JPH0726946A - 過給機付エンジンの二次エア供給装置 - Google Patents
過給機付エンジンの二次エア供給装置Info
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- JPH0726946A JPH0726946A JP5171486A JP17148693A JPH0726946A JP H0726946 A JPH0726946 A JP H0726946A JP 5171486 A JP5171486 A JP 5171486A JP 17148693 A JP17148693 A JP 17148693A JP H0726946 A JPH0726946 A JP H0726946A
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- JP
- Japan
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- secondary air
- opening
- air supply
- pressurizing pump
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 過給機が設けられたエンジンでは、過給圧を
加圧ポンプに供給することにより、二次空気量を十分に
確保しつつ、加圧ポンプの小型化および耐久性の向上を
図る。 【構成】 ターボチャージャ12とスロットル弁20と
の間の吸気通路18から、排気ポート24a近傍および
メインキャタ・コンバータ28内に二股状に分岐して二
次エア供給通路40を連通する。二次エア供給通路40
の分岐部分前流側の基部通路40aに加圧ポンプ42を
設け、分岐部分に第1,第2切換弁44,46を設け
る。基部通路40aが吸気通路18に連通する近傍に第
1開閉バルブ50を設ける。第1開閉バルブ50と加圧
ポンプ42との間の基部通路40aを、ターボチャージ
ャ12上流側の吸気通路となるエアクリーナ16に連通
するバイパス通路52を設ける。バイパス通路52に第
2開閉バルブ54を設ける。
加圧ポンプに供給することにより、二次空気量を十分に
確保しつつ、加圧ポンプの小型化および耐久性の向上を
図る。 【構成】 ターボチャージャ12とスロットル弁20と
の間の吸気通路18から、排気ポート24a近傍および
メインキャタ・コンバータ28内に二股状に分岐して二
次エア供給通路40を連通する。二次エア供給通路40
の分岐部分前流側の基部通路40aに加圧ポンプ42を
設け、分岐部分に第1,第2切換弁44,46を設け
る。基部通路40aが吸気通路18に連通する近傍に第
1開閉バルブ50を設ける。第1開閉バルブ50と加圧
ポンプ42との間の基部通路40aを、ターボチャージ
ャ12上流側の吸気通路となるエアクリーナ16に連通
するバイパス通路52を設ける。バイパス通路52に第
2開閉バルブ54を設ける。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンとりわけ過給
機付エンジンの二次エア供給装置に関する。
機付エンジンの二次エア供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリーエンジンでは吸気が負圧にな
るアイドル運転領域および低負荷運転領域に、吸排気の
オーバーラップによって排気ガスが比較的多量に吸気作
動室内に持ち込まれるため、燃焼の悪化および燃費特性
の悪化が来される。このため、アイドル回転領域ではシ
リンダ内に掃気ポートを形成して排気作動室内に新気を
供給するようになっているが、この場合、新気導入によ
り燃焼が短時間で終了してキャタ・コンバータ内での燃
焼が無くなるため排気ガス温度が低下し、排気ガス中の
HC増加によるエミッション悪化が来される。
るアイドル運転領域および低負荷運転領域に、吸排気の
オーバーラップによって排気ガスが比較的多量に吸気作
動室内に持ち込まれるため、燃焼の悪化および燃費特性
の悪化が来される。このため、アイドル回転領域ではシ
リンダ内に掃気ポートを形成して排気作動室内に新気を
供給するようになっているが、この場合、新気導入によ
り燃焼が短時間で終了してキャタ・コンバータ内での燃
焼が無くなるため排気ガス温度が低下し、排気ガス中の
HC増加によるエミッション悪化が来される。
【0003】そこで、近年では運転状態に応じて排気ポ
ートもしくはキャタ・コンバータ内に新気を送り、排気
ガスを積極的に浄化させるようにした二次エア供給装置
が設けられるようになっている(特開平4−20992
5号公報参照)。尚、前記二次エア供給装置では、エア
クリーナで浄化された空気の一部を加圧ポンプを用いて
積極的に供給するようになっている。
ートもしくはキャタ・コンバータ内に新気を送り、排気
ガスを積極的に浄化させるようにした二次エア供給装置
が設けられるようになっている(特開平4−20992
5号公報参照)。尚、前記二次エア供給装置では、エア
クリーナで浄化された空気の一部を加圧ポンプを用いて
積極的に供給するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の二次エア供給装置にあっては、加圧ポンプに導入
する空気はエアクリーナ後流側の大気圧状態の空気を導
入するようになっており、この大気圧条件下で必要とす
るポンプ容量が決定されるようになっている。このた
め、所要の二次エア供給量を得るためには加圧ポンプが
ある程度大型化してしまい、この加圧ポンプを狭いエン
ジンルーム内に収納する際のレイアウトが著しく困難に
なってしまう。特に、高地等の低い気圧条件下ではポン
プ吐出量が減少されるため、この低い気圧条件に対処す
るためには加圧ポンプの更なる大型化を図って吐出量の
増大を行う必要があり、そのレイアウトが更に困難にな
ってしまう。ところで、加圧ポンプでの吐出量の増大を
行うためには、ポンプ回転数を大きくすることによって
も達成できるが、このように回転数を大きくした場合は
ポンプの耐久性が低下されてその信頼性が乏しくなって
しまうという課題があった。
従来の二次エア供給装置にあっては、加圧ポンプに導入
する空気はエアクリーナ後流側の大気圧状態の空気を導
入するようになっており、この大気圧条件下で必要とす
るポンプ容量が決定されるようになっている。このた
め、所要の二次エア供給量を得るためには加圧ポンプが
ある程度大型化してしまい、この加圧ポンプを狭いエン
ジンルーム内に収納する際のレイアウトが著しく困難に
なってしまう。特に、高地等の低い気圧条件下ではポン
プ吐出量が減少されるため、この低い気圧条件に対処す
るためには加圧ポンプの更なる大型化を図って吐出量の
増大を行う必要があり、そのレイアウトが更に困難にな
ってしまう。ところで、加圧ポンプでの吐出量の増大を
行うためには、ポンプ回転数を大きくすることによって
も達成できるが、このように回転数を大きくした場合は
ポンプの耐久性が低下されてその信頼性が乏しくなって
しまうという課題があった。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、過給機が設けられたエンジンでは、過給圧を加圧ポ
ンプに供給することにより、二次空気量を十分に確保し
つつ、加圧ポンプの小型化および耐久性の向上を図るこ
とができる過給機付エンジンの二次エア供給装置を提供
することを目的とする。
て、過給機が設けられたエンジンでは、過給圧を加圧ポ
ンプに供給することにより、二次空気量を十分に確保し
つつ、加圧ポンプの小型化および耐久性の向上を図るこ
とができる過給機付エンジンの二次エア供給装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、排気系に新気を供給する加圧ポンプを備
え、この加圧ポンプを介して排気ポート近傍に新気をポ
ートエアとして供給し、またはキャタ・コンバータ内に
新気をスプリットエアとして供給する二次エア供給装置
を備えた過給機付エンジンにおいて、ポートエアの供給
領域では過給機で発生された過給エアを前記加圧ポンプ
に導入する構成とする。
めに本発明は、排気系に新気を供給する加圧ポンプを備
え、この加圧ポンプを介して排気ポート近傍に新気をポ
ートエアとして供給し、またはキャタ・コンバータ内に
新気をスプリットエアとして供給する二次エア供給装置
を備えた過給機付エンジンにおいて、ポートエアの供給
領域では過給機で発生された過給エアを前記加圧ポンプ
に導入する構成とする。
【0007】また、かかる構成において、スプリットエ
アの供給領域では加圧ポンプに導入する過給エアを制限
することが望ましい。
アの供給領域では加圧ポンプに導入する過給エアを制限
することが望ましい。
【0008】更に、加圧ポンプへの過給エア供給を所定
気圧以下で行うことが望ましい。
気圧以下で行うことが望ましい。
【0009】更にまた、エンジンのスロットル開度変化
率が所定値以上の時は、加圧ポンプに過給エアを供給す
るのを禁止することが望ましい。
率が所定値以上の時は、加圧ポンプに過給エアを供給す
るのを禁止することが望ましい。
【0010】また、かかる目的を達成するために本発明
は、過給機後流側の吸気通路と排気ポート近傍およびキ
ャタ・コンバータ内に連通する二次エア供給通路と、こ
の二次エア供給通路に設けられる加圧ポンプと、この二
次エア供給通路の加圧ポンプ前流側に設けられる第1開
閉バルブと、この第1開閉バルブと加圧ポンプとの間の
二次エア供給通路を過給機上流側の吸気通路に連通する
バイパス通路と、このバイパス通路に設けられる第2開
閉バルブと、を備え、加圧ポンプの作動,停止および第
1,第2開閉バルブの開,閉により二次エア供給を制御
する構成とする。
は、過給機後流側の吸気通路と排気ポート近傍およびキ
ャタ・コンバータ内に連通する二次エア供給通路と、こ
の二次エア供給通路に設けられる加圧ポンプと、この二
次エア供給通路の加圧ポンプ前流側に設けられる第1開
閉バルブと、この第1開閉バルブと加圧ポンプとの間の
二次エア供給通路を過給機上流側の吸気通路に連通する
バイパス通路と、このバイパス通路に設けられる第2開
閉バルブと、を備え、加圧ポンプの作動,停止および第
1,第2開閉バルブの開,閉により二次エア供給を制御
する構成とする。
【0011】更に、かかる構成において第1開閉バルブ
の開状態,第2開閉バルブの閉状態で過給エアを加圧ポ
ンプに供給する状態から二次エアを供給停止する時に、
第2開閉バルブの開,第1開閉バルブの閉,そして加圧
ポンプの停止の順に制御することが望ましい。
の開状態,第2開閉バルブの閉状態で過給エアを加圧ポ
ンプに供給する状態から二次エアを供給停止する時に、
第2開閉バルブの開,第1開閉バルブの閉,そして加圧
ポンプの停止の順に制御することが望ましい。
【0012】更にまた、二次エアを供給停止する際、エ
ンジンのスロットル開度変化率に応じて第2開閉バルブ
の開と第1開閉バルブの閉との間の切換時間を変化さ
せ、スロットル変化率が大きい程この切換時間を短縮す
ることが望ましい。
ンジンのスロットル開度変化率に応じて第2開閉バルブ
の開と第1開閉バルブの閉との間の切換時間を変化さ
せ、スロットル変化率が大きい程この切換時間を短縮す
ることが望ましい。
【0013】また、過給エアを加圧ポンプに供給する
際、ブローバイおよびパージエアの供給を中止すること
が望ましい。
際、ブローバイおよびパージエアの供給を中止すること
が望ましい。
【0014】更に、加圧ポンプと第1開閉バルブとの間
の二次エア供給通路にフィルタを設けることが望まし
い。
の二次エア供給通路にフィルタを設けることが望まし
い。
【0015】
【作用】以上の構成により本発明の過給機付エンジンの
二次エア供給装置にあっては、加圧ポンプから新気を排
気ポート近傍に供給するポートエアの供給領域では、過
給機で発生された過給エアを前記加圧ポンプに導入する
ようにしたので、加圧ポンプの吐出量を過給エアの導入
により増量することができる。従って、加圧ポンプの小
型化を達成することが可能となり、エンジンルーム内に
取り付ける際のレイアウトが容易になる。また、ポンプ
吐出量の増大により回転数の低減を図ることが可能にな
るため、加圧ポンプの耐久性を向上することができる。
二次エア供給装置にあっては、加圧ポンプから新気を排
気ポート近傍に供給するポートエアの供給領域では、過
給機で発生された過給エアを前記加圧ポンプに導入する
ようにしたので、加圧ポンプの吐出量を過給エアの導入
により増量することができる。従って、加圧ポンプの小
型化を達成することが可能となり、エンジンルーム内に
取り付ける際のレイアウトが容易になる。また、ポンプ
吐出量の増大により回転数の低減を図ることが可能にな
るため、加圧ポンプの耐久性を向上することができる。
【0016】また、かかる構成において、スプリットエ
アの供給領域では加圧ポンプに導入する過給エアを制限
することにより、排圧過上昇による出力低下を防止する
ことができる。
アの供給領域では加圧ポンプに導入する過給エアを制限
することにより、排圧過上昇による出力低下を防止する
ことができる。
【0017】更に、加圧ポンプへの過給エア供給を所定
気圧以下で行うことにより、低い気圧状態で減少される
加圧ポンプの吐出量を過給エアで補償して、必要とする
二次エア供給量を確保し、高地にあっても目的の排気ガ
ス浄化を行うことができる。更にまた、エンジンのスロ
ットル開度変化率が所定値以上の時は、加圧ポンプに過
給エアを供給するのを禁止することにより、過給エアが
二次エアとして損失するのを防止して加速時のレスポン
スを向上させる。
気圧以下で行うことにより、低い気圧状態で減少される
加圧ポンプの吐出量を過給エアで補償して、必要とする
二次エア供給量を確保し、高地にあっても目的の排気ガ
ス浄化を行うことができる。更にまた、エンジンのスロ
ットル開度変化率が所定値以上の時は、加圧ポンプに過
給エアを供給するのを禁止することにより、過給エアが
二次エアとして損失するのを防止して加速時のレスポン
スを向上させる。
【0018】また、本発明の過給機付エンジンの二次エ
ア供給装置の具体的構成として、過給機後流側の吸気通
路と排気ポート近傍およびキャタ・コンバータ内に連通
する二次エア供給通路と、この二次エア供給通路に設け
られる加圧ポンプと、この二次エア供給通路の加圧ポン
プ前流側に設けられる第1開閉バルブと、この第1開閉
バルブと加圧ポンプとの間の二次エア供給通路を過給機
上流側の吸気通路に連通するバイパス通路と、このバイ
パス通路に設けられる第2開閉バルブと、を備え、加圧
ポンプの作動,停止および第1,第2開閉バルブの開,
閉により二次エア供給を制御する構成としたので、第1
開閉バルブを開,第2開閉バルブを閉にすることによ
り、過給機後流側の過給エアを加圧ポンプに供給する状
態となり、第1開閉バルブを閉,第2開閉バルブを開に
することにより、過給機前流側の過給されない新気を二
次エアとして加圧ポンプに供給できる状態となる。
ア供給装置の具体的構成として、過給機後流側の吸気通
路と排気ポート近傍およびキャタ・コンバータ内に連通
する二次エア供給通路と、この二次エア供給通路に設け
られる加圧ポンプと、この二次エア供給通路の加圧ポン
プ前流側に設けられる第1開閉バルブと、この第1開閉
バルブと加圧ポンプとの間の二次エア供給通路を過給機
上流側の吸気通路に連通するバイパス通路と、このバイ
パス通路に設けられる第2開閉バルブと、を備え、加圧
ポンプの作動,停止および第1,第2開閉バルブの開,
閉により二次エア供給を制御する構成としたので、第1
開閉バルブを開,第2開閉バルブを閉にすることによ
り、過給機後流側の過給エアを加圧ポンプに供給する状
態となり、第1開閉バルブを閉,第2開閉バルブを開に
することにより、過給機前流側の過給されない新気を二
次エアとして加圧ポンプに供給できる状態となる。
【0019】更に、かかる構成において第1開閉バルブ
の開状態,第2開閉バルブの閉状態で過給エアを加圧ポ
ンプに供給する状態から二次エアを供給停止する時に、
第2開閉バルブの開,第1開閉バルブの閉,そして加圧
ポンプの停止の順に制御することにより、加圧ポンプの
吸入側のチョークを防止してこの加圧ポンプの信頼性を
確保することができる。
の開状態,第2開閉バルブの閉状態で過給エアを加圧ポ
ンプに供給する状態から二次エアを供給停止する時に、
第2開閉バルブの開,第1開閉バルブの閉,そして加圧
ポンプの停止の順に制御することにより、加圧ポンプの
吸入側のチョークを防止してこの加圧ポンプの信頼性を
確保することができる。
【0020】更にまた、二次エアを供給停止する際、エ
ンジンのスロットル開度変化率に応じて第2開閉バルブ
の開と第1開閉バルブの閉との間の切換時間を変化さ
せ、スロットル変化率が大きい程この切換時間を短縮す
ることにより、加速時のエンジンレスポンスを向上する
ことができる。
ンジンのスロットル開度変化率に応じて第2開閉バルブ
の開と第1開閉バルブの閉との間の切換時間を変化さ
せ、スロットル変化率が大きい程この切換時間を短縮す
ることにより、加速時のエンジンレスポンスを向上する
ことができる。
【0021】また、過給エアを加圧ポンプに供給する
際、ブローバイおよびパージエアの供給を中止すること
により、二次エアの供給時にこれらブローバイおよびパ
ージエアが二次エア供給通路を介して加圧ポンプに導入
されるのを防止して、加圧ポンプを保護することができ
る。
際、ブローバイおよびパージエアの供給を中止すること
により、二次エアの供給時にこれらブローバイおよびパ
ージエアが二次エア供給通路を介して加圧ポンプに導入
されるのを防止して、加圧ポンプを保護することができ
る。
【0022】更に、加圧ポンプと第1開閉バルブとの間
の二次エア供給通路にフィルタを設けることにより、こ
のフィルタで二次エア供給通路を通過するブローバイお
よびパージエアを除去することができ、加圧ポンプを保
護することができる。
の二次エア供給通路にフィルタを設けることにより、こ
のフィルタで二次エア供給通路を通過するブローバイお
よびパージエアを除去することができ、加圧ポンプを保
護することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。図1から図9は本発明にかかる過給機
付エンジンの二次エア供給装置10を示し、図1は全体
を概略的に示すシステム図、図2はパージエアの導入部
分を示す要部構成図、図3はブローバイの導入部分を示
す要部構成図、図4は高地での二次エア供給制御を示す
フローチャート、図5は加速状態での二次エア供給制御
を示すフローチャート、図6は本実施例の二次エア供給
装置に用いられる第1開閉バルブの開閉切換特性図、図
7は急加速時の二次エア供給制御を示すフローチャー
ト、図8は本実施例の二次エア供給装置に用いられる第
1,第2開閉バルブの作動タイミングを示すフローチャ
ート、図9は加圧システム作動状態でパージエア制御を
示すフローチャートである。
詳細に説明する。図1から図9は本発明にかかる過給機
付エンジンの二次エア供給装置10を示し、図1は全体
を概略的に示すシステム図、図2はパージエアの導入部
分を示す要部構成図、図3はブローバイの導入部分を示
す要部構成図、図4は高地での二次エア供給制御を示す
フローチャート、図5は加速状態での二次エア供給制御
を示すフローチャート、図6は本実施例の二次エア供給
装置に用いられる第1開閉バルブの開閉切換特性図、図
7は急加速時の二次エア供給制御を示すフローチャー
ト、図8は本実施例の二次エア供給装置に用いられる第
1,第2開閉バルブの作動タイミングを示すフローチャ
ート、図9は加圧システム作動状態でパージエア制御を
示すフローチャートである。
【0024】即ち、本実施例の二次エア供給装置10は
過給機としてのターボチャージャ12を備えたロータリ
ーエンジン14に適用され、エアクリーナ16から導入
される空気がターボチャージャ12で加圧された後、こ
の過給エアは吸気通路18を通ってロータリーエンジン
14のシリンダボア14a内に供給される。前記吸気通
路18にはスロットル弁20と、このスロットル弁20
の後流側にフューエルインジェクタ22が設けられる。
過給機としてのターボチャージャ12を備えたロータリ
ーエンジン14に適用され、エアクリーナ16から導入
される空気がターボチャージャ12で加圧された後、こ
の過給エアは吸気通路18を通ってロータリーエンジン
14のシリンダボア14a内に供給される。前記吸気通
路18にはスロットル弁20と、このスロットル弁20
の後流側にフューエルインジェクタ22が設けられる。
【0025】一方、前記シリンダボア14aには前記吸
気通路18が開口する吸気ポート18aのトレーリング
側には排気ポート24aが形成され、この排気ポート2
4aに接続される排気管24の途中には、排気流方向に
向かってプリキャタ・コンバータ26そしてメインキャ
タ・コンバータ28が配置される。これらプリキャタ・
コンバータ26およびメインキャタ・コンバータ28の
触媒作用により一般に知られるように排気浄化が行われ
る。尚、前記吸気通路18のスロットル弁20とフュー
エルインジェクタ22との間には、図2に示したように
図外のフューエルタンクからキャニスタ30,パージデ
ューティバルブ32およびチェックバルブ34を介して
パージエアが導入されると共に、図3に示したように図
外のオイルパンからブローバイカットバルブ36および
チェックバルブ38を介してブローバイガスが導入され
るようになっている。
気通路18が開口する吸気ポート18aのトレーリング
側には排気ポート24aが形成され、この排気ポート2
4aに接続される排気管24の途中には、排気流方向に
向かってプリキャタ・コンバータ26そしてメインキャ
タ・コンバータ28が配置される。これらプリキャタ・
コンバータ26およびメインキャタ・コンバータ28の
触媒作用により一般に知られるように排気浄化が行われ
る。尚、前記吸気通路18のスロットル弁20とフュー
エルインジェクタ22との間には、図2に示したように
図外のフューエルタンクからキャニスタ30,パージデ
ューティバルブ32およびチェックバルブ34を介して
パージエアが導入されると共に、図3に示したように図
外のオイルパンからブローバイカットバルブ36および
チェックバルブ38を介してブローバイガスが導入され
るようになっている。
【0026】前記二次エア供給装置10は、前記ターボ
チャージャ12とスロットル弁20との間の吸気通路1
8と、前記排気ポート24a近傍および前記メインキャ
タ・コンバータ28内に二股状に分岐して連通する二次
エア供給通路40を備える。前記二次エア供給通路40
の分岐部分前流側の基部通路40aには加圧ポンプ42
が設けられると共に、分岐部分には排気ポート24a近
傍に通ずるポートエア供給通路40bを開閉する第1切
換弁44が設けられ、かつ、メインキャタ・コンバータ
28に通ずるスプリットエア供給通路40cを開閉する
第2切換弁46が設けられる。前記第1,第2切換弁4
4,46はソレノイドバルブ44a,46aにより開閉
作動されると共に、第1,第2切換弁44,46の後流
側にはそれぞれチェックバルブ45,47が設けられ
る。尚、前記第2切換弁46は閉弁時にあっても常時少
量の空気を流すようになっている。
チャージャ12とスロットル弁20との間の吸気通路1
8と、前記排気ポート24a近傍および前記メインキャ
タ・コンバータ28内に二股状に分岐して連通する二次
エア供給通路40を備える。前記二次エア供給通路40
の分岐部分前流側の基部通路40aには加圧ポンプ42
が設けられると共に、分岐部分には排気ポート24a近
傍に通ずるポートエア供給通路40bを開閉する第1切
換弁44が設けられ、かつ、メインキャタ・コンバータ
28に通ずるスプリットエア供給通路40cを開閉する
第2切換弁46が設けられる。前記第1,第2切換弁4
4,46はソレノイドバルブ44a,46aにより開閉
作動されると共に、第1,第2切換弁44,46の後流
側にはそれぞれチェックバルブ45,47が設けられ
る。尚、前記第2切換弁46は閉弁時にあっても常時少
量の空気を流すようになっている。
【0027】一方、前記基部通路40aが吸気通路18
に連通される近傍には第1開閉バルブ50が設けられる
と共に、この第1開閉バルブ50と加圧ポンプ42との
間の基部通路40aを、ターボチャージャ12上流側の
吸気通路となるエアクリーナ16に連通するバイパス通
路52が形成され、このバイパス通路52に第2開閉バ
ルブ54が設けられる。前記第1開閉バルブ50は3方
向ソレノイドバルブ50aを介してスロットル弁20後
流側から導入される負圧によって開閉作動されると共
に、前記第2開閉バルブ54は同様に3方向ソレノイド
バルブ54aを介して加圧ポンプ42後流側から導入さ
れる正圧によって開閉作動される。
に連通される近傍には第1開閉バルブ50が設けられる
と共に、この第1開閉バルブ50と加圧ポンプ42との
間の基部通路40aを、ターボチャージャ12上流側の
吸気通路となるエアクリーナ16に連通するバイパス通
路52が形成され、このバイパス通路52に第2開閉バ
ルブ54が設けられる。前記第1開閉バルブ50は3方
向ソレノイドバルブ50aを介してスロットル弁20後
流側から導入される負圧によって開閉作動されると共
に、前記第2開閉バルブ54は同様に3方向ソレノイド
バルブ54aを介して加圧ポンプ42後流側から導入さ
れる正圧によって開閉作動される。
【0028】尚、前記二次エア供給通路40の分岐部分
にはエアフィルタ60に通ずる大気解放通路62が接続
され、この大気解放通路62はソレノイドバルブ64を
介して導入されるスロットル弁20後流側の負圧、また
はソレノイドバルブ66を介して導入される加圧ポンプ
42後流側の正圧によって作動されるリリーフ弁68に
よって開閉されるようになっている。また、前記二次エ
ア供給通路40には、第1開閉バルブ50と加圧ポンプ
42との間の基部通路40aに、パージ燃料とかブロー
バイ中のオイル分,カーボン成分を除去するためのフィ
ルタ70が設けられる。
にはエアフィルタ60に通ずる大気解放通路62が接続
され、この大気解放通路62はソレノイドバルブ64を
介して導入されるスロットル弁20後流側の負圧、また
はソレノイドバルブ66を介して導入される加圧ポンプ
42後流側の正圧によって作動されるリリーフ弁68に
よって開閉されるようになっている。また、前記二次エ
ア供給通路40には、第1開閉バルブ50と加圧ポンプ
42との間の基部通路40aに、パージ燃料とかブロー
バイ中のオイル分,カーボン成分を除去するためのフィ
ルタ70が設けられる。
【0029】前記スロットル弁20の開度、前記フュー
エルインジェクタ22の燃料噴射量、前記加圧ポンプ4
2を断続する図外の電磁クラッチ、前記第1,第2切換
弁44,46を開閉するソレノイドバルブ44a,46
a、前記第1,第2開閉バルブ50,54を開閉する3
方向ソレノイドバルブ50a,54a、前記リリーフ弁
68を作動するソレノイドバルブ64,66は、マイク
ロコンピュータ72から出力される駆動信号により制御
される。尚、前記マイクロコンピュータ72に主にエン
ジン回転数,冷却水温,大気圧,吸気通路(インマニ)
内圧および吸気温度等の各検出信号が入力され、これら
各信号に基づいて前記駆動信号が演算されるようになっ
ている。
エルインジェクタ22の燃料噴射量、前記加圧ポンプ4
2を断続する図外の電磁クラッチ、前記第1,第2切換
弁44,46を開閉するソレノイドバルブ44a,46
a、前記第1,第2開閉バルブ50,54を開閉する3
方向ソレノイドバルブ50a,54a、前記リリーフ弁
68を作動するソレノイドバルブ64,66は、マイク
ロコンピュータ72から出力される駆動信号により制御
される。尚、前記マイクロコンピュータ72に主にエン
ジン回転数,冷却水温,大気圧,吸気通路(インマニ)
内圧および吸気温度等の各検出信号が入力され、これら
各信号に基づいて前記駆動信号が演算されるようになっ
ている。
【0030】ところで、前記二次エア供給装置10の基
本的な制御は、冷却水温によって排気ポート24a近傍
に新気を供給するポートエア領域およびメインキャタ・
コンバータ28内に新気を供給するスプリットエア領域
が決定されるようになっている。つまり、水温が15度
以下では低回転,低負荷域においてエンジンの年商温度
が低くCO,HCが発生し易いので、ポートエア領域に
設定される。尚、中高回転域ではキャタ・コンバータ2
6,28保護のためエアカット領域となる。また、水温
が15度〜50度の範囲では、低回転,低負荷域に加え
中回転,中負荷域においてもポートエア領域として、積
極的にCO,HCを浄化するようになっている。更に、
水温が50度以上では低回転,低負荷域で同様にポート
エア領域とすると共に、CO,HC,NOxを効率良く
浄化するためにスプリット領域となる。
本的な制御は、冷却水温によって排気ポート24a近傍
に新気を供給するポートエア領域およびメインキャタ・
コンバータ28内に新気を供給するスプリットエア領域
が決定されるようになっている。つまり、水温が15度
以下では低回転,低負荷域においてエンジンの年商温度
が低くCO,HCが発生し易いので、ポートエア領域に
設定される。尚、中高回転域ではキャタ・コンバータ2
6,28保護のためエアカット領域となる。また、水温
が15度〜50度の範囲では、低回転,低負荷域に加え
中回転,中負荷域においてもポートエア領域として、積
極的にCO,HCを浄化するようになっている。更に、
水温が50度以上では低回転,低負荷域で同様にポート
エア領域とすると共に、CO,HC,NOxを効率良く
浄化するためにスプリット領域となる。
【0031】以上の構成により本実施例の過給機付エン
ジンの二次エア供給通装置10にあっては、加圧ポンプ
42が設けられた二次エア供給通路40をターボチャー
ジャ12後流側の吸気通路18に連通し、この二次エア
供給通路40が吸気通路18に連通される近傍に第1開
閉バルブ50を設けると共に、この第1開閉バルブ50
の後流側に設けたバイパス通路52に第2開閉バルブ5
4を設けたので、この第2開閉バルブ54を閉弁した状
態で第1開閉バルブ50を開弁することにより、ターボ
チャージャ12後流側の過給エアを前記加圧ポンプ42
に供給することができる。従って、加圧ポンプ42に導
入される過給エアによりポンプ吐出量を増量することが
できるため、加圧ポンプ42の小型化を達成することが
可能となり、狭いエンジンルーム内にこの加圧ポンプ4
2を取り付ける際のレイアウトが容易になる。また、前
記加圧ポンプ42は上述したようにポンプ吐出量が増大
されることにより回転数の低減を図ることが可能とな
り、加圧ポンプの耐久性を向上することができる。
ジンの二次エア供給通装置10にあっては、加圧ポンプ
42が設けられた二次エア供給通路40をターボチャー
ジャ12後流側の吸気通路18に連通し、この二次エア
供給通路40が吸気通路18に連通される近傍に第1開
閉バルブ50を設けると共に、この第1開閉バルブ50
の後流側に設けたバイパス通路52に第2開閉バルブ5
4を設けたので、この第2開閉バルブ54を閉弁した状
態で第1開閉バルブ50を開弁することにより、ターボ
チャージャ12後流側の過給エアを前記加圧ポンプ42
に供給することができる。従って、加圧ポンプ42に導
入される過給エアによりポンプ吐出量を増量することが
できるため、加圧ポンプ42の小型化を達成することが
可能となり、狭いエンジンルーム内にこの加圧ポンプ4
2を取り付ける際のレイアウトが容易になる。また、前
記加圧ポンプ42は上述したようにポンプ吐出量が増大
されることにより回転数の低減を図ることが可能とな
り、加圧ポンプの耐久性を向上することができる。
【0032】ところで、前記二次エア供給装置10では
ポートエア領域において比較的多量の新気を必要とする
が、このポートエア領域で前記第1開閉バルブ50を
開,第2開閉バルブ54を閉とすることにより、十分な
二次エアを排気系に供給してプリキャタ・コンバータ2
6およびメインキャタ・コンバータ28による触媒作用
を促進し、排気ガス浄化の効果を向上することができ
る。
ポートエア領域において比較的多量の新気を必要とする
が、このポートエア領域で前記第1開閉バルブ50を
開,第2開閉バルブ54を閉とすることにより、十分な
二次エアを排気系に供給してプリキャタ・コンバータ2
6およびメインキャタ・コンバータ28による触媒作用
を促進し、排気ガス浄化の効果を向上することができ
る。
【0033】また、本実施例の二次エア供給装置10で
は、スプリットエアの供給領域において加圧ポンプ42
に導入する過給エアを制限することにより、メインキャ
タ・コンバータ28内に導入される空気量を抑制できる
ため、排圧過上昇による出力低下を防止することができ
る。
は、スプリットエアの供給領域において加圧ポンプ42
に導入する過給エアを制限することにより、メインキャ
タ・コンバータ28内に導入される空気量を抑制できる
ため、排圧過上昇による出力低下を防止することができ
る。
【0034】ところで、本実施例の二次エア供給装置1
0は図4,図5および図6から図8に示すフローチャー
トに従って制御することができる。即ち、図4のフロー
チャートでは高地(一定の気圧以下)のみ加圧システム
を作動する制御を示し、まず、ステップS1でイグニッ
ションONした後、ステップS2で二次エア供給領域か
どうかを判断し、二次エア供給領域にある場合はステッ
プS3で大気圧センサーの検出信号により高地かどうか
を判断し、高地にある場合はステップS4により加圧シ
ステムを作動する一方、高地に無い場合はステップS5
により加圧システムを停止する。
0は図4,図5および図6から図8に示すフローチャー
トに従って制御することができる。即ち、図4のフロー
チャートでは高地(一定の気圧以下)のみ加圧システム
を作動する制御を示し、まず、ステップS1でイグニッ
ションONした後、ステップS2で二次エア供給領域か
どうかを判断し、二次エア供給領域にある場合はステッ
プS3で大気圧センサーの検出信号により高地かどうか
を判断し、高地にある場合はステップS4により加圧シ
ステムを作動する一方、高地に無い場合はステップS5
により加圧システムを停止する。
【0035】従って、この実施例では気圧が低下される
高地では、低い気圧状態で減少される加圧ポンプ42の
吐出量を過給エアで補償することができるため、必要と
する二次エア供給量を確保し、高地にあっても目的の排
気ガス浄化を十分に行うことができる。尚、前記加圧シ
ステムの作動とは第1開閉バルブ50を開弁し、第2開
閉バルブを閉弁して過給圧を加圧ポンプ42に供給する
状態を示す。
高地では、低い気圧状態で減少される加圧ポンプ42の
吐出量を過給エアで補償することができるため、必要と
する二次エア供給量を確保し、高地にあっても目的の排
気ガス浄化を十分に行うことができる。尚、前記加圧シ
ステムの作動とは第1開閉バルブ50を開弁し、第2開
閉バルブを閉弁して過給圧を加圧ポンプ42に供給する
状態を示す。
【0036】次に、図5に示すフローチャートでは、加
圧システム作動領域から加速する場合に、第1開閉バル
ブ54の閉弁作動を遅らせるようにしたものである。
尚、第1開閉バルブ54の開閉は、図6に示したように
一定の気圧状態(−100mmHg)を境界とした切換ライ
ンPで切換えが行われるようになっている。
圧システム作動領域から加速する場合に、第1開閉バル
ブ54の閉弁作動を遅らせるようにしたものである。
尚、第1開閉バルブ54の開閉は、図6に示したように
一定の気圧状態(−100mmHg)を境界とした切換ライ
ンPで切換えが行われるようになっている。
【0037】即ち、前記図5のフローチャートはステッ
プS1でイグニッションONされると、ステップS2で
二次エア供給領域かどうかを判断し、二次エア供給領域
の場合はステップS6で加圧システム作動領域かどうか
を判断する。加圧システム作動領域の場合はステップS
7により加速状態を判断し、加速状態ではステップS8
により前記切換ラインPを0mmHgまで上昇する(図6中
破線で示す)。一方、加圧システム作動領域でない場合
および加速状態でない場合は、ステップS9により−1
00mmHgの切換ラインPを保持する。
プS1でイグニッションONされると、ステップS2で
二次エア供給領域かどうかを判断し、二次エア供給領域
の場合はステップS6で加圧システム作動領域かどうか
を判断する。加圧システム作動領域の場合はステップS
7により加速状態を判断し、加速状態ではステップS8
により前記切換ラインPを0mmHgまで上昇する(図6中
破線で示す)。一方、加圧システム作動領域でない場合
および加速状態でない場合は、ステップS9により−1
00mmHgの切換ラインPを保持する。
【0038】従って、この実施例では加圧システム作動
領域で加速する場合は、前記切換ラインPが上昇される
ことにより実質的に第1開閉バルブの閉弁時期が遅延さ
れることになり、RawHCの多い領域での二次エア量
を確保することができる。
領域で加速する場合は、前記切換ラインPが上昇される
ことにより実質的に第1開閉バルブの閉弁時期が遅延さ
れることになり、RawHCの多い領域での二次エア量
を確保することができる。
【0039】次に、図7のフローチャートは加圧システ
ム作動領域から加速する場合において、スロットル開度
変化率が所定値以上のときは加圧システムの作動を中止
するようになっている。即ち、ステップS1でイグニッ
ションONされるとステップS10で二次エア供給し、
ステップS11で加圧システム作動領域かどうかが判断
される。加圧システム作動領域の場合はステップS12
によって加圧システムを作動し、次にステップS13で
スロットル開度の検出信号から加速中であるかどうかが
判断される。加速中の場合はステップS14でスロット
ル開度の変化率が予め決定した設定値Aより大きいと判
断した場合は、ステップS15によって加圧システムを
作動停止する。
ム作動領域から加速する場合において、スロットル開度
変化率が所定値以上のときは加圧システムの作動を中止
するようになっている。即ち、ステップS1でイグニッ
ションONされるとステップS10で二次エア供給し、
ステップS11で加圧システム作動領域かどうかが判断
される。加圧システム作動領域の場合はステップS12
によって加圧システムを作動し、次にステップS13で
スロットル開度の検出信号から加速中であるかどうかが
判断される。加速中の場合はステップS14でスロット
ル開度の変化率が予め決定した設定値Aより大きいと判
断した場合は、ステップS15によって加圧システムを
作動停止する。
【0040】次に、加速システムを作動停止した後、ス
テップS16でスロットル開度の変化率から加速終了か
どうかを判断し、加速終了と判断された場合はステップ
S17で二次エア供給領域にあるかどうかを判断し、こ
の領域にある場合はステップS10にリターンされると
共に、供給領域にない場合はステップS18によって二
次エア供給を停止した後ステップS17にリターンされ
る。
テップS16でスロットル開度の変化率から加速終了か
どうかを判断し、加速終了と判断された場合はステップ
S17で二次エア供給領域にあるかどうかを判断し、こ
の領域にある場合はステップS10にリターンされると
共に、供給領域にない場合はステップS18によって二
次エア供給を停止した後ステップS17にリターンされ
る。
【0041】尚、ステップS11で加圧システム作動領
域でないと判断した場合、およびステップS13で加速
中でないと判断した場合、そしてステップS14でスロ
ットル開度変化率が設定値Aに達していない緩加速時に
は、それぞれ前記ステップS17に飛ぶようになってい
る。
域でないと判断した場合、およびステップS13で加速
中でないと判断した場合、そしてステップS14でスロ
ットル開度変化率が設定値Aに達していない緩加速時に
は、それぞれ前記ステップS17に飛ぶようになってい
る。
【0042】従って、この実施例では急加速時に過給エ
アが損失されるのを防止できるため、加速時のエンジン
出力つまりレスポンスを大幅に向上することができる。
アが損失されるのを防止できるため、加速時のエンジン
出力つまりレスポンスを大幅に向上することができる。
【0043】次に、図8のフローチャートは加圧システ
ム作動状態から二次エア供給を中止する際に、第1,第
2開閉バルブ50,54および加圧ポンプ42の作動手
順を示し、まず、ステップS1でイグニッションONし
た後、ステップS2で二次エア供給領域かどうかを判断
し、次のステップS6で加圧システムの作動領域かどう
かを判断する。ステップS20は加圧を中止させるかど
うかを判断し、中止させる場合はステップ21により、
スロットル変化率を測定し、タイムTを決定し、T=0
スタートさせた後、第2開閉バルブ54を開弁する。
ム作動状態から二次エア供給を中止する際に、第1,第
2開閉バルブ50,54および加圧ポンプ42の作動手
順を示し、まず、ステップS1でイグニッションONし
た後、ステップS2で二次エア供給領域かどうかを判断
し、次のステップS6で加圧システムの作動領域かどう
かを判断する。ステップS20は加圧を中止させるかど
うかを判断し、中止させる場合はステップ21により、
スロットル変化率を測定し、タイムTを決定し、T=0
スタートさせた後、第2開閉バルブ54を開弁する。
【0044】ステップS22,23では設定したタイマ
ーの時間を計測し、タイマーの一定時間が終了した後、
ステップ24で第1開閉バルブ50を閉弁した後、ステ
ップ25で加圧ポンプ42の電磁クラッチを切断する。
ーの時間を計測し、タイマーの一定時間が終了した後、
ステップ24で第1開閉バルブ50を閉弁した後、ステ
ップ25で加圧ポンプ42の電磁クラッチを切断する。
【0045】従って、この実施例では二次エア供給を中
止する時に、第2開閉バルブの開弁,第1開閉バルブの
閉弁,加圧ポンプ42の停止の順に行うことになり、加
圧ポンプ42に作用する負荷を最小限とし、この加圧ポ
ンプ42吸入側のチョークを防止して加圧ポンプ42の
最小限の信頼性を確保することができる。また、この実
施例では二次エアを供給停止する際、エンジンのスロッ
トル開度変化率に応じてタイマーTを変化させることに
より、第2開閉バルブ54の開と第1開閉バルブ50の
閉との間の切換時間を変化させ、スロットル変化率が大
きい程この切換時間を短縮することにより、加速時のエ
ンジンレスポンスを向上することができる。
止する時に、第2開閉バルブの開弁,第1開閉バルブの
閉弁,加圧ポンプ42の停止の順に行うことになり、加
圧ポンプ42に作用する負荷を最小限とし、この加圧ポ
ンプ42吸入側のチョークを防止して加圧ポンプ42の
最小限の信頼性を確保することができる。また、この実
施例では二次エアを供給停止する際、エンジンのスロッ
トル開度変化率に応じてタイマーTを変化させることに
より、第2開閉バルブ54の開と第1開閉バルブ50の
閉との間の切換時間を変化させ、スロットル変化率が大
きい程この切換時間を短縮することにより、加速時のエ
ンジンレスポンスを向上することができる。
【0046】更に、図9のフローチャートは加圧システ
ム作動時にパージ燃料を中止するようになっており、ま
ずステップS1でイグニッションONした後、ステップ
S2で二次エア供給領域を判断し、そして、ステップS
6で加圧システム作動領域かどうかを判断し、この作動
領域にある場合はステップステップS26で図2に示し
たパージデューティバルブ32を閉弁する。一方、加圧
作動領域にない場合はステップS27でパージデューテ
ィバルブ32を作動してパージ制御を実行する。
ム作動時にパージ燃料を中止するようになっており、ま
ずステップS1でイグニッションONした後、ステップ
S2で二次エア供給領域を判断し、そして、ステップS
6で加圧システム作動領域かどうかを判断し、この作動
領域にある場合はステップステップS26で図2に示し
たパージデューティバルブ32を閉弁する。一方、加圧
作動領域にない場合はステップS27でパージデューテ
ィバルブ32を作動してパージ制御を実行する。
【0047】尚、前記図9のフローチャートはパージ燃
料制御を示したが、このフローチャートと同様の制御に
よりブローバイ制御を行うことができる。即ち、ブロー
バイ制御の場合はステップS26で図3のブローバイカ
ットバルブ36を閉弁する一方、ステップS27ではこ
のブローバイカットバルブ36を開弁してブローバイ制
御を行う。
料制御を示したが、このフローチャートと同様の制御に
よりブローバイ制御を行うことができる。即ち、ブロー
バイ制御の場合はステップS26で図3のブローバイカ
ットバルブ36を閉弁する一方、ステップS27ではこ
のブローバイカットバルブ36を開弁してブローバイ制
御を行う。
【0048】このように加圧作動領域でパージエアおよ
びブローバイの供給を中止することにより、二次エアの
供給時にこれらブローバイおよびパージエアが二次エア
供給通路40を介して加圧ポンプ42に導入されるのを
防止して、この加圧ポンプ42を保護することができ
る。
びブローバイの供給を中止することにより、二次エアの
供給時にこれらブローバイおよびパージエアが二次エア
供給通路40を介して加圧ポンプ42に導入されるのを
防止して、この加圧ポンプ42を保護することができ
る。
【0049】ところで、本実施例の二次エア供給装置1
0では基部通路40aにフィルタ70を設けたので、こ
のフィルタ70で二次エア供給通路40を通過するブロ
ーバイおよびパージエアを除去することができ、延いて
は加圧ポンプ42を保護することができる。
0では基部通路40aにフィルタ70を設けたので、こ
のフィルタ70で二次エア供給通路40を通過するブロ
ーバイおよびパージエアを除去することができ、延いて
は加圧ポンプ42を保護することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に示す過給機付エンジンの二次エア供給装置にあって
は、加圧ポンプから新気を排気ポート近傍に供給するポ
ートエアの供給領域で、過給機で発生された過給エアを
前記加圧ポンプに導入するようにしたので、加圧ポンプ
の吐出量の増量を可能として加圧ポンプの小型化を達成
することが可能となり、エンジンルーム内に取り付ける
際のレイアウトを容易にすると共に、回転数の低減を図
ることが可能になり加圧ポンプの耐久性を向上すること
ができる。
に示す過給機付エンジンの二次エア供給装置にあって
は、加圧ポンプから新気を排気ポート近傍に供給するポ
ートエアの供給領域で、過給機で発生された過給エアを
前記加圧ポンプに導入するようにしたので、加圧ポンプ
の吐出量の増量を可能として加圧ポンプの小型化を達成
することが可能となり、エンジンルーム内に取り付ける
際のレイアウトを容易にすると共に、回転数の低減を図
ることが可能になり加圧ポンプの耐久性を向上すること
ができる。
【0051】また、本発明の請求項2にあっては、スプ
リットエアの供給領域で加圧ポンプに導入する過給エア
を制限したので、排圧過上昇による出力低下を防止する
ことができる。
リットエアの供給領域で加圧ポンプに導入する過給エア
を制限したので、排圧過上昇による出力低下を防止する
ことができる。
【0052】更に、本発明の請求項3にあっては、加圧
ポンプへの過給エア供給を所定気圧以下で行うことによ
り、低い気圧状態で減少される加圧ポンプの吐出量を過
給エアで補償して、必要とする二次エア供給量を確保
し、高地にあっても目的の排気ガス浄化を行うことがで
きる。
ポンプへの過給エア供給を所定気圧以下で行うことによ
り、低い気圧状態で減少される加圧ポンプの吐出量を過
給エアで補償して、必要とする二次エア供給量を確保
し、高地にあっても目的の排気ガス浄化を行うことがで
きる。
【0053】更にまた、本発明の請求項4にあっては、
エンジンのスロットル開度変化率が所定値以上の時に、
加圧ポンプに過給エアを供給するのを禁止したので、過
給エアが二次エアとして損失するのを防止して加速時の
レスポンスを向上させる。
エンジンのスロットル開度変化率が所定値以上の時に、
加圧ポンプに過給エアを供給するのを禁止したので、過
給エアが二次エアとして損失するのを防止して加速時の
レスポンスを向上させる。
【0054】また、本発明の請求項5にあっては、過給
機後流側の吸気通路と排気ポート近傍およびキャタ・コ
ンバータ内に連通する二次エア供給通路と、この二次エ
ア供給通路に設けられる加圧ポンプと、この二次エア供
給通路の加圧ポンプ前流側に設けられる第1開閉バルブ
と、この第1開閉バルブと加圧ポンプとの間の二次エア
供給通路を過給機上流側の吸気通路に連通するバイパス
通路と、このバイパス通路に設けられる第2開閉バルブ
と、を備え、加圧ポンプの作動,停止および第1,第2
開閉バルブの開,閉により二次エア供給を制御する構成
としたので、第1開閉バルブを開,第2開閉バルブを閉
にすることにより、過給機後流側の過給エアを加圧ポン
プに供給する状態となり、第1開閉バルブを閉,第2開
閉バルブを開にすることにより、過給機前流側の過給さ
れない新気を二次エアとして加圧ポンプに供給できる状
態となり、その作動を簡単化することができる。
機後流側の吸気通路と排気ポート近傍およびキャタ・コ
ンバータ内に連通する二次エア供給通路と、この二次エ
ア供給通路に設けられる加圧ポンプと、この二次エア供
給通路の加圧ポンプ前流側に設けられる第1開閉バルブ
と、この第1開閉バルブと加圧ポンプとの間の二次エア
供給通路を過給機上流側の吸気通路に連通するバイパス
通路と、このバイパス通路に設けられる第2開閉バルブ
と、を備え、加圧ポンプの作動,停止および第1,第2
開閉バルブの開,閉により二次エア供給を制御する構成
としたので、第1開閉バルブを開,第2開閉バルブを閉
にすることにより、過給機後流側の過給エアを加圧ポン
プに供給する状態となり、第1開閉バルブを閉,第2開
閉バルブを開にすることにより、過給機前流側の過給さ
れない新気を二次エアとして加圧ポンプに供給できる状
態となり、その作動を簡単化することができる。
【0055】更に、本発明の請求項6にあっては、前記
第1開閉バルブの開状態,第2開閉バルブの閉状態で過
給エアを加圧ポンプに供給する状態から二次エアを供給
停止する時に、第2開閉バルブの開,第1開閉バルブの
閉,そして加圧ポンプの停止の順に制御するようにした
ので、加圧ポンプの吸入側のチョークを防止してこの加
圧ポンプの信頼性を確保することができる。
第1開閉バルブの開状態,第2開閉バルブの閉状態で過
給エアを加圧ポンプに供給する状態から二次エアを供給
停止する時に、第2開閉バルブの開,第1開閉バルブの
閉,そして加圧ポンプの停止の順に制御するようにした
ので、加圧ポンプの吸入側のチョークを防止してこの加
圧ポンプの信頼性を確保することができる。
【0056】更にまた、本発明の請求項7にあっては、
二次エアを供給停止する際、エンジンのスロットル開度
変化率に応じて第2開閉バルブの開と第1開閉バルブの
閉との間の切換時間を変化させ、スロットル変化率が大
きい程この切換時間を短縮したので、加速時のエンジン
レスポンスを向上することができる。
二次エアを供給停止する際、エンジンのスロットル開度
変化率に応じて第2開閉バルブの開と第1開閉バルブの
閉との間の切換時間を変化させ、スロットル変化率が大
きい程この切換時間を短縮したので、加速時のエンジン
レスポンスを向上することができる。
【0057】また、本発明の請求項8にあっては、過給
エアを加圧ポンプに供給する際、ブローバイおよびパー
ジエアの供給を中止したので、二次エアの供給時にこれ
らブローバイおよびパージエアが二次エア供給通路を介
して加圧ポンプに導入されるのを防止して、加圧ポンプ
を保護することができる。
エアを加圧ポンプに供給する際、ブローバイおよびパー
ジエアの供給を中止したので、二次エアの供給時にこれ
らブローバイおよびパージエアが二次エア供給通路を介
して加圧ポンプに導入されるのを防止して、加圧ポンプ
を保護することができる。
【0058】更に、本発明の請求項9にあっては、加圧
ポンプと第1開閉バルブとの間の二次エア供給通路にフ
ィルタを設けたので、フィルタで二次エア供給通路を通
過するブローバイおよびパージエアを除去することがで
き、加圧ポンプを保護することができるという各種優れ
た効果を奏する。
ポンプと第1開閉バルブとの間の二次エア供給通路にフ
ィルタを設けたので、フィルタで二次エア供給通路を通
過するブローバイおよびパージエアを除去することがで
き、加圧ポンプを保護することができるという各種優れ
た効果を奏する。
【図1】本発明の二次エア供給装置の一実施例を概略的
に示す全体のシステム図である。
に示す全体のシステム図である。
【図2】本発明が適用されるエンジンのパージエアの導
入部分を示す要部構成図である。
入部分を示す要部構成図である。
【図3】本発明が適用されるエンジンのブローバイの導
入部分を示す要部構成図である。
入部分を示す要部構成図である。
【図4】本発明の二次エア供給装置を用いた高地での二
次エア供給制御を示すフローチャートである。
次エア供給制御を示すフローチャートである。
【図5】本発明の二次エア供給装置を用いた加速状態で
の二次エア供給制御を示すフローチャートである。
の二次エア供給制御を示すフローチャートである。
【図6】本発明の二次エア供給装置に用いられる第1開
閉バルブの開閉切換特性図である。
閉バルブの開閉切換特性図である。
【図7】本発明の二次エア供給装置を用いた急加速時の
二次エア供給制御を示すフローチャートである。
二次エア供給制御を示すフローチャートである。
【図8】本発明の二次エア供給装置に用いられる第1,
第2開閉バルブの作動タイミングを示すフローチャート
である。
第2開閉バルブの作動タイミングを示すフローチャート
である。
【図9】本発明の二次エア供給装置に用いられる加圧シ
ステム作動状態でパージエア制御を示すフローチャート
である。
ステム作動状態でパージエア制御を示すフローチャート
である。
10 二次エア供給装置 12 ターボチ
ャージャ(過給機) 14 ロータリーエンジン 18 吸気通路 24 排気ポート 24a 排気ポ
ート 28 メインキャタ・コンバータ 40 二次エア
供給通路 42 加圧ポンプ 50 第1開閉
バルブ 52 バイパス通路 54 第2開閉
バルブ 70 フィルタ 72 マイクロ
コンピュータ
ャージャ(過給機) 14 ロータリーエンジン 18 吸気通路 24 排気ポート 24a 排気ポ
ート 28 メインキャタ・コンバータ 40 二次エア
供給通路 42 加圧ポンプ 50 第1開閉
バルブ 52 バイパス通路 54 第2開閉
バルブ 70 フィルタ 72 マイクロ
コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01N 3/32 301 D F02B 37/00 302 Z 9332−3G
Claims (9)
- 【請求項1】 排気系に新気を供給する加圧ポンプを備
え、この加圧ポンプを介して排気ポート近傍に新気をポ
ートエアとして供給し、およびキャタ・コンバータ内に
新気をスプリットエアとして供給する二次エア供給装置
を備えた過給機付エンジンにおいて、ポートエアの供給
領域では過給機で発生された過給エアを前記加圧ポンプ
に導入することを特徴とする過給機付エンジンの二次エ
ア供給装置。 - 【請求項2】 スプリットエアの供給領域では加圧ポン
プに導入する過給エアを制限することを特徴とする請求
項1に記載の過給機付エンジンの二次エア供給装置。 - 【請求項3】 加圧ポンプへの過給エア供給を所定気圧
以下で行うことを特徴とする請求項1または2に記載の
過給機付エンジンの二次エア供給装置。 - 【請求項4】 エンジンのスロットル開度変化率が所定
値以上の時は、加圧ポンプに過給エアを供給するのを禁
止することを特徴とする過給機付エンジンの二次エア供
給装置。 - 【請求項5】 過給機後流側の吸気通路と排気ポート近
傍およびキャタ・コンバータ内に連通する二次エア供給
通路と、この二次エア供給通路に設けられる加圧ポンプ
と、この二次エア供給通路の加圧ポンプ前流側に設けら
れる第1開閉バルブと、この第1開閉バルブと加圧ポン
プとの間の二次エア供給通路を過給機上流側の吸気通路
に連通するバイパス通路と、このバイパス通路に設けら
れる第2開閉バルブと、を備え、加圧ポンプの作動,停
止および第1,第2開閉バルブの開,閉により二次エア
供給を制御することを特徴とする過給機付エンジンの二
次エア供給装置。 - 【請求項6】 第1開閉バルブの開状態,第2開閉バル
ブの閉状態で過給エアを加圧ポンプに供給する状態から
二次エアを供給停止する時に、第2開閉バルブの開,第
1開閉バルブの閉,そして加圧ポンプの停止の順に制御
することを特徴とする請求項5に記載の過給機付エンジ
ンの二次エア供給装置。 - 【請求項7】 二次エアを供給停止する際、エンジンの
スロットル開度変化率に応じて第2開閉バルブの開と第
1開閉バルブの閉との間の切換時間を変化させ、スロッ
トル変化率が大きい程この切換時間を短縮することを特
徴とする請求項6に記載の過給機付エンジンの二次エア
供給装置。 - 【請求項8】 過給エアを加圧ポンプに供給する際、ブ
ローバイおよびパージエアの供給を中止することを特徴
とする請求項1から3または5のいずれかに記載の過給
機付エンジンの二次エア供給装置。 - 【請求項9】 加圧ポンプと第1開閉バルブとの間の二
次エア供給通路にフィルタを設けたことを特徴とする請
求項5に記載の過給機付エンジンの二次エア供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5171486A JPH0726946A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 過給機付エンジンの二次エア供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5171486A JPH0726946A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 過給機付エンジンの二次エア供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726946A true JPH0726946A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15923997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5171486A Pending JPH0726946A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 過給機付エンジンの二次エア供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726946A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09329671A (ja) * | 1996-06-11 | 1997-12-22 | Hitachi Ltd | 霧監視システム |
DE112008000249T5 (de) | 2007-01-29 | 2009-12-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi | Sekundärluftversorgungsvorrichtung für einen Verbrennungsmotor und Verfahren zu deren Steuerung |
KR101509524B1 (ko) * | 2008-05-23 | 2015-04-07 | 보르그워너 인코퍼레이티드 | 배기 피동 보조 에어 펌프 및 이를 사용하는 제품들과 방법들 |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP5171486A patent/JPH0726946A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09329671A (ja) * | 1996-06-11 | 1997-12-22 | Hitachi Ltd | 霧監視システム |
DE112008000249T5 (de) | 2007-01-29 | 2009-12-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi | Sekundärluftversorgungsvorrichtung für einen Verbrennungsmotor und Verfahren zu deren Steuerung |
US8453437B2 (en) | 2007-01-29 | 2013-06-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Secondary air supply device for internal combustion engine and control method of the secondary air supply device |
DE112008000249B4 (de) * | 2007-01-29 | 2013-10-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Sekundärluftversorgungsvorrichtung für einen Verbrennungsmotor und Verfahren zu deren Steuerung |
DE112008000249B8 (de) * | 2007-01-29 | 2014-04-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Sekundärluftversorgungsvorrichtung für einen Verbrennungsmotor und Verfahren zu deren Steuerung |
KR101509524B1 (ko) * | 2008-05-23 | 2015-04-07 | 보르그워너 인코퍼레이티드 | 배기 피동 보조 에어 펌프 및 이를 사용하는 제품들과 방법들 |
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