吸入空気量を調整して駆動馬力を低減する方
法が一般に使用されていた。
【0003】また、最近ではインバータ・PID制御が
採用され、省馬力化を図る技術が開発され実施されてい
る。このインバータ・PID制御は使用側の圧縮空気の
圧縮圧力を圧力センサ等により検出し、これを設定圧力
と比較し、比例(P),積分(I)および微分(D)か
らなるPIDを介してインバータを制御し、圧縮圧力を
一定にコントロールしながらモータの回転数を制御して
使用中の圧縮機の運転状態を最も省エネルギ状態に保持
するようにするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来一般に使用されて
いる容量レギュレータによる圧縮機の制御方法の場合に
は、駆動モータの回転数のコントロールがなく、省エネ
ルギの点においては不十分なものであった。一方、イン
バータ・PID制御は省エネルギを指向したものである
が、従来のインバータ・PID制御では駆動モータの回
転数を100%の空気量以上の空気量を吐出する方向に
増大させる制御方法が採用されていなかった。すなわ
ち、圧縮機の回転数を増大させ空気量をQmaxの方向
に調整しながら圧縮圧力をコントロールし、最も効率的
な状態で圧縮機を運転させる制御方法は創案されていな
かった。
【0005】本発明は、以上の事情に鑑みて創案された
ものであり、圧縮機を使用状態に合わせて最も効率的,
省エネルギ的の状態で運転するようにしたインバータ・
PID制御による圧縮機の駆動方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、使用中の空気圧力Pおよび空気量Qを
検出し、インバータ・PID制御により圧縮機の定格馬
力内における最大の空気量Qmaxまで吐出空気量を調
整する方向に当該圧縮機の駆動モータの回転数を自動制
御するインバータ・PID制御による圧縮機の駆動方法
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】例えば、使用中の圧縮空気の使用量が定格馬力
の100%空気量Q0よりも多い場合には圧縮圧力が低
下する。また、逆に使用量がQ0よりも少ないときは圧
縮圧力は上昇する。従来の容量レギュレータの場合、使
用量がQ0よりも少ない場合は吸入空気量を制御し、か
つ圧縮圧力の適正化を図るように制御される。また、従
来のインバータ・PID制御では使用側圧縮圧力を検出
し、所定の圧縮圧力にすべく駆動モータの回転数の制御
が行われる。しかしながら、いずれの場合も、圧縮機の
最大の省エネルギ化を指向するものではない。本発明
は、ある圧縮圧力における馬力(電力)と空気量に関す
るインバータ・PID制御による理論的の関係式を基に
して使用側の圧縮圧力,空気量を提出して、駆動モータ
の回転数をQmaxの方向に上げながら最も理想的な状
態に圧縮機の圧縮圧力,空気量を調整するようにして最
大の省エネルギ化を図るようにしたものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1はインバータ・PID制御における馬力(電
力)と空気量Qとの関係を示す線図、図2は本実施例の
インバータ・PID制御のブロック図、図3は本実施例
における制御方法の一例を示すフローチャートである。
【0009】図1に示すように、定格馬力における圧縮
圧力PをP0とするとQ0が100%の空気量Qを表わ
す。すなわち、圧縮機は100%出力により圧力P0
空気量Q0の圧縮空気を吐出する能力を有する。図示の
ように、インバータ・PID制御方式によると駆動モー
タの回転制御が行われ空気量QはQmaxまで増大する
ことが出来、Qmaxで100%出力運転をすると圧縮
圧力PはP0よりやや低下した圧力P0′で運転される。
勿論、この場合、空気量QをQ0とすると所要馬力は1
00%より低下し、その分だけ省エネルギ化が図れる。
各圧縮圧力ごとにそれぞれ定格馬力におけるインバータ
・PID制御されるQ0,Qmaxの値は相異するがこ
れ等を予め制御回路側に入力しておく。
【0010】図2において、駆動モータ1で駆動される
圧縮機2からは圧縮圧力P2,空気量Q2の圧縮空気が吐
出されるが、これ等は使用側3で使用中の圧縮空気のP
2,Q2とは普通一致しない。使用側の圧縮空気の圧縮圧
力をP1とし空気量をQ1とすると、これ等は検出手段に
より容易に検出することが出来る。この検出値はインバ
ータ・PID制御部4側に入力される。インバータ・P
ID制御部4には予め定格馬力におけるP0,Q0,Qm
axの値が入力される。インバータ・PID制御部4は
入力された使用側の検出値を基にして、空気量をQma
x側に指向する回転制御を行うべく周波数変化を行うと
共に、その場合の所要馬力における最大の圧縮圧力まで
圧縮空気の圧力調整を行う。その結果、最も効率的な圧
縮圧力P2および空気量Q2の圧縮空気が出力される。使
用側にはこのP2,Q2に基づく圧縮空気が供給される。
【0011】次に、図3のフローチャートにより本実施
例の制御作用を説明する。まず、使用側で使用中の圧縮
空気の圧縮圧力P1,空気量Q1が求められる(ステップ
100)。この値がインバータ・PID制御部に入力さ
れる(ステップ101)。前記したようにインバータ・
PID制御部4(図2)には各種の圧縮圧力ごとに所要
馬力と空気量とのインバータ・PID制御される目標値
が入力される。インバータ・PID制御の基本的動作と
して、空気量をQmaxまで増大させる回転数制御が行
われる(ステップ102)。より具体的に説明すると、
使用側の空気量Q1が定格馬力における圧縮圧力P0にお
ける100%空気量Q0の値と比較される(ステップ1
03)。Q1>Q0の場合には(yesの場合)使用側の
圧縮圧力P1は普通P0より下回る。ここで、インバータ
・PID制御が作用し、圧縮機2の回転数制御が行わ
れ、圧縮機2から吐出される空気量Q2はQ1に指向して
増大されQmaxまで増大される。これに共なって圧縮
圧力P2もP1よりも大きいP0に指向すべく増大する
(ステップ104)。すなわち、圧縮圧力P2≒P0およ
びQmaxの圧縮空気が出力可能な状態となり(ステッ
プ105)、使用側は最も効率的で、省エネルギ的な状
態で圧縮空気が使用される。一方、Q1≦Q0の場合には
(noの場合)にはQ2はQ1のままでP2がP0<P1
指向し(ステップ106)、P0,Q1の圧縮空気が圧縮
機2から吐出可能となり(ステップ107)、同じく最
も効率的で、かつ省エネルギ的な状態で使用される。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 1)従来のように容量レギュレータによる吸入空気量の
制御によって圧縮機をコントロールするものではなく、
回転数制御により100%以上のQmaxまで吐出空気
量を増大するように駆動モータが制御され、かつその状
態における定格馬力に見合う圧縮圧力の空気が吐出され
るように自動制御されるため、圧縮機は最も効率的な条
件で運転される。 2)圧縮機が最も効率的条件で運転され、その条件下に
おいて使用側で圧縮空気が使用されるため省エネルギ化
が図れる。 3)インバータ・PID制御自体は特別なものではな
く、比較的容易に、かつ安価に実施出来る。 4)駆動モータで駆動されるすべての圧縮機に適用され
る。また、既存のものに付設可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】インバータ・PID制御と従来の制御方法とを
比較する馬力−空気量線図。
【図2】本発明の一実施例の全体構成を示すブロック
図。
【図3】本実施例の制御作用を説明するためのフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 駆動モータ 2 圧縮機 3 使用側 4 インバータ・PID制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用中の空気圧力Pおよび空気量Qを検
    出し、インバータ・PID制御により圧縮機の定格馬力
    内における最大の空気量Qmaxまで吐出空気量を調整
    する方向に当該圧縮機の駆動モータの回転数を自動制御
    することを特徴とするインバータ・PID制御による圧
    縮機の駆動方法。
  2. 【請求項2】 定格馬力における圧縮機の圧縮圧力をP
    0,100[%]空気量をQ0とし、使用中の圧縮空気の
    圧縮圧力をP1,空気量をQ1とし、Q1>Q0(P1
    0)の場合に、当該圧縮機から吐出される圧縮空気の
    空気量Q2が前記Qmaxに近づき、圧縮圧力P2がP0
    に近づくように駆動モータの回転数が自動制御され、Q
    1<Q0(P1≧P0)の場合、Q2→Q1,P2→P0に自動
    制御されることを特徴とするインバータ・PID制御に
    よる圧縮機の駆動方法。
JP6184894A 1994-03-31 1994-03-31 インバータ・pid制御による圧縮機の駆動方法 Pending JPH07269486A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007525616A (ja) * 2004-02-27 2007-09-06 ヨーク・インターナショナル・コーポレーション スクリュー圧縮機を可変速度で作動させるためのシステムと方法
CN104632631A (zh) * 2014-12-30 2015-05-20 广东溢达纺织有限公司 空压机控制系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007525616A (ja) * 2004-02-27 2007-09-06 ヨーク・インターナショナル・コーポレーション スクリュー圧縮機を可変速度で作動させるためのシステムと方法
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